相談者が、言いにくそうに少しずつ症状を話し始める。こちらも声の調子に耳を澄ませて、次の質問を探している。そのとき、ドアの向こうで子どもの泣き声が上がる。あるいは玄関の鍵が開いて、「ただいま!」と大きな声が廊下に響く。在宅で電話の仕事をしてみたいと考えたとき、こんな場面が真っ先に頭に浮かぶ方もいるでしょう。
在宅なら、子どもの帰りを家で待てる。熱を出した日も、すぐそばにいられる。そう思って調べ始めたのに、「静かな個室が必要」「第三者がいない環境で」といった求人の言葉を見て、自分の家では無理かもしれないと手が止まってしまう。
子どもがいる家でも、看護師が電話やオンラインで働くことはできます。ただ、その前提になるのは「気合いで静かにさせる」ことではありません。働く時間、働く部屋、家族との約束の3つを、先に整えておくことです。
ここでは、子どもの声や生活音がなぜ問題になるのかを整理したうえで、部屋の選び方、ヘッドセット、子どもが家にいる時間の避け方、急に部屋に来たときの対応、預け先の考え方を順に紹介します。
子どもがいてもできる看護師のリモートワークは?
子どもがいてもできる看護師のリモートワークはあります。ただし、電話やオンラインの仕事は、子どもが家にいない時間に働くか、声が届かない扉のある部屋を用意できることが前提です。子どもが家にいる時間にも働きたいなら、声を出さないチャットの相談や、時間をずらせる医療ライターの仕事が現実的な候補になります。
子どもがいる家で働くことには、よい面もあります。帰ってきた子どもの顔を見て「おかえり」と言える。熱が出たとき、すぐそばにいられる。その時間を守るためにも、働く時間と場所の線引きを先に決めておくことが大切です。
仕事によって、子どもがいることで困る場面は違います。電話の仕事では声が相談者に届くことが、オンラインの面談では画面に映り込むことが、チャットの仕事では画面をのぞかれることが問題になります。まずは、仕事ごとの「困りごと」を並べてみましょう。
| 仕事 | 困ること | 子どもが家にいる時間 |
|---|---|---|
| 電話の健康相談 | 声が相談者に届く | △一部あり 扉のある個室なら |
| オンラインの面談 | 声に加えて画面に映る | ×なし 避けたい |
| 夜間オンコール代行 | 夜中の通話で子どもが起きる | △一部あり 寝室から離れた部屋で |
| チャットの相談 | 画面をのぞかれる | ◯あり 声は出ない |
| 医療ライター | 集中が途切れやすい | ◯あり 時間をずらせる |
編集部まとめ
夜間オンコール代行は、子どもが寝た後の時間に働けるシフトがある仕事です。たとえばある求人では、夜間のシフトに22:00〜翌3:00などが設けられていました[1]。ただ、その会社の仕事は、介護施設からの電話を受けながらパソコンでレポートを作って送るものなので[1]、話し声とキーボードの音で子どもが目を覚ますこともあります。寝室から離れた部屋を使えるかどうかが分かれ目です。
チャットの相談は、声を出さないぶん子どもがいる家でも始めやすい仕事です。仕事の中身と向く人は看護師のチャット相談の仕事にまとめています。電話の健康相談の仕事全体については、在宅の電話健康相談の看護師求人で詳しく紹介しています。
子どもの声や生活音は、なぜ問題になる?
子どもの声や生活音が問題になる理由は、「うるさいから」だけではありません。相談者への配慮、守秘、会社の決まりという3つの理由が重なっているからです。理由が分かると、どこまで準備すればいいのかも見えてきます。
相談者が話しにくくなる
健康の相談をする人の中には、家族にも言いにくい悩みを、勇気を出して電話してくる人がいます。電話の向こうで別の人の声が聞こえると、「ほかの人に聞かれているのでは」と感じて、大事なことを話せなくなることがあります。子どもの声は、相談者にとって「この電話はひとりで聞いてもらえていない」という合図になってしまうのです。
聞く側の集中にも関わります。電話の相談では、相手の息づかいや言いよどみ、声の張りといった小さな手がかりから、状態を想像します。後ろで子どもの声がすると、その手がかりを聞き逃しやすくなります。病棟で、ナースコールが鳴り続ける中で申し送りを聞いた経験がある方なら、想像しやすいかもしれません。
相談の内容が家族に聞こえてしまう
反対の向きの問題もあります。看護師には、仕事で知った人の秘密を、正当な理由なく漏らしてはならない義務があります[2]。自分の声で相談者の症状や名前を復唱すれば、隣の部屋にいる家族に聞こえるかもしれません。子どもは悪気なく、聞いた言葉をそのまま口にします。守秘の点から見ると、わが子も「第三者」になるということです。
声だけでなく、画面と紙にも気を配ります。席を立つときはパソコンの画面をロックし、相談のメモは仕事が終わったらすぐにしまう。チャットの仕事でも、この2つは欠かせません。自宅で働くときの情報の扱い方は、在宅で働く看護師の個人情報と守秘義務でくわしく取り上げています。
会社が働く環境の条件を決めている
在宅の仕事では、会社が働く環境の条件を求人に書いていることがあります。たとえば特定保健指導のオンライン面談の求人では、第三者がいない個室で、生活感のない白い背景、雑音のない環境で面談すること、重要書類を施錠して保管できる場所があることなどが条件とされていました[3]。子どもがいる家に置き換えると、次のような意味になります。
| 求人の条件(例) | 子どもがいる家で考えること |
|---|---|
| 第三者がいない個室 | 子どもが入らない部屋を決める |
| 雑音のない環境 | 泣き声やテレビの音が入らない |
| 生活感のない白い背景 | おもちゃや洗濯物を映さない |
| 重要書類を施錠して保管 | 子どもの手が届かない場所に |
| ネット環境は自分で整える | 家族の動画で回線が重くならない |
出典:株式会社ベネフィット・ワン(HERP上の採用ページ)「特定保健指導(オンライン面談)の募集ページ」[3]
これは1社の求人の条件ですが、在宅で人と話す仕事を考えるときの目安になります。同じ求人では、ネット環境は自分で整える必要があり、ポケットWi-Fiは使えないとされていました[3]。回線を含めた家の環境を一度点検したい方は、在宅ワークに必要なパソコンとネット環境のセルフチェックを使ってみてください。
どの部屋で働く?音が入りにくい場所の選び方
働く部屋を選ぶときの基本は、「扉がある」「子どもが過ごす場所から離れている」「玄関から遠い」の3つです。広さや机の立派さより、音がどこから入ってくるかを先に考えます。下の図は、家の中によくある場所ごとの、音の入りにくさの目安です。
部屋の候補が決まったら、仕事をする時間帯に、実際にその部屋で5分ほど座ってみてください。子どもの帰宅の声、テレビ、洗濯機、外を走る車。思っていたより多くの音が聞こえるはずです。聞こえた音を書き出し、扉を閉める、時間をずらす、家電を使う時間を変える、のどれで防げるかを考えます。
背景も確かめておきましょう。オンラインの面談では、カメラに映る壁におもちゃや子どもの作品が貼ってあると、相談者の気が散ります。壁の向きを変えられないときは、無地の布や仕切りで背景を整える方法もあります。
見落としやすいのが、インターホンと家電の音です。インターホンは仕事の時間だけ音を小さくし、宅配は置き配や受け取りの時間指定にまとめておくと、通話中に鳴る心配が減ります。洗濯機や掃除機、食器洗い機も、シフトの前後に動かす時間を決めておきましょう。
ヘッドセットで防げる音、防げない音
電話の仕事では、ヘッドセットを使うと、自分の声が部屋の外に漏れにくくなり、相談者の声も家族に聞こえにくくなります。周りの音を拾いにくいマイクを選べば、離れた部屋のテレビの音くらいなら、相談者に届きにくくなります。
耳を覆う形にも違いがあります。片耳のタイプは、子どもが呼ぶ声や玄関の音に気づきやすい半面、相談者の声が少し聞き取りにくくなることがあります。両耳のタイプは相談に集中しやすいかわりに、家の中の様子に気づきにくくなります。子どもが家にいる時間に働くかどうかで、選び方が変わります。
ただし、ヘッドセットで防げるのは「小さな音」までです。すぐ近くで子どもが泣いたり、部屋に入ってきて話しかけたりすれば、声はマイクに入ります。ヘッドセットは部屋選びの代わりにはならない、と考えておきましょう。種類や選び方、回線との組み合わせは在宅ワークのネット回線とヘッドセットの選び方にまとめています。
子どもが家にいる時間を避けるには?
いちばん確実な方法は、子どもが家にいない時間にシフトを置くことです。小学生なら学校にいる時間、未就学児なら保育園や幼稚園にいる時間が、電話の仕事の中心になります。下の図は、小学生と保育園児がいる家で、日中のシフトを置く例です。
気をつけたいのは、子どもの予定が毎日同じではないことです。下校が早い曜日、行事の振替休日、学級閉鎖、夏休み。シフトを決めるときは、ふだんの週だけでなく「いちばん早く帰ってくる日」に合わせて考えると崩れにくくなります。長期休みの間は、シフトの数を減らせるかどうかも応募の前に確かめておきましょう。夏休みなら、学童に通う日を増やす、シフトを減らす、祖父母の家で数日過ごしてもらう、といった方法を組み合わせ、休みに入る前に1か月分の予定表を作っておくと慌てずにすみます。
預け先を先に考えておく
子どもが家にいる時間にも働く必要があるなら、預け先を先に確保しておきます。学童保育(放課後児童クラブ)、幼稚園の預かり保育、一時保育、地域で子どもを預かり合うファミリー・サポート・センター、祖父母など。利用の条件や空きは地域によって違うので、お住まいの市区町村の窓口で確かめてください。在宅で働く場合に保育園の利用を申し込めるかどうかも、同じ窓口で聞けます。
子どもが学校や園にいる時間だけで、シフトを組めますか?
その時間に電話の仕事を置き、長期休みと急な休みの備えだけ先に考えましょう。
預け先や、見てくれる家族がいるかを考えましょう。
学童や家族など、子どもを見てくれる人や場所を確保できますか?
その時間に、扉のある部屋で電話の仕事をする形が考えられます。
声を出さないチャットの相談や、時間をずらせるライターから始めましょう。
家族が家にいる時間はどう考える?
子ども以外の家族が家にいる時間も、考え方は同じです。配偶者も在宅勤務をしている日は、2人とも電話をする時間が重ならないか、部屋を分けられるかを確かめます。祖父母と同居している場合や、子どもが中学生・高校生の場合も、相談の内容が聞こえれば守秘の問題は変わりません。家族が大人でも、仕事の時間と部屋は共有しておきましょう。
子どもの年齢によって、預け先の選び方も働ける時間も変わります。年齢ごとの考え方は子育て中の看護師におすすめの在宅ワークを、1日の時間割の作り方は主婦の看護師が家事の合間にできる在宅ワークを参考にしてください。
子どもが急に部屋に来たらどうする?
どれだけ準備をしても、子どもが急に部屋に来ることはあります。大事なのは、そのときに慌てないように、手順を先に決めておくことです。子どもにも分かる合図と、入ってきたときの動きを、家族で話し合っておきましょう。
- 1合図を決める
扉の札や小さなライトなど、「いまは仕事中」が子どもにも分かる印を決めます。
- 2呼んでよい場面を決める
けがや具合が悪いときなど、仕事中でも呼んでよい場面を子どもと約束します。
- 3入ってきたときの動きを決める
マイクを切る、相談者に断る、子どもに合図する、の順番を決めておきます。
- 4終わったら話を聞く
待てたことをほめてから、用事を聞きます。
合図は、子どもの年齢に合わせて選びます。字が読めない子には色で、たとえば「赤い札はお仕事中、青い札は入っていいよ」と決めると伝わりやすくなります。小学生なら、扉の前にホワイトボードを置いて、用事を書いておいてもらう方法もあります。
相談者への声かけも、言い方を決めておくと慌てません。たとえば「申し訳ありません、少しだけお待ちいただけますか」と断ってからマイクを切り、戻ったら「お待たせしました。先ほどのお話の続きを伺えますか」と再開する。言い方や保留のしかたに会社の決まりがあれば、それに従います。
相談の途中で保留にしたり、ほかの人に代わってもらったりできるかは、会社の仕組みによって違います。子どもがけがをしたときなど、どうしても相談を続けられない場合にどうするかを、働き始める前に会社に確かめておきましょう。どんなときも、子どもの安全がいちばんです。
モデルケース:子どもの帰宅時間とシフトをずらし、扉に札をかけたMさん
モデルケース(架空の例)
シフトの終わりを16時から14時半に。扉の札の約束で、通話に子どもの声が入らなくなった
- 4回0回通話に子どもの声が入った回数(1か月)
- 6回1回仕事中に子どもが部屋に来た回数(1か月)
- 16時14時半シフトの終わりの時刻
このモデルケースは、在宅ワークを考える看護師が抱えやすい状況を想定して、編集部が作成した架空の例です。実在の人物・団体とは関係ありません。数字は説明のための例で、同じ結果になることを約束するものではありません。
成果
Mさんは、会社にシフトの時間をずらしてもらい、仕事の終わりを16時から14時半に早めました。小学2年生の長男が帰ってくる前に仕事を終えられるようになり、通話に子どもの声が入ることはなくなりました。寝室の扉には、家族で決めた「お仕事中」の札がかかっています。
Mさん:声が入るたびに、相談の方に申し訳なくて。時間と部屋を変えただけで、こんなに落ち着いて話せるとは思いませんでした。
背景
Mさんは2児の父で、救命救急センターで10年働いた後、在宅の電話健康相談の仕事に移りました。妻は病棟の看護師で夜勤があり、夜勤の日は子どもの世話をMさんが受け持ちます。在宅で働けば、妻の夜勤と子どもの送り迎えを両立できると考えたことが、転職のきっかけでした。
困っていたこと
シフトは10時から16時で、リビングの一角にパソコンを置いて働いていました。長男は15時半に帰ってくるため、毎日の最後の30分は、帰宅の声や「おなかすいた」という声と重なります。相談者から「お子さんですか」と聞かれたこともあり、相談の内容が子どもに聞こえていないかも気になっていました。
選んだ理由
声を出さないチャットの仕事に移ることも考えましたが、Mさんは電話で相手の声の様子を聞きながら判断する仕事に手応えを感じていました。そこで、仕事を変えるのではなく、時間と場所と家族との約束を変えることにしました。上司に相談すると、働き始めて半年がたっていたこともあり、朝のシフトへの移動を受け入れてもらえました。
Mさん:電話の相談が好きなので、やめるより、続けられる形を探したかったんです。
始め方と工夫
寝室の机の向きを変えて背景を白い壁にし、周りの音を拾いにくいヘッドセットに替えました。扉には長男と一緒に作った札をかけ、「赤はお仕事中、青は入っていい」「けがをしたときだけはノックしていい」と約束しました。下校の早い水曜日は、長男が学童で過ごします。次男の保育園の送りは、8時すぎに済ませてから仕事を始めています。妻も「14時半に終わるなら、夕方から安心して夜勤に出られる」と賛成してくれました。
Mさんの例で効いたのは、仕事を変えずに、時間・部屋・約束の3つを組み替えたことでした。子どもに静かにしてもらうのではなく、子どもが静かにしなくてもいい時間に働く。発想を変えたことが、家族全員の気持ちを楽にしました。
以前
リビングの一角で10時〜16時。最後の30分は長男の帰宅と重なる
いま
扉のある寝室で8時半〜14時半。扉には「お仕事中」の札
気をつけたいこと:子どもに「静かに」を求めすぎない
子どもがいる家で電話の仕事をするとき、いちばん無理が出やすいのは、子どもに我慢を求め続けることです。「お仕事中だから静かにして」が毎日長く続くと、子どもは家でのびのび過ごせなくなり、親の側も声が入らないかと気を張り続けて疲れてしまいます。
よいところ
- 通勤がなく、子どもの帰宅や体調の変化に気づきやすい
- 子どもがいない時間に集中して働ける
- 経験を生かして、人の役に立つ実感がある
気をつけたいところ
- 子どもが家にいる時間は、電話の仕事を置きにくい
- 子どもの急な病気や学級閉鎖でシフトが崩れる
- 部屋や回線など、家の環境を整える手間がかかる
未就学の子どもと日中ずっと二人きりで過ごす時期は、電話やオンラインの仕事を入れるのは現実的にかなり難しくなります。その時期は、声を出さない仕事や、夜に短く区切れる仕事を選ぶか、預け先が決まるまで待つのも1つの判断です。子どもの病気の日は、休む前提でシフトを組み、交代の仕組みがある職場を選んでおくと安心です。
待っている子どもの気持ちにも目を向けておきたいところです。仕事が終わったら15分だけ一緒におやつを食べる、札が青に変わったら話を聞く、といった「待ったあとの楽しみ」を決めておくと、子どもは約束を守りやすくなります。我慢の約束と、楽しみの約束を、いつもセットで考えましょう。
介護や子育てと在宅の仕事の組み合わせ方の全体は、看護師が介護・子育てと両立する在宅ワークで整理しています。在宅で働くことを家族に理解してもらう話し合いの進め方は、在宅で働くことを家族にわかってもらう方法が参考になります。
今日からできること
電話の仕事を始める前に、家の中でできる準備があります。応募する前に済ませておくと、面接で働く環境を聞かれたときにも、自信を持って答えられます。
チェックした数:
応募の前に、仕事をする予定の時間帯に、その部屋で1週間ほど読書や勉強をして過ごしてみるのもおすすめです。子どもが何回来るか、どんな音が聞こえるかが、実際の数で分かります。お試しの1週間で見えた困りごとを1つずつつぶしておけば、働き始めてから慌てずにすみます。
よくある質問
子どもが小さいうちは、在宅の電話の仕事は無理ですか?
無理ではありませんが、子どもを見てくれる人や場所がない時間に電話の仕事をするのは難しいのが実際です。保育園や家族の協力がある時間に働くか、その時期は声を出さないチャットの相談やライターから始める方法もあります。
通話に子どもの声が少し入ってしまったら、どうすればいいですか?
相談者にひと言おわびをして、相談を続けられるかを確かめましょう。会社に報告の決まりがあれば従います。何度も続くようなら、働く時間帯や部屋を見直す合図だと考えてください。
子どもが熱を出した日は、どうすればいいですか?
子どもの看病が必要な日は、無理に働かず休むのが基本です。シフトの交代のしかたを、働き始める前に会社に確かめておきましょう。雇われて働く場合は、子の看護等休暇などの制度が使えるかどうかも、就業規則で確かめておくと安心です[4]。
子どもが寝た後の夜なら、電話の仕事をしてもいいですか?
夜のシフトがある仕事なら考えられます。ただ、夜中に子どもが目を覚ましたり、話し声で起きたりすることもあるので、寝室から離れた部屋を使えるかが大切です。夜間の待機中の過ごし方はオンコール待機中の過ごし方で紹介しています。
リビングでしか働けない場合は、どうすればいいですか?
扉のない場所での電話やオンラインの仕事は、相談者への配慮と守秘の点で難しくなります。個室を条件にする求人もあります[3]。家族がいない時間だけ働くか、チャットの相談やライターなど、声を出さない仕事を選ぶのが現実的です。
子どもが中学生や高校生なら、家にいても電話の仕事はできますか?
小さい子どもより協力してもらいやすくなりますが、相談の内容が聞こえれば守秘の問題は同じです。扉のある部屋で働くことと、仕事の時間を家族で共有しておくことは変わりません。オンライン授業や友達との通話など、子どもの側の音にも気を配りましょう。
面接で、家で働く環境を聞かれたらどう答えればいいですか?
働く部屋、子どもが家にいる時間とシフトの関係、預け先の3つを具体的に答えられるようにしておくと安心です。「平日の9時から14時半は子どもが学校と保育園にいて、扉のある寝室で働けます」のように伝えると、会社も判断しやすくなります。オンライン面接そのものの準備はオンライン面接の準備にまとめています。
子どもには、仕事のことをどう説明すればいいですか?
「困っている人の体の相談に乗っているから、そのあいだは待っていてね」のように、短く具体的に伝えると分かりやすくなります。待てたときにほめること、終わったら必ず話を聞くことを続けると、約束が守られやすくなります。
まとめ
子どもがいる家でも、看護師が電話やオンラインで働くことはできます。前提になるのは、子どもに静かにしてもらうことではなく、子どもが家にいない時間に働くか、声が届かない部屋を用意することです。相談者への配慮、守秘、会社の決まりの3つを考えると、どこまで準備すればいいかが見えてきます。
- 扉のある部屋を選び、仕事をする時間帯の音を実際に確かめる
- シフトは、子どもがいちばん早く帰ってくる日に合わせて決める
- 合図と「呼んでよい場面」を、子どもと一緒に決めておく
自分の家で働けるかどうか迷ったら、間取りや家族の予定を聞かせてください。LINEでも、下のフォームからでも、無料で相談を受け付けています。