「不安だから」という理由だけで、がんの電話相談をしてかまいません。がんの相談窓口は、治療の情報を聞く場所であると同時に、診断のあとに押し寄せてくる気持ちを話す場所でもあります。質問がまとまっていなくても、受話器を取る資格は十分にあります。
余命については、電話の向こうの相手も数字を言い切ることはできません。そのかわり、ネットで見た数字が何を表しているのか、先生に聞くか聞かないか、聞くならどんな言葉で聞くかを、一緒に考えることはできます。
この記事では、不安だけで電話していい理由、電話で余命の話をしたときに相手が言うこと・言わないこと、そして受話器を取る前に用意できる最初の一言の例文を紹介します。診察の帰り道から数字を検索してしまうのは、先のことに備えたいという気持ちの表れで、あなたが弱いからではありません。
こんな気持ちで、このページを開いた方へ
- 先生は「余命」なんて一言も言わなかったのに、帰りの電車からずっと数字を探している。
- 病気の質問があるわけでもないのに、「不安です」だけで電話するのは迷惑な気がする。
- 家族の前では普段どおりにしているぶん、この話をどこにも出せない。
がんの余命が気になって不安です。こんな理由で電話相談してもいいのでしょうか?
いいのです。「余命のことが頭から離れなくて、誰かに話したい」は、電話相談のりっぱな理由です。聞きたい質問がまとまっていなくても、不安を言葉にするところから相談は始められます。
がんの療養で和らげる対象になるのは、体の痛みだけではありません。世界保健機関(WHO)が2002年に示した緩和ケアの定義(日本緩和医療学会による定訳)は、痛みなどの身体的な問題に加えて、心理社会的な問題やスピリチュアルな問題も、早く見つけて対応するものとしています。がん情報サービスは、緩和ケアは「がんと診断されたときから始まります」とも説明しています。診断のあとに続く不安は、ひとりで我慢してやり過ごすものではなく、手当てを受けてよいつらさの一つです。
診察室では落ち着いて先生の話を聞けたのに、会計を待つあいだから胸がざわつき、駅のホームでスマホを開いて「生存率」と打ってしまう。家に着くころには、いくつもの数字が頭の中に並んでいる。そんな日の夜にこそ、電話は使ってよいものです。
それでも受話器を取れないのは、相手の時間を奪いたくないという遠慮があるからだと思います。けれど、相談窓口の受付時間は、まさにこういう話を聞くために用意されている時間です。「病気の話ではないのですが」と前置きしてから話し始めても、何も失礼にはあたりません。
電話で余命の話をしたら、相手は数字を教えてくれますか?
いいえ。電話相談の担当者が、あなたの余命を数字で言い切ることはありません。診察もしていない相手の先行きは、誰にも言い当てられないからです。そのかわり、数字が示すことと示さないことを一緒に確かめられます。
ネットで目にする生存率は、何年も前にがんと診断された、たくさんの人の経過をまとめた数字です。国立がん研究センターの院内がん登録生存率集計結果閲覧システムも、表示される生存率は「過去の期間にがんと診断された方の生存率」で、これから治療を受ける患者さんには当てはまらない可能性がある、と注意を添えています。
「生存期間中央値」という言葉を見かけることもあるかもしれません。米国国立がん研究所の用語辞典によると、これは集団の半数の人がまだ生存している時点までの期間のことです。裏返せば、半数の人はそれより長く生きているということで、中央値をそのまま自分の残り時間と読み替えることはできません。数字の成り立ちは[gk_link to=”post:how-long”]余命の数字の読み方[/gk_link]でも詳しく紹介しています。
電話でできるのは、こうした数字の読み方を一緒に確かめ、「では、先生に何を聞けば自分の状態が分かるのか」に話を移していくことです。がんと家族の相談室では、先生の言葉を分かる言葉に置き換え、次の診察で聞く質問を3つにまとめてお送りしていますが、診断や予測はしていません。
電話で一緒にできること
- 数字が頭から離れないつらさを、そのまま聞く
- 生存率や中央値が何を表す数字かを確かめる
- 先生に聞くか聞かないかを、理由から整理する
- 次の診察で聞く質問を3つにまとめる
電話ではしないこと
- あなたの余命を数字で言い切る
- ネットで見た数字を、あなたに当てはめる
- 治療を続けるかやめるかを決める
- 「聞くべき」「聞かないべき」と答えを押しつける
最初の一言は、どう切り出せばいいですか?
「病気の質問ではないのですが、不安で電話しました」で十分です。続けて、いま頭から離れないことを一つだけ言えれば、あとは相手の質問に答えていくうちに、話は自然に広がっていきます。
言葉に詰まりそうな方のために、状況別の例文を3つ用意しました。紙に書き写して、電話の横に置いておくだけでも、最初の数秒の緊張がやわらぎます。
- 気持ちだけを伝えたいとき:「がんの治療を受けている本人です。病気の質問ではないのですが、余命のことが頭から離れなくて、少し話を聞いてもらえますか」
- 聞くかどうか迷っているとき:「先生からは余命の話は出なかったのに、自分で調べた数字ばかりが気になります。先生に聞いたほうがいいのか、迷っています」
- 言葉が出てこないとき:「うまく話せないかもしれません。今日は、不安だということだけ伝えたくて電話しました」
がん相談支援センターやがん情報サービスサポートセンターは、名前を言わずに相談できます。最初に「名前は伏せて相談したいです」と伝えておけば、あとで気まずくなることもありません。
電話を切るときのことも、先に決めておくと安心です。話し足りなくても、疲れてきたら「今日はここまでで大丈夫です。話せてよかったです」と自分から言ってかまいません。終わり方を選べると分かっているだけで、かける前の重さが少し軽くなります。
- 1立場を伝える「本人です」とだけ。名前を伏せて相談できる窓口もある
- 2理由をひとこと「余命のことが頭から離れなくて」
- 3相手の質問に答えるいつから不安か、誰かに話したか、など
- 4今日の目的を決める聞いてほしいだけか、先生への聞き方を考えたいか
- 5終わり方を選ぶ「今日はここまでで」と自分から言ってよい
余命を聞くか聞かないか、電話でどう考えるのですか?
どちらが正しいかを決めるのではなく、「知ったら何をしたいか」「知らずにいたいのはなぜか」を言葉にしていきます。聞かないと決めることも、あなたの大事な選択として扱われます。
聞きたい理由の奥には、仕事をいつまで続けるか決めたい、会っておきたい人がいる、お金の準備をしたい、といった具体的な用事がひそんでいることがあります。その場合に必要なのは、数字そのものより、「この先、どんな変化が起きやすいか」「何をいつごろまでに考えておくとよいか」という情報かもしれません。これは、数字を聞かなくても先生に尋ねられる質問です。
反対に、聞きたくない理由が「数字を知ったら、それしか考えられなくなりそう」なら、今は聞かないでおくのも、自分を守るひとつのやり方です。その場合は、先生や看護師さんに「今は数字は聞かないでおきたい」と伝えておくと、診察室で不意に数字を告げられる心配が減ります。聞き方の準備は[gk_link to=”post:asking-doctor-prognosis”]余命を医師に聞く前に決めておくこと[/gk_link]も参考にしてください。
数字を聞かなくても、準備をあきらめる必要はありません。厚生労働省は、もしものときに望む医療やケアを前もって考え、家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合って共有する取組を「人生会議」と呼んでいます。国の指針も、ご本人が決めることを基本にしています。大事にしたいことを話し合うのに、余命の数字は必ずしも要りません。
Q1数字を知ったら、決めたいことや、やっておきたいことがありますか
はい数字より「この先起きやすい変化」と「考えておく時期」を先生に聞く準備をする
いいえ今は聞かないでおく選択もできる。そのことを先生や看護師に伝えておく
Q2知らないままでいることが、かえって不安を大きくしていますか
はい「数字でなく言葉で」「幅をもって」など、聞き方を電話で一緒に考える
いいえ聞く時期を決めずに、今の生活を整えることを優先してよい
Q3ひとりで聞くのは怖いですか
はい家族や看護師に同席を頼む。頼み方の言葉を電話で準備しておく
いいえ聞きたいことを3つに絞って、次の診察に持っていく
不安だけの電話は、どの窓口にかければいいですか?
平日の日中なら、がん相談支援センターで医療の情報にくわしい相談員と話せます。気持ちを中心に聞いてほしいときは傾聴を軸にした窓口へ、夜にこらえきれないときは24時間のよりそいホットラインへと、時間と目的で分けると迷いません。
がん相談支援センターは、患者さん本人が名前を伏せたまま無料で相談でき、相談した内容が同意なく担当医に伝わることもありません。「主治医に、不安がっていると思われたくない」という気持ちがあっても使えます。
がんと家族の相談室の電話(050-1720-6000)は、平日の9時〜18時なら担当につながり、夜や休日は自動音声が受け付けて、翌朝9時までに担当からお電話します。ただ聞くことに徹する20分の電話もあり、評価や助言はせず、ご希望なら記録も残しません。電話で声を出すのがしんどい日は、LINEに一言だけ送っていただいてもかまいません。
電話相談の相手が、あなたの余命を言い当てることはできません。だからこそ、数字ではなく、数字に振り回されている今の気持ちのほうを、安心して置いていけます。窓口ごとの違いは[gk_link to=”post:free-phone-help-public-private”]無料の電話相談の使い分け[/gk_link]にもまとめています。
| 窓口 | つながる時間 | 向いていること |
|---|---|---|
| がん相談支援センター | センターごと(平日の日中が中心) | 医療や制度の情報をふまえて、聞き方を一緒に考える |
| がん情報サービスサポートセンター | 平日10時〜15時(原則1日1回20分以内) | がんの一般的な情報を確かめる |
| よりそいホットライン | 24時間(0120-279-338) | がん専門ではないが、今夜のつらさを話す |
| がんと家族の相談室 | 平日9時〜18時は担当が直接 | 評価も助言もしない20分。数字は言い切らない |
余命の不安は、カウンセリングのように続けて相談できますか?
できる場はあります。病院によっては、緩和ケアチームや緩和ケア外来で、気持ちのつらさを続けて相談できます。自分の病院にどんな窓口があるかは、がん相談支援センターで聞くのが近道で、電話相談はそこへたどり着く入口として使えます。
「カウンセリング」と聞くと、専門家と決まった時間に何度か会う形を思い浮かべるかもしれません。がんの不安を続けて相談できる場は、大きく分けて3つあります。
一つは、かかっている病院の中です。がん情報サービスによると、緩和ケアチームでは担当の医師や看護師に加えて、必要に応じていろいろな職種がチームで支え、緩和ケア外来では専門的な知識をもつ医師や看護師に外来で相談できます。体のつらさと一緒に、気持ちのつらさも持ち込んでかまいません。
二つめは、病院の外で、費用を払って受けるカウンセリングです。料金や担当する人の資格、がんの相談にくわしいかどうかは相談先ごとに違うため、申し込む前に確かめておく必要があります。電話で受けられるカウンセリングの違いは、[gk_link to=”post:phone-counseling-free-paid”]電話でのカウンセリングの選び方[/gk_link]で紹介しています。
三つめが、無料の電話相談です。続けて治療を受ける場ではありませんが、「どこで、どんな形で話を続けるか」を一緒に考える入口になります。数字の話をしない場所が一つあるだけで、診察までの日々の重さが変わることもあります。
電話のあと、次の診察までに何をしておけばいいですか?
電話で整理した「聞きたいこと」と「今は聞きたくないこと」を、メモ1枚に分けて書いておきます。診察室で頭が真っ白になっても、その紙を先生に見せれば伝わります。
診察の時間は限られていて、言おうと思っていたことの半分も言えずに終わる、ということもよくあります。メモは、上の段に「聞きたいこと」を3つまで、下の段に「今は聞きたくないこと」を書きます。たとえば上の段には「この先、生活で気をつけることは何ですか」、下の段には「数字での余命」と書く、という具合です。
下の段を先生に見せるのは勇気がいりますが、「数字は今は聞かないでおきたいです」と書いた紙を渡すだけなら、口に出すより楽にできます。家族に同席を頼むか迷うときは、頼み方も電話で一緒に考えられます。相談室では、電話で一緒にまとめた質問を「次の診察で聞く質問メモ」にして、あとからお送りしています。
- 聞きたいこと(3つまで)
- 今は聞きたくないこと(例:数字での余命)
- 最近いちばん困っている、体や気持ちの変化
- 診察に同席してほしい人がいるかどうか
- 診察のあと、誰に何を伝えるか
不安で眠れない日が続くときは、どうすればいいですか?
眠れない、食べられない、何も手につかない日が続くときは、電話相談だけで抱えず、主治医や看護師、がん相談支援センターに「心のつらさ」として伝えてください。緩和ケアは、気持ちのつらさも和らげる対象にしています。
「こんなことで先生の時間を取りたくない」と思うかもしれませんが、心のつらさは、体の症状と同じように診察で話してよいことです。病院によっては、緩和ケアチームや緩和ケア外来で、専門的な知識をもつ医師や看護師に相談できます。
かかっている病院の外では、こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)が、かけた場所の都道府県などの心の相談につながります。受付の時間は地域で違い、通話料がかかります。消えてしまいたい気持ちが出てくる夜は、24時間対応のよりそいホットライン(0120-279-338)に、今夜のうちに電話してください。
家族の前では平気な顔をしている方も、ここでは無理をしなくてかまいません。電話口で泣いてしまっても、言葉が途切れても大丈夫です。
「不安なだけ」で電話をかけたご本人は、どう変わった?
説明のための例(実在の方の体験談ではありません)
1. 相談のあとに変わったこと
相談のあと、いちばん変わったのは夜の過ごし方でした。それまでは寝る前にほぼ毎晩、1時間近く生存率や体験談を検索していたのが、相談から2週間ほどで週に1回ほどになったといいます。次の診察では、メモを見ながら「この先、仕事で気をつけることは何ですか」「つらくなったとき、どこに連絡すればいいですか」の2つを聞けました。余命の数字は聞かないまま、診察室を出たそうです。
2. 相談を考えた背景
治療が始まって3か月ほどたったころ、先生から「次は画像で効果を見ましょう」と言われた日がありました。余命の話は一言も出なかったのに、帰りのバスの中で、自分に残された時間のことばかり考え始めました。家に着くころには、検索した数字が頭の中に並んでいたそうです。
3. 相談する前に困っていたこと
夫には言えませんでした。「心配させたくない」という気持ちと、「病気の質問でもないのに相談窓口にかけるのは筋違いだ」という思いがあったからです。夜中に読んでいたのは、同じ病気の人のブログや、病期ごとの生存率の表でした。読めば読むほど、自分がどの数字に当てはまるのかが分からなくなりました。がん相談支援センターの番号も調べましたが、「不安なだけです、と言ったら困らせるのでは」と考えて、かけられませんでした。
4. ここを選んだ理由・決め手
がん相談支援センターは平日の昼間しか時間が合わず、仕事を抜けて電話する勇気もありませんでした。相談室を選んだのは、LINEで先に一言だけ送れたからでした。夜11時すぎに「余命のことが頭から離れません」とだけ送ると、翌朝いちばんに返事があり、電話の時間を決めました。サイトに「診断や予測はしない」と書かれていたことも、かえって安心できた理由だったそうです。
5. 相談で話したこと・その後
電話は20分ほどでした。担当は余命の見込みには一切触れず、「数字を知ったら、何をしたいですか」と尋ねました。考えてみると、仕事の引き継ぎをいつ始めるか決めたい、というのが本音でした。それなら数字より先に先生に聞けることがある、と話が進み、質問を2つに絞ってメモにしました。電話の終わりにこぼれた言葉は「聞かなくても、準備はできるんですね」。その日の夜は、検索をせずに眠ったそうです。
※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。
医療者に聞く質問例
- 今の状態を、数字ではなく言葉で教えていただけますか。
- 今は余命の数字は聞かないでおきたいです。そのことを看護師さんにも伝えておいていただけますか。
- この先、生活や仕事で考えておくことがあれば、いつごろまでに考えればよいですか。
- 不安で眠れない日が続いています。心のつらさを相談できる外来やチームはありますか。
- つらくなったとき、診察日を待たずに連絡してよいのはどこですか。
とはいえ、不安を抱えたあなたに伝えたい2つのこと
① 気持ちのこと──不安を口にしても、弱くなるわけではありません
不安を言葉にすると、それが本当になってしまいそうで怖い、と感じる方がいます。けれど、話したからといって病気が進むことはありません。頭の中だけで回っていた数字が、外に出したとたんに「ただの数字」の大きさに戻っていくこともあります。知りたい気持ちも、知りたくない気持ちも、どちらもあなたの本当の気持ちです。どちらかに決めきれないまま電話をかけても、まったくかまいません。
② 実務のこと──数字の不安の奥にある「仕事とお金」は、制度の相談で軽くできる
余命の数字が頭から離れない理由をたどると、「仕事をいつまで続けられるか」「治療費がどこまで続くか」という暮らしの心配に行き着くことがあります。この部分は、数字を知らなくても、制度の側から見通しを立てられます。
会社員などで健康保険に入っている方が、業務外の病気の療養で仕事を休み、給与が出ないときは、条件を満たせば傷病手当金を受け取れます。支給期間は、支給を始めた日から通算して1年6か月です(国民健康保険には原則としてないため、加入先に確認してください)。医療費の自己負担が1か月の上限額を超えたときに超えた分が支給される高額療養費制度では、2026年8月から月の上限額が見直され、年間上限も新しく設けられました。上限額は年齢と所得区分で決まるため、あなたが加入している健康保険に確かめてください。
仕事の相談は、働き方にかかわらず、がん相談支援センターで受けられます。2026年度からは、治療と仕事の両立支援が事業主の努力義務にもなりました。数字の不安と、お金や仕事の不安を切り分けておくと、夜にひとりで考え込むことが一つ減ります。
今日できること
[gk_howto name=”今日できること” description=”不安を電話に持っていくための、今夜の3つの準備” heading=”none”][gk_step title=”最初の一言を1つ選ぶ”]この記事の3つの例文から、今の自分にいちばん近いものを1つ選び、スマホのメモに貼っておきます。[/gk_step][gk_step title=”かける時間を決める”]平日の日中にがん相談支援センターへかけるか、フォームで相談室からの折り返しの時間を指定するかを決めます。電話の横には、単語だけ書き留められる紙とペンを置いておきます。[/gk_step][gk_step title=”検索をやめる合図を作る”]数字を検索しそうになったら、その手でメモ帳を開き、気になったことを1行だけ書いて画面を閉じます。[/gk_step][/gk_howto]よくある質問
[gk_faq][gk_q q=”電話で「余命を聞くべきですか」と尋ねたら、答えてもらえますか?”]「聞くべき」「聞かないべき」を誰かに決めてもらうことはできません。決めるのはご本人です。そのかわり、聞いたら何をしたいのか、聞かずにいたいのはなぜかを一緒に言葉にしていくうちに、自分の中の答えが見えてくることがあります。決めきれないまま電話を終えてもかまいません。[/gk_q][gk_q q=”ネットで見た生存率の数字が、頭から離れません。”]生存率は、過去にがんと診断された大勢の人の経過から出した集団の数字で、あなた一人の先行きを示すものではありません。院内がん登録の閲覧システムも、これから治療を受ける人には当てはまらない可能性があると注意しています。数字の読み方に不安が残るときは、主治医か、がん相談支援センターで確かめてください。[/gk_q][gk_q q=”家族に知られずに電話できますか?”]がん相談支援センターやがん情報サービスサポートセンターは、名前を言わずに相談できます。がんと家族の相談室も、LINEは匿名で使え、フォームのお名前はニックネームでかまいません。折り返しのお電話はご希望の時間帯にかけるので、家族が家にいない時間を指定することもできます。[/gk_q][gk_q q=”病院のがん相談支援センターに不安を話したら、主治医に伝わりませんか?”]相談した内容が、同意なく担当医などに伝わることはありません。主治医にも知っておいてほしいと思ったときは、その気持ちを相談員に伝えて、どう伝えるかを相談してみてください。[/gk_q][gk_q q=”電話のあとも不安が消えなかったら、また電話してもいいですか?”]かまいません。不安は一度話しただけで消えるものではなく、診察の前後や夜に、波のように戻ってきます。日を改めて、そのときの気持ちを話してください。がん情報サービスサポートセンターは原則1日1回20分以内なので、続きは別の日にかけ直します。[/gk_q][gk_q q=”泣いてしまって、うまく話せなかったらどうしよう。”]泣いてしまっても大丈夫です。言葉がまとまるまで、黙っている時間があってもかまいません。声が出ないときは、「今、泣いてしまって」と言うだけでも伝わります。家族の前で我慢している涙なら、なおさら、ここで流していってください。[/gk_q][/gk_faq]次に読むなら
- [gk_link to=”post:how-long”]余命の数字は、どうやって出されているのですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:asking-doctor-prognosis”]余命を医師に聞く前に、決めておくことは何ですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:free-phone-help-public-private”]無料で相談できる電話窓口は、どう使い分ければいい?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:want-to-talk-about-my-cancer”]がんのことを誰かに話したいとき、最初の一言は?[/gk_link]
- [gk_link to=”page:for-patient”]ご本人がひとりで抱えないための入口は?[/gk_link]