弱音を吐けないがんの本人へ|「平気なふり」のほどき方

家族の前で平気なふりをしてしまうのは、弱いからでも、家族をだましているからでもありません。家族を悲しませたくないという気持ちが、あなたに笑顔をつくらせています。そして多くの場合、家族のほうも同じ気持ちで、あなたの前では平気なふりをしています。お互いを守り合うほど本音が言えなくなる、という仕組みが、家の中で静かに回っているのです。

どのくらいの本音を、どのくらいの速さで家族に見せられるかは、家族の形や、これまでの話し方の習慣によって違います。何でも話してきた家族もあれば、大事なことほど口にしない家族もあります。ほどき方に正解はなく、一段ずつ進めばかまいません。

この記事では、平気なふりが家族とのあいだで続いてしまう仕組み、家族の側でも同じことが起きている理由、本音を見せていく5つの段と、相手ごとの言い方をまとめました。家族が寝静まってからこのページを開いた方へ。ひとりで検索しているこの時間も、あなたが自分を守ろうとしている時間です。家族の前で笑っている方も、ここでは泣いてかまいません。

家族の前で「大丈夫」と笑っている方へ

  • 家族の前では「大丈夫」と笑っている。弱音を吐いたら、家族が崩れてしまう気がして言えない。
  • 夜、ひとりになると、抱えているものの重さで息が苦しくなる。
  • 家族も無理に明るくしているのが分かるから、よけいに本当のことが言えない。

家族の前では平気なふりをして、弱音を吐けません。一人で抱えているのがつらいです。どうすればいいですか?

まず、平気なふりはあなた一人ではなく、家族とのあいだで起きていると知ってください。そのうえで、全部をやめずに「実は少し無理していた」と打ち明けるところから、本音を一段ずつ見せていけます。

平気なふりをやめられないのは、やめた瞬間に何が起きるか分からないからです。泣き出してしまうかもしれない、家族が取り乱すかもしれない、家の中がずっと暗くなるかもしれない。分からないことは、いちばん悪い形で想像されがちです。だから、ふりを「やめるか、続けるか」の二択で考えると、たいてい「続ける」が選ばれます。

ここで提案したいのは、ふりをやめるのではなく、少しずつ薄くしていく方法です。最初に見せるのは、怖さや悲しみそのものではなく、「無理をしていた」という事実です。「実はね、ちょっと無理して元気にしてた」。この一言は、家族を責める言葉でも、重い打ち明け話でもありません。それでいて、家族に「この家では、本当のことを言っても大丈夫なんだ」と伝える合図になります。

そのあとの進み方は、家族の反応を見ながら決められます。受け止めてもらえたら次の段へ、まだ早いと感じたら、その段にとどまる。段の進め方は、このあとの章で具体的に紹介します。

平気なふりは、なぜ家族のあいだで続いてしまうのですか?

あなたが家族を守ろうとして笑い、家族もあなたを守ろうとして明るくふるまうと、お互いの「平気そうな顔」が、相手の本音をさらに奥へ押しこむからです。誰も悪くないまま、守り合いがぐるぐる回ります。

家族の前で「大丈夫」と言うと、家族は少しほっとした顔をします。その顔を見ると、あなたは「やっぱり言わなくてよかった」と思い、翌日も笑顔をつくります。一方の家族は、あなたが頑張っているのに自分が泣くわけにはいかない、と涙をこらえて明るくふるまいます。あなたはその明るさを見て、「家族も平気そうなのに、自分だけ弱音を吐けない」と、さらに口を閉ざします。

  1. 1本人が笑ってみせる心配をかけまいと「大丈夫」と言う
  2. 2家族もつられて明るくする本人が頑張っているのに泣けない、と涙をこらえる
  3. 3本人がさらに口を閉ざす家族も平気そうだから、自分だけ弱音は吐けないと思う
  4. 4夜、それぞれが一人で抱える寝室や台所で、別々に不安と向き合う
  5. 5翌朝、また「大丈夫」から始まる守り合いが一周して、本音がさらに奥へしまわれる
家族のあいだで「平気なふり」が続いていく流れ

この流れのどこにも、悪い人はいません。全員が、相手を守るために、正しいと思うことをしています。だからこそ、誰かが意識して流れを止めない限り、守り合いは続きます。止めるのに、大きな告白は要りません。一周のどこか一か所に、ほんの少し本当のことを混ぜれば、回り方が変わり始めます。

家族のほうも、平気なふりをしているのですか?

そういうことは少なくありません。国立がん研究センターのがん情報サービスは、家族は「本人はもっとつらいのだから」と気持ちを我慢しがちだとして、ご家族は「第二の患者」ともいわれると説明しています。

がん情報サービスの「家族ががんになったとき」によると、家族は、本人のほうがつらいのだからと自分の気持ちを抑えがちで、そのうえ自分の日常生活も保たなければなりません。つまり、あなたが笑顔をつくっているあいだ、家族も別の場所で、同じように笑顔をつくっているかもしれないのです。

たとえば、夕食の片付けのときに水を出したまま台所に長く立っている。夜、用事もないのにコンビニに出かけて、なかなか帰ってこない。病院の帰りの車の中では、やけに明るい話ばかりする。そうした様子に心当たりがあれば、それは家族なりの「平気なふり」かもしれません。

本人が守っているもの

  • 家族の眠りと、いつもの食卓
  • 「頼れる親」「しっかり者」といった家の中の役割
  • 自分が崩れずにいられる、という感覚

家族が守っているもの

  • 本人の前向きな気持ちと、治療に向かう力
  • 「支える側」でいなければ、という責任
  • 自分が泣いたら本人を不安にさせる、という心配
本人と家族が、それぞれ平気なふりで守っているもの

左右を見比べると、守っているものの形はよく似ています。お互いが相手のために本音をしまっているのなら、どちらかが先に「少し無理していた」と言えば、もう一方も肩の力を抜きやすくなります。家族の側から見た「話してくれない本人」の姿は、[gk_link to=”post:patient-wont-open-up”]家族が無理に聞き出さずに支える方法[/gk_link]で取り上げています。

[gk_cta_mid title=”平気なふりは、ここでは要りません”]家族には言えない「本当は」を、LINEに名前を出さずに一行送ってください。夜に届いた一行も、翌朝いちばんに担当が読んでお返事します。[/gk_cta_mid]

家族に本音を見せるのは、どこから始めればいいですか?

いちばん重い本音からではなく、「無理をしていた」という事実を伝えるところから始めます。次に体の言葉、数で表す今日の調子、気持ちの言葉、お互いの本音の交換、と一段ずつ進むと、家族も受け止めやすくなります。

本音を見せる順番を、5つの段に分けてみました。前の段ほど家族にとって受け止めやすく、後の段ほど深い本音です。今いる段を確かめ、次の段に進むかどうかは、家族の反応を見ながら決めてかまいません。

  1. 1ふりを打ち明ける「実は、少し無理して元気にしてた」
  2. 2体の言葉で伝える「今日は体が重い」「夜中に何度も目が覚める」
  3. 3調子を数で伝える「今日の大丈夫は、10のうち4くらい」
  4. 4気持ちの言葉で伝える「次の検査が、正直こわい」
  5. 5お互いの本音を交換する「あなたも、無理していない?」
家族に本音を見せていく5つの段(1から順に)

1つめの段は、ここまで紹介した「無理していた」の打ち明けです。中身に触れずにすむので、最初の一歩に向いています。

2つめの体の言葉は、家族にとって「何をすればいいか」が分かりやすい本音です。「体が重い」と聞けば、家族は夕食を簡単にしたり、早めに休めるよう段取りしたりできます。気持ちを言葉にするのが苦手な人でも、体の感覚なら口にしやすいものです。

3つめの数は、平気なふりを長く続けてきた人に特に役立ちます。「大丈夫?」と聞かれて「大丈夫」と返す代わりに、「今日は10のうち6」と答える。数なら毎日の小さな波も伝えられ、家族も「今日は4だから、そっとしておこう」と受け取り方を決めやすくなります。数の意味を家族と一緒に決めておくと、言葉の少ない日でも通じ合えます。

4つめと5つめは、いちばん深い本音です。3つめまで進んでいれば、家の中に本当のことを話す土台ができてきています。5つめの「あなたも無理していない?」は、あなたの本音を見せる言葉であると同時に、家族の平気なふりをほどく一言でもあります。

どの段から始めるか迷う夜は、下の分かれ道で、今日の一歩の大きさを決めてみてください。段を飛ばす必要も、毎日進む必要もありません。

  1. Q1家族と並んで座れる、落ち着いた時間が今日ありますか

    はいその時間に、1つめの段「実は少し無理してた」だけを言う

    いいえ今日は数えるだけ。自分の「大丈夫」を10のうちいくつかでメモしておく

  2. Q2言ったあと、家族が泣いたり黙ったりしたら、取り消したくなりそうですか

    はい先に「泣いてもいいよ。私も泣きたかったから」を用意してから言う

    いいえ家族の様子を見て、次の日に2つめの段へ進む

今日、どの段から始めるか迷ったときの分かれ道

「本当はつらい」を、相手ごとにどんな言葉で伝えればいいですか?

家族の明るさにお礼を言ってから、「でも、私の前では無理しなくていい」と添えると、相手を責めずに本音を出せます。相手の立場によって、言葉の重さを少しずつ変えてかまいません。

本音を伝えるときに引っかかるのは、「家族の頑張りを否定してしまうのでは」という心配です。毎日明るく接してくれる家族に「本当はつらい」と言うと、その明るさが間違っていたように聞こえてしまうかもしれない。そこで、先にお礼を置きます。お礼は家族のしてきたことを認める言葉で、そのあとの本音が責める言葉に聞こえるのを防いでくれます。

  • 配偶者に:「いつも明るくしてくれてありがとう。でも、私の前では無理しなくていいよ。私も少し無理してた」
  • 成人した子どもに:「心配かけないようにしてくれて助かってる。ただ、親だからって全部平気なわけじゃないんだ。たまに弱音を言ってもいいかな」
  • 高齢の親に:「心配かけたくなくて、元気なふりをしてた。本当は疲れる日もある。話を聞いてくれたら、それで十分だから」
  • きょうだいに:「家族の前では言えないことを、あなたにだけ言っておきたい。最近、ちょっとしんどい」

言う場所は、向かい合う食卓より、並んで座れるソファや、夕方の散歩の途中のほうが楽なこともあります。顔を見ずにすむ分、相手の表情に引っ張られずに最後まで言えます。一度で言い切れなければ、言えたところまでで区切り、続きは翌日にしてかまいません。

弱音を吐いたら家族が崩れてしまいそうで怖いときは、どうすればいいですか?

崩れるのが怖いときほど、小さな段から試して、家族の受け止める力を確かめてください。家族が泣いても、それは壊れたのではなく、張りつめていたものがゆるんだしるしかもしれません。

「家族が崩れてしまう」という怖さは、家族を弱い人だと思っているからではなく、それだけ家族を大事に思っているから生まれます。ただ、その怖さは、まだ確かめていない予想です。小さな段から本音を見せれば、家族がどのくらいの重さなら受け止められるのかを、少しずつ確かめられます。「無理してた」を聞いた家族が「やっぱりそうだったんだね」とうなずいたなら、その家族は、あなたが思っているより多くを受け止められるのかもしれません。

それでも、家族が泣き出したり、黙り込んだりすることはあります。そのときに慌てて「冗談だよ」と取り消すと、守り合いの流れに逆戻りしてしまいます。言い直す言葉を、先に一つ用意しておいてください。「泣いてもいいよ。私も泣きたかったから」。この一言は、家族のふりも一緒にほどきます。一緒に泣く時間は、守り合いの輪から二人で一度降りる時間にもなります。

家族が受け止めきれていないと感じたら、家族にも話せる場所があることを伝えてください。がん相談支援センターは、患者さん本人に限らず家族も無料・匿名で相談でき、その病院にかかっていなくてもかまいません。家族が自分のつらさを外で話せるようになると、あなたの本音を家の中で受け止める余裕も生まれやすくなります。

家族に言えない日は、気持ちをどこに置けばいいですか?

家族の外に、本音を下ろせる場所を一つ持っておくと、家の中で無理に笑う日が減ります。名前を出さずに使える窓口や、文字で送れる窓口から選べます。

段を進めていても、今日はどうしても言えない、という日はあります。家族の体調が悪い日、子どもの行事が重なった週、家族自身が大きな心配事を抱えている時期。そういう日は、家の外に気持ちを置いてきてかまいません。家族以外に気持ちを下ろす具体的な方法は、[gk_link to=”post:cant-share-true-feelings-cancer”]小さな本音の出し方[/gk_link]にまとめています。

がんと家族の相談室のLINEは、無料で名前を出さずに使え、夜に届いたものは翌朝いちばんに読んでお返事します。今夜のうちに声で話したいときは、24時間・無料のよりそいホットライン(0120-279-338)があります。がん専門の窓口ではありませんが、ひとりで抱えている重さを話せます。

眠れない、食べられない、何をしても気持ちが晴れない日が続くときは、主治医や看護師、がん相談支援センターに伝えてください。がん情報サービスが紹介するWHOの緩和ケアの定義は、体の痛みだけでなく心理社会的な問題も早く見つけて和らげるものとしていて、気持ちのつらさも手当ての対象です。こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)からは、かけた地域の公的な相談窓口につながります(曜日や時間は都道府県によって違い、通話料がかかります)。

家族の前で冗談ばかり言っていたご本人は、どう本音を見せ始めた?

説明のための例(実在の方の体験談ではありません)

どなたの例か
60代・ご本人(通院で治療中。妻と二人暮らしで、娘が車で20分のところに住む)
相談のあとに変わったこと
「実は無理してた」と妻に打ち明けたことをきっかけに、週2回、夕食後の15分を「大丈夫と言わなくていい時間」にした。妻も自分の不安を口にするようになり、夜中にひとりで居間に座っている時間が減った。

1. 相談のあとに変わったこと

相談から1か月。この男性の家では、火曜と金曜の夕食後の15分が「大丈夫と言わなくていい時間」になりました。その時間だけは、どちらも相手に気をつかわず、その日の調子を10のうちいくつかで伝え合います。男性が「今日は3」と言った夜、妻は「私は5。あなたが3だと、私も少し下がる」と笑いました。以前は週に何度も、夜中の2時ごろに居間でひとり座っていましたが、今はそれが週に1回あるかないかです。「家の中で、初めて本当の天気予報を出せた気がする」と男性は話します。

2. 相談を考えた背景

男性は、家族の中でいつも場を明るくする役でした。診断を受けた日も妻と娘に冗談を言って笑わせ、それからも検査の結果を聞くたびに「まあ、なんとかなる」と軽く話してきました。妻は治療が始まってから口数が減り、そのかわりに、男性の好物を毎晩のように食卓に並べるようになりました。

3. 相談する前に困っていたこと

困っていたのは、冗談をやめるきっかけが見つからないことでした。夜、妻が寝たあとに居間で座っていると、胸が詰まって息が浅くなります。妻が台所で長く水を出しているのに気づいたときは、自分のせいで泣かせているのではと思い、なおさら明るくふるまいました。検索で見つけた記事には「家族に気持ちを伝えましょう」とありましたが、それができれば苦労はない、と感じたそうです。

4. ここを選んだ理由・決め手

娘に打ち明けることも考えましたが、娘は仕事と子育てで忙しく、これ以上背負わせたくありませんでした。相談室のLINEを選んだのは、家族と関係のない相手に、名前を出さずに送れたからです。最初に送ったのは「家では冗談ばかり言っています。疲れました」の二文でした。夜中に送っても翌朝には読んでもらえると分かっていたことが、送る後押しになったといいます。

5. 相談で話したこと・その後

翌朝の返事のあと、平日の午前に電話で話しました。担当は20分、評価も助言もせずに話を聞き、男性が「妻も無理している気がする」と言うと、守り合いの流れを紙に書き出してみるかを尋ねました。二人で流れを書いていくうちに、男性は「どこか一か所で止めればいい」と気づき、まずは「実は少し無理してた」と妻に言うことを決めました。担当は病状や見通しには触れず、気持ちのつらさが続くときは主治医やがん相談支援センターにも伝えてよいことを添えました。その週の金曜の夜、男性が打ち明けると、妻は黙って泣き、それから「私も」と言いました。

※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。

医師・看護師に聞いてみたい質問例

  • 家族の前では元気にしていますが、夜に気持ちが沈むことがあります。診察で相談してもいいですか。
  • 気持ちのつらさを、家族と一緒に聞いてもらえる場はありますか。
  • 家族も疲れているようです。家族が相談できる窓口を教えていただけますか。
  • 体のつらさを家族にどう伝えればいいか、看護師さんに相談できますか。

とはいえ、平気なふりを全部やめなくてもかまいません

① 気持ちのこと──「ふり」は、うそとは違います

平気なふりをしていた自分を、家族をだましていたと責める必要はありません。ふりは、何を見せて、何をしまっておくかを、あなたが選んでいたということです。その選択のおかげで守れた食卓や、家族の笑顔もあったはずです。本音を見せる段を進めても、家族の前で明るくいたい日は明るくいてかまいません。ふりを「やめなければならないもの」ではなく「自分で選べるもの」にしておくことが、この記事でいちばん伝えたいことです。

② 実務のこと──本音の行き先を、家族の一人に集めない

本音を見せ始めると、受け止める役が、いちばん身近な一人に集中しがちです。配偶者だけ、娘だけ、というように一人にすべてが集まると、今度はその人が平気なふりを始めてしまいます。行き先は、家族の中の一人と、家族の外の一つ、のように二つ以上に分けておくと安心です。あわせて、受け止める側の家族にも、自分の気持ちを話せる場所があることを伝えておきます。家族は「第二の患者」ともいわれます。がん相談支援センターは家族も無料・匿名で使えますし、がんと家族の相談室も、ご本人とご家族のどちらからの相談も受けています。家族の外に支えが一本あるだけで、家の中の守り合いはずっとゆるみやすくなります。

今日できること

[gk_howto name=”今日できること” description=”平気なふりを少し薄くするために、今夜から明日にできる3つのこと” heading=”none”][gk_step title=”「実は無理してた」を言う場面を一つ決める”]散歩の途中や夕食後のお茶の時間など、並んで座れる場面を一つ選び、その一言だけを言うと決めます。言えなかった日は、翌日に持ち越してかまいません。[/gk_step][gk_step title=”今日の調子を10のうちいくつかで数えてみる”]寝る前に、自分の今日の「大丈夫」を数にしてメモします。家族に伝えるのは、数えることに慣れてからで十分です。[/gk_step][gk_step title=”家族の明るさに、お礼を一言返す”]明日、家族が明るく声をかけてくれたら、「いつもありがとう」とだけ返します。守り合いの輪に、小さなすき間ができます。[/gk_step][/gk_howto]

よくある質問

[gk_faq][gk_q q=”家族に弱音を吐くのは、わがままではありませんか?”]わがままではありません。弱音は、今の状態を家族に知らせる大事な情報でもあります。体が重い日を伝えておけば、家族は家事の段取りを変えたり、早めに休めるよう手を貸したりできます。言わずにいると、家族は手伝うきっかけを持てないままです。[/gk_q][gk_q q=”平気なふりをやめたら、家族の負担が増えませんか?”]一時的に、家族が心配する時間は増えるかもしれません。ただ、家族のほうも「本当はどうなのか」が分からないまま気をもんでいることがあります。体の言葉や数で調子を伝えると、家族は心配の量を自分で加減しやすくなります。家族が疲れてきたら、家族自身が話せる窓口も一緒に探してください。[/gk_q][gk_q q=”本音を少し話したら、家族がかえって明るくふるまうようになりました。”]家族なりに、あなたを元気づけようとしているのかもしれません。守り合いの流れに戻りかけているときは、「明るくしてくれるのはうれしい。でも、あなたも無理しないでね」と、5つめの段の一言を返してみてください。家族のふりをほどくきっかけになることがあります。[/gk_q][gk_q q=”子どもの前では、平気なふりを続けたほうがいいですか?”]決まった正解はありません。がん情報サービスは、病気について子どもと話すかどうかに正解はないとしたうえで、周りの大人が方針を共有しておくことを勧めています。伝えるときは、子どものせいではないこと、うつらないことを、発達に合った言葉で段階的に話し、生活で変わることと変わらないことを伝えるとよいとされています。子どもの前で明るくいる日と、配偶者にだけ本音を見せる日を分けるのも一つの形です。[/gk_q][gk_q q=”家族の前で話し始めると、泣いてしまいそうで言い出せません。”]泣きながら話してもかまいません。先に「泣くかもしれないけど、最後まで聞いてね」と言っておくと、家族も慌てずに待てます。声にするのが難しい夜は、短いメッセージや手紙で、1つめの段の一言だけを渡す方法もあります。[/gk_q][gk_q q=”家族から「本当は大丈夫じゃないでしょう」と聞かれたら、どう答えればいいですか?”]その問いは、家族のほうから平気なふりをほどこうとしてくれている合図かもしれません。全部を答えなくてかまいません。「うん、実は少し」とだけ返し、続きは調子のいい日に話す、と伝えれば十分です。[/gk_q][gk_q q=”気持ちの落ち込みがずっと続いています。誰に相談すればいいですか?”]主治医や看護師に「気持ちが沈む日が続いています」と伝えてください。気持ちのつらさも、緩和ケアで和らげる対象です。病院のどこで相談できるかは、がん相談支援センターで尋ねることもできます。夜に苦しくなったときは、24時間・無料のよりそいホットライン(0120-279-338)があります。命に関わる危険を感じたら、迷わず119番に電話してください。[/gk_q][/gk_faq]

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[gk_form_cta]話しやすい時間帯と、折り返しのお電話番号を書いて送ってください。お名前はニックネームで構いません。受付確認のメールは送信の直後に届き、ご希望の時間帯に担当が名前を名乗ってお電話します。最初の20分は評価も助言もせずにお聞きし、ご希望があれば、家族に見せる最初の一段を一緒に考えます。[/gk_form_cta]

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ほいくの相談室 編集部。保育士の方からの相談で多く聞かれる悩みをもとに、公的な資料で確認できる情報をまとめています。