診断の直後に検索して出てくる「5年生存率」のような数字は、過去にがんと診断された大勢の人の記録をまとめた統計で、親御さん一人のこれからを言い当てるものではありません。その数字を見て眠れなくなったのは、それだけ親御さんのことを大切に思っているからで、見てしまった自分を責める必要はありません。
統計は、治療法を考えるときの目安の一つにはなります。けれど、どのくらい当てはまるかは、病気の種類や病期、年齢や体力、治療の効き方によって大きく変わり、医師にも一人ひとりの経過を数字で言い切ることはできません。数字に振り回されるか、数字を道具として使えるかは、その読み方しだいです。
この記事では、5年生存率が何を表す数字なのか、余命とどう違うのか、なぜ親御さんにそのまま当てはまらないのか、希望を持ってよいのか、そして主治医に見通しを聞く・聞かないの決め方と、数字の代わりに聞ける質問を順番にまとめました。
数字を見てしまった夜に、このページを開いた方へ
- 母の病名を検索したら「5年生存率」という数字が出てきて、その夜は眠れなかった。
- まだ治療も始まっていないのに、頭の中がその数字でいっぱいになっている。
- 母には言えない。でも、ひとりで抱えているのもつらい。
親ががんと分かり、余命を検索してしまいました。ネットの数字は親に当てはまりますか?
そのままは当てはまりません。ネットの生存率は、何年も前に診断された大勢の人の記録をまとめた数字で、お母さまやお父さまの余命を示すものではないからです。最近の治療の進歩や、一人ひとりの体の状態も、その数字には入っていません。
国立がん研究センターの「院内がん登録生存率集計結果閲覧システム」は、載せている生存率について、「過去の期間にがんと診断された方の生存率」であり、治療の進歩などにより「これから治療を受けられる患者さんには当てはまらない可能性」があると注意書きを添えています。統計を出している側が、自らこうした断りを置いているのです。夜中に見た数字を、そのままお母さまの未来として受け取らなくていい理由が、ここにあります。
数字と親御さんのあいだには、少なくとも3つの距離があります。1つ目は時間の距離です。生存率を計算するには、診断から何年もたった人の記録が必要なので、どうしても少し前の治療を受けた人たちの数字になります。2つ目は集団の距離で、同じ病名・同じ病期でも、年齢も体力も持病も違う大勢の人をまとめています。3つ目は情報の距離です。診断の直後は検査が続いていて、病期(ステージ)や治療の方針が決まりきっていないこともあり、どの数字が親御さんに近いのかを選ぶことさえ、まだ難しい段階です。
- 1時間の距離何年も前に診断された人の記録で、その後の治療の進歩は入っていない
- 2集団の距離年齢や体力、持病の違う大勢の人をまとめた数字で、一人の経過は表さない
- 3情報の距離診断直後は病期や治療方針が決まりきらず、近い数字を選ぶことも難しい
「5年生存率」とは、何を表している数字ですか?
診断から5年たった時点で、生存している人の割合を表す数字です。「5年しか生きられない」という意味ではなく、5年という区切りで集団を数えた結果にすぎません。数え方にはいくつか種類があり、それぞれ意味が少しずつ違います。
統計でいう生存率とは、がんと診断された人の集団のうち、決まった期間がたった時点で生存している人の割合のことです。5年という区切りがよく使われるため「5年生存率」という言葉を目にしますが、これは観察の区切りであって、親御さんに残された時間の上限ではありません。表の中の数字が小さく見えても、大きく見えても、それは「ある時点で、集団のうち何割の人が生存していたか」という過去の記録です。
数え方の違いも知っておくと、数字に振り回されにくくなります。実測生存率は、すべての死因を含めて計算するため、がん以外の理由で亡くなった人も数に入ります。相対生存率と純生存率(ネット・サバイバル)は、がん以外の死亡の影響を補正して、がんそのものの影響を見ようとする数字です。同じ病名でも、ページによって数字が違って見えるのは、種類や集計の期間、対象の集団が違うためであることが少なくありません。
生存率の表は、病期(ステージ)ごとに分かれていることが多くあります。病期は、がんの大きさや広がり(T)、リンパ節への転移(N)、離れた臓器への転移(M)の3つの要素で評価され、Ⅰ期からⅣ期へ進むほど進行したがんを示します。ただし基準はがんの種類によって異なり、血液のがんには、ステージを使わずに説明されるものや、血液検査の値などをもとに分類するものもあります。親御さんの病期がまだ確定していなければ、表のどの行を見ればいいのかさえ決められないのが、診断直後のふつうの状態です。
| 種類 | 数え方 | 読むときの注意 |
|---|---|---|
| 実測生存率 | すべての死因を含めて計算する | がん以外の理由で亡くなった人も含まれる |
| 相対生存率 | がん以外の死亡の影響を補正する | がんそのものの影響を見るための数字 |
| 純生存率 | がん以外の死亡の影響を補正する | ネット・サバイバルとも呼ばれる |
生存率と「余命」は、同じものですか?
同じではありません。生存率はある時点で生きている人の割合、生存期間中央値は集団の半数がまだ生存している期間で、どちらも集団についての数字です。親御さん一人に残された時間を示す「余命」とは、別のものとして読んでください。
「余命」という言葉は、多くの人にとって「あとどれくらい生きられるか」という、一人についての問いです。一方、統計が答えられるのは「この病気・この病期の集団では、ある時点で何割が生存していたか」という問いだけです。二つの問いは似ているようで、向いている方向が違います。生存期間中央値も同じで、集団の半数がまだ生存している期間を指し、半数の人はそれより長く生きています。期限を表す数字ではありません。
診断直後の説明では、見通しの数字よりも、検査の結果や治療の進め方が中心になることが多くあります。病状が進んだ時期に、医師が「月単位」などの言葉で見通しを伝えることがありますが、それも幅のある目安です。そうした場面での数字の受け止め方は、[gk_link to=”post:parent-how-long-numbers-meaning”]余命の数字の意味と聞き方[/gk_link]にまとめています。今の段階では、統計の数字を親御さんの「余命」と読み替えないことが、何よりの備えになります。
教えてくれること
- 同じがん・同じ病期で、過去に診断された集団の傾向
- 病期によって、傾向がどう違うか
- 治療法を考えるときの、目安の一つ
教えてくれないこと
- 親御さんに、あとどれくらいの時間があるか
- 最近の治療の進歩で、何が変わったか
- 親御さんの体力や持病、治療の効き方による違い
数字を見たあとでも、希望を持っていいのですか?
持っていいのです。統計は集団の傾向を示すだけで、お母さまの経過を決めるものではありません。希望を持つことと、現実を知ろうとすることは、同時にできます。
厳しく見える数字を目にすると、「期待したら、あとで傷つく」と、希望を持つこと自体をやめたくなるかもしれません。けれど、統計が過去の集団の記録である以上、親御さんがその中のどこに入るのか、あるいは統計とは違う道をたどるのかは、まだ誰にも分かりません。分からないことを、悪い方にだけ決めてしまう必要はないのです。
希望の形も一つではありません。治療がうまく進むこと。つらさが少なく過ごせること。来月の誕生日を一緒に祝えること。がん情報サービスは「緩和ケアは、がんと診断されたときから始まります」と説明しており、第4期がん対策推進基本計画(2023年3月28日閣議決定)も、がんの診断時から適切な緩和ケアを提供するとしています。緩和ケアは終わりの時期のためだけのものではなく、治療と並行して、体や心のつらさを和らげる取り組みです。どんな経過になっても、つらさに手当てをする道が最初から用意されていることも、希望の根拠の一つになります。
主治医に見通しを聞くか、聞かないかは、どう決めればいいですか?
決める前に「聞いた答えを、何に使いたいか」を考えてみてください。仕事や帰省の計画を立てたいなら聞く意味があり、怖さを確かめたいだけなら、今は聞かない選択もあります。お母さま本人が何を知りたいかも、同じくらい大事な手がかりです。
見通しを聞くことには、知る権利があるのと同じように、聞かずにおく自由もあります。聞くかどうかで迷うときは、答えを聞いた次の日に、自分が何をしているかを想像してみてください。「休みの取り方を決める」「きょうだいと帰省の順番を話し合う」と具体的に思い浮かぶなら、聞く準備ができています。何も浮かばず、ただ怖さが増えるだけに思えるなら、今は治療の予定を聞くことから始めてかまいません。
もう一つの手がかりは、お母さま本人の気持ちです。病気の情報は本人のものなので、医師は本人の意向を確かめたうえで家族に説明するのが一般的です。お母さまが「数字は聞きたくない」と考えているなら、家族だけで聞くかどうかは慎重に決めたいところです。
聞くと決めたときは、聞き方も選べます。最初に「数字ではなく、言葉で教えてください」「幅のある見通しとして聞かせてください」と伝えると、医師も答え方を選びやすくなります。聞く場にはできれば家族が2人で行き、1人はメモを取る役に回ると、動揺して聞き漏らすことを防げます。どう聞けばいいか迷うときは、[gk_link to=”post:asking-doctor-prognosis”]余命を医師に聞く前に決めておくこと[/gk_link]も参考になります。
Q1答えを聞いたら、決めたいことや準備したいことがありますか
はい何に使いたいかを伝えたうえで、幅のある見通しとして聞く
いいえ今は聞かず、治療の予定と目標を聞くことから始める
Q2お母さま本人は、見通しを知りたいと言っていますか
はい本人と一緒に話を聞く場を持てるか、医師に相談する
いいえ本人の気持ちを尊重し、家族だけで聞くかは慎重に決める
Q3聞いたあとの気持ちを、受け止めてくれる人はいますか
はい聞く日を決め、その夜に話す相手との約束も入れておく
いいえ先に話せる相手を見つけてから、聞く日を決める
数字の代わりに、医師に何を聞けばいいですか?
「あとどれくらい」の代わりに、「今の治療は何を目指しているか」「治療の予定はどうなるか」「どんな変化があったら連絡すべきか」を聞いてみてください。数字よりも、お母さまとの毎日に役立つ答えが返ってきます。
数字を聞きたくなるのは、先が見えない不安を、何か確かなもので埋めたいからです。けれど、統計の数字は親御さん一人の先を照らしてはくれません。それよりも、治療の目標や予定を聞くほうが、仕事の調整、通院の付き添い、家での過ごし方といった、明日からの判断に直接役立ちます。
ネットで数字を見てしまったことは、そのまま医師や看護師に話してかまいません。「生存率を調べてしまって、不安になっています。母の場合、どう考えればいいでしょうか」と伝えれば、数字のどこが当てはまり、どこが当てはまらないのかを、親御さんの状態に沿って説明してもらえることがあります。ひとりで画面と向き合うより、答えを持っている人に質問を運ぶほうが、ずっと早く落ち着けます。
| 頭に浮かぶ問い | 置き換えた聞き方 |
|---|---|
| 余命はどれくらいですか | 今の治療は、何を目標にしていますか |
| 治りますか | この治療で、どんなことが期待できますか |
| ネットの生存率は母にも当てはまりますか | 母の場合、統計を見るときに気をつけることはありますか |
| 悪くなったらどうなりますか | どんな変化があったら、すぐに連絡したほうがいいですか |
統計を自分で確かめたいときは、どこを見ればいいですか?
がんの種類や病期ごとの生存率は、国立がん研究センターの「院内がん登録生存率集計結果閲覧システム」と、全国がんセンター協議会の「全がん協生存率調査(KapWeb)」で調べられます。見るなら昼間に、ここまでの注意を手元に置いて読んでください。
知ったほうが落ち着く人もいます。数字を自分の目で確かめたいと思うのは、決しておかしなことではありません。ただ、体験談のブログや掲示板に書かれた数字は、出どころも集計の仕方も分からないことが多いので、確かめるなら公的な統計を選んでください。そして、夜にひとりで見るのではなく、気持ちに余裕のある昼間に、できれば誰かと一緒に見るほうが安全です。表を開いたら、数字より先に表の条件を確かめてください。それだけで、数字は「母の未来」ではなく「ある時期の、ある集団の記録」として目に入るようになります。
- 何年ごろに診断された人の記録か
- 実測・相対・純のうち、どの生存率か
- 病期(ステージ)がどう分けられているか
- 親御さんの病期が、すでに確定しているか
- 表の近くに書かれている注意書き
表の見方が分からないときや、どの数字が親御さんに近いのか迷うときは、主治医に「この統計をどう読めばいいですか」と聞くことができます。親御さんが通う病院のがん相談支援センターでは、家族も無料・匿名で相談でき、情報の探し方や読み方に迷ったときの相談相手にもなります。病院を問わずに聞きたいなら、国立がん研究センターの「がん情報サービスサポートセンター」(0570-02-3410 または 03-6706-7797、平日10時〜15時、通話料は自己負担)があります。
生存率の数字を見て眠れなくなった息子さんは、どう落ち着いた?
説明のための例(実在の方の体験談ではありません)
1. 相談のあとに変わったこと
相談から10日後、彼は母の診察に同席し、手帳に書いた3つの質問を医師に尋ねました。「今の治療は何を目標にしていますか」「治療の予定はどうなりますか」「どんな変化があったら連絡すべきですか」。答えをもとに、翌月の休みを2日取る段取りも決まりました。以前は夜ごとに生存率の表を開き、同じ数字を何度も見直していましたが、今はそのページを開くことはほとんどないそうです。
2. 相談を考えた背景
母から病名を聞いた夜、彼は帰りの電車で病名を検索しました。最初に出てきたのは生存率の表で、そこに並んだ数字が、母に残された時間のように見えてしまったといいます。「あの数字が頭から離れなくて、母の顔を見るたびに思い出してしまった」。治療の説明は2週間後で、それまで何をして待てばいいのか分かりませんでした。
3. 相談する前に困っていたこと
数字の意味を知りたくて、彼はさらに調べました。相対生存率、実測生存率、中央値。言葉が増えるほど、どれが母に当てはまるのか分からなくなりました。母に聞くわけにもいかず、妻には「調べるのをやめたら」と言われ、やめられない自分に苛立っていました。
4. ここを選んだ理由・決め手
病院のがん相談支援センターに電話することも考えましたが、まだ説明も受けていない段階で、何を聞けばいいのか整理がつきませんでした。相談室を選んだのは、医療者の言葉の一般的な意味を教えてもらい、次の診察で聞く質問を3つにまとめてもらえると知ったからです。病名だけを書いてフォームを送り、受付確認のメールを受け取った翌日の昼休みに電話を受けました。
5. 相談で話したこと・その後
電話では、担当が生存率という言葉の一般的な意味と、統計が過去の集団の記録であることを説明しました。母の場合どうなるのかを尋ねられると、担当は予測を口にせず、「それは主治医に聞く質問にしましょう。ただ、聞くかどうかはご自分で決めていいんです」と答えました。彼は迷った末に、数字は今は聞かないと決め、質問を3つに絞りました。「数字を消すことはできないけど、置き場所が分かった気がします」。
※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。
医療者に聞く質問例
- 母の今の病期(ステージ)と、それが治療の選び方にどう関わるかを教えてください。
- 今の治療は、何を目標にしていますか。
- ネットで生存率を見てしまいました。母の場合、統計を見るときに気をつけることはありますか。
- 治療の効果は、いつごろ、どうやって確かめますか。
- 見通しについて母本人がどこまで知りたいかを、一緒に確かめていただけますか。
とはいえ、数字が頭から離れない今、伝えたい2つのこと
① 気持ちのこと──数字を見てしまった自分を、責めなくていい
検索してしまったのは、親御さんに起きることを少しでも先に知って、備えたかったからです。それは冷たさでも、縁起の悪いことでもありません。がん情報サービスが紹介しているように、家族は「第二の患者」ともいわれるほど、本人を気づかうあまり自分の気持ちを後回しにしがちです。数字を見てしまった夜の怖さも、あなたが抱えてよい、ちゃんとした気持ちです。見なかったことにはできなくても、「あれは過去の集団の数字」と名前をつけて、置き場所を決めることはできます。
② 実務のこと──数字の話は「誰が、いつ聞くか」を家族で決めておく
きょうだいや親戚がそれぞれ検索し、見つけた数字を家族のグループに送り合うと、不安は人数分に増えていきます。見通しについて医師に聞く役を1人に決め、聞くとしても治療の方針が固まってから、お母さまの意向を確かめたうえで、と家族で順番をそろえておくと、数字が勝手に広がることを防げます。お母さまの前では数字の話をしない、というルールを共有しておくのも、家族の役割分担の一つです。
今日できること
[gk_howto name=”今日できること” description=”数字が頭から離れない今夜から、明日までにできる3つのこと” heading=”none”][gk_step title=”開いたままのページを閉じる”]生存率のページを閉じ、メモに「あれは過去の集団の数字」と一行だけ書いて残す。[/gk_step][gk_step title=”次の診察で聞く質問を3つ書く”]「治療の目標」「治療の予定」「連絡すべき変化」のように、数字ではない質問を3つメモする。[/gk_step][gk_step title=”母に言えない気持ちを1人に話す”]パートナーや友人、相談室のLINEに「数字を見てしまって怖い」とひとことだけ送る。[/gk_step][/gk_howto]よくある質問
[gk_faq][gk_q q=”調べた生存率の数字を、母に伝えたほうがいいですか?”]伝える必要はありません。病気について何をどこまで知りたいかは、お母さま本人が決めることです。お母さまのほうから数字について尋ねられたら、「ネットの数字は昔の集団の統計らしいよ。気になるなら、次の診察で一緒に先生に聞いてみようか」と、医師に聞く形に変えて返すと、不確かな数字を二人で抱え込まずに済みます。[/gk_q][gk_q q=”検索結果に「ステージ4」とありました。もう治らないということですか?”]多くのがんでは、離れた臓器への転移(遠隔転移)があるとⅣ期に分類されますが、基準はがんの種類によって異なります。ステージは治療方法を考えるときの指標の一つで、余命を示す言葉ではありません。治療の目標や進め方は人によって違うので、「母の場合、治療で何を目指すのか」を主治医に確かめてください。[/gk_q][gk_q q=”医師から「中央値」という言葉を聞きました。どういう意味ですか?”]生存期間中央値は、ある集団の半数がまだ生存している期間を指す統計の言葉です。集団の半数の人はそれより長く生きているので、「その期間で終わる」という期限の意味ではありません。お母さま一人の経過を予測する数字でもないため、気になるときは「母の場合、この数字をどう受け止めればいいですか」と、その場で医師に聞き返してかまいません。[/gk_q][gk_q q=”母が自分で生存率を調べて、落ち込んでいます。”]まずは「そうか、怖かったね」と気持ちを受け止めてください。数字を否定して励ますより、お母さまが何を怖いと感じているのかを聞くほうが、気持ちは落ち着きやすくなります。そのうえで、「次の診察で、先生に一緒に聞いてみよう」と提案し、統計の読み方は医師に確かめる形にすると、数字の正しさをめぐって親子で言い合いにならずに済みます。お母さま自身が相談したいときは、がん相談支援センターも使えます。[/gk_q][gk_q q=”セカンドオピニオンを受ければ、もっと正確な見通しが分かりますか?”]セカンドオピニオンは、診断や治療の選択について担当医とは別の医師に意見を求めるもので、転院とは違います。治療の選び方に納得したいときには役に立ちますが、統計が集団の数字である以上、別の医師に聞いても、一人の経過を正確に言い当てられるわけではありません。受けるときは担当医に紹介状と検査データを用意してもらい、公的医療保険の対象外のため費用は病院ごとに異なります。[/gk_q][gk_q q=”きょうだいが、調べた数字を家族のグループに送ってきます。”]送ってくるきょうだいも、不安で何かせずにいられないのかもしれません。責めるより、「数字を見るとみんな不安になるから、グループには先生から聞いた話だけ載せよう」と、ルールとして提案してみてください。気になる記事を見つけたときは、グループに流す代わりに1人がまとめて預かり、次の診察で聞く質問の候補に変える形にすると、きょうだいの不安も行き場を失わずに済みます。[/gk_q][/gk_faq]次に読むなら
- [gk_link to=”post:mom-or-dad-diagnosed-first-week”]診断の知らせを受けた最初の1週間、子どもはどう動けばいい?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:parent-how-long-numbers-meaning”]医師から余命の目安を伝えられたら、数字をどう受け止める?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:asking-doctor-prognosis”]余命を医師に聞いてもいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:stage-4-survival-rate-reading”]ステージ4の生存率は、どう読めばいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:parent-cancer-child-fear-tonight”]親のがんが怖くて眠れない夜は、どう過ごせばいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:mother-stage-4-treatment-support”]母がステージ4と言われたら、治療をどう考えればいい?[/gk_link]