親として子として後悔しないために|立場で違う後悔と減らし方

親ががんになった子どもの立場なら、後悔を減らす近道は、立派な親孝行を探すことではありません。一緒に過ごす時間をつくり、本人がこれからどう過ごしたいかを聞くことです。子どもががんになった親の立場なら、まず「守れなかった」と自分を責める気持ちを、ひとりで抱え込まないことから始まります。

立場が違えば、頭をよぎる後悔の形も変わります。子は「してあげられなかったこと」を数え、親は「防げなかったこと」を数えてしまう。どちらも、相手を大事に思っているからこそ生まれる気持ちです。

どちらの立場で読んでいても、読み終えるころに、今日伝える一言をひとつ選べるように書いています。

立場は違っても、こんな思いが頭を離れない方へ

  • 親に、親孝行らしいことを何ひとつしてこなかった気がする。
  • 子どもががんになったのに、親として守ってやれなかったと自分を責めてしまう。
  • 何をすれば、この後悔が少しでも埋まるのか分からない。

この記事で分かること

  • 子の立場と親の立場で、それぞれ浮かびやすい後悔と置き換え方
  • 「親孝行」の重さを下ろして、今日からできること
  • 離れて暮らす子が使える休みの制度と、親御さんが頼れる相談先
  • 立場が違っても共通する「伝えること」の中身

がんの親に後悔しないために、子どもとして何をしておけばいいですか?逆に子どもががんの場合は?

子として親には、一緒の時間をつくり、本人の望みを聞き、感謝を伝えること。親として子には、そばにいることと、親自身も支えを受けることです。どちらの立場でも、気持ちを言葉にして渡すことが共通の芯になります。

ご家族の方がどちらの立場にいるかで、できることの輪郭は変わります。子の立場では、親の人生の締めくくりに寄り添う側として、聞くことと伝えることが中心になります。親の立場では、子どもの治療や療養を支える側として、日々の暮らしを守りながら、自分が倒れないことが土台になります。

子として、がんの親に

  • 一緒に過ごす時間を、短くても定期的につくる
  • これからどう過ごしたいかを、少しずつ聞く
  • 感謝や思い出を、言葉にして伝える

親として、がんの子どもに

  • 子どもの「いつも通り」を一緒に守る
  • きょうだいや家族の暮らしにも目を配る
  • 親自身の気持ちを、相談できる場所に置く
立場によって変わる「できること」の中心

共通しているのは、「伝えないまま」「聞かないまま」を少しずつ減らしていくことです。後悔の中身は立場で違っても、減らし方の根っこは同じところにあります。

子どもの立場では、どんな後悔が頭をよぎりやすいですか?

たとえば「親孝行をしてこなかった」「仕事を優先してきた」「きつい言葉を言ったままだ」といった思いです。過去は変えられませんが、どれも今日から小さな行動に置き換えられます。

親ががんだと分かったとき、子どもの頭に浮かぶのは、これからのことより、これまでのことかもしれません。正月にしか帰らなかったこと。電話を面倒がったこと。進学や結婚に反対されたときの口論が、そのままになっていること。どれも、親を大事に思っていなければ浮かんでこない記憶です。

後悔を抱えたまま立ち止まらないために、過去の「しなかった」を、今日の「する」に小さく置き換えていきます。

頭をよぎる後悔今からできる小さな置き換え
親孝行らしいことをしていない一緒に食事をする、昔の話を聞く
仕事ばかりを優先してきた曜日と時間を決めて、短い電話をかける
きつい言葉を言ったままだ「あのときはごめん」と短く伝える
本人の希望を聞いてこなかった「これから、どう過ごしたい?」と聞いてみる
病気のことをよく知らない次の面会で主治医に聞く質問を3つ用意する
遠くに住んでいて何もできない手続きや親戚への連絡など、離れていてもできる役を持つ
子の立場で浮かびやすい後悔と、今からできる置き換え

本人の希望を聞くといっても、いきなり「最期はどこで」と切り出す必要はありません。重くならない聞き方は、[gk_link to=”post:questions-to-ask-parent”]がんの親に聞いておくこと[/gk_link]でも紹介しています。

「親孝行」は、今からでも間に合いますか?

間に合います。親孝行は、旅行や贈り物のような大きな出来事だけではありません。親が「親」でいられる小さな時間を重ねることも、今からできる親孝行です。

「親孝行」という言葉は、ときに重すぎます。温泉に連れて行けなかった、孫の顔を見せられなかった、と数えはじめると、できなかったことばかりが積み上がっていきます。けれど、病気の親にとってうれしいことは、もっと身近なところにあるかもしれません。

ひとつは、親を頼ることです。「あの煮物、どうやって作るの?」「この書類、どう書けばいい?」。病気になると、人は世話を受ける側に回りがちです。頼られることで、もう一度「親」の役に戻れる時間が生まれます。

もうひとつは、いつもの時間を一緒に過ごすことです。好きな野球中継を、病室で並んで見る。実家の台所で、黙ってお茶をいれる。特別なことをしない時間が、本人にとっての安心になる場合もあります。

そして、自分の暮らしが大丈夫だと見せることです。親が最後まで気にかけているのは、子どもの暮らしのことかもしれません。「仕事は落ち着いてるよ」「子どもたちも元気だよ」。それを伝えることも、親の心配をひとつ減らす親孝行です。ご本人の方がこの記事を読んでいるなら、子どもからの電話が急に増えたのは、子どもなりの「伝える」なのかもしれません。

[gk_cta_mid title=”今週、帰るかどうか迷ったら”]帰省するか、電話にするか、会社に何と伝えるか。今週の段取りを、ご希望の時間帯にお電話で一緒に整理します。[/gk_cta_mid]

離れて暮らしていて、そばにいられないときは何ができますか?

決まった時間の電話や短いメッセージ、離れていてもできる手続きや連絡の役、そして会社の休みの制度の確認です。制度を知っておくと、駆けつけるかどうかの判断がしやすくなります。

遠方に住む子どもは、そばにいるきょうだいへの申し訳なさと、何もできない焦りの間で揺れがちです。けれど、離れていてもできる役はあります。親戚への連絡係、保険や役所の手続きの下調べ、主治医への質問の取りまとめ。近くのきょうだいに「何を任せてほしい?」と聞くと、思いがけない役が見つかることもあります。

会社員の方は、休みの制度を早めに確かめておくと安心です。育児・介護休業法では、介護休暇は1年に5日(対象家族が2人以上なら10日)まで、時間単位でも取れます。要介護状態(2週間以上の期間にわたり常時介護を必要とする状態)の家族1人につき、通算93日まで、3回まで分けて取れる介護休業もあり、条件を満たせば雇用保険の介護休業給付金も受けられます。2025年4月からは、介護に直面した社員に、会社が制度を個別に知らせて意向を確かめることが義務になりました。忌引き(慶弔休暇)は法律で決まった休みではなく、会社が任意に設けるものなので、日数は就業規則で確かめておきます。

  1. 1会社の制度を確かめる介護休暇・介護休業の使い方と、申し出る相手
  2. 2きょうだいと役割を分ける近くの人は付き添い、遠くの人は連絡と手続き
  3. 3電話の時間を決める毎週同じ曜日・時間に、5分だけでも
  4. 4面会の目的を決める「聞く」「伝える」など、その日にしたいことを1つ
  5. 5連絡の順番を共有する夜に様子が変わったとき、誰が誰に知らせるか
離れて暮らす子が、今週から整えておく段取り

電話は、話題がなくてもかまいません。「今日は何食べた?」で終わる5分が、毎週日曜の夜8時に鳴る。その決まりごとが、離れている時間をつないでくれます。

子どもががんになったとき、親が自分を責めてしまうのはなぜですか?

「子どもを守るのが親の役目」という思いが強いぶん、病気までも自分の責任のように感じてしまうことがあるからです。その苦しさは、子どもを大事に思う気持ちの裏返しで、ひとりで抱えるものではありません。

「もっと早く気づいていれば」「代われるものなら代わりたい」「きょうだいに我慢ばかりさせている」。子どもががんになった親の胸には、いくつもの「ごめんね」が積み重なります。夜、寝顔を見ながら検索を続けてしまう日もあるでしょう。

原因について自分を責める気持ちが強いときは、その疑問をひとりで抱えず、主治医にそのまま聞いてください。「親の何かが原因だったのでしょうか」は、聞いてよい質問です。答えを聞いて初めて、肩の力が少し抜けることもあります。

子どもが大人になってからがんになった場合も、親の苦しさは変わりません。思春期から30歳代ごろの人は「AYA世代」と呼ばれ(国立がん研究センター がん情報サービスでは主に15歳から30歳代まで、厚生労働省では15歳〜39歳)、進学や仕事、結婚や子育てと治療が重なりやすい年代です。この場合に親ができるのは、先回りして決めることより、「何をしてほしい?何はしてほしくない?」と聞いて、本人の選び方を支えることです。

子どもががんのとき、親が今日からできることは何ですか?

子どもの「いつも通り」を一緒に守ること、きょうだいにも目を向けること、親自身の気持ちの置き場所をつくることです。小児がん拠点病院のがん相談支援センターなど、親が頼れる窓口があります。

入院中でも、好きなキャラクターのタオル、毎晩の読み聞かせ、決まった時間のビデオ通話など、家での習慣をひとつ病室に持ち込むと、子どもにとっての「いつも通り」が残ります。子ども本人への病気の説明は、年齢や理解に合わせて、主治医や看護師と相談しながら進めます。きょうだいには、短くても一対一の時間をつくり、「あなたのことも大事に思っている」と言葉で伝えます。

親自身のことも後回しにしないでください。子どもの治療を支えながら仕事や家のことも回し続ける親は、自分の気持ちをいちばん最後に回しがちです。国立がん研究センターのがん情報サービスも、そうした家族を「第二の患者」ともいわれる存在として紹介しています。子どもの前で泣けない親御さんほど、気持ちを置いておける場所が必要です。

親御さんの相談先

  • 主治医・病棟の看護師治療や体調の変化、原因についての疑問
  • 小児がん拠点病院のがん相談支援センターその病院にかかっていなくても無料・電話で相談できる
  • がんの子どもを守る会小児がん専門のソーシャルワーカーが相談に応じる
  • 地域のがん相談支援センター家族だけでも無料・匿名で使える
  • がんと家族の相談室評価も助言もしない20分、気持ちをただ聞く
子どもががんのとき、親御さんが頼れる相談先

小児がん拠点病院は、地域の小児がん医療と支援の中心として厚生労働大臣が指定した病院です。公益財団法人がんの子どもを守る会の相談は、東京(03-5825-6312)と大阪(06-6263-2666)で、平日10時〜17時(年末年始を除く)に受け付けています。治療中の子どもの体調が急に変わったときは、まず治療を受けている病院の連絡先へ。命に関わると感じたら、ためらわず119番に電話してください。

[gk_cta_mid title=”子どもの前では泣けない親御さんへ”]「守れなかった」という気持ちを、評価も助言もせずに20分お聞きします。ご希望があれば、記録も残しません。[/gk_cta_mid]

親や子どもの代わりに大事なことを決めるとき、後悔を減らすには?

本人の言葉を手がかりに、「本人ならどう選ぶか」を家族と医療者で一緒に考えることです。ひとりで抱えて決めず、迷いが残るときは別の医師の意見を聞く道もあります。

子の立場では、親が意思を伝えにくくなったとき、治療を続けるか、どこで過ごすかを家族が決める場面が来ることがあります。親の立場では、子どもが幼ければ、治療の選択そのものを親が担います。こうした「代わりに決めた」場面は、あとになって「あれでよかったのか」と振り返りやすいところです。

国が示している「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」でも、出発点は本人が自分で決めることです。本人の意思が確かめられないときは、家族が「本人ならどう考えるか」を推し量り、医療・ケアチームと話し合いながら、本人にとって最善の方針を探す流れが示されています。決める重さを、家族ひとりが背負う仕組みにはなっていません。

その「推し量る」ときの手がかりは、元気なうちの何気ないひとことです。「管につながれてまで長生きしたくない」「最後まで家にいたい」。聞いた覚えがあれば、日付と一緒にメモに残しておきます。

治療の選び方に迷いが残るときは、セカンドオピニオン(診断や治療の選択について、担当医とは別の医師に意見を求めること)を受ける道もあります。転院が前提ではなく、担当医に紹介状や検査データを用意してもらって受けるものです。公的医療保険がきかない自由診療なので費用は全額自己負担で、額は病院によって違います。どこの病院で受ければいいか決められないときは、がん相談支援センターに尋ねてみてください。

立場が違っても、共通して伝えておきたいことは何ですか?

感謝と、愛情と、「こっちは大丈夫」という安心の3つです。長い手紙を用意するより、今日のひとことのほうが、相手に届く機会を早くつくれます。

子から親へなら、「育ててくれてありがとう」より、「運動会のたびに、早起きして場所取りしてくれてありがとう」のように、具体的な場面を添えた感謝のほうが照れずに言えて、相手の胸にも残りやすくなります。親から子へなら、「あなたが生まれてきてくれてよかった」「あなたのせいじゃないよ」。そして、どちらの立場でも、相手が心配していることに「大丈夫」と応える言葉が、安心を渡します。

言葉にする前に、次のことを確かめておくと、今日のひとことが決まりやすくなります。

  • 相手が今、いちばん気にかけていることは何か
  • 一緒に笑った場面を、ひとつ思い出せるか
  • 「ありがとう」の前に、具体的な場面を添えられるか
  • 言ったあと、返事を求めずにいられるか
  • 直接が難しければ、手紙やメッセージに置き換えられるか
今日のひとことを決める前に、確かめること

立場ごとの言葉の例は、[gk_link to=”post:words-for-parent-or-child”]親に・子どもに伝える言葉の例[/gk_link]にまとめています。

遠くに住む息子は、「親孝行」の重さをどう下ろした?

説明のための例(実在の方の体験談ではありません)

どなたの例か
40代・息子の立場(地方に住む父が入院中。本人は都市部で会社勤め、実家の近くに姉が住む)
相談のあとに変わったこと
「親孝行らしいこと」を探すのをやめ、毎週日曜の夜8時に父へ電話するようになった。時間単位の介護休暇と有給を組み合わせ、2週に1度、半日の面会ができるようになった。

1. 相談のあとに変わったこと

相談のあと、父への電話は毎週日曜の夜8時と決まりました。話すのは5分から10分ほど。夕食に何が出たか、病棟の窓から何が見えるか、それだけの日もあります。会社に確かめたうえで介護休暇を時間単位で使い、足りない分は有給で補うことにして、月に1度だった帰省は、2週に1度の半日の面会に変わりました。「親父の声を聞くのが、日曜の決まりごとになった」と話しています。

2. 相談を考えた背景

父の入院が決まったのは、夏の終わりでした。実家の近くに住む姉が付き添いや洗濯を引き受け、自分は電話で様子を聞くだけ。姉から「来られるときでいいよ」と言われるたびに、ありがたさと同じくらい、申し訳なさが募っていったといいます。

3. 相談する前に困っていたこと

夜中に「親孝行 今からできること」と検索すると、出てくるのは旅行や記念日の贈り物ばかりでした。父の体力では旅行は難しく、贈り物も何がいいのか分かりません。会社の休みの制度も、介護休業という言葉は知っていても、自分が使えるのかどうかまでは調べられずにいました。

4. ここを選んだ理由・決め手

父が入院している病院のがん相談支援センターにも電話しようと考えましたが、仕事の合間にかけるタイミングがつかめませんでした。フォームなら夜中に送れて、折り返しの時間帯を「平日の昼休み」と指定できたことが決め手になりました。名前はニックネームで送ったそうです。

5. 相談で話したこと・その後

昼休みの電話で最初に口から出たのは、「何もしてこなかった」という言葉でした。担当は20分ほど、その言葉をさえぎらずに聞きました。そのあと「今週帰るか」「会社に何と伝えるか」を一緒に整理し、会社の窓口に確かめることを2つ書き出しました。父の病状の見通しを尋ねたときは、担当は予測を口にせず、次の面会で主治医に聞く質問を3つにまとめて送りました。いまは親戚への連絡を引き受けていて、姉からは「連絡係がいるだけで、だいぶ楽」と言われたそうです。

※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。

医師・看護師に聞く質問例

  • 離れて暮らす家族として面会に来るなら、どのくらいの間隔がよいでしょうか。
  • 本人の負担にならない電話の時間帯や長さはありますか。
  • 本人が病棟で話している「これからの希望」があれば、家族にも教えていただけますか。
  • (子どもががんの場合)親の何かが原因だったのかが気になっています。説明していただけますか。
  • (子どもががんの場合)きょうだいへの伝え方を相談できる人は、病院にいますか。

とはいえ、立場を超えて伝えたい2つのこと

① 気持ちのこと──「もっとできた」は、相手を思う気持ちの大きさです

子の立場でも親の立場でも、「もっとできたはず」という思いが消えきることはないかもしれません。けれど、その思いの大きさは、そのまま相手を大事に思ってきた気持ちの大きさです。後悔を消そうとするより、その気持ちを今日のひとことや、次の電話に少しずつ移していく。そう考えると、後悔は「足りなかった証拠」ではなく、「これからできることの目印」に変わります。苦しさが強く、眠れない日が続くときは、主治医やがん相談支援センター、こころの相談窓口にも頼ってください。厚生労働省のサイト「まもろうよ こころ」には、電話やSNSで話せる相談先がまとめられています。

② 実務のこと──家で過ごすための制度と、付き添いの体制を知っておく

子の立場なら、親が「家に帰りたい」と言ったときのために、介護保険の仕組みを知っておくと動きやすくなります。65歳以上の人は、要介護・要支援と認定されれば、原因を問わず介護保険を使えます。40〜64歳の人も要介護認定を受けることが前提で、使えるのは特定疾病が原因の場合に限られます。がんはそのひとつです(厚生労働省の表記では、医師が一般に認められている医学的知見に基づき回復の見込みがない状態に至ったと判断したものに限る)。申請は市区町村の窓口で行い、結果の通知までは原則30日以内です。最初の相談は、市区町村の介護保険の窓口か、地域包括支援センターへ。親の立場なら、病院での付き添いと、家に残るきょうだいの暮らしを、両親や祖父母のあいだでどう分け合うかを早めに話しておくと、誰かひとりが抱え込まずに済みます。どちらの立場の相談も、がん相談支援センターで受け付けています。相談室も、電話(050-1720-6000)、LINE、フォームで受け付けています。電話は平日9:00〜18:00は担当が直接お受けし、それ以外の時間は自動音声で受け付けて、翌朝9時までに担当から折り返します。

今日できること

[gk_howto name=”今日できること” description=”自分の立場で、今夜から明日にできる3つ” heading=”none”][gk_step title=”頭をよぎる後悔を1つ書く”]浮かんでいる後悔を1つだけ紙に書き、その横に「今日からの置き換え」を1行添える。[/gk_step][gk_step title=”連絡の決まりごとを1つ作る”]子の立場なら電話の曜日と時間、親の立場ならきょうだいと過ごす時間を、カレンダーに入れる。[/gk_step][gk_step title=”今日のひとことを決める”]「ありがとう」に具体的な場面を1つ添えて、次に会ったときか、今夜のメッセージで伝える。[/gk_step][/gk_howto]

よくある質問

[gk_faq][gk_q q=”親孝行らしいことを何もしてこなかったので、今さら何をしても遅い気がします。”]遅くはありません。親孝行は、これまでの年月を取り戻すことではなく、今の親が「親」でいられる時間をつくることでもあります。料理の作り方を聞く、昔の写真を一緒に見る、病室で好きな番組を並んで見る。どれも今日からできます。過去を数える代わりに、次に会う日の予定を1つ決めてみてください。[/gk_q][gk_q q=”親に感謝を伝えたら、「もう長くない」と思っているように受け取られませんか?”]改まった場で「最後だから」と切り出すと、そう受け取られることはあるかもしれません。具体的な思い出を添えて、日常の会話の中で短く伝えると、重くなりにくくなります。たとえば「この前の梅干し、やっぱりおいしかった。ありがとう」。伝える時期や言い方の工夫は、[gk_link to=”post:words-to-convey-at-the-end”]最期に伝える言葉[/gk_link]の記事でも紹介しています。[/gk_q][gk_q q=”きょうだいの中で、自分だけ遠くに住んでいて負い目があります。”]負い目を感じるのは、そばにいるきょうだいの大変さが見えているからです。その気持ちは、まず言葉にして渡してください。「いつも任せきりでごめん。ありがとう」。そのうえで、連絡係や手続きの下調べ、主治医への質問の取りまとめなど、離れていてもできる役を引き受けると、近くのきょうだいの負担が実際に軽くなります。帰省の回数より、「任せられる人がいる」ことが支えになる場合もあります。[/gk_q][gk_q q=”子どもががんになったのは、親のせいでしょうか?”]原因を自分に結びつけて考えてしまうのは、子どもを大事に思うからこその自然な反応です。けれど、国立がん研究センターのがん情報サービスは、子どものがんについて、大人のがんとは異なり生活習慣に発生の原因があると考えられるものは少ない、と説明しています。育て方や家での過ごし方をさかのぼって、親が自分を責めなくていいのです。それでも気持ちが晴れないときは、主治医に「親の何かが原因だったのでしょうか」と、そのまま聞いてください。小児がん拠点病院のがん相談支援センターでも、こうした気持ちを相談できます。[/gk_q][gk_q q=”大人になった子どもががんになりました。親としてどこまで関わればいいですか?”]大人の子どもには、治療や暮らし方を自分で選ぶ力と権利があります。親が先回りして決めるより、「何をしてほしい?」「何はしてほしくない?」と聞き、返ってきた答えに沿って動くほうが、本人の支えになります。配偶者やパートナーがいる場合は、その人の役割も尊重します。どう関わればいいか迷うときは、がん相談支援センターで、家族の立場から相談できます。[/gk_q][gk_q q=”後悔で眠れない夜、誰かに話を聞いてほしいときは?”]後悔の話を途中でさえぎらず、評価も助言もせずに20分ただ聞く。相談室では、そういう時間を申し込めます。ご希望があれば記録も残しません。LINEなら、眠れない夜のうちにひとこと送っておけます。夜に届いたものは、翌朝いちばんに読んで返事します。今すぐ声で話したいときは、24時間・無料で受け付けているよりそいホットライン(0120-279-338)も使えます(がん専門の窓口ではありません)。[/gk_q][/gk_faq]

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あなたの立場で、今週の段取りを一緒に

[gk_form_cta]フォームには、どなたのことか(親御さん・お子さん)と、いちばんの気がかりをひとことお書きください。送ってすぐに届く受付確認のメールで、届いたことが分かります。そのうえで、ご希望の時間帯に担当がお電話をおかけします。帰省や電話の決まりごと、会社への伝え方など、あなたの立場に合わせて今週の段取りを一緒に整理します。[/gk_form_cta]

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ほいくの相談室 編集部。保育士の方からの相談で多く聞かれる悩みをもとに、公的な資料で確認できる情報をまとめています。