家族として抱えている不安は、主治医に伝えてかまいません。家で見ている様子や家族の心配は、診察室の短い時間には映らない情報で、医療者がご本人のケアを考えるときの手がかりにもなります。切り出しは「心配なことがあります」の一言で足ります。この前置きがあるだけで、医師は大事な話が来ると受け取り、聞く準備を整えられます。
どこまで時間をとってもらえるかは、病院や外来の混み具合、医師によって違います。それでも、伝える順番と、先生の言葉の中身を確かめる問いを手元に持っておけば、一回の診察に一つずつ、心配を届けていけます。
診察室で「分かりました」としか言えなかった方へ
- 先生の「大丈夫ですよ」が、本当にそう思っての言葉なのか、励ましなのか分からない。
- 不安を口にしたら、面倒な家族、感情的な家族だと思われそうで、いつも「分かりました」で終わってしまう。
- 帰りのエレベーターに乗ったとたん、聞きたかったことが次々に浮かんでくる。
この記事で分かること
- 不安を「判断の材料」として伝える、前置き・場面・知りたいことの順番
- 「大丈夫ですよ」の中身を確かめる問いと、先生の本音に近づく3つの質問の形
- 診察の時間が足りないときに、看護師や相談窓口を頼る方法
- 家族自身のつらさを、医療者に伝えてよい理由
医師に本音を聞いたり、家族としての不安を伝えたりするには、どう切り出せばいいですか?
「心配なことがあります」と前置きし、気になっている場面を一つ、見たままの言葉で伝えてから、知りたいことを一言添えます。前置き・場面・知りたいことの3つがそろうと、医師は家族の不安を判断の材料として受け取れます。
前置きの役目は、話の種類を先に知らせることです。診察の終わりに不安を急に切り出すと、医師はそれが急ぎの相談なのか、気持ちの話なのか分からないまま答えることになります。最初に「心配なことがあります」と言えば、医師は時間の配分を考え直したり、看護師に同席を頼んだりと、聞く構えをつくれます。
場面は、評価ではなく見たままを伝えます。「最近、元気がないんです」より、「この一週間、夕食を半分残すようになりました」。「つらそうです」より、「夜中に二度、痛いと言って起きました」。回数や時間帯が入ると、医師は症状の変化として受け取りやすくなります。
最後に、知りたいことを一つだけ添えます。「これは様子を見ていていいことですか」「家族が気をつけることはありますか」。問いの形で終えると、医師は答えを返しやすくなり、話が心配のところで止まらず、次にどうするかへ進みます。
- 1前置き「心配なことがあります。一つ伺ってもいいですか」
- 2見たままの場面「この一週間、夜中に二度、痛いと言って起きました」
- 3知りたいこと「家族が様子を見ていていいことでしょうか」
- 4答えを書き留める先生の言葉をそのまま、日付と一緒にメモに残す
状況ごとの切り出し方を、短く5つ挙げます。そのまま使っても、言いやすい形に変えてもかまいません。
- 体の変化が気になるとき:「心配なことがあります。家での様子をお伝えしてもいいですか」
- 説明が腑に落ちなかったとき:「先ほどのお話で、家族として気になる点が一つあります」
- 本人の前では言いにくいとき:「家族として相談したいことがあるので、別に少しお時間をいただけますか」
- この先のことが不安なとき:「家族として、今のうちに準備しておくことを伺いたいです」
- 家族自身がつらいとき:「家族の私も、正直なところ不安でいっぱいです」
不安を伝える家族は、「感情的な家族」だと思われませんか?
見たままの様子と一緒に伝える不安は、感情をぶつけることとは違い、医療者にとってケアを考える材料になります。家族の心配も、緩和ケアが向き合う対象の一つです。あなたは「感情的な家族」ではなく、「様子を知らせてくれる家族」です。
「感情的な家族だと思われたくない」と、言葉を飲み込む方は少なくありません。けれども、不安を口にすること自体が、医療者の迷惑になるわけではありません。積もりに積もってから一度に伝えようとすると、伝えたい中身が気持ちの強さに隠れてしまうことがあります。小さいうちに、場面と一緒に伝えられた心配は、むしろ受け取りやすい情報です。
世界保健機関(WHO)の緩和ケアの定義(日本緩和医療学会による定訳)は、対象を「患者とその家族」とし、心理社会的な問題も早く見つけて対応するものとしています。国立がん研究センターのがん情報サービスも、家族が自分のつらさや困りごとを担当医や看護師に相談してかまわないと説明しています。家族の不安は、ケアの外側に置かれたものではありません。
それでも涙が出そうなときは、無理に止めなくてかまいません。「すみません、少し待ってください」と言えば、話はそこで途切れません。泣いたからといって、伝えた中身の重みが軽くなることはありません。
もし診察室で強い言い方をしてしまっても、取り返しはつきます。廊下で看護師に、あるいは次の診察の最初に、「先日は気持ちが先に出てしまいました。伝えたかったのは、夜の痛みのことです」と言い直せばよいのです。言い直しの一言があると、医師は怒りの奥にあった心配の中身を受け取れます。
気持ちだけが先に出た言い方
- 「なんでもっと早く言ってくれなかったんですか」
- 「本当に大丈夫なんですか」
- 「もう見ていられません」
場面と一緒に渡す言い方
- 「先週から食事の量が減っていて、気になっています」
- 「『大丈夫』というのは、どの点についてでしょうか」
- 「夜の痛がり方が変わってきて、家族として心配です」
先生の「大丈夫ですよ」は、本音なのでしょうか?
多くの場合、うそではありません。ただ、何についての「大丈夫」なのかが省かれていることがあります。「その大丈夫は、どの点についてですか」と中身を確かめると、先生の考えにぐっと近づけます。
「大丈夫ですよ」は、診察室でとても幅広い意味をもつ言葉です。今すぐ急いで手を打つ状態ではない、という意味のこともあれば、治療が予定どおり進んでいる、家族のしていることは間違っていない、という意味のこともあります。不安そうな家族を前にした、その場の励ましが混ざることもあるでしょう。どれも本当のことですが、受け取る側には区別がつきません。
そこで、言葉の中身を一つだけ確かめます。「その『大丈夫』は、今の体の状態についてですか。それとも、この先のことも含めてですか」。こう尋ねられると、医師は自分の言葉を分けて話しやすくなります。たとえば「今週の検査の値は落ち着いています。先のことは、次の画像を見てからお話しします」。返ってきた答えの前半が「今」、後半が「先」です。先生の本音は、この分け目に表れます。
ほかにも、短くて中身が省かれやすい言葉があります。確かめる一言を用意しておくと、聞き返すときの気まずさが減ります。
| 先生の言葉 | 考えられる中身(一例) | 確かめる一言 |
|---|---|---|
| 「大丈夫ですよ」 | 今すぐ急ぐ状態ではない/治療が予定どおり | 「どの点についての大丈夫でしょうか」 |
| 「順調です」 | 治療の予定や検査の値が見込みに沿っている | 「何をご覧になって順調と思われましたか」 |
| 「心配しすぎなくていいですよ」 | 家族のしていることは間違っていない | 「家族が気をつけて見ておくことはありますか」 |
| 「落ち着いていますね」 | 前回と比べて大きな変化がない | 「前回と比べて、変わったところはありますか」 |
先生の本音に近づくには、どんな質問の形がありますか?
答えの幅を尋ねる形、先生の気がかりを尋ねる形、家族への頼みを尋ねる形の3つが使いやすい問いです。どれも「はい・いいえ」で終わらないので、先生が自分の見立てを言葉にしやすくなります。
答えの幅を尋ねる──「うまくいった場合と、そうでない場合を教えてください」
見通しを一点で尋ねると、医師は言い切れずに言葉を濁しがちです。幅で尋ねると、話しやすくなります。「治療がよく効いた場合と、思ったように効かなかった場合、それぞれどんな経過が考えられますか」。両方を聞いておくと、家族はよいほうに希望を持ちながら、そうでないほうにも静かに備えられます。
先生の気がかりを尋ねる──「今、いちばん気にかけていることは何ですか」
医師が診察で何を見ているかは、家族の側からは見えません。「先生が今、いちばん気にかけていることは何ですか」と尋ねると、検査の値なのか、食事の量なのか、痛みなのか、医師の注意が向いている先が分かります。そこは、家族が家で見ておくとよいところでもあります。
家族への頼みを尋ねる──「家族に知っておいてほしいことはありますか」
医師の側にも、家族に伝えておきたいのに、切り出すきっかけがないことがあります。「家族として知っておいたほうがいいことや、頼みたいことはありますか」と水を向けると、医師が話す頃合いを探していたことが出てくる場合があります。家族の側に聞く用意があると分かるだけで、医師は言葉を選びやすくなります。
3つの形を、一度の診察で全部使う必要はありません。今日は一つ、次は別の一つ、と回数を分けるほうが、先生とのやりとりも落ち着いたものになります。どの形で尋ねても、先の見通しについては言い切らない答えが返ってくることがあります。それは隠しているからとは限らず、医師の側にも事情があります。その事情と、代わりに聞ける問いは[gk_link to=”post:doctor-wont-give-prognosis”]医師ががんの余命を教えてくれない理由[/gk_link]で取り上げています。
診察の時間が短くて、不安を伝える隙がないときは?
診察の最初に「心配なことが一つあります」と予告する、紙に書いて看護師に預ける、家族として話を聞く時間を別に頼む、といった方法があります。一回の診察に全部を詰め込まなくてかまいません。
診察が始まってから切り出そうとすると、医師の説明がひととおり終わる頃には、もう時間がありません。最初の一分のうちに「今日は家族として心配なことが一つあります」と伝えておけば、医師は説明の流れの中に、答える時間を入れやすくなります。
口で言う自信がなければ、紙に書いてもかまいません。場面と知りたいことを二行にまとめ、受付のあとに外来の看護師へ「先生に渡していただけますか」と預ければ、診察の前に目を通してもらえることがあります。入院中なら、面会のときに病棟の看護師へ伝えておくと、医師と話す時間を調整してもらえる場合もあります。
それでも足りないときは、家族として説明を聞く時間を別にお願いする方法があります。看護師に「家族として先生のお話を伺う時間をいただけますか」と頼んでください。病院の中で誰に何を頼めるかは、[gk_link to=”post:consulting-nurse-social-worker”]医師以外に聞ける相手と聞けること[/gk_link]にまとめています。
- 1前の晩場面と知りたいことを、紙に二行で書いておく
- 2受付のあと外来の看護師に「先生に渡してください」と預ける
- 3診察の最初「家族として心配なことが一つあります」と予告する
- 4診察の終わり分からなかった言葉を聞き直し、そのまま書き留める
- 5帰り道言えなかったことは、看護師や相談窓口に回す
本人の前で、家族の不安を口にしてもいいですか?
ご本人を責める響きにならない形なら、同じ場で伝えてかまいません。ご本人に聞かせたくない心配は、了解を得たうえで別の時間に伝えます。家族も心配していると知ることが、ご本人の支えになる場合もあります。
家族の心配を本人の前で口にすると、本人が「自分のせいで」と感じてしまうのでは、と迷う方は多いと思います。たとえば食事が減っているという心配は、「最近、食べにくそうにしているので、何か工夫があれば教えてください」と言えば、本人を責める響きにはなりません。主語を本人の欠点ではなく、家族の気がかりに置くのがこつです。
一方で、先の見通しについての不安は、本人がどこまで知りたいかによって扱いが変わります。診察の前に「先生に、家族として心配なことを話してもいい?」と一言確かめておけば、本人の意向とぶつからずに済みます。別の時間に伝えるときの頼み方は、[gk_link to=”post:family-asking-doctor-privately”]本人の前で聞けない家族へ[/gk_link]でくわしく紹介しています。
家族自身がつらいことも、医師や看護師に話していいのですか?
話していいのです。がん情報サービスは、家族が自分のつらさや困りごとを担当医や看護師に相談してかまわないこと、相談しにくいときは看護師やがん相談支援センターを頼れることを説明しています。
家族は、本人の体調に気を配りながら、仕事や家のことも回し続けなければなりません。がん情報サービスは、家族は「本人はもっとつらいのだから」と気持ちを我慢しがちで、そのため「ご家族は、『第二の患者』ともいわれます」と説明しています。眠れない、食欲がない、仕事が手につかない。そうした家族自身の変化も、伝えてよい心配の一つです。看病する側が自分を守る方法は、[gk_link to=”post:family-caregiver-exhausted-second-patient”]がん患者の家族が自分を守る3つの方法[/gk_link]でも取り上げています。
伝えるときは、「家族の私も眠れない日が続いていて、どこに相談すればいいか教えてください」と、行き先を尋ねる形にすると話が進みます。主治医はご本人の担当なので、家族自身の体の不調は家族のかかりつけ医へ、気持ちの相談はがん相談支援センターへ、と行き先を教えてもらえることがあります。がん相談支援センターは全国のがん診療連携拠点病院などにあり、家族だけでも、その病院に通っていなくても、無料・匿名で使えます。
眠れない日が続いて、気持ちが沈んでいくときは、こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)も使えます。かけた地域の公的な相談窓口につながり、受付の曜日や時間は地域によって違い、通話料がかかります。夜中にどうしても誰かと話したいときは、24時間・無料のよりそいホットライン(0120-279-338)があります。がんに特化した窓口ではないものの、看病で張りつめた気持ちを、夜のうちに声にして出せる先です。
「分かりました」で診察を終えていた妻は、どう伝えた?
説明のための例(実在の方の体験談ではありません)
1. 相談のあとに変わったこと
相談のあと最初の外来で、妻は診察が始まってすぐに「家族として心配なことが一つあります」と言いました。続けて、メモを見ながら「この一週間で、夜中に痛いと言って起きた日が4日ありました。起きるのは午前2時ごろです」と伝えました。医師は画面に書き込みながら、痛み止めの飲み方を見直す話を始め、「次からも、こういうことを教えてください」と言ったそうです。診察のあとには外来の看護師が声をかけてくれて、家での痛みの記録のつけ方を10分ほど一緒に確かめました。「言ってよかったんだと、初めて思えた」と妻は話しています。
2. 相談を考えた背景
夫は治療を始めて1年ほどたち、月に2回の通院を続けていました。妻は毎回付き添っていましたが、診察室では夫が「変わりありません」と答え、医師が「大丈夫ですよ」と返して、5分ほどで終わるのが常でした。
3. 相談する前に困っていたこと
家では、夫が夜中に痛がる日が増えていました。妻はそのたびに背中をさすりながら、「先生に言わなくていいのだろうか」と考えていました。けれど、夫が「変わりない」と言った直後に口を挟むのは、夫の言葉を否定するようで気が引けました。夜に「医師 家族 不安 伝え方」と検索しても、出てくるのは心構えの話ばかりで、自分の場合に何をどう言えばいいのかは分かりませんでした。
4. ここを選んだ理由・決め手
病院のがん相談支援センターも考えましたが、平日の昼は付き添いと家事で手が離せず、電話をかける時間がとれませんでした。ある夜、がんと家族の相談室のフォームに「夫の痛みのことを、先生にどう伝えればいいか分からない」と書いて送りました。ニックネームで送れたことと、折り返しの時間を自分で選べたことが決め手でした。
5. 相談で話したこと・その後
希望した翌日の午前に、担当から電話がありました。担当は、夫の痛みが何によるものかについては何も判断せず、妻が見てきた場面を一つずつ聞き取りました。そのうえで、前置き・場面・知りたいことの順に、診察で使う一言を一緒に組み立て、メモにして送りました。妻がいちばん迷ったのは、夫の前で言ってよいかどうかでした。電話のあと、夫に「先生に、夜の痛みのことを話してもいい?」と聞くと、夫は少し黙ってから「頼む」と答えたそうです。
※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。
医師・看護師に聞く質問例
- 家族として心配なことが一つあります。家での様子をお伝えしてもいいですか。
- 先ほどの「大丈夫」は、今の状態についてでしょうか、この先のことも含めてでしょうか。
- 先生が今、いちばん気にかけていることは何ですか。
- 治療がよく効いた場合と、そうでない場合、それぞれどんな経過が考えられますか。
- 家族に知っておいてほしいことや、家で見ておいてほしいことはありますか。
- 家族の私も眠れない日が続いています。相談できる窓口を教えていただけますか。
とはいえ、言えなかった日の自分を責めないでほしい2つのこと
① 気持ちのこと──「分かりました」で終わった日も、そばにいた意味は消えません
診察室で何も言えなかった帰り道、自分の不甲斐なさに落ち込む方がいます。けれども、言えなかったのは、ご本人の言葉や医師の時間を大事にしようとしたからでもあります。隣に座って同じ説明を聞いていたこと自体が、ご本人にとっては支えです。言えなかった心配は消えたわけではなく、次の診察でも、看護師を通してでも、紙に書いてでも届けられます。言えなかった日の悔しさは、次に伝えるときの言葉を選ぶ力になります。
② 実務のこと──家での様子を、日付と場面で書き残しておく
不安を情報として伝えるには、ふだんから家での様子を短く残しておくと助かります。食事の量、眠り、痛がる時間帯、気になったひと言。これを日付と一緒に一行ずつ書いておけば、診察の前に読み返すだけで、伝えたい場面が手元にそろいます。記録する家族と付き添う家族が違うなら、記録をスマホで共有し、付き添う人が前の晩に目を通す、と流れを決めておくと、誰が付き添っても同じ情報を先生に渡せます。
今日できること
[gk_howto name=”今日できること” description=”次の診察で一言伝えるために、今夜から明日にできる3つのこと” heading=”none”][gk_step title=”心配を二行にする”]一行目に見たままの場面、二行目に知りたいことを書きます。「この一週間、夕食を半分残す」「家族が気をつけることはあるか」のように、短くてかまいません。[/gk_step][gk_step title=”確かめたい言葉を一つ選ぶ”]先生の「大丈夫」「順調」など、中身が分からないままの言葉を一つ選び、確かめる一言を横に書いておきます。[/gk_step][gk_step title=”渡し方を決める”]診察の最初に口で言うか、受付のあとに看護師へ紙を預けるかを決めます。言葉を一緒に整えたいときは、フォームからひとこと送ってください。[/gk_step][/gk_howto]よくある質問
[gk_faq][gk_q q=”同じ心配を何度も伝えたら、しつこいと思われませんか?”]同じ心配が続いているなら、それ自体が大事な情報です。前回と比べて変わったところがあれば「先週より回数が増えました」、変わらなければ「前にお伝えしたことが、まだ続いています」と、前回との違いを添えて伝えると、医師は経過として受け取れます。[/gk_q][gk_q q=”先生の前で泣いてしまいそうで、話す自信がありません。”]泣いてしまってもかまいません。「すみません、少し待ってください」と言えば、話は途切れません。言葉にならないときのために、伝えたいことを紙に二行書いて持っていくと、泣きながらでも手渡せます。涙が出るのは、それだけ心配しているからで、恥ずかしいことではありません。[/gk_q][gk_q q=”本人から「先生に余計なことを言わないで」と言われています。”]まずは本人の気持ちを尊重してください。そのうえで、本人が何を「余計」と感じているのかを聞いてみると、話してよいことと控えたいことの境目が見えてきます。体の急な変化のように、本人の安全に関わることは別です。その線引きを、落ち着いているときに本人と話しておくと安心です。[/gk_q][gk_q q=”医師に聞きにくいことは、看護師に聞いてもいいですか?”]かまいません。看護師は日々の様子をよく見ていて、医師に伝えるかどうか迷う心配の相談相手にもなります。看護師に話した内容は、治療に必要なら医師と共有されることがあるので、先生には伝えないでほしいことがあれば、その場で一言添えて、どう扱われるかを確かめてください。[/gk_q][gk_q q=”診察の日ではないときに、不安を電話で伝えてもいいですか?”]体調の急な変化は、通っている病院の連絡先や病棟、訪問看護に電話してください。命に関わると感じたときは119番です。急ぎではない心配は、次の診察まで書き留めておくか、がん相談支援センターで伝え方を相談する方法もあります。[/gk_q][gk_q q=”家族の不安を、病院の外で聞いてもらえる窓口はありますか?”]がん相談支援センターは、家族だけでも、その病院に通っていなくても無料・匿名で使えます。がんと家族の相談室は、電話・LINE・フォームで受け付けていて、平日9時〜18時は担当が直接電話に出ます。時間外にかけた電話は自動音声がお預かりし、翌朝9時までに担当からかけ直します。[/gk_q][gk_q q=”先生に「ご家族は心配しすぎですよ」と言われてしまいました。”]医師としては、今すぐ急ぐ状態ではない、と伝えたかったのかもしれません。それでも気持ちが沈んだなら、「家族として、どんなことなら気にかけて見ていればいいですか」と、見ておく範囲を尋ね直してみてください。心配の置き場所が決まると、言われた言葉の重さも変わります。言われたときの気持ちは、看護師やがん相談支援センターに話してかまいません。[/gk_q][/gk_faq]次に読むなら
- [gk_link to=”post:ask-doctor”]次の診察で聞くことを、3つに絞るには?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:family-questions-for-doctor”]家族の立場で、医師に聞いておくことは何ですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:consulting-nurse-social-worker”]看護師や医療ソーシャルワーカーには、何を相談できますか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:family-asking-doctor-privately”]本人の前で聞けないことは、どう頼めばいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:family-caregiver-exhausted-second-patient”]看病する家族が、自分を守るにはどうすればいい?[/gk_link]
- [gk_link to=”page:for-family”]ご家族が使える相談の入口は、どこにありますか?[/gk_link]