保育園のお迎えは、いつも閉園ぎりぎり。クリニックのパートは夕方の診療が長引くと抜けられず、自転車置き場まで走る日が続く。子どもが熱を出せば、朝7時に「すみません、今日お休みをいただけますか」と電話をかける。そのたびに、待合室の混み具合と同僚の顔が浮かんで、胸が重くなる。
在宅でパートができたら、通勤の時間がなくなり、お迎えにも余裕ができるかもしれない。そう思って「看護師 在宅勤務 パート」と調べてみると、今度は「業務委託」「フルリモート」「報酬は1件ごと」といった言葉が並び、パートと何が違うのかが分からなくなります。
在宅の仕事は、雇われて働くパートと、仕事ごとに契約する業務委託が混ざって募集されています。どちらがよいかは人によって違います。ただ、子育てをしながら初めて在宅で働くなら、パートならではの「守り」と「支え」は大きな味方になります。
ここでは、パートで在宅勤務をするよい点と気をつけたい点、業務委託との違い、子育てと両立しやすいパートの条件、探し方を順に整理します。クリニックなど対面のパートと迷っている方にも、比べるための物差しをお渡しします。
看護師が在宅勤務できるパートの求人はある?
看護師が在宅勤務できるパートの求人はあります。たとえば、介護施設からの夜間の電話を自宅で受けるオンコールナースの求人(2026年10月8日に確認)では、雇用形態がアルバイト・パートで、自宅からのフルリモート勤務とされていました[1]。時給は1,600円〜2,700円(時間外手当・深夜手当を含む)で、応募には正看護師の資格と、看護師の実務経験丸5年以上が必要です[1]。
同じ求人では、研修は平日10:00〜15:00の参加が必須で、スマートフォンとWi-Fiなどのネット環境が必要とされていました[1]。パートの在宅勤務でも、研修の日時や用意する機器は、会社が決めていることが分かります。
出典:ドクターメイト株式会社(HERP上の採用ページ)「1PM802_オンコールナース|パート(採用ページ)」[1]
これは1社の求人の例で、時給や条件の相場ではありません。電話の健康相談の仕事でもパートの募集はありますが、出社して働く求人も混ざります。たとえば看護師向けの求人サイトに載っていた電話健康相談のパートは、勤務地が東京都港区のコールセンターで、在宅勤務の記載はありませんでした(確認した時点では募集を一時休止)[2]。「電話の仕事だから在宅」と決めつけず、就業場所の欄を必ず確かめましょう。
在宅でパートを雇う会社ごとの勤務日数や研修の形は、看護師を在宅で雇う企業の比較で横並びに見られます。完全在宅の会社だけに絞り込むこともできるので、最初の下調べに使ってみてください。
パートで在宅勤務をするよい点は?
パートで在宅勤務をするよい点は、雇われて働く人を守るルールがあること、仕事として研修を受けられること、困ったときに相談できる相手がいることの3つです。在宅で一人で働く時間が長いほど、この3つが土台になります。
- 困ったときに相談できる先輩やチーム
- 仕事として受ける研修
- 雇われて働く人を守るルール
雇われて働く人を守るルールがある
厚生労働省のテレワークのガイドラインは、テレワークをする場合でも、労働基準法、最低賃金法、労働安全衛生法、労働者災害補償保険法などが適用されるとしています[3]。家で働いていても、パートは会社に雇われた労働者として守られるということです。
けがへの備えもその1つです。労働契約にもとづいて事業主の支配下にあることによって起きたテレワーク中の災害は、業務上の災害として労災保険給付の対象になります。ただし、私的な行為など、仕事以外が原因のものは対象外です[3]。
働くための費用のルールもあります。通信費やパソコンなどの費用の負担は、労使でよく話し合って決めることが望ましいとされ、労働者に負担させる場合は就業規則に定めなければなりません[3]。応募のときに、通信費や機器の負担がどうなるかを聞いておくと安心です。
仕事として研修を受けられる
パートは雇われて働くので、会社が決めた研修を勤務として受けるのが基本です。電話の相談やオンコールのように、病棟とは違う判断の仕方が求められる仕事では、研修の中身がそのまま安心につながります。
研修中の時給を、通常と分けて決めている求人もあります。先ほどの出社型の電話健康相談の求人では、研修期間(6〜9日間が目安)の時給は1,300円で、通常の時給1,800円〜とは別に書かれていました[2]。在宅の求人でも、研修の期間と、その間の時給は必ず確かめておきましょう。
困ったときに相談できる相手がいる
在宅の電話の仕事では、自分ひとりで判断を求められる場面があります。勤務中に先輩看護師やリーダーへチャットや電話で相談できる体制があるかどうかは、パートでも会社によって違います。応募の前に「勤務中に相談できる人はいるか」「判断に迷ったときは誰に聞くか」を質問しておくと、働き始めてからの心細さがずっと減ります。
質問の言葉に迷ったら、たとえば「勤務中に判断に迷ったときは、どなたに相談できますか」「働き始めの時期に、先輩が一緒に対応してくれる期間はありますか」と聞いてみてください。答えが具体的であるほど、相談の仕組みが実際に動いている職場だと判断しやすくなります。
パートの在宅勤務で気をつけたいことは?
気をつけたいのは、シフトの縛りと収入の上限の2つです。パートは時間を守って働くからこそ守られる働き方で、その分、自分の都合だけで時間を動かすことはできません。
会社が決めたシフトに合わせる必要がある
パートの在宅勤務でも、働く時間帯は会社が決めた枠の中から選ぶのが基本です。先ほどのオンコールナースの求人では、夜間のシフトは17:00〜22:00、22:00〜翌3:00、翌3:00〜8:30などで休憩はなく、待機を始めてから1〜2か月は19:00〜22:00のシフトが必須とされていました[1]。
出典:ドクターメイト株式会社(HERP上の採用ページ)「1PM802_オンコールナース|パート(採用ページ)」[1]
子育て中なら、19時から22時は夕食とお風呂、寝かしつけが重なる時間です。働き始めの1〜2か月だけでも、この時間を家族が引き受けられるかどうかが分かれ目になります。必須の時間帯のほか、シフトの提出の締め切りや最低の勤務日数も、求人票と面接で確かめましょう。「シフト自由」と書かれた求人の実際は、時間と日数を調整しやすい在宅の看護師求人の見分け方でくわしく取り上げています。
収入は「時給×シフトの数」が上限になる
パートの収入は、時給と働いた時間で決まります。たとえば時給1,700円で1日5時間、週3日働くと仮定すると、1,700×5×3×4.3(1か月の週の数)で約11万円です。シフトの数を増やさない限り、これ以上は増えません。税金や社会保険料は含まない計算です。
扶養の範囲で働くかどうかも、先に決めておきます。社会保険では、週20時間未満で働く場合でも、年収130万円以上になると配偶者の扶養から外れ、国民年金と国民健康保険の保険料が発生すると厚生労働省は説明しています[4]。勤め先の社会保険の対象も、企業の規模の条件が段階的になくなることで広がっていきます。最終的には、週20時間以上働けば、勤め先の規模にかかわらず加入することになります[4]。扶養の範囲で働くなら、時給から逆算して、1か月に入れるシフトの上限を先に出しておくと、面接でも希望を伝えやすくなります。自分の場合の計算は、看護師が扶養内で働ける求人の探し方を参考にしてください。
業務委託との違いは?どちらから始める?
パートは会社に雇われて働く「雇用」で、業務委託は会社から仕事を請け負う「契約」です。同じ在宅の健康相談でも、どちらの形で働くかによって、守られるルールも、お金の流れも変わります。
| 比べること | パート(雇用) | 業務委託 |
|---|---|---|
| 契約の形 | 会社に雇われる | 仕事ごとに請け負う |
| 働く時間 | シフトで決まる | 仕事に合わせて決める |
| 報酬の決まり方 | 時給・月給 | 1件・1時間ごとなど |
| 主なルール | 労働基準法など | フリーランス法 |
| 研修 | 勤務として受ける | 契約で中身を確かめる |
| 社会保険 | 条件を満たせば加入 | 会社の保険には入らない |
| 税金 | 年末調整が基本 | 自分で確定申告することも |
出典:厚生労働省「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」、宮城県「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律(フリーランス・事業者間取引適正化等法)が令和6年11月1日に施行されます」[3][5]
業務委託で働く人を守るルールとして、2024年11月1日にフリーランス・事業者間取引適正化等法(フリーランス法)が施行されました[5]。発注する会社には、取引の条件をはっきり示すことや、成果物などを受け取った日から60日以内に報酬を支払うことなどが義務づけられています[6]。育児や介護と仕事の両立への配慮も定められていますが、継続して仕事を受ける場合は義務、それ以外は努力義務と、対象によって扱いが違います[6]。
注意したいのは、報酬の書き方だけでは見分けられないことです。たとえば特定保健指導のオンライン面談の求人では、業務委託・フルリモートで、報酬が時給1,845円〜と書かれていました[7]。「時給」とあってもパートとは限らないので、求人票の「雇用形態」「契約の形」の欄で判断しましょう。
業務委託にも、よいところはあります。働く時間を自分で決めやすく、複数の仕事を組み合わせやすいのは業務委託ならではです。その仕事の経験があり、一人で判断することに慣れている人には、パートより合う場合もあります。大切なのは、どちらが上かではなく、いまの自分に必要なのが「時間の自由」なのか「支え」なのかを見極めることです。
在宅の仕事は初めてで、研修を受けながら始めたいですか?
パートの求人から探すと、研修や相談の体制を確かめやすくなります。
経験のある仕事なら、業務委託の募集も候補に入れて比べましょう。
毎週同じ曜日・同じ時間帯に働けますか?
パートのシフトに合わせやすい働き方です。
仕事の量を自分で調整しやすい業務委託が合うこともあります。
雇用と業務委託の違いをもっと詳しく知りたい方は、看護師の業務委託とは?雇用との違いと向いている人をどうぞ。
子育てと両立しやすいパートの条件は?
子育てと両立しやすいパートは、在宅か対面かにかかわらず、「シフトの時間帯」「急な休みの扱い」「長期休みの調整」の3つが、いまの暮らしに合っている職場です。時給の高さや仕事の中身より先に、この3つを見ておくと、働き始めてから困りにくくなります。
クリニックのパートと在宅のパートを比べる
子育て中のパートの候補として、近所のクリニックと在宅の仕事のどちらにするか、迷うこともあるでしょう。どちらにもよい点があり、合うかどうかは家族の状況によって変わります。
クリニックなど対面のパート
- 近所で探しやすい
- 処置や採血など手を動かす仕事
- 通勤と、診療が長引く日がある
- 同僚と顔を合わせて働ける
在宅のパート
- 通勤がなく、お迎えに間に合わせやすい
- 電話や画面越しの仕事
- 静かな部屋と通信環境が必要
- 求人の数が限られる
クリニックのパートは、手技を続けられることや、同僚と直接話せる安心感が強みです。家から近く、診療の終わりの時間がはっきりしている職場なら、子育てとの両立はしやすくなります。在宅のパートは通勤がないぶん時間に余裕が生まれますが、勤務中は自宅の一室が職場になります。電話やオンラインの仕事では、子どもの声が相談者に届かないような部屋の準備が欠かせません。部屋の選び方や、子どもが急に来たときの決めごとは子どもがいる家で電話の仕事はできる?で取り上げています。
子育ての制度が使えるかも確かめる
雇われて働く人のための育児の制度も、職場選びの材料になります。令和6年の改正で、子の看護休暇は「子の看護等休暇」に名前が変わり、対象が小学校3年生修了までに延び、感染症による学級閉鎖や入園式・入学式、卒園式も取得の理由に加わりました[8]。残業の免除(所定外労働の制限)を求められる対象も、小学校に入る前の子を育てる労働者に広がっています[8]。パートでも使えるかどうかや手続きの方法は、就業規則で確かめておきましょう。
チェックした数:
子どもの年齢によって、合う働き方は変わります。未就学児と小学生では、急な休みや長期休みの重さが違うためです。年齢ごとの考え方は子育て中の看護師におすすめの在宅ワークを参考にしてください。
在宅のパート求人はどう探す?
在宅のパート求人を探すときは、求人サイトの「雇用形態」でパート・アルバイトに絞り、「在宅勤務」「フルリモート」と職種名を組み合わせて検索します。見つけた求人は、時給より先に、雇用形態・就業場所・研修・シフトの4つの欄を読むのが近道です。
| 段階 | やること | 例・見るところ |
|---|---|---|
| 検索 | 職種名と在宅を組み合わせる | 看護師 在宅勤務 パート |
| 絞り込み | 雇用形態で絞る | パート・アルバイトだけ表示 |
| 求人票① | 雇用形態の欄 | 業務委託と書かれていないか |
| 求人票② | 就業場所の欄 | 在宅か、出社する日があるか |
| 求人票③ | 研修の欄 | 日時・期間と研修中の時給 |
| 求人票④ | シフトの欄 | 必須の時間帯・最低の日数 |
編集部まとめ
探す場所は1つに絞らず、看護師専門の求人サイト、求人検索エンジン、在宅で看護師を雇う会社の採用ページを組み合わせると見落としが減ります。それぞれの使い分けは看護師の在宅ワーク求人サイトの選び方にまとめています。在宅のパートは募集の数が多くないので、新着の通知を設定し、出たときにすぐ読める状態にしておくのがこつです。
1日4〜6時間ほどの短い時間で働きたい場合は、「時短」という言葉の意味の違いから整理した在宅で時短勤務できる看護師求人の探し方が役に立ちます。送迎の時間や急な休みといった育児中の条件を、求人サイトの担当者や面接でどう伝えるかは、育児中の看護師が求人サイトで在宅の仕事を探すコツに例文があります。
研修が出社か在宅かも、子育て中には大きな違いです。研修の形と期間の確かめ方は在宅の看護師求人の研修は出社が必要?で紹介しています。
モデルケース:研修と相談体制を決め手に、在宅のパートを選んだLさん
モデルケース(架空の例)
業務委託と迷った末、研修のある在宅のパートへ。お迎えの時刻が18時から16時に
- 往復50分0分通勤の時間(1日)
- 2回0回土曜日の勤務(1か月)
- 18時16時保育園のお迎えの時刻
このモデルケースは、在宅ワークを考える看護師が抱えやすい状況を想定して、編集部が作成した架空の例です。実在の人物・団体とは関係ありません。数字は説明のための例で、同じ結果になることを約束するものではありません。
成果
Lさんは、在宅の電話健康相談のパートとして、平日の週3日、9時から15時まで働いています。業務委託の募集と最後まで迷いましたが、2週間のオンライン研修と、勤務中にチャットで先輩看護師に相談できる体制を決め手に、パートを選びました。保育園のお迎えは、18時から16時になりました。
Lさん:一人で電話を受けるのが怖かったので、すぐに聞ける人がいるのが本当に心強いです。
背景
Lさんは病棟で6年働いた後、第1子の出産をきっかけに小児科クリニックのパートに移りました。いまは5歳と2歳の子どもがいて、夫は帰りが遅く、平日のお迎えはほとんどLさんの担当です。
困っていたこと
クリニックは夕方の診療が長引く日が多く、お迎えはいつも閉園ぎりぎりでした。冬は子どもの発熱で月に2〜3回休むこともあり、そのたびに代わりを頼む電話をかけるのが、何よりつらく感じていました。
選んだ理由
在宅の仕事を探すと、同じ健康相談でも、1件ごとの報酬で好きな時間に働ける業務委託の募集と、時給で働くパートの募集がありました。業務委託は時間の自由がある一方、研修はマニュアルを読む形で、困ったときの連絡はメールだけでした。在宅で電話の相談をするのが初めてだったLさんは、時間の自由より、研修と相談できる相手を優先しました。
Lさん:自由な時間より、困ったときに頼れる人がいることのほうが、いまの私には大事でした。
始め方と工夫
Lさんは応募の前に、急に休むときのシフトの交代のしかたと、長期休みのシフトの減らし方を質問しました。子どもの発熱で当日休むときは朝のうちに連絡すればチームで調整すること、夏休みは月の勤務日数を減らせることを確かめてから応募しています。研修の2週間は、夫が出勤を1時間遅らせて、朝の送りを引き受けてくれました。
Lさんが決め手にしたのは、時給でも時間の自由でもなく、「困ったときに誰に聞けるか」でした。在宅の仕事では、職場の空気が見えにくいぶん、応募前の質問が職場を知るいちばんの手段になります。
パートが向かない人と、選ぶときの注意
パートの在宅勤務は、決まった時間に働けることが前提の働き方です。家族の予定が週ごとに大きく変わる方や、自分の都合で働く時間を細かく動かしたい方には、窮屈に感じられるかもしれません。収入を大きく増やしたい方も、時給とシフトの数が上限になる点を先に考えておく必要があります。
よいところ
- 労働基準法などのルールで守られる
- 研修を勤務として受けられる
- チームの一員として働け、相談先を持ちやすい
気をつけたいところ
- シフトの時間帯は会社の決まりに合わせる
- 収入は時給とシフトの数が上限になる
- 在宅でパートを募集する求人の数は限られる
いまクリニックなどでパートをしている方は、在宅の求人が見つかるまで、いまの仕事を続けながら探すほうが安心です。在宅のパートは募集の時期が読みにくく、研修の日程が合うかどうかで応募できるかが決まることもあります。辞める時期は、採用と研修の日程がはっきりしてから決めても遅くありません。
もう1つの注意は、「パートなら研修や相談の体制が必ず整っている」とは限らないことです。会社によって、研修の長さも、勤務中に頼れる人の数も違います。言葉の印象で決めず、応募の前に質問して確かめましょう。介護や子育てと仕事の組み合わせ方の全体は、看護師が介護・子育てと両立する在宅ワークで整理しています。
今日からできること
求人を探す前に、働ける時間と、確かめたいことを決めておくと、パートの求人が見つかったときに迷わず動けます。
- 1働ける時間帯を決める
子どもが家にいない時間から、週に何日・何時間働けるかを書き出します。
- 2雇用形態で絞って検索する
「パート・アルバイト」に絞り、「在宅勤務」と職種名を組み合わせます。
- 3求人票の4つの欄を読む
雇用形態・就業場所・研修・シフトの欄を、時給より先に確かめます。
- 4応募の前に質問する
急な休みの扱い、長期休みのシフト、勤務中の相談先を聞きます。
- 5家族と分担を決める
研修の期間の送り迎えや、勤務中の子どもの見守りを相談しておきます。
よくある質問
在宅のパートでも、有給休暇はありますか?
パートでも雇われて働く以上、テレワークであっても労働基準法などが適用されます[3]。有給休暇の日数は働く日数などで変わるので、労働条件通知書や就業規則で確かめてください。
子どもが熱を出したときは、休めますか?
シフトの交代を誰がどう調整するかは、会社によって違います。応募の前に、当日休むときの連絡の方法と、代わりを自分で探す必要があるかを聞いておきましょう。子の看護等休暇などの制度が使えるかどうかも、就業規則で確かめておくと安心です[8]。
パートと業務委託では、どちらの収入が多いですか?
一概には言えません。パートは時給とシフトの数で、業務委託は件数や時間ごとの報酬で決まり、税金や社会保険の扱いも違います。働く時間が同じでも手元に残る額が変わるので、看護師の業務委託とは?で違いを確かめてから比べましょう。
業務委託で働くとき、契約で気をつけることはありますか?
業務委託では、報酬の額や支払い期日など、取引の条件を書面などで示してもらうことが大切です。フリーランス法では、発注する会社が取引の条件を明示することが義務とされています[6]。確かめる項目は業務委託の看護師が契約で確かめることにまとめています。
在宅の仕事が未経験でも、パートに応募できますか?
在宅の仕事が未経験でも応募できる求人はあります。ただし、臨床経験の年数を条件にする求人もあり、たとえばオンコールナースの求人の一例では実務経験丸5年以上が必要でした[1]。「未経験可」の意味は看護師の在宅ワークは未経験でもできる?で整理しています。
パートから正社員になれる在宅の仕事はありますか?
求人によって違います。正社員への登用の制度があるかどうかは、求人票や面接で確かめましょう。在宅で正社員として働く場合の賞与や社会保険の確かめ方は、看護師のフルリモート正社員はある?で取り上げています。
在宅のパートで、パソコンや通信費は自分で用意するのですか?
会社によって違います。テレワークの費用の負担は労使で話し合って決めることが望ましいとされ、労働者に負担させる場合は就業規則に定める必要があります[3]。応募のときに、機器の貸し出しと通信費の扱いを聞いておきましょう。
まとめ
看護師が在宅勤務できるパートの求人は、数は限られるものの、夜間オンコールなどの仕事で出ています。パートは雇われて働く形なので、労働基準法などのルール、仕事として受ける研修、相談できる相手という3つの支えがあり、初めての在宅の仕事を始めやすい働き方です。その一方で、シフトの時間帯は会社の決まりに合わせる必要があり、収入は時給とシフトの数が上限になります。
- 求人票は、雇用形態・就業場所・研修・シフトの4つの欄を先に読む
- 業務委託とは、報酬の書き方ではなく契約の形で見分ける
- 子育て中は、急な休みと長期休みの扱いを応募の前に質問する
パートと業務委託のどちらが合うか、どの会社の求人を見ればいいか迷ったら、いつでも相談してください。LINEでも下のフォームからでも、費用はかからずに相談できます。