母ががんで泣いてしまう|親の前で泣いていい?涙の置き場所

親のがんを知ってから涙が止まらないのは、大切な人を失うかもしれない怖さと悲しみに、心と体が正直に反応しているからです。親の前で泣いてもかまいません。泣くかどうか、どこで泣くかは、あなたと親御さんの関係に合わせて選んでよいことです。

涙の出方は人それぞれで、通勤電車で急にこみ上げる人もいれば、何日も泣けずにいて、ある夜にまとめてあふれる人もいます。どちらが正しいということはありません。ただ、涙を「出してはいけないもの」として押し込め続けると、かえって思わぬ場面であふれやすくなります。

この記事では、涙が突然出てくる理由、親の前で泣いてもよい場面と分けたい場面、泣いてしまったあとの一言、時間・場所・相手で涙の置き場所を作る方法、泣きたくない場面で涙を少し先に送る工夫、そして涙が長く続くときの相談先を、具体的な言葉と一緒にまとめました。

涙のあとで、このページを開いた方へ

  • 父の病気を聞いてから、通勤電車でもトイレでも、急に涙が出てくる。
  • 父の前では泣かないと決めているのに、面会のあと、車の中で毎回泣いてしまう。
  • こんな状態がいつまで続くのか、自分でも分からなくて怖い。

親ががんになり、涙が止まりません。親の前で泣いてもいいのでしょうか?

泣いてかまいません。子どもの涙を見て、親御さんが「ひとりで抱えなくていいんだ」とほっとする場合もあります。一方で、親の前では泣かずにいたいなら、別の場所に涙の置き場所を作ることもできます。どちらを選んでもよいのです。

「親の前では泣かない」と決めている人の多くは、親御さんに心配をかけたくない、病気の人をこれ以上悲しませたくない、という優しさからそうしています。その気持ちは大切にしてよいものです。けれど、親子の間でお互いに平気なふりを続けると、親御さんも子どもの前で弱音を吐けなくなり、二人とも同じ部屋で、別々に我慢している状態になることがあります。

子どもが涙を見せたことをきっかけに、親御さんが「本当は怖い」と口にできた、という形で、涙が会話の扉になることもあります。反対に、親御さんが治療の説明を受けた直後で気持ちが張りつめているときなどは、子どもの涙が重荷に感じられることもあります。正解は一つではなく、親御さんの性格、その日の体調、二人の関係によって変わります。大事なのは、泣くか泣かないかを「我慢できたかどうか」で評価しないことです。

突然涙が出てくるのは、なぜですか?

親御さんの前や職場で張りつめていた気持ちが、ふっと緩んだ瞬間に、こらえていた悲しみと怖さが出てくるからです。電車、トイレ、車の中で泣いてしまうのは、そこがようやく気を抜ける場所だからです。

人前では、意識しないうちに気持ちを抑える力が働いています。会社では仕事の顔、面会では明るい顔。そうして一日中押さえていた感情は、ひとりになったとき、体が少し緩んだときに表に出てきます。通勤電車の窓の外を見ているとき、トイレの個室で鍵をかけたとき、面会を終えて車のドアを閉めたとき。涙が出やすいのは、ちゃんと「ひとりになれた」場面です。

がん情報サービスの家族向けのページには、「ご家族は、『第二の患者』ともいわれます」という一文があります。家族は「本人はもっとつらいのだから」と自分の気持ちを我慢しがちで、そのうえ自分の日常生活も続けていかなければならないからです。突然の涙は、その我慢が積み重なっていることを知らせてくれる合図とも受け取れます。涙を止める方法を探すより、我慢を少し減らせる場所を探すほうが、結果として涙に振り回されにくくなります。

  1. 1朝の支度鏡の前で、ふと親御さんの顔が浮かぶ
  2. 2通勤電車窓の外を見て、考えごとが止まらなくなる
  3. 3職場の休憩トイレの個室など、ひとりになった瞬間に緩む
  4. 4面会の帰り張りつめていた顔を、車や駅で外したとき
  5. 5寝る前静かになり、昼間に押さえた気持ちが戻ってくる
一日の中で涙がこみ上げやすい場面(一例)

親の前で泣くと、親を悲しませてしまいませんか?

悲しませることもあれば、安心させることもあります。親御さんが自分の気持ちを話してくれたときや、「泣いていいよ」と言ってくれたときは一緒に泣いてよく、説明の直後で張りつめているときや人目のある場所では、涙を別に置いておくほうが楽です。

親が子どもの涙に何を感じるかは、親御さんによって違います。「自分のせいで子どもを泣かせている」と申し訳なく思う人もいれば、「気持ちを分かち合えた」と感じる人もいます。迷ったら、ふだんの親御さんを思い浮かべてください。弱音を見せ合うのが平気な親子か、元気な顔でいるほうが楽な親子か。長く一緒に過ごしてきたあなたの感覚は、多くの場合よい手がかりになります。

もうひとつの目安は、その涙が「一緒に悲しむ涙」か、「あふれて止まらない涙」かです。一緒に悲しむ涙は、親御さんの隣でこぼれても、二人の時間を壊しません。止まらない涙は、親御さんに慰める役を背負わせてしまうことがあります。止まりそうにないと感じたら、「ちょっと顔を洗ってくるね」と席を外し、落ち着いてから戻ってかまいません。

一緒に泣いてもよさそうな場面

  • 親御さんが自分の気持ちを話してくれたとき
  • 親御さんから「泣いていいよ」と言われたとき
  • 二人きりで、時間に余裕があるとき

涙を分けておきたい場面

  • 治療の説明を受けた直後で、親御さんが張りつめているとき
  • 相部屋で、ほかの患者さんや家族がいるとき
  • 自分の涙が止まりそうにないと感じるとき
親の前で泣いてもよさそうな場面と、涙を分けておきたい場面
[gk_cta_mid title=”面会のあとの涙を、20分だけ聞かせてください”]評価も助言もせずに、泣いたあとの気持ちをお聞きします。フォームでお電話の時間帯を選ぶか、文字のほうが楽ならLINEに「今日も泣きました」とだけ送ってください。[/gk_cta_mid]

親の前で泣いてしまったら、どうすればいいですか?

謝りすぎずに、短い一言を添えて、いつもの会話に戻れば大丈夫です。「ごめんね、急に。それだけ大事なんだよ」「泣いちゃったけど、ちゃんとそばにいるからね」。涙の理由が親御さんを大切に思う気持ちだと伝われば、十分です。

泣いてしまった直後は、「病人の前で泣くなんて」と自分を責めたくなります。けれど、何度も謝ると、親御さんは「自分の病気が子どもを苦しめている」と受け取りやすくなります。謝罪は一度で止め、そのあとに「でも、こうして会えてうれしい」「次は何を持ってこようか」と、今と次の話に戻ると、場の空気は自然に戻ります。

親御さんから「泣かないで」と言われたときは、子どもの涙そのものより、子どもを悲しませている自分がつらいのかもしれません。「うん、大丈夫。会えてうれしくて」と一度おさめ、泣く続きは帰り道に回せば、親御さんの気持ちも守れます。

親御さんも一緒に泣き出したら、無理に励まさなくてかまいません。手を握る、背中に手を置く、ティッシュを渡す。言葉が出てこないときは、黙って隣に座っているだけでいいのです。泣き終わったあと、親御さんのほうから「すっきりした」と言うこともあります。涙を流した時間は、失敗ではなく、二人で悲しみを分けた時間として残ります。

涙の置き場所は、どうやって作ればいいですか?

「いつ泣くか」「どこで泣くか」「誰に話すか」の3つを、あらかじめ決めておきます。泣いていい時間と場所があると分かっていると、それ以外の場面では、不思議と涙をこらえやすくなります。

時間は、たとえば「面会のあと、エンジンをかける前の10分」「寝る前に湯船につかっている間」のように、毎日の流れの中に置きます。場所は、車の中、浴室、ひとりになれる寝室、人の少ない公園のベンチなど、人目を気にせずに済むところです。そして相手は、泣いたことを話せる人を1人。パートナー、友人、きょうだい、相談窓口の誰でもかまいません。家族に言いにくいなら、家族でない相手のほうがかえって話せることもあります。

泣いたあとに気持ちを切り替える小さな合図を作っておくと、涙の時間が長引きにくくなります。顔を冷たい水で洗う、温かいお茶を1杯飲む、好きな曲を1曲だけ聴く。合図は何でもかまいませんが、毎回同じものにすると、体が「ここで終わり」と覚えていきます。気持ちを言葉にしたい日は、ただ聞いてもらう頼み方を[gk_link to=”post:ask-to-be-heard-without-advice”]助言なしで聞いてもらう方法[/gk_link]にまとめています。

  1. 1時間面会のあとの10分、寝る前の入浴など、泣いていい時間を決める
  2. 2場所車の中、浴室、ひとりの寝室など、人目を気にしないで済む場所
  3. 3相手泣いたことを話せる人を1人。家族でなくてよい
  4. 4終わりの合図顔を洗う、温かい飲み物を飲むなど、毎回同じ切り替えを決める
涙の置き場所を作る4つの要素

泣かずにいたい場面では、どうすれば涙をこらえられますか?

涙を消すことはできなくても、少しのあいだ先に送る工夫はあります。息をゆっくり吐く、目の前の物を一つ細かく見る、冷たい物を手に持つ。そのうえで「あとで泣く時間がある」と自分に約束すると、その場を乗り切りやすくなります。

会議の最中、取引先との電話、親御さんの病室にほかの患者さんがいるとき。どうしても泣きたくない場面はあります。涙がこみ上げてきたら、まず息を長く吐いてください。吸うことより吐くことに意識を向けると、高ぶった気持ちが少し静まります。次に、目の前の物を一つ選び、色や形、書かれた文字を細かく見ます。注意を外の具体的なものに向けると、頭の中で膨らんでいた場面から、いったん離れられます。冷たいペットボトルを握る、手のひらを強めに押すといった体の感覚も、気持ちを今ここに戻す助けになります。

それでも難しいときは、「すみません、少し外します」と席を外すのがいちばん確実です。通勤電車なら、ひと駅だけ降りてホームのベンチに座ってもかまいません。そして大事なのは、こらえた涙に行き先を用意しておくことです。「帰りの車で泣いていい」「夜のお風呂で泣こう」と決めてあれば、こらえることは我慢ではなく、泣くのを少し後回しにしただけになります。行き先のないまま押し込め続けると、思わぬ場面でまとめてあふれやすくなります。

面会のあと、車の中で毎回泣いてしまうのは大丈夫ですか?

面会の間は気持ちを保ち、終わってから涙を出せているのは、むしろ自分を守れている形です。ただし、泣きながらの運転は危ないので、駐車場でエンジンをかける前に泣き、落ち着いてから走り出してください。

面会のたびに車で泣く人は、親御さんの前では笑顔で過ごし、帰り道にそのぶんの涙を流しています。それは、親御さんとの時間を大切にしながら、自分の悲しみも捨てずにいる、ひとつのやり方です。泣くこと自体を止めようとしなくて大丈夫です。

気をつけたいのは安全です。涙で視界がにじみ、気持ちが乱れた状態での運転は、事故につながりかねません。ハンドルを握る前に、駐車場で「泣く時間」を取り、ティッシュと飲み物を車に常備しておくと安心です。泣き終わったら、窓を少し開けて深呼吸を3回。それでも落ち着かない日は、運転を少し遅らせるか、迎えを頼むか、公共の交通機関に切り替えてください。電車で通う人は、ひと駅手前で降りて歩く時間を、気持ちを整える時間にすることもできます。

  • エンジンをかける前に泣く、と決めておく
  • ティッシュと飲み物を、車に常備しておく
  • 泣き終わりの合図(窓を開けて深呼吸を3回など)を決める
  • 落ち着かない日は、運転を遅らせるか迎えを頼む
  • 泣いたことを話せる相手の連絡先を、すぐ開ける場所に入れておく
面会のあと車で泣く日のために、用意しておくこと

涙が長く続くときは、どこに相談すればいいですか?

涙に加えて、眠れない、食べられない、仕事や家事が手につかないといった状態が何日も続くときは、ご自身のかかりつけ医や心療内科、親御さんの病院のがん相談支援センターに相談してください。家族自身のつらさも、相談してよいことです。

がん相談支援センターは、全国のがん診療連携拠点病院などに置かれた窓口で、患者さんの家族も、その病院に通っていない人も、無料・匿名で面談や電話の相談ができます。話した内容が、相談した人の同意なく担当医などに伝わることはないので、親御さんに知られずに自分の気持ちを話せます。家族が自分のつらさを医療者に打ち明けてよいことは、がん情報サービスの「家族のがんが進行・再発したとき」というページでも取り上げられています。受診や相談のときは、「いつから涙が続いているか」「どんな場面で出るか」「眠りと食事はどうか」をメモにして持っていくと、短い時間でも状況が伝わります。

地域の公的な窓口に話したいときは、こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)があります。かけた場所の都道府県や政令指定都市の相談機関につながり、受付の曜日や時間は地域ごとに違い、通話料がかかります。夜中に涙が止まらず、誰かの声を聞きたいときは、よりそいホットライン(0120-279-338)が24時間・無料で電話を受け付けています。がん専門の窓口ではありませんが、今の気持ちをそのまま話せます。「消えてしまいたい」と感じるときは、ひとりで朝を待たずに、その夜のうちに話してください。

  1. Q1涙のほかに、眠れない・食べられない日が続いていますか

    はいかかりつけ医や心療内科に「親の病気がきっかけで」と伝えて相談する

    いいえ涙の置き場所を作りながら、信頼できる人に話して様子を見る

  2. Q2親御さんの病気のことも含めて話したいですか

    はい親御さんの病院のがん相談支援センターに、家族として相談する

    いいえこころの健康相談統一ダイヤルなど、地域の窓口を使う

  3. Q3夜中で、今すぐ誰かと話したいですか

    はいよりそいホットライン(24時間・無料)に電話する

    いいえ翌朝、かかりつけ医や相談窓口に連絡する

涙が続くときの、相談先の選び方

面会のたびに車で泣いていた娘さんは、どう変わった?

説明のための例(実在の方の体験談ではありません)

どなたの例か
30代・娘の立場(母が抗がん剤治療中。週に2回、仕事帰りに車で実家へ通っている)
相談のあとに変わったこと
毎回30分ほど止まらなかった車の中の涙が、駐車場での10分に収まった。一度だけ母の前で泣いたことで、母も「怖い」と口にできるようになった。

1. 相談のあとに変わったこと

相談から1か月ほどで、彼女の面会の帰り道は変わりました。実家の近くの駐車場で、エンジンをかける前に10分だけ泣き、窓を開けて深呼吸をしてから走り出す。以前は泣きながら運転して、気づけば家まで30分泣き続けていたこともありましたが、今は「10分で一区切り」がほぼ守れています。週に1度、相談室のLINEに「今日も泣きました」と送るのが習慣になりました。

2. 相談を考えた背景

母が治療を始めてから、彼女は週に2回、仕事帰りに実家へ寄るようになりました。母の前では明るく振る舞い、治療の話も淡々と聞く。けれど車に戻ると涙が止まらず、ある夜、赤信号に気づくのが遅れてブレーキを強く踏みました。「このままだと、私が事故を起こす」と怖くなったのが、相談を考えたきっかけです。

3. 相談する前に困っていたこと

友人に話そうとしても、「お母さん、きっと良くなるよ」と励まされると、それ以上は言えなくなりました。夫には心配をかけたくなくて、帰宅前に顔を整えてから家に入る毎日。泣く場所は車しかなく、その車の中でさえ、泣くことに罪悪感がありました。ダッシュボードには、いつの間にかティッシュの箱が2つ並ぶようになっていたといいます。

4. ここを選んだ理由・決め手

母の病院のがん相談支援センターも考えましたが、母の担当の人たちに泣いている姿を見せるのには抵抗がありました。相談室を選んだのは、匿名で、スタンプひとつでもLINEを送れると知ったからです。最初の夜は、言葉が出てこず、泣き顔のスタンプだけを送りました。翌朝、返事が届いていたのを見て、フォームから電話を申し込みました。

5. 相談で話したこと・その後

電話の20分、担当は彼女の話を遮らず、泣きながら話すのをそのまま待ちました。助言はしませんでしたが、最後に彼女のほうから「運転が怖い」と話したとき、駐車場で泣いてから走り出す方法を一緒に考えました。その2週間後、彼女は母の前で一度だけ泣きました。母は彼女の手を握って「あなたが泣いてくれて、ちょっとほっとした。私も怖かったの」と言ったそうです。「泣かないことが親孝行だと思っていたけど、違う形もあるんだと知りました」。

※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。

医療者に聞く質問例

  • 母の前で、家族が気をつけたほうがいいことはありますか。
  • 母は家族の前で無理をしていないでしょうか。看護師さんから見た様子を教えてください。
  • 家族が自分の気持ちのことを相談できる人は、この病院にいますか。
  • 面会の時間や回数で、母の負担にならない目安はありますか。
  • 母が泣いているとき、家族はどう関わればいいでしょうか。

とはいえ、涙が止まらない今、伝えたい2つのこと

① 気持ちのこと──泣く自分を、弱いと決めつけない

涙は、悲しみを外に出すための、体に備わった仕組みです。泣けるということは、あなたが親御さんとの時間を、それだけ大切にしてきた証拠でもあります。「泣いてばかりで情けない」と思う夜があっても、それは弱さではなく、まっすぐに悲しめている状態です。泣いた分だけ、次の面会でまた笑顔を作る力が戻ってくることもあります。家族の私もつらいと感じるときの考え方は、[gk_link to=”post:family-member-breaking-down-tears”]家族の涙を責めない考え方[/gk_link]でも扱っています。

② 実務のこと──面会と役割を分けて、ひとりで通い続けない

面会のたびに涙があふれるのは、通う回数も、病院からの連絡を受ける役も、ひとりに集まっているからかもしれません。きょうだいやほかの家族と、面会に行く曜日、病院からの電話を受ける役、親戚への報告の役を分けておくと、ひとりで受け止める場面が減ります。分け合える家族がいないときは、親御さんの病院の医療ソーシャルワーカーやがん相談支援センターに、通い方や使える支えを相談できます。職場にも事情を知っている人を1人つくっておくと、急に席を外す日があっても、説明に追われずに済みます。

今日できること

[gk_howto name=”今日できること” description=”涙が止まらない今夜から明日までにできる3つのこと” heading=”none”][gk_step title=”泣いていい時間を1つ決める”]面会のあとならエンジンをかける前の10分、家なら入浴の時間など、泣いていい時間を1つだけ決める。[/gk_step][gk_step title=”泣き終わりの合図を作る”]顔を洗う、温かいお茶を飲む、好きな曲を1曲聴くなど、毎回同じ切り替えを1つ決める。[/gk_step][gk_step title=”泣いたことを1人に伝える”]友人やパートナー、相談室のLINEに「今日も泣きました」とだけ送る。[/gk_step][/gk_howto]

よくある質問

[gk_faq][gk_q q=”男なのに涙が止まらず、情けなく感じます。”]泣いてよいかどうかに、男女の違いはありません。父や母の病気を前にして泣くのは、息子であっても自然なことです。「男は泣くものではない」と育ってきた人ほど、涙をこらえ続けて、眠れなさや苛立ちとして出てくることがあります。人前で泣きにくいなら、車の中や浴室など、自分だけの場所で泣く時間を作ってください。[/gk_q][gk_q q=”毎日のように泣いています。これはうつ病なのでしょうか?”]涙が多いことだけで、病気かどうかは決められません。親の病気を前に毎日泣いてしまうのは、悲しみに向き合っている人によくある姿です。ただ、涙に加えて、眠れない、食べられない、何をしても楽しめない、仕事が手につかないといった状態が続いているなら、一人で判断せず、かかりつけ医や心療内科で相談してください。「親の病気がきっかけで」と伝えれば、それだけで話の糸口になります。[/gk_q][gk_q q=”自分の子どもの前で泣いてしまいました。”]子どもは大人の様子に敏感なので、無理に隠すより、短く理由を伝えるほうが安心することがあります。「おばあちゃんが病気で、心配で泣いちゃった。あなたのせいじゃないよ」「泣いたら、また元気になるからね」と、年齢に合った言葉で添えてください。子どもにどこまで話すかは、家族の大人どうしで考えをそろえておくと、説明が食い違わずに済みます。[/gk_q][gk_q q=”泣いてばかりいて、母に申し訳ない気持ちになります。”]申し訳なく思う必要はありません。泣いているのは、それだけお母さまを大切に思っているからです。お母さまの前で泣いた日は、帰り際に「また来るね」と次の約束をひとつ添えると、涙の印象より、来てくれる子どもの姿のほうが残ります。泣くことと、そばにいることは、両立できます。[/gk_q][gk_q q=”母が泣いているとき、どう声をかければいいですか?”]無理に泣きやませようとしなくて大丈夫です。「泣いていいよ」と言って、隣に座っているだけで十分な支えになります。手を握る、背中をさするなど、言葉より体の近さが伝わることもあります。お母さまが話し始めたら、励ましたり答えを出したりせずに、最後まで聞いてください。[/gk_q][gk_q q=”周りは泣いているのに、私は泣けません。冷たいのでしょうか?”]冷たいわけではありません。悲しみの出方は人によって違い、ショックが大きいほど涙が出ないこともあります。やることに追われて、気持ちが後回しになっている場合もあります。泣けないことを責めず、眠れているか、食べられているかといった体の様子に気を配ってください。しばらくたってから涙が出てくることもあります。[/gk_q][gk_q q=”夜、涙が止まらないとき、今すぐ話せる先はありますか?”]よりそいホットライン(0120-279-338)は、24時間・無料で電話相談を受け付けています。がん専門の窓口ではありませんが、今の気持ちを話すことができます。電話をかける気力がないときは、がんと家族の相談室のLINEに、泣き顔のスタンプをひとつ送っておくだけでもかまいません。夜に届いたものは、翌朝いちばんに読んでお返事します。[/gk_q][/gk_faq]

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泣いたあとの気持ちを、電話で聞かせてください

[gk_form_cta]「今日も泣きました」「父の前で泣いてしまった」と、ひとことだけフォームにお書きください。受付確認のメールが届いたら、あとはご希望の時間帯に担当からのお電話を待つだけです。評価も助言もせずにお話を聞き、泣きながら話していただいてもかまいません。[/gk_form_cta]

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ほいくの相談室 編集部。保育士の方からの相談で多く聞かれる悩みをもとに、公的な資料で確認できる情報をまとめています。