夕食の片づけを終えて、老眼鏡をかけ、スマートフォンで求人を探す。気になる求人を開いて条件の欄を読み進めると、「〜59歳」「定年60歳」の文字。指が止まり、そっと画面を閉じる。60歳を過ぎて、看護師として働ける場所はまだあるのだろうか。そんな心細さを抱えている方もいるかもしれません。
先にお伝えすると、60代でも応募できる求人はあります。看護の現場では、60代以降も働き続ける人はめずらしくありません。たとえば令和6年末の時点で、准看護師では65歳以上が19.0%と、年齢階級別にみていちばん多くなっています[1]。資格と経験を生かして、年齢を重ねても働く人は、現場では身近な存在です。
ただ、どの求人でも同じように応募できるわけではありません。年齢より経験を重く見る仕事を選ぶこと。体力に合わせて、働き方を組み合わせること。この2つを押さえると、60代の求人探しはずっと進めやすくなります。
ここでは、60代で応募しやすい求人の種類と、求人票の「年齢」の読み方、体力に合わせた選び方を順に整理します。自宅で働く在宅の仕事についても、応募の条件の例を交えて紹介します。
60代の看護師でも応募できる求人はある?
あります。60代の看護師が応募しやすいのは、年齢よりも経験を重く見る仕事です。具体的には、健診やワクチン接種などの単発の仕事、介護施設、訪問看護、クリニックの外来のパート、そして自宅で働く電話健康相談や夜間オンコール代行が候補になります。
これらの仕事に共通するのは、長い臨床経験がそのまま役に立つことです。採血や問診に慣れている、急変に落ち着いて対応できる、患者さんや家族にわかりやすく説明できる。60代の看護師が持っているこうした力は、すぐに現場を任せられる人を求める職場にとって、心強いものです。
| 仕事 | 働く時間 | 体の負担 | 自宅で働く | 生きる経験 |
|---|---|---|---|---|
| 健診・ワクチン接種の単発 | 日中・1日単位 | 中(立ち仕事) | ×なし | 採血・問診 |
| 介護施設 | 日中が中心 | 中(移動が多い) | ×なし | 急変時の判断 |
| 訪問看護 | 日中+当番 | 大(運転・移動) | ×なし | 一人で判断する力 |
| クリニックの外来(パート) | 日中 | 中(立ち仕事) | ×なし | 外来の経験 |
| 在宅の電話健康相談 | 日中・夜間 | 小(座り仕事) | ◯あり | 説明する力 |
| 在宅の夜間オンコール代行 | 夕方〜夜間 | 小(夜は起きている) | ◯あり | 臨床経験の年数 |
編集部まとめ
表の「体の負担」は、仕事の中身から考えた目安です。同じ仕事でも、職場や担当する人数によって大きく変わります。また、表の「自宅で働く」は、このサイトでいう在宅勤務のことです。訪問看護は利用者の家を訪ねる仕事で、自宅で働く仕事とは別のものです。
60代の働き方を年代の流れの中で考えたい方は、40代・50代からの看護師の在宅ワークもあわせてご覧ください。経験を強みに変える考え方を、年代ごとに整理しています。
60代で応募しやすい仕事には、どんな種類がある?
健診・ワクチン接種などの単発の仕事
1日単位で働ける仕事です。健診では採血や血圧の測定、問診などを、ワクチン接種では予診の補助や接種後の観察などを担います。働く日を自分で選べるので、体力や家の予定に合わせやすいのが利点です。
一方で、会場が日によって変わったり、集合の時刻が早かったりすることがあります。立ったまま採血を続ける時間も長くなりがちです。最初は月に2〜4日など、少ない日数から始めると無理がありません。
単発の仕事に申し込む前には、集合の時刻と場所、交通費が出るか、担当する業務(採血・問診・受付の誘導など)、持ち物を確かめておきましょう。とくに「担当する業務」は、同じ健診の仕事でも日によって変わることがあります。久しぶりの採血に不安があるなら、申し込みの段階でそう伝えておくと、問診などから任せてもらえることもあります。
介護施設
特別養護老人ホームや有料老人ホーム、デイサービスなどで、利用者の健康管理や服薬の管理、急変時の対応を担います。令和6年末の時点で、就業している看護師のうち介護保険施設等で働く人は7.9%(107,984人)です[1]。日勤が中心の求人もありますが、施設によっては夜間のオンコール当番があるので、応募の前に確かめましょう。
同じ介護施設でも、働き方はかなり違います。利用者が泊まる施設では夜間の体制が気になりますが、日中に利用者が通うデイサービスは、夜の勤務がない働き方を選びやすい場所の1つです。入浴の介助や送迎の付き添いなど、看護以外の仕事をどこまで担うかも、施設ごとに確かめておきたい点です。
訪問看護
利用者の家を訪ねて看護をする仕事で、一人で判断する場面が多いぶん、経験の長さが生きます。全国の訪問看護ステーションは、令和7年4月1日現在で稼働18,754か所と、前年から1,425か所増えていました[2]。ただし、車や自転車での移動があり、夜間や休日の呼び出しに応じる当番を求められることもあります。体を動かす負担は、ここで挙げる中では大きいほうです。
在宅の電話健康相談・夜間オンコール代行
自宅で電話を受ける仕事です。電話健康相談では、体調や受診の目安についての相談に応じます。介護施設向けの夜間オンコール代行は、ある会社の採用ページでは、契約している介護施設から夜間にかかってくる急変や体調不良などの電話を看護師が自宅で受け、緊急性を判断して指示を出し、電話と並行してパソコンで報告書を作る仕事と説明されています[3]。
座ってできるので体を動かす負担は小さい反面、一人で判断する重さと、パソコンやスマートフォンの操作が求められます。応募の条件の例は、このあとの「在宅の電話相談やオンコールに応募するときの条件は?」でくわしく紹介します。
出典:厚生労働省「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」[1]
令和6年末の時点で、病院で働く看護師は65.7%です。100%から引くと、残りの3割あまりは病院以外の場所で働いている計算になります[1]。長く勤めた病院を離れても、看護師が働く場所は思っているより広いものです。
求人票の「年齢」の書き方は、どう読めばいい?
求人票の年齢にかかわる書き方は、いくつかの型に分けられます。言葉どおりに受け取って応募をあきらめる前に、何を確かめればよいかを押さえておきましょう。
| 書き方の例 | 読み方の例 | 確かめること |
|---|---|---|
| 年齢不問 | 年齢で応募を断らない | 体力や夜勤の条件 |
| 60代も活躍中 | 60代の職員が働いている | 何歳まで働けるか |
| 定年60歳 | 正職員は60歳までの職場 | パートや嘱託の採用 |
| 〜59歳 | この求人は60代が対象外 | 同じ職場のほかの募集 |
| 経験者優遇 | 経験の長さを重く見る | 必要な経験の年数 |
| 体力に自信のある方 | 体を使う場面が多い | 1日の仕事の流れ |
編集部まとめ
そもそも、雇われて働く人の募集・採用では、年齢を理由に応募を制限することは法律で原則として禁止されています。例外には、定年の年齢を下回ることを条件にする場合や、60歳以上の人の雇用の促進を目的とする場合などがあります[4]。「〜59歳」は定年に合わせた例外にあたる場合があり、「60歳以上の方」と書かれた求人は、60代にとってはむしろ応募しやすい合図です。
「定年60歳」と書かれた職場でも、60代をパートや嘱託で採用していることがあります。気になる職場があれば、「60代でも応募できる募集はありますか」と、メールか電話で1行だけ聞いてみてください。応募の前に問い合わせることは、まったく失礼ではありません。
反対に、「年齢不問」と書かれていても、夜勤や長い立ち仕事が前提になっていて、実際には体力的に難しい求人もあります。年齢の欄だけでなく、勤務時間と仕事内容の欄もあわせて読むと、入ってからの「こんなはずでは」を防げます。
年齢が書かれていない求人もあります。その場合も、迷ったら同じように問い合わせるのが確実です。年齢の書き方について疑問を感じたときは、ハローワークの窓口でも相談できます。ハローワークで在宅の求人を探す方法は、ハローワークで看護師の在宅求人は探せる?にまとめました。
体力に合わせて、どう選べばいい?
60代の仕事選びでは、「どの仕事ができるか」より「どの負担なら続けられるか」から考えるほうが、あとで無理がありません。負担には、体を動かす負担、夜に起きている負担、一人で判断する負担の3つがあります。
体を動かす負担が小さい在宅の仕事は、そのぶん一人で判断する負担が大きくなります。介護施設や訪問看護は、体を動かす負担と判断の負担の両方があります。単発の健診は、判断の負担は比較的小さいものの、立ち仕事が続きます。どれかが軽ければ、別の何かが重くなる。そう考えて、いちばん避けたい負担から外していくと、選びやすくなります。
立ったり歩いたりする仕事を1日6時間続けても、翌日に疲れが残りませんか?
健診の単発や介護施設の日勤も候補になります。
座ってできる在宅の仕事や、短時間の単発から考えましょう。
夜の時間帯に起きて、電話を受けられますか?
夜間オンコール代行も候補です。夕方から夜のはじめの短いシフトから考えます。
日中だけの仕事に絞りましょう。
パソコンやスマートフォンで、文字の入力やビデオ通話ができますか?
在宅の仕事にも応募しやすくなります。
対面の仕事を中心にし、在宅の仕事は操作を練習してから加えましょう。
60代の働き方でとくに考えてみてほしいのが、2種類の仕事を組み合わせる方法です。たとえば、人と会う単発の健診を月に数日、自宅で働く仕事を週に2日。体を動かす日と座って働く日を分けると、疲れがたまりにくくなり、収入も1か所に頼らずにすみます。働く日数と収入、年金の考え方は、60代の看護師に合う働き方でくわしく扱っています。
在宅の電話相談やオンコールに応募するときの条件は?
自宅で働く仕事は、通勤がなく座ってできるので、60代にとって心強い選択肢です。ただし、応募の条件や働く環境の条件が細かく決まっていることがあるので、先に確かめておきましょう。
資格と経験の条件の例として、介護施設向けの夜間オンコールの求人では、正看護師の資格と看護師の実務経験丸5年以上が必要とされていました[3]。自宅からのフルリモート勤務で、時給は1,600円〜2,700円(独自のラダー制度で変動し、時間外手当・深夜手当を含む)です(2026年10月8日に確認した求人の例)[3]。准看護師は応募できない求人もあるので、応募資格の欄は最初に読みましょう。准看護師の在宅の仕事の探し方は、准看護師でもできる在宅ワークはある?で紹介しています。
働く時間と研修の条件も見ておきます。同じ求人では、夜間のシフトが17:00〜22:00、22:00〜翌3:00、翌3:00〜7:00などに分かれていて、休憩はありません[3]。待機を始めてから1〜2か月は、19:00〜22:00のシフトが必須です。研修は平日10:00〜15:00の参加が必須で、スマートフォンとWi-Fiなどのネット環境も必要とされていました[3]。夕方から夜のはじめのシフトを選べれば、生活のリズムを大きく崩さずに働ける可能性があります。
電話健康相談の仕事にも、日中の勤務と夜の勤務があります。ある電話健康相談の求人では、日勤が9:00〜17:00、夜勤が22:00〜翌9:00(実働10時間)とされていました。ただし、この例は自宅ではなく、コールセンターに出社して働く求人です[5]。在宅の求人に応募するときも、日中だけのシフトを選べるかどうかを、応募の前に確かめておきましょう。
チェックした数:
自宅の環境に条件がつく求人もあります。オンラインで面談をする仕事の求人では、パソコンは会社から貸与される一方、自宅のネット環境は自分で整える(ポケットWi-Fiは不可)とされていました。第三者のいない個室で面談することも、条件の1つでした[6]。パソコンやネット環境に不安があるときは、在宅ワークに必要なパソコンとネット環境のセルフチェックで、いまの状態を確かめてみてください。
60代の求人は、どこで探せばいい?
60代の求人は、1か所にまとまって載っているわけではありません。看護師向けの求人サイトのほか、ハローワーク、都道府県のナースセンター、知人の紹介、企業の採用ページなど、いくつかの場所を組み合わせて探すことになります。
都道府県ナースセンターは、無料の職業紹介のほか、研修や情報提供、相談を行っています[7]。ハローワークやナースセンターのような公的な窓口は、相談員と話しながら探せるのが心強いところです。「週3日、日中だけ」「立ち仕事は半日まで」のように、体力に合わせた条件をそのまま伝えて、一緒に求人を探してもらえます。
単発の健診やワクチン接種の仕事は、看護師向けの求人サイトで「単発」「スポット」などの言葉と組み合わせて探すと見つけやすくなります。在宅の仕事は、企業が自社の採用ページで募集していることもあるため、当サイトの看護師を在宅で雇う企業の比較のように、企業を同じ項目で並べたページも役に立ちます。
もう1つ心強いのが、長く働いてきた人のつながりです。かつての同僚や上司が、介護施設や訪問看護ステーション、健診の会社で働いていることもあります。「定年後も少し働きたい」と口に出しておくだけで、声がかかることがあります。
60代で応募するとき、面接では何を聞かれる?
60代の応募では、経験そのものより「これからどう働けるか」を確かめる質問が多くなりがちです。聞かれそうなことを先に知っておくと、落ち着いて答えられます。
| 聞かれることがある質問 | 答え方の例 |
|---|---|
| 何歳まで働くつもりですか | 体調を見ながら、まずは2〜3年続けたいです |
| 体力面は大丈夫ですか | 週3日・1日6時間なら無理なく働けます |
| 新しい機器や記録に慣れられますか | 前の職場で電子カルテの切り替えを経験しました |
| 年下の職員の指示で動けますか | この職場のやり方に合わせて動きます |
| 夜間や休日の当番はできますか | 月2回までならお受けできます |
編集部まとめ
答えるときのこつは、できることとできないことを、数字で正直に伝えることです。「体力には自信があります」とだけ言うより、「週3日、1日6時間なら無理なく働けます」と言うほうが、職場は勤務の組み方を考えやすくなります。できないことを先に伝えておけば、入ってからの無理も防げます。
年下の上司や先輩と働く場面について聞かれることもあります。長い経験があるからこそ、「この職場のやり方を教えてください」という姿勢を言葉にしておくと、相手は安心します。在宅の仕事の面接で聞かれやすいことは、看護師の面接でよく聞かれる質問にまとめています。
モデルケース:単発の健診と在宅の電話相談を組み合わせたNさん
モデルケース(架空の例)
定年後、単発の健診と在宅の電話相談で週3日。通勤するのは月4日だけに
- 約20日4日通勤する日(月)
- 4日1日夕方に横になって休む日(週)
- 0日2日孫の保育園のお迎え(週)
このモデルケースは、在宅ワークを考える看護師が抱えやすい状況を想定して、編集部が作成した架空の例です。実在の人物・団体とは関係ありません。数字は説明のための例で、同じ結果になることを約束するものではありません。
成果
Nさんは定年で病院を退職したあと、単発の健診の仕事と、自宅で働く電話健康相談のパートを組み合わせて、週3日働いています。通勤するのは健診のある月4日だけで、そのほかに週2日、自宅で電話を受けています。
Nさん:会場で人に会う日と、家で電話を受ける日。両方あるから、どちらの日も新鮮なんです。
背景
Nさんは内科病棟と外来で38年働いてきました。60歳の定年を前に再雇用の案内を受けましたが、週5日の外来をそのまま続けることには、体力の面で不安がありました。それでも、看護の仕事から離れる気持ちにはなれませんでした。
困っていたこと
求人サイトで探すと「〜59歳」の文字が目につき、応募できる求人がないように感じていました。在宅の仕事にも興味はありましたが、パソコンに自信がなく、夜は早く眠くなるので、夜間の仕事は避けたいと考えていました。
選んだ理由
健診の単発なら、採血に慣れた経験がそのまま生き、働く日を自分で選べます。日中の電話健康相談なら、外来で患者さんに説明してきた力が生き、座って働けます。体を動かす日と座って働く日を分けられる点が、Nさんの決め手になりました。
Nさん:外来で毎日していた説明が、電話の向こうでも役に立つ。それがわかって、もう少し続けてみようと思えました。
始め方と工夫
パソコンの操作は娘に教わり、文字の入力とビデオ通話を週に2回練習してから応募しました。健診の前日は早めに休み、電話相談は午前中のシフトを選んでいます。夫は「無理のない範囲で続けたらいい」と、健診の日の夕食づくりを引き受けてくれました。
Nさんの例の要は、1つの仕事ですべてをまかなおうとしなかったことです。体を動かす仕事と座ってできる仕事を分けたことで、どちらの負担も小さく保てています。
気をつけたいこと:60代の求人選びで無理をしないために
60代の求人探しには、正直にお伝えしておきたい難しさもあります。
まず、年齢を理由に採用が見送られることはあります。経験を重く見る仕事でも、職場の事情によって、長く働ける人を優先する場合があるからです。1つの結果で自分の価値を決めず、応募先を2〜3か所並べて進めましょう。
次に、収入の安定です。単発の仕事は、働く日によって収入が変わります。また、働く時間が長くなると、社会保険に加入することもあります。短時間で働く人の社会保険の加入の範囲は段階的に広がり、最終的には、週20時間以上働けば勤め先の企業規模にかかわらず加入するようになります[8]。年金との関係も含めて、ご自身の場合の扱いは年金事務所で確かめてください。
そして、体調です。持病がある方や、最近疲れが抜けにくいと感じる方は、仕事を選ぶ前にかかりつけの医師に相談しておくと安心です。在宅の仕事を何歳まで続けられるかは、看護師の在宅ワークは何歳まで続けられる?で、年齢より大事な条件を整理しています。
よいところ
- 体を動かす日と座って働く日を分けられる
- 1つの職場に収入を頼らずにすむ
- 人と会う日があり、在宅の孤独を感じにくい
気をつけたいところ
- 予定の管理が複雑になる
- 単発の仕事は、月によって収入が変わる
- 働く時間しだいで、社会保険や税金の扱いが変わる
今日からできること
いきなり応募しなくても大丈夫です。まずは自分の条件を書き出し、候補を2種類に絞るところから始めましょう。
- 1働ける日数と時間帯を決める
週に何日、何時から何時までなら無理がないかを書き出します。
- 2経験を3行にまとめる
長くいた部署、得意な処置、指導した経験を短く書きます。
- 3避けたい負担を1つ決める
立ち仕事、夜の時間帯、一人での判断のうち、いちばん避けたいものを決めます。
- 4仕事を2種類に絞る
対面の仕事と在宅の仕事から1つずつ選ぶと、比べやすくなります。
- 5迷う求人は問い合わせる
「60代でも応募できますか」と1行で聞き、返事を見て決めます。
経験を3行にまとめておくと、問い合わせのメールや応募書類にもそのまま使えます。「内科外来15年、採血と検査説明が得意、新人の指導を5年担当」のように、数字を入れて短く書くのがこつです。
よくある質問
60代でも正職員の求人に応募できますか?
求人によります。定年の年齢を超えている場合は、パートや嘱託など、別の雇用の形での採用になることがあります。求人票の「定年」の欄と雇用の形を確かめ、迷ったら応募の前に問い合わせましょう。
65歳を過ぎても、在宅の仕事に応募できますか?
年齢の上限は求人によって違います。確かめた在宅の求人の例では、資格と経験の年数、研修への参加、スマートフォンとネット環境が条件として示されていました[3]。長く続けるための条件は看護師の在宅ワークは何歳まで続けられる?にまとめています。
ブランクがあっても応募できますか?
応募できる求人はあります。ただ、最近の臨床経験を求める求人もあるので、まずは単発の健診などで感覚を取り戻すのも1つの方法です。ブランクの長さ別の考え方はブランクがある看護師でも在宅ワークはできる?をご覧ください。
准看護師でも、60代で応募できる仕事はありますか?
年金を受け取りながら働くと、年金は減りますか?
減る場合があります。厚生年金に加入して働きながら老齢厚生年金を受け取る人などは、年金の基本月額と総報酬月額相当額の合計が支給停止調整額(2026年4月以降は65万円)を超えると、年金の月額が調整されます[9]。ご自身の場合にどうなるかは、年金事務所で確かめるのが確実です。計算の例は60代の看護師に合う働き方で紹介しています。
60代から在宅の仕事を始めても、研修についていけますか?
研修では、仕事の手順やシステムの操作を一から教わるのが一般的です。ただ、平日の日中に研修への参加が必須とされた例もあるので[3]、日程を空けられるかを先に確かめましょう。応募の前に、文字の入力とビデオ通話だけでも練習しておくと、研修の内容に集中しやすくなります。
パソコンが苦手でも在宅の仕事はできますか?
電話の仕事でも、電話と並行してパソコンで報告書を作る仕事があります[3]。苦手なままでいい作業と、練習が必要な作業を分けて考えると、準備の順番が見えてきます。パソコンが苦手な看護師でもできる仕事も参考にしてください。
まとめ
60代の看護師でも、応募できる求人はあります。健診やワクチン接種の単発、介護施設、訪問看護、クリニックのパート、そして自宅で働く電話健康相談や夜間オンコール代行など、年齢より経験を重く見る仕事が候補です。
- 年齢の書き方は言葉どおりに受け取らず、迷ったら問い合わせる
- 体を動かす負担・夜の負担・判断の負担のうち、避けたいものから外す
- 対面の仕事と在宅の仕事を組み合わせると、疲れも収入も分散できる
60代からの仕事選びで迷ったら、ひとりで決めなくて大丈夫です。LINEでも、下のフォームからでも、気軽に相談してください。