看護師の在宅ワークに向いている人・向いていない人|10の質問でセルフチェック

病棟では、困ったら隣の先輩に「ちょっといい?」と声をかけられた。申し送りは、顔を見ながら話せば伝わった。休憩室では、誰かが入れてくれたお茶を飲みながら愚痴をこぼせた。そんな毎日に慣れていると、家で一人で働く自分の姿は、うまく思い浮かばないかもしれません。

「人と話すのが好きだから、在宅は向かない気がする」「家だと、ついテレビをつけてしまいそう」「パソコンの前に何時間も座っていられるだろうか」。在宅ワークを考え始めると、こんな迷いが次々に浮かんできませんか。

けれども、在宅で働けるかどうかを左右するのは、性格よりも「条件」です。一人で判断して記録に残せるか、文字で伝えられるか、生活のリズムを自分で作れるか、家に静かな場所を作れるか。こうした条件の多くは、準備や仕事の選び方で変えられます。

ここでは、在宅ワークに向いているかを確かめる10の質問を用意しました。結果の見方と、当てはまらなかったときの補い方まで、順に整理していきます。

看護師の在宅ワークに向いている人は?

看護師の在宅ワークに向いているのは、次の4つの条件がそろっている人です。一人で判断して記録に残せること、文字で伝えるのが苦にならないこと、生活のリズムを自分で作れること、家に静かに働ける場所を作れること。明るいか物静かか、話し好きかどうかといった性格は、思われているほど関係がありません。

なぜこの4つなのか。在宅の仕事では、そばに相談できる先輩がいない時間が長く、報告や相談はチャットや電話が中心になります。たとえば夜間オンコール代行の採用ページでは、介護施設からの夜間の電話を看護師が自宅で受け、緊急性を判断して指示を出し、電話と並行してパソコンでレポートを作って送る仕事だと説明されています[1]。判断と記録と文字での報告が、一つの流れの中で求められるのです。

思われがちな「向いている人」と、実際に大事な条件

思われがちな「向いている人」

  • 人と話すのが苦手な人
  • 一人でいるのが好きな人
  • パソコンが得意な人

実際に大事な条件

  • 一人で判断し、理由を記録に残せる
  • 文字で短く正確に伝えられる
  • 生活のリズムを自分で作れる
  • 家に静かに働ける場所を作れる

「思われがちな向いている人」の3つは、在宅の仕事でまったく役に立たないわけではありません。ただ、話すのが苦手でも電話の仕事は難しく、一人が好きでも記録が苦手なら苦労します。パソコンが得意かどうかより、電話をしながら要点を入力できるかのほうが、日々の仕事では効いてきます。在宅の仕事を始めるまでの全体の流れは、看護師の在宅ワークの始め方ガイドにまとめています。

看護師の在宅ワークに向いていない人は?

向いていないと言えるのは、性格よりも、「在宅の仕事では満たしにくいもの」を強く求めている人です。代表的なのは次の3つです。

患者さんに直接触れるケアに、いちばんのやりがいを感じる人

在宅の仕事では、患者さんの体に触れたり、表情を間近で見たりすることはありません。清拭のあとに「さっぱりした」と言われる、つらそうだった顔がほどけていくのをそばで見る。そうした瞬間がやりがいの中心にある人は、在宅の仕事で物足りなさを感じるかもしれません。その場合は、週に何日かは対面の仕事を続け、在宅の仕事と組み合わせる方法もあります。

その場で誰かに確かめながら進めたい人

迷ったときにすぐ隣の人に聞ける環境で力を発揮する人は、在宅の最初の数か月がつらく感じることがあります。ただ、これは研修や相談の体制がある仕事を選ぶことで、かなり補えます。チャットですぐに先輩に質問できる職場もあるので、応募の前に相談の体制を確かめておきましょう。

家に働く場所を、どうしても作れない人

家族の人数や住まいの広さによっては、どの時間帯でも静かな場所を作れないことがあります。電話や面談の仕事は難しくなりますが、文字の仕事なら、短い時間に区切って進められることもあります。

この3つ以外の「向いていない」と思われがちな性格は、多くの場合、条件に言いかえると補えます。

「向いていない」と思われがちな性格を、条件に言いかえる
性格在宅での表れ方条件に言いかえると
話し好き一人の時間がさびしい話す量の多い仕事なら強みになる
人見知り電話の最初に緊張する話す順番の型があれば補える
心配性判断したあとも気になる理由を記録に残すと安心につながる
せっかち記録を後回しにしがち記録までを1件と決めれば補える
マイペース時間の区切りがあいまい始業と終業の合図を作れば補える

編集部まとめ

心配性は、在宅の仕事ではむしろ強みになることもあります。「念のため、もう一度確かめよう」と思えることは、電話や文字だけで判断する仕事で、見落としを防ぐ力になるからです。

10の質問でセルフチェック

次の10の質問に、「はい」なら印をつけてください。いまの自分の状態で答えて大丈夫です。迷ったら「いいえ」にしておくと、あとで補う項目がはっきりします。

在宅ワークに向いているかの10の質問

チェックした数:

答えるときのコツ

家族と暮らしている人は、家族が家にいる時間帯を思い浮かべて答えてください。平日の昼間は静かでも、夕方や休みの日に働くなら、そのときの家の様子で考えるほうが実際に近くなります。

10の質問は、4つの条件と、一人の時間とのつきあい方に分かれています。それぞれの質問が何を確かめているのかを、順に見ておきましょう。

1〜3:一人で判断して記録に残せるか

在宅の仕事では、隣に先輩がいないぶん、自分の判断を自分で説明できることが求められます。「なぜそう判断したか」が記録に残っていれば、あとで上司が確かめることも、自分がふり返ることもできます。病棟で夜勤のときに、一人で観察して記録し、朝に報告してきた経験は、そのままこの力につながります。

4〜5:文字で伝えるのが苦にならないか

在宅で働くと、上司や同僚への報告や相談の多くがチャットやメールになります。顔を見ながらなら「あれ、お願い」で通じたことも、文字では「誰の、何を、いつまでに」まで書かないと伝わりません。長い文章を書く力より、短く正確に書く力が大事です。申し送りの用紙や退院時のサマリーを、要点だけで短くまとめるのが得意だった人は、4と5に自信を持ってよいでしょう。

6〜7:生活のリズムを自分で作れるか

通勤がなくなると、始業と終業の区切りを自分で作る必要があります。雇われて在宅で働く場合も、パソコンなどの使用時間の記録によって労働時間を把握することが、国のガイドラインで挙げられています[2]。同じガイドラインには、会社の側の長時間労働対策として、時間外のメールを控えることや、深夜や休日のシステムへのアクセスを制限することも挙げられています[2]。とはいえ、日々のリズムを守るのは最後は自分です。

シフト勤務の中で、夜勤明けの日の過ごし方や、次の勤務に向けた眠り方を自分なりに決めてきた人は、リズムを作る力をすでに持っています。反対に、家にいるとつい家事を始めてしまう人は、「始業前に家事を済ませる」「仕事の時間は洗濯機を回さない」など、家事との境目を先に決めておくと楽になります。

8〜9:家に静かに働ける場所を作れるか

電話や面談の仕事では、家族の声や生活の音が入らない場所が必要です。オンラインの面談の求人の例では、第三者がいない個室で、生活感のない白い背景と雑音のない環境で面談すること、重要な書類を鍵のかかる場所にしまえることが条件になっていました[3]。夜間オンコールの求人の例でも、スマートフォンとWi-Fiなどのネット環境が必要とされていました[1]。

10:一人の時間とつきあえるか

在宅で働くと、誰とも直接話さないまま一日が終わることもあります。これは性格の問題というより、「相談できる人や場所を、自分で用意しておけるか」という準備の問題です。一人で働くさびしさとの向き合い方は、在宅ワークの孤独の乗り越え方でくわしく紹介しています。

チェックの結果はどう読めばいい?

「はい」の数で、いまの準備の状態がおおまかにわかります。これは向き不向きを決めつける診断ではなく、次に何をすればよいかを知るための目安です。

チェックの結果の読み方(編集部の目安)
「はい」の数読み方次の一歩
8〜10条件はおおむね整っている職種を選び、求人の条件を確かめる
5〜7足りない条件がいくつかある「いいえ」の項目を1つずつ補う
0〜4このままでは負担が大きいかも補いやすい項目から準備し、仕事の種類も見直す

編集部まとめ

数だけでなく、「いいえ」がどこに集まっているかも見てください。たとえば8〜9の「場所」に「いいえ」が集まっているなら、仕事の選び方より先に、家の中の場所と時間の工夫が必要です。1〜3の「判断と記録」に集まっているなら、一人で判断する場面が少ない仕事から始めるのが楽です。

例を1つ挙げます。「はい」が6つで、「いいえ」が4・5・8・9だったとします。判断と記録、生活のリズムは整っていて、足りないのは「文字で伝えること」と「場所と回線」です。この場合、文字の報告は型を作れば数日で慣れますし、場所と回線は家族との相談と回線の見直しで1か月ほどあれば整えられます。在宅をあきらめる結果ではなく、「1か月の準備で始められる」という結果だと読めます。

点数が低かったからといって、在宅ワークをあきらめる必要はありません。「いいえ」の多くは、準備で「はい」に変えられる項目です。反対に、点数が高くても、選ぶ仕事が自分に合っていなければ苦労します。結果は、準備と仕事選びの両方に使ってください。

当てはまらなかった項目は、どう補う?

「いいえ」になった項目ごとに、補い方と、選ぶと楽な仕事の例を並べました。性格を変える必要はありません。道具や型、家族との約束で補えることがほとんどです。

「いいえ」だった項目の補い方
「いいえ」だった質問補い方の例選ぶと楽な仕事の例
1〜3 判断と記録「状況・判断・理由」の3行メモの型を作る手順の決まった受付や入力の仕事
4〜5 文字で伝える報告の文の型を3つ用意しておく電話が中心の相談の仕事
6〜7 生活のリズム始業前にする決まった行動を作るシフトが決まった雇用の仕事
8 静かな場所家族と時間割を決め、場所を時間で分ける家族が家にいない時間帯の仕事
9 回線と機器回線を整え、困ったときの連絡先を決める機器を貸与する会社の仕事
10 相談の相手週1回は人と話す予定を入れるチームで連絡を取り合う仕事

編集部まとめ

たとえば報告の文の型は、「◯◯さんの件です。状況は〜。〜と判断し、〜しました。確認をお願いします」のように、毎回同じ順番で書けるものを用意しておくと、文字で伝える負担がぐっと軽くなります。始業前の決まった行動は、「着替えて、机を拭いて、白湯を一杯飲んだら始業」のように、体に合図を送るものがおすすめです。

相談の相手は、職場の外にいてもかまいません。以前の同僚と月に1回お茶をする、オンラインの勉強会に参加する、在宅で働く看護師どうしで話せる場に顔を出す。週に1回でも誰かと仕事の話ができると、一人で抱え込む感じはずいぶん軽くなります。

家の中の場所は、部屋が足りなくても、時間で分ける方法があります。子どもが学校にいる9時から14時はリビングの一角を仕事の場所にする、家族が帰ってきたら寝室の机に移る、といった具合です。家族の理解を得るための話し方は、在宅で働くことを家族にわかってもらうにまとめています。

仕事の種類によって「向き」は変わる

同じ在宅の仕事でも、人と話す量や、一人で判断する重さはかなり違います。「在宅に向いているか」より、「どの在宅の仕事に向いているか」で考えると、選べる道が広がります。

仕事ごとの「人と話す量」(編集部の目安)
電話健康相談5段階中5
夜間オンコール代行5段階中4
オンラインの保健指導5段階中4
チャットでの健康相談5段階中2
医療ライター5段階中1
医療の文字起こし5段階中1

人と話すのが好きな人は、電話健康相談やオンラインの保健指導のように、話すことが仕事の中心になる仕事で力を発揮できます。ただ、電話の相談で求められるのは、たくさん話すことより、相手の話を最後まで聞いて要点をつかむことです。外来で患者さんの話にじっくり耳を傾けてきた人ほど、その経験が生きます。反対に、人と話すことに疲れている人は、文章や文字起こしのように、一人で進める時間が長い仕事が合いやすいでしょう。人と関わる負担が少ない働き方は、看護師が一人でできる仕事で紹介しています。

在宅の仕事を2つの物差しで分ける(編集部の目安)
人と話す量一人で判断する重さ
医療系の受付・問い合わせの対応
電話健康相談・夜間オンコール代行
データ入力・医療の文字起こし
チャットでの健康相談・記事の監修

右上の仕事は、話す量も判断の重さも大きい仕事です。看護の経験を最も生かせる一方で、研修や相談の体制が整っているかを確かめてから選びたい仕事でもあります。左下の仕事は、判断の重さが小さく、手順に沿って進められる仕事です。一人で判断することに不安があるうちは、左側の仕事から始めて在宅の働き方に慣れ、少しずつ右側の仕事に移っていく順番もあります。初めての在宅の仕事を、研修・日中の時間帯・相談できる人・雇用の形という4つの条件で選ぶ方法は、在宅ワーク未経験の看護師が最初に選ぶ仕事でまとめています。職種ごとの違いをひと通り知りたい方は、看護師が在宅でできる6つの仕事もあわせてどうぞ。

モデルケース:「話すのが好きだから在宅は無理」と思っていたIさん

モデルケース(架空の例)

人と話すのが好きなまま、在宅の電話健康相談へ。チェックの「はい」は4つから8つに

  • 10問中4つ10問中8つセルフチェックの「はい」の数
  • 往復70分0分通勤の時間(1日)
  • 週2日週5日子どもと夕食をとる日

このモデルケースは、在宅ワークを考える看護師が抱えやすい状況を想定して、編集部が作成した架空の例です。実在の人物・団体とは関係ありません。数字は説明のための例で、同じ結果になることを約束するものではありません。

成果

Iさんは、セルフチェックで「いいえ」になった項目を準備で1つずつ補い、在宅の電話健康相談の仕事を始めました。人と話すのが好きなことは、電話の相談でそのまま生きています。

Iさん:在宅は一人で黙々とする仕事だと思い込んでいました。話すことが仕事の真ん中にあるなんて、意外でした。

背景

Iさんは外来で20年、患者さんと話す時間が何より好きでした。中学生と小学生の子どもがいて、夫は帰りが遅い日が続きます。外来の残業で夕食に間に合わない日が多く、子どもたちだけで夕飯を食べる日が週に3日ありました。

困っていたこと

在宅ワークと聞くと、一人で黙々とパソコンに向かう姿しか思い浮かばず、話し好きの自分には向かないと1年ほど迷っていました。家にはリビングのほかに落ち着ける場所がなく、チャットで仕事の報告をした経験もありませんでした。

選んだ理由

10の質問に答えてみると、「はい」は4つでした。けれども「いいえ」の中身は、静かな場所、始業の区切り、チャットでの報告、ネット回線と、どれも性格ではなく条件でした。話すことが仕事の中心になる電話健康相談なら、好きなことを生かしたまま在宅で働けると考えました。

始め方と工夫

寝室の窓際に小さな机を置き、仕事の時間は扉に「電話中」の札をかけることにしました。ネット回線を見直し、チャットの報告は「状況・対応・次にすること」の3行で書く型を作りました。2週間後にもう一度チェックすると「はい」は8つに増えていました。夫も「夕飯をみんなで食べられるなら」と喜び、子どもたちは札の色で電話の時間を覚えてくれました。

Iさんの勤務日の過ごし方(モデルケース)
朝の家事と子どもの送り出し6:30〜8:30
在宅の電話健康相談9:00〜15:00
夕食の支度と家族の時間17:00〜21:00

Iさんの例で効いたのは、「向いていない」という思い込みを、10の質問で条件に分けたことでした。性格を変えたわけではなく、場所と時間と書き方の型を整えただけで、在宅で働く姿が現実のものになりました。

在宅ワークが合わないかもしれないサイン

準備で補える条件が多い一方で、いまは在宅ワークを選ばないほうがよいサインもあります。正直に挙げておきます。

こんなときは、いまは無理をしない

  • どの時間帯でも、家族の声が入らない場所を作れない
  • 一人で判断した夜は、不安で眠れない日が続く
  • 生活のリズムが崩れると、体調を崩しやすい
  • 家族が、家で働くことに強く反対している

一人で判断することへの不安が強いときは、無理に判断の重い仕事を選ばず、研修や相談の体制が手厚い仕事から始めるのが安全です。眠れない日や気持ちの落ち込みが続くときは、働き方を考えるのと並行して、医療機関に相談してください。

家族が強く反対しているときも、急いで始めないほうがよいでしょう。在宅で働くと、家族が家にいる時間に仕事をすることになり、協力がなければ続けにくいからです。反対の理由が「家にいるなら家事をしてほしい」なのか、「怪しい仕事ではないか」という心配なのかを聞いてみると、話し合いの糸口が見つかります。働く時間と場所を紙に書いて見せるだけで、家族の受け止め方が変わることもあります。

また、在宅で働くことには、運動不足や仕事と生活の境目があいまいになることなど、始めてから気づくデメリットもあります。7つのデメリットとその対策は、看護師の在宅ワークのデメリットで取り上げています。先に知っておくと、「こんなはずではなかった」を減らせます。

今日からできること:1週間のお試し

在宅で働く前に、家で1週間、小さく試してみましょう。仕事を始める前でも、10の質問のうち多くの項目は練習できます。

在宅ワークの1週間のお試し(例)
  1. 1日目始業の時刻を決める

    家事の合間でも、決めた時刻に机に向かう練習をします。

  2. 2日目場所を決める

    家族の声が入らない場所と時間帯を探して、机を置きます。

  3. 3日目3行メモを試す

    ニュースを1本読み、「状況・判断・理由」の3行にまとめます。

  4. 4日目文字で報告する

    家族への連絡を、チャットで短く送ってみます。

  5. 5日目回線を確かめる

    家族とビデオ通話を10分して、音や映像が途切れないか確かめます。

  6. 6日目家族に伝える

    働く時間と場所のルールを、家族に話します。

  7. 7日目もう一度チェックする

    10の質問に答え直し、「はい」の数を比べます。

お試しの中で、ネット回線や機器に不安が残ったときは、在宅ワークに必要なパソコンとネット環境のセルフチェックで、足りないものを確かめておくと安心です。

家でのお試しのあと、実際の仕事で確かめたいときは、いまの仕事を続けながら短い時間の在宅の仕事を受けてみる方法もあります。その場合は、先に職場の就業規則で副業が認められているかを確かめ、必要なら許可を取ってから始めてください。週1日、数時間だけでも、10の質問の答えが「想像」から「実感」に変わります。

よくある質問

人と話すのが好きな人は、在宅ワークに向いていませんか?

そんなことはありません。電話健康相談のように、話すことが仕事の中心になる在宅の仕事もあります。向き不向きは性格より、記録や場所、時間の区切りといった条件で決まる部分が大きいものです。

パソコンが苦手でも、在宅ワークはできますか?

苦手のままでも始めやすい仕事はあります。ただ、多くの仕事で、電話をしながらの入力やチャットでの報告は必要になります。求められる操作の目安はパソコンが苦手な看護師でもできる仕事で確かめてください。

子どもが小さい家でも、在宅で働けますか?

働いている時間に、家族の声が入らない場所を作れるかが分かれ目です。オンラインの面談の求人には、第三者がいない個室で雑音のない環境を条件にする例もあります[3]。子どもが家にいる時間帯の工夫は子どもがいる家で電話の仕事はできる?にまとめています。

一人で判断するのが不安です。向いていないのでしょうか?

不安を感じるのは、判断の重さをわかっている証拠でもあります。研修があり、困ったときに相談できる体制のある仕事を選べば、一人で抱え込まずにすみます。最初の仕事の選び方は在宅ワーク未経験の看護師が最初に選ぶ仕事を参考にしてください。

40代・50代から在宅ワークを始めても、向いていると言えますか?

年齢は10の質問に入っていません。経験の長さは、判断と記録の力として生きます。年齢より、パソコンや回線の準備と、生活のリズムの整え方が始めやすさを左右します。50代からの選び方は40代・50代からの看護師の在宅ワークをご覧ください。

チェックの結果が悪かったら、在宅ワークはあきらめるべきですか?

あきらめる必要はありません。「いいえ」になった項目の多くは、場所の確保や時間の決め方など、準備で変えられる条件です。補いやすい項目から1つずつ整え、もう一度チェックしてみてください。

在宅ワークを始めてから合わないと感じたら、どうすればいいですか?

何が合わないのかを、場所・時間・仕事の中身・人との関わりに分けて考えてみてください。仕事の種類を変えると合うこともありますし、対面の仕事に戻る選択もあります。一度在宅で働いた経験は、どちらの道を選んでも無駄にはなりません。

まとめ

看護師の在宅ワークに向いているかどうかは、性格よりも条件で決まる部分が大きいものです。一人で判断を記録に残せるか、文字で伝えられるか、生活のリズムを作れるか、家に静かな場所を作れるか。10の質問で「いいえ」が多くても、その多くは準備や仕事の選び方で補えます。

  • 10の質問に答え、「いいえ」の項目がどこに集まっているかを見る
  • 補いやすい項目から、1週間のお試しで整える
  • 人と話すのが好きなら、話す量の多い仕事から選ぶ

10の質問の結果をどう生かせばよいか迷ったら、気軽に声をかけてください。LINEでも、下のフォームからでも、無料で相談できます。

zaitakuwork

ほいくの相談室 編集部。保育士の方からの相談で多く聞かれる悩みをもとに、公的な資料で確認できる情報をまとめています。