家族のあなたが自分の不調で受診することは、わがままでも大げさでもありません。眠れない、食べられないという状態は、看病を続けるための体力そのものを、少しずつ削っていきます。
どのくらい続いたら受診すべきかは、症状の重さや生活への響き方によって人それぞれで、一律の日数では決められません。目安になるのは、体重が目に見えて減ってきた、日中にふらつく、運転や仕事でひやりとする場面が増えた、といった体と生活の変化です。
本人の通院には欠かさず付き添っているのに、自分のための受診は一度も考えたことがない。そんな方にこそ、ここから先を、自分の体の話として読んでほしいと思います。
眠れないまま、このページを開いた方へ
- 夜中に何度も目が覚める。病院から電話が来る気がして、深く眠れない。
- 食欲がなく、気づけば体重が落ちていた。
- 自分の体のことまで手が回らない。でも、このまま倒れたらと思うと怖い。
この記事で分かること
- 看病中の家族の眠りと食欲が崩れやすい理由
- 眠り・食事・付き添いの交代、それぞれ最低限の工夫
- 受診を考える目安と、何科に相談すればよいか
- すぐに受診や救急の相談をしたほうがよい体の変化
がんの家族のことで眠れず、食事も喉を通りません。家族の私が受診してもいいのでしょうか?
受診していいのです。看病をしている家族が自分の不調で医師にかかるのは、遠慮すべきことではありません。あなたの体が保たれていることが、本人の療養を支える土台になります。
本人のことで何度も病院に通っていると、自分まで医者にかかるのは大げさな気がして、つい後回しにしてしまいます。けれど、眠れない日が重なると注意力が落ち、運転や仕事でひやりとする場面が増えます。食べられない日が続けば体力が落ち、体調も崩しやすくなります。家族が寝込めば、面会も、病院からの連絡を受けることも、手続きも止まってしまいます。
国立がん研究センターのがん情報サービス「家族ががんになったとき」は、家族は本人を思って自分の気持ちを我慢しがちで、日常生活も維持しなければならないことから、「第二の患者」ともいわれると説明しています。家族もまた、手当てを受けてよい立場だということです。受診は、自分のためであると同時に、看病を続けるための段取りの一つでもあります。
看病中の家族は、なぜ眠れなくなったり食べられなくなったりするのですか?
心配ごとが続くと、体は緊張したまま休めなくなり、眠りが浅くなったり、食欲が落ちたりしやすくなります。そこに、不規則な生活と、夜中の連絡への身構えが重なることが多いからです。
看病中の暮らしを振り返ると、体を休ませにくい条件がいくつも重なっています。面会の時間に合わせて食事の時刻がずれる。病院の待合室で長い時間を過ごし、家に着くのは夜遅く。寝る直前まで、スマホで病気のことを調べている。枕元の電話が鳴るのではないかと、眠っていても耳のどこかが起きている。こうした状態が続けば、眠りも食欲も崩れて当然です。
食欲については、「本人が食べられないのに、自分だけ食べるのは申し訳ない」という気持ちが、食事を遠ざけていることもあります。病室で食事が進まない本人の姿を見たあとは、自分の食卓につく気になれない。その気持ちは自然ですが、あなたが食べないことで本人が楽になるわけではありません。
| 場面 | しがちなこと | 代わりにできること |
|---|---|---|
| 寝る前 | 病気のことを検索し続ける | 調べものは昼に回し、寝る前は画面を閉じる |
| 夜中に目が覚めたとき | 時計を何度も見て焦る | 時計を見ずに、横になったまま目を閉じる |
| 病院からの連絡が気になる | すべての通知をオンにして身構える | 病院と家族の番号だけ鳴る設定にし、ほかは切る |
| 眠れなかった翌朝 | 昼過ぎまで寝て取り戻そうとする | いつもの時刻に起き、昼に短く横になる |
眠りを守るために、最低限できることは何ですか?
寝る時刻ではなく、起きる時刻を一つ決めることから始めます。眠れない夜があっても、朝は同じ時刻に起きて光を浴びる。それだけでも、乱れた眠りのリズムが少しずつ戻りやすくなります。
看病中は、寝る時刻を守るのが難しいものです。面会が長引く日もあれば、病院からの連絡で夜中に起きる日もあります。だからこそ、自分で決めやすい「起きる時刻」を軸にします。休みの日も、できるだけ同じ時刻に起きてください。
夜中に目が覚めて眠れないときは、無理に眠ろうとしなくてかまいません。布団の中で目を閉じているだけでも、体の休息にはなります。考えが止まらないなら、枕元の紙に心配ごとを書き出し、「続きは明日の朝」と区切ります。明るい画面で検索を始めると、かえって目が冴えてしまいます。夜の不安との付き合い方は、[gk_link to=”post:cancer-anxiety-cant-sleep-at-night”]不安で夜眠れないときの過ごし方[/gk_link]でも詳しく紹介しています。
お酒の力で眠ろうとするのは、できれば避けてください。寝つきはよくなったように感じても、夜中に目が覚めやすくなり、眠りが浅くなることがあります。日中に横になれる時間があるなら、面会の前後や昼休みに目を閉じる時間をつくります。長すぎる昼寝は夜の眠りを妨げることがあるので、短めにとどめます。
- 1朝決めた時刻に起き、カーテンを開けて光を浴びる
- 2午前一口でも何か食べる。水分もとる
- 3昼面会の前後に、目を閉じて休む時間をつくる
- 4夕方帰り道で、温かい飲み物か食べやすい物を口にする
- 5夜寝る前の検索はやめ、心配ごとは紙に書き出す
- 6夜中目が覚めても時計を見ず、横になったまま目を閉じる
食事が喉を通らないときは、何を食べればいいですか?
しっかりした食事でなくてかまいません。スープ、おにぎり、バナナ、ヨーグルト、ゼリー飲料など、喉を通りやすく手に取りやすい物を、少しずつ回数を分けて口にすることから始めます。
食べられないときに「毎食きちんと」を目標にすると、できない自分を責めることになります。目標は「何も口にしない時間を長くしない」くらいで十分です。一度にたくさん入らなければ、少量を何回かに分けます。
買い置きしておくと助かる物を、いくつか挙げておきます。常温で置けるスープやみそ汁、レトルトのおかゆ、小分けのチーズやナッツ、皮をむくだけで食べられる果物、ゼリー飲料、飲むヨーグルト。病院の売店やコンビニでも手に入る物を選んでおくと、面会の帰りにそのまま買えます。台所に立つ気力がない日のために、冷凍のうどんやご飯を一つ置いておくのも助けになります。
水分も忘れがちです。空調の効いた病院で長く過ごしていると、のどの渇きに気づきにくくなります。温かいお茶や白湯をこまめに口にするだけでも、体は少し楽になります。
食べる気になれない理由が「本人に申し訳ない」という気持ちなら、こう考えてみてください。あなたが食べることは、本人から何かを奪うことではありません。明日も病院へ行くための燃料を、体に入れているのです。
付き添いや泊まり込みは、どう交代すればいいですか?
「全部を一人で」から「交代で回す」に切り替えます。まず看護師に、家族の付き添いが必要な時間帯を確かめ、そのうえで、きょうだいや親戚と夜・週末・平日の日中を分けて受け持つ形にすると続けやすくなります。
付き添いがどのくらい必要かは、本人の状態や病院の方針によって違います。毎晩泊まらなければと思い込んでいても、聞いてみると、帰って休める夜があると分かることもあります。看護師には、たとえばこう聞いてみてください。「家族がいたほうがいい時間帯と、帰って休んでも大丈夫な時間帯を教えていただけますか」。
交代する相手が見つからないときは、家族の外の力も借ります。本人が高齢なら、市町村が設置する地域包括支援センターが、介護の相談を受けて必要なサービスにつないでいます。本人が40〜64歳の場合も、がんの状態によっては介護保険の対象になることがあり、市区町村の窓口で相談できます。入院中であれば、医療ソーシャルワーカーと話せるかを病棟で尋ね、家族の負担が限界に近いことを伝えてください。療養の場や使える行政サービスについて相談に応じる専門職で、窓口の名前は病院ごとに違います。休み方と頼み方の具体的な言い方は、[gk_link to=”post:family-rest-and-ask-for-help”]休んでいい、頼っていい[/gk_link]にもまとめています。
- 1必要な時間を確かめる看護師に、家族がいたほうがいい時間帯を聞く
- 2夜の泊まり込みを分けるいちばん体にこたえる夜から、交代の相手を探す
- 3週末と平日を分ける遠方の家族には週末、近くの家族には平日の夕方を頼む
- 4家族の外の手を借りる地域包括支援センターや医療ソーシャルワーカーに相談する
- 5自分の休みを先に決める交代表に、自分が何もしない日を書き込む
夜中に病院から電話が来るのが怖くて、眠れません。どうすればいいですか?
どんな変化のときに夜間の連絡が来るのかを看護師に確かめ、電話を受ける順番を家族で分けておくことです。かかってきたときの動き方も先に決めておくと、眠っている間の身構えが少しゆるみます。
夜中の着信を待ちながら眠るのは、体にとっては半分起きているのと同じです。身構えの正体は、「いつ、どんなときに、何が起きるか分からない」という見通しのなさです。見通しを少しでも具体的にすると、張りつめた耳を休ませやすくなります。
まず看護師に、こう聞いてみてください。「夜間に家族へ連絡をいただくのは、どんな変化のときですか」「連絡は、誰の番号にいただけますか」。連絡の基準が分かれば、それ以外の夜は眠ってよいと、自分に許可を出しやすくなります。きょうだいや親戚がいるなら、連絡先を複数登録できるか病棟に相談し、受ける順番を決めておきます。曜日で当番を分ければ、自分の番でない夜は少し安心して眠れます。
電話が来たときの動き方も、紙に書いて玄関に貼っておきます。タクシー会社の番号、病院の夜間入口の場所、持っていく物。頭が真っ白になっても、紙を見れば動けると分かっているだけで、寝る前の不安が一つ減ります。「もしものとき、夜中に何をすればいいのか」まで考えてしまって眠れない方には、もしもの夜に電話する先を一つだけ決めておく[gk_link to=”page:night-number”]もしもの夜の備え[/gk_link]という登録もあります。無料で3分ほど、何かを決める必要はありません。
どんな状態なら受診を考えればいいですか?何科に行けばいいですか?
眠れない、食べられない状態が続いて体重が減ってきた、日中にふらつく、仕事や運転に差し支えるといったときは、受診を考える目安です。最初はかかりつけ医や内科で大丈夫で、気分の落ち込みが強いなら心療内科や精神科も選べます。
何日続いたら、という一律の線はありません。それよりも、体と生活に出ている変化を見てください。次のチェックリストに当てはまる項目が続いているなら、受診を考えてよい状態です。
- 寝つけない、夜中や明け方に目が覚める状態が続いている
- 食欲がなく、体重が目に見えて減ってきた
- 日中に強い眠気やふらつきがある
- 運転中や仕事中に、ひやりとすることが増えた
- 動悸や胃の痛み、頭痛など、体の不調が続いている
- 気分の落ち込みが強く、何をしても楽しくない
何科に行けばいいか迷ったら、まずは普段かかっている内科や、かかりつけ医に相談してください。体の不調が疲れや気分の落ち込みから来ているのか、別の原因があるのかを見てもらえます。気持ちの落ち込みや不安が中心なら、心療内科や精神科も選択肢です。受診のときは、「家族ががんで看病中です」「いつごろから、どんな状態か」を伝えると、医師も生活の事情を踏まえて考えやすくなります。診察室でうまく話せるか不安なら、いつごろから眠れない・食べられないか、体重の変化や体の不調、泊まり込みの回数など看病の様子、の3つをスマホのメモに書き、そのまま見せてもかまいません。
どこに相談すればいいか分からないときは、がん相談支援センターで「家族の私の体調のことも相談していいですか」と聞いてみてください。患者さん本人でなくても、その病院にかかっていなくても、無料で、名前を明かさずに相談できます。気持ちの落ち込みが中心なら、こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)も使えます。受付時間は地域によって異なり、通話料がかかります。
すぐに病院や救急に相談したほうがいいのは、どんなときですか?
胸の痛みや強い息苦しさ、意識が遠のく感じ、激しい腹痛などがあるときは、看病の疲れと決めつけず、すぐに医療機関に相談してください。命に関わると感じたら、ためらわず119番です。
疲れがたまっているときほど、体の異変を「寝不足のせいだろう」と片づけてしまいがちです。けれど、家族自身にも別の病気が隠れていることはあります。救急車を呼ぶべきか、すぐ病院へ行くべきか迷うときは、救急安心センター事業(#7119)で、医師や看護師、救急救命士に電話で相談できる地域があります。実施していない地域もあるため、お住まいの地域で使えるかどうかを、落ち着いているうちに確かめておくと安心です。
気持ちの面で差し迫った危険を感じるとき、たとえば「消えてしまいたい」という考えが頭から離れないときも、ひとりで抱えないでください。眠れない深夜でも、よりそいホットライン(0120-279-338)には24時間、無料で電話をかけられます。自分を傷つけてしまいそうなほど追いつめられているときは、ためらわず119番に電話してください。
Q1胸の痛み、強い息苦しさ、意識が遠のく感じなど、命に関わると感じる症状がありますか
はいためらわず119番に電話する
いいえ次の問いへ進む
Q2すぐ病院へ行くべきか、自分では判断がつかない症状ですか
はいお住まいの地域に#7119があれば、電話で相談する
いいえ次の問いへ進む
Q3眠れない・食べられない状態が続き、生活に差し支えていますか
はいかかりつけ医や内科を予約し、看病中であることも伝える
いいえ眠り・食事・付き添いの工夫を続け、変化をメモしておく
眠れず食べられなかった妻は、どう体を立て直した?
説明のための例(実在の方の体験談ではありません)
1. 相談のあとに変わったこと
相談から1か月後、この方は、ほぼ毎晩だった病院への泊まり込みを週2回に減らしていました。泊まらない夜は10時までに布団に入り、朝は6時半に起きると決めています。「眠れない夜もあるけれど、朝の時刻だけは守れるようになりました」。県外に住む息子が月に1度、週末に付き添いを受け持ち、その2日間は家でゆっくり過ごします。食事も、一日2回は何かしら口にするようになりました。
2. 相談を考えた背景
夫が入院して2か月。この方は面会時間の始まりから終わりまで病室にいて、週の大半は簡易ベッドで夜を明かしていました。夜中に何度も目が覚め、体重はいつの間にか5キロ近く落ちていました。ある朝、洗面所の鏡に映った自分の顔が、夫よりやつれて見えた。それが相談を考えたきっかけです。「私が寝込んだら、誰が夫の着替えを届けるのか」と、急に怖くなったといいます。
3. 相談する前に困っていたこと
自分のことで病院にかかるのは、夫に申し訳ない気がしていました。息子に頼むのも、「仕事があるのに呼び出せない」と言い出せずにいました。看護師に「毎晩いなくても大丈夫か」と聞くこともできず、聞いたら冷たい家族だと思われる気がしていたそうです。
4. ここを選んだ理由・決め手
息子に勧められて、がんと家族の相談室のことを知りました。病院の相談窓口は夫の病室と同じ階にあり、足が向かなかったといいます。フォームならお名前はニックネームでよく、電話の時間帯も選べる。「夕方の、夫が眠っている時間なら話せる」と思えたことが決め手でした。
5. 相談で話したこと・その後
お電話では、担当が名前を名乗ったあと、最初に「ご自身は眠れていますか」と尋ね、そこで初めて涙が出たといいます。そのあと、看護師に聞く一言を一緒に決めました。「家族がいたほうがいい時間帯と、帰って休める日を教えてください」。担当は、夫の病状や、この方の体の状態について判断はせず、体重が落ちていることはかかりつけ医に話してほしいと伝えました。この方は翌週、看護師の答えをもとに泊まり込みを減らし、かかりつけ医にも状況を伝えて、相談しながら様子をみています。息子には「第1週の土日をお願い」と、日付を入れて頼みました。
※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。
医療者に聞く質問例
- 家族が付き添ったほうがいい時間帯と、帰って休んでも大丈夫な時間帯を教えていただけますか。
- 家族が病院にいない夜に変化があったときは、どのように連絡をいただけますか。
- (ご自身の受診先で)家族の看病中で眠れず、食欲も落ちています。どんな検査や治療が考えられますか。
- (ご自身の受診先で)眠るための薬を使う場合、夜中に病院から連絡が来たときに起きられるか心配です。
- 家族の体調や生活の相談にのってもらえる窓口は、この病院にありますか。
とはいえ、自分の体を後回しにしてきたあなたに伝えたい2つのこと
① 気持ちのこと──後回しにしてきたのは、それだけ本人を優先してきたから
眠れず、食べられなくなるまで自分の体を放っておいたことを、責めなくて大丈夫です。それだけ本人のことを先に考えてきた証です。ただ、優先順位のいちばん上に本人を置いたまま、二番目に自分を置き直してください。あなたの体は、本人を支えるための道具ではなく、あなた自身のものです。あなたの顔色が戻ることは、本人にとっても、ひとつの安心になるはずです。
② 実務のこと──受診の予定は、看病の予定と同じ手帳に書く
自分の受診は、空いた時間に行こうとすると、いつまでも行けません。本人の通院や面会の予定と同じ手帳やカレンダーに、自分の受診日を書き込んでください。その時間帯だけは、きょうだいや親戚に面会を頼むか、面会を休む日にします。予約の電話をかけるのが億劫なら、まず受診先を一つだけ調べて、電話番号をメモしておくところまでで十分です。
今日できること
[gk_howto name=”今日できること” description=”眠れない・食べられない日に、体を守るためにできる3つのこと” heading=”none”][gk_step title=”起きる時刻を一つ決める”]明日から同じ時刻に起きると決め、目覚ましをセットする。眠れなかった夜のあとも、その時刻だけは守る。[/gk_step][gk_step title=”食べやすい物を3つ買っておく”]スープ、おにぎり、ゼリー飲料など、喉を通りやすい物を帰り道に買い、手の届く場所に置いておく。[/gk_step][gk_step title=”交代を一つ頼む”]泊まり込みや付き添いのうち一回分を、日付を入れて家族に頼むか、看護師に帰って休める日を聞く。[/gk_step][/gk_howto]よくある質問
[gk_faq][gk_q q=”看病中に睡眠薬を使ってもいいのでしょうか?”]使うかどうかは、医師と相談して決めることです。夜中に病院から連絡が来る可能性があるなら、そのことも受診のときに伝えてください。生活の事情を踏まえて、薬の種類や飲み方を考えてもらえることがあります。市販の薬やお酒で自己流に乗りきろうとするより、一度医師に相談するほうが安心です。[/gk_q][gk_q q=”病院に泊まり込んでいて、ほとんど眠れません。それでも続けるべきですか?”]続けるかどうかは、本人の状態と病院の体制によって変わります。まず看護師に、家族の付き添いが必要な時間帯を確かめてください。泊まり込みを続ける場合も、交代できる人を一人見つけ、家で眠る夜を週に何日かつくることをおすすめします。簡易ベッドでの眠りは浅くなりやすく、続くほど疲れが抜けにくくなります。[/gk_q][gk_q q=”本人から「もう帰って休んで」と言われても、心配で帰れません。”]本人がそう言うのは、あなたの疲れに気づいているからかもしれません。帰ることは、本人を置いていくことではなく、本人の気づかいを受け取ることでもあります。どうしても気がかりなら、看護師に「今日は帰ります。何かあれば連絡をください」と伝えてから病室を出ると、家で眠りにつきやすくなります。[/gk_q][gk_q q=”本人も食べられないのに、自分だけ食べるのが申し訳ないです。”]その気持ちは、本人を思うからこそ生まれるものです。けれど、あなたが食べないことで、本人の食欲が戻るわけではありません。本人の前で食べにくいなら、面会の前後に、病院の外で何か口にすれば十分です。食べ物の話題がつらい時期なら、無理に一緒に食事をとろうとしなくてかまいません。[/gk_q][gk_q q=”受診したいのですが、時間がとれません。”]面会の前後や、仕事の昼休みに寄れる近くの診療所を一つ探しておくと、行きやすくなります。まず電話で症状を伝え、受診の必要や予約のとり方を相談するのも一つの方法です。きょうだいや親戚に一度だけ面会を代わってもらい、その時間を受診にあてると決めてしまうのも手です。[/gk_q][gk_q q=”お酒を飲まないと眠れなくなってしまいました。”]寝つくためにお酒に頼ると、夜中に目が覚めやすくなり、かえって眠りが浅くなることがあります。量が増えている、飲まないと眠れないと感じるなら、そのことも含めて、かかりつけ医に相談してください。責められることではありません。眠りに困っているという相談の一部として、そのまま話して大丈夫です。[/gk_q][gk_q q=”体の不調は、気持ちの問題なのでしょうか?”]気持ちの疲れが体に出ることもあれば、別の病気が隠れていることもあります。自分で「気のせい」と決めず、続く不調は医師に診てもらってください。何をしても楽しくない、自分を責める考えが離れないといった状態が重なっているなら、[gk_link to=”post:caregiver-depression-signs-cancer”]家族のうつ状態のサインと受診の目安[/gk_link]も参考にしてください。[/gk_q][/gk_faq]次に読むなら
- [gk_link to=”post:family-caregiver-exhausted-second-patient”]看病がつらく限界のとき、家族が自分を守る方法は?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:caregiver-depression-signs-cancer”]気持ちの落ち込みが続くのは、うつ状態のサインですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:family-rest-and-ask-for-help”]付き添いを休んだり、誰かに頼ったりしてもいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:cancer-anxiety-cant-sleep-at-night”]不安で夜眠れないとき、朝まで自分を守るには?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:what-to-do”]家族ががんになったら、何をすればいいですか?[/gk_link]