電話相談の仕事を終えて、ヘッドセットを外す。今日も20件近くの相談に答えたのに、ふと「最後に点滴の針を刺したのはいつだっただろう」と考えてしまう。病棟にいたころ毎日触れていた輸液ポンプも、きっと新しい型に変わっているはずです。
元同僚のSNSには、新しい電子カルテの話や、学会に参加した感想が流れてくる。自分だけが取り残されていくようで、画面を閉じたあとも胸のざわつきが消えない。在宅で働いていると、こうした焦りがふいに押し寄せる瞬間があります。
けれど、在宅で働いていても学ぶ場はあります。オンラインの研修やセミナー、学会のオンライン参加、自分のペースで見られるe-ラーニング。通勤の時間がいらない分、学びの時間はむしろつくりやすいかもしれません。
大切なのは、目についたものから申し込むことではなく、「何を保ちたいのか」を決めてから選ぶことです。ここでは、看護師がオンラインで受けられる学びの種類、選び方の物差し、そして学んだことを毎日の仕事に生かす方法を順にまとめます。
看護師がオンラインで受けられる研修には、どんなものがある?
看護師がオンラインで受けられる学びは、職能団体やナースセンターの研修、学会のオンライン参加、e-ラーニング、企業や団体のセミナー、勤め先の研修の5つに分けられます。それぞれ、学べることも、時間のかかり方も違います。まずは全体を見渡してから、自分に合うものを選びましょう。
| 種類 | 主な中身 | 向いている目的 |
|---|---|---|
| 職能団体・ナースセンターの研修 | 看護の実践や働き方の学び | 基本を順序立てて学び直す |
| 学会のオンライン参加 | 講演・研究発表 | 専門分野の新しい知見にふれる |
| e-ラーニング | 動画の講座と小テスト | すき間時間に知識を更新する |
| 企業・団体のセミナー | 制度・製品・働き方の話題 | 話題を短い時間でつかむ |
| 勤め先の研修 | 仕事の手順・判断の基準 | 今の仕事の質を上げる |
編集部まとめ
職能団体・ナースセンターの研修
看護職の団体や、都道府県ナースセンターが行う研修です。都道府県ナースセンターは都道府県知事が指定するもので、無料の職業紹介のほか、研修の実施や情報提供、相談などのサービスを行っています。都道府県の看護協会が、ナースセンターとして指定されています[1]。研修がオンラインで受けられるか、費用がかかるかは地域や研修によって違うので、住んでいる地域のナースセンターや看護協会の案内で確かめてください。
学会のオンライン参加
学会の学術集会には、会場に行く参加のほかに、オンラインで講演や発表を視聴できる形のものもあります。専門分野の新しい知見にふれられるのが強みです。参加費や視聴できる期間は学会ごとに違い、会員かどうかで参加の条件が変わることもあります。
e-ラーニング
動画の講座を見て、小テストで理解を確かめる形の学びです。1本が10〜30分ほどの短い講座なら、勤務日の夜や昼休みにも見られます。自分のペースで進められる反面、締め切りがないと後回しになりやすいので、見る曜日と時間を先に決めておくのがこつです。
企業・団体のセミナー
企業や団体が開くオンラインのセミナー(ウェビナー)は、1回1〜2時間ほどで、制度の変化や新しい製品、働き方の話題などを扱うものがあります。気軽に参加できる一方で、主催者の商品やサービスの紹介を兼ねていることもあります。中身と主催者を見て選びましょう。
勤め先の研修
在宅の仕事を始めるときには、勤め先の研修を受けるのが一般的です。日時や参加のしかたは会社が決めていて、たとえばある夜間オンコールの求人(2026年10月8日に確認)では、平日10:00〜15:00の研修への参加が必須とされていました[2]。働き始めてからも、対応の手順や判断の基準を学ぶ研修が続くことがあります。電話相談の仕事の研修で学ぶことは電話相談の研修では何を学ぶ?で、研修を含めた働き始めるまでの流れは看護師の在宅ワークの始め方ガイドで紹介しています。
研修の情報は、どこで探す?
研修の情報は、探す場所を2〜3か所に決めておくと、追いかけるのが楽になります。住んでいる地域のナースセンターや看護協会の案内、関心のある分野の学会のお知らせ、勤め先から届く研修の一覧。この3つを月に1回のぞくだけでも、自分に合う研修に出会える機会はぐっと増えます。
同じ仕事をしている仲間からの情報も役に立ちます。「この研修は相談の仕事に近かった」という感想は、案内文だけでは分からない中身を教えてくれます。反対に、SNSの広告や知らない人からのダイレクトメッセージで届く講座の情報は、主催者を自分で確かめてから判断しましょう。
在宅で働く看護師が、保ちたいスキルは何?
オンラインの学びを選ぶ前に、自分が保ちたいスキルを分けて考えます。看護のスキルには、オンラインで保ちやすいものと、そうでないものがあるからです。下の図は、編集部が考えた目安です。
知識の更新は、オンラインといちばん相性のよい学びです。新しい薬、変わった制度、改訂されたガイドライン。講演を聞き、資料を読み、小テストで確かめれば、家にいても十分に追いかけられます。
判断の考え方や、聞く力・伝える力も、事例を使った研修やグループワークで鍛えられます。しかも在宅の電話相談やオンラインの面談では、こうした力を毎日使っています。仕事そのものが練習の場になっているので、研修で学んだことをすぐに試せます。
一方で、採血や点滴、吸引といった手技は、画面の向こうでは身につきません。手順を動画で復習することはできても、手の感覚は実際に触れないと戻らないからです。臨床に戻ることも考えているなら、単発の臨床の仕事など、実物に触れる機会をあわせて考えます。くわしくは在宅から臨床に戻るときの準備にまとめました。
制度の変化は、学び直しのきっかけになる
在宅の仕事は、制度の変化の影響を受けやすい仕事でもあります。保健指導やオンライン診療に関わる仕事なら、ここ数年でルールが大きく動きました。変化の時期を知っておくと、何を学び直せばいいかが見えてきます。
たとえば特定保健指導では、一定の実務の経験がある看護師も、令和12年3月31日までは初回面接での行動計画の策定などを行えるとする経過措置があります[6]。保健指導の仕事を続けたい人にとっては、期限までにどう備えるかを考えるきっかけになります。制度の中身は第4期の特定保健指導で変わったことやオンライン診療の制度は2026年4月からどう変わった?で整理しています。
オンラインのセミナーや研修は、どう選べばいい?
オンラインのセミナーや研修は、目的・費用・時間・修了の証明の4つの物差しで選びます。「おすすめのセミナーはどれ?」と聞きたくなる気持ちはよく分かりますが、同じ講座でも、目的が違えば役に立ち方がまったく変わります。当サイトで講座の名前を順位で挙げていないのは、そのためです。
| 物差し | 確かめること | 見る場所の例 |
|---|---|---|
| 目的 | 何を保ちたいか、どの仕事に使うか | 自分のメモ |
| 費用 | 受講料のほか、教材費や会費 | 申し込みページの料金欄 |
| 時間 | 日時の指定、録画で見られる期間 | 開催の案内・要項 |
| 修了の証明 | 修了証や受講の記録が出るか | 案内の「修了」の欄 |
編集部まとめ
今の在宅の仕事で、答えに詰まる場面を減らしたいですか?
勤め先の研修と、相談の多いテーマのe-ラーニングから始めましょう。
次の質問へ進みます。
いずれ病院や施設などの臨床に戻ることを考えていますか?
職能団体やナースセンターの研修に加えて、実物に触れる機会も計画しましょう。
次に就きたい仕事(保健指導・ライターなど)に近い分野のセミナーや学会から選びましょう。
いちばん先に決めるのは目的です。今の仕事で答えに詰まった場面を思い出すと、目的は具体的になります。「高齢の方の脱水の相談で、受診をすすめる目安に迷った」なら、高齢者の急な体調の変化を扱う研修。「保健指導の面談で、食事の話がうまく続かなかった」なら、面談の技術の研修、という具合です。
費用は、受講料だけで判断しないようにします。教材費、会費、修了証の発行料が別にかかることもあります。時間は、日時が決まっているか、録画で見られるかを確かめます。勤務や家族の予定と重なる研修は、申し込んでも見られずに終わりがちです。
修了の証明は、あとで職務経歴書に書いたり、評価の面談で伝えたりするときの裏付けになります。出ない研修でも、日付とテーマを自分で記録しておけば十分に説明できます。医療ライターの仕事も考えているなら、広告のルールのような、仕事に直結する分野から学ぶのも1つの方法です。基本は看護師ライターが守る広告のルールにまとめました。
チェックした数:
SNSで「おすすめ」と紹介されている講座の中には、広告もあります。令和5年10月1日から、広告であることが分かりにくい表示(ステルスマーケティング)は景品表示法違反になりました。規制の対象は、広告を依頼した事業者(広告主)です[7]。投稿に「PR」「広告」の表示があるかを確かめ、最後は主催者の案内を自分で読んで判断しましょう。
在宅の仕事と、学びの時間をどう両立する?
学びの時間は、「空いたらやる」では続きません。勤務の時間割と同じように、先に枠を決めてしまいます。目安は、月に1回のまとまった研修と、週に1〜2回の短い学びの組み合わせです。
この例なら、e-ラーニングが30分×週2回で月に約4時間、研修が2時間で、合わせて月に約6時間です。病棟にいたころの院内研修と比べると少なく感じるかもしれませんが、目的を絞って続ければ、知識を少しずつ更新していくには現実的な量です。
家で研修を受けるときは、集中できる環境も整えます。洗濯物をたたみながら、料理をしながらの「ながら視聴」は、分かったつもりになりやすい学び方です。机に座り、ノートを1冊用意して、スマートフォンの通知は切っておく。グループワークがある研修では、顔を出すかどうかや背景にも気を配ります。
研修の日は、家族にも早めに伝えておきます。画面の前に座っていると、家族からは「家にいて手が空いている」ように見えることがあるからです。家族との時間の決め方は在宅で働くことを家族にわかってもらう方法が参考になります。
勤め先から受講を指示された研修の時間が、勤務としてどう扱われるかは、雇用の契約や会社の決まりで確かめておきましょう。自分で選んだ研修は、勤務の時間とは分けて受けるのが基本です。
学んだことを、在宅の仕事に生かすには?
学んだことを仕事に生かすには、学んだその日のうちに1枚にまとめ、次の勤務で1つだけ試すのがいちばんの近道です。研修を受けっぱなしにすると、1か月もたてば中身はあいまいになりがちです。学ぶ、まとめる、試す、ふり返る、共有する。この輪を小さく回します。
- 研修やセミナーで学ぶ
- 学んだことを3行にまとめる
- 次の対応で1つ試す
- 記録を見てふり返る
- チームに共有する
3行のメモは、「学んだこと」「自分の仕事で使える場面」「次に試すこと」の3つです。たとえば「高齢の方の脱水は、本人が気づきにくいことがある」「水分の相談で、尿の回数も聞く」「次の勤務で、聞く順番に入れてみる」。短くても、書いたことは忘れにくくなります。
ただし、会社の手順やマニュアルと違う内容を学んだときは、自分の判断で対応を変えないでください。相談の仕事は、会社が決めた手順に沿ってチームで対応しているので、一人だけ違う対応をすると、かえって相談者を混乱させてしまいます。気づいたことは、上司や担当者に「こういう研修を受けたのですが」と相談し、チームの手順として検討してもらいます。
チームに共有すると、学びは自分だけのものでなくなります。定例のオンライン会議で2分だけ話す、チャットに資料の要点を書く。こうした積み重ねは、在宅では見えにくい自分の働きを伝える材料にもなります。評価の面談での伝え方は在宅で働く看護師の評価と昇給で、職務経歴書への書き方は看護師の職務経歴書の書き方で紹介しています。
研修のグループワークで事例を話すときは、相談者や患者さんが特定されないよう、年齢や地域、日付などを変えて話します。看護師は、正当な理由なく業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならず、看護師でなくなった後も同じです[8]。オンラインの研修は自宅から参加する分、家族に聞こえない場所で受けることにも気を配りましょう。
モデルケース:月に1回のオンライン研修で、臨床の感覚を保っているLさん
モデルケース(架空の例)
月1回の研修と週2回のe-ラーニングで、相談中に答えに詰まる回数が月5回から1回に
- ほぼ0時間約6時間学びに使う時間(1か月)
- 5回1回新しい薬や制度で答えに詰まった回数(1か月)
- 0件12件受講の記録(1年)
このモデルケースは、在宅ワークを考える看護師が抱えやすい状況を想定して、編集部が作成した架空の例です。実在の人物・団体とは関係ありません。数字は説明のための例で、同じ結果になることを約束するものではありません。
成果
Lさんは、月に1回の休日にオンラインの研修を受け、勤務日の夜には30分ずつe-ラーニングを見る習慣を1年続けています。相談の電話で新しい薬の名前や制度の話が出ても、慌てる場面が減りました。受けた研修は表にして、日付・テーマ・仕事で試したことを記録しています。
Lさん:学ぶ時間ができてから、電話の向こうの方に「大丈夫ですよ」と言う声に、自信が戻ってきました。
背景
Lさんは循環器内科の病棟で20年、その後は外来で5年働き、3年前に在宅の電話健康相談の仕事に移りました。夫と2人暮らしで、月に2回ほど母親の通院に付き添っています。在宅を選んだのは、母親の通院と仕事を両立させるためでした。
困っていたこと
在宅に移って2年目ごろから、相談の中で知らない薬の名前が出てきたり、制度の話についていけなかったりすることが増えました。元同僚から新しい機器の話を聞いても、イメージがわきません。臨床の感覚が、少しずつ遠のいていく気がしていました。
Lさん:家で一人で働いていると、自分がどれくらい遅れているのかも分からないんです。
選んだ理由
Lさんは、まず「何を保ちたいか」を書き出しました。いちばんは、高齢の方の急な体調の変化を電話で見分ける力。次に、薬と制度の新しい知識でした。手技は今の仕事で使わないので、後回しにしました。研修は、目的に合うか、録画で見られるか、受講の記録が残るかの3つで選び、上司にも相談して、相談の仕事に近いテーマから始めました。
始め方と工夫
研修は、母親の通院がない土曜の午前に入れています。受けたあとは3行のメモを作り、次の勤務で1つだけ試します。会社の定例のオンライン会議で学んだことを2分ほど共有したところ、同じ仕事の仲間から「その資料、私も見たい」と声がかかり、勉強の輪が少し広がりました。夫も「土曜の午前は勉強の時間だね」と、その日の家事を引き受けてくれます。
Lさんの例で効いたのは、学ぶ量を増やしたことより、「何を保ちたいか」を先に決めたことでした。目的が決まると、選ぶ研修も、仕事で試すことも自然に決まります。手技を後回しにすると決めたことで、迷わずに続けられました。
以前
気になったことを、その場でネット検索するだけ
いま
月1回の研修と週2回のe-ラーニング。学んだことは3行のメモに
気をつけたいこと:オンラインで学べないことと、高額な講座の勧誘
オンラインの学びは手軽な分、限界と落とし穴もあります。よいところと気をつけたいところを、同じだけ並べてみます。
よいところ
- 通勤がなく、家から参加できる
- 録画なら、自分の都合のよい時間に見られる
- 住んでいる地域に関係なく、遠くの講演を聞ける
気をつけたいところ
- 手技や機器の扱いは、実物でないと身につかない
- 画面を見るだけで、分かったつもりになりやすい
- 高額な講座の勧誘がまぎれていることがある
分かったつもりを防ぐには、学んだことを自分の言葉で書き出し、仕事で試すことです。視聴した本数が増えても、仕事で使った場面が増えていなければ、学びは身についていないと考えます。
もう1つ気をつけたいのが、「この講座を受ければ在宅の仕事を紹介します」という勧誘です。仕事を提供するので収入が得られると誘い、仕事に必要だとして商品などを売ってお金を負担させる取引は、特定商取引法の「業務提供誘引販売取引」にあたることがあります[9]。法律で定める書面を受け取った日から数えて20日以内なら、クーリング・オフ(契約の解除)ができる場合があります[9]。
講座の申し込みでお金を求められて不安を感じたら、手続きを止めて、消費者ホットライン「188」に相談してください[10]。初期費用を求められたときの考え方は、在宅ワークで初期費用を求められたらでくわしく紹介しています。
今日からできること
学びの習慣は、1か月あれば形になります。大きな目標を立てるより、保ちたいことを1つ決めて、小さく始めるほうが続きます。
- 1保ちたいことを1つ決める
今の仕事で答えに詰まった場面から、学びたいテーマを1つ選びます。
- 2情報の入り口を2つ決める
ナースセンターや職能団体の案内、勤め先の研修の一覧などから選びます。
- 3月1回の予定を先に入れる
休日の午前など、家族の予定と重ならない枠をカレンダーに書きます。
- 4学びの記録表を作る
日付・テーマ・主催者・修了の証明・仕事で試したことを1行ずつ書きます。
- 51か月後にふり返る
答えに詰まる場面が減ったかを見て、次のテーマを決めます。
記録表は、スマートフォンのメモでも、表計算のファイルでもかまいません。1年続けると、それ自体が「在宅で働きながら学び続けてきた」ことの証明になります。
よくある質問
看護師が無料で受けられるオンライン研修はありますか?
無料のものもあります。費用は主催する団体や企業によって違うので、申し込みページの料金欄で、受講料のほかに教材費や会費がかからないかを確かめてください。無料のセミナーのあとに高額な講座を勧められたときは、その場で申し込まないのが安心です。
ブランクがあっても、オンライン研修を受けられますか?
受けられる研修はあります。ナースセンターは研修や相談などのサービスも行っているので[1]、住んでいる地域のナースセンターに問い合わせてみてください。在宅の仕事を始めるときの考え方はブランクがある看護師でも在宅ワークはできる?にまとめています。
スマートフォンだけで受けられますか?
講演を視聴するだけなら、スマートフォンで受けられるものもあります。グループワークや資料への書き込みがある研修では、画面の大きいパソコンのほうが参加しやすくなります。家の通信環境の確かめ方は在宅ワークに必要なパソコンとネット環境で紹介しています。
研修の修了証は、どこで役に立ちますか?
職務経歴書の研修の欄に書いたり、評価の面談で学んだことを伝えたりするときの裏付けになります。修了証が出ない研修でも、日付とテーマを記録しておけば説明できます。
勤務時間中に研修を受けてもいいですか?
勤め先が受けるよう指示した研修なら、勤務の中で受けることがあります。自分で選んだ研修は、勤務の時間とは分けて受けるのが基本です。研修の時間の扱いは、会社の決まりで確かめておきましょう。
看護師におすすめのオンラインセミナーを教えてください。
当サイトでは、セミナーの名前を順位で挙げていません。合うかどうかは、目的・費用・時間・修了の証明の4つで決まるからです。迷ったら、今の仕事で答えに詰まった場面を1つ思い出し、それに答えてくれそうなテーマから選んでください。
臨床に戻るつもりがなくても、学び続けたほうがいいですか?
在宅の仕事でも、相談の内容や制度は変わり続けます。たとえば2026年4月からは、オンライン診療を行う医療機関に届出が義務付けられました[5]。戻るつもりがなくても、知識の更新は相談の質につながります。在宅の働き方の弱点とその補い方は看護師の在宅ワークのデメリットでも紹介しています。
まとめ
在宅で働いていても、オンラインで学ぶ場はあります。職能団体やナースセンターの研修、学会のオンライン参加、e-ラーニング、企業や団体のセミナー、勤め先の研修。どれを選ぶかは、何を保ちたいかで決まります。
- 知識の更新や判断の考え方はオンラインで保ちやすく、手技は実物に触れる機会が必要
- 目的・費用・時間・修了の証明の4つで選ぶ
- 学んだら3行にまとめ、次の勤務で1つ試す
- 「受講すれば仕事を紹介」という勧誘には、その場で申し込まない
学び方や、在宅の仕事とのつなげ方で迷ったら、LINEや下のフォームから気軽にご相談ください。