看護師ライターのポートフォリオの作り方|実績ゼロから見せる3本

子どもを寝かしつけたあとのリビング。クラウドソーシングで見つけた「看護師ライター募集」に応募しようとして、「実績・ポートフォリオ(URL)」の欄で手が止まります。これまで書いてきたのは、看護記録と、病棟の勉強会の資料くらい。とりあえず「実績はありませんが、がんばります」と書いて送ったものの、返事は来ません。

返事が来ないのは、文章の力が足りないからとは限りません。「どんな記事を書ける人なのか」が、発注者に伝わっていないことも理由の一つです。発注者は応募文と一緒に見本を見て、仕事を任せられるかを判断します。

実績がないなら、見本を自分で作ればよいのです。看護師には、病棟や外来で積み重ねてきた経験という、書く材料がすでにあります。あとは、それを見せる形に整えるだけです。

実績ゼロの看護師ライターが用意したい「見本の記事3本」の選び方と書き方、載せてはいけないもの、見せ方、プロフィール文と応募文の例を順にまとめました。

実績ゼロの看護師ライターは、ポートフォリオに何を載せればいい?

実績がないときのポートフォリオは、「得意分野で書いた見本の記事3本」「短いプロフィール」「連絡先と書ける時間」の3つを1ページにまとめれば始められます。見本の3本は、似た記事を3つ並べるのではなく、役割を分けるのがこつです。

ポートフォリオは、もともと作品をまとめて持ち歩く書類入れのことです。ライターの場合は、書いた記事をまとめて見せるページのことをいいます。

役割を分ける理由は、発注者が見たいものが1つではないからです。医療の知識を正確に書けるか。読み手の気持ちに寄り添えるか。自分たちのメディアの形に合わせて書けるか。3本で、この3つを1本ずつ見せます。

見本の記事3本の役割
役割見せたい力テーマの例
1本目:専門性正確さと分かりやすさ在宅酸素を始める家族の暮らしの準備
2本目:体験読み手への寄り添い異動先の診療科に慣れるまでの工夫
3本目:応募先に合わせる媒体の形に合わせる力応募先の記事と同じ形・文字数

編集部まとめ

1本目は、看護の知識を一般の人に分かる言葉で説明する記事です。2本目は、自分の経験をもとに、同じ立場の人の役に立つことを書く記事。3本目は、応募したいメディアの記事を読み込み、見出しの立て方や文体、文字数をそろえて書く記事です。

医療ライターの仕事の全体像や、報酬の決まり方は、看護師の医療ライター・監修の求人にまとめています。ライターを始める手順の中でのポートフォリオの位置づけは、看護師が医療ライターを在宅で始めるにはで確かめられます。

見本の3本は、どんなテーマを選ぶ?

テーマを選ぶ物差しは2つです。自分の経験がどれだけ深いか。そして、書く内容を公的な資料で確かめやすいか。この2つで考えると、見本に向くテーマが見えてきます。

見本のテーマを2つの物差しで選ぶ
自分の経験の深さ公的な資料で確かめやすい度合い
体験の1本に向く(経験は深いが、根拠は示しにくい)
専門性の1本に向く(経験が深く、根拠も確かめやすい)
見本には選ばない(経験も根拠も少ない)
調べて書く練習に向く(経験は浅いが、根拠は確かめやすい)

右上に入るのは、たとえば長く働いた領域の、手順や暮らしの工夫にかかわるテーマです。呼吸器の病棟が長い人なら、在宅酸素の機器と暮らす準備や、息切れしにくい家事の工夫などが候補になります。左上は、夜勤の工夫や後輩指導のように、経験は豊かでも数字の根拠を示しにくいテーマです。こちらは体験記事として書きます。

経験した領域ごとに、テーマの候補を書き出してみると選びやすくなります。一般の人向けと、看護師向けの両方を考えておくと、応募できる募集の幅が広がります。表は一つの例なので、自分が長く働いた領域の行を、自分の言葉で書き足してみてください。

経験した領域ごとの見本のテーマの例
経験一般の人向けの例看護師向けの例
内科病棟入院の準備で持っていくもの受け持ちが増えたときの段取り
外科病棟手術を控えた家族が知りたいこと術後の観察を覚えるメモの工夫
小児科子どもの入院に付き添う家族の準備子どもへの声かけの工夫
外来受診のときに医師に伝えること外来の電話対応のこつ
訪問看護家で介護を始める前に知りたいこと1日の訪問の組み立て方

編集部まとめ

反対に、見本に向かないテーマもあります。新しい治療や薬の効果を比べる記事、特定の病院や商品をすすめる記事は、根拠を確かめる手間が大きく、言い切りすぎや広告のルールにもかかわりやすいので避けましょう。

テーマは、ほかの人の書いた記事と同じでもかまいません。大切なのは、同じテーマでも、自分の経験からしか書けない一言を入れることです。「機械の使い方より、家族が一番心配していたのは、停電したときのことでした」。こうした一文が、看護師が書く記事の強みになります。

見本の記事は、どう書く?

見本の記事の長さは、応募したい募集の文字数に合わせます。確かめた募集の例では、看護師・医療職向けの体験記事で、1記事1,000〜1,500文字程度とされていました[1]。1件の例ですが、このくらいの長さなら、休日1〜2日で1本を仕上げられるかを試せます。

見本の記事1本を仕上げる手順
  1. 1読み手を1人決める

    「親が在宅酸素を始める50代の娘」のように、年齢と状況まで決めます。

  2. 2見出しを先に並べる

    読み手が知りたい順に、見出しを4〜6個並べます。

  3. 3根拠を確かめる

    数字や制度は公的な資料で確かめ、出典の名前を控えます。

  4. 4書く

    1文を短くし、専門用語には説明を添えます。

  5. 5声に出して読む

    引っかかる箇所や、長すぎる文を直します。

  6. 6一晩おいて見直す

    誤字、表記のゆれ、言い切りすぎを確かめます。

たとえば、専門性の1本として「在宅酸素を始める家族の暮らしの準備」を書くなら、見出しは次のように並べられます。機器が届く日に向けて、読み手が考える順番に沿っているかが、見出しを決めるときの目安です。

  1. 機器が届く前に、家族で決めておくこと
  2. 家の中のチューブの通り道と置き場所
  3. 火の元と、たばこについての注意
  4. 外出や通院のときの準備
  5. 困ったときの連絡先

書き出しの段落は、読み手の状況から始めます。「来週、家に酸素の機械が届く。説明は聞いたはずなのに、いざとなると何から準備すればいいのか分からない。」のように、読み手が自分のことだと感じられる一文があると、続きを読んでもらいやすくなります。

読み手に合わせた言葉の書き分けも、見本で見せたい力の一つです。看護師向けの記事なら専門用語をそのまま使えますが、一般の人向けでは「誤嚥(ごえん:食べ物などが誤って気管に入ること)」のように、説明を添えます。3本の中でこの書き分けができていると、どちらの読み手の募集にも応募しやすくなります。

医療や健康の記事では、言い切りすぎに特に気をつけます。医薬品などの効能や効果について、虚偽や誇大な記事を広告し、記述し、流布することは、何人もしてはならないとされています[2]。見本でも、「これで治る」「必ず効く」のような書き方は避け、根拠のある範囲で書きます。広告のルールの基本は、看護師ライターが守る広告のルールで確かめてください。

見本の記事の最後には、参考にした資料の名前を書き添えます。発注者は、医療の記事を任せる人が、どこで事実を確かめているかを見ています。出典の名前が並んでいるだけで、確かめる習慣のある人だと伝わります。書き上げたら、家族や友人など、看護師ではない人に読んでもらうと、専門用語の説明が足りない箇所に気づけます。

ポートフォリオに載せてはいけないものは?

ポートフォリオは、誰でも見られる場所に置くことになりやすいものです。応募先の担当者だけでなく、かつての同僚や、患者さんの家族の目にふれることもありえます。見本を書くときは、次のものを入れないと決めておきます。

見本に入れないものと、代わりの書き方
入れないもの理由代わりの書き方
特定の患者さんの病状や言葉誰の話か分かるおそれよくある場面として書く
勤務先の名前・内部の決まり職場の信頼や就業規則にかかわる「急性期病院の病棟」と大きく書く
職場で作った資料や写真職場のものを持ち出すことになる自分で一から作る
ほかのサイトの文章や画像他人の著作物になる自分の言葉で書き、出典を示す
効き目を言い切る表現広告のルールにかかわる根拠のある範囲で書く

編集部まとめ

いちばん大事なのは、1行目の患者さんの情報です。看護師には、正当な理由なく業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない義務があり、看護師でなくなった後も同じです[3]。名前を伏せても、時期や病名、年齢が重なると、誰の話か分かってしまうことがあります。

前に働いていた病院の話でも、扱いは変わりません。退職したあとでも、守秘義務はなくならないからです。

勤務先の内部の話も同じように扱います。病棟のルールや人間関係、スタッフの数などは、書き方によっては職場が特定され、迷惑をかけることになります。ポートフォリオに自分のSNSやブログを載せる場合は、過去の投稿に職場や患者さんが分かる内容がないかを、先に見直しておきます。発信するときに特定されやすい書き方の例は、看護師がSNS・ブログで発信するときの注意で紹介しています。

ポートフォリオは、どこに置いてどう見せる?

ポートフォリオの置き場所は、主に4つの形があります。どれを選んでもかまいませんが、発注者が「1回のクリックで見られる」ことを優先して選びます。

ポートフォリオの置き場所の比べ方
置き場所作りやすさ見てもらいやすさ気をつけること
無料のブログ△一部あり 設定が少し必要◯あり URLで開ける公開の範囲
文書の共有リンク◯あり すぐ作れる◯あり URLで開ける閲覧だけの権限にする
PDFの添付◯あり すぐ作れる△一部あり 開く手間があるファイルの大きさ
サービスのプロフィール欄◯あり 入力するだけ◯あり 応募と一緒に見られる載せられる量

編集部まとめ

1ページの並びは、次の順にすると見やすくなります。

  1. 名前(ペンネームでもよい)と、どんな記事が書けるかの一言
  2. プロフィール(経験の年数と領域、得意なテーマ)
  3. 見本の記事3本(タイトル、想定した読み手、文字数、ひとことの説明)
  4. 書ける時間と、1本の納期の目安
  5. 連絡先

共有のリンクを使う場合は、閲覧だけの権限になっているか、ほかの文書が一緒に見えてしまわないかを、別の端末で開いて確かめます。スマートフォンで開いても読みやすいかも見ておきましょう。発注者は、移動中にスマートフォンで見本を開くこともあります。

見本の記事には、それぞれ短い説明を添えます。たとえば「想定した読み手:親が在宅酸素を始める50代の家族。文字数:約1,500字。工夫したこと:機器が届く前から最初の1週間までを、時間の流れに沿って整理しました」。この3行があるだけで、発注者は記事を読む前に、何を見ればよいかが分かります。PDFで送る場合は、ファイル名を「看護師ライター_見本_氏名」のように、開く前に中身が分かる名前にしておきます。

本名を出したくない場合は、ペンネームでもかまいません。ただし、契約や請求のときは本名を使うことになるので、仕事が決まったら伝えます。契約から請求までの流れは、看護師がライターを業務委託で受ける流れにまとめています。

見本の記事には、それぞれ「見本として書いた記事です」と書き添えておきます。どこかに掲載された記事のように見せるのは避けましょう。見本だと分かったうえで読んでもらうほうが、発注者も安心して内容を見られます。ページのいちばん下に最後に直した日を書いておくと、いまも活動していることも伝わります。

プロフィール文は、どう書く?

プロフィール文に入れるのは、経験(年数と領域)、書けること(テーマと読み手)、進め方(根拠の確かめ方と書ける時間)の3つです。「文章を書くのが好きです」「がんばります」だけでは、発注者は任せられるかを判断できません。反対に、年齢や家族のこと、勤務先の病院名は書かなくてもかまいません。資格は「看護師」と書き、関係する研修の修了などがあれば添えます。

プロフィール文の書き直しの例

以前

看護師歴10年です。文章を書くのが好きで、ライターに挑戦したいと思っています。よろしくお願いします。

いま

呼吸器内科の病棟で10年、在宅酸素療法を始める患者さんと家族への説明に携わってきました。家族によく聞かれたことを、一般の方に分かる言葉で書くのが得意です。数字や制度は公的な資料で確かめて書きます。

書き直した例は、病院の名前を出さずに、経験の領域と書けることを具体的にしています。200字ほどにまとめるなら、次のような形です。

プロフィール文の例(200字ほど)

看護師歴10年。呼吸器内科の病棟で、在宅酸素療法を始める患者さんと家族への説明に携わってきました。家族からよく聞かれた「機器と暮らすときの工夫」「外出のときの準備」などを、一般の方に分かる言葉で書くのが得意です。記事では、数字や制度を公的な資料で確かめ、出典の名前を添えています。平日の夜と週末を中心に、月4本ほど執筆できます。

応募文は、どう書く?

応募文は、あいさつと名乗り、応募の理由、できること、見本の案内、書ける時間、締めの順に組み立てます。いちばん大事なのは、最初の2行で「募集のどこに自分が合うか」を伝えることです。どの募集にも同じ文を送ると、それは読み手にも伝わります。たとえば子育て世帯向けのメディアの募集なら、「小児科病棟で8年、入院する子どもと家族に向き合ってきました」のように、募集の読み手と自分の経験が重なる点を先に書きます。

応募文の例

はじめまして、看護師の◯◯と申します。「家族の介護に役立つ記事」の募集を拝見し、応募いたしました。

呼吸器内科の病棟で10年、在宅酸素療法を始める患者さんと家族への説明に携わってきました。その経験をもとに、在宅酸素と暮らす準備をテーマにした見本の記事を書きましたので、ご覧いただけますと幸いです。

見本の記事:(ここにリンク)

平日の夜と週末に執筆でき、1本あたり5日ほどで納品できます。ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

募集を見つけたら、なるべく早めに応募します。返事が来たら、1日以内に返すことを目安にすると、やりとりがスムーズに進みます。メールで応募する場合の件名や、ファイルの添え方は、在宅の仕事の応募メールと書類の送り方を参考にしてください。

応募文を送る前の確認

チェックした数:

モデルケース:見本3本とプロフィールを用意して、応募の返事が来るようになったDさん

モデルケース(架空の例)

実績ゼロで返事のなかった応募が、見本3本を添えてから10件中3件に返事

  • 0件3件応募10件あたりの返事
  • 約60分約20分応募文を書く時間(1件)
  • 0本3本見本の記事

このモデルケースは、在宅ワークを考える看護師が抱えやすい状況を想定して、編集部が作成した架空の例です。実在の人物・団体とは関係ありません。数字は説明のための例で、同じ結果になることを約束するものではありません。

成果

Dさんは、見本の記事3本とプロフィールを1ページにまとめてから、応募10件のうち3件から返事をもらえるようになりました。そのうち1社から継続の依頼を受け、病棟の仕事を続けながら、子育て世帯向けのメディアで月3本の記事を書いています。

Dさん:「見本の記事を読んで、ぜひお願いしたいと思いました」という返事が来たときは、思わず声が出ました。

背景

小児科病棟で8年働いてきたDさんは、自分の子どもが生まれてから、子どもの病気や入院について家族に分かりやすく伝えることの大切さを、改めて感じるようになりました。病院の副業の決まりを確かめたうえで、書く仕事を始めようと考えました。

困っていたこと

最初の2か月は、「実績はありませんが、がんばります」と書いた応募文で10件に応募し、返事は1件も来ませんでした。何を見せればいいのか分からず、応募文を1件書くのに1時間ほど悩んでいました。

選んだ理由

募集文を読み直すと、「見本の記事」や「得意分野」を書くよう求めるものが目につきました。Dさんは、役割の違う3本を自分で書くことにしました。専門性の1本は「子どもの入院に付き添う家族の準備」、体験の1本は「小児科の病棟で大事にしてきた、子どもへの声かけの工夫」、3本目は応募したいメディアの形に合わせた「子どもの急な病気で迷ったときの相談先のまとめ」です。

Dさん:患者さんの話を入れずに書くと決めたら、かえって自分の工夫を書けるようになりました。

始め方と工夫

休日の午前を使い、2週間で3本を1,500字前後で書きました。数字や窓口の情報は公的な資料で確かめ、出典の名前を添えました。3本とプロフィールは、閲覧だけの権限にした共有の文書にまとめています。応募のたびに、最初の2行だけを募集に合わせて書きかえ、夫に読み手の役をしてもらって、分かりにくい箇所を直しました。

Dさんの例で効いたのは、3本の役割を分けたことと、応募文の最初の2行を募集ごとに変えたことです。見本があることで、応募文では「何ができるか」を短く書けば済むようになり、1件にかかる時間も短くなりました。

ポートフォリオを作っても返事が来ないときは?

ポートフォリオは、返事をもらう見込みを上げる道具ですが、必ず仕事につながるわけではありません。応募の多い募集では、見本がよくても選ばれないことがあります。募集の条件が自分に合っていないこともあります。確かめた募集の例では、応募の条件が20代の看護師または医療職とされていました[1]。

返事が来ないときの見直し

応募した募集の条件(資格・経験・年代など)に、自分は合っていましたか?

はい

見本の3本が、その募集の記事の形に近いかを見直しましょう。

いいえ

条件の合う募集に絞ると、返事をもらえる見込みが上がります。

応募文の最初の2行に、募集のどこに合うかを書きましたか?

はい

応募先の読み手に寄せた見本を、もう1本書き足してみましょう。

いいえ

最初の2行を、募集ごとに書きかえてから送りましょう。

見本の本数を5本、10本と増やすことに時間を使いすぎないことも大切です。3本がそろったら応募を始め、返事の様子を見ながら、足りない1本を書き足すほうが早く前に進めます。

見本は、実績の代わりにはなりません。最初は、報酬が控えめでも書きやすい案件から受けて、実績として見せてよいかを確かめながら積み重ねていくのが現実的です。単価と時間の考え方は看護師ライターの文字単価と収入の目安の考え方、文章を書く力そのものに不安がある方は未経験の看護師でも医療ライターになれる?で練習のしかたを紹介しています。経験を重ねたあとは、記事の内容を確かめる監修の仕事に広げる道もあります(看護師の記事監修の仕事)。

今日からできること

ポートフォリオは、一度に完璧なものを作る必要はありません。2週間で形にして、まず1件応募してみる。返事の様子を見ながら、少しずつ直していけば十分です。

2週間でポートフォリオを作る予定の例
  1. 1日目テーマを9つ書き出す

    経験した領域から、一般の人向け・看護師向けのテーマを書き出します。

  2. 2〜3日目3本のテーマを決める

    役割の違う3本を選び、それぞれの読み手を1人決めます。

  3. 1週目の休日1本目を書く

    見出し、根拠の確かめ、執筆、見直しの順に仕上げます。

  4. 2週目の休日2本目と3本目を書く

    3本目は、応募したいメディアの形に合わせて書きます。

  5. 14日目1ページにまとめて応募する

    プロフィールと連絡先を添え、閲覧だけのリンクで1件応募します。

よくある質問

見本の記事は、何文字くらい書けばいいですか?

応募したい募集の文字数に合わせるのが基本です。確かめた募集の例では、1記事1,000〜1,500文字程度とされていました[1]。決まっていなければ、1,500字前後で3本そろえると、読む側の負担も少なくすみます。

どこにも掲載されていない記事を、見本にしてもいいですか?

かまいません。「見本として書いた記事です」と書き添え、掲載された記事のように見せないことが大切です。正直に書いておけば、実績がないことを気にしすぎる必要はありません。

本名を出さなければいけませんか?

ポートフォリオはペンネームでもかまいません。ただし、契約や請求では本名を使うことになるので、仕事が決まった段階で伝えましょう。

病棟での経験を見本に書いてもいいですか?

自分の工夫や学んだことは書けますが、特定の患者さんの情報や勤務先の内部のことは書きません。看護師の守秘義務は、看護師でなくなった後も続きます[3]。

一般の人向けと看護師向け、どちらの見本を作るべきですか?

応募したいメディアの読み手に合わせます。決まっていなければ、3本のうち1本を看護師向け、2本を一般の人向けにしておくと、応募できる募集の幅が広がります。

見本の記事に、画像は必要ですか?

なくてもかまいません。使う場合は、自分で撮った写真か、使い方の条件を確かめた素材を選びます。病棟や患者さんが写った写真、職場で撮った写真は使いません。

ポートフォリオができたら、どこで募集を探せばいいですか?

クラウドソーシング、医療・看護系のメディアの募集、制作会社など、募集が出る場所はいくつかあります。それぞれの特徴は看護師のライター求人の探し方にまとめています。

仕事を受けたあと、ポートフォリオはどう育てればいいですか?

受けた記事を実績として見せてよいかを発注者に確かめ、許可を得たものから見本と入れ替えていきます。名前の載らない記事でも、テーマと文字数、担当した範囲を書けば実績として示せます。

まとめ

実績がない看護師ライターでも、見本の記事3本とプロフィールがあれば、何を書ける人なのかを発注者に伝えられます。看護の経験という材料は、すでに手の中にあります。

  • 見本は、専門性・体験・応募先に合わせた形の3本に役割を分ける
  • 患者さんの情報や勤務先の内部の話は入れず、根拠のある範囲で書く
  • プロフィールは、経験・書けること・進め方の3つで具体的に書く
  • 応募文の最初の2行を、募集ごとに書きかえる

書く仕事を含めて、在宅でどんな働き方が合うか迷ったときは、LINEかフォームから気軽にご相談ください。

zaitakuwork

ほいくの相談室 編集部。保育士の方からの相談で多く聞かれる悩みをもとに、公的な資料で確認できる情報をまとめています。