悲しみは、亡くなったあとにだけ訪れるものではありません。まだそばにいるうちから悲しみでいっぱいになるのは、予期悲嘆と呼ばれる心の動きです。この悲しみを支える手立ても、亡くなるのを待たずに、今の時点から使えます。グリーフケアという言葉は、死別のあとの支えとして紹介されることが多いのですが、亡くなる前の悲しみを相談してはいけない、という決まりはどこにもありません。
悲しみの深さや、いつ強くなるかは人によって違い、同じ人でも日によって波があります。ここでいう心のケアは、カウンセリングだけを指すのではありません。担当医や看護師に気持ちを話すこと、相談窓口で話を聞いてもらうことも、立派なケアの入り口です。
この記事では、グリーフ(悲嘆)が亡くなる前から始まる理由、今から相談できる窓口とそれぞれの使い方、悲しみでいっぱいの毎日との付き合い方、周りの人への伝え方を紹介します。
悲しみを抱えて、このページを開いた方へ
- まだ亡くなっていないのに、悲しみでいっぱいになってしまう。
- グリーフケアという言葉を見たけれど、それは亡くなったあとの話なのか分からない。
- 今のこの悲しみを、誰に相談すればいいのか見当がつかない。
がんの家族を失うことが怖く、今から悲しみでいっぱいです。亡くなる前から受けられる心のケアはありますか?
あります。本人の担当医や看護師、病院のがん相談支援センター、病院によっては心の専門職や心のケアの外来に、家族自身の悲しみとして相談できます。グリーフケアは、亡くなったあとだけのものではありません。
国立がん研究センターのがん情報サービスは、家族のがんが進行・再発したときについて説明するページで、家族が自分のつらさや困りごとを担当医や看護師に相談しても構わないこと、相談しにくいときは看護師やがん相談支援センターに相談できることを紹介しています。家族の悲しみは、本人の治療の「ついで」に話すものではなく、それ自体が相談してよい中身です。
緩和ケアの考え方も、家族を支えの対象に含めています。世界保健機関(WHO、2002年)の定義では、緩和ケアは「患者とその家族のクオリティ・オブ・ライフ(QOL:生活の質)」を、身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題に早くから対応することで高める取り組みとされています。本人が緩和ケアを受けているなら、緩和ケアチームや緩和ケア外来の担当者に、家族の気持ちのことも話してみてください。
窓口はいくつもありますが、全部を使う必要はありません。下の地図から、今の自分が話しやすそうな先を一つ選ぶところから始めてください。
悲しみを抱える家族のあなた
- 本人の担当医・看護師面会や付き添いのときに「家族のことで相談があります」と伝える
- がん相談支援センター家族だけでも、本人の通院先でなくても、無料・匿名で利用できる
- 緩和ケアチーム・緩和ケア外来本人が緩和ケアを受けていれば、家族の気持ちも話せる相手になる
- 心のケアの外来・心の専門職精神腫瘍科や心理の専門職がいる病院もある。家族が使えるかは病院ごと
- がん情報サービスサポートセンター0570-02-3410。平日10時〜15時、看護師や心理士などが対応
- かかりつけ医・こころの相談窓口自分の眠りや食欲も含めて相談できる。統一ダイヤルは0570-064-556
グリーフ(悲嘆)が、亡くなる前から始まるのはなぜですか?
大切な人を失うかもしれないと分かった時点から、心は少しずつ別れに向けて動き始めるからです。こうした悲しみは予期悲嘆と呼ばれ、「喪失が現実となる以前に起こる悲嘆」と説明されています。
この説明は、日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団のFoundation News(Vol.48、2025年4月)に載っているものです。悲しみの引き金になるのは、診断や再発の知らせだけではありません。病気が進むあいだに、家族は小さな別れをいくつも経験します。一緒に旅行に行けなくなった。好きだった料理を食べられなくなった。長電話ができなくなった。名前を呼んでくれる回数が減った。大きな別れの前に積み重なっていくこうした小さな喪失も、悲しみの立派な理由です。
悲しみの形も一つではありません。涙が出る、胸が重いといった分かりやすいものだけでなく、怒りっぽくなる、何も感じなくなる、自分を責める、眠りが浅くなるといった形で出てくることもあります。「悲しいはずなのに涙が出ない自分は冷たいのでは」と悩む方もいますが、悲しみの出方は人それぞれです。
家族の悲しみは、医療の分野でも扱われてきたテーマです。日本サイコオンコロジー学会と日本がんサポーティブケア学会は、遺族のケアについての指針『遺族ケアガイドライン 2022年版』を出しています。悲しみを相談することは、特別なことでも大げさなことでもありません。
- 一緒に出かけたり、旅行したりできなくなった
- 好きだった料理や、外食を楽しめなくなった
- 会話の時間や、電話の回数が減った
- 本人が担っていた家の役割を、代わりに担うようになった
- 将来の約束や予定を、口にしにくくなった
- 本人の見た目や声の変化に、ふと気づく
担当医や看護師に、家族の悲しみを話してもいいのですか?
話していいのです。本人の病状の話のついでではなく、「家族の自分のことで相談があります」と切り出してかまいません。その場で話を聞いてもらえるだけでなく、院内の相談先を教えてもらえることもあります。
面会や外来の付き添いでは、どうしても本人の体調の話が中心になり、家族は自分の気持ちを話す機会を逃しがちです。忙しそうな看護師さんを見ると、なおさら言い出しにくいものです。そんなときは、最初に「今日は家族の気持ちのことで、少しだけ相談させてください」と、話の中身を先に伝えてみてください(言い方は一例です)。時間が取りにくければ、「改めて話せる時間はありますか」と聞くだけでもかまいません。
本人の担当医や看護師は、本人の治療のための医療者です。家族の心の不調そのものを治療する立場ではありませんが、家族が悲しんでいることを知っておいてもらうと、面会の時間の調整や、院内の相談先の案内につながることがあります。本人の前で話しにくいときは、病室の外や、帰り際の時間を選んでください。
がん相談支援センターでは、家族の悲しみも相談できますか?
できます。がん相談支援センターは、家族だけでも、その病院に通っていなくても、無料・匿名で利用できる窓口です。悲しみの話から、使える支えの探し方まで相談でき、話した内容が相談した人の同意なく担当医などに伝わることはありません。
がん相談支援センターは、全国のがん診療連携拠点病院や小児がん拠点病院、地域がん診療病院に置かれています。主に面談か電話で相談でき、がんについて詳しい看護師や、生活全般の相談ができるソーシャルワーカーなどが相談員を務めています。お近くのセンターの場所は、がん情報サービスの「相談支援センターを探す」というページで検索できます。病院によっては「医療相談室」など別の名前で案内されていることもあります。
電話をかけたら、たとえば「父ががんで治療中の娘です。最近、父を失うことを考えて悲しくてたまらず、相談したいです」と始められます(言い方は一例です)。センターで、その病院に家族も使える心のケアの窓口があるかを尋ねることもできます。
近くのセンターに電話しにくいときは、国立がん研究センターのがん情報サービスサポートセンター(0570-02-3410、または03-6706-7797)もあります。平日10時〜15時に、がん相談の教育・研修を受けた看護師や心理士など国家資格を持つ人が、匿名で相談を受けています。利用は無料で通話料は自己負担、原則1日1回20分以内です。2026年5月からは平日12時〜15時のチャット相談も始まっていて、声に出すと泣いてしまいそうな日は、文字で相談できます。医学的な判断が必要な質問には答えられないので、病状のことは担当医に確かめてください。
[gk_cta_mid title=”病院で何と聞けばいいか、質問を3つにまとめます”]フォームに今の状況をひとことお書きください。担当がお電話でお話を伺い、家族の心のケアについて次の面会や診察で尋ねる質問を、3つにまとめてお送りします。[/gk_cta_mid]心の専門家に相談したいときは、どこに行けばいいですか?
まずは本人の病院のがん相談支援センターで、家族も使える心のケアの窓口があるかを尋ねるのが近道です。病院によっては、がんに伴う心のつらさを扱う精神腫瘍科や、心理の専門職がいます。ご自身のかかりつけ医から紹介を受ける方法もあります。
精神腫瘍科は、がんの患者さんや家族の心のつらさに向き合う診療科で、置いていない病院もあります。家族が受診できるか、予約が必要かは病院ごとに違うので、先に確かめてください。本人の病院にない場合や、本人の病院では話しにくい場合は、自宅や職場の近くの心療内科・精神科を選ぶこともできます。予約の電話で「家族ががんで、亡くなる前から悲しみが強く、相談したい」と伝えれば、受け付けてもらえるかがその場で分かります。
公的な電話もあります。こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)は、かけた場所の都道府県や政令指定都市が行う心の相談につながる番号で、曜日と時間は地域ごとに違い、通話料がかかります。眠れない、食べられない、何も手につかないといった状態が続いて、受診すべきか迷っているなら、[gk_link to=”post:caregiver-depression-signs-cancer”]家族のうつ状態のサインと受診の目安[/gk_link]で見分け方を確かめてください。
| 窓口 | 向いていること | 最初に確かめること |
|---|---|---|
| がん相談支援センター | 悲しみを話す、使える支えを探す | 家族も使える心のケアの窓口が院内にあるか |
| 精神腫瘍科・心理の専門職 | 悲しみや不安を、専門家と継続して扱う | 家族が受診・相談できるか、予約の方法 |
| 心療内科・精神科 | 眠りや食欲の乱れも含めて診てもらう | 予約の電話で、家族の看病中であると伝える |
| サポートセンター(電話・チャット) | 近くに話せる先がないとき、匿名で話す | 平日の受付時間と、チャットの時間 |
悲しみでいっぱいの毎日と、どう付き合えばいいですか?
悲しみを追い払うより、悲しむ時間と、本人や暮らしに戻る時間の両方を持つことを目指します。悲しみが来たら「今、悲しんでいる」と認め、短く泣いたり書いたりしてから、目の前の本人や用事に戻ります。
悲しみとの付き合い方には、悲しみに向き合う時間と、暮らしに戻る時間を行き来する、という考え方があります。ずっと悲しみの中にいることも、悲しみを見ないふりをし続けることも、どちらも心を疲れさせます。面会の帰りに一駅ぶん歩きながら泣く。家に帰ったら夕飯を作り、子どもの話を聞く。その行き来ができている日は、悲しみに飲み込まれていない日です。
悲しみに向き合う時間
- 帰り道に、一駅ぶん歩きながら泣く
- 小さな喪失を、手帳に一つ書く
- 相談窓口で、悲しみをそのまま話す
暮らしに戻る時間
- 夕飯を作り、家族の話を聞く
- 本人と、いつものテレビ番組を見る
- 仕事や用事に、少しのあいだ集中する
小さな喪失には、小さく悼む方法があります。旅行に行けなくなったなら、昔の旅行の写真を本人と一緒に見る。好きな料理が食べられなくなったなら、そのレシピを書き留めておく。失ったものを数えるだけでなく、形を変えて残せるものを探すと、悲しみの中にも本人と過ごす時間が戻ってきます。
失う怖さそのものとの向き合い方や、親・子ども・配偶者という立場による違いは、[gk_link to=”post:fear-of-losing-parent-to-cancer”]立場別の喪失の怖さとの向き合い方[/gk_link]で詳しく取り上げています。
周りの人に、今の悲しみをどう伝えればいいですか?
理由を説明しきらなくてかまいません。「家族の病気のことで、今とても悲しい時期にいる」と、状態だけを短く伝えれば十分です。職場や友人には、してほしいことを一つ添えると、相手も動きやすくなります。
まだ亡くなっていない家族のことで悲しんでいると話すと、「まだ大丈夫でしょう」「前向きに考えなきゃ」と返されることがあります。相手に悪気はなくても、悲しみを否定されたように感じて、口を閉ざしてしまう人もいます。そうならないように、伝える相手と、伝えたあとにしてほしいことを先に決めておきます。
- 職場の上司へ(例):「家族の病気のことで、気持ちが落ち着かない時期です。しばらく、急な休みをいただくことがあるかもしれません」
- 友人へ(例):「励ましはいらないから、たまに『どうしてる?』って連絡くれるとうれしい」
- 親戚へ(例):「今は本人のそばにいる時間を大事にしたいので、お見舞いの日程は私に相談してください」
返された言葉に傷ついたら、その相手には深い話をしなくてかまいません。悲しみを話す相手と、日常の話をする相手を分けておくのも、自分を守る方法の一つです。
妹を失う悲しみを抱えていた姉は、どこで支えを見つけた?
説明のための例(実在の方の体験談ではありません)
1. 相談のあとに変わったこと
相談から1か月半ほどたったころ、この方は妹の通う病院で、月に1回、心理の専門職との面談を受けるようになっていました。週末に妹を訪ねると、二人で子どものころのアルバムをめくる時間ができ、写真の裏に妹がひと言ずつ書き込んでいます。夜に一人で泣く日は、ほぼ毎日だったのが週に1〜2回になりました。「悲しんでいい立場だと分かって、やっと妹の顔をまっすぐ見られた」と話しています。
2. 相談を考えた背景
妹の再発が分かって3か月。病院の説明を聞くのも、治療の相談にのるのも、妹の夫の役目でした。姉の自分は、見舞いに行っても何をしていいか分からず、帰り道の車の中で泣くことが増えていました。
3. 相談する前に困っていたこと
「グリーフケア」という言葉を見つけて調べてみたものの、出てくるのは亡くなったあとの話ばかりで、自分の今の悲しみは対象ではないと思っていました。夫に話しても「まだ治療中なんだから」と言われ、それ以上は話せなかったといいます。妹の夫や子どものほうがずっとつらいのに、姉の自分が悲しむのは筋違いだ、とも感じていました。
4. ここを選んだ理由・決め手
妹の病院のがん相談支援センターは、「妹の家族が使う場所」だと思っていて、自分が電話していいとは考えていませんでした。相談室を選んだのは、本人だけでなく家族の相談も受けていると知ったからです。「きょうだいでもいいのか、まずそこを聞きたかった」。フォームに「妹ががんです。姉ですが、悲しくてたまりません」と書いて送りました。
5. 相談で話したこと・その後
電話では、担当がまず20分、評価も助言もせずに話を聞きました。そのあとで、がん相談支援センターは家族なら立場を問わず無料で利用できることを確かめ、センターで聞く質問を3つにまとめてお送りしています。「家族も相談できる心のケアの窓口はありますか」も、その一つでした。担当は妹の病状の見通しについては何も言っていません。センターに電話するまでには1週間かかりましたが、電話口の相談員から院内の面談の案内を受け、初めての面談では、話し始めてすぐに泣いてしまったそうです。
※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。
医療者に聞く質問例
- 家族の気持ちのつらさについて、こちらで相談させていただいてもよいですか。
- この病院に、家族も相談できる心のケアの窓口や外来はありますか。
- 本人が受けている緩和ケアの担当の方に、家族の気持ちのことも話せますか。
- 本人の前で悲しみを隠しきれないことがあります。家族として気をつけることはありますか。
- 亡くなったあとに家族が相談できる先についても、前もって教えていただけますか。
亡くなったあとも、心のケアを受けられる先はありますか?
あります。国立がん研究センター中央病院には、がんで大切な人を亡くした遺族のための遺族ケア外来があり、かかりつけ医やこころの相談窓口も、亡くなったあとに使えます。今のうちに話せる相手を持っておくと、その先も支えが途切れにくくなります。
国立がん研究センターが2022年に公表した遺族調査(2017年と2018年にがんで亡くなった方の遺族が対象、有効回答54,167名)では、死別から1〜2年たった時点で強い悲嘆がみられた方が30.9%、抑うつ症状がみられた方が19.3%でした。質問票によるスクリーニングでの推計で、医師の診断ではありませんが、家族の悲しみが、亡くなったあとも長く続くことがあると分かります。
だからこそ、亡くなる前の今から、悲しみを話せる相手を一人持っておく意味があります。亡くなる前に話していた相手なら、亡くなったあとも、同じところから話を続けられます。がん相談支援センターを亡くなったあとに利用できるかどうかは、センターごとに確かめてください。
とはいえ、悲しみの中にいるあなたに伝えたい2つのこと
① 気持ちのこと──悲しみは、ケアを受けてよい「状態」です
悲しみを抱えていることは、弱さでも、気の持ちようの問題でもありません。国立がん研究センターのがん情報サービスは、家族について「ご家族は、『第二の患者』ともいわれます」と紹介しています。本人に治療やケアがあるように、家族の悲しみにも、手当てを受けてよい理由があります。泣いても、泣けなくても、怒りっぽくなっても、それはあなたの悲しみの形です。ケアを受けることは、本人から何かを奪うことではありません。
② 実務のこと──相談先を3つ、一枚の紙に書いておく
悲しみが強い日は、どこに相談すればいいかを考える力さえ残っていないことがあります。落ち着いている日に、相談先を3つ書いた紙を一枚つくっておきます。病院の中の相談先(がん相談支援センターなど)、病院の外の相談先(かかりつけ医や相談窓口)、夜でもつながる先の3つです。家族で看病を分け合っているなら、その紙をきょうだいとも共有しておくと、誰かがつらいときに、ほかの家族が「ここに電話してみたら」と言えるようになります。
今日できること
[gk_howto name=”今日できること” description=”亡くなる前の悲しみを、ケアにつなげるために今日からできる3つのこと” heading=”none”][gk_step title=”小さな喪失を一つ書き留める”]今日、悲しいと感じた小さな変化を一つ、手帳かスマホのメモに書く。悲しみに理由があると分かるだけで、自分を責める気持ちが少しやわらぎます。[/gk_step][gk_step title=”病院で聞く一言をメモする”]次の面会で「家族も相談できる心のケアの窓口はありますか」と聞けるよう、メモをお財布や手帳に入れておく。[/gk_step][gk_step title=”相談先に一本だけ連絡する”]がん相談支援センターに電話するか、相談室のフォームで話しやすい時間帯を指定する。どちらも、名前を出さずに始められます。[/gk_step][/gk_howto]よくある質問
[gk_faq][gk_q q=”グリーフケアは、亡くなったあとに受けるものではないのですか?”]死別のあとの支えとして紹介されることが多い言葉ですが、亡くなる前の悲しみを相談してはいけないわけではありません。予期悲嘆は「喪失が現実となる以前に起こる悲嘆」と説明されていて、今の悲しみも、相談してよい中身です。担当医や看護師、がん相談支援センターに、「亡くなる前から悲しくてたまらない」とそのまま伝えてかまいません。[/gk_q][gk_q q=”カウンセリングを受けるほどではない気がします。それでも相談していいですか?”]していいのです。相談は、つらさがある程度以上になってから使うものではありません。「相談するほどか分からない」という迷いも含めて、がん相談支援センターやサポートセンターで話してかまいません。話しているうちに、今は話を聞いてもらうだけで足りるのか、専門家に継続して相談したほうがよいのかが見えてくることもあります。[/gk_q][gk_q q=”心のケアを受けるのに、お金はかかりますか?”]がん相談支援センターは無料で利用でき、がん情報サービスサポートセンターも相談そのものは無料で、通話料だけがかかります。病院の外来や心療内科を受診する場合は、通常の診察と同じように医療費の自己負担があるので、金額は受診先に確かめてください。がんと家族の相談室も、相談料はかかりません。[/gk_q][gk_q q=”きょうだいや親戚の立場でも、心のケアを受けていいですか?”]もちろんです。悲しみの大きさは、続柄で決まるものではありません。がん相談支援センターは、患者さんだけでなく家族や、その病院に通っていない人も利用できる窓口として案内されています。「姉ですが」「甥ですが」と立場を伝えれば、そこから話を始められます。[/gk_q][gk_q q=”子どもも悲しんでいるようです。子どものことはどこに相談できますか?”]親ががんになった子どもとの関わりについては、がん情報サービスに、未成年の子どもがいる方に向けたページがあり、病気について子どもと話すかどうかに正解はなく、周りの大人が方針を共有しておくことが大切だと紹介されています。特定非営利活動法人ホープツリーも、親ががんになった子どもと家族に向けた情報を発信しています。迷うときは、がん相談支援センターでも相談できます。[/gk_q][gk_q q=”相談室では、グリーフケアを受けられますか?”]がんと家族の相談室は医療機関ではなく、心の専門的なケアは行っていません。できるのは、評価も助言もせずにただ聞く20分の電話(ご希望があれば記録を残しません)と、どの窓口に何を聞けばいいかを一緒に整理し、病院で尋ねる質問を3つにまとめてお送りすることです。専門的なケアは、この記事で紹介した病院や公的な窓口を使ってください。[/gk_q][/gk_faq]次に読むなら
- [gk_link to=”post:fear-of-losing-parent-to-cancer”]失う怖さと、立場ごとにどう向き合えばいい?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:caregiver-depression-signs-cancer”]落ち込みが続くとき、受診を考える目安は?[/gk_link]
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- [gk_link to=”post:cancer-support-directory-japan”]がんの相談窓口・相談先を一覧で見るには?[/gk_link]
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- [gk_link to=”page:for-family”]ご家族が自分の悲しみも相談していい場所は?[/gk_link]