夜勤明けの朝、帰りの電車でスーツ姿の人たちと乗り合わせる。会社へ向かう人たちを眺めながら、ふと「会社の中で働く看護師もいるのだろうか」と思う。土日に休めて、夜勤のない働き方。うらやましいけれど、自分には縁のない世界のような気もする。
いざ「看護師 企業 求人」と検索しても、出てくるのは病院やクリニック、訪問看護の求人ばかり。ようやく企業の求人を見つけても、「産業保健」「クリニカルスペシャリスト」「カスタマーサクセス」と聞き慣れない言葉が並び、どれが自分に合うのかわかりません。50代になってから応募しても相手にされないのでは、と不安になる方もいるでしょう。
企業で働く看護師の仕事は、たしかに数が多くありません。だからこそ、仕事の種類を知り、探し方を組み合わせることが近道になります。ここでは、企業で働く看護師の仕事の種類、求人の探し方、病院の求人との違いを順に整理します。
看護師が企業で働く求人は、どう探す?
企業で働く看護師の求人は、働きたい仕事の種類を先に決めてから、3つの探し方を組み合わせるのが近道です。求人検索エンジンで職種名と「看護師」を組み合わせて広く探し、気になる会社の採用ページで中身を確かめ、企業の求人を扱う転職エージェントで書類や面接の準備を相談する。この3つを並行して使います。
1つの方法だけでは足りない理由は、企業の求人が少なく、しかも載る場所がばらばらだからです。病院の求人のように看護師の求人サイトにまとまっているとは限らず、会社の採用ページだけで募集していることもあります。職種名に「看護師」と入っていない求人もあり、言葉を工夫しないと見落としてしまいます。
| 探し方 | 見つけやすい求人 | 使い方のこつ | 気をつけたいこと |
|---|---|---|---|
| 求人検索エンジン | 職種名で出る企業の求人 | 職種名+「看護師」で検索 | 病院の求人が混ざりやすい |
| 企業の採用ページ | 医療系企業の専門職など | 気になる会社を登録して見回る | 募集が出たり止まったりする |
| 転職エージェント | 企業の看護職・専門職 | 企業の求人を扱うか先に聞く | 担当者との相性がある |
編集部まとめ
探し始める前に、働きたい仕事の種類を2つほどに絞っておくと、検索の言葉が決まります。仕事の種類がわからないまま探すと、目に入った求人に振り回されて、比べる物差しが持てません。次の章で、企業で働く看護師の仕事を6つに分けて紹介します。
企業で働く看護師には、どんな仕事がある?
企業で働く看護師の仕事は、大きく6つに分けられます。相手が社員なのか、医療者なのか、一般の利用者なのかで、仕事の中身も、看護師の資格の扱いも変わります。
| 仕事 | 主な働く場所 | 看護師資格の扱い | 主な相手 |
|---|---|---|---|
| 産業看護 | 企業の健康管理室など | 条件が中心(保健師に限る求人も) | 社員 |
| 医療系企業の専門職 | 医療機器・製薬の会社 | 職種による | 医師・看護師などの医療者 |
| 人材会社 | 看護師向けの人材紹介会社 | 歓迎が中心 | 転職を考える看護師 |
| 健康サービス | 健康相談・保健指導の会社 | 条件が中心(保健師に限る求人も) | 一般の利用者・社員 |
| 製薬・治験の関連 | 治験の支援会社など | 職種による | 医療機関・治験の参加者 |
| 医療IT | システムの会社 | 歓迎が中心 | 医療機関・介護施設の職員 |
編集部まとめ
産業看護(企業の健康管理室)
企業の健康管理室などで、社員の健康を守る仕事です。健康診断のあとの面談や保健指導、健康相談、心の不調の相談、休職から戻る社員の支えなどを、産業医と連携しながら担います。病気を治す看護から、病気を防ぐ看護へ。働く人の生活に寄り添う仕事です。
1日の流れは、病棟とはまるで違います。下の図は、平日の日中に働く健康管理室の1日を仮に描いたものです。会社の始業時間や仕事の分け方によって変わります。
どこまで在宅でできるかは、産業看護師は在宅で働ける?で整理しています。
医療系企業の専門職
医療機器や医薬品の会社で、医療者に製品の使い方を説明したり、安全に使うための情報をまとめたりする仕事です。医療機器の会社では、手術室や集中治療室で機器を扱ってきた経験が生きる職種もあります。医療機関への訪問や出張が多い職種もあるので、働き方は求人ごとに確かめましょう。
人材会社
看護師向けの人材紹介会社で、転職を考える看護師の相談に乗り、職場探しを支える仕事です。看護の現場を知っていることが強みになる一方、数字の目標もあります。くわしくは看護師からキャリアアドバイザーへ転職するにはをご覧ください。
健康サービス
電話で健康の相談に答える仕事や、生活習慣の改善を支える保健指導の仕事です。資格を条件にする求人が中心ですが、看護師では応募できない求人もあります。たとえば特定保健指導のオンライン面談の求人の一例では、対象資格が保健師または管理栄養士で、「栄養士と看護師は不可」とされていました[1]。仕事の全体像は在宅の電話健康相談の看護師求人と在宅・オンラインの保健指導の看護師求人で紹介しています。
製薬・治験の関連
新しい薬の効果や安全性を確かめる治験を支える仕事です。医療機関で治験を支える治験コーディネーター(CRC)、治験の進み方を確かめるモニター(CRA)、参加者からの問い合わせを受ける窓口など、職種によって働き方が大きく違います。違いは治験の仕事は在宅でできる?で比べています。
医療IT
電子カルテや予約・問診、介護記録などのシステムを作る会社で、導入した医療機関を支える仕事や、使い方の問い合わせに答える仕事です。現場の業務の流れがわかることが評価されます。看護師経験を生かせるカスタマーサクセスと看護師が在宅でできるカスタマーサポートでくわしく紹介しています。
企業で働く看護師は、どのくらいいる?
企業で働く看護師は、看護師全体から見ると少数です。令和6年末の統計では、就業している看護師の働く場所は、病院が65.7%、診療所が14.3%、介護保険施設等が7.9%、訪問看護ステーションが6.7%でした[2]。企業などで働く看護師の区分である「事業所」は、0.4%(5,879人)です[2]。
出典:厚生労働省「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」[2]
これは働いている人の割合で、求人の数でも、在宅で働く人の数でもありません。それでも、企業の看護職が少数派であることはわかります。求人の数も限られると考えて、1つの探し方だけで待たないことが大切です。
保健師に目を向けると、事業所で働く人は7.9%を占めています[2]。就業している保健師63,536人[2]の7.9%を計算すると、約5,000人です。事業所で働く看護師(5,879人)と近い人数で、企業などで働く看護職には保健師も多いことがわかります。求人でも保健師を条件にするものがあるので、看護師の資格で応募できるかどうかは、応募資格の欄で必ず確かめましょう。
どんな言葉で検索すればいい?
企業の求人は、職種名に「看護師」と入っていないことがあります。会社の中での呼び名で募集されるからです。仕事の種類ごとに、求人で使われやすい呼び名を知っておくと、検索の言葉を作りやすくなります。
- 産業看護師・産業保健師
- 企業で社員の健康管理を担う看護職です。「企業看護師」とも呼ばれます。
- 健康管理室
- 社員の健康を守る部署の名前です。職種名の代わりに使われることがあります。
- クリニカルスペシャリスト
- 医療機器の会社で、医療者に機器の使い方を説明し、現場を支える職種です。
- 治験コーディネーター(CRC)
- 医療機関で、治験に参加する人や医師を支える職種です。
- 臨床開発モニター(CRA)
- 治験が計画どおりに進んでいるかを確かめる職種です。
- キャリアアドバイザー
- 人材会社で、転職を考える人の相談に乗る職種です。
- カスタマーサクセス
- ITの会社で、導入した顧客がシステムを使いこなせるよう支える職種です。
検索の言葉は、「職種名+看護師」「職種名+医療」「職種名+働き方」の3通りで作ります。たとえば「健康管理室 看護師」「クリニカルスペシャリスト 看護師 経験」「カスタマーサクセス 医療 在宅勤務」のようにです。「企業」「健康管理室」など病院では使わない言葉を入れると、病院の求人が混ざりにくくなります。
働き方の条件を足すのも効果的です。「日勤のみ」「土日祝休み」「在宅勤務」などを組み合わせれば、条件に合う求人に近づけます。ただし、条件を足しすぎると件数が一気に減るので、まずは職種名だけで探し、慣れてきたら条件を足していきましょう。
企業の採用ページとエージェントは、どう使う?
企業の採用ページ
企業の求人は、会社の採用ページにだけ載っていることがあります。会社のサイトの「採用情報」から「キャリア採用」「中途採用」に進み、募集職種の一覧を見るのが基本の流れです。ふだん使っていた医療機器やシステムの会社、健診で関わった会社など、名前を知っている会社から調べると始めやすいでしょう。
- 1気になる会社を書き出す
使ってきた機器やシステム、関わった健康サービスの会社を並べます。
- 2採用ページを登録する
「採用情報」の募集職種の一覧を、ブックマークにまとめます。
- 3週に1回見回る
募集は出たり止まったりするので、曜日を決めて確かめます。
- 4応募資格を先に読む
資格・経験・勤務地・在宅の有無を、給与より先に確かめます。
- 5質問してから応募する
わからない点は、問い合わせ窓口やカジュアルな面談で確かめます。
会社によっては、応募の前に仕事の中身を気軽に聞ける面談の場を設けていることがあります。「カジュアル面談」などと呼ばれ、選考とは別の扱いのことが多い場です。1日の流れ、看護職の人数、在宅の日数など、求人票だけではわからないことを聞く機会として使えます。
転職エージェント
転職エージェントを使うなら、企業の求人を扱っているかを最初に確かめます。病院や施設の求人が中心のサービスもあるからです。有料で職業紹介を行う会社には厚生労働大臣の許可が必要で、求職者から手数料を取ることは原則として認められていません[3]。許可や届出があるかどうかは、厚生労働省職業安定局が公開している「人材サービス総合サイト」で、事業の区分ごとに検索できます[4]。
担当者には、働きたい仕事の種類と、譲れない条件をはっきり伝えます。「企業の健康管理室で、平日日中」のように具体的に伝えるほど、合わない求人の紹介が減ります。在宅の希望の伝え方は在宅求人に強い看護師の転職エージェントの選び方が参考になります。
公的な窓口もあります。都道府県知事が指定する都道府県ナースセンターでも、無料の職業紹介や研修、情報提供、相談を受けられます[5]。民間のサービスとあわせて、相談先の1つとして知っておくと安心です。
病院の求人と、どこが違う?
企業の求人票は、病院の求人票と見るべきところが少し違います。夜勤の回数や手当よりも、仕事の範囲、雇用の形、選考の進み方を、先に確かめる必要があります。
病院の求人票
- 夜勤やオンコールの有無が大きな条件
- 給与に夜勤手当などの手当が含まれる
- 看護師の資格が応募の前提
企業の求人票
- 勤務は会社の営業時間に合わせることが多い
- 夜勤手当はなく、月給や年俸で示される
- 資格は「条件」か「歓迎」かが職種で分かれる
給与の見方にも慣れておきましょう。企業の求人では、月給の内訳(基本給と手当)、賞与の有無と前年の実績、残業代の扱いが、会社ごとに違う書き方で示されます。あらかじめ一定の残業代を月給に含める形の求人もあるので、何時間分が含まれているのか、超えた分はどうなるのかを確かめてください。年俸制の場合は、賞与が年俸に含まれているかどうかも大切な点です。
選考の進み方も違います。企業では、書類選考のあとに面接が2回以上ある会社や、適性検査のある会社もあります。職務経歴書で、看護の経験を企業の仕事の言葉で伝えることが大切になります。書き方は看護師の職務経歴書の書き方にまとめました。
雇用の形も、正社員だけでなく、契約社員や派遣の募集があります。契約社員など期間の決まった契約では、2024年4月から、契約を結ぶときと更新するときに、更新の上限の有無と内容を明示することになりました[6]。契約の期間と更新の決まりは、内定の前に確かめておきましょう。
在宅勤務ができるかどうかも、会社と職種しだいです。総務省の令和8年版情報通信白書によると、令和7年通信利用動向調査でテレワークを導入している企業は50.1%でした[7]。企業単位の数字で、働く人のうちテレワークをしている人の割合でも、看護職に限った値でもありません。どの職種なら在宅と組み合わせやすいかは、企業で働く看護師はテレワークできる?で職種ごとに比べています。入社後に戸惑いやすい点は、病院から企業へ転職する看護師の注意点が参考になります。
50代・40代からでも、企業に応募できる?
年齢を理由に、最初からあきらめる必要はありません。厚生労働省によると、労働施策総合推進法は、募集・採用において年齢を理由とした制限を設けることを事業主に禁止しています[8]。定年の年齢を下回ることを条件とする場合など例外もあるため、年齢の条件がある求人もあります。それでも、年齢だけを理由に応募をやめる必要はありません。準備の力は、年齢より経験の中身を伝えることに注ぎましょう。
企業が看護師に求める経験は、病院で評価されてきたものと少し違います。健康相談や療養指導、後輩の指導や面談、他職種との調整、手順書やマニュアルづくり。病棟では当たり前だった経験が、企業では大きな強みになります。年齢別の求人の探し方は50代の看護師が応募できる求人でも紹介しています。
チェックした数:
モデルケース:50代で企業の健康管理室へ移ったYさん
モデルケース(架空の例)
50代で企業の健康管理室へ。夜勤がなくなり、土日に休める日が月2日から月8日に
- 月4回0回夜勤の回数
- 2日8日土日に休める日(1か月)
- 約15時間約5時間残業(1か月)
このモデルケースは、在宅ワークを考える看護師が抱えやすい状況を想定して、編集部が作成した架空の例です。実在の人物・団体とは関係ありません。数字は説明のための例で、同じ結果になることを約束するものではありません。
成果
Yさんは、50代で、メーカーの健康管理室の看護職に転職しました。社員の健康診断のあとの面談や健康相談、休職から戻る社員の支えを、産業医と相談しながら担当しています。夜勤はなくなり、土日は家族と過ごせるようになりました。
Yさん:病棟とは時間の流れがまるで違います。でも、話を聞いて支えるという芯は同じでした。
背景
Yさんは内科病棟で30年近く働き、主任として後輩の指導にもあたってきました。子どもは独立し、いまは親の通院の付き添いが月に数回あります。夜勤の翌日は疲れが残り、土日に親の用事が入っても、シフトのために断ることが続いていました。
困っていたこと
「看護師 企業 求人」で検索しても、出てくるのは病院やクリニックの求人ばかりでした。たまに見つける企業の求人は保健師が条件だったり、産業保健の経験が求められていたりして、自分には応募できないと思い込んでいました。50代という年齢も気がかりでした。
選んだ理由
Yさんは、検索の言葉を「健康管理室 看護師」「企業 看護職 日勤」に変え、企業の求人を扱う転職エージェントにも登録しました。紹介された求人の中に、看護師の資格で応募でき、内科の経験と生活習慣病の患者さんへの指導経験を求める健康管理室の求人がありました。応募資格に年齢の条件はなく、経験の中身で選ばれると感じました。
Yさん:年齢より、何をしてきたかを見てもらえた気がします。
始め方と工夫
職務経歴書には、糖尿病や高血圧の患者さんへの療養指導の経験と、後輩の面談をどう進めてきたかを、回数を添えて書きました。パソコンは、面談の記録と表計算での集計を中心に、入社前の1か月で練習しました。夫も「土日に一緒に親のところへ行けるね」と喜び、月に一度は夫婦で実家に通っています。
Yさんの例で大きかったのは、「保健師でないと無理」「50代では無理」という思い込みを、求人の応募資格を読み直して外したことでした。企業の求人は、1件ずつ条件が違います。あきらめる前に、応募資格の欄を自分の目で確かめてみてください。
気をつけたいこと:数の少なさと、病院との働き方の違い
企業で働く看護師には、病院にはないよさがある一方で、知っておきたい難しさもあります。応募の前に、両方を並べて確かめておきましょう。
よいところ
- 夜勤やオンコールのない生活に移れる
- 予防や健康づくりなど、病院とは違う看護に関われる
- 看護以外の職種と働き、仕事の幅が広がる
気をつけたいところ
- 求人の数が少なく、探す期間が長くなりやすい
- 保健師の資格や、企業での経験を条件にする求人もある
- 夜勤手当がなくなり、収入の形が変わる
健康管理室などでは、看護職が1人か2人しかいない職場もあります。病棟のように、すぐ隣に相談できる先輩がいるとは限りません。判断に迷う場面では産業医や上司とどう連携するのか、面接で聞いておくと安心です。
臨床から離れることも考えておきましょう。企業での仕事が長くなると、点滴や処置などの手技から遠ざかります。臨床に戻る道を残したい人は、在宅から臨床に戻るときの準備で、離れているあいだにできることを確かめておきましょう。病院以外の職場を広く比べたいときは、病院以外で働ける看護師の仕事が参考になります。
今日からできること
企業の求人探しは、数が少ない分、こつこつ続ける仕組みを作ることが大切です。今日から始められる順番に並べました。
- 1働きたい仕事を2つに絞る
6つの仕事の中から、経験が生きそうなものを選びます。
- 2検索の言葉を3つ作る
職種名と「看護師」「健康管理室」などを組み合わせます。
- 3新着の通知を設定する
求人検索エンジンで、作った言葉の新着を受け取ります。
- 4採用ページを登録する
気になる会社の採用ページをブックマークし、週に1回見回ります。
- 5エージェントを1社選ぶ
企業の求人を扱うか、許可・届出があるかを確かめて登録します。
看護師を在宅で雇う会社の業種は看護師を在宅で雇う企業はどんな会社?、キャリアアドバイザーの仕事と、似た企業の仕事との比べ方は看護師のキャリアアドバイザー求人で紹介しています。
よくある質問
企業の看護師求人は、どこに多く載っていますか?
企業の看護師求人がどこに多いかを示す公的な統計は見当たりません。求人検索エンジン、企業の採用ページ、企業の求人を扱う転職エージェントの3つを組み合わせて探すと、見落としが減ります。
保健師の資格がないと、企業では働けませんか?
看護師の資格で応募できる企業の求人もあります。ただ、保健指導の仕事などでは保健師を条件にする求人もあり、特定保健指導のオンライン面談の求人の一例では、看護師は不可とされていました[1]。応募資格の欄を必ず確かめてください。
臨床経験は何年くらい必要ですか?
求人によって違い、一律の目安はありません。たとえば在宅で夜間オンコールを受ける企業の求人の一例では、正看護師の資格と看護師の実務経験丸5年以上が必要とされていました(2026年10月8日に確認)[9]。気になる求人の応募資格で確かめましょう。
企業で働く看護師は、在宅勤務ができますか?
会社と職種によって違います。医療ITの仕事は在宅と組み合わせやすい一方、健康管理室の仕事は社員と会う場面が多くなります。人材会社のように、面談はオンラインでできても研修や会議で出社がある仕事もあります。職種ごとの違いは企業で働く看護師はテレワークできる?で確かめてください。
契約社員や派遣の求人は、選んでも大丈夫ですか?
雇用の形は求人ごとに違い、契約社員や派遣にもよいところと気をつけたいところがあります。期間の決まった契約では、契約を結ぶときと更新するときに、更新の上限の有無と内容が明示されることになっています[6]。契約の期間と更新の決まりを確かめてから選びましょう。
50代でも採用されますか?
年齢だけで応募をあきらめる必要はありません。募集・採用で年齢を理由に制限を設けることは、例外を除いて事業主に禁じられています[8]。健康相談や指導、調整の経験を、具体的な回数を添えて伝えましょう。
志望動機は、どう書けばいいですか?
病院を離れたい理由より、その会社の仕事で何をしたいかを中心に書きます。たとえば「療養指導で感じた予防の大切さを、働く人の健康づくりで生かしたい」のように、看護の経験と企業の仕事をつなげると伝わりやすくなります。自己PRの書き方は看護師の職務経歴書の自己PRが参考になります。
企業の求人は、いつごろ多く出ますか?
企業の看護職の求人が増える時期を示す公的な統計は見当たりません。会社ごとに、欠員が出たときや事業を広げるときなど、募集の時期はばらばらです。新着の通知と採用ページの見回りで、出たときに気づける形にしておくのが確実です。
まとめ
企業で働く看護師の求人は、病院の求人ほど多くありません。だからこそ、働きたい仕事の種類を先に決め、3つの探し方を組み合わせることが近道です。
- 産業看護、医療系企業の専門職、人材会社、健康サービス、製薬・治験、医療ITから、経験が生きる仕事を2つに絞る
- 求人検索エンジン・企業の採用ページ・転職エージェントを並行して使う
- 応募資格の欄を自分の目で確かめ、「保健師でないと」「年齢が」と決めつけない
企業の仕事は種類が多く、自分の経験がどこで生きるかは、一人では見えにくいものです。迷ったときは、LINEやフォームから気軽に相談してください。