脳に転移があると分かっても、それだけで残された時間は決まりません。元のがんの種類、脳の転移の数や大きさ、肺や肝臓など脳の外の病状、体の状態、そして効く治療があるかによって、経過は人ごとに大きく違います。頭痛やまひ、言葉や意識の変化、けいれんといった症状が出ることがありますが、脳のむくみを抑える薬や放射線治療などで和らぐ場合もあります。
お母さまの言葉が時々おかしくなる。それを見て「このまま母が母でなくなってしまうのでは」と怖くなるのは、自然なことです。この記事では、脳転移で起こりうる変化とその理由、症状を和らげる治療、けいれんが起きたときの動き方、そして話せるうちにご本人の希望を聞いておく視点を、ご家族の目線で整理します。脳転移と言われたご本人が読んでも役立つように書いています。
母の言葉の変化に、立ちすくんでいる方へ
- 母の言葉が時々おかしくなって、検査を受けたら脳に転移があると言われた。
- 放射線をすると聞いたけれど、このまま母が母でなくなってしまうのではと怖い。
- 話せるうちに何をしておけばいいのか、何から聞けばいいのか分からない。
母に脳転移が見つかりました。脳転移があると、あとどれくらいで、どんな変化が起きるのですか?
あとどれくらいかは、元のがんの種類、脳の転移の数や大きさ、脳の外の病状、体の状態、効く治療があるかで大きく違います。起きる変化は転移の場所によって違い、頭痛や吐き気、まひ、言葉や意識の変化、けいれんなどがありますが、治療で和らぐ場合もあります。
脳は場所ごとに受け持つ働きが分かれているため、転移がどこにあるかで、出てくる変化が変わります。さらに、転移のまわりの脳がむくむ(脳浮腫)と、転移そのものより広い範囲に影響が出たり、頭の中の圧が高まって、朝方の頭痛や吐き気、眠気が出たりします。小さな転移でも、言葉や手足を受け持つ場所にあれば症状が目立ち、反対に、ある程度の大きさでも症状が少ない場所もあります。
見通しを考えるときは、脳の転移だけでなく、肺や肝臓など脳の外の病状がどのくらい抑えられているか、身の回りのことをどのくらい自分でできるかが、大きな手がかりになります。元のがんによっては脳にも届きやすい薬が使える場合があり、放射線治療や手術と組み合わせることで、症状を抑えながら過ごせる時間が変わってきます。骨や肝臓など、ほかの転移先との違いは[gk_link to=”post:metastasis-sites-symptoms”]転移先別の症状と和らげ方[/gk_link]で比べています。
| 場所 | 主な働き | 現れうる変化の例 |
|---|---|---|
| おでこ側(前頭葉) | 意欲、感情の調整、判断 | 意欲の低下、怒りっぽさ、性格が変わったように見える |
| 運動を受け持つ場所 | 手足を動かす | 反対側の手足の動かしにくさ、まひ |
| 言葉を受け持つ場所 | 話す、言葉を理解する | 言葉が出ない、言い間違い、話が理解しにくい |
| 後頭部(後頭葉) | 見る | 見える範囲の一部が欠ける |
| 小脳 | 体のバランス、細かい動き | ふらつき、めまい、手の動きのぎこちなさ |
| 脳全体 | むくみで頭の中の圧が高まる | 朝方の頭痛、吐き気、眠気 |
母の言葉や性格が変わったように見えるのは、なぜですか?
言葉や感情、判断を受け持つ脳の場所が、転移やそのまわりのむくみの影響を受けているためです。病気がその働きを邪魔しているのであって、お母さまという人そのものが入れ替わったわけではありません。治療で和らぐこともあります。
言葉が出にくい、言い間違える、話の筋が追えない。怒りっぽくなる、急に涙もろくなる、身なりに無頓着になる。こうした変化を見ると、家族は母が遠ざかっていくように感じます。けれど、変わっているのは脳の一部の働きで、お母さまが積み重ねてきた記憶や、家族を思う気持ちまでがなくなったとは限りません。言葉にならなくても、話しかけられた雰囲気や家族の表情は受け取っていることがあります。
意識がぼんやりする、つじつまの合わないことを言う、昼と夜が逆になるといった変化は、脳の転移だけでなく、一時的に現れる「せん妄」のこともあります。せん妄は、徐々に進む認知症とは違うもので、感染や薬、体の状態の変化などがきっかけになるため、原因によっては手当てで落ち着くことがあります。急に様子が変わったときは、「いつから、どう変わったか」を医療者に伝えてください。
言葉が出にくいときは、話し方を少し変えるだけで、やりとりがずいぶん楽になります。言い間違いを訂正し続けたり、言葉を先回りして言ってしまったりすると、ご本人が疲れたり、傷ついたりすることがあります。分からなかったときは分かったふりをせず、「ごめんね、もう一回教えて」と頼んでかまいません。
- 短い文で、一度に一つのことを話す
- 「はい」「いいえ」やうなずきで答えられる聞き方にする
- 返事を急かさず、言葉が出るまで待つ
- 身ぶりや、紙に書いた文字・絵も使う
- 言い間違いを、その都度は直さない
- テレビを消すなど、周りの音を減らす
放射線やステロイドで、症状はよくなるのですか?
よくなる場合があります。脳のむくみを抑えるステロイドで、頭痛やまひ、言葉の症状が比較的早く和らぐことがあり、放射線治療や手術で転移そのものを抑えると、症状が落ち着くこともあります。どこまで戻るかは、転移の場所や大きさで違います。
ステロイドは、転移のまわりのむくみを引かせる薬です。むくみによる頭痛や吐き気、まひなどが和らぐことがある一方で、食欲が増す、眠れなくなる、気分が高ぶったり落ち込んだりする、血糖が上がる、口の中にカビ(カンジダ)が生えやすくなる、といった副作用が出ることがあります。急にやめると体調を崩すことがあるため、量を減らすときは医師の指示に沿って少しずつ減らします。
放射線治療には、転移の数が少ないときに、転移にねらいを絞って当てる「定位放射線治療」と、転移がいくつもあるときなどに脳全体に当てる「全脳照射」があります。大きな転移が症状の原因になっている場合などには、手術で取り除くことが検討されることもあります。全脳照射では、だるさや脱毛のほか、時間がたってから記憶などに影響が出ることもあるため、治療を選ぶときに、利点と負担の両方を聞いてください。
むくみや症状を和らげる治療
- ステロイド(脳のむくみを抑える)
- けいれんを抑える薬
- 吐き気止め、痛み止め
転移そのものをねらう治療
- 定位放射線治療(少ない数の転移にねらいを絞る)
- 全脳照射(転移がいくつもあるときなど)
- 手術(大きな転移が症状の原因になっているときなど)
- 脳にも届きやすい薬(元のがんによる)
けいれんが起きたら、家族は何をすればいいですか?
まわりの危ない物をどけて頭を守り、体を押さえつけず、口に物を入れずに、始まった時刻を確かめます。おさまったら横向きにして呼吸を確かめ、決めておいた連絡先に連絡します。主治医から指示を受けている場合は、その指示を優先してください。
脳に転移があると、転移やむくみが神経の働きを乱して、けいれんが起きることがあります。手足が突っ張る、がくがくと震える、体の片側だけがぴくぴくする、急に反応がなくなって一点を見つめる、など現れ方はさまざまです。目の前で起きると気が動転しますが、けいれんの多くは、しばらくすると自然におさまります。
押さえつけたり、舌をかまないように口に物を入れたりするのは、かえってけがの原因になるので避けてください。できれば、スマホで様子を動画に残しておくと、あとで医師が状態を判断する助けになります。おさまったあとは、しばらくぼんやりしたり、眠ってしまったりすることがあります。呼吸が楽にできるよう体を横向きにして、落ち着くまでそばにいてください。
けいれんが止まらない、意識が戻らないまま繰り返す、呼吸が苦しそう、頭を強く打ったときは、ためらわず119番に電話してください。何分続いたら救急車を呼ぶのか、家で使えるけいれん止めの薬はあるのかは人によって違うため、前もって主治医に確かめ、紙に書いて家族で共有しておきます。初めてのけいれんで、どこに連絡するか決まっていないときも、119番で構いません。
- 1まわりの安全を確かめる硬い物や角のある物をどけ、頭の下にたたんだ服などを入れる
- 2押さえつけない体を無理に押さえず、口の中に物を入れない
- 3時刻を確かめる始まった時刻を見て、できれば様子を動画に残す
- 4横向きにするおさまったら体を横向きにして、呼吸を確かめる
- 5連絡する決めておいた連絡先へ。止まらない・繰り返す・呼吸が苦しそうなら119番
話せるうちに、何を聞いておけばいいですか?
意思を伝えにくくなったときに代わりに決めてほしい人、大事にしたいこと、過ごしたい場所の三つを、ご本人の言葉で聞いておくと、あとで迷ったときの支えになります。一度にまとめて聞く必要はなく、日々の会話の中から少しずつで十分です。
脳転移では、言葉や判断を受け持つ場所に影響が出ると、ご本人が自分の希望を伝えにくくなることがあります。だからこそ、話せるうちに希望を聞いておく意味は大きくなります。一方で、治療でむくみが引いて、言葉が出やすくなる時期が来ることもあります。今日がうまく話せない日なら、治療のあとの調子のよい日を待ってもかまいません。
厚生労働省は、もしものときに望む医療やケアについて前もって考え、家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組みを「人生会議」と呼んでいます。書類を作ることが目的ではなく、何度話し直してもよいものです。聞いた言葉は、日付と一緒に、言い方もそのままノートに書き留めておくと、あとで家族の間で迷ったときに、お母さまの声に立ち返れます。聞く順番や答えやすい聞き方は、[gk_link to=”post:what-to-ask-patient”]本人に何を聞けばいいかの記事[/gk_link]にまとめています。
ご本人が話したがらないときは、無理に聞き出さなくてかまいません。話さないことも、その人の大事な意思です。希望を「聞く」のが難しい日は、「いつもありがとう」「一緒にいられてうれしい」と、家族から「伝える」ことを先にしてみてください。
- 1代わりに決めてほしい人意思を伝えにくくなったとき、誰に相談して決めてほしいか
- 2大事にしたいこと治療やケアで何を優先したいか、何は避けたいか
- 3過ごしたい場所家、病院、施設など、どこでどう過ごしたいか
- 4会いたい人・伝えたいこと会っておきたい人、言っておきたい言葉
- 5暮らしの細かなこと大事な書類の場所、ペットや植物の世話、好きな食べ物や音楽
母の意思を確かめにくくなったら、家族はどう決めればいいですか?
「家族がどうしたいか」より、「母ならどう考えるか」を軸に、医療・ケアチームと話し合って決めていきます。話せるうちに聞いた言葉や、これまでの暮らし方がその手がかりになります。家族だけで抱え込む必要はありません。
言葉や判断が難しくなっても、表情や身ぶりで、好き・嫌い、楽・つらいを伝えられることはあります。決める前に、まずはご本人に分かりやすい形で聞いてみることが出発点です。それでも確かめられないときは、話せるうちに聞いた言葉や、口ぐせ、これまでの選び方を家族で持ち寄り、「母ならどちらを選びそうか」を話し合います。国の「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」は本人による意思決定を基本としており、人生会議の考え方でも、家族と医療・ケアチームが繰り返し話し合うことが大切にされています。
家族の中で意見が分かれることもあります。そのときは、主治医や看護師、病院の医療ソーシャルワーカーに相談しながら話し合う方法があります。決めたあとで迷いが残っても、それはお母さまを大事に思っているからこその迷いです。
脳転移があると、最期はどうなるのですか?
眠っている時間が長くなり、呼びかけへの反応がゆっくりになっていくことがありますが、経過は人によって大きく違い、脳の外の病状に左右されることもよくあります。頭痛やけいれんには、最期の時期まで和らげる手段があります。
飲み込むのが難しくなってきたら、薬を貼り薬や座薬、注射などに切り替えられることがあります。けいれん止めをどう続けるかも、早めに医療者と相談しておくと安心です。
呼びかけに応えられなくなっても、耳は聞こえている可能性があるといわれています。いつもの呼び方で名前を呼び、そばで話しかけてください。言葉の意味まで届いているかは分かりませんが、聞き慣れた声がそばにあることは、家族にとっても支えになります。意識の変化と声のかけ方は、[gk_link to=”post:unresponsive-can-still-hear”]反応がなくても聞こえているかの記事[/gk_link]で取り上げています。
「母が母でなくなる」と怖くなった娘は、どう動いた?
説明のための例(実在の方の体験談ではありません)
1. 相談のあとに変わったこと
相談から2週間のあいだに、娘さんは二つのメモを作りました。一つは主治医に聞いた「けいれんのときの動き方」。何分続いたら救急車を呼ぶか、家で使える薬があるかを書き、冷蔵庫に貼って父にも読み上げました。もう一つは、母の言葉を書き留めるノートです。面会のたびに一つだけ聞き、3回目の面会で、母はゆっくり「家で、猫のそばにいたい」と言いました。「決めるのは、あんたでいい」とも。ノートには日付と一緒に、母の言い方のまま書いてあります。「母は母のままだった。言葉が遠回りしているだけだった」。
2. 相談を考えた背景
始まりは、母が電話で「りんご」を「みかん」と言い間違えたことでした。冗談かと思っていたら、言葉に詰まる回数が増え、検査で脳に転移が見つかりました。主治医からは、ステロイドでむくみを抑え、放射線治療をすると説明を受けました。
3. 相談する前に困っていたこと
娘さんは毎晩のように「脳転移 最期」と検索し、性格が変わる、寝たきりになる、といった言葉に打ちのめされていました。父は耳が遠く、説明を一緒に聞いても半分ほどしか伝わらない。弟は遠方に住んでいる。何より、母に「これからどうしたい?」と聞くことが、「もう長くない」と告げるようで怖かったといいます。
4. ここを選んだ理由・決め手
がん相談支援センターの案内は持っていましたが、平日の昼は仕事で電話ができません。夜10時過ぎにこのサイトの番号にかけると自動音声につながり、用件を残しました。翌朝9時より前に担当から折り返しがあり、最初に名前を名乗ってくれたことで、話しやすくなったそうです。
5. 相談で話したこと・その後
担当は、脳のむくみやステロイドという言葉の一般的な意味を伝え、けいれんのときの動き方や救急車を呼ぶ目安は、主治医に確かめておくものだと話しました。お母さまの見通しについては、予測も診断もしていません。話しながら、聞きたいことを「主治医に聞くこと」と「母に聞きたいこと」の二つに分け、主治医への質問は3つにまとめて送りました。母に聞くことは、一度に一つずつ。最初の面会では切り出せず、「いつもありがとう」とだけ伝えて帰った日もあったそうです。
※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。
主治医・看護師に聞く質問例
- 転移は脳のどこにあり、今の症状のうち、どれが治療で和らぐ見込みがありますか。
- けいれんが起きたら、何分続いたら救急車を呼べばいいですか。家で使えるけいれん止めはありますか。
- ステロイドの副作用で、家族が気をつけておくことは何ですか。
- 放射線治療のあと、言葉や手足の動きは、どのくらい戻る可能性がありますか。
- 一人での入浴や外出、車の運転は続けてもいいですか。
- 本人の意思を確かめにくくなったとき、誰と、どう相談して決めればいいですか。
とはいえ、母の変化を見つめるご家族に伝えたい2つのこと
① 気持ちのこと──まだ一緒にいるのに寂しいのは、自然な心の動きです
お母さまが目の前にいるのに、もう前の母ではないような気がして寂しくなる。そんな自分を冷たいと責める方がいます。失うことが現実になる前から心が悲しみ始めることは「予期悲嘆」と呼ばれ、「喪失が現実となる以前に起こる悲嘆」と説明されています。寂しさは、それだけお母さまとの時間を大事にしてきたしるしです。家族は「第二の患者」ともいわれます。ご家族自身の不安や疲れも、がん相談支援センターで、家族として相談してかまいません。
② 実務のこと──「ひとりにしない時間」と、休みの制度を組み合わせる
けいれんやふらつきがある時期は、入浴や外出、火を使う家事のときに、ひとりにしない工夫が要ることがあります。家族の誰がどの時間帯を受け持つか、日中に誰もいない日はどうするかを、早めに分担しておきます。働きながら支えるご家族には、法律で定められた介護休暇(1年に5日、対象家族が2人以上なら10日まで。時間単位でも取れます)や、対象家族1人につき通算93日まで、3回に分けて取れる介護休業があります。どちらも、2週間以上にわたって常に介護が必要な状態の家族を支えるための仕組みです。65歳以上の方なら、要介護・要支援の認定を受けると、病気の種類にかかわらず介護保険のサービスを使えます。40〜64歳の方は、がんについては「医師が一般に認められている医学的知見に基づき回復の見込みがない状態に至ったと判断したもの」に限られます。どちらの場合も、お住まいの市区町村の介護保険の窓口か、地域包括支援センターが相談先です。
今日できること
[gk_howto name=”今日できること” description=”脳転移と分かった今夜から、明日にかけてできる3つのこと” heading=”none”][gk_step title=”けいれんのときの連絡先を一枚に書く”]主治医の病院の平日と夜間・休日の番号、救急車を呼ぶ目安を書き込む欄、飲んでいる薬の名前を一枚にまとめ、冷蔵庫など家族の目に入る場所に貼ります。[/gk_step][gk_step title=”今夜は「聞く」より「伝える」”]面会や電話で、希望を聞き出そうとする前に、「いつもありがとう」など伝えたい言葉を一つだけ伝えます。[/gk_step][gk_step title=”次の診察で聞くことを決める”]「何分続いたら救急車を呼ぶか」「家で使えるけいれん止めはあるか」を、質問メモのいちばん上に書きます。メモ作りに迷ったら、相談室のLINEに一言どうぞ。[/gk_step][/gk_howto]よくある質問
[gk_faq][gk_q q=”ステロイドを飲み始めてから、母が怒りっぽくなり、夜も眠れていません。”]ステロイドの副作用で、気分の高ぶりや眠れなさが出ることがあります。飲む時間帯を朝に寄せる、量を調整する、眠りを助ける薬を使うなど、工夫できることがあるので、主治医や看護師に様子を伝えてください。自己判断で急にやめると体調を崩すことがあるため、やめたり減らしたりするのは医師の指示に沿ってください。[/gk_q][gk_q q=”放射線治療のあと、すぐに症状はよくなりますか?”]人によって違います。むくみを抑えるステロイドは比較的早く効くことがありますが、放射線の効果はしばらく時間をかけて現れることが多く、途中で一時的にむくみが強まることもあります。どのくらいで効果を判断するのか、症状が強まったときはどうするのかを、治療の前に放射線治療の担当医に聞いておくと安心です。[/gk_q][gk_q q=”けいれんを一度起こしたら、また起きますか?”]繰り返すことがあります。そのため、けいれんを起こした方には、けいれんを抑える薬が処方されることがよくあります。飲み忘れると起きやすくなることがあるので、決まった時間に飲めるよう、家族で声をかけ合ってください。眠気やふらつきなどの副作用が気になるときは、薬の種類や量の調整を相談できます。[/gk_q][gk_q q=”母は、車の運転や一人での入浴を続けたがります。止めるべきですか?”]けいれんや手足のまひ、見える範囲の欠けがある場合、運転や一人での入浴には危険が伴います。続けてよいかは、主治医に確かめてください。そのうえで、入浴は家族がいる時間にする、運転の代わりに家族の送迎や地域の移動サービスを使うなど、お母さまの「自分でやりたい」という気持ちをできるだけ残せる形を一緒に探してください。[/gk_q][gk_q q=”母は病状を知りたがりません。それでも、希望は聞いておくべきですか?”]病状を知らずにいたいという気持ちは、尊重されてよいものです。病気の話をしなくても、希望を知る手がかりはあります。「入院するなら、何を持っていきたい?」「誰に会いたい?」のように、暮らしの話から聞いてみてください。病状の説明と、希望を聞くことは、分けて考えてかまいません。[/gk_q][gk_q q=”脳転移と言われた本人です。家族に何を伝えておけばいいですか?”]言葉が出にくくなったときに、代わりに相談して決めてほしい人と、大事にしたいことの二つだけでも、短いメモにして家族に渡しておくと、家族が迷ったときの支えになります。考えは、あとから何度変えてもかまいません。けいれんが起きたときの連絡先を家族と一緒に確かめておくことも、ご自身を守る準備になります。[/gk_q][/gk_faq]次に読むなら
- [gk_link to=”post:what-to-ask-patient”]本人に希望を聞くとき、どんな順番で聞けばいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:metastasis-sites-symptoms”]脳のほかにも転移があるとき、起きやすい症状は?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:unresponsive-can-still-hear”]呼びかけに応えなくなっても、耳には届いていますか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:words-to-convey-at-the-end”]最期に伝えたい言葉は、どう選べばいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:sudden-change-emergency-contacts-family”]急変に備えて、家族は連絡先をどう決めておけばいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”page:night-number”]夜中に何かあったときの電話先を、前もって決めておくには?[/gk_link]