看病をしながら眠れない夜が続くときに必要なのは、眠ろうと頑張ることより、「今夜は眠ってよい」と自分に言える仕組みです。病棟や訪問看護と夜の連絡の約束をする、夜の電話を受ける当番を家族で決める、昼のうちに短く横になる時間をつくる。この3つで、身構えたまま朝を迎える夜を減らしていけます。
どのくらい眠れるようになるかは、本人の状態や家族の人数、住んでいる場所によって違います。完璧な当番表でなくてかまいません。電話を気にせず眠れる夜が少しでもできれば、体と気持ちの持ちこたえ方は変わってきます。
この記事では、家族のほうが眠れなくなる理由、夜間の連絡の約束の決め方、電話番の分け方、仮眠の取り方、自宅で夜中もケアが続くときの考え方をお伝えします。体調の守り方や受診の目安、夜に浮かぶ余命の考えとの付き合い方は、別の記事で詳しく扱っています。
枕元のスマホを見つめている方へ
- 本人は病室で眠っているのに、看病しているこちらのほうが眠れない。
- 夜中にスマホが震えるたびに飛び起き、「あとどれくらい」が頭を回ったまま朝になる。
- 寝不足のまま病院へ通う生活が、いつまで続くのか分からない。自分が倒れたらと思うと怖い。
家族のがんのことが怖くて夜眠れず、余命を考えてしまいます。家族の私はどうすればいいですか?
怖さや考えを消そうとするより、「今夜は眠ってよい」と言える仕組みを先につくることです。病棟や訪問看護と夜間の連絡の約束をし、夜の電話を受ける当番を家族で決め、昼に短く横になる時間を確保します。余命の考えは、夜ではなく昼に扱います。
看病中の眠れなさを、気持ちの持ち方だけで解決しようとすると、かえって苦しくなります。「眠らなきゃ」と思うほど目が冴え、「怖がっちゃだめだ」と思うほど怖さが大きくなるからです。そこで、気持ちを変える前に、眠ってよい条件のほうを整えます。
一つ目は、病棟や訪問看護と交わす「夜の連絡の約束」。どんなときに電話をもらうかが決まると、電話が鳴らない夜は、眠っていてよい夜になります。二つ目は、家族の中の「電話番」。夜の電話を受ける人を日ごとに決めれば、番でない夜は通知を気にせず眠れます。三つ目は「仮眠」。夜にまとまって眠れない時期は、昼のうちに少しでも横になる時間をつくります。
余命のことが頭を回る夜もあるでしょう。答えの出ない問いは、夜ほど大きく感じられます。浮かんだ考えを昼に移して整理し、誰かと話す方法は、[gk_link to=”post:night-worry-family-prognosis”]夜に余命が不安になるときの整理のしかた[/gk_link]で詳しく紹介しています。
- 1夜間の連絡の約束病棟や訪問看護と、電話をもらう変化と番号を決める
- 2電話番夜の電話を受ける人を、日ごとに一人決める
- 3休む人の設定番でない人は、家族と病院以外の通知を止める
- 4昼の仮眠誰かが見てくれている時間に、短く横になる
- 5考えごとは昼へ夜に浮かんだ問いは紙に書き、昼に扱う
なぜ、看病している家族のほうが眠れなくなるのですか?
多くは、夜のあいだも「何かあったらすぐ動かなければ」と身構え続け、体が休む合図を受け取れないからです。入院している本人の夜は医療者が見守っていても、家族の夜には交代の仕組みがないことが少なくありません。
病棟では、夜も看護師さんが巡回し、変化があれば当直の医師が対応します。ご本人はナースコールで人を呼ぶこともできます。一方、家に帰った家族の夜には、そうした交代の仕組みがありません。スマホを枕元に置き、震えるたびに飛び起きる。そのたびに「あとどれくらい」が頭をよぎる。眠りが浅くなるのは、意志が弱いからではなく、夜通し待機を続けているのと同じ状態だからです。
こうした負担は、多くの家族が抱えています。2017・2018年にがんで亡くなった方のご遺族を対象にした国立がん研究センターの調査(2022年公表、有効回答54,167名)では、介護の負担感が大きかったと答えた方が38.9%いました。家族は本人を思って自分の疲れを後回しにしがちで、がん情報サービスでは「第二の患者」ともいわれると紹介されています。眠ってよい時間を家族がつくることは、看病の手を抜くことではありません。
入院している本人の夜
- 看護師さんが巡回して様子を見る
- 変化があれば、当直の医師が対応する
- ナースコールで人を呼べる
看病する家族の夜
- 交代してくれる人がいない
- 電話が鳴るかもしれないと身構え続ける
- 「眠ってよい」と誰にも言われない
病棟や訪問看護とは、夜の連絡について何を決めておけばいいですか?
「どんな変化のときに」「誰の番号へ」「どの時間でも」連絡をもらうかの3つです。この約束があると、電話が鳴らない夜を「眠っていてよい夜」と受け止められるようになります。
約束のいちばんの役目は、電話が鳴らないことに意味を持たせることです。何も決めていないと、電話が鳴らない夜も「本当に大丈夫なのか」と気になって眠れません。反対に、「この変化があれば、何時でもこの番号に連絡します」と決まっていれば、鳴らない夜は、その変化が起きていない夜だと考えられます。
看護師さんには、たとえばこう頼みます。「夜中でも知らせてほしいのは、どんな様子のときですか。その場合は、まずこの番号に、つながらなければこちらにお願いします」。聞いた内容は、名刺ほどの大きさの紙に書いて、財布やスマホケースに入れておくと、夜中に見返すときも迷いません。ご本人の様子や医療者の見立てが変わったら、約束も更新します。付き添いを勧められる時期には、連絡の基準も変わるからです。
自宅で療養している場合は、訪問看護や在宅医との約束が同じ役割を持ちます。在宅療養支援診療所には、24時間連絡を受ける体制などが施設基準として求められていますが、夜にどこまで対応できるかは医療機関によって違います。がんの終末期(末期の悪性腫瘍)の訪問看護は、介護保険の認定を受けていても医療保険から行われ、原則として週3日までとされる日数の制限もありません(主治医の指示が前提です)。夜にどの番号へ電話し、どんなときに119番を呼ぶのかも、あわせて決めておきます。
- 夜中でも連絡をもらう変化(医療者の言葉のまま)
- 最初にかけてもらう番号と、つながらないときの番号
- その夜の電話番が誰か、病棟に伝わっているか
- 自宅なら、訪問看護・在宅医の夜間の番号
- 119番を呼ぶ場面の取り決め
- 約束を見直すきっかけ(見立てが変わったときなど)
夜の電話は、家族の誰が受ければいいですか?
一晩ごとに「電話番」を一人決め、その人の番号を病棟に伝えておきます。番でない人は、家族と病院以外の通知を止めて眠ります。遠くに住む家族も、連絡を広める役なら受け持てます。
電話を受ける人が毎晩同じだと、その人は一晩も「待機」から外れられません。病院の近くに住む家族が二人以上いるなら、曜日で電話番を分けます。電話番は、病棟からの電話を受け、病院へ向かうかどうかを決める役です。病棟には「月・水・金はこの番号、火・木はこちら」のような分け方ができるかを相談し、決めた内容が変わるときは必ず知らせます。
近くに住む家族が一人しかいない場合も、役割を分けることはできます。電話を受けて病院へ向かうのは近くの人でも、親戚やきょうだいへの連絡を広めるのは、遠くに住む家族が受け持てます。電話番の人は、病院へ向かう途中で一行送るだけでよくなります。週末だけ遠くの家族が泊まりに来て、その二晩は電話番を代わってもらう、という分け方もあります。
電話番の夜も、起きて待っている必要はありません。着信音で目が覚めれば十分です。電話が鳴ったら、「今すぐ向かったほうがいいですか、朝でも間に合いそうですか」と一つだけ聞けば、その夜の動き方が決まります。答えをメモしてから連絡係に一行送れば、電話番の仕事はひと区切りです。
番の夜は、着信音を大きくしてスマホを枕元に置きます。番でない夜は、家族と病院の番号以外の通知が鳴らないように設定し、枕元から少し離して充電します。それだけでも、眠りの深さは変わってきます。
| 役割 | すること | 向いている人 |
|---|---|---|
| 電話番 | 病棟からの電話を受け、病院へ向かうか決める | 病院の近くに住む家族(日替わり) |
| 連絡係 | 電話番から聞いたことを、親戚に同じ文面で伝える | 遠くに住むきょうだいでも担える |
| 休む人 | 家族と病院以外の通知を止めて眠る | その夜の番でない全員 |
短い仮眠は、いつ、どこで取ればいいですか?
面会の前後や昼休み、訪問看護が来ている時間など、「誰かが見てくれている時間」に横になるのが取りやすい方法です。長く眠ろうとせず、目覚ましをかけて目を閉じるだけでも、体は少し休まります。
夜にまとまって眠れない時期は、昼の短い休息が支えになります。こつは、休む時間を「空いたら休む」ではなく、「この時間は休む」と先に決めておくことです。空き時間を待っていると、看病の用事や仕事がすぐに埋めてしまいます。
休みやすいのは、ほかの誰かがご本人を見てくれている時間です。入院中なら、看護師さんのケアの時間や、交代の家族が来た直後。自宅なら、訪問看護やヘルパーが来ている時間。職場なら、昼休みに休憩室や自分の席で目を閉じる時間。眠れなくても、横になって目を閉じるだけで、体の緊張は少しゆるみます。
長く眠りすぎると、かえって夜に寝つきにくくなることがあるので、目覚ましをかけてから横になります。アイマスクや耳栓を一つ持ち歩くと、病院の控室や休憩室でも休みやすくなります。眠れない・食べられない状態が続くときの体の守り方や、受診を考える目安は、[gk_link to=”post:caregiver-cant-sleep-or-eat”]看病で眠れない・食べられないときの体の守り方[/gk_link]にまとめています。
誰かが見てくれている時間
- 看護師さんのケアの時間体を拭く・向きを変える間に、控室で目を閉じる
- 交代の家族が来た直後引き継ぎを済ませたら、その足で横になる
- 訪問看護・ヘルパーの訪問中伝えることを先に済ませ、別の部屋で休む
- 職場の昼休み休憩室や席で、目覚ましをかけて目を閉じる
- 帰りの電車やバス座れたら、乗り過ごさないよう目覚ましをかける
家で看ていて、夜中もケアが続くときはどうすればいいですか?
夜中に必要なケアを、訪問看護や在宅医と一緒に見直すことから始めます。夜の薬の時間や体の向きを変える回数など、家族が夜にしなくてよいことが見つかる場合があります。夜だけ交代してくれる人や、介護の手も探します。
自宅での看病では、夜中のトイレの介助や体の向きの調整、痛みの訴えへの対応などで、何度も起きることがあります。それを毎晩一人で担うと、眠りは細切れになり、昼の仮眠だけでは追いつかなくなります。まず、訪問看護師さんに「夜中に家族がしていること」を書き出して見せ、「このうち、夜にしなくてよいことや、まとめられることはありますか」と相談してください。薬の種類や時間を変える必要があるかどうかを判断するのは医師です。
家族の中で、夜だけ交代する方法もあります。平日の夜は同居の家族、週末の夜は離れて住むきょうだいが泊まりに来て夜のケアを受け持つ、と分ければ、同居の家族も続けて眠れる夜をつくれます。交代する人には、夜中のケアの手順を紙に書いて渡し、訪問看護の夜間の番号も一緒に伝えておきます。
介護の手を増やすことも考えます。介護保険の申請は市区町村の窓口で、65歳以上なら原因を問わず、40〜64歳でもがんが特定疾病にあたる場合は対象になります(要介護認定が必要です)。お住まいの地域包括支援センターは、家族介護者の相談も初期の段階から受けています。入院中から退院後の暮らしを考えている場合は、病院の医療ソーシャルワーカーにも相談できます。夫や妻の隣で眠る夜ならではの不安は、[gk_link to=”post:night-anxiety-beside-sick-spouse”]夫の隣で眠れない夜の過ごし方[/gk_link]で取り上げています。
余命のことを考えて眠れない夜は、どうすればいいですか?
夜のうちに答えを出そうとせず、浮かんだ問いを紙に一行書いて「続きは明日の昼」と区切ります。答えの出ない問いは、夜ほど大きく感じられるからです。昼に整理して誰かと話す方法は、前に挙げた記事で詳しく紹介しています。
「あとどれくらい」「そのとき自分はどうなるのか」。夜中に浮かぶこうした問いは、大切な人を失うかもしれないという悲しみが、実際の別れより前に始まっているしるしでもあります。喪失が現実になる前に起こる悲しみは、「予期悲嘆」とも呼ばれます。考えてしまうこと自体は、おかしなことではありません。
ただ、夜は問いに答えを出すのに向いていない時間です。枕元に紙を一枚置き、浮かんだ問いを書き留めたら、その夜はそこで手放します。書いた問いのうち医療者に聞けることは翌日の質問に回し、残りは昼に誰かと話す。夜の考えごとを昼へ移すことも、眠ってよい時間をつくる仕組みの一つです。
夜中の着信に飛び起きていたご家族は、眠れる夜をどうつくった?
説明のための例(実在の方の体験談ではありません)
1. 相談のあとに変わったこと
相談から3週間後、Gさんの家の冷蔵庫には、手書きの「夜の当番表」が貼られていました。月・水・金はGさんが電話番、火・木は妻が電話番。月に2回の土日は、隣の県から妹が泊まりに来て電話番を受け持ちます。病棟には曜日ごとの番号を伝え、番でない夜、Gさんはスマホを枕元から離して充電しています。財布には、看護師さんと決めた「夜中でも連絡をもらう様子」を書いた小さな紙が入っています。「鳴らない夜は眠っていい夜だと思えるようになった。それだけで、朝の顔が違うと妻に言われた」と話します。
2. 相談を考えた背景
母が緩和ケア病棟に移って1か月ほどたったころから、Gさんは夜に何度も目が覚めるようになりました。病棟の連絡先はGさんの番号だけで、夜中にスマホが震えるたびに飛び起き、それが知人からのメッセージだと分かってからも、「あとどれくらい」と考え始めて眠れなくなりました。
3. 相談する前に困っていたこと
寝不足のまま仕事に行き、夕方は面会に寄る毎日でした。「私が倒れたら、誰が病院からの電話を受けるのか」と思うと、余計に眠れません。妻は手伝うと言ってくれていましたが、母の様子をいちばん分かっているのは自分だという思いもあり、任せられずにいました。
4. ここを選んだ理由・決め手
病院のがん相談支援センターで聞くことも考えましたが、平日の昼間は仕事を抜けられませんでした。夜中の3時ごろ、相談室のLINEに「母のことで夜眠れません」とだけ送りました。翌朝届いた返事を読み、週末にフォームから電話を頼みました。電話の時間帯を自分で選べることが、決め手だったといいます。
5. 相談で話したこと・その後
電話で担当は、Gさんの話をしばらく聞いたあと、母の病状や見通しについての判断はせず、夜の電話を誰が受けているのかを一緒に書き出しました。そこで、電話を受けるのが毎晩Gさん一人だと分かり、病棟に確かめることを2つにまとめました。「夜中でも知らせてほしいのは、どんな様子のときか」「連絡先を曜日で分けてもいいか」。翌週、看護師さんは基準を具体的に教えてくれ、番号を2つ登録してくれました。妹には「連絡係を頼みたい」と、日付を入れてお願いしたそうです。
※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。
医療者に聞く質問例
- 夜中でも家族に知らせてほしいのは、どんな様子のときですか。
- 夜の連絡は、まずこの番号に、つながらなければこちらにお願いできますか。
- 今の様子なら、家族が夜は家で休んでいても大丈夫でしょうか。
- (自宅の場合)夜中に家族がしているケアのうち、減らせることやまとめられることはありますか。
- 家族の眠れなさや付き添いの負担について、相談できる人はこの病院にいますか。
とはいえ、仕組みどおりに眠れない夜もあります
① 気持ちのこと──眠ることは、看病から降りることではありません
電話番を決めても、約束をしても、眠れない夜はあります。そんな夜に「せっかく決めたのに」と自分を責めなくて大丈夫です。仕組みは、眠れる夜を少しずつ増やすためのもので、毎晩眠れることを約束するものではありません。それでも、横になって目を閉じた時間、電話を気にせずに過ごせた数時間は、確かに体を休めています。看病する家族が眠ることは、本人から離れることではなく、明日も本人のそばにいるための準備です。
② 実務のこと──夜の決めごとを一枚にまとめ、見直す日を決めておく
夜間の連絡の約束、電話番の曜日、連絡係、休む人の通知の設定。決めたことは一枚の紙か、家族で共有できるスマホのメモにまとめ、全員が同じものを見られるようにしておきます。本人の様子も家族の予定も変わっていくので、日曜の夜など、見直す日をあらかじめ決めておくと、無理が一人に寄ったまま続くのを防げます。家族の中だけで回らないときは、家族の外の手を借りる段階です。入院中なら医療ソーシャルワーカー、自宅なら訪問看護師さんやケアマネジャーに、夜の負担が限界に近いことを、そのまま伝えてください。
今日できること
[gk_howto name=”今日できること” description=”眠ってよい夜をつくるために、今夜から明日にできる3つのこと” heading=”none”][gk_step title=”今夜の電話番を決める”]家族のグループに「今夜の電話番は〇〇」と一行送り、番でない人は通知を止めて眠ります。[/gk_step][gk_step title=”連絡の約束を確かめる”]明日、看護師さんや訪問看護に、夜中でも知らせてほしい様子と連絡先の順番を尋ね、答えを紙に残します。[/gk_step][gk_step title=”休む時間を一つ予定に入れる”]明日のどこかに、目覚ましをかけて横になる時間を一つだけ書き込みます。[/gk_step][/gk_howto]よくある質問
[gk_faq][gk_q q=”自分だけ眠るのは、本人に申し訳ない気がします。”]本人が病室で過ごしている夜に家族が家で眠ることは、本人を置き去りにすることではありません。病棟では看護師さんが夜通し見守り、変化があれば約束どおり連絡が来ます。眠らずに迎えた朝より、少しでも眠った朝のほうが、面会のときに穏やかな顔で本人の前に座れます。その顔が、本人にとっての安心にもなります。[/gk_q][gk_q q=”交代してくれる家族がいません。”]家族の中で分けられないときは、家族の外の手を借ります。入院中なら、病院の医療ソーシャルワーカーに、付き添いの負担や使える制度を相談できます。自宅で看ているなら、訪問看護師さんやケアマネジャー、お住まいの地域包括支援センターに、夜の負担が限界に近いことを伝えてください。家族の負担そのものは、がん相談支援センターでも聞いてもらえます(無料・匿名で、その病院にかかっていなくても使えます)。一人で電話番を続けているなら、夜中に連絡をもらう変化を本当に必要なものに絞れないか、看護師さんと相談することもできます。[/gk_q][gk_q q=”着信が気になって、通知を止める勇気が出ません。”]いきなり全部を止めなくてもかまいません。まずは病院と家族の番号を登録し、それ以外のアプリの通知だけを夜は鳴らないようにするところから始めます。病棟につながる番号を2つ伝えておき、自分が出られなくても次の人につながるようにしておくと、通知を減らす不安が小さくなります。眠れた夜が一晩あると、次の夜は少し止めやすくなります。[/gk_q][gk_q q=”仕事をしながら看病していて、休む時間がとれません。”]時間単位でも取れる介護休暇は、年に5日(対象の家族が2人以上なら10日)まであります。常に介護が必要な状態が2週間以上の期間にわたる家族がいる場合は、1人につき通算93日まで、3回に分けて介護休業も取れます。会社の側にも、2025年4月から、介護に直面した社員へ制度を個別に知らせて意向を確かめる義務ができています。電話番の翌朝だけ時間単位で休む、といった使い方も職場に相談できます。[/gk_q][gk_q q=”夜中にどうしても不安になったら、誰かと話せますか?”]よりそいホットライン(0120-279-338)は24時間、無料で電話を受けています(がん専門の窓口ではありません)。こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)は、かけた場所の都道府県などの公的な相談機関につながりますが、受付の曜日や時間は地域によって違い、通話料がかかります。がんと家族の相談室は、夜は電話を自動音声で受け付けて翌朝9時までに折り返し、LINEは夜に届いたものを翌朝いちばんに読んで返事をします。本人の体調の変化は、決めておいた病棟や訪問看護の連絡先へ。[/gk_q][gk_q q=”本人が亡くなったあとも、眠れなくなりそうで怖いです。”]その心配を今から抱えているのは、それだけ本人を大切に思っているからです。国立がん研究センターの調査(2022年公表)では、死別から1〜2年後に抑うつ症状がみられたご遺族は19.3%でした(質問票による推計で、診断ではありません)。国立がん研究センター中央病院のように、がんで大切な人を亡くした方のための外来(遺族ケア外来)を設けているところもあります。今の眠れなさも、そのときの眠れなさも、相談してよいことです。[/gk_q][/gk_faq]次に読むなら
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- [gk_link to=”post:night-worry-family-prognosis”]夜になると余命が不安になるとき、どう整理すればいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:night-anxiety-beside-sick-spouse”]夫や妻の隣で、呼吸を確かめてしまう夜はどう過ごせばいいですか?[/gk_link]
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