看護師が在宅でできるカスタマーサポート|医療系サービスの問い合わせ対応

子どもを寝かしつけたあと、ダイニングテーブルでスマートフォンを開く。「医療業界の経験を生かせます」「在宅勤務あり」「カスタマーサポート」。応募の条件に看護師の資格は書かれていないのに、看護師歓迎とある。いったい、どんな仕事なのだろう。

病棟の判断の重さから、少し距離を置きたい。でも、看護で積み重ねてきたものを手放したくはない。そんな気持ちのあいだで揺れている人にとって、医療系サービスのカスタマーサポートは、気になる選択肢の1つかもしれません。

ただ、カスタマーサポートは会社によって中身がまるで違います。電話の仕事なのか、メールやチャットなのか。相手は医療機関の職員なのか、一般の利用者なのか。在宅で働けるのか、研修だけ出社なのか。整理しないまま応募すると、「思っていた仕事と違った」ということになりかねません。

ここでは、医療系のカスタマーサポートの種類と、看護の知識が生きる場面、資格が要らない仕事であることの意味、在宅勤務かどうかの確かめ方と求人の探し方を、順にまとめました。

看護師が在宅でできるカスタマーサポートとは?

看護師が在宅でできるカスタマーサポートは、医療や健康に関わるサービスの問い合わせに、電話・メール・チャットで答える仕事です。パソコンとヘッドセットがあれば仕事が進むため、在宅勤務と組み合わせやすい職種の1つです。求人は、こうしたサービスを提供する会社が出していて、看護師の資格を条件にしないものが中心です。毎日在宅か、研修や一部の日だけ出社かは、会社ごとに違います。

医療系と一口に言っても、相手と内容によって大きく4つに分かれます。看護の経験がどこで生きるかも、種類によって違います。

医療系のカスタマーサポートの4つの種類
種類問い合わせてくる人よくある内容看護の経験が生きる場面
医療機関向けのシステムクリニック・病院の職員予約・問診・電子カルテの操作外来や病棟の業務の流れ
介護施設向けのシステム介護施設の職員記録・請求・見守りの操作介護の現場と夜間の事情
一般向けの健康サービスアプリや会員サービスの利用者使い方・予約・契約の手続き体や病気の言葉の理解
医療機器・介護用品医療機関・施設・家庭使い方・故障・交換の手続き機器を使う場面の想像

編集部まとめ

似た言葉に「カスタマーサクセス」があります。カスタマーサポートが届いた問い合わせに答える仕事なのに対し、カスタマーサクセスは、導入した医療機関がサービスを使いこなせるよう先回りして支える仕事です。違いは看護師経験を生かせるカスタマーサクセスでくわしく紹介しています。

電話で健康の相談に答える仕事とも別物です。体調の相談に応じる電話健康相談は、看護師などの資格を条件にする仕事で、カスタマーサポートとは求められる役割が違います。電話の仕事の種類は看護師の在宅コールセンターの仕事で比べています。

看護の知識は、どんな場面で生きる?

看護の知識がいちばん生きるのは、問い合わせの「背景」を想像する場面です。画面の操作を聞かれていても、その奥には、診療や看護の現場で起きている困りごとがあります。

医療機関向けの予約システムの場合

たとえばクリニックの受付から「予防接種の予約枠を、ふだんの診察と分けて作りたい」と問い合わせが来たとします。外来で働いた経験があれば、問診、接種、接種後に様子を見る時間と、診察とは流れが違うことがすぐにわかります。設定の手順だけでなく、「その流れなら、枠をこう分けると受付が楽になります」と、相手の立場で説明できるのです。

介護施設向けの記録システムの場合

介護施設の職員から「夜の時間帯に記録が保存できない」と連絡が来ることもあります。夜間は職員が少なく、記録をまとめて入力しがちなこと、急ぎの対応のあいだに画面を開いたままにしやすいこと。夜勤を経験してきた人なら、そうした事情を想像しながら原因を一緒に探せます。

一般向けの健康サービスの場合

健康管理のアプリの利用者から、記録した数値の意味を聞かれる場面もあります。病気や検査の言葉がわかることは、問い合わせの中身を早くつかむ助けになります。ただし、ここで個別の体調を判断するのは、カスタマーサポートの役割ではありません。

看護師として答えること・カスタマーサポートとして答えること

病棟や外来の看護師

  • 症状を聞き、状態を見立てて対応する
  • 医師の指示のもとでケアを行う
  • 患者さんの状態を記録して引き継ぐ

カスタマーサポート

  • サービスの使い方や手続きを案内する
  • 体調の相談は、会社の決まりに沿って受診などを案内する
  • 問い合わせの内容を記録し、担当部署へ引き継ぐ

どこまで答えてよいかは、会社がマニュアルや回答の範囲として決めています。看護師だったからといって、決まりを越えて助言するのは避けましょう。知識があるからこそ、「答えない」線引きを守ることが、利用者と会社の両方を守ることにつながります。

資格が要らない仕事であることは、何を意味する?

カスタマーサポートは、看護の業務そのものではありません。そのため、看護師の資格を応募の条件にしない求人が中心になります。資格が要らないということは、入りやすさと引きかえに、いくつかの意味を持っています。

1つ目は、看護師以外の人と同じ条件で選ばれることです。医療事務の経験者や、ほかの業界でサポートをしてきた人も応募します。看護の経験は「歓迎」「優遇」として評価されても、それだけで採用が決まるわけではありません。

2つ目は、給与に看護師の資格が反映されるとは限らないことです。資格手当がつかない求人もあり、看護の仕事と同じ水準の時給や月給になるとは限りません。3つ目は、臨床の判断をしない分、気持ちは軽くなる一方で、物足りなさを感じる人もいることです。

対照的に、資格を条件にする仕事もあります。電話健康相談の求人の一例では、応募資格が看護師・保健師・助産師のいずれかとされていました(この求人は勤務地が東京都港区で、在宅勤務の記載はありません)[1]。求人票の書き方で、資格の扱いを見分けておきましょう。

求人票の資格の書き方と、その意味
書き方意味看護の経験の扱い確かめたいこと
看護師資格 必須資格がないと応募できない仕事の中心判断の範囲と研修
看護師資格 歓迎・優遇資格がなくても応募できる強みとして評価給与に反映されるか
医療業界の経験 歓迎医療事務なども含む経験の1つ仕事で使う知識の範囲
記載なし資格や経験を問わない面接で伝える研修の内容と期間

編集部まとめ

資格を生かしたい気持ちが強いなら、資格が必須の仕事と並べて比べてみるのも1つの方法です。資格を条件にする在宅の求人を絞り込む言葉は、看護師資格を活かせる在宅求人の見つけ方で紹介しています。

リモートで働けるかは、どう見分ける?

カスタマーサポートは、パソコンと電話があれば進む仕事なので、在宅勤務と相性のよい職種です。それでも、すべての求人が在宅で働けるわけではありません。研修の期間だけ出社する、繁忙期だけ出社する、在宅は週の一部だけ、という形もあります。

医療系の仕事で在宅の条件が細かく決められることがあるのには、扱う情報の性質も関係しています。個人情報保護法では、病歴は「要配慮個人情報」に含まれます。個人情報取扱事業者は、法令に基づく場合などを除き、原則としてあらかじめ本人の同意を得ずに、こうした情報を取得してはならないとされています[2]。問い合わせの中で、こうした情報に触れる仕事もあります。

そのため、在宅で働く人に、作業する場所の条件を示す会社もあります。たとえば特定保健指導のオンライン面談の求人では、パソコンは会社から貸与される一方、自宅のネット環境は自分で整える(ポケットWi-Fiは不可)とされていました。重要書類を施錠保管できること、第三者がいない個室で面談することも、条件に挙げられていました[3]。1社の条件ですが、医療系の在宅の仕事には、こうした条件がつく求人もあると考えておきましょう。

雇われて在宅で働く場合も、労働基準法、最低賃金法、労働安全衛生法、労働者災害補償保険法などの労働基準関係法令が適用されます[4]。在宅だからといって、働く人を守る決まりが弱くなるわけではありません。

パソコンや通信の費用の負担も、会社によって違います。厚生労働省のテレワークのガイドラインは、費用の負担を労使で十分に話し合い、ルールを就業規則などに定めておくことが望ましいとしています。労働者に機器などを負担させる場合は、就業規則に規定しなければなりません[4]。

在宅で働けるかを確かめる質問

チェックした数:

内定が出たら、労働条件の書面で、働く場所がどう書かれているかも確かめます。労働条件明示のルールは2024年4月から変わり、契約を結ぶときには、就業場所と業務の「変更の範囲」も示されることになりました[5]。求人票の「在宅可」の読み方は完全在宅と一部在宅の違い、カスタマーサポート以外の企業の職種と在宅のしやすさを比べるなら、企業で働く看護師はテレワークできる?が参考になります。

1日の流れと、求められる力は?

1日の流れの例

在宅のカスタマーサポートの1日は、問い合わせへの対応と、記録の時間でできています。下の図は、医療機関向けのシステムのサポートで、平日の日中に働く場合を仮に描いたものです。

在宅のカスタマーサポートの1日の例(モデル)
メールと引き継ぎの確認9:00〜9:30
電話・チャットの対応9:30〜12:00・13:00〜16:00
オンラインの打ち合わせ16:00〜16:30
記録とよくある質問の整理16:30〜17:30

医療機関が相手なら、診療の始まる前や昼休みに問い合わせが集まることがあります。相手の医療機関が土曜日も診療しているなら、土曜日の勤務が入る会社もあります。シフトの決まり方は、応募の前に確かめておきましょう。

評価のされ方も、病棟とは違います。応答した件数、1件にかかった時間、問い合わせが解決した割合など、数字で仕事を見る会社もあります。数字で見られることに慣れていないと最初は戸惑いますが、何を目指せばよいかがはっきりしている、という見方もできます。

求められる力

カスタマーサポートで求められる力の多くは、看護の仕事の中ですでに使ってきたものです。ただ、使う場面と道具が変わります。下の表は、病棟や外来での経験が、サポートの仕事のどこで生きるかを並べたものです。

看護の経験とカスタマーサポートで使う力
力病棟・外来での経験サポートでの使い方練習の方法
聞き取る問診・電話での状況確認困りごとを順に確かめるいつ・何が・どうなったかでメモ
説明する検査や処置の説明操作の手順を順番に伝える家族に操作を電話で説明する
書く看護記録チャットやメールの回答1文を短くして答える
引き継ぐ申し送り担当部署への引き継ぎ要点を3行にまとめる
パソコン電子カルテの入力画面を切り替えながら答える入力と画面共有の練習

編集部まとめ

とくに差が出やすいのは「書く」力です。チャットやメールでは、相手の表情が見えないぶん、短く、順番どおりに、専門用語を言い換えて書く必要があります。看護記録の正確さはそのまま生きますが、略語や医療の言葉を、相手に合わせて言い換える練習はしておきましょう。

在宅で電話を受けるなら、ネット回線とヘッドセットの質も仕事のしやすさを左右します。選び方は在宅ワークのネット回線とヘッドセット、入力や画面共有など、身につけておきたい操作は看護師の在宅の仕事に必要なパソコンスキルにまとめました。

在宅のカスタマーサポートの求人は、どう探す?

求人を探すときは、職種名と分野と働き方の3つの言葉を組み合わせるのがこつです。カスタマーサポートは、会社によって「カスタマーサービス」「ヘルプデスク」「問い合わせ対応」などと呼び名が変わります。1つの言葉だけで探すと、見落としが増えてしまいます。

在宅のカスタマーサポートの求人を探す手順
  1. 1扱う分野を決める

    医療機関向け・介護向け・一般向け・機器のどれに経験が生きるか考えます。

  2. 2言葉を組み合わせて探す

    「カスタマーサポート 医療 在宅勤務」のように、職種名・分野・働き方を並べます。

  3. 3会社の採用ページを見る

    気になるサービスの会社の採用ページで、募集職種の一覧を確かめます。

  4. 4求人票の3つの欄を読む

    就業場所・研修・応募資格を、給与より先に確かめます。

  5. 5質問してから応募する

    在宅の範囲、使う機器、シフトを、メールで確かめます。

分野の言葉には「クリニック」「電子カルテ」「介護」「ヘルスケア」、働き方の言葉には「在宅勤務」「リモート」「フルリモート」を使います。「看護師 歓迎」「医療従事者 歓迎」を足すと、看護の経験を評価する求人に絞りやすくなります。

応募書類では、使ってきたシステムや機器と、それをどう使ってきたかを具体的に書きます。「電子カルテと予約システムを毎日使い、新人に操作を教えてきた」「外来で予約の取り直しの電話に対応してきた」のように、場面と回数を添えると、サポートの仕事との重なりが伝わります。在宅の仕事で評価される書き方は看護師の職務経歴書の自己PRが参考になります。

ふだん使っていたシステムや機器の会社を、採用ページから直接たどるのも1つの方法です。看護師を在宅で雇う企業は、当サイトの看護師を在宅で雇う企業の比較でも同じ項目で比べられます。企業で働く看護師の仕事の全体像は、企業で働く看護師の求人の探し方にまとめました。

向いている人・向いていない人は?

同じカスタマーサポートでも、電話が中心か文字が中心か、看護の知識をどれくらい使うかで、向く人は変わります。下の図は、電話で話す量と、看護の知識を使う度合いで、医療系の仕事をおおまかに分けたものです。

電話で話す量と、看護の知識を使う度合いで分ける(編集部の目安)
電話で話す量看護の知識を使う度合い
一般向けサービスの電話窓口
電話健康相談(資格が必要)
メール・チャットでの手続きの案内
医療機関向けシステムのメール・チャットサポート

電話が苦手なら下の段、看護の知識を生かしたいなら右の列が候補になります。同じ会社でも、電話の担当とメール・チャットの担当を分けていることがあるので、応募の前に聞いてみましょう。電話そのものへの苦手意識は、電話対応が苦手な看護師でも電話相談の仕事はできる?が参考になります。

向いているのは、相手の困りごとを想像しながら、手順を順番に説明できる人です。外来で患者さんに検査の流れを説明してきた人、新人に機器の使い方を教えてきた人は、その経験がそのまま生きます。反対に、看護の判断そのものにやりがいを感じる人には、物足りなく感じるかもしれません。

モデルケース:予約システムのサポートで採用されたTさん

モデルケース(架空の例)

外来の経験を生かして予約システムのサポートへ。保育園のお迎えに行ける日が週0日から週5日に

  • 月5回0回夜勤の回数
  • 0日5日保育園のお迎えに行ける日(1週間)
  • 往復70分0分通勤の時間(1日)

このモデルケースは、在宅ワークを考える看護師が抱えやすい状況を想定して、編集部が作成した架空の例です。実在の人物・団体とは関係ありません。数字は説明のための例で、同じ結果になることを約束するものではありません。

成果

Tさんは、医療機関向けの予約システムを提供する会社で、カスタマーサポートとして働いています。クリニックの受付の職員や看護師からの問い合わせに、電話とチャットで答える仕事です。採用の面接では、外来で予約の取り直しや当日の混雑に向き合ってきた経験が、「現場の困りごとがわかる人」として評価されました。

Tさん:画面の向こうで困っている受付の人の顔が浮かぶんです。外来で隣にいた人たちですから。

背景

Tさんは、救急外来と内科外来で10年働いてきた男性の看護師です。妻も看護師で夜勤があり、2人目の子どもが生まれてからは、夫婦の夜勤が重なる週に実家へ子どもを預けていました。保育園のお迎えに間に合う働き方を探していました。

困っていたこと

日勤だけの外来の求人は近くに少なく、あっても土曜日の勤務が多くありました。在宅の仕事も調べましたが、目にした電話健康相談の求人は夜のシフトが中心で、子育てとの両立は難しく感じました。看護師の資格を使わない仕事に移ることにも、もったいないという迷いがありました。

選んだ理由

求人検索エンジンで「カスタマーサポート 医療 在宅勤務」と検索し、医療機関向けの予約システムの会社の求人を見つけました。応募資格に看護師の資格はありませんでしたが、医療機関での勤務経験を歓迎すると書かれていました。外来で毎朝、予約の画面と向き合ってきた自分なら役に立てる、と考えました。

Tさん:資格を使わなくても、外来の10年が無駄になるわけじゃない。そう思えたら、迷いが消えました。

始め方と工夫

入社後の2週間は出社して研修を受け、システムの設定画面と、よくある問い合わせの答え方を覚えました。いまは自宅の一室にデスクを置き、会社から貸与されたパソコンとヘッドセットで働いています。予防接種の時期の前には、外来の流れを思い出して予約枠の作り方の説明資料を作り、チームで使っています。妻も「夕方に家にいてくれるのが何より助かる」と喜んでいて、お迎えはTさんの担当になりました。

Tさんの例で決め手になったのは、資格の有無ではなく、「どの現場の困りごとがわかるか」を言葉にできたことでした。自分が毎日使っていたシステムや機器は、そのまま応募先を探す手がかりになります。

気をつけたいこと:資格を使わない仕事を選ぶときに

資格を使わない仕事を選ぶことは、後ろ向きな選択ではありません。ただ、病棟や外来とは違う大変さもあります。よいところと気をつけたいところを、並べて確かめておきましょう。

医療系の在宅カスタマーサポートのよいところ・気をつけたいところ

よいところ

  • 平日の日中だけ働ける求人もあり、生活のリズムを整えやすい
  • 臨床の判断の重さから離れ、落ち着いて働ける
  • 現場を知っていることが、そのまま強みになる

気をつけたいところ

  • 給与に看護師の資格が反映されるとは限らない
  • 臨床の手技から離れ、ブランクになる
  • 件数や時間など、数字で評価されることがある

問い合わせの中には、強い口調のものや、システムの不具合への苛立ちをぶつけられるものもあります。相手が困っているからこその言葉だと受け止めつつ、自分の気持ちを切り替える工夫が必要です。気持ちの切り替え方は、電話の仕事の心の疲れとの付き合い方にまとめています。

在宅で一人で働くと、相談できる相手が近くにいないことも負担になりえます。チャットで先輩に質問できるか、困った問い合わせを引き継ぐ相手がいるかは、面接で聞いておきたい点です。孤独への備えは在宅ワークの孤独の乗り越え方が参考になります。

今日からできること

応募の前に確かめておきたいことを並べました。1つずつチェックしていくと、自分に合う求人の条件がはっきりしてきます。

応募の前に確かめておくこと

チェックした数:

人材会社や医療系の企業で、看護の経験を生かして在宅で働く仕事は、看護師のキャリアアドバイザー求人でも紹介しています。

よくある質問

看護師の資格は、応募の条件になりますか?

カスタマーサポートは看護の業務そのものではないため、看護師の資格を応募の条件にしない求人が中心です。そのかわり、看護の経験を「歓迎」「優遇」と書く求人もあります。資格を条件にするかどうかは1件ずつ違うので、応募資格の欄で確かめましょう。

電話が苦手でもできますか?

メールやチャットが中心の仕事もあります。同じ会社でも担当が分かれていることがあるので、応募の前に、電話の割合を聞いておくと安心です。苦手の正体と練習のしかたは電話対応が苦手な看護師でも電話相談の仕事はできる?にまとめています。

利用者から体調の相談を受けたら、答えてもいいのですか?

どこまで答えるかは、会社が決めた回答の範囲に従います。カスタマーサポートは個別の体調を判断する役割ではないため、決まりに沿って医療機関の受診などを案内するのが基本です。迷ったときは、一人で判断せずに担当の部署へ引き継ぎましょう。

完全在宅で働ける求人はありますか?

会社によって違います。毎日在宅の求人もあれば、研修の期間だけ出社する求人、週の一部だけ在宅の求人もあります。求人票の言葉の読み方は完全在宅と一部在宅の違いで確かめてください。

パソコンは自分で用意しますか?

会社から貸与される求人もあれば、自分で用意する求人もあります。費用の負担は労使で話し合い、就業規則などに定めておくことが望ましいとされています[4]。貸与の条件はパソコンを支給・貸与してくれる在宅ワークが参考になります。

時給や月給はどれくらいですか?

給与は会社や雇用の形によって違い、医療系のカスタマーサポートの給与を示す公的な統計は見当たりません。気になる求人の時給や月給は、時給×1日の時間×週の日数×4.3で月の目安に直して比べると、ほかの仕事とも比べやすくなります。計算のしかたは看護師の在宅ワークの月収シミュレーションにまとめました。

カスタマーサポートの経験は、ほかの仕事につながりますか?

医療機関や利用者の声を直接聞く仕事なので、サービスの改善やマニュアルづくり、導入を支えるカスタマーサクセスなどに関わる道もあります。会社によって仕事の広がり方は違うので、面接で、入社後に担当できる仕事の範囲を聞いてみてください。

まとめ

看護師が在宅でできるカスタマーサポートは、医療機関向けのシステム、介護施設向けのシステム、一般向けの健康サービス、医療機器の4つに分かれます。資格を条件にしない求人が中心ですが、現場の流れや言葉がわかることは、問い合わせの背景を想像する力として確かに生きます。

  • どの分野の困りごとがわかるかを言葉にし、応募先の分野を選ぶ
  • 体調の相談は会社の決まりに沿って案内し、「答えない」線引きを守る
  • 在宅の範囲、研修の形、機器と費用の負担を、応募の前に確かめる

資格を使わない仕事を選んでも、看護の経験が消えるわけではありません。自分の経験がどの仕事で生きそうか迷ったら、LINEやフォームから気軽に相談してください。

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ほいくの相談室 編集部。保育士の方からの相談で多く聞かれる悩みをもとに、公的な資料で確認できる情報をまとめています。