卵巣がんが再発したあと、どのくらい生きられるかは、一つの数字では決まりません。再発した場所と広がり、がんの性質、前の治療が終わってから再発までの期間、そして次の治療がどのくらい効くかによって、その後の経過は大きく変わります。
「再発を繰り返しながら付き合う病気」という説明は、卵巣がんの診察で聞くことのある言葉です。再発しても、治療で再びがんが小さくなり、治療を休める時期が来ることがあるからです。ただ、繰り返すうちに、効く期間や使える薬は少しずつ変わっていきます。その流れを知っておくと、次の治療を受ける意味や、休む・やめるという選択を、自分の言葉で考えやすくなります。
また、「子宮がん」と一言でいっても、子宮の奥にできる子宮体がんと、入口にできる子宮頸がんでは、性質も、再発したときに起きやすいことも違います。この記事では、三つのがんの違いを押さえたうえで、再発後の経過の考え方、治療を続ける意味の確かめ方、腹水や腸閉塞への備え、主治医への聞き方をまとめました。お腹の張りに耐えながら夜中に検索を重ねてしまうのは、それだけ真剣に自分の体と向き合っているからです。どうか自分を責めないでください。
お腹の張りに耐えながら、このページを開いた方へ
- 卵巣がんが再発して、お腹に水がたまってきた。「再発を繰り返しながら付き合う」と言われたけれど、いつまで付き合えるのか分からない。
- お腹が張って、少し食べただけで苦しくなる。手足は細くなるのに、お腹だけが大きくなっていくのが怖い。
- 次の治療を受ける意味があるのか、休んだほうが楽なのか、ひとりで考えては堂々めぐりになる。
卵巣がんが再発しました。卵巣がんや子宮がんは、あとどれくらい生きられるのですか?
一つの数字では言えません。卵巣がん・子宮体がん・子宮頸がんのどれか、どこにどのくらい広がっているか、治療がどのくらい効くかで、経過は大きく違います。卵巣がんの再発では、治療と休む時期を繰り返しながら付き合っていくことが多く、その流れの中で見通しを確かめていきます。
主治医が再発後の見通しを考えるときには、次のようなことをあわせてみています。再発した場所と数(お腹の中を覆う膜=腹膜、リンパ節、肝臓、肺など)、がんの組織の種類、前回の治療が終わってから再発までの期間、これまでの治療の効き方、体力や食事のとれ具合、腹水や腸の通りの悪さといった症状です。
このうち卵巣がんで重く見られることが多いのが、前回の抗がん剤治療が終わってから、再発までにどのくらい間があいたかです。この期間は、次にどの薬を選ぶかの手がかりになり、その後の見通しを考える材料の一つにもなります。「前回の治療から今回の再発までの期間を、先生はどう見ていますか」と聞いてみると、主治医の考えがつかみやすくなります。
卵巣がん・子宮体がん・子宮頸がんは、何が違うのですか?
できる場所も、見つかり方も、再発したときに起きやすいことも違います。卵巣がんはお腹の中に広がってから見つかることが多く、子宮体がんは不正出血をきっかけに早めに見つかることが多く、子宮頸がんにはウイルスの感染が関わっています。
卵巣がんは、卵巣にできるがんです。初めのうちは自覚症状が出にくく、お腹の中を覆う膜(腹膜)に広がって、腹水がたまってから見つかることも少なくありません。再発もお腹の中に起きやすく、腹水やお腹の張り、腸の通りの悪さにつながることがあります。一方で抗がん剤が効きやすいことの多いがんでもあり、再発しても、治療でがんが小さくなる時期を繰り返すことがあります。
子宮体がんは、子宮の奥の内側にある膜(子宮内膜)にできるがんです。閉経後の不正出血などをきっかけに、比較的早い段階で見つかることが多いとされます。再発は、手術で縫い合わせた膣の奥や骨盤の中、リンパ節、肺などに起きることがあり、ホルモン療法や抗がん剤、免疫の働きを利用する薬などが検討されます。
子宮頸がんは、子宮の入口(頸部)にできるがんで、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関わっています。再発は骨盤の中に起きることがあり、出血や痛み、腎臓から膀胱へ尿を運ぶ管が狭くなるといったことにつながる場合があります。最初の治療で放射線を使ったかどうかで、再発後に選べる治療が変わることもあります。
| がん | できる場所と見つかり方 | 再発したときに起きやすいこと |
|---|---|---|
| 卵巣がん | 卵巣。お腹の中に広がってから見つかることが多い | 腹水、お腹の張り、腸の通りの悪さ |
| 子宮体がん | 子宮の奥の内膜。不正出血で早めに見つかることが多い | 膣の奥・骨盤・リンパ節・肺などへの再発 |
| 子宮頸がん | 子宮の入口。HPVの感染が関わる | 骨盤の中の再発による出血や痛み、尿の通りの悪さ |
「再発を繰り返しながら付き合う」とは、どんな経過ですか?
治療でがんを小さくする、治療を休むか効果を保つ薬を続ける、再び大きくなったら次の治療を選ぶ、という流れを繰り返していくことを指します。繰り返すうちに、効いている期間や使える薬は変わっていくことが多く、そのたびに治療の目標を確かめ直します。
卵巣がんの再発では、多くの場合、まず抗がん剤などの治療でがんを小さくすることを目指します。効いてがんが小さくなると、治療を休める時期が来たり、再発を遅らせることを目指して薬を続ける「維持療法」が検討されたりします。その後、血液検査の腫瘍マーカー(卵巣がんではCA125がよく使われます)や画像検査、症状の変化で、がんが再び大きくなってきたと分かると、次の治療を考えます。
再発のサインは、検査の数字から先に分かることもあれば、お腹の張りや食欲の低下といった体の変化で気づくこともあります。腫瘍マーカーが少し上がっただけで、すぐに治療を始めるとは限りません。症状や画像とあわせて、次の治療をいつ始めるかを主治医と相談します。
この流れを何度か繰り返すうちに、一般に、治療が効いている期間は短くなりやすく、選べる薬も限られていく傾向があります。つらい話ですが、知っておくと、治療のたびに「今回は何を目指すのか」を確かめる意味が見えてきます。がんを小さくして治療を休める時期を作ることを目指すのか、腹水や痛みなどの症状を和らげることを優先するのか。目標は、回を重ねるごとに変わってかまいません。
- 1治療でがんを小さくする抗がん剤などで、がんの勢いを抑える
- 2休む・効果を保つ時期治療を休む、または維持療法が検討される
- 3変化に気づく腫瘍マーカーや画像、お腹の張りなどの症状
- 4次の治療を選ぶ前回の治療からの期間や体力をみて選び直す
- 5目標を確かめ直すがんを抑えるか、症状を和らげるかを、その都度相談する
次の治療を受ける意味は、どう確かめればいいですか?
「今回の治療で何を目指すのか」「受けた場合と受けない場合で、暮らしはどう変わるのか」を主治医に聞くことが出発点です。がんを小さくすることも、症状を和らげることを優先することも、治療を休むことも、それぞれに意味のある選択です。
再発を重ねると、「また治療をしても、どうせ同じでは」と感じる日もあれば、「やめたら一気に悪くなるのでは」と怖くなる日もあります。気持ちが揺れるのは、どちらの選択にも、手放したくないものがあるからです。
迷ったときは、治療の効果を数字ではなく、暮らしの言葉に置き換えて聞いてみてください。たとえば次のような聞き方があります。
- 例:「この治療が効いた場合、お腹の張りや食事はどう変わりそうですか」
- 例:「副作用で、今できていることのうち、何ができなくなりそうですか」
- 例:「治療を休んだ場合、どんな変化が起きやすいですか」
決めるのは、あなた自身です。国のガイドライン(「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」、平成30年3月改訂)でも、医療やケアの方針は本人による意思決定が基本とされています。望む医療やケアを前もって考え、家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合って共有しておく取り組みは「人生会議」と呼ばれ、一度決めたことも、体調や気持ちに合わせて変えてかまいません。治療を休む、やめると決めても、痛みやお腹の張りを和らげる緩和ケアは続きます。そもそも緩和ケアは、治療をやめた人のためのものではなく、がんと分かった時点から治療と並べて受けられるケアです。
Q1今回の治療の目標(がんを小さくする・症状を和らげる)を、主治医から聞けていますか
はいその目標が、自分の大事にしたい過ごし方と合っているかを考える
いいえ次の診察で「今回の治療で目指すことは何ですか」と最初に聞く
Q2副作用や通院の負担を、今の暮らしで受け止められそうですか
はい効き目を確かめる時期を聞いたうえで、始めてみる
いいえ量や間隔の調整、治療を休む選択も含めて相談する
検索で見る生存率は、再発した場合にも当てはまりますか?
そのままは当てはまりません。公開されている生存率は、過去に診断された方を診断時のステージで分けた数字で、再発したあとの経過を表すものではないからです。再発後の見通しは、前回の治療からの期間や、治療への反応で変わります。
生存率は、診断から一定の期間がたった時点で、生存している方の割合を示す数字です。国立がん研究センターの院内がん登録の閲覧システムは、示している生存率は過去の期間にがんと診断された方のもので、これから治療を受ける方には当てはまらない可能性がある、と注意を添えています。卵巣がんの表にも、子宮体がん・子宮頸がんの表にも、最初の治療のあと再発しなかった方と、再発を繰り返した方が、同じ欄に混ざって入っています。
数字を見る日と見ない日を、自分で選んでかまいません。見る日は「誰の、いつの数字か」を確かめてから。見ない日は「今日は見ない」と決めて画面を閉じる。それだけでも、夜の検索に振り回されにくくなります。
腹水や腸閉塞には、どう備えておけばいいですか?
お腹の張りが急に強くなる、吐く、ガスや便が止まる、強い腹痛が続く、といった変化は、次の診察を待たずに病院へ連絡するサインです。腹水を抜く処置や吐き気を抑える薬など和らげる手段があるので、どの変化でどこへ連絡するかを、今のうちに決めておくと備えになります。
卵巣がんの再発では、腹膜に広がったがんの影響で、腹水がたまったり、腸の動きが悪くなったり、腸の通り道が狭くなったりすることがあります。腸の通り道がふさがる状態を「腸閉塞」といい、お腹が張る、吐く、ガスや便が出なくなる、といった症状が出ます。
腹水の張りには、お腹に細い針を刺して腹水を抜く処置や、利尿薬などが、腸閉塞には、吐き気を抑える薬、腸の分泌を減らす薬、鼻から管を入れて胃や腸にたまったものを外に出す方法などが、状態に応じて検討されます。どれが合うかは主治医が判断します。具体的な和らげ方と食事の考え方は、[gk_link to=”post:peritoneal-metastasis-how-long-eating”]腹膜播種の腹水・腸閉塞と食事の考え方[/gk_link]に、病状が進んだ時期のお腹の張りへの関わり方は、[gk_link to=”post:colorectal-cancer-end-of-life-signs”]大腸がんの腸閉塞・腹水への備え[/gk_link]に詳しくまとめています。
日々の暮らしでは、一度にたくさん食べずに少しずつ回数を分ける、お腹を締めつけない服を選ぶ、楽な姿勢を探しておく、といった工夫が助けになることがあります。張りの強さ、食べられた量、便やガスが出たかを短く記録しておくと、主治医に伝えるときの材料になります。夜間や休日に急に悪くなったときの連絡先も、今のうちに確かめておいてください。
- お腹の張りが急に強くなった、息苦しさを伴う
- 何度も吐く、吐き気がおさまらない
- ガスや便が出なくなった
- 強い腹痛が続く
- 水分がとれず、尿が少ない
- 不正出血が増えた、量が多い
治療を休んでいる間は、どう過ごせばいいですか?
体調のよい時期は、やりたいことを先に予定に入れてかまいません。一方で、お腹の張りや食欲など、再発のサインになりうる変化を短く記録し、次の診察で伝えておくと、次の治療を考えるときの材料になります。
治療を休める時期は、副作用から体が回復し、食事や外出を楽しみやすくなる時期でもあります。会いたい人に会う、行きたかった場所に出かける、仕事に戻る。そうした予定を、再発の心配を理由に先送りしなくてかまいません。
その一方で、検査の日が近づくたびに不安が強くなり、結果を聞くまで眠れない、ということもよく起こります。検査の前の数日をどう過ごすかを決めておく、結果を一人で聞かずに誰かに付き添ってもらう、結果を聞いたあとに話せる相手を決めておく。そうした小さな準備が、気持ちの波を少し穏やかにしてくれます。
体の変化は、気づいたときに短く書き留めておきます。お腹の張り、食欲、便通、体重、不正出血の有無。記録があると、「なんとなく調子が悪い」を、主治医が判断に使える情報に変えられます。
次の治療を受けるか迷っていた人は、どう決めた?
説明のための例(実在の方の体験談ではありません)
1. 相談のあとに変わったこと
相談の翌週の診察で、女性は質問メモを読み上げました。「今回の治療で目指すのは、がんを小さくすることですか、張りを楽にすることですか」「受けない場合、どんなことが起きやすいですか」「お腹の張りを和らげる方法には何がありますか」。主治医は、今回の目標はがんを小さくしてお腹の張りを和らげ、治療を休める時期を作ることだと説明し、腹水を抜く処置についても、その日のうちに予定を相談できたそうです。女性は、張りが楽になってから治療を始めたいと伝え、二つの順番を決めました。夜中に「卵巣がん 再発 2回目 余命」と打ち込んでいた手は、今は手帳に体調を3行だけ書く手に変わっています。「迷っていたのは、目標を知らなかったからだった」。
2. 相談を考えた背景
最初の手術と抗がん剤から2年ほどで一度目の再発があり、治療で落ち着いて半年あまり休めていました。今回、お腹が少しずつ張ってきて、検査で二度目の再発と腹水が分かりました。主治医からは次の抗がん剤を勧められましたが、前回の治療で手足のしびれと脱毛がつらかった記憶がよみがえり、その場では返事ができませんでした。
3. 相談する前に困っていたこと
家に帰って調べると、再発を繰り返すたびに治療が効く期間が短くなる、という説明が目に入りました。「次も効かなかったら」「受けても意味がないのでは」。お腹の張りで横になる時間が増え、夫や息子に心配をかけまいと、昼間は平気な顔をしていました。誰に何を聞けば迷いがほどけるのかも、分かりませんでした。
4. ここを選んだ理由・決め手
通院先のがん相談支援センターも頭に浮かびましたが、張りがつらく、診察のあとに別の窓口へ回る余力がありませんでした。家で横になったまま申し込めるフォームがあり、ニックネームでいいこと、話したい時間帯を選べることを知って、平日の午前を希望して送りました。「家から出ずに話せる」ことが決め手でした。
5. 相談で話したこと・その後
担当は、卵巣がんの再発で治療のたびに確かめる「治療の目標」という考え方と、腹水を和らげる方法があることを、一般的な話として説明しました。治療を受けるべきかどうかの判断や、残りの時間の予測はしていません。女性が「受ける・受けない」の二択で考えていたことに気づき、「何を目指すのか」を聞く質問に置き換えて、3つにまとめて送りました。診察には夫が付き添い、帰りの車で初めて二人で治療の話ができたといいます。
※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。
主治医・看護師に聞く質問例
- 前回の治療から今回の再発までの期間を考えると、どんな治療が候補になりますか。
- 今回の治療で目指すのは、がんを小さくすることですか、症状を和らげることですか。
- 治療を受けない、または休む場合には、どんな変化が起きやすいですか。
- お腹の張りや腹水を和らげる方法には、何がありますか。
- 効き目は、どの検査で、いつごろ確かめますか。
- 夜間や休日にお腹の具合が急に変わったら、どこへ連絡すればいいですか。
とはいえ、何度も向き合ってきたあなたに伝えたい2つのこと
① 気持ちのこと──「またか」と思う疲れを、弱さだと思わなくていい
再発の知らせを受けるたびに、最初のときとは違う重さがのしかかります。「また治療が始まる」「また髪が抜けるかもしれない」。一度乗り越えたからこそ、次の山の高さが分かってしまう疲れがあります。その疲れは、弱さではありません。家族の前で平気な顔を続けてきた方も、ここでは泣いていいのです。気持ちの沈む日が続くときは、そのつらさも主治医やがん相談支援センターに伝えてかまいません。電話で誰かと話したいときは、24時間無料の「よりそいホットライン」(0120-279-338)が使えます。がんに限らない相談窓口です。地域の公的な相談機関につながる「こころの健康相談統一ダイヤル」(0570-064-556)もあり、こちらは通話料がかかって、受付の時間帯も地域ごとに違います。
② 実務のこと──家で過ごす支えとお金の制度を、早めにつないでおく
お腹の張りで動きにくくなったときに備えて、家での療養を支える仕組みを知っておくと安心です。介護保険は、65歳以上の方なら、要介護・要支援と認定されれば原因を問わず使えます。40〜64歳の方も、「がん(医師が一般に認められている医学的知見に基づき回復の見込みがない状態に至ったと判断したものに限る。)」が原因で認定されれば使えます。申請は市区町村の介護保険の窓口で、地域包括支援センターでも相談できます。訪問看護は、「末期の悪性腫瘍」の場合、要介護認定があっても医療保険で受けられ、医療保険の訪問看護にある日数の制限(原則週3日以内)もかかりません(主治医の指示が前提です)。医療費の自己負担には1か月ごとの上限があり、2026年8月から上限額の見直しと年間上限の新設が行われました。仕事を休んで給与が出ない会社員などの方は、傷病手当金の対象になることもあります(国民健康保険には原則としてないので、加入先に確かめてください)。どの制度が使えるかは、病院の医療ソーシャルワーカーや、がん相談支援センターで一緒に整理できます。
今日できること
[gk_howto name=”今日できること” description=”次の治療に迷う今夜から、次の診察までにできる3つのこと” heading=”none”][gk_step title=”治療の歩みを1枚にする”]最初の治療から今までの、治療の時期・効いていた期間・休めた期間を、分かる範囲で1枚に書き出す。次の治療を相談するときの材料になります。[/gk_step][gk_step title=”お腹の様子を3行で残す”]張りの強さ、食べられた量、便やガスが出たかを、毎日3行だけメモする。[/gk_step][gk_step title=”聞くことを3つ選ぶ”]上の質問例から3つ選んで紙に書く。整理が難しいときは、相談室のフォームから一緒に絞れます。[/gk_step][/gk_howto]よくある質問
[gk_faq][gk_q q=”腫瘍マーカーが上がってきました。すぐに治療を再開するのですか?”]すぐに再開するとは限りません。腫瘍マーカーは、画像で分かるより先に動くことがありますが、主治医は症状や画像検査とあわせて、次の治療を始める時期を考えます。「この上がり方で、次の治療を始める時期をどう考えますか」「次の検査はいつですか」と聞いておくと、待つ間の不安を小さくできます。[/gk_q][gk_q q=”子宮体がんの再発と卵巣がんの再発では、治療の考え方は違いますか?”]違います。がんの性質も、効きやすい薬も、再発しやすい場所も異なるからです。子宮体がんの再発では、場所や広がりによって手術や放射線、ホルモン療法、抗がん剤、免疫の働きを利用する薬などが検討されます。同じ「婦人科のがん」として一緒に考えず、自分のがんの種類と組織の型を、主治医に確かめておいてください。[/gk_q][gk_q q=”腹水を抜くと、体が弱ると聞きました。”]腹水には体の栄養分も含まれているため、抜く量や回数は、体の状態をみながら主治医が決めます。抜くとお腹の張りや息苦しさが楽になることが多い一方、しばらくすると、またたまってくることもあります。楽になる期間と体への負担をあわせて聞き、薬などほかの方法とどう組み合わせるかを相談してください。[/gk_q][gk_q q=”治療をやめたら、病院とのつながりはなくなりますか?”]がんを抑える治療をやめることは、医療から離れることではありません。痛みやお腹の張り、吐き気などを和らげる緩和ケアは続き、受ける場には、緩和ケアチーム、緩和ケア外来、緩和ケア病棟、在宅緩和ケアがあります。「治療を休んでいる間、症状の相談はどこにすればいいですか」と、主治医に先に聞いておくと安心です。[/gk_q][gk_q q=”不正出血が増えてきました。どうすればいいですか?”]子宮頸がんや子宮体がんの再発では、出血が起きることがあります。量が多い、止まらない、ふらつくといったときは、すぐに病院へ連絡してください。少量でも続くときは、次の診察を待たずに相談してかまいません。出血を抑えるために、放射線治療や止血の処置が検討されることもあります。[/gk_q][gk_q q=”誰にも話せない迷いを、どこで聞いてもらえますか?”]全国のがん診療連携拠点病院などにあるがん相談支援センターは、通院していない病院のセンターでも、無料・匿名で使えます。がんについて詳しい看護師や、生活全般の相談ができるソーシャルワーカーなどが話を聞き、相談した内容が、相談した人の同意なく外に伝わることはありません。がんと家族の相談室も、ニックネームのままフォームから申し込めて、ご希望の時間帯に担当からお電話します。[/gk_q][/gk_faq]次に読むなら
- [gk_link to=”post:peritoneal-metastasis-how-long-eating”]腹水や腸閉塞があるとき、食事はどう考えればいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:colorectal-cancer-end-of-life-signs”]お腹の張りや腸閉塞が続くとき、そばでできることは?[/gk_link]
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- [gk_link to=”page:for-patient”]再発と向き合うご本人向けの情報は、どこにありますか?[/gk_link]