訪問看護ステーションの面接の帰り道。「当番は月に5回くらい、手当は1回◯円です」と説明されたとき、その場ではうなずいた。けれど電車に乗ってから気づく。それが高いのか安いのか、比べる物差しを持っていない。
病棟の夜勤なら、手当の額も回数も勤務表を見ればわかりました。オンコールは違います。電話が一度も鳴らない夜もあれば、2回出動する夜もある。待っているだけの時間に、どれだけの値打ちがあるのか。考えるほど、わからなくなります。
「看護師 オンコール手当 相場」と検索しても、出てくる数字はページごとにばらばらです。どれが本当なのか確かめようがなく、かえって迷いが深くなった方もいるかもしれません。
ここでは、相場の数字を探す代わりに、手当の決まり方を分けて、自分で比べられる形にします。病院・訪問看護・介護施設のオンコールの違い、求人票と面接で確かめること、在宅のオンコール代行の時給との違いもまとめました。
オンコール手当の相場は、いくら?
オンコール手当の相場を、一つの数字で示すことはできません。平均の額を示す公的な統計を確かめられず、職場ごとに手当の決め方も額も違うからです。インターネットで見かける数字も、どの職場の、どの形の手当なのかがわからなければ、自分の比べる物差しにはなりません。
手当の額を決めているのは、一つひとつの職場です。たとえば訪問看護ステーションだけでも、令和7年4月1日現在で稼働しているのは全国に18,754か所あり、前の年から1,425か所増えています[1]。それぞれの事業所が、当番の回数や手当の形を自分たちで決めています。
出典:一般社団法人全国訪問看護事業協会「令和7年度 訪問看護ステーション数 調査結果」、厚生労働省「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」[1][2]
令和6年末の時点で、訪問看護ステーションで働く看護師は91,022人で、就業している看護師の6.7%です[2]。これだけ多くの職場が、それぞれの決まりで手当を払っているので、「相場はいくら」と一言で答えるのは難しいのです。
ネット上の「相場」の数字をそのまま信じにくい理由は、ほかにもあります。病院の手術室と訪問看護、介護施設の当番が、一つの数字に混ざっていることがあります。平日の夜だけの当番と、休日の丸1日の当番も、同じ「1回」として並びがちです。出動の手当を含む額なのか、待機だけの額なのかも、たいていは書かれていません。
だからといって、比べられないわけではありません。手当がどんな形で払われているかを分けて聞き、月の額にそろえれば、2つ、3つの職場を同じ物差しで並べられます。
相場を知りたい気持ちの奥には、「提示された額で納得してよいのか」という問いがあるはずです。その答えは、ほかの職場の数字よりも、その職場の当番の重さと手当が見合っているかどうかで決まります。ここからは、見合っているかを確かめる方法を順に説明します。
オンコール手当は、どんな形で決まっている?
オンコール手当は、主に次の5つの形の組み合わせで決められています。同じ「1回◯円」でも、どの形の1回なのかで中身がまったく違います。
| 形 | 払われ方 | 比べるときに見ること |
|---|---|---|
| 待機手当 | 当番1回(1晩・1日)ごとに定額 | 平日の夜と休日で額が違うか |
| 出動手当 | 呼ばれて出向いた1回ごとに定額 | 電話だけの対応は含むか |
| 出動した時間の時間外手当 | 出向いて働いた時間に応じて | 移動の時間を含むか |
| 月額の固定の手当 | 当番の回数にかかわらず定額 | 当番が何回までの前提か |
| 電話対応の手当 | 電話で対応した回数ごと | 対応の記録のしかた |
編集部まとめ
組み合わせの例を挙げます。待機手当だけで、出動の分も含めている職場があります。待機手当に加えて、出動したら1回ごとの手当や時間外手当がつく職場もあります。月額の固定の手当だけで、当番の回数や出動の有無にかかわらず同じ額、という決め方もあります。
それぞれの形には、向き不向きがあります。待機手当だけの形は、呼ばれる回数が少ない職場なら気になりません。ただ、出動が多い職場で同じ形だと、1回の出動の重さに手当が見合わなくなります。月額の固定の形は収入の見通しが立つ一方、当番の回数が増えても額が変わらない点に気をつけます。
たとえば、当番が月5回で出動が月4回ある職場と、当番が月8回で出動が月1回の職場を考えてみます。待機手当だけの形なら、当番の多い後者のほうが月の手当は多くなります。けれど、夜に家を出る回数は前者のほうが多いのです。待機手当と出動手当がそれぞれつく形なら、出動の多い前者の手当も増えます。同じ額の説明でも、形によって、負担に見合うかどうかが変わります。
休日の当番は、1回の長さが違う
見落としやすいのが、当番1回の長さです。平日は夕方から翌朝までの当番でも、休日は朝から翌朝までの丸1日、という職場があります。同じ「1回」の手当でも、待機する時間は倍近く違うことがあります。手当の額は、平日と休日に分けて聞くのが基本です。
オンコールという働き方の基本や種類はオンコールとは?で、当番の日の過ごし方の決まりはオンコール待機中の過ごし方で整理しています。
病院・訪問看護・介護施設で、オンコールの中身はどう違う?
オンコールは職場によって、呼ばれる理由も、呼ばれたあとの動き方も違います。手当の形も、その中身に合わせて決められていることがあります。働く場所ごとの違いを知っておくと、手当の説明を聞いたときに、何を確かめればよいかがわかります。
| 職場 | 呼ばれる主な理由 | 呼ばれたあと | 手当で確かめること |
|---|---|---|---|
| 病院の手術室など | 緊急の手術や検査 | 病院へ出向く | 出動の時間の扱い |
| 訪問看護 | 利用者や家族からの電話 | 電話で助言、必要なら訪問 | 電話だけの夜の扱い |
| 介護施設 | 夜間の職員からの相談 | 電話で指示、必要なら出向く | 出向いたときの手当 |
| 在宅のオンコール代行 | 契約先の介護施設からの電話 | 自宅で判断し、指示と記録 | 時給に何が含まれるか |
出典:ドクターメイト株式会社(HERP上の採用ページ)「1PM802_オンコールナース|パート(採用ページ)」[3]
病院の手術室や内視鏡室などでは、緊急の手術や検査のために呼ばれ、病院に出向くのが基本です。呼ばれてから到着するまでの時間に決まりがある職場もあり、当番の日は遠出ができません。出向いて働いた時間がどう払われるかが、手当を比べるときの中心になります。
訪問看護では、利用者や家族からの電話を受け、電話で助言して済む夜もあれば、利用者の家へ訪問する夜もあります。電話だけで終わった対応を、手当の上でどう数えるかが職場によって分かれるところです。訪問看護のオンコールと在宅の代行の違いは、訪問看護のオンコールと在宅のオンコール代行の違いでくわしく比べています。
介護施設では、夜間に施設の職員から入所者の体調について相談を受け、電話で指示を出したり、必要に応じて施設に出向いたりします。施設によっては、こうした夜間の電話を外部のサービスに任せていることもあります。介護施設から夜間の電話を看護師が自宅で受け、緊急性を判断して指示を出し、PCでレポートを作成する仕事を説明している会社の例もあります[3]。
手当を、月の額にそろえて比べるには?
いくつかの職場を比べるときは、「1回の額」ではなく「月の合計」にそろえます。手当の形が違っても、月の合計にすれば同じ物差しで並べられるからです。計算は次の5つの手順で進めます。
- 1当番の回数を聞く
平日の夜と休日の当番を分けて、月に何回かを聞きます。
- 21回の待機手当を確かめる
平日と休日で額が違うか、1晩か丸1日かを確かめます。
- 3出動の実績を聞く
最近の数か月で、当番1回あたり何回くらい出動したかを聞きます。
- 4出動の払われ方を確かめる
1回ごとの手当か、時間で払われるか、両方かを確かめます。
- 5月の合計を出して並べる
待機手当×回数に、出動の見込みの分を足して比べます。
月の合計が出たら、もう1つ割り算をしておくと、比べやすさがぐっと上がります。月の合計を、当番で待機している時間の合計で割るのです。たとえば平日の当番が17時30分から翌朝8時30分までなら、1回で15時間です。月5回なら75時間、待機していることになります。
待機している時間あたりの額が見えると、「月の合計は高いけれど、休日の丸1日の当番が多いので、時間あたりでは低い」といった違いに気づけます。待機中は家にいられても、遠出やお酒は控え、電話が鳴ればすぐ動ける状態でいる必要があります。その時間にどれだけの値打ちを認めているかが、この割り算でわかります。
出動の実績を聞くのは、遠慮しなくてかまいません。「最近3か月で、当番1回あたり電話は何件くらい、出動は何回くらいありましたか」と数で聞くと、相手も答えやすくなります。答えがあいまいなときは、「多い月と少ない月で、どのくらい違いますか」と聞き直してみましょう。
提示された手当に納得しきれないときは、額ではなく回数の側で相談する方法もあります。「この出動の実績なら、当番は月◯回までにしていただけますか」という聞き方です。手当の額を上げてもらう相談より、話しやすい場合があります。
比べる表に入れる7つの欄
ノートやスマートフォンのメモに、職場ごとに次の欄を作っておくと、面接のたびに埋めるだけで比べられます。
- 平日の当番の回数と、1回の待機手当
- 休日の当番の回数と、1回の待機手当
- 出動の実績(当番1回あたりの回数)
- 出動したときの払われ方(1回ごと・時間ごと)
- 月の合計の見込み
- 待機の時間あたりの額
- 出動した翌日の勤務の扱い
在宅のオンコール代行の時給とは、何が違う?
自宅で夜間の電話を受ける在宅のオンコール代行は、手当ではなく時給で払われる求人の例があります。病院や訪問看護の当番が「本来の勤務とは別の待機に手当がつく」形なのに対し、代行はシフトの時間そのものが勤務時間です。
確かめた求人の例(2026年10月8日に確認)では、自宅からのフルリモートのパートで、時給は1,600円〜2,700円でした。この時給には時間外手当と深夜手当が含まれ、独自のラダー制度で変動するとされています。1回あたりの報酬や待機料の記載はありませんでした[3]。
病院・訪問看護などのオンコール当番
- 本来の勤務とは別に、当番として待機する
- 待機に手当、出動に手当や時間外手当がつく形がある
- 呼ばれたら、職場や利用者の家へ出向くことがある
在宅のオンコール代行(求人の一例)
- シフトの時間そのものが勤務時間
- 時給1,600円〜2,700円(時間外・深夜手当を含む)
- 17:00〜22:00などのシフトで、休憩はない
出典:ドクターメイト株式会社(HERP上の採用ページ)「1PM802_オンコールナース|パート(採用ページ)」[3]
この求人の夜間のシフトは、17:00〜22:00、22:00〜翌3:00、翌3:00〜7:00、翌3:00〜8:30などで、休憩はないとされています。待機の仕事を始めて1〜2か月の間は、19:00〜22:00のシフトに入ることが必須でした[3]。時給の幅や、深夜手当が含まれる意味は自宅でオンコール対応する看護師の時給でくわしく見ています。
時給の形のよいところは、電話が鳴らない時間も勤務時間として払われることです。出動のための移動もありません。その一方で、電話が続く夜は休む間がなく、深夜の時間帯に働けば眠りは途切れます。また、時給に深夜手当が含まれる場合は、時間帯によって時給が違うのか、どの時間帯がいくらなのかを、求人ごとに確かめる必要があります。
在宅の代行がパートとして雇われて働く形なら、自宅で働いていても、労働基準法や最低賃金法などの労働基準関係法令が適用されます[4]。手当の形の当番と、時給の形の代行は、どちらがよいというものではありません。出向く当番を続けるか、自宅で受ける仕事に移るかは、体の負担と暮らしの形で選びます。在宅で看護師を雇う会社の時給や研修の形は、看護師を在宅で雇う企業の比較で並べて見られます。
求人票と面接で、何を確かめる?
求人票のオンコールの書き方は、職場によってさまざまです。「オンコール手当あり」とだけ書かれ、額が書かれていないこともあります。書かれている言葉ごとに、面接で聞き返すことを決めておくと、確かめ漏れを防げます。
| 求人票の書き方 | 書かれていないこと | 聞き返すこと |
|---|---|---|
| オンコール手当あり | 額と払われ方 | 1回いくらで、出動時は別か |
| オンコール月4回程度 | 多い月の回数 | 多い月は何回か |
| 出動時は別途支給 | 別途の中身 | 1回ごとか、時間ごとか |
| オンコールなし | 緊急時の扱い | 夜間に電話が来ることはないか |
編集部まとめ
面接では、次の質問をメモにして持っていくと安心です。全部を一度に聞きにくければ、内定の前後に書面で確かめる方法もあります。
チェックした数:
聞いた答えは、口頭の説明だけで終わらせず、労働条件通知書や雇用契約書で確かめます。手当の額や払われ方が書面にない場合は、「オンコールの手当について、書面で確認できるものはありますか」と聞いてみてください。逆質問の聞き方の例は看護師の面接の逆質問が参考になります。
手当のほかに確かめたい4つのこと
オンコールの負担は、手当の額だけでは測れません。同じ額でも、次の4つがそろっている職場のほうが、当番の夜を落ち着いて過ごせます。
- 当番用の携帯電話の貸与と、通話料の扱い
- 出動に使う車(社用車か自家用車か、燃料代や駐車場代)
- 判断に迷ったときに相談できる医師や管理者がいるか
- 体調不良や家族の用事のときに、当番を交代しやすいか
とくに3つ目は、手当の額より大事だと感じる人もいます。一人で判断を抱え込む夜が続くと、手当では埋められない疲れがたまります。待遇を時給や手当以外の面から見る考え方は、待遇のよい看護師の在宅求人の見分け方でも整理しています。
モデルケース:待機と出動の手当の内訳を聞いて比べたJさん
モデルケース(架空の例)
1回の額ではなく月の合計と出動の実績で比べ、訪問看護の常勤へ
- 6回0回夜勤(泊まり)の回数(1か月)
- 1項目7項目面接で確かめた手当の項目
- 6日0日夜勤明けで寝て過ごす日(1か月)
このモデルケースは、在宅ワークを考える看護師が抱えやすい状況を想定して、編集部が作成した架空の例です。実在の人物・団体とは関係ありません。数字は説明のための例で、同じ結果になることを約束するものではありません。
成果
Jさんは3つの訪問看護ステーションの手当を、月の合計と出動の実績にそろえて比べました。選んだのは、1回の待機手当がいちばん高い事業所ではなく、出動の実績と翌日の勤務の決まりがはっきりした事業所です。いまは日勤に月5回の当番を受け持ち、出動は月に1〜2回ほどです。
Jさん:1回の額だけで決めかけていました。月に直して出動の回数まで聞いたら、見え方がまるで変わりました。
背景
内科病棟で16年。月6回の夜勤を続けてきましたが、40代に入り、夜勤明けの疲れが抜けにくくなっていました。退院した患者さんが家でどう暮らしているのかを見たいという思いもあり、訪問看護に移ることを考え始めました。
困っていたこと
3つの事業所で面接を受けると、オンコールの手当の説明が、それぞれ違う形でした。待機手当だけで出動の分も含む事業所、待機手当に加えて出動ごとに手当がつく事業所、月額の固定の手当の事業所です。1回の額だけを聞いていたJさんは、どれが得なのか判断できずにいました。
選んだ理由
Jさんは7つの質問をメモにして、2回目の面談で聞き直しました。待機手当だけの事業所は1回の額が高い一方で、最近の出動が当番1回あたり1回ほどと多いことがわかりました。月の合計にそろえると3つの差は小さく、決め手になったのは負担のほうでした。出動が月1〜2回で、出動した翌日は始業を遅らせられる事業所を選びました。
始め方と工夫
入職の前に、労働条件通知書で手当の額と出動したときの払われ方を確かめました。当番の日は家族に伝えておき、車の鍵と訪問の道具を玄関にまとめています。最初の2か月は先輩と組む形で当番に入り、電話での判断に慣れていきました。
Jさん:困ったときに電話できる先輩がいる。それだけで、当番の夜の心細さがずいぶん違います。
以前
「待機1回いくら」だけを聞いて、額が高い事業所に決めかけていた
いま
当番の回数、出動の実績、翌日の勤務まで聞き、月の合計と負担で選んだ
Jさんの例でいちばん大きかったのは、「出動の実績」を聞いたことです。手当の額が高い職場は、それだけ呼ばれることが多い場合もあります。額と負担を一緒に見ることで、続けられる職場を選べました。
気をつけたいこと:手当の額だけで決めない
オンコール手当は、待機の時間と出動の負担に対して払われるものです。額が高くても、当番の回数が多い、出動が多い、休日の丸1日の当番が多い、といった事情があれば、体への負担も大きくなります。手当の額と負担を、2つの物差しで並べてみましょう。
夜中の電話で目が覚めると、そのあと眠れなくなる人もいます。小さな子どもがいて、夜に急に家を空けられない人もいるでしょう。そうした場合は、出動のある当番より、日勤のみの職場や、自宅で決まった時間だけ受ける在宅の仕事のほうが合うことがあります。オンコールのつらさと続けるコツは夜間オンコール代行の看護師の仕事はきつい?で取り上げています。
当番を続けるうちに、翌日まで強い眠気が残る、電話の着信音に体がこわばる、といったサインが出ることもあります。そうしたサインが続くときは、当番の回数を減らせないか早めに相談し、不調が長引くなら医療機関を受診してください。
夜勤をやめて訪問看護に移る人にとって、当番の手当は、夜勤手当の分を補う方法の1つにもなります。収入の補い方の全体は夜勤なしでも収入を落としにくい看護師の仕事で整理しました。ただし、当番の回数を増やして収入を保とうとすると、夜勤をやめた目的が薄れてしまいます。月の当番の上限を、自分で決めておくと安心です。
今日からできること
比べたい職場が決まっていなくても、今日から準備できることがあります。
- 1いまの当番を書き出す
いまの職場に当番があるなら、回数と手当の形を明細で確かめます。
- 2比べる表を作る
職場ごとに、当番の回数・待機手当・出動の払われ方を書く欄を作ります。
- 3質問のメモを用意する
面接で聞く7つの質問を、スマートフォンのメモに入れておきます。
- 4上限を決める
月に何回までなら当番を受けられるか、家族と話して決めます。
比べる表は、面接が終わったその日のうちに埋めるのがこつです。数日たつと、どの職場で何を聞いたのかが混ざってしまいます。帰りの電車でスマートフォンのメモに打ち込むだけでも、あとで並べたときの精度が変わります。
よくある質問
オンコール手当は、いくらなら妥当ですか?
妥当な額を示す公的な統計は確かめられなかったため、一つの数字ではお答えできません。比べるときは、月の合計にそろえ、さらに待機している時間の合計で割ると、職場ごとの違いが見えます。出動の実績も一緒に聞いて、負担と見合うかで判断しましょう。
電話だけで出動しなかった夜も、手当はもらえますか?
待機手当という形なら、当番として待機したことに対して払われるので、出動の有無とは別に数えられます。ただし、電話で対応した回数ごとに手当をつけるか、待機手当に含めるかは職場によって違います。面接で「電話だけの対応はどう扱われますか」と確かめましょう。
出動して働いた時間は、どう払われますか?
1回ごとの出動手当で払う職場、働いた時間に応じた時間外手当で払う職場、その両方の職場があります。移動の時間を含めるかどうかも違うので、賃金規程や労働条件通知書で確かめてください。
パートでも、オンコールの当番や手当はありますか?
パートにも当番がある職場と、常勤だけが当番を受け持つ職場があります。パートで当番を受ける場合の手当の額が、常勤と同じかどうかも確かめておきましょう。
在宅のオンコール代行には、待機の手当はありますか?
確かめた求人の例では、時給1,600円〜2,700円に時間外手当と深夜手当が含まれ、1回あたりの報酬や待機料の記載はありませんでした[3]。シフトの時間が勤務時間として時給で払われる形です。仕事の中身は在宅の夜間オンコール代行の看護師求人をご覧ください。
当番の回数は、面接で相談できますか?
相談すること自体は問題ありません。月の上限や、子どもの行事のある日を外せるかなどを、入職の前に聞いておくと安心です。相談して決まったことは、口頭だけでなく書面でも確かめておきましょう。
病棟から訪問看護に移ると、年収は上がりますか、下がりますか?
職場と働き方によって違います。夜勤手当がなくなる分と、当番の手当が加わる分、基本給の違いを並べて計算すると見当がつきます。夜勤をやめたときに減る額の出し方は夜勤なしにすると看護師の年収はどれくらい下がる?で、記入表を使って説明しています。
在宅のオンコール代行に応募するには、どんな経験が必要ですか?
確かめた求人の例では、正看護師の資格と、看護師の実務経験丸5年以上が必要とされていました[3]。経験年数が求められる理由と準備は在宅オンコールの看護師に必要な経験年数で整理しています。
まとめ
看護師のオンコール手当は、職場ごとに決め方も額も違い、相場を一つの数字で示すことはできません。だからこそ、手当の形を分けて聞き、月の合計と待機の時間あたりの額にそろえて比べることが大切です。
- 待機・出動・時間外・月額の固定など、手当の形を分けて聞く
- 当番の回数と出動の実績を数で聞き、月の合計にそろえる
- 額と負担を一緒に見て、月の当番の上限を自分で決める
手当の説明を聞いてもまだ迷うときは、ひとりで抱えずに相談してください。LINEでも下のフォームからでも、無料で受け付けています。