泊まるか帰るか迷うとき|がんの最後の1週間・数日に起きる変化

「日単位です」と言われてからの数日には、水分を飲み込みにくくなる、声をかけても反応が少なくなる、呼吸のリズムが変わる、手足が冷たくなる、尿が減る、といった変化が見られることが多くなります。ただ、現れる順番や速さは人によって違い、それが何日続くかを言い当てることは、医師にもできません。

この記事では、病室で見られやすい変化の意味と、看護師さんを呼ぶ目安、泊まるか帰るかの決め方、交代で休みながら付き添う方法をまとめました。「今夜が山」と言われた夜の過ごし方や、最期の瞬間に間に合わなかったらどうしよう、という不安にも触れています。

病室の椅子で、このページを開いた方へ

  • 「日単位です」と言われて、病院に泊まり込んでいる。この数日に何が起きるのか、先に知っておきたい。
  • 母の呼吸が変わるたびに、看護師さんを呼んでいいのか迷ってしまう。
  • 最期には間に合いたい。でも、このままでは自分が倒れてしまいそうで怖い。

母の最後の1週間と言われました。この数日で体はどう変わり、家族はそばで何をすればいいですか?

飲み込みにくくなる、声への反応が少なくなる、呼吸のリズムが変わる、手足が冷たくなる、尿が減る、といった変化が、順番や速さを変えながら重なっていきます。家族は声をかけ、手を握り、気になる変化を看護師に伝え、交代で休みながらそばにいます。

この時期の変化は、毎日同じように進むとは限りません。昨日はうなずいてくれたのに今日は目を開けない、と思えば、夕方にふと名前を呼んでくれることもあります。一つの変化に一喜一憂するより、下の表のように「見られやすいこと」と「そばでできること」を対にして持っておくと、驚く場面が少し減ります。

観点見られやすい変化そばでできること
飲み込み水分でもむせやすく、口から取れる量が減る無理に飲ませず、口の潤し方を看護師に聞く
反応呼びかけに目を開けない時間が長くなる返事を求めずに、いつもの声で話しかける
呼吸間が空く、あごや肩を使う、のどがゴロゴロ鳴る気になったら、その場で看護師に伝える
手足冷たくなり、色がまだらに見えることがある薄い掛けものをかけ、そっと手を包む
尿量が減り、色が濃くなる気づいたことを看護師に伝える
最後の1週間〜数日に見られやすい変化と、そばでできること(順番も速さも人それぞれ)

表の「そばでできること」は、どれも特別な技術がいりません。いちばん大事なのは、変化に気づいたときに一人で抱えず、看護師さんに伝えることです。食べられない・飲めないことへの向き合い方は[gk_link to=”post:final-days-not-eating-mouth-care”]食べられなくなったときの口のケア[/gk_link]で、反応が少なくなってからの声のかけ方は[gk_link to=”post:unresponsive-can-still-hear”]反応がなくても聞こえているか[/gk_link]で、詳しく取り上げています。

「日単位です」と言われたら、何が変わったという意味ですか?

医療者が、いくつもの変化とその速さから、残された時間が「日」で数える幅に入ってきたと見立てた、という意味です。何日と決まったわけではなく、短いことも、思ったより続くこともあります。会わせたい人への連絡と、付き添いの体制を整える合図として受け止めます。

医療者は、一つの変化だけで時間を判断しているわけではありません。米国とブラジルの緩和ケア病棟で進行がんの患者さん357人を調べた研究(Hui ほか、2014年)では、手首の脈が触れなくなる、下あごを動かすような呼吸、尿の量が減る、呼吸が強弱をくり返して間が空く、のどのゴロゴロ音、といった徴候が、残された時間がごく短いことを強く示すものとして挙げられています。ただ、これは医療者が判断の材料にするための研究で、家族が一つずつ数えて時間を当てるためのものではありません。

ですから、ご家族が病室で呼吸の回数を数え続ける必要はありません。見立てを知りたいときは、「今夜、家族を呼んでおいたほうがいいですか」「私が今夜、家に帰っても大丈夫そうですか」と、具体的な判断に結びつく形で看護師さんに尋ねてください。答えが「分からない」であっても、それは隠しているのではなく、本当に幅があるからです。

[gk_cta_mid title=”病室で一人なら、ひとことだけでも送ってください”]泊まるか帰るか、遠方の家族を呼ぶか。今夜の判断を、担当が一緒に整理します。夜中に送られたLINEには翌朝いちばんに目を通してお返事するので、様子の急な変化は、その場で看護師さんに伝えてください。[/gk_cta_mid]

呼吸の変化やのどのゴロゴロは、苦しいサインですか?

呼吸の間が空く、あごや肩を動かすように息をする、のどの奥でゴロゴロと音がする、といった変化はこの時期によく見られます。見ている家族はつらく感じますが、苦しいかどうかの見極めは看護師に任せ、気になったらその場で伝えてください。和らげる方法がある場合もあります。

のどのゴロゴロは、飲み込む力が弱くなって、のどの奥にたまった分泌物を呼吸が揺らしている音だと説明されることがあります。呼吸の間が長く空き、また大きく息を吸う、という波のようなリズムに驚くこともあるでしょう。緩和ケア普及のための地域プロジェクト(OPTIM)がつくった看取りのパンフレット『これからの過ごし方について』は、こうしたのどのゴロゴロや、苦痛が増えたときの対応を、家族の心配に沿って説明した冊子です。病棟で似た説明の資料があれば、一度もらっておくと、夜中に一人で見たときの驚きが少し小さくなります。

息苦しさの和らげ方については、日本緩和医療学会が『進行性疾患患者の呼吸困難の緩和に関する診療ガイドライン 2023年版』という診療ガイドラインを出しています。病室では、体の向きや枕の高さを変える、口の中を湿らせるといったケアや薬の調整などを、医療者が状態に合わせて選んでいきます。ご家族がしてよいことは、まず看護師に「今、苦しそうに見えます」と伝えること。体の向きを変えたり口を湿らせたりするのは、やり方を教わってからにしてください。

手足の冷たさや尿の減り方は、何を表しているのですか?

血液の巡りが手足の先まで届きにくくなり、手足が冷たく、色がまだらに見えたり、尿の量が減って色が濃くなったりします。この時期によく見られる変化で、家族が無理に温めたり、水分をとらせたりする必要はありません。

手を握ったときの冷たさに、はっとすることもあるでしょう。けれど、電気毛布やカイロで強く温める必要はありません。薄い掛けものをかけ、両手でそっと包むくらいで十分です。靴下をはかせたいときは、締めつけの弱いものを看護師と一緒に選んでください。

尿が減ってくると、尿の管が入っている場合は袋にたまる量が少なくなり、色も濃くなります。飲める量が減り、体の巡りも変わっていくこの時期には、よく見られる変化です。気づいたことは看護師に伝えれば十分で、家族が量を記録したり、飲ませて増やそうとしたりする必要はありません。

看護師さんを呼んでいいのは、どんなときですか?

迷ったら、呼んでいいのです。苦しそう・痛そうに見える、呼吸の様子が急に変わった、出血やけいれんがある、本人が落ち着かない、家族が不安で仕方がない。どれもナースコールの理由になります。前もって「どんなときに呼べばいいですか」と聞いておくと、迷いが減ります。

夜中の病室では、呼吸の音ひとつにも胸が騒ぎます。「こんなことで呼んだら迷惑かも」とためらう気持ちも分かります。けれど、看護師さんにとって、家族からの「いつもと違う気がする」は大切な情報です。見に来てもらって「この時期によくある変化です」と言われたなら、それで安心できたことに意味があります。

呼ぶ・呼ばないの判断をその場でしなくてすむよう、日中のうちに一度、「すぐ呼んでほしい様子と、朝まで様子を見ていい様子を教えてください」と頼んでおいてください。メモにして、ベッドの横に置いておけば、交代で付き添う家族も同じ基準で動けます。自宅で看ている場合は、訪問看護や在宅医の夜間の連絡先が同じ役割を持ちます。在宅療養支援診療所には24時間連絡を受ける体制が求められていますが、来てもらえるまでの時間は医療機関によって違うので、夜間の動き方も前もって確かめておきます。

  1. Q1苦しそう・痛そうに見える、出血やけいれんがあるなど、今すぐ見てほしい様子ですか

    はいすぐにナースコールを押す。自宅なら訪問看護や在宅医の夜間の連絡先へ

    いいえ次の問いへ進む

  2. Q2前もって聞いておいた「朝まで様子を見ていい変化」に当てはまりますか

    はい手を握って声をかけ、次の巡回のときに伝える

    いいえ迷っている時点で呼んでよい。「いつもと違う気がします」と伝える

看護師さんを呼ぶか迷ったときの分かれ道

泊まるか帰るか、どう決めればいいですか?

看護師の見立て、家族の疲れ、連絡がつく体制の三つで決めます。「今夜は付き添ったほうがいい」と言われた夜や、本人がそばにいてほしそうな夜は泊まり、それ以外は交代で帰って眠ることも、付き添いの大事な一部です。

泊まり込みが続くと、睡眠も食事も削られ、数日後には判断力も落ちていきます。最期の数日に必要なのは、一人の家族が休まずに付き添い続けることではなく、誰かが交代でそばにいられる状態を保つことです。帰る夜には、「様子が変わったら、何時でもこの番号に電話をください」と病棟に伝え、枕元に電話を置いて眠ります。泊まる夜も、病棟の付き添い用のベッドや椅子で横になり、交代の人が来たら、ためらわずに帰ってください。

帰る夜は、電話の音量を上げ、着替えと車や財布の鍵を玄関にまとめておきます。夜中に病棟から電話が鳴ったら、まず深呼吸をして、看護師の話をメモに取りながら聞きます。慌てて車を運転するのは危ないので、タクシーを使うか、運転できる家族に頼むかを、あらかじめ決めておくと安心です。向かう途中で、ほかの家族には決めておいた文面で知らせます。

観点泊まる夜帰って休む夜
目安看護師から付き添いを勧められた、本人がそばにいてほしそう見立てに大きな変化がない、交代の人がいる
家族の体付き添い用のベッドや椅子で横になる自宅で眠り、食べ、着替える
連絡交代の人に様子を短く送る病棟に「何時でも電話を」と伝えておく
気持ち眠ってしまっても、そばにいることに変わりはない帰ることは、次の夜も付き添うための準備
泊まる夜と、帰って休む夜の考え方
  1. 1夕方夜に泊まる人が来て、日中の様子を口頭で引き継ぐ
  2. 2夜泊まる人はそばで横になり、ほかの家族は家で眠る
  3. 3明け方変化があれば看護師に伝え、家族に決めた文面で知らせる
  4. 4朝日中の人が来て交代し、泊まった人は帰って休む
付き添いを交代でつなぐ、一日の流れの例

「今夜が山」と言われた夜は、どう過ごせばいいですか?

会わせたい人に知らせ、そばにいる人と休む人を決めたら、あとは手を握り、声をかけ、静かに過ごすことが中心になります。モニターを見張り続ける必要はありません。うとうとしてしまっても、そばにいることに変わりはありません。

「今夜が山かもしれません」と言われると、それまでの数日の疲れが一気に押し寄せてきます。まず、来たい人に知らせます。遠方で今夜は間に合わない家族がいるなら、電話をスピーカーにして、お母さまの耳元で話してもらう方法もあります。声をかけても応えがなくなってからも、耳には届いている可能性があるといわれています。

それから、病室を少しだけお母さまらしく整えます。好きだった音楽を小さな音で流す、家のタオルを枕元に置く、部屋の明かりを落とす。話しかける言葉は、特別なものでなくて構いません。「ここにいるよ」「みんな来るからね」「ありがとう」。夜が明けても、状態が大きく変わらないこともあります。山と言われた夜を越えたら、また交代の体制に戻してください。

  • 来たい人に知らせたか(間に合わない人には電話で声を届ける方法も)
  • 今夜そばにいる人と、家で休む人を決めたか
  • 看護師に「すぐ呼んでほしい様子」を確かめたか
  • 自分が食べて、水分をとったか
  • 亡くなったあとに最初に電話する先が、手元に控えてあるか
「今夜が山」と言われた夜に確かめること

最期の瞬間に立ち会えなかったら、看取ったことにならないのですか?

そんなことはありません。最期の瞬間は、トイレに立ったわずかな間や、明け方に少し眠った間に訪れることもあります。それまでの日々にそばにいたこと、声をかけ続けたことが、看取りそのものです。

どれだけ付き添っていても、息を引き取る瞬間にそばにいられるかどうかは、誰にも決められません。家族が交代で帰った夜に、静かに呼吸が止まることもあります。あとから「あのとき帰らなければ」と自分を責めたくなるかもしれませんが、帰ったのは、次の日もそばにいるためでした。看護師さんに頼んで、最期の様子を聞かせてもらうこともできます。

病院で亡くなったときは、医師が死亡を確認したあと、ご家族だけで過ごす時間をお願いすることもできます。手を握り、声をかけ、間に合わなかった家族の到着を待ちたいことも、遠慮なく看護師に伝えてください。その夜に決めることは、お体をどこへお運びするかだけです。火葬は亡くなってから24時間を経過した後でなければ行えず、死亡届も亡くなったことを知った日から7日以内なので、ほかのことは翌日以降で間に合います。

呼んでいいと分かって、病室の夜が変わった例

説明のための例(実在の方の体験談ではありません)

どなたの例か
40代・息子の立場(70代の母が緩和ケア病棟に入院中で、「日単位です」と言われた。3日前から病室に泊まり込み。姉は新幹線で3時間の距離に住む)
相談のあとに変わったこと
看護師に「すぐ呼んでほしい様子」を確かめて、迷いながら過ごす夜が減った。妻と姉との交代表ができ、一晩おきに家で眠れるようになった。間に合うか分からなかった姉の声も、電話で母の耳元に届けられた。

1. 相談のあとに変わったこと

相談のあと、彼は看護師に「すぐ呼んでほしい様子」と「朝まで見ていていい様子」を聞き、3つずつメモにしてベッドの横に貼った。それまでは呼吸が変わるたびにナースコールに手を伸ばしかけては迷い、一晩に何度も目を覚ましていた。メモを貼ってからは、迷う時間が減り、呼ぶときは迷わず押せるようになった。泊まり込みは妻と姉との3人の交代表になり、彼は一晩おきに家で眠った。姉が着く前の夜には、電話をスピーカーにして、姉が母の耳元で10分ほど話しかけた。「呼んでいいと分かっただけで、夜が少し短くなった」と彼は話す。

2. 相談を考えた背景

「日単位です」と言われた日、彼はそのまま病室に残った。母の呼吸は、浅く速くなったかと思うと、しばらく止まったように見えることがあった。そのたびに体が固まり、看護師を呼ぶべきか、呼んだら迷惑なのかが分からなかった。

3. 相談する前に困っていたこと

暗い病室で、スマホの明かりを手で隠しながら「最後の数日 呼吸」と検索した。並んでいた体の変化の一覧を読むほど、母の呼吸を数えるのをやめられなくなった。3日目の夜には、自分が最後にいつ食事をしたのかも思い出せなかった。

4. ここを選んだ理由・決め手

夜中に、自分の不安のためだけに看護師を呼ぶのはためらわれた。廊下の長椅子から、午前2時にLINEで「母の呼吸が変わるたびに、看護師さんを呼んでいいのか分かりません」と送った。返事は翌朝いちばんに届き、電話で話すこともできると書かれていた。妻が交代に来る昼過ぎの時間帯を選んで、フォームから折り返しを頼んだ。

5. 相談で話したこと・その後

電話の担当は、彼の話を遮らずに聞いたあと、母の呼吸が危ないかどうかや、あと何日かについては「それは看護師さんに見てもらうことなので」と言い、判断や予測はしなかった。代わりに、看護師に聞く質問を一緒に3つにまとめた。「すぐ呼んでほしいのはどんな様子か」「家族が泊まったほうがいいのはどんな夜か」「家で休む夜は、どう連絡をもらえるか」。姉に送る文面と、交代表の組み方も一緒に考えた。その日の夕方、彼は質問のメモを持ってナースステーションに向かった。

※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。

医療者に聞く質問例

  • すぐに呼んでほしい様子と、朝まで様子を見ていい様子を教えてください。
  • 今夜は家族が泊まったほうがいいでしょうか。帰っても大丈夫そうでしょうか。
  • 家に帰る夜、様子が変わったら何時でも電話をいただけますか。
  • 呼吸の様子やのどの音で、本人は苦しんでいないか見ていただけますか。
  • 遠方の家族を呼ぶなら、今がよいでしょうか。

とはいえ、この数日をそばで過ごすあなたに伝えたい2つのこと

① 気持ちのこと──怖いと思いながらそばにいることも、立派な付き添いです

呼吸の音に体がこわばる。手の冷たさに涙が出る。病室を出たくなる瞬間がある。それは、あなたの愛情が足りないからではありません。大切な人の最期の数日を前にして、心が揺れるのは当たり前のことです。がん情報サービスは、家族は「本人はもっとつらいのだから」と自分の気持ちを抑え込みがちで、「第二の患者」ともいわれると説明しています。廊下に出て深呼吸をする、売店で温かいものを飲む。それも付き添いの一部です。夜中に誰かと話したくなったら、よりそいホットライン(0120-279-338)は24時間、無料でかけられます(がん専門の窓口ではありません)。

② 実務のこと──病院の付き添いのルールと、家の留守を先に確かめる

泊まり込みが始まると、病院の決まりと家のことが、思った以上に効いてきます。付き添い用のベッドを借りられるか、夜間に出入りできる入口はどこか、家族の食事や駐車場はどうするかを、日中のうちに病棟で確かめておきます。家のほうでは、子どもの送り迎えやペットの世話、郵便物など、自分がいないと止まることを書き出し、この数日だけ誰に頼むかを決めておきます。職場には「家族の付き添いのため、数日は急に休むことがある」と一度伝えておけば十分です。介護休暇は時間単位でも取れて、介護休業は対象の家族1人につき通算93日まで、3回まで分けて取れます。

今日できること

[gk_howto name=”今日できること” description=”この数日を、倒れずにそばで過ごすための3つのこと” heading=”none”][gk_step title=”「呼んでほしい様子」を聞く”]日中のうちに看護師に「すぐ呼んでほしい様子」と「朝まで見ていていい様子」を聞き、メモにしてベッドの横に置きます。[/gk_step][gk_step title=”今夜の交代を決める”]今夜泊まる人と家で眠る人を決め、家族のグループに一行で送ります。帰る人は、病棟に連絡先を伝えてから帰ります。[/gk_step][gk_step title=”かける言葉を一つ決める”]「ここにいるよ」「ありがとう」など、迷ったときに口にする一言を決めておきます。返事がなくても届けてください。[/gk_step][/gk_howto]

よくある質問

[gk_faq][gk_q q=”呼吸が止まったように見えて、また大きく息をすることがあります。どういうことですか?”]この時期には、呼吸がしばらく止まったように間が空き、そのあと深い呼吸が戻ってくる、という波のようなリズムが見られることがあります。見ていると、そのたびに息をのむと思います。呼吸の間が空いたからといって、すぐに最期が来るとは限りません。初めて見たときや、様子が変わったと感じたときは、看護師に見てもらってください。見てもらうことで、ご家族も少し落ち着けます。[/gk_q][gk_q q=”遠方の家族が間に合わないかもしれません。どうすればいいですか?”]まず、今の様子と見立てを、決めた文面で早めに伝えます。移動中や間に合いそうにないときは、電話やビデオ通話をつないで、本人の耳元で話してもらう方法があります。間に合わなかった家族も、その声を届けたことで、ともに見送ることができます。到着が最期のあとになりそうなときは、家族が着くまでお体のそばで待てないか、看護師に相談してください。[/gk_q][gk_q q=”自宅で看ていて、呼吸が止まったときはどこに電話すればいいですか?”]自宅で看取る予定なら、在宅医や訪問看護の連絡先に電話するのが基本です。どこに電話するかは、前もって在宅医と決めておいてください。在宅医が訪問して、死亡を確認します。看取りの予定がなく、急な変化で命に関わると感じたときや、在宅医などに連絡がつかないときは、119番に電話してください。[/gk_q][gk_q q=”付き添いで眠れず、自分の体調も心配です。どうすればいいですか?”]ご家族が倒れてしまうと、残りの数日をそばで過ごすこと自体が難しくなります。交代の人がいれば、一晩でも家で眠ってください。病室で過ごすときも、食事と水分をとることを後回しにしないでください。頭痛やめまいが続く、胸が苦しいといった体の不調があれば、ためらわずに受診してください。気持ちのつらさは、病棟の看護師や医療ソーシャルワーカーにも話してよいことです。[/gk_q][gk_q q=”子どもや孫を、最期の場にいさせてもいいですか?”]病棟の決まりを看護師に確かめたうえで、子ども自身の気持ちを大事にして決めます。いさせるときは、前もって「おばあちゃんは眠っていることが多いよ」「息の音が大きく聞こえることがあるよ」と、目にする様子を短く伝えておくと、子どもも驚きにくくなります。そばには大人が一人ついて、子どもが部屋を出たくなったら出られるようにしておきます。行きたくないと言う子どもには、手紙や絵を枕元に置いてもらう形でも、十分に気持ちは届きます。[/gk_q][gk_q q=”鎮静をすすめられました。お別れの時間が短くなりませんか?”]鎮静とは、ほかの手段では取りきれない強い苦痛があるときに、薬で眠った状態をつくってつらさを和らげる方法です。日本緩和医療学会の手引き(2023年版)は、鎮静が平均的に命を短くするような重い影響はないと想定される、としています。眠る前に伝えておきたい言葉があれば、医療者に相談して、その時間をつくってもらえるか確かめてください。[/gk_q][/gk_faq]

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今夜の付き添いを、ひとりで決めなくて大丈夫です

[gk_form_cta]病室からでも、今の様子をひとことお書きください。送信のあとに受付確認のメールが届き、ご希望の時間帯に担当がお電話します。泊まるか帰るか、遠方のご家族をいつ呼ぶか、看護師さんに何を聞くかを一緒に整理します。[/gk_form_cta]

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ほいくの相談室 編集部。保育士の方からの相談で多く聞かれる悩みをもとに、公的な資料で確認できる情報をまとめています。