面接を終えて駅のホームに立ったとき、ポケットのスマートフォンが震えた。担当者からの電話で、「先方はぜひにとのことです。今日中にお返事いただけますか」。家族に相談する間もなく「はい」と答えた転職を、いまも少し苦い気持ちで思い出す人がいます。
だから次は、転職サイトを使わずに探したい。調べてみると「看護師の転職サイトは使わない方がいい」という言葉も見つかって、やっぱりそうか、と思う。けれど一方で、自分一人で求人を探し、条件を確かめ、断りの連絡まで入れる余裕があるのかも、不安になります。
転職サイトへの不満には、はっきりした理由があります。理由がわかれば、使わない道も、使い方を決めて付き合う道も、自分で選べるようになります。
ここでは、よくある3つの不満が起きる仕組み、使わずに探す方法、使うなら守りたい5つのルール、在宅の仕事を探す人にとっての使いどころを、順に整理しました。
看護師の転職サイトは、使わない方がいいって本当?
「使わない方がいい」と言い切れるものではありません。合う人と合わない人がいる、というのが実際のところです。
不満としてよく挙がるのは、電話が多い、返事を急かされる、希望と違う求人が届く、の3つです。どれも、担当者がついて求人を紹介する型のサービス(転職エージェント)で起きやすいもので、紹介の仕組みと深く関係しています。仕組みを知ってルールを決めておけば、避けられる不満も少なくありません。
一方で、使わずに探す方法もちゃんとあります。企業の採用ページから直接応募する、ハローワークやナースセンターを使う、知人に紹介してもらう。どれを選ぶかは、あなたが何を人に任せたいかで決まります。
なお、「転職サイト」という言葉は、自分で求人を検索して応募するサイトと、担当者がつく転職エージェントの両方を指して使われます。この記事で取り上げる不満の多くは、担当者がつく型のサービスについてのものです。
使わないほうが合う人
- 応募したい会社が、もう決まっている
- 自分のペースで、ゆっくり比べたい
- 電話のやりとりが大きな負担になる
使うと助かる人
- 求人票にない条件を、代わりに聞いてほしい
- 給与や勤務日数の交渉を任せたい
- 久しぶりの転職で、進め方に不安がある
両方に当てはまる人もいるでしょう。その場合は、使うか使わないかの二択ではなく、「何を任せて、何を自分でやるか」で考えると、ちょうどよい距離が見つかります。
反対に、いまは使わないほうがよい時期もあります。夜勤続きで連絡を返す余裕がまったくないとき、まだ辞めるかどうかも決めていないのに紹介だけが進みそうなとき。そんなときは、無理に登録せず、求人検索エンジンで眺めるだけにしておくのも立派な選び方です。
よくある3つの不満は、なぜ起きる?
3つの不満は、担当者の人柄の問題というより、紹介の仕組みから起きやすいものです。
転職エージェントのような有料の職業紹介は、厚生労働大臣の許可を受けて行う事業で、原則として求職者から手数料を取ることはできません[1]。一般には、採用が決まったときに、求人を出した側から報酬を受け取る仕組みで動いています。
この仕組みには、看護師が無料で相談できるというよい面があります。その一方で、担当者には「早く」「確実に」採用が決まってほしい事情が生まれます。3つの不満は、この事情が表に出たときに起きやすいのです。
| 不満 | 起きやすい理由 | 先にできること |
|---|---|---|
| 電話が多い | 早く希望を聞き、求人を届けたい | 登録時に「連絡はメールで」と書く |
| 返事を急かされる | 求人の枠が埋まる前に決めたい | 返事の期限を自分から確かめる |
| 希望と違う求人が届く | 手元の求人から近いものを出す | 譲れない条件を1つ書いて渡す |
| 担当者と合わない | 担当者ごとに知識や進め方が違う | 担当の変更を頼む |
| やめにくい | 連絡が続き、断る負担がある | 退会の手順を先に確かめる |
編集部まとめ
電話の多さは、登録のときの一文でかなり減らせます。書き方の例は電話連絡が少ない看護師の転職サービスの使い方にまとめました。
希望と違う求人が届くのは、担当者の手元にある求人の中から、条件に近いものを選んで出すためです。とくに「在宅」は、看護の転職では訪問看護の意味で受け取られやすい言葉です。自宅で働く仕事を探しているなら、「訪問看護ではない在宅勤務」と言葉を足して伝える必要があります。伝え方は在宅求人に強い看護師の転職エージェントの選び方でくわしく紹介しています。
不満の裏側には、よいところもある
同じ仕組みは、裏返すと助けにもなります。連絡が早いのは、締め切りの近い求人を逃さずにすむということです。担当者が採用を急ぐのは、面接の日程の調整や条件の確認を、代わりに素早く進めてくれるということでもあります。
つまり、不満の多くは「速さ」と「量」が、自分の生活に合っていないときに起きます。速さと量を自分で決められれば、同じサービスでも使い心地は大きく変わります。次の章からは、その決め方を具体的に見ていきます。
返事を急かされたときは、どう返す?
3つの不満のうち、いちばん後悔につながりやすいのが、急かされてその場で決めてしまうことです。
返事の期限は、求人を出している側の事情で決まることが多く、担当者も早めに知らせたいと考えます。ただ、あなたがその場で決める必要はありません。返事の前に確かめたいのは、働く条件が書かれた書面です。
雇われて働く場合、2024年4月から労働条件の明示のルールが変わり、労働契約を結ぶときに「就業場所・業務の変更の範囲」を明示することになりました[2]。期間の決まった契約では、更新の上限の有無と内容も明示されます[2]。電話で聞いた勤務日数や夜勤の回数と、書面の中身が同じかどうか。返事の前に見比べる時間をもらいましょう。
以前
「はい、大丈夫です。お受けします」(電話のその場で承諾する)
いま
「ありがとうございます。条件を書面で確かめてから、◯日の夕方までにお返事します」
ほかにも、次のような言い方があります。どれも失礼な言い方ではありません。
- 「家族と相談したいので、◯日までお時間をいただけますか」
- 「夜勤の回数と研修の日程を、書面で確かめてからお返事します」
- 「返事の期限がいつまでか、先方に確かめていただけますか」
書面が届いたら、電話で聞いた話と次の4か所を見比べます。勤務日数と時間、夜勤やシフトの回数、就業場所とその変更の範囲、契約の期間と更新の決まりです。在宅の仕事なら、就業場所に自宅での勤務がどう書かれているかも確かめておきましょう。食い違いがあれば、返事の前に担当者に確かめてもらえば十分です。
期限を延ばしてもらえず、見送りになったら、その求人とは縁がなかったと考えてかまいません。急いで決めて合わない職場に入るより、ずっと傷が浅くすみます。合わない求人の断り方の文例は、40代の看護師が転職サイトを使うときのコツでも紹介しています。
転職サイトを使わずに探す方法は?
使わずに探す方法は、大きく4つあります。企業への直接応募、ハローワーク、ナースセンター、知人の紹介です。どれも、求職者が費用を払う必要はありません。
| 方法 | 向いている人 | 在宅の仕事との相性 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 企業への直接応募 | 働きたい会社が決まっている | ◯あり 採用ページに出る求人がある | 条件の確認を自分でする |
| ハローワーク | 窓口で相談しながら探したい | △一部あり 在宅の求人は限られる | 地域の求人が中心 |
| ナースセンター | 看護職の働き方を相談したい | △一部あり 地域による | 無料の職業紹介と相談の窓口 |
| 知人の紹介 | 働く人の話を聞きたい | △一部あり 声がかかれば | 条件は書面で確かめる |
出典:厚生労働省「看護師等免許保持者の届出制度」[3]
企業への直接応募
在宅の看護の仕事は、企業が自社の採用ページで直接募集していることもあります。会社の名前で検索して採用ページを開けば、担当者を通さずに応募できます。応募のメールや書類の送り方は、在宅の仕事の応募メールと書類の送り方にまとめています。
自分で探すときに便利なのが、担当者のつかない求人検索エンジンです。あちこちの求人を一度に検索でき、連絡は応募した先からだけになります。ただし、紹介会社が出している求人に応募すると、その会社の担当者から連絡が来ます。応募の前に、求人を出しているのが働く会社かどうかを確かめておけば、「転職サイトは使わない」と決めた人にも使いやすい道具です。
ハローワークとナースセンター
ハローワークは、国が運営する無料の職業紹介の窓口で、相談員と話しながら求人を探せます。在宅勤務の求人は限られますが、見つけた求人を確かめ、相談する場所として頼れます。くわしい使い方はハローワークで看護師の在宅求人は探せる?をご覧ください。
都道府県ナースセンターは、都道府県知事が指定するもので、無料の職業紹介のほか、研修、情報提供、相談を行っています[3]。看護職の働き方そのものを相談したいときに、心強い窓口です。
知人の紹介
元同僚や看護学校の同期から、声がかかることもあります。働いている人から職場の様子を聞けるのが強みですが、口頭で聞いた条件と契約の中身が違うこともあります。紹介でも、働く条件は書面で確かめましょう。
使わずに探すときの1週間の進め方(例)
担当者がいないぶん、探すペースは自分で作ります。毎日長く探すより、曜日ごとに短い作業を決めておくほうが続きます。
- 月曜日新着を見る
求人検索エンジンで「看護師 在宅勤務」の新着を10分だけ見ます。
- 水曜日採用ページを読む
気になった会社の採用ページを2社開き、就業場所・研修・応募資格を読みます。
- 金曜日質問を送る
聞きたいことを2つに絞り、1社に問い合わせのメールを送ります。
- 日曜日ふり返る
家族の予定と重ねて、応募するかどうかを決めます。
1週間で応募まで進まなくても、気にする必要はありません。月曜日の10分を続けるだけでも、新しい求人を見逃しにくくなります。
使うなら守りたい5つのルール
使うと決めたなら、登録の前にルールを決めておきます。ルールは、担当者を疑うためのものではありません。自分の生活と判断の速さを守るためのものです。
- 1使う目的を1つに決める
「求人票にない条件を聞いてもらう」など、任せたいことを1つに絞ります。
- 21社だけ、期間を決めて使う
登録は1社にし、「6週間」のように使う期間を先に決めます。
- 3連絡の方法と時間を最初に伝える
「連絡はメールで」「電話は平日の夜だけ」と、登録のときに書きます。
- 4その場で返事をしない
応募や内定の返事は、書面の条件を見てから、期限を決めて返します。
- 5合わなければ理由を添えて手放す
条件と違う紹介が続いたら、理由を1つ添えて断り、通知を止めます。
1つ目の「目的を1つに」が、いちばん効くルールです。目的がはっきりしていれば、それ以外の紹介や連絡は「今回は結構です」と言いやすくなります。在宅の仕事を探す人なら、「研修の出社の日数や、夜間の相談体制など、求人票にない条件を確かめてもらう」を目的にすると、担当者の強みを生かしやすくなります。
2つ目の期間も、決めておくと楽です。期間が終わったら、続けるか、通知を止めるかを決めます。ずるずると連絡が続く状態を、自分の手で区切れます。登録を2社、3社と増やすと、同じ求人の紹介と連絡が重なり、かえって疲れてしまいます。
3つ目の連絡のルールは、時間帯まで書くのがこつです。「電話は平日の19時から20時まで」のように具体的に書けば、勤務中や夜勤明けの着信を減らせます。
4つ目の「その場で返事をしない」は、前の転職で急かされた経験がある人ほど、登録のときに担当者に伝えておきましょう。「返事は、書面を見てから2〜3日いただくことにしています」と最初に言っておけば、あとで頼む気まずさがなくなります。
5つ目の手放し方は、短い一文で十分です。「訪問看護の求人なので見送ります」「出社が週3日なので見送ります」と理由を1つ添えると、担当者も次の紹介を直しやすくなります。それでも合わない紹介が続くなら、通知を止めるか、退会してかまいません。
在宅の仕事を探す人にとって、転職サイトの使いどころは?
在宅の仕事を探すなら、転職サイトは「求人を探す場所」より、「確かめる・交渉する場所」として使うと、ちょうどよい距離になります。
在宅の看護の求人は、企業が自社の採用ページで募集していることもあるため、転職サイトの担当者の手元に集まりにくいことがあります。求人そのものは自分で探し、求人票に書かれていない研修の出社や、夜間に困ったときの相談体制を、担当者を通して確かめてもらう。この分担なら、転職サイトのよいところだけを使えます。
担当者に確かめてもらうと助かるのは、たとえば次のような点です。どれも求人票には書かれていないことが多く、自分で聞くと角が立ちそうで迷う点でもあります。
- 研修は自宅で受けられるか、出社なら何日か
- 在宅で働けるようになるのは、入ってからどのくらい後か
- パソコンなどの機器は貸してもらえるか、通信費はどうなるか
- 一人で判断に迷ったとき、誰にどうやって相談できるか
- 契約の期間と、更新の決まり
どこまで任せるかは、「人に任せたい度合い」と「自分で探す時間のゆとり」の2つで考えると決めやすくなります。夜勤があって探す時間が取りにくい人は図の左側、時間はあるけれど交渉が苦手な人は右上が目安です。
在宅で看護師を雇う会社を探すときは、看護師を在宅で雇う企業の比較から入ると、時給・勤務日数・研修・相談体制を同じ項目で見比べられます。気になる会社が見つかったら、直接応募するか、担当者を通すかを、そこで決めればよいのです。
モデルケース:ルールを決めて1社だけ使い、在宅の仕事に移ったWさん
モデルケース(架空の例)
前の転職で急かされた経験から、ルールを決めて1社だけ利用。6週間で在宅の電話健康相談の仕事へ
- 当日(前の転職)3日内定の返事までにかけた日数
- 5回(前の転職)1回担当者との電話(1週間)
- 月5回0回夜勤の回数
このモデルケースは、在宅ワークを考える看護師が抱えやすい状況を想定して、編集部が作成した架空の例です。実在の人物・団体とは関係ありません。数字は説明のための例で、同じ結果になることを約束するものではありません。
成果
Wさんは、5つのルールを決めて転職エージェントを1社だけ使い、登録から6週間で在宅の電話健康相談の仕事に移りました。契約社員として、平日の日中に週4日、自宅で働いています。内定の返事は、書面の条件を確かめてから3日後に出しました。
Wさん:今度は、自分で決めた速さで進められました。急かされないだけで、こんなに落ち着いて選べるんですね。
背景
消化器外科病棟で19年。術後の小さな変化を見逃さないことに、誇りを持って働いてきました。40代半ばから夜勤明けの頭痛が続くようになり、小学生の子どもの宿題を見る時間もとれなくなっていました。
困っていたこと
30代の転職のとき、面接の帰りに担当者から「今日中に」と電話があり、その場で承諾しました。入ってみると、聞いていた月4回の夜勤は月6回で、書面をよく読まずに決めたことを悔やみました。それ以来、転職サイトと聞くだけで身構えてしまい、在宅の仕事を探し始めても、一人で求人を眺めるだけの日が続いていました。
選んだ理由
Wさんは、使わないのではなく、使い方を決めることにしました。目的は「求人票にない条件を聞いてもらうこと」の1つ、期間は6週間、連絡はメールで電話は平日の夜だけ、その場で返事はしない。この4つを、登録の備考欄と最初のメールに書きました。担当者からは「その進め方でお手伝いします」と返事が来ました。
Wさん:ルールを先に書いておいたら、断るときも気が楽でした。
始め方と工夫
Wさんは、自分でも求人検索エンジンで在宅の求人を探し、気になった会社を担当者に伝えて、研修の出社の日数と契約の更新の決まりを確かめてもらいました。内定の連絡には「書面で確認してから、3日後にお返事します」と返し、勤務日数や更新の上限の有無が書かれているかを見てから決めています。夫も「今度はちゃんと見て決めたね」と背中を押してくれました。
Wさんの例で大きかったのは、転職サイトを避けるか使うかではなく、「何を任せるか」を自分で決めたことです。目的と期間とルールが先にあれば、同じサービスでも、前の転職とはまったく違う使い心地になります。
気をつけたいこと:使わない選び方にも弱点がある
転職サイトを使わずに探す方法は、自分のペースを守れる一方で、手放すものもあります。どちらを選ぶ場合も、弱点を知ったうえで決めましょう。
よいところ
- 電話や紹介の連絡に追われない
- 自分のペースで、納得するまで比べられる
- 応募先と直接やりとりでき、話が早いこともある
気をつけたいところ
- 求人票にない条件を、自分で聞く必要がある
- 給与や勤務日数の交渉を、自分でする
- 見つかる求人が、自分の探し方の範囲に限られる
気をつけたいところは、工夫で小さくできます。聞きたいことは、応募のメールの最後に2つだけ質問として添える。交渉が苦手なら、条件をまとめた1枚のメモを用意して、面接で読み上げる。探し方の範囲は、求人検索エンジンの新着の通知と、企業の比較ページで広げられます。
反対に、使うと決めた人が気をつけたいのは、お金と個人情報です。登録や紹介の段階で費用を求められたら、その場で払わずに立ち止まりましょう。運営会社が許可を受けているかは、厚生労働省の「人材サービス総合サイト」で調べられます[4]。口コミや評判の読み方は、看護師の転職サイトの口コミ・評判はどこまで信じる?で取り上げています。
今日からできること
決めるのは、使うか使わないかより先に、「何を任せたいか」です。今夜は、次のチェックのうち3つできれば十分です。
チェックした数:
書き出してみると、「全部いやだった」わけではなく、「急かされたことだけがいやだった」と気づく人もいます。いやだったことが1つにしぼれたら、それを防ぐルールを1つ決めるだけで、次の転職はずっと楽になります。在宅の求人が載っている場所の全体像は、在宅の看護師求人はどこで探せる?にまとめています。
よくある質問
看護師の転職サイトは、登録しないほうが安全ですか?
登録そのものが危ないわけではありません。運営会社が職業紹介の許可を受けているかは、厚生労働省の「人材サービス総合サイト」で調べられます[4]。不安なら、許可を確かめてから1社だけ登録し、連絡の方法を最初に決めておきましょう。
転職サイトを使わないと、損をしますか?
損をするとは限りません。直接応募でも、同じ会社の求人に応募できることは多くあります。条件の確認や交渉を自分でする手間が増えるので、聞きたいことを2つに絞ってメールで質問するなど、やり方を決めておくと安心です。
担当者からの電話を止めたいときは、どう伝えればいいですか?
メールで「今後のご連絡はメールでお願いします」と、理由を一言添えて伝えるのが早道です。いったん転職活動を休みたいなら、連絡の停止を頼むこともできます。伝え方の例文は電話連絡が少ない看護師の転職サービスの使い方にまとめています。
内定の返事を急かされたら、期限を延ばしてもらってもいいですか?
期限を延ばしてほしいと頼むのは、失礼ではありません。「条件を書面で確かめてから◯日までにお返事します」と、自分から期限を示すと伝わりやすくなります。延ばせない場合は、見送る判断も1つの選択です。
入ってみたら、聞いていた条件と違っていたときは?
雇われて働く場合、総合労働相談コーナーで相談できます。各都道府県労働局や全国の労働基準監督署内などに設置され、予約不要・無料で、募集・採用に関する相談も受け付けています[5]。開設時間は場所によって違うので、事前に電話で確かめてから行きましょう。
転職サイトに登録料を払うよう言われました。払ってもいいですか?
有料の職業紹介事業者は、原則として求職者から手数料を取ってはならないとされています(例外もあります)[1]。その場で払わずに理由を確かめ、少しでもおかしいと感じたら手続きを止めてください。確かめ方は在宅ワークが怪しいか見分ける方法を参考にしてください。
前の転職で使ったサービスの担当者と気まずく、また登録するのに気が引けます。
担当の変更を頼むか、別のサービスを1つだけ選ぶ方法があります。登録のときに「前回とは別の方に担当していただけますか」と書いても失礼ではありません。気が進まないなら、使わずに探す4つの方法から始めてもかまいません。
在宅の仕事だけを探すなら、転職サイトはいりませんか?
なくても探せます。在宅の看護の求人は、企業の採用ページや求人検索エンジンで見つかることもあるからです。研修の出社や相談体制を自分で聞くのが不安なときだけ、担当者がつくサービスを確かめ役として1社使う、という形もあります。
まとめ
看護師の転職サイトは、「使わない方がいい」と言い切れるものではありません。電話が多い、急かされる、希望と違う求人が届くといった不満の多くは紹介の仕組みから起きるもので、仕組みを知っていれば防げるものもあります。
- 使わずに探すなら、直接応募・ハローワーク・ナースセンター・知人の紹介の4つ
- 使うなら、目的を1つに決め、1社だけ、期間を区切って使う
- 返事はその場でせず、働く条件を書面で確かめてから
- 在宅の仕事探しでは、「確かめる・交渉する場所」として使う
自分に合う距離がまだ決められないときは、LINEか下のフォームから、前の転職で困ったことも含めて気軽に相談してください。