月末の夜、2つの在宅の仕事の明細をテーブルに並べて、電卓をたたく。時給は悪くないはずなのに、使った時間を思い返すと、どうも割に合わない気がする。資料を読み直す時間、記録を見直す時間、家族に呼ばれて中断した時間。数字にならない時間が、思った以上に積み重なっています。
「効率よく稼げる在宅の仕事」を探すと、時給の高い仕事の名前が並んでいます。けれど、時給が高いことと、自分の時間が効率よくお金に変わることは、同じではありません。研修が長い仕事、準備に時間がかかる仕事、電話を待つ時間が長い仕事では、時給の数字ほど手元に残らないことがあります。
反対に、時給はそれほど高くなくても、通勤がなく、準備が短く、慣れるほど速くなる仕事は、時間あたりで見ると強い味方になります。どちらが自分に合うかは、計算してみると見えてきます。
ここでは、本当の時間あたりの収入の出し方、研修・準備・待機・移動の時間の数え方、仕事の組み合わせの例、効率を上げる工夫、無理をしないための上限を順番に整理します。
看護師が在宅で効率よく稼げる仕事は?
答えを先に書くと、効率よく稼げるかどうかは、仕事の名前ではなく本当の時間あたりの収入で決まります。本当の時間あたりの収入とは、受け取ったお金を、働いた時間だけでなく、準備・研修・待機・移動まで含めた時間で割った額のことです。
その物差しで見ると、在宅で効率を上げやすい仕事には3つの特徴があります。1つ目は、時間帯が決まっていて準備が短い仕事。シフト制の電話相談やオンコールがこれに当たります。2つ目は、慣れるほど速くなる仕事。記事の執筆や、1件ごとに受ける面談の仕事です。3つ目は、自分の得意な分野を生かせる仕事です。
反対に、効率が下がりやすいのは、仕事の量が読めない仕事です。1件ごとの報酬で、依頼が来るかどうかが月によって大きく変わる仕事は、待っている時間が長くなりがちです。研修が長いのに数か月で辞めてしまう場合も、研修にかけた時間が回収できません。効率は、仕事の種類だけでなく、続け方でも決まります。
在宅の仕事には、通勤の時間がないという大きな利点もあります。同じ時給でも、通勤がなくなるだけで、本当の時間あたりの収入は上がります。次の表は、時給と働く時間を同じにして、通勤と身支度の時間だけを変えた計算の例です。
| 項目 | 病院に通う日勤のパート | 在宅の電話相談 |
|---|---|---|
| 時給 | 1,600円 | 1,600円 |
| 1日の勤務 | 6時間 | 6時間 |
| 通勤と身支度 | 往復90分+30分 | 10分 |
| 1日の収入 | 9,600円 | 9,600円 |
| 1日に使う時間 | 8時間 | 6時間10分 |
| 本当の時間あたり | 約1,200円 | 約1,560円 |
9,600円を8時間で割ると1,200円、6時間10分で割ると約1,560円です。時給は同じでも、時間あたりにすると360円ほどの差になります。通勤で座れない電車の疲れまで考えると、差はもっと大きく感じるかもしれません。
「本当の時間あたりの収入」はどう計算する?
計算は難しくありません。1か月分の収入と時間を書き出して、割り算をするだけです。ポイントは、報酬が出ない時間も含めて、仕事のために使った時間を全部数えることです。
- 1収入を書き出す
1か月に受け取った額を仕事ごとに書きます。業務委託なら、通信費などの経費を引いておきます。
- 2働いた時間を書く
シフトの時間、面談や執筆の時間を仕事ごとに足します。
- 3見えない時間を足す
準備、記録の見直し、研修や勉強、待機、移動の時間を足します。
- 4割り算をする
収入を、すべての時間を足した数で割ります。
- 5仕事どうしを比べる
仕事ごとの時間あたりを並べ、いちばん低い仕事の理由を考えます。
例として、記事を書く仕事で計算してみます。確かめた案件の例には、文字単価2.0円、1記事1,000〜1,500文字程度という募集がありました(20代の看護職などに向けた、すでに終了した募集)[1]。仮にこの単価で1,500文字の記事を書くと、報酬は3,000円です。
調べるのに60分、書くのに90分、見直しに30分かかれば、合わせて3時間で、時間あたりは1,000円です。よく知っている分野で、調べるのに20分、書くのに60分、見直しに20分なら、100分で書き終わり、時間あたりは1,800円になります。同じ単価でも、かかる時間しだいで、時間あたりは倍近く変わります。
比べるときは、どの仕事も同じ物差しにそろえます。雇われて働く仕事は給与の額面、業務委託の仕事は経費を引いた額、というように混ぜてしまうと、正しく比べられません。業務委託では、社会保険料や税金を自分で払う場合もあるので、手取りに近い額で比べると実態に近づきます。
記録は、スマートフォンのメモに「火曜 電話相談 9:00〜14:00、準備15分、記録の見直し10分」のように1行で書けば十分です。15分単位で書くと、細かすぎず、見えない時間もきちんと拾えます。
研修・準備・待機・移動の時間は、どう数える?
本当の時間あたりの収入を下げる原因の多くは、報酬が出ないか、出ても低い時間です。仕事を選ぶ前に、それぞれの時間がどう扱われるかを確かめておきましょう。
| 時間の種類 | 時給で働く場合 | 1件・文字単価の場合 | 確かめること |
|---|---|---|---|
| 研修 | 研修中の時給を確認 | 報酬が出ないこともある | 期間と時給 |
| 準備・記録 | 勤務時間に入るかを確認 | 報酬に含まれる | 始業前の決まり |
| 待機 | シフトの時間に入るかを確認 | 件数が少ないと下がる | 待機の扱い |
| 移動 | 在宅ならなし | 在宅ならなし | 研修の出社 |
編集部まとめ
研修の時間
研修の期間だけ、別の時給を決めている求人があります。たとえば電話健康相談の求人の例では、研修期間は6〜9日間が目安で、時給は1,300円でした。ただし、これは東京都港区のコールセンターに出社する求人で、在宅勤務の記載はなく、確認した時点では一時募集休止でした[2]。研修中は時間あたりが下がりますが、長く続ければ、その分は薄まっていきます。逆に、数か月で辞めてしまうと、研修の時間の重みが大きく残ります。
日程が決まっている研修もあります。夜間オンコールの求人の例では、研修は平日10:00〜15:00の参加が必須とされていました[3]。今の仕事を休まないと研修に出られない場合は、その日の収入が減る分も計算に入れておきます。
準備と記録の時間
ログイン、機器の確認、マニュアルの読み直し、終わったあとの記録。雇われて働く場合は、こうした時間が勤務時間に入るかどうかを会社に確かめましょう。厚生労働省のテレワークのガイドラインでは、パソコンなどの使用時間の記録などで労働時間を把握することが挙げられています[4]。業務委託の場合は、準備も記録も報酬の中に含まれるので、ここが長いほど時間あたりは下がります。
待機と移動の時間
オンコールの仕事では、電話が鳴らない時間をどう扱うかで時間あたりが大きく変わります。夜間オンコールの求人の例は時給で決まる形で、1回あたりの報酬や待機料の記載はありませんでした[3]。時給で働く場合は、シフトの時間がそのまま時給の対象になっているかを確かめます。1件ごとの報酬の場合は、件数が少ない夜ほど時間あたりが下がります。待機中の過ごし方はオンコール待機中の過ごし方で紹介しています。
移動の時間は在宅ならありませんが、研修だけ出社する仕事では、その交通の時間も数えます。交通費が出るかどうかでも、手元に残る額は変わります。研修の形と交通費の確かめ方は、在宅の看護師求人の研修は出社が必要?にまとめています。
効率のよい仕事の組み合わせは?
1つの仕事だけでは、働ける時間帯が埋まらないことがあります。そんなときは、時間帯の重ならない仕事を組み合わせると、1日の時間を効率よく使えます。ここでは、看護師に組み合わせやすい2つの例を挙げます。
日中の電話相談+夜のオンコール
- 日中と夜で時間帯が重ならない
- 体調を聞き取り、判断する知識が共通している
- 夜は回数を絞れば、時間あたりを上げやすい
- 睡眠のリズムの管理が欠かせない
保健指導+記事の執筆
- 面談の時間が決まり、すき間で執筆できる
- 生活習慣の知識を両方で使える
- 執筆は締め切りまでの時間を自分で決められる
- 保健指導は資格や経験の条件を確かめる
日中の電話相談と、夜のオンコール
日中に電話の健康相談を受け、夜に介護施設からのオンコールを受ける組み合わせです。どちらも、電話で状況を聞き取り、緊急性を判断する仕事なので、身につけた知識がそのまま両方に生きます。ただ、新しく始める仕事には、最初の時期のシフトに決まりがあることもあります。夜間オンコールの求人の例では、待機を始めてから1〜2か月は19:00〜22:00のシフトに入ることが必須でした[3]。組み合わせる前に、両方のシフトの決まりを並べて確かめましょう。
保健指導と、記事の執筆
オンラインの保健指導の面談と、記事の執筆を組み合わせる形です。面談の合間の時間に執筆を進められ、生活習慣の知識を両方で使えます。保健指導には資格の条件があります。特定保健指導の初回面接での行動計画の策定などは、保健指導に関する一定の実務の経験がある看護師も、2030年3月31日までは行えるとする経過措置があります[5]。一方で、保健師または管理栄養士に限り、看護師は不可とする求人の例もありました[6]。応募資格は必ず先に読みましょう。
記事を書くときは、面談で聞いた話を題材にしないことが大前提です。看護師には、正当な理由なく業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない守秘義務があり、看護師でなくなったあとも同じです[7]。書くのは、一般的な知識と、自分の経験から言えることの範囲にとどめます。
このほか、日中の電話相談と記事の執筆を組み合わせる形もあります。電話の仕事は時間が決まっている一方、執筆は締め切りまでの時間を自由に使えるので、子どもの行事や通院の付き添いが入る週でも調整しやすい組み合わせです。副業としてどんな在宅の仕事を組み合わせられるかは、看護師が副業でできる在宅ワークで種類ごとに整理しています。
時間あたりの収入を上げる工夫は?
組み合わせを決めたら、次はそれぞれの仕事の時間あたりを少しずつ上げていきます。大きな変化より、毎月の小さな見直しのほうが効きます。
1つ目は、得意な分野に寄せることです。記事の例で見たとおり、よく知っている分野は調べる時間が短くなります。電話の相談でも、経験のある分野の相談は判断が速くなります。2つ目は、記録の型を作ることです。よく使う言い回しや確認の順番をメモにまとめておくと、記録の時間が縮まります。
3つ目は、時間帯をそろえることです。毎日ばらばらの時間に働くと、仕事に入るまでの切り替えに時間がかかります。4つ目は、家族と「仕事中」の合図を決めることです。中断が減るだけで、同じ1時間でできることが増えます。家族への伝え方は在宅で働くことを家族にわかってもらうで紹介しています。
5つ目は、研修を受けた仕事を続けることです。研修の時間は、続けた月の数で割れば割るほど小さくなります。6つ目は、業務委託の仕事なら、条件を見直す相談をすることです。実績が積み上がったら、単価や受ける本数、締め切りの間隔を担当者と話し合う余地があります。いきなり単価の話をしにくいときは、まず「得意な分野の依頼を増やしてほしい」と伝えるだけでも、時間あたりは上がります。
- 仕事ごとの時間を15分単位で記録する
- 仕事ごとに時間あたりの収入を計算する
- いちばん低い仕事の理由を1つ探す
- やり方か、仕事の比重を1つだけ変える
ライターの仕事の単価そのものを上げる道は、看護師ライターの文字単価と収入の目安の考え方にまとめています。時給が上がりやすい条件を知りたい人は、看護師の在宅ワークで高収入の仕事もあわせて読んでみてください。
無理をしないための上限は?
効率を上げようとすると、空いた時間にもう1つ仕事を入れたくなります。けれど、疲れがたまると判断が遅くなり、記録の見直しも増えて、結局は時間あたりが下がります。だからこそ、組み合わせる前に上限を決めておきます。
雇われて働く場合は、会社も労働時間を把握します。厚生労働省のテレワークのガイドラインでは、長時間労働の対策として、時間外のメールの送付を控えることや、深夜・休日のシステムへのアクセスを制限することなどが挙げられています[4]。でも、仕事を組み合わせたときの合計の時間は、自分でも把握しておく必要があります。業務委託の仕事は、雇用のように会社が労働時間を管理する形ではないので、なおさらです。
たとえば「本業と在宅の仕事を合わせて週40時間まで」「夜の仕事は週2回まで」「睡眠は6時間を切らない」のように、数字で決めておくと守りやすくなります。数字は自分の体力と家族の予定に合わせて決めてかまいません。
上限の参考になるのが、日本看護協会のガイドラインです(島根県の資料による)。看護職の夜勤・交代制勤務の基準として、勤務と勤務の間を11時間以上あける、1回の夜勤後は24時間以上の休息をとる、といった考え方が示されています[8]。法律上の義務ではありませんが、夜の仕事と翌日の仕事の間をどれだけあけるかを考えるときの目安になります。
チェックした数:
体調を崩さない工夫は在宅勤務で体調を崩さない工夫で紹介しています。扶養の範囲や社会保険の加入の条件も、働く時間の上限に関わります。収入の上限から働く時間を決める方法は、看護師が扶養内で働ける求人の探し方にまとめました。
モデルケース:2つの仕事の時間あたりを比べ、得意な仕事に比重を移したCさん
モデルケース(架空の例)
2つの仕事を時間あたりで比べ直し、得意な分野の執筆に比重を移して、働く時間を週6時間減らした
- 約900円約1,800円執筆の時間あたりの収入
- 約5時間約2時間半記事1本にかかる時間
- 約29時間約23時間働く時間の合計(週)
このモデルケースは、在宅ワークを考える看護師が抱えやすい状況を想定して、編集部が作成した架空の例です。実在の人物・団体とは関係ありません。数字は説明のための例で、同じ結果になることを約束するものではありません。
成果
Cさんは、在宅の電話健康相談と医療記事の執筆の時間あたりの収入を1か月記録して比べ、得意な糖尿病の分野の記事に比重を移しました。執筆の時間あたりの収入は約900円から約1,800円に上がり、働く時間の合計は週29時間から23時間に減りました。月の収入は、ほぼ以前のまま保てています。
Cさん:時給の数字ではなく、自分の時間で割ってみて、やっと本当の姿が見えました。
背景
内科の外来で、糖尿病の患者さんの療養指導に長く関わってきました。子どもの塾の送り迎えのために在宅の仕事に移り、電話健康相談を週4日受けながら、医療記事の執筆も引き受けていました。
困っていたこと
頼まれるままに、睡眠、美容、子育てなど幅広いテーマの記事を書いていました。知らない分野は調べる時間が長く、1本に5時間かかることもありました。月末になると時間は足りないのに、収入は思ったほど増えていませんでした。
選んだ理由
1か月、2つの仕事の時間を15分単位で記録しました。電話相談は準備を含めても時間あたり約1,500円でしたが、執筆は全体で約900円。ところが糖尿病のテーマの記事だけを取り出すと、約1,800円になっていました。
Cさん:調べる時間の差が、そのまま時間あたりの差になっていたんです。
始め方と工夫
Cさんは編集の担当者に「糖尿病と生活習慣病の記事を中心に受けたい」と伝え、テーマを絞りました。電話相談は週3日に減らし、空いた時間を得意な分野の執筆にあてています。記事には相談や外来で聞いた話は書かず、一般的な知識と自分の経験の範囲で書くと決めています。夫は「夕方に家にいる日が増えた」と喜んでくれました。
以前
電話相談 週4日+テーマのばらばらな記事 月8本(週約29時間)
いま
電話相談 週3日+糖尿病の分野の記事 月14本(週約23時間)
Cさんがしたことは、新しい仕事を足すことではなく、今ある2つの仕事の時間を数え直すことでした。記録してみると、どの仕事のどの部分に時間がかかっているのかが、はっきり見えてきます。
効率を追いすぎないために知っておきたいこと
効率の物差しは便利ですが、それだけで仕事を決めると、見落とすものもあります。始める前に、限界も知っておきましょう。
よいところ
- 空いた時間帯を収入につなげられる
- 1つの仕事が減っても、収入がゼロになりにくい
- 得意な仕事を見つけやすくなる
気をつけたいところ
- 合計の時間が増え、疲れがたまりやすい
- 研修や手続きが仕事の数だけ必要になる
- 本業の就業規則や確定申告の確かめが要る
組み合わせて働く形が合いにくい人もいます。1つの仕事に集中したほうが力を出せる人、仕事の切り替えで強く疲れる人、決まった収入が毎月同じ額で入ることを何より大事にしたい人です。そうした人は、1つの職場で時給の段階を上げる道のほうが、気持ちよく続けられるかもしれません。
まず、時間あたりが高くても、月の収入の合計が足りなければ暮らしは楽になりません。時間あたりと合計の両方を見ることが大切です。合計の計算は看護師の在宅ワークの月収シミュレーションで試せます。次に、効率だけを追うと、学び直しの時間を削りがちです。研修や勉強は短期的には時間あたりを下げますが、長く働くための土台になります。
本業のある人は、副業が認められているかを就業規則で確かめてください。厚生労働省のガイドラインは副業・兼業を原則認める方向が適当としつつ、会社が制限できる場合も挙げています[9]。また、給与を2か所以上から受けていると、確定申告が必要になる場合があります[10]。手続きは看護師が副業すると確定申告は必要?で確かめられます。
今日からできること
まずは記録から始めます。計算は1か月分の記録がそろってからで大丈夫です。4週間で一度、自分の時間の使い方を見直してみましょう。
- 1週目時間を記録する
仕事ごとに、準備・記録・待機も含めて15分単位で書きます。
- 2週目記録を続ける
家族に呼ばれた中断も、メモに残しておきます。
- 3週目計算する
仕事ごとの時間あたりの収入を出し、いちばん低い理由を探します。
- 4週目1つだけ変える
記録の型を作る、得意な分野に寄せるなど、1つだけ試します。
3週目にいちばん低い仕事が見つかっても、すぐにやめる必要はありません。低い理由が「準備が長い」なら記録の型を作る、「待機が長い」なら時間帯を変える、「不得意な分野」なら受けるテーマを選ぶ、というように、理由ごとに打つ手が違います。理由に合った手を1つ打ってから、翌月もう一度計算してみましょう。
新しい仕事を足すかどうかは、この見直しのあとで決めても遅くありません。在宅で看護師を雇う会社の時給の目安や勤務日数、研修の形は、看護師を在宅で雇う企業の比較で同じ項目で見比べられます。
よくある質問
在宅でいちばん効率よく稼げる仕事はどれですか?
人によって違うので、1つには決められません。同じ仕事でも、得意な分野か、準備や待機の時間がどれだけかかるかで、本当の時間あたりの収入は変わります。1か月の記録をとって、自分にとっての答えを出すのが確実です。
時給の高い仕事を選べば、効率もよいのでは?
時給が高くても、研修が長い、準備に時間がかかる、待機が長いといった仕事では、時間あたりの収入は下がることがあります。求人の時給と、準備などを含めた時間あたりの両方で比べてください。時給の幅の読み方は看護師の在宅ワークの時給の相場は?で整理しています。
オンコールの待機の時間は、時給の対象になりますか?
求人によって違います。夜間オンコールの求人の例は時給で決まる形で、1回あたりの報酬や待機料の記載はありませんでした[3]。シフトの時間がそのまま時給の対象かどうかを、応募の前に確かめてください。
研修中は時間あたりが低いのですが、続けるべきですか?
研修の期間だけ時給が別に決められている求人はあります[2]。研修のあとも続ければ、研修にかけた時間の重みは薄まっていきます。研修が終わってから時間あたりを計算し直し、それでも合わなければ見直しましょう。
副業を掛け持ちするとき、勤め先に伝える必要はありますか?
職場によっては就業規則で副業の決まりを定めているので、まず就業規則を確かめ、必要なら許可を得てから始めてください。確かめ方は看護師の副業が禁止される理由で紹介しています。
在宅の仕事を3つ以上掛け持ちしてもよいですか?
禁止されているわけではありませんが、仕事の数が増えるほど、研修、シフトの調整、手続きが増えて、時間あたりが下がりやすくなります。まずは2つで時間あたりを確かめ、余裕ができてから次を考えるほうが無理がありません。
家事や子どもの用事で、仕事が何度も中断されます。
中断の多い時間帯は、待つ時間のある仕事より、区切りのよいところで止められる執筆などに向いています。電話の仕事は中断しにくいので、家族の予定が落ち着く時間帯に寄せましょう。中断した時間も記録しておくと、時間帯の選び直しに役立ちます。
月の収入の目安をすぐに計算できますか?
当サイトの月収シミュレーターに、時給、1日の時間、週の日数を入れると、月の収入の目安が出ます。準備や待機の時間は自分で足して、時間あたりも計算してみてください。
まとめ
在宅で効率よく稼ぐ近道は、時給の高い仕事を探すことより、自分の時間で割った本当の時間あたりの収入で仕事を比べることです。そのうえで、得意な仕事に時間を寄せ、無理のない上限の中で組み合わせます。
- 研修・準備・待機・移動の時間まで含めて、時間あたりを計算する
- 時間帯の重ならない仕事を組み合わせ、得意な分野に寄せる
- 週の合計時間や夜の回数の上限を、先に決めておく
- 1か月ごとに記録を見直し、1つずつ変える
自分の仕事の組み合わせ方や時間の使い方に迷ったら、LINEでも下のフォームからでも、気軽に相談してください。