通院しながら治療や療養を続けている家族が、急に食べられなくなったり、一日の大半を眠って過ごすようになったりしたときは、次の診察日を待たずに、今日のうちに病院へ電話で相談してかまいません。こうした変化は、がんが進んだことの表れである場合もあれば、感染症や脱水、薬の影響、血液の成分の乱れのように、手当てで持ち直すことがある原因で起きている場合もあります。
どれにあたるのかは、外から見ているだけでは分かりません。診察や血液検査をしてはじめて分かることも多く、家族が見分ける必要はありません。家族の役目は、変化に気づいたことを、伝わる形で医療者に届けることです。
この記事では、急な変化の裏にありうる原因、今日のうちに連絡してよい変化の目安、どこに電話すればよいか、電話で何をどう伝えるか、電話のあとに気をつけることを、通院中の時期に絞ってまとめました。看取りの時期の衰えの受け止め方と、救急車を呼ぶかどうかの判断は、それぞれを扱う記事にお任せしています。
急に起きてこなくなった家族のそばで、迷っている方へ
- 先週まで食卓に来ていた父が、今週は起きてこない。頬がこけて、声も小さくなった。
- 次の診察は2週間後。「急に悪化した」のか「様子を見ていい」のか、自分では分からない。
- 病院に電話していいのか迷う。大げさだと思われたくないけれど、手遅れにもしたくない。
父が急に食べられなくなり、一日中寝ています。がんが急に悪化したのでしょうか?どこに連絡すればいいですか?
病気の進行のこともあれば、感染症や脱水、薬の影響など、手当てで持ち直すことがある原因のこともあり、家族には見分けられません。次の診察を待たずに、今日のうちに通院先の病院へ電話で相談してください。
急な変化を前にすると、「ついに悪くなったのでは」と、いちばん怖い理由が真っ先に浮かびます。けれど、がんの治療中や療養中の体は、熱が出る、水分が足りなくなる、薬が合わなくなる、といった別の出来事にも揺さぶられやすくなっています。食べない、眠ってばかりいる、という同じ姿の裏に、まったく違う原因が隠れていることがあるのです。
だからこそ、「様子を見てよいかどうか」は、家族ではなく病院に判断してもらいます。電話の先は、平日の日中なら通院先の病院の外来(担当の科)、夜間や休日なら病院から伝えられている連絡先です。訪問看護や在宅医を利用していれば、そちらに相談することもできます。息ができないほど苦しい、呼びかけても目を覚まさないなど、命に関わると感じたときは、迷わず119番に電話してください。救急車を呼ぶかどうかの判断と、急変に備えた連絡先の決め方は、[gk_link to=”post:sudden-change-emergency-contacts-family”]急変に備える家族の連絡先と救急車の判断[/gk_link]で詳しく扱っています。
急に食べられない・寝てばかりになるのは、どんな原因が考えられますか?
がんそのものの進行のほか、感染症、脱水、薬の影響、血液中のカルシウムやナトリウムの乱れ、便秘や痛み、気持ちの落ち込みなどが考えられます。いくつかが重なっていることもあり、原因によっては手当てで楽になります。
感染症は、抗がん剤などの治療で体の守りが弱くなっている時期に起こりやすくなります。肺や尿の通り道、胆汁の通り道などに起きることがあり、熱が出るとは限りません。とくに高齢の方では、熱が上がらないまま、元気がない、食べない、ぼんやりする、という形で表れることがあります。
脱水は、食べられない日や、吐き気や下痢、発熱が続いたあとに起こりやすくなります。水分が足りなくなると、だるさや眠気が強まり、さらに食べられなくなるという悪循環に入ることがあります。尿の量が減る、色が濃くなる、口や舌が乾く、立ち上がるとふらつく、といった様子が手がかりになります。
薬の影響も、考えられる原因の一つです。痛み止めの医療用麻薬を始めた、量を増やした、眠りを助ける薬や吐き気止めが加わった、といった変化のあとから眠気が強くなることがあります。また、がんの影響で血液中のカルシウムが増えると、のどの渇き、吐き気、便秘、眠気やぼんやりが出ることがあり、ナトリウムが減ったときにも、だるさや食欲の低下、ぼんやりが見られます。どちらも血液検査で分かり、点滴や薬で手当てされることがあります。
急に落ち着かなくなる、つじつまの合わないことを言う、昼と夜が逆になる、といった変化を伴うときは、「せん妄」と呼ばれる一時的な意識の乱れのこともあります。徐々に進む認知症とは違うもので、病状が進んだ人に起こりやすい一方、原因によっては手当てで落ち着くことがあります。
もちろん、がんの進行によって体の余力が落ちてきたことの表れである場合もあります。その場合も、つらさを和らげる手当てはあり、家族にできることもなくなりません。看取りの時期に入ってからの急な衰えの受け止め方は、[gk_link to=”post:sudden-weakness-near-end”]急に弱ったのは看病のせいではない理由[/gk_link]にまとめています。
| 原因の例 | 家族が気づけるヒント | 電話で伝えたいこと |
|---|---|---|
| 感染症 | 熱、寒気、せき、尿の濁り。熱が出ないこともある | 体温と測った時刻、最後に治療を受けた日 |
| 脱水 | 尿が少ない・濃い、口が乾く、立つとふらつく | 飲めた量、最後に尿が出た時刻 |
| 薬の影響 | 薬を始めた・増やした後から眠気が強い | 薬の名前と、変わった日 |
| 血液の成分の乱れ | のどの渇き、吐き気、便秘、ぼんやりする | いつから、どう変わったか |
| 便秘・痛み | 便が出ていない、動くと顔をしかめる | 最後の排便、痛がる場所 |
| がんの進行 | 少しずつの変化が、ある週から目立ってきた | 先週と比べて、できなくなったこと |
次の診察を待たずに、今日のうちに連絡してよいのはどんな変化ですか?
食べられない・飲めない状態が続いている、尿が減った、呼びかけへの反応が鈍い、熱がある、急に立てなくなった、吐くのが止まらない、痛みが急に強まった、といった変化は、今日のうちに連絡してよい目安です。家族が「いつもと明らかに違う」と感じたことも、十分な理由になります。
目安の中心にあるのは、「ふだんとの違い」です。もともと食の細い人が少し残した、というのと、先週まで食卓に来ていた人が今週は起きてこない、というのとでは、意味が違います。家族は、その人のふだんをいちばん近くで見てきた存在です。数字で言い表せなくても、「昨日までと違う」という感覚は、医療者にとって大事な情報になります。
抗がん剤などの治療中に熱が出たときは、病院から伝えられている発熱時の連絡の目安に従い、夜間や休日でも連絡してください。治療の内容によっては、早めの手当てが必要になる時期があるためです。目安の紙をもらっていない、どこにしまったか分からないという場合は、次に電話したときに「発熱したときの連絡の目安を教えてください」と確かめておくと安心です。
反対に、息ができないほど苦しい、呼びかけても目を覚まさない、けいれんが止まらない、大量に出血している、といった場合は、病院への相談を待たずに119番です。救急車を呼ぶか迷うときに医師や看護師などに電話で相談できる救急安心センター事業(#7119)は、実施していない地域もあります。
- 食べられない・飲めない状態が続いている
- 尿の回数や量が減った、色が濃くなった
- 呼びかけへの反応が鈍い、話のつじつまが合わない
- 熱がある(抗がん剤などの治療中はとくに)
- 急に立てない・歩けない、手足に力が入らない
- 吐くのが止まらない、便もおならも出ない
- 痛みが急に強くなり、いつもの薬で和らがない
- 家族から見て「いつもと明らかに違う」
「大げさだ」と思われないか心配です。本当に電話していいのですか?
していいのです。様子を見てよいかどうかを決めるのは病院の役目で、家族が判断を済ませてから電話する必要はありません。「様子見でよい」と言われたら、それも大事な答えとして受け取れば十分です。
電話をためらう理由は、たいてい優しさから来ています。忙しい病院に迷惑をかけたくない、次の診察まで待つのが筋だと思う、本人が「大丈夫」と言っている。けれど、家での様子は、家族が伝えなければ病院には届きません。早く分かれば、点滴や薬の調整のように、選べる手当ての幅が広いうちに手を打てることもあります。
電話をかけるなら、できれば午前中の早い時間がおすすめです。その日のうちに受診や検査が必要になったときに、病院も家族も調整がしやすくなります。ただし、夜になってから心配が強くなったときに、朝まで我慢する必要はありません。夜間や休日の連絡先は、まさにそういうときのために用意されています。
家族が抱えやすい迷い
- 大げさだと思われたくない
- 次の診察まで待つのが筋だと思う
- 本人が「大丈夫」と言っている
考え直してみたいこと
- 様子見でよいかを決めるのは病院の役目
- 早く分かれば、選べる手当ての幅が広い
- 家での様子は、家族にしか伝えられない
どこに電話すればいいですか?
平日の日中は通院先の病院の外来(担当の科)へ、夜間や休日は病院から伝えられている連絡先へかけます。訪問看護を利用していれば訪問看護ステーション、在宅医がいれば在宅医にも相談できます。命に関わると感じたら119番です。
通院先の電話番号は、診察券や、治療を始めるときに渡された説明の紙に書かれていることが多いものです。代表番号にかけたときは、「○○科に通院している患者の家族です。体調のことで相談したいのですが」と伝えると、担当の部署につないでもらえます。
かかりつけ医と、がんの治療をしている病院が別々の場合は、どちらに先に連絡するかで迷うことがあります。がんの治療中に起きた変化は、治療の内容を知っている病院のほうが判断しやすい面がありますが、地域の診療所が日々の体調を診ている場合もあるので、次の受診のときに「急に体調が変わったら、どちらに連絡すればいいですか」と確かめておくと安心です。暮らしや介護のことも含めて相談したいときは、地域の高齢者と家族の相談を受ける地域包括支援センターも、窓口の一つです。
通院中の家族の急な変化
- 通院先の外来(担当の科)平日の日中。今日受診したほうがいいかを判断してもらう
- 病院の夜間・休日の連絡先病院から伝えられている番号。迷う変化も相談してよい
- 訪問看護ステーション利用している場合。夜間の連絡体制は契約のときに確かめる
- 在宅医・かかりつけ医診てもらっている場合。治療中の病院とどちらを先にするか決めておく
- 救急安心センター(#7119)救急車を呼ぶか迷うとき。実施していない地域もある
- 119番息が苦しい、目を覚まさないなど、命に関わると感じたとき
電話では、何をどう伝えればいいですか?
最初に、誰の、どの科の治療についての電話かを名乗ります。続けて「いつから・何がどう変わったか」と、食べた量・飲んだ量、尿、呼びかけへの反応、熱、最近変わった薬を伝え、最後に「今日受診したほうがいいか」を尋ねます。
電話を受ける看護師にとって、「この人に今、何が起きていそうか」を考える手がかりになるのは、家での具体的な様子です。気持ちより先に、見たままの事実を順番に伝えるのが近道です。伝える順番は、下の図のとおりです。
伝え方の例です(例)。「○○科に通院している○○(生年月日)の息子です。父は先週まで食卓に来ていましたが、4日前から食事がほとんど入らず、今日は水を湯のみに半分ほどしか飲めていません。今朝から一日中寝ていて、呼ぶと目は開けますが、返事がいつもより遅いです。尿は朝に1回だけで、色が濃いです。熱は測ると少し高めです。5日前に痛み止めが増えました。今日、受診したほうがいいでしょうか」。
電話の前に、この内容を紙に5行ほどで書いておくと、慌てていても抜けがなくなります。看護師から質問されたら、分かることだけ答え、分からないことは「分かりません」で構いません。電話で言われたことは、その場でメモに書き写しておきます。医師や看護師に聞きづらいと感じるときの切り出し方は、[gk_link to=”post:hard-to-ask-doctor”]看護師から小さく聞く方法[/gk_link]も参考になります。
- 1名乗る患者の名前と生年月日、通院している科、電話をかけている人の続柄
- 2いつから変化に気づいた日と、それまでのふだんの様子
- 3何が変わったか食べた量・飲んだ量、尿、眠っている時間、呼びかけへの反応
- 4ほかの手がかり熱、痛み、吐き気、便、最近変わった薬
- 5聞きたいこと今日受診したほうがいいか、家で気をつけること
電話のあと「様子を見て」と言われたら、何に気をつければいいですか?
「どんな変化があったら、もう一度電話すればいいですか」を必ず聞き、答えをメモに残します。そのうえで、飲めた量と尿、呼びかけへの反応を、時刻と一緒に書き留めておくと、次の電話や受診のときに変化を正確に伝えられます。
「様子を見る」は、何もしないという意味ではありません。決めた点に気をつけながら見守る、という意味です。見ておきたいのは、飲めた量、尿の回数と色、眠っている時間と呼んだときの反応の3つです。時刻と一緒に「10時 湯のみ半分」「14時 尿1回、色が濃い」のように短く書けば十分です。
水分は、むせないように少しずつ、本人のペースで勧めます。ストロー付きのコップや、ゼリー状の飲み物のように、飲みやすい形を工夫するのも一つの方法です。むせる、飲み込みにくそうなときは無理をせず、そのことも次の電話で伝えてください。食事は、本人が欲しがったときに好きなものを少し、で構いません。
薬は、指示がない限り、いつもどおりに続けます。眠気が気になっても、痛み止めを自己判断で減らすと、痛みが戻ってかえって動けなくなることがあります。様子が悪い方に変わったと感じたら、言われた時間を待たずに、もう一度電話してかまいません。
ご本人の方がこの記事を読んでいるなら、「最近、急に疲れやすくなった」「食べられない日が増えた」と感じたことを、家族か病院に伝えてください。自分の体のことを言い出すのは、わがままではありません。
3日迷っていた電話を、朝のうちにかけられた息子さんの例
説明のための例(実在の方の体験談ではありません)
1. 相談のあとに変わったこと
相談の翌朝、男性は9時半に父の通院先の外来へ電話しました。手元には、前の晩に書いた5行のメモがありました。いつから、食べた量と飲んだ量、尿、呼んだときの反応、先週増えた痛み止め。看護師はいくつか質問をしたあと、今日受診してくださいと伝え、父はその日の午後に診察を受けました。医師からは、脱水と、増えた痛み止めの影響が重なっているようだと説明があり、点滴と薬の量の調整が行われました。3日後には、父が自分で居間まで歩いてくる日がありました。実家の電話の横には今、外来と夜間の番号、電話で伝える5項目を書いた紙が貼ってあります。「電話は、こんなに早く済むものだったのか」と男性は振り返ります。
2. 相談を考えた背景
木曜日に、母から「お父さん、ずっと寝てるの」と電話がありました。週末に実家へ行くと、先週まで食卓に来ていた父が布団から起きてこず、頬がこけ、声も小さくなっていました。次の診察は2週間後でした。
3. 相談する前に困っていたこと
「急に寝てばかり がん」と検索すると、最期が近いという話が並び、怖くて病院に聞くこともためらいました。母は「先生に迷惑だから、診察の日まで待とう」と言い、男性も「大げさだと思われたら」と考えて、3日が過ぎていました。病院のどこに電話すればいいのか、診察券を見てもよく分かりませんでした。
4. ここを選んだ理由・決め手
日曜の夜、実家からの帰りの電車でこのサイトを読みました。医療の判断をする場所ではないと書いてあったことで、かえって「電話していいのか」という迷いそのものを話せると思ったそうです。LINEに「父が急に起きてこない。病院に電話していいのか迷っています」と送りました。
5. 相談で話したこと・その後
翌朝いちばんに届いた返事には、体の変化の判断は病院にしかできないこと、だからこそ今日のうちに通院先へ電話してよいことが書かれていました。担当は、父の状態を判断したり、見通しを予測したりはしていません。そのうえで、電話で伝える項目を5つに整理する手伝いをし、夜に様子が変わったときのために、病院の夜間の番号を確かめておくことも勧めました。受診の翌週、男性はフォームから電話を申し込み、母と自分、遠方に住む妹の役割分担を、担当と一緒に整理しました。
※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。
医療者に聞く質問例
- 急に食べられなくなったり、眠る時間が増えたりしたのは、どんな原因が考えられますか。
- 今日のうちに受診したほうがいいですか。家で様子を見るなら、何に気をつければいいですか。
- どんな変化があったら、もう一度電話すればいいですか。夜間はどこに連絡すればいいですか。
- 最近増えた薬や変わった薬が、眠気や食欲に関係している可能性はありますか。
- 水分が少ししかとれないとき、家でできることはありますか。
とはいえ、迷いながら電話をかける家族に伝えたい2つのこと
① 気持ちのこと──「もっと早く電話していれば」と自分を責めなくていい
電話をかけるまでに何日か迷った自分を、あとから責めてしまうことがあります。けれど、迷ったのは、本人の気持ちや病院の都合まで考えていたからです。変化に気づいて、こうして調べていること自体が、家族にしかできない見守りです。急な変化を前にした家族は、自分の不安を後回しにしがちで、ご家族は「第二の患者」ともいわれます(国立がん研究センター がん情報サービス)。家族自身のつらさや困りごとも、担当医や看護師に相談してかまいません。病院の中で話しにくければ、がん相談支援センターも使えます。患者さん本人でなくても、その病院に通っていなくても無料・匿名で利用でき、相談した人の同意がなければ、話した内容が担当医などに伝わることはありません。
② 実務のこと──連絡の窓口役と、電話のそばの1枚を決めておく
急な変化に気づいたとき、そばにいるのが高齢の家族一人だけ、ということもあります。離れて暮らす子どもが電話で様子を聞いて判断するのは難しいので、家族の中で役割を分けておきます。病院への電話をかける窓口役を一人決め、ほかの家族はその人に様子を集める。同居の家族が高齢なら、電話をかけやすいように、通院先の外来と夜間の番号、患者の名前と生年月日、通院している科、飲んでいる薬を1枚の紙にまとめ、電話のそばに貼っておきます。受診に付き添う人、留守番をする人、遠方の家族に様子を伝える人を決めておくと、いざというときに一人で全部を抱えずに済みます。
今日できること
[gk_howto name=”今日できること” description=”急な変化に気づいた今日から、明日の朝までにできる3つのこと” heading=”none”][gk_step title=”連絡先を2つ確かめる”]診察券や病院から渡された紙で、外来と夜間・休日の連絡先を探し、スマホに登録します。[/gk_step][gk_step title=”今日の様子を5行で書く”]食べた量と飲んだ量、尿の回数、眠っていた時間、呼んだときの反応、最近変わった薬を書きます。電話のときにそのまま読み上げられます。[/gk_step][gk_step title=”迷ったら今日のうちに電話する”]明日まで待つか迷ったら、夜でも病院の夜間の連絡先へ。命に関わると感じたら119番です。電話のあとに気持ちを整理したくなったら、相談室のLINEにひとことどうぞ。夜に届いたものは翌朝いちばんに読んで返事をします。[/gk_step][/gk_howto]よくある質問
[gk_faq][gk_q q=”熱がないので、感染症ではないと考えていいですか?”]熱がなくても、感染症が隠れていることはあります。とくに高齢の方では、熱が上がらないまま、元気がない、食べない、ぼんやりする、といった形で表れることがあります。熱の有無だけで判断せず、ほかの変化と一緒に病院へ伝えてください。抗がん剤などの治療中で、病院から発熱時の連絡の目安を渡されている場合は、それに従ってください。[/gk_q][gk_q q=”痛み止めを増やしてから眠ってばかりです。薬を減らしたほうがいいですか?”]自己判断で減らしたり、やめたりしないでください。痛みが戻ると、かえって動けず、食べられなくなることがあります。眠気が薬によるものか、ほかの原因によるものかは医療者が見きわめ、量や種類を調整できる場合があります。医療用麻薬そのものについては、使用によって命が短くなるという根拠はない、と日本緩和医療学会の痛みの治療のガイドライン(2020年版)に示されています。[/gk_q][gk_q q=”水分だけでも、飲ませたほうがいいですか?”]飲めるなら、むせないように少しずつ、本人のペースで勧めてください。ストロー付きのコップや、ゼリー状の飲み物など、飲みやすい形を選ぶと楽になることがあります。むせる、飲み込みにくそうにしているときは無理をさせず、そのことも病院に伝えてください。どのくらい飲めたかは、電話で伝える大事な情報になります。[/gk_q][gk_q q=”本人が「病院には言わないで」と嫌がります。”]「入院させられるのでは」「治療を止められるのでは」と心配していることがあります。「先生に相談だけするね。決めるのはお父さんと先生だから」と、相談と決めることを分けて伝えると、受け入れやすくなることがあります。それでも、命に関わると感じる様子があるときは、家族の判断で病院や119番に連絡してください。[/gk_q][gk_q q=”離れて暮らしていて、様子が電話でしか分かりません。”]同居の家族や本人に、「何を食べた?」「お手洗いには何回行った?」「呼んだらすぐ返事をする?」と、具体的に聞いてみてください。「元気?」と聞くより、変化がつかみやすくなります。病院へは、同居の家族が電話しにくければ、離れて暮らす家族がかけても構いません。その場合は、本人の了解を得ていることを伝えると話が進みやすくなります。[/gk_q][/gk_faq]次に読むなら
- [gk_link to=”post:sudden-weakness-near-end”]急に弱ったのは、看病が足りなかったからですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:sudden-change-emergency-contacts-family”]救急車と病院、急変のときはどちらに連絡すればいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:sleeping-more-near-end”]眠ってばかりなのは、最期が近いからですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:hard-to-ask-doctor”]医師に直接聞きにくいとき、看護師に小さく聞くには?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:asking-doctor-about-future”]これからのことを、医師にどう聞けばいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”page:for-family”]家族の立場で、どこに何を相談できますか?[/gk_link]