面接の終わりに、画面の向こうの担当者が言います。「最後に、何かご質問はありますか」。頭が真っ白になって、「いえ、特にありません」。通話を切ってから、研修は出社なのか、パソコンは貸してもらえるのか、聞きたかったことが次々に浮かんでくる。
逆質問は、面接の中で、こちらから相手を確かめられる数少ない時間です。とくに在宅の仕事は、求人票の「在宅勤務」という一言の中に、研修の出社や機器の負担、困ったときの相談先など、働き始めてからの毎日を左右することが詰まっています。
お金や休みのことを聞いたら、印象が悪くなるのでは。そう心配する方もいるでしょう。けれど、聞き方を工夫すれば、条件を確かめることは、長く働くための準備として伝わります。
ここでは、在宅の仕事の面接で聞いておきたい逆質問を、テーマ別に、そのまま使える言い回しと一緒にまとめました。
看護師の面接では、どんな逆質問をすればいい?
逆質問では、求人票だけではわからない「働き始めてからの実際」を聞きます。在宅の仕事なら、研修、出社の有無、機器と費用、相談の体制、シフト、評価、契約の更新の7つのテーマから、自分にとって大事なものを2〜3問選ぶのが基本です。
| テーマ | 確かめたいこと | 聞き方の例 |
|---|---|---|
| 研修 | 期間・形・時間帯 | 研修は何日間で、オンラインですか |
| 出社 | 研修のあとも出社があるか | 研修後に出社する日はありますか |
| 機器と費用 | 貸与の範囲、通信費の扱い | 貸与の機器と、自分で用意するものは |
| 相談の体制 | 迷ったときに誰に聞くか | 判断に迷うとき、どなたに相談しますか |
| シフト | 決め方、急な休み | シフトはいつまでに、どう決まりますか |
| 評価 | 時給が変わる仕組み | 評価と時給の見直しはどう行いますか |
| 契約の更新 | 期間と更新の判断 | 契約の期間と、更新の流れは |
編集部まとめ
7つすべてを聞く必要はありません。求人票に書いてあることは聞かず、書かれていないことの中から、自分の生活にいちばん響くものを選びます。小さな子どもがいて出社が難しい人なら研修と出社、一人で判断することが不安な人なら相談の体制というように、優先する順番は人によって違います。
逆質問は、こちらが確かめる時間であると同時に、相手にとっては、仕事の中身をどこまで考えてきたかがわかる時間でもあります。研修や相談の体制を具体的に聞く人は、働き始めたあとの自分の姿を思い描いている人だと伝わります。
在宅の求人では、「在宅勤務」「リモート可」と書かれていても、どこまで自宅で働けるかは求人ごとに違います。言葉の読み方は、完全在宅と一部在宅の違いで整理しています。逆質問は、その違いを最後に確かめる場でもあります。
逆質問は何問?どう選んで、どう聞く?
面接の時間には限りがあるので、実際に聞くのは2〜3問が目安です。ただ、面接の途中で答えが出てしまう質問もあるので、5問ほど用意しておくと、残ったものから選べます。
用意するときは、求人票を仕事内容・勤務時間・勤務地・待遇・応募資格の欄ごとに読み、書かれていないことに印をつけます。印をつけたところが、そのまま逆質問の候補になります。
その答えは、求人票や会社のページに書かれていますか?
そのまま聞くのはやめ、「〜と理解していますが、合っていますか」と確かめる形にしましょう。
次の質問へ進みましょう。
面接の中で、すでに説明がありましたか?
その質問は外し、用意した残りから選びましょう。
自分の生活にかかわる順に、2〜3問を聞きましょう。
聞くときは、理由を一言添えると、質問の意図が伝わりやすくなります。たとえば「小学生の子どもがいるため、研修の日程を前もって家族と調整したく、うかがいます」。理由があると、条件ばかり気にしている人ではなく、働き始める準備をしている人だと受け取ってもらいやすくなります。
答えは、その場でメモを取りましょう。オンラインの面接なら、「メモを取りながらうかがいます」と一言断っておくと、手元を見ていても失礼になりません。聞いた答えは、あとで書面と照らし合わせるときの大事な材料になります。
答えを受けて、もう一歩聞く
最初の答えで終わらせず、生活にかかわる一点だけをもう一歩聞くと、答えがぐっと具体的になります。研修について聞いた場合のやりとりの例です。
やりとりの例(研修について)
あなた:「研修は何日間で、オンラインと出社のどちらで行いますか」
担当者:「5日間です。最初の2日は本社で、残りはオンラインです」
あなた:「ありがとうございます。本社での2日は、何時から何時まででしょうか。子どもの送り迎えを、家族と前もって調整したいので」
深掘りは、1つのテーマにつき1回までにしておくと、問い詰める印象になりません。逆質問の最後には、「ご説明ありがとうございました。研修の日程がわかり、家族とも準備を進められます」のように、聞けてよかったことを一言添えて終えると、やりとりが気持ちよく締まります。
逆質問の前に聞かれる質問への答え方は、看護師の面接でよく聞かれる質問にまとめています。
研修・出社と、機器・費用を確かめる質問
在宅の仕事で、働き始めてから「こんなはずでは」となりやすいのが、研修と出社、そして機器と費用です。どちらも、求人票の短い言葉の中に隠れています。求人票の書き方ごとに、逆質問で確かめたいことを並べました。
| 求人票の書き方の例 | 考えられること | 確かめる逆質問の例 |
|---|---|---|
| 在宅勤務 | 研修だけ出社のこともある | 研修の場所と日数は |
| 在宅勤務あり | 出社する日もある | 出社は月に何日ですか |
| 研修あり | 研修中の時給が違うことも | 研修中の時給と交通費は |
| PC貸与 | 回線は自分で用意することも | 自分で用意するものは |
| 通信環境が必要 | 回線の種類に条件があることも | 回線の条件はありますか |
編集部まとめ
研修と出社の有無
中でも思い違いが起きやすいのが、研修と出社です。求人票に「在宅勤務」とあっても、研修の期間だけは出社が必要な求人もあります。研修が終わったあとも、月に何回か出社する日が決まっている場合があります。
研修には、参加する時間帯が決められていることもあります。夜間オンコールのある求人の例では、研修は平日10:00〜15:00の参加が必須とされていました[1]。研修の時間帯は、子どもの送り迎えや今の職場の勤務と重なることがあるので、日数と時間割まで確かめておきます。
研修期間の時給が、ふだんの時給と違う求人もあります。看護師向けの求人サイトに載っていた電話健康相談の求人の例では、ふだんの時給1,800円〜に対して、研修期間(6〜9日間が目安)は時給1,300円とされていました[2]。これは東京都港区のコールセンターで働く求人で、在宅勤務の記載はありません(2026年10月8日の確認時点では募集を一時休止)。在宅の求人でも、研修中の時給や交通費の扱いは聞いておくと安心です。
研修と出社を確かめる聞き方の例
- 「研修は何日間で、オンラインと出社のどちらで行いますか」
- 「出社が必要な場合、場所と時間割、交通費の扱いを教えていただけますか」
- 「研修期間中の時給は、通常の時給と同じでしょうか」
- 「研修が終わったあと、定期的に出社する日はありますか」
研修がオンラインなら、研修の日に使う機器や、カメラをつけたまま参加するのかも聞いておきます。研修の日に必要な部屋や回線が、ふだんの仕事と同じかどうかを確かめておくと、準備が一度ですみます。
研修の形と期間の確かめ方は、在宅の看護師求人の研修は出社が必要?でくわしく取り上げています。
機器と費用の負担
在宅の仕事では、パソコンやヘッドセット、通信回線を誰が用意するのかが、求人ごとに違います。パソコンは会社から貸与される一方で、自宅のインターネット環境は自分で整える(ポケットWi-Fiは不可)という条件の求人の例もありました[3]。
雇われて働く場合、通信費や機器などの費用負担は、会社と働く人とで十分に話し合い、会社ごとのルールを就業規則などに定めておくことが望ましいとされています。働く人に機器などを負担させる場合は、就業規則に定めなければなりません[4]。費用のことを聞くのは、こうした決まりに沿った確認です。遠慮する必要はありません。
機器と費用を確かめる聞き方の例
- 「貸与していただける機器と、自分で用意するものを教えていただけますか」
- 「通信費や電気代について、手当や決まりはありますか」
- 「貸与の機器が故障したときは、どちらに連絡すればよいでしょうか」
- 「自宅の回線に、速さや種類の条件はありますか」
- 「自宅で働くときの、書類の保管や通話の場所について、決まりはありますか」
最後の質問のように、自宅で働くときの決まりも、機器と一緒に聞いておくと安心です。先ほどの求人の例では、重要書類を施錠して保管できる場所があることも条件でした[3]。書類や画面の扱い、家族がいる時間の通話のしかたなど、守秘のための決まりがあるかを確かめておくと、働く部屋の準備も具体的になります。
業務委託で働く場合は、雇用とは決まりが違います。費用の扱いは、契約の取引条件として確かめましょう。自分で機器を用意する場合の考え方は、在宅で働くときパソコンは自分で用意する?にまとめています。
相談の体制・シフト・評価・契約の更新を確かめる質問
働き始めてからの毎日と、長く働く見通しにかかわるのが、相談の体制とシフト、評価と契約の更新です。どれも求人票には書かれていないことが多く、逆質問で確かめる意味の大きいテーマです。
相談の体制とシフト
在宅の仕事で、働き始めてから不安になりやすいのが、一人で判断に迷ったときです。病棟なら先輩に声をかけられた場面でも、自宅では、チャットや電話でつながる誰かが頼りになります。誰に、どの方法で、何時まで相談できるのかを確かめておきましょう。
シフトも、決め方まで聞いておきたいテーマです。希望を出す締め切り、急な休みの連絡のしかた、最初の数か月に必ず入る時間帯。夜間オンコールのある求人の例では、待機を始めてから1〜2か月は19:00〜22:00のシフトが必須とされていました[1]。こうした決まりを入ってから知ると、家族の予定を組み直すことになります。
相談の体制とシフトを確かめる聞き方の例
- 「判断に迷ったときは、どなたに、どの方法で相談できますか」
- 「夜間や休日にも、相談できる方はいらっしゃいますか」
- 「最初のうちは、先輩と一緒に対応する期間がありますか」
- 「1件の相談に、どのくらいの時間をかける目安がありますか」
- 「シフトの希望は、いつまでに、どのように出しますか」
- 「最初の数か月に、必ず入る時間帯はありますか」
答えに、具体的な役割や時間が出てくるかどうかも聞きどころです。「そのときに考えます」としか返ってこないときは、体制がまだ整っていない可能性もあります。会社ごとの研修や相談の体制を同じ物差しで比べたいときは、看護師を在宅で雇う企業の比較を使ってみてください。
評価と契約の更新
長く働くつもりなら、評価で何が変わるのか、契約がどう続くのかも確かめておきたいところです。
時給が評価で変わる仕組みの求人もあります。2026年10月8日に確認した、自宅からのフルリモート勤務の夜間オンコールの求人の例では、時給は1,600円〜2,700円でした。この時給は、独自のラダー制度で変動するとされています[1]。どんな基準で、いつ見直されるのかを聞いておくと、働き始めてからの目標が立てやすくなります。
雇われて働く場合、2024年4月から、労働契約を結ぶときに「就業場所・業務の変更の範囲」を明示することになりました。期間の決まった契約では、更新の上限の有無と内容も明示することになっています[5]。面接で聞いた答えは、内定のあとに受け取る労働条件の書面で確かめられます。
業務委託で働く場合は、発注する事業者に、取引の条件を明示する義務があります[6]。報酬の支払期日を、成果などを受け取った日から60日以内に定めて支払うことも、発注事業者の義務の一つとされています[6]。6か月以上の業務委託を途中で解除したり、更新しなかったりするときは、30日前までに予告することも定められています[7]。同じ逆質問でも、働き方の形によって、確かめる先の書類が変わります。
雇われて働く(パート・社員)
- 費用の負担は、就業規則などのルールで確かめる
- 労働条件の書面で、就業場所と業務の変更の範囲を見る
- 期間の決まった契約なら、更新の上限の有無を見る
業務委託で働く
- 費用の負担は、契約の取引条件で確かめる
- 報酬の額と支払期日を、取引条件で見る
- 6か月以上の契約なら、途中で終わるときの予告を見る
出典:厚生労働省「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」、静岡労働局(厚生労働省)「令和6年4月から労働条件明示のルールが変わりました」、厚生労働省 雇用環境・均等局「特定受託事業者の就業環境の整備に関する検討会 第1回 資料」、内閣官房・公正取引委員会・中小企業庁・厚生労働省「フリーランス・事業者間取引適正化等法 パンフレット(パンフレットNo.7)」[4][5][6][7]
評価と契約を確かめる聞き方の例
- 「評価の面談は、どのくらいの間隔で行っていますか」
- 「時給が見直されるのは、どのような点を評価されたときですか」
- 「契約の期間と、更新を決めるときの流れを教えていただけますか」
雇用と業務委託の違いそのものは、看護師の業務委託とは?で比べています。
聞きにくいこと(お金・休み・辞めるとき)の聞き方
時給や休み、辞めるときのことは、面接では聞きにくいテーマです。けれど、入ってから知って困るのも、このテーマです。聞き方のこつは3つあります。
1つ目は、理由を添えること。2つ目は、「働き続けるための確認」として聞くこと。3つ目は、面接で聞きにくければ、内定のあとの条件の確認の場に回すことです。休みについての聞き方を、言い換えた例で見てみます。
以前
「休みはとりやすいですか」
いま
「子どもの急な発熱で休むときは、どのように連絡をして、シフトはどう調整していますか」
言い換えたあとの質問は、休めるかどうかではなく、休むときの段取りを聞いています。答える側も、仕組みを説明すればよいので答えやすくなります。ほかのテーマも、同じ考え方で言い換えられます。
| 聞きたいこと | 避けたい聞き方 | 言い換えの例 |
|---|---|---|
| 残業 | 残業はありますか | 通話が長引いたときの終わり方は |
| 時給 | 時給は上がりますか | 時給が見直される評価の仕組みは |
| 辞めるとき | すぐに辞められますか | 契約を終えるときの手続きと時期は |
| 掛け持ち | 副業してもいいですか | ほかの仕事との掛け持ちの決まりは |
編集部まとめ
表の言い換えは、どれも「〜は」で終わっています。実際には「〜を教えていただけますか」と続けます。聞きたいことは同じでも、仕事の進め方を確かめる形にすると、相手も答えやすくなります。
くわしい確認を内定のあとに回すときは、メールで「条件について、いくつか確認させていただいてもよろしいでしょうか」と前置きし、聞きたいことに番号をつけてまとめます。文字で聞けば、答えも文字で残ります。
モデルケース:逆質問で研修の出社を確かめ、思い違いを防いだEさん
モデルケース(架空の例)
逆質問で研修の出社を確かめ、保育の手配を済ませてから在宅の電話健康相談へ
- 0問(前の転職)4問面接で聞いた逆質問
- 2つ(前の転職)なし入ってから知った想定外の条件
このモデルケースは、在宅ワークを考える看護師が抱えやすい状況を想定して、編集部が作成した架空の例です。実在の人物・団体とは関係ありません。数字は説明のための例で、同じ結果になることを約束するものではありません。
成果
Eさんは、在宅の電話健康相談の面接で、研修の形と出社の有無を逆質問で確かめました。研修の最初の5日間は出社が必要だとわかり、働き始める前に保育園の延長保育を申し込み、夫と送り迎えの分担を決めておけました。いまは平日の日中に週3日、自宅で電話の相談に答えています。
Eさん:求人票には「在宅勤務」としか書いていなかったので、聞かなかったら、初日に慌てていたと思います。
背景
Eさんは、小児科のクリニックで3年働いたあと総合病院に移り、小児科病棟で7年働いてきました。4歳の子どもの保育園のお迎えに間に合わない日が月の半分ほどあり、夜勤の日は実家の母に泊まりに来てもらっていました。母の負担も気になり、日中だけ、家で働ける仕事を探し始めました。
困っていたこと
Eさんには、クリニックから病院へ移ったときの苦い経験がありました。面接で何も聞かずに入職したところ、入職から3か月間は勤務のあとに院内の研修があり、月に1回は休日に病棟の勉強会があったのです。今回は自宅で働く仕事だからこそ、同じ思い違いを避けたいと考えていました。
選んだ理由
Eさんは、求人票に書かれていないことを書き出し、研修、出社、機器、相談の体制の4つを逆質問にすると決めました。中でも、保育の手配に直結する研修の形を、いちばん先に聞くことにしました。
Eさん:「家族と日程を調整したいので」と理由を添えたら、担当の方が研修の時間割まで説明してくれました。
始め方と工夫
面接では、研修の日数と場所、研修のあとの出社の有無、貸与される機器、迷ったときの相談先の4問を聞き、答えをその場でメモしました。内定のあとに届いた労働条件の書面では、就業場所と研修の扱いが、面接で聞いた内容と同じかを確かめました。夫は研修の5日間だけ朝の送りを引き受け、Eさんは落ち着いて初日を迎えました。
Eさんの例で効いたのは、求人票に書かれていないことを先に書き出し、生活にいちばん響く研修のことから聞いたことでした。在宅で電話の相談に答える仕事の中身は、在宅の電話健康相談の看護師求人にまとめています。
気をつけたいこと:逆質問だけで終わらせない
逆質問は大切ですが、それだけで条件のすべてを確かめきれるわけではありません。気をつけたいことを3つ挙げます。
1つ目は、口頭の答えを書面で確かめることです。面接で聞いた研修の形や出社の有無は、内定のあとに受け取る労働条件の書面や契約書と照らし合わせます。いつ、何で確かめるかを並べると、次のようになります。
- 面接逆質問で聞く
研修・出社・機器・相談の体制の答えをメモします。
- 内定のあと条件をすり合わせる
面接で聞きにくかった時給や休みのことを確かめます。
- 契約の前書面と照らす
労働条件の書面や契約書が、面接の答えと同じかを見ます。
- 研修の初日実際を確かめる
違いがあれば、早めに担当者に相談します。
2つ目は、逆質問で避けたい聞き方です。会社のページや求人票を読めばわかること、条件だけを並べる質問、前の職場への不満を含んだ質問は、準備不足や不安の強さとして受け取られることがあります。
3つ目は、入ってから、聞いていた条件と違ったときのことです。まずは書面を見直し、担当者に確かめます。それでも解決しないときは、雇われて働く人なら総合労働相談コーナーで相談できます。予約不要・無料で、各都道府県労働局や労働基準監督署内などに置かれています[8]。開設時間は場所によって違うので、事前に電話で確かめてから出かけましょう。業務委託の取引のトラブルなら、フリーランス・トラブル110番で弁護士に無料で相談できます[9]。ほかの相談先は、在宅ワークのトラブルの相談先にまとめています。
逆質問の答えを聞いて、自分の生活とは合わないとわかることもあります。それは失敗ではなく、入る前に気づけたということです。合わない条件が見つかったら、ほかの条件で補えるかを家族と話し、どうしても難しければ辞退してかまいません。
今日からできること
逆質問の準備は、求人票を読み直すことから始まります。今夜は、書かれていないことを書き出すところまでで十分です。
チェックした数:
リストができたら、1問ずつ声に出して読んでみましょう。理由の一言を添えて10秒ほどで言えれば、本番でも落ち着いて聞けます。
応募から研修、働き始めるまでの全体の流れは、看護師の在宅ワークの始め方ガイドで確かめられます。
よくある質問
逆質問で「特にありません」と答えるのは、よくないですか?
面接の中で疑問がすべて解けたなら、「ていねいにご説明いただいたので、いまは大丈夫です」と添えれば失礼にはなりません。ただ、在宅の仕事は働き始めてからの形が求人票だけではわかりにくいので、1問は用意しておくと安心です。
逆質問で、時給や休みのことを聞いてもいいですか?
聞いてかまいません。理由を添え、「働き続けるための確認」として聞くと伝わりやすくなります。面接で聞きにくいときは、内定のあとの条件の確認の場で聞きましょう。
逆質問は何問くらいがいいですか?
実際に聞くのは2〜3問が目安です。面接の途中で答えが出ることもあるので、5問ほど用意しておき、残っているものから選びます。
業務委託の面談でも、同じ逆質問でいいですか?
研修や相談の体制は同じように聞けます。そのうえで、報酬の支払期日や、契約が途中で終わるときの扱いを確かめましょう。業務委託では、発注する事業者に取引の条件を明示する義務があります[6]。くわしくは業務委託の看護師が契約で確かめることをご覧ください。
逆質問は、メモを見ながらでもいいですか?
かまいません。「用意してきた質問をうかがってもよろしいでしょうか」と一言断ってから読むと、準備をしてきた姿勢が伝わります。オンラインでの話し方は、オンライン面接の準備が参考になります。
面接官が看護師ではない場合、仕事の中身を聞いても答えてもらえますか?
採用の担当者が看護師とは限らないので、判断の基準など専門的なことは、その場で答えられないこともあります。「研修では、どのような内容を学びますか」のように、研修の中身として聞くと答えてもらいやすくなります。
2社目の面接でも、同じ逆質問を使っていいですか?
使ってかまいません。ただ、会社によって求人票に書いてあることが違うので、すでに書かれていることは外し、その会社の言葉に合わせて言いかえましょう。同じ質問を比べると、会社ごとの違いもよく見えます。
辞めた人の数や理由を、聞いてもいいですか?
直接聞くと、答えにくい質問です。「同じ時期に入った方は、いまも続けていらっしゃいますか」「長く働いている方は、どんな働き方をされていますか」のように、続けている人の様子として聞くと、職場の雰囲気がつかみやすくなります。
まとめ
看護師の面接の逆質問では、求人票だけではわからない「働き始めてからの実際」を聞きます。在宅の仕事なら、研修、出社の有無、機器と費用、相談の体制、シフト、評価、契約の更新の7つのテーマから、自分にとって大事なものを2〜3問選びます。
- 求人票に書かれていないことから、生活に響く順に選ぶ
- 理由を一言添えて、「働き続けるための確認」として聞く
- 口頭で聞いた答えは、労働条件の書面や契約書で確かめる
聞きたいことがまとまらないときや、求人票の読み方に迷ったときは、相談してください。LINEでも、下のフォームからでも受け付けています。