午前2時。枕元の携帯電話が鳴り、利用者の家族の声が聞こえます。「熱が下がらなくて、息も苦しそうで」。話を聞きながら着替え、車のキーをつかんで玄関を出る。冬の夜道を走りながら、朝9時からの訪問の予定が頭をよぎります。
訪問看護のオンコールは、利用者と家族の暮らしを夜も支える仕事です。家族の「来てくれて安心した」という一言に、何度も救われてきた人もいるでしょう。一方で、出動が重なった月の終わりには、体の芯に疲れが残ることもあります。
そんなとき、「自宅で電話を受けるだけのオンコールがある」と聞くと、心が動くかもしれません。ただ、出向かないことの裏には、別の大変さもあります。訪問看護を続けるか迷っている人も、いまは訪問看護をしていないけれど違いを知りたい人も、判断の材料にしてください。2つの働き方を、出動・電話の相手・判断・報酬・体の負担の5つの物差しで、順に比べていきます。
訪問看護のオンコールと在宅のオンコール代行は、何が違う?
いちばんの違いは、呼ばれたあとに出向くかどうかです。訪問看護のオンコールでは、利用者や家族からの電話を受け、電話で助言するだけでなく、必要なら夜中でも利用者の家へ出向きます。
在宅のオンコール代行は、ある会社の採用ページの説明では、契約している介護施設からの夜間の緊急コールを看護師が自宅で受ける仕事です。緊急性を判断して指示を出し、電話と並行してPCでレポートを作成・送信します[1]。看護師が施設や入居者のもとへ出向くことはありません。
この1つの違いが、電話の相手、判断のしかた、報酬の形、体の負担にも広がっていきます。5つの物差しで並べると、次のようになります。
| 物差し | 訪問看護のオンコール | 在宅のオンコール代行 |
|---|---|---|
| 出動 | ◯あり 必要なら利用者の家へ | ×なし 出向かない |
| 電話の相手 | 利用者本人・家族 | 介護施設の職員 |
| 判断のしかた | 出向いて見て確かめられる | 聞いて、測ってもらって確かめる |
| 報酬の形の例 | 待機の手当+出動の手当など | シフトの時間の時給など |
| 体の負担 | 夜の移動・眠りの途切れ | 座り続けること・判断の緊張 |
編集部まとめ
どちらがよい・悪いではなく、負担のかかり方が違う、と考えると比べやすくなります。オンコールの種類全体(病院・訪問看護・介護施設・在宅の代行)は、オンコールとは?看護師の働き方としての意味と種類で4つに分けて比べています。在宅の代行の仕事の全体像は在宅の夜間オンコール代行の看護師求人にまとめました。
訪問看護は「在宅勤務」とは別の仕事
比べる前に、言葉の違いを確かめておきます。「在宅看護」「在宅医療」の「在宅」は、利用者の自宅で看護や医療を行うことを指します。一方、このサイトでいう在宅ワークは、看護師が自分の家で働くことです。
訪問看護は、看護師が利用者の家へ出向く仕事なので、自宅で働く在宅勤務とは別の働き方です。訪問看護ステーションは全国で稼働18,754か所あり、前年から1,425か所増えています(令和7年4月1日現在)[2]。訪問看護ステーションで働く看護師は91,022人で、就業看護師の6.7%にあたります(令和6年末)[3]。
出典:一般社団法人全国訪問看護事業協会「令和7年度 訪問看護ステーション数 調査結果」、厚生労働省「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」[2][3]
ステーションの数は増えていますが、訪問看護はあくまで利用者の家で看護をする仕事です。「在宅」という言葉で求人を探すと訪問看護の求人が多く出てくるのは、この言葉の重なりのためです。自宅で働くオンコールの仕事を探すなら、「フルリモート」「自宅で」「在宅勤務」といった言葉と「オンコール」を組み合わせると、目当ての求人に近づけます。訪問看護と在宅勤務の違いは、在宅看護師とは?訪問看護と在宅勤務の違いでくわしく説明しています。
出動と電話の相手:夜中に家を出るか、家から出ないか
出動:その場で「行くか」を決めるか、行く判断そのものがないか
訪問看護のオンコールでは、電話で済むか、出向くかを、その場で決めます。出向くと決めたら、身支度をして訪問かばんを持ち、車や自転車で利用者の家へ向かいます。雨や雪の夜、街灯の少ない道を走ることもあります。着いてからの対応、帰り道、記録、そして眠り直し。1回の出動で、夜の数時間がまとまって使われます。
夜中に一人で利用者の家へ向かうこと自体に、気を張る人もいるでしょう。慣れない道、暗い駐車場、寝静まった住宅街でのインターホン。看護の判断とは別のところでも、出動には小さな負担が積み重なります。
在宅のオンコール代行には、出向く判断そのものがありません。施設に受診や救急要請をすすめることはあっても、看護師自身は自宅の部屋から離れずに、電話とパソコンで対応します。
電話の相手:利用者・家族か、介護施設の職員か
訪問看護のオンコールの相手は、利用者本人や家族です。医療の専門職ではない家族が、夜中に不安を抱えて電話をかけてきます。気持ちを落ち着けてもらうことも、仕事の大きな部分です。「来てもらえますか」と頼まれ、電話で済むと判断したときに、その理由をていねいに伝える場面もあります。
在宅のオンコール代行の相手は、介護施設の職員です。入居者のふだんの様子を知っていて、体温や血圧を測るなど、指示に沿って動いてもらえる相手でもあります。一方で、夜間は少ない人数で多くの入居者を見ていることもあり、電話の間もほかの入居者のことが気にかかっています。介護施設にも看護師は働いていますが(介護保険施設等で働く看護師は107,984人、令和6年末)[3]、夜間に看護職員が施設にいるかどうかは施設によって違います。
在宅の代行の看護師は、電話をかけてくる施設の入居者と、ふだん顔を合わせていません。手元にある施設や入居者の情報と、職員の話を重ねて、その方の姿を思い描きながら聞くことになります。同じ施設から、一晩に何度か電話を受けることもあります。
訪問看護のオンコール
- 利用者本人や家族からの電話
- 不安な気持ちを受け止める比重が大きい
- 担当の利用者のことは、ふだんから知っている
在宅のオンコール代行
- 介護施設の職員からの電話
- 測る・見るなど、指示に沿って動いてもらえる
- 入居者のことを、電話で初めて知ることもある
職員とのやりとりで伝わりやすい聞き方・伝え方は、介護施設の職員とオンコール代行の看護師の連携で紹介しています。
判断のしかた:見て確かめるか、聞いて確かめるか
訪問看護では、迷ったら出向いて、自分の目と手で確かめられます。顔色、呼吸の様子、皮膚の張り、部屋のにおい。言葉にしにくい「何か変」も、その場で感じ取れます。利用者の主治医とのつながりも、ふだんの訪問の中でできています。
在宅のオンコール代行では、こうした手がかりを、職員の言葉と測ってもらった数値から組み立てます。見に行けないぶん、聞く順番や確かめる項目を決めておくこと、迷ったときの相談の流れがあることが、判断の支えになります。
ベッドの横に膝をついて利用者の手を握るのか、画面に施設の情報を開いて職員の声に耳をすますのか。同じ「夜の判断」でも、手がかりの集め方がまったく違います。
| 材料 | 訪問看護のオンコール | 在宅のオンコール代行 |
|---|---|---|
| 状態の観察 | 出向けば自分で見て触れる | 職員の観察と言葉 |
| 数値 | 自分で測れる | 職員に測って読み上げてもらう |
| ふだんの様子 | 担当なら自分が知っている | 職員と施設の情報から知る |
| 判断の支え | ステーションの手順と主治医 | 会社の手順書と相談の流れ |
| 判断のその後 | 出向けば自分で見届けられる | 次の電話まで様子がわからない |
編集部まとめ
表のいちばん下の行は、見落とされやすい違いです。在宅の代行では、指示を出して電話を切ったあと、その方がどうなったかを、次の電話が来るまで知らないまま待つことがあります。結果を見届けられないもどかしさは、訪問で最後まで関わってきた人ほど感じやすいかもしれません。だからこそ、「様子が変わったら、また電話をください」と、次の連絡の条件をはっきり伝えておくことが大切になります。
一方で、訪問看護の経験は、ここで強みにもなります。夜中に家族の電話から状態を聞き取ってきた経験は、慌てた職員の話を聞くときにそのまま生きます。電話を受けてから記録までの流れと判断の考え方は、オンコール対応の流れと判断の考え方で7つの段階に分けて整理しています。
報酬と体の負担:手当の形と、疲れの出方
報酬:待機と出動の手当か、シフトの時給か
訪問看護のオンコールの報酬は、待機した回数に対する手当と、出動したときの手当や時間外の賃金を組み合わせる形などがあり、ステーションごとに決まり方が違います。相場を示す公的な統計は確かめられませんでした。決まり方の見方は、看護師のオンコール手当の決まり方で扱っています。
在宅のオンコール代行では、シフトの時間に時給が示される求人があります。確かめたパートの求人の例では、自宅からのフルリモート勤務で時給1,600円〜2,700円(時間外手当・深夜手当を含み、ラダー制度で変動)とされていました。1回あたりの報酬や待機料の記載はありませんでした(2026年10月8日に確認)[1]。時給の見方は自宅でオンコール対応する看護師の時給で詳しく説明しています。
働く形も違います。訪問看護のオンコールが、ステーションでの勤務の一部として受け持つ当番であるのに対し、在宅の代行は、オンコールの仕事そのものに応募して働く形です。常勤の訪問看護からパートの在宅の代行に移ると、月の収入だけでなく、賞与や社会保険の扱いが変わることもあります。時給の数字だけでなく、雇用の形と、働く日数・時間の条件まで求人票で確かめましょう。
体の負担:移動と眠りの途切れか、座り続ける緊張か
体の負担は、どちらが軽いというより、疲れの出方が違います。訪問看護のオンコールは、日中の訪問を終えたあと、翌朝まで携帯電話を持って待機する形があります。夜中に出動すると移動と対応で眠りが途切れ、翌日もいつもどおり訪問が入っていることがあります。
在宅のオンコール代行には、時間を区切ったシフトの求人があります。確かめた求人の例では、17:00〜22:00、22:00〜翌3:00、翌3:00〜8:30などのシフトがあり、休憩はありませんでした[1]。移動がない代わりに、シフトの間はパソコンの前で応じられる状態を保ち、電話が続けば座ったまま判断と記録を重ねます。
上の図の訪問看護の時間帯は、説明のための一つの例です。待機の時間や当番の回数は、ステーションによって違います。在宅の代行のシフトも、1社の求人にあった例の一つです。
眠りの途切れ方にも違いがあります。訪問看護の待機では、電話がいつ鳴るかわからないまま朝を迎えるので、眠っていても体のどこかが起きています。在宅の代行は、シフトの終わりの時刻が決まっているぶん、終わったあとの眠りを組み立てやすくなります。その代わり、シフトの間は座ったまま画面を見る時間が長くなるので、電話のない時間に立ち上がって体を伸ばす、画面の明るさを落とす、といった工夫が欠かせません。
どちらが合う?考え方の分かれ道
どちらが合うかは、自分にとっていちばんつらいのが何かで変わります。出動そのものがつらいのか、一人で判断する重さがつらいのかを分けて考えると、答えが見えやすくなります。
いちばんつらいのは、夜中の移動と、そのあと眠り直せないことですか?
出向かない在宅の代行が候補になります。シフトの時間帯と、日中の過ごし方の組み合わせを考えましょう。
次の問いへ進みます。
つらいのは、一人で判断する重さや、電話を待つ緊張ですか?
在宅の代行でも同じ重さがあります。働き方を変える前に、職場の相談の仕組みや当番の回数を見直せないか考えましょう。
利用者と顔を合わせる訪問看護のよさを生かしつつ、当番の回数を職場と相談する道もあります。
家族の事情も、分かれ道の一つです。小さな子どもや介護の必要な家族がいて、夜中に家を空けにくいなら、出向かない形のほうが続けやすくなります。夜の運転に不安を感じるようになった、という変化も、働き方を見直す十分な理由です。
訪問看護の仕事は続けたいけれど、夜の負担だけを減らしたいという人もいるでしょう。オンコールの仕事だけを別に受ける働き方は、オンコールだけ受ける看護師のバイトで種類と選び方をまとめています。
モデルケース:夜中の出動が続き、在宅の代行に移ったRさん
モデルケース(架空の例)
夜中の出動が続いた訪問看護から、出向かない在宅のオンコール代行へ。眠気を抱えて働く翌日がなくなった
- 4〜5回0回夜中に車で出動する回数(月)
- 6日0日眠気を抱えて働く翌日(月)
- 約15時間5時間1回の待機の長さ
このモデルケースは、在宅ワークを考える看護師が抱えやすい状況を想定して、編集部が作成した架空の例です。実在の人物・団体とは関係ありません。数字は説明のための例で、同じ結果になることを約束するものではありません。
成果
Rさんは、夜中の出動が続いた訪問看護のオンコールから、出向かない在宅のオンコール代行に移りました。夜中に車を出すことはなくなり、オンコール明けに眠気を抱えて訪問に回る日もなくなりました。
Rさん:夜道を運転しなくていい。それだけで、朝の体がこんなに違うとは思いませんでした。
背景
Rさんは病棟で9年、訪問看護で10年働いてきました。ステーションでは常勤として日中の訪問を回り、月7回ほどオンコール当番を受け持っていました。利用者の家族から「Rさんが来てくれると安心する」と言われるのが、何よりの励みでした。
困っていたこと
担当する利用者が増えるにつれて、夜中の出動は月に4〜5回に。出動した夜は2時間ほどしか眠れず、翌朝もそのまま訪問に出ます。冬のある夜、凍った道で車がすべりかけ、「このままでは事故を起こすかもしれない」と怖くなりました。
選んだ理由
Rさんは、訪問看護のオンコールと在宅の代行を5つの物差しで比べ、いちばんの負担は「出動」と「眠りの途切れ」だと気づきました。在宅の代行なら、判断の経験を生かしながら、移動のない時間を区切ったシフトで働けます。利用者の顔を見られなくなることや、施設の職員とのやりとりに慣れが要ることも、面接で確かめたうえで決めました。
Rさん:利用者さんに会えなくなるのは寂しかったです。でも、体を壊したら看護そのものを続けられないと思いました。
始め方と工夫
Rさんは研修で施設の職員とのやりとりの流れを学び、最初の2か月は夜の早い時間のシフトから始めました。訪問で家族の話を聞いてきた経験は、慌てた職員の話を落ち着いて聞くことに生きています。夫も「夜中に車を出さなくていいなら」と賛成し、雪の予報が出た夜も、もう二人で天気図をにらまなくてよくなりました。
以前
日中の訪問のあと、翌朝まで約15時間の待機。出動すれば夜道を運転
いま
夕方から夜の5時間のシフト。自宅の部屋で、電話とパソコンで対応
Rさんにとっての決め手は、負担を「出動」「眠り」「判断」に分けて書き出したことでした。分けてみると、自分がどこを軽くしたいのかがはっきりし、働き方を変える理由を家族にも説明しやすくなります。
在宅の代行に移る前に知っておきたいこと
出向かないことは、在宅の代行の大きな利点です。ただ、移ってから「思っていたのと違う」とならないよう、次の点も知っておきましょう。
とくに、利用者や家族と顔を合わせ、長く関わることがいちばんのやりがいだという人は、在宅の代行で物足りなさを感じるかもしれません。電話だけで判断することに強い不安がある人も、すぐに移るより、まず今の職場で当番の回数を減らせないか相談するほうが合っている場合があります。
よいところ
- 夜中の移動がなく、天気や道の心配がいらない
- 時間を区切ったシフトで、眠る時間を組み立てやすい
- 家族の話を聞き取ってきた経験を、電話の判断に生かせる
気をつけたいところ
- 利用者と顔を合わせ、長く関わる喜びは少なくなる
- 見て触れて確かめられず、職員の言葉で判断する
- シフトの間に休憩がない求人もあり、座り続けやすい[1]
応募の条件も確かめておきます。確かめた求人の例では、正看護師の資格と看護師の実務経験丸5年以上が必要でした[1]。訪問看護から移った人が大変だと感じやすい場面と、続けるコツは、夜間オンコール代行の仕事はきつい?にまとめています。
家が職場になることも、移る前に考えておきたい点です。訪問看護では、オンコール用の携帯電話や車、記録の道具をステーションが用意していることもあります。在宅の代行では、自宅の一室で電話を受け、記録を書きます。確かめた求人の例では、スマートフォンとWi-Fiなどのネット環境が必要とされていました[1]。夜でも安定する回線と、家族に話を聞かれない部屋を用意できるか、先に確かめておきましょう。自宅の環境の整え方は在宅ワークに必要なパソコンとネット環境でセルフチェックできます。
訪問看護で働きながら応募する人は、研修の日程にも注意が必要です。同じ会社の求人では、研修は平日10:00〜15:00の参加が必須で、待機を始めてから1〜2か月は19:00〜22:00のシフトが必須とされていました[1]。日中の訪問と研修の日が重なるなら、有給休暇を使うのか、退職の時期を先に決めるのか、早めに考えておきます。
収入の見込みは、時給×1回のシフトの時間×週の日数×4.3(1か月の週の数)で目安が出せます。たとえば時給1,600円で1回5時間のシフトに週4日入ると仮定すると、1,600×5×4×4.3で約13万8千円です。税金や社会保険料は含みません。当サイトの月収シミュレーターでも計算できます。
今日からできること
移るかどうかを決める前に、いまの働き方の負担を数字で書き出してみましょう。感覚だけで決めるより、家族や職場にも相談しやすくなります。
チェックした数:
移ると決めたら、訪問看護ならではの準備もあります。担当している利用者の引き継ぎには時間がかかるので、退職の時期は余裕をもって職場と相談しましょう。
- 1負担を書き出す
当番と出動の回数、眠れなかった夜を1か月分メモします。
- 2求人と条件を比べる
シフト・研修の日程・応募の条件・雇用の形を確かめます。
- 3面接で確かめる
相談の仕組み、最初の数か月のシフト、機器の準備を質問します。
- 4職場に相談する
退職の時期と、担当の利用者の引き継ぎの段取りを決めます。
- 5夜の早いシフトから始める
研修のあと、慣れるまでは短いシフトで電話の判断に慣れます。
よくある質問
訪問看護のオンコールと在宅のオンコール代行は、どちらが楽ですか?
負担のかかり方が違うので、一概には言えません。訪問看護は夜中の移動と眠りの途切れが、在宅の代行は出向けない中で判断する重さと、シフトの間座り続けることが負担になりやすいです。自分にとっていちばんつらいのはどれかで考えましょう。
訪問看護の経験は、在宅の代行で生かせますか?
生かせる場面があります。家族からの電話で状態を聞き取ってきた経験や、夜間に判断してきた経験は、施設の職員からの電話でも役に立ちます。ただし相手が施設の職員に変わるので、やりとりの型は研修で確かめましょう。
訪問看護のオンコールは、在宅ワークに入りますか?
このサイトでは入れていません。訪問看護は利用者の家へ出向く仕事で、自宅で働く在宅勤務とは別の働き方です。自宅で完結するのは、在宅のオンコール代行のように電話とパソコンで対応する仕事です。
訪問看護のオンコール当番だけを減らすことはできますか?
ステーションの体制や人数によって違います。当番の回数や出動の扱いは、職場で相談できる場合があるので、働き方を変える前に、まず相談してみる価値はあります。
在宅のオンコール代行と訪問看護を掛け持ちできますか?
求人や今の勤め先の決まりによって違います。掛け持ちを考えるときは、就業規則で副業が認められているかを確かめ、勤め先に相談してください。夜のシフトと翌日の訪問が重なると、体の負担が大きくなる点にも気をつけましょう。
出向かないぶん、在宅の代行は責任が軽いのですか?
出向かなくても、電話で緊急性を判断して指示を出す責任は重い仕事です。見えない中で判断するぶん、判断の理由を記録に残し、迷ったら相談の流れに沿うことが大切になります。
訪問看護の経験がないと、在宅の代行はできませんか?
訪問看護の経験が必ず求められるとは限りません。確かめた求人の例では、応募の条件は正看護師の資格と看護師の実務経験丸5年以上でした[1]。病棟での急変対応など、経験の中身も面接で伝えましょう。
在宅の代行に移ると、収入は下がりますか?
働く時間や日数、時給の幅、今の給与によって変わるため、一概には言えません。時給×シフトの時間×日数で見込みを出し、今の収入と比べてみましょう。当サイトの月収シミュレーターも使えます。
まとめ
訪問看護のオンコールと在宅のオンコール代行のいちばんの違いは、出動の有無です。その違いが、電話の相手、判断のしかた、報酬の形、体の負担にも表れます。
- 訪問看護は、出向いて確かめられる安心と、夜中の移動・眠りの途切れがある
- 在宅の代行は、移動がない代わりに、電話だけで判断する重さがある
- 移る前に、いちばんの負担がどれかを書き出して確かめる
どちらの働き方が自分に合うか迷ったら、LINEやフォームから気軽に相談してください。