がんの今後を医師にどう聞く?見通しを尋ねる言葉の置き換え方

これからの経過や最期のことは、重い言葉を使わなくても医師に尋ねられます。「最期はいつごろか」を「今後の見通し」に、「苦しむのか」を「つらさを和らげる方法」に置き換えるだけで、言えずにいた問いが、口に出せる問いに変わります。

医師の答えは、多くの場合「幅」や「段階」で返ってきます。同じ病気でも経過は一人ひとり違い、先のことを言い切れないからです。この記事では、言いにくい言葉の置き換え方、答えの受け取り方、本人の前では聞きにくいことを別に聞く方法、看護師や緩和ケアチームに聞けることを、ご家族の方にもご本人の方にも使える形でまとめました。

「これからどうなるんですか」が言えずにいる方へ

  • 「これからどうなるんですか」と聞きたいのに、言葉が重すぎて喉の奥で止まってしまう。
  • 先生の説明は治療の話ばかりで、最期のことは誰も口にしない。
  • 家族として見通しを知って、心の準備と、仕事や連絡の段取りをしておきたい。

がんの家族のこれからの経過や最期のことを、医師にどう聞けばいいですか?

「最期」や「死期」という言葉を使わず、「今後の見通し」「これからの経過」「起こりやすい変化」と置き換えて聞くのが近道です。何に備えたいのかを先に伝えると、医師は答える範囲と言葉を選びやすくなります。

見通しを聞きたいのに口が動かないのは、「最期はいつですか」という言葉が、聞く側にも答える側にも重すぎるからです。けれど、知りたいことの中身を分けてみると、その多くは重い言葉を使わずに聞けます。いつごろなのか。どんな変化が起こるのか。苦しまずに過ごせるのか。どこで過ごせるのか。中身ごとに、言いやすい言葉が別にあります。

たとえば病棟の面談室で、「今後の見通しについて、家族として知っておきたいことがあります」と切り出します。そのあとに「仕事の休みをいつ取るか考えたいので」「県外の妹に、いつごろ来てもらうか決めたいので」と目的を添える。これだけで、医師は時間の目安と、家族が判断するための材料を答えればいいのだと分かります。

目的を添えるのは、医師のためだけではありません。自分が何に備えたいのかを言葉にしておくと、答えを聞いたあと、何から手をつければいいかが見えやすくなります。

重い言葉は、どんな言葉に置き換えられますか?

「最期」は「今後の見通し」、「死期」は「これからの経過」、「あとどれくらい」は「年・月・週のどの単位か」に置き換えられます。医療の言葉では、病気のこれからの見通しを「予後」と呼びます。

「予後」は、病気がこの先どのような経過をたどるかという見通しを表す医療の言葉です。医療者どうしの会話や説明の書類にもよく出てくるので、家族が使っても不自然ではありません。「予後について、家族として知っておきたいのですが」と言えば、それだけで話の向きが伝わります。

置き換えの例を表にしました。左の言葉が出てこないときは、右の言い方をそのまま使ってください。

本当に知りたいこと置き換えた言葉聞き方の例
最期はいつごろか今後の見通し今後の見通しを、家族として知っておきたいです
死期が近いのかこれからの経過これからの経過は、どのように進むことが多いですか
あとどれくらいか時間の単位年単位、月単位、週単位でいうと、どのあたりでしょうか
苦しむのではないかつらさを和らげる方法苦しさが出たとき、どんな方法で和らげてもらえますか
家で看取れるか過ごす場所の選択肢家で過ごすことを考えるなら、何が必要ですか
急に悪くなるのか連絡が必要な変化すぐに連絡したほうがいいのは、どんな変化があったときですか
言いにくい問いを、口に出しやすい言葉に置き換える

置き換えた言葉でも、聞いたあとに胸が詰まることはあります。それでも、自分で選んだ言葉で尋ねたことは、答えを受け止めるときの足場になります。

医師の答えは、どう受け取ればいいですか?

答えは「月単位」「週単位」のような幅や、「今はこの段階」という段階で返ってくることが多く、それは隠しているのではなく、一人ひとりの経過を言い当てるのが難しいからです。「分からない」も、言い切れないことを正直に伝える答えです。

見通しの目安は、同じ病気で同じような状態の大勢の方の経過がもとになっています。よく使われる生存期間中央値は、その集団の半数がまだ生存している期間という意味で、ある日が来たら何かが起きるという意味ではありません。だから医師は、数字をひとつに決めず、幅で伝えます。

「分からない」と言われると、はぐらかされたように感じるかもしれません。けれど、体調の波が大きい時期や、治療の効き方を見ている途中では、医師にも本当に見通しが立たないことがあります。その場合は、「何が分かれば、見通しが立ちそうですか」「次に見通しを相談できるのはいつですか」と聞き返すと、次につながる答えが返ってきます。

答えを受け取ったら、その場で「つまり、〇〇と考えておけばいいですか」と言い直して確かめ、医師の言葉をそのままメモに残します。家族の中で伝えるときに、聞いた人の印象ではなく先生の言葉で共有できるからです。

答えに含まれていること

  • 同じような状態の方の経過から見た、おおよその幅
  • 今の体の状態と、次に起こりやすい変化
  • 家族が備えておくとよいこと

答えに含まれていないこと

  • ご本人がいつ亡くなるかの予言
  • 見通しより長く過ごせる可能性の否定
  • 家族の気持ちの準備が整う時期
医師の見通しの答えに、含まれていることと含まれていないこと
[gk_cta_mid title=”聞いた言葉の意味が分からないときは”]先生や看護師さんの言葉を、聞いたままフォームにお書きください。担当がお電話でその言葉の一般的な意味をお伝えし、次に確かめる質問を3つにまとめてお送りします(診断や予測はしません)。[/gk_cta_mid]

本人の前で聞けないことは、どうすればいいですか?

看護師に「家族として先生にご相談したいことがあります」と伝え、別に時間をお願いする方法があります。その前に、ご本人がどこまで知りたいかを確かめておくと、本人の知る権利と知らない権利を守りながら聞けます。

本人の前で最期のことを尋ねるのは、多くのご家族にとって難しいことです。傷つけたくない、希望を奪いたくない。その気持ちはもっともです。一方で、自分の体のことを家族だけが知っている状態は、本人を置き去りにすることにもなりかねません。

家族が先に聞くことと、本人に代わって決めることは別のものです。厚生労働省の「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」(平成30年3月改訂)も、話し合いの出発点をご本人の意思に置いています。家族が見通しを聞くのは、家族として備えるためです。できれば本人に「先生と家族で、これからのことを話してくるね。聞いてほしくないことはある?」と一言かけてから、面談に向かってください。

ご本人の方がこの記事を読んでいるなら、「自分の見通しは、まず自分に話してほしい」「家族に先に話してもらってかまわない」と、希望を医師や家族に伝えておくことができます。頼み方や、親御さんの場合とお子さんの場合の違いは、[gk_link to=”post:family-asking-doctor-privately”]本人の前で聞けない家族へ[/gk_link]でくわしく紹介しています。

医師のほかに、これからのことを聞ける人はいますか?

病棟や外来の看護師、緩和ケアチーム、医療ソーシャルワーカー、がん相談支援センターにも聞けます。看護師は毎日の様子をよく見ているので、「次に起こりやすい変化」を暮らしの言葉で教えてくれることがあります。

緩和ケアは、がんと診断されたときから受けられるもので、終わりの時期だけのものではありません。受け方には、いろいろな職種が支える緩和ケアチーム、専門の医師や看護師による緩和ケア外来、緩和ケア病棟、自宅で受ける在宅緩和ケアがあります(国立がん研究センター がん情報サービス「緩和ケア」)。緩和ケアのスタッフは、つらさを和らげる方法と一緒に、これからの過ごし方の相談にも乗ってくれます。

看取りの時期の家族に向けては、厚生労働科学研究の「緩和ケア普及のための地域プロジェクト(OPTIM)」が作った『これからの過ごし方について』という冊子があります。からだに起きてくる変化や、苦痛が増えたときの対応などを、家族の心配に沿って説明したもので、医師や看護師が説明するときに使うことを想定しています。山本亮らの多施設研究(Palliative Care Research、2012年)では、10の施設でこの冊子を使って説明し、回答した遺族260名のうち81%が「とても役に立った」「役に立った」と答え、84%が「変化の目安になる」と答えました。協力した施設の遺族の結果なので、すべての家族に当てはまるとは限りませんが、こうした説明の資料があるかを看護師に尋ねてみる価値はあります。

お金や療養の場所、仕事との両立など、暮らしの見通しは医療ソーシャルワーカーに相談できます。病院の中で社会福祉の立場から患者さんと家族を手助けする専門職で、相談の窓口の呼び名は病院ごとに違います。看護師に「医療ソーシャルワーカーさんと話せますか」と聞いてみてください。看護師やソーシャルワーカーに相談できることの範囲は、[gk_link to=”post:consulting-nurse-social-worker”]看護師に相談していい?[/gk_link]にまとめています。

これからの見通し

  • 主治医病状の見通しと、治療の方針
  • 病棟・外来の看護師毎日の様子から見た、次に起こりやすい変化
  • 緩和ケアチームつらさを和らげる方法と、過ごし方の相談
  • 医療ソーシャルワーカー療養の場所、お金、仕事との両立
  • がん相談支援センター何から聞けばいいか分からないときの入口
これからのことを聞ける相手と、聞きやすいこと

見通しは、いつ聞くのがいいですか?

治療の方針が変わったとき、入院や退院が決まったとき、食事や眠りなど日々の様子が変わってきたときが、切り出しやすい節目です。節目ごとに少しずつ聞くと、一度に重い話を受け止めずに済みます。

見通しの話は、一度で全部聞く必要はありません。むしろ、節目ごとに「今の段階」を確かめていくほうが、家族の心の準備も段取りも、無理なく進みます。

治療を続けるかどうかの話が出たときは、「治療をやめる選択をした場合、どんな経過が考えられますか」と聞く。退院の話が出たときは、「家で過ごすあいだに、起こりやすい変化と連絡の目安を教えてください」と聞く。食べる量が減ってきたと家族が気づいたときは、「最近の変化を、先生はどう見ていますか」と聞く。どれも、最期という言葉を使わずに見通しに近づける問いです。

  1. 1治療の方針が変わるとき治療を変える・やめる場合の、これからの経過を聞く
  2. 2入院や退院が決まるとき過ごす場所ごとの、起こりやすい変化と連絡の目安を聞く
  3. 3日々の様子が変わってきたとき最近の変化を先生がどう見ているかを聞く
  4. 4体力が落ちてきたと感じるとき今の段階と、家族が今のうちにしておくことを聞く
見通しを切り出しやすい節目と、そのときの問い

本人も一緒に、これからのことを話し合うには?

ご本人が話せる状態なら、「最期のこと」ではなく「これからの過ごし方」を、本人と家族、医療・ケアチームで一緒に話す場を持つ方法があります。厚生労働省は、こうした話し合いに「人生会議」という愛称をつけています。

人生会議は、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の愛称です。もしものときに望む医療やケアを前もって考え、家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有していく取り組みを指します。一度で何かを決めきる場ではなく、気持ちが変われば話し直すことが前提です。書類を作ること自体が目的でもありません。

切り出し方は、「先生、これからの過ごし方について、家族も一緒に相談させてもらえませんか」で十分です。話題の中心は、どこで過ごしたいか、何を大事にしたいか、してほしくないことは何か、といったご本人の希望です。見通しの話は、その希望をかなえるための材料として出てきます。家族だけで重い問いを抱えるより、本人の言葉を真ん中に置いたほうが、尋ねる側の気持ちも少し軽くなります。

国立がん研究センターの遺族調査(2025年公表。2021年に亡くなった方のがん遺族の有効回答1,226名)では、医師と最期の療養場所について話し合った人は53%で、前回の調査の36%から増えていました。これからの過ごし方を医師と話しておく家族は、少しずつ増えています。11月30日は「人生会議の日」とされているので、その日を家族で話すきっかけにするのも一つの方法です。

見通しを聞いたあと、家族は何をすればいいですか?

医師の言葉をそのまま書き留め、家族の中で同じ言葉で共有します。そのうえで、仕事の休み方や遠方の家族への連絡など、今週決めることを1つだけ決めると、聞いた重さが次の一歩に変わります。

聞いた直後は、内容を整理するより先に、気持ちが追いつかないものです。面談室を出たら、廊下のベンチで5分座ってから病室に戻る。それくらいの余白を自分に許してください。

そのあとで、聞いた言葉を家族に伝えます。きょうだいや親族に伝えるときは、「先生は『月単位で考えておいてください』と言っていた」のように、医師の言葉をそのまま引用すると、受け取り方のずれが小さくなります。本人に伝えるかどうか、どう伝えるかは、本人の希望に沿って別に考えます。

国立がん研究センター がん情報サービスの「家族ががんになったとき」には、家族は「第二の患者」ともいわれる、という一文があります。見通しを知ったあとの不安や疲れは、家族自身のものとして相談してかまいません。

「これからのこと」を聞けずにいた息子は、どう聞いた?

説明のための例(実在の方の体験談ではありません)

どなたの例か
40代・息子の立場(母が治療を終えて緩和ケアが中心に。父は高齢で、妹は県外に住む)
相談のあとに変わったこと
「今後の見通し」と言い換えて主治医に聞けた。看護師にも変化の目安を聞き、妹に来てもらう時期と自分の休み方を家族で決められた。

1. 相談のあとに変わったこと

相談の翌週、息子は病棟の看護師を通して主治医との面談を申し込み、「今後の見通しを、家族として知っておきたいです」と切り出しました。医師の答えは幅のあるものでしたが、「次に起こりやすい変化」を3つ教わり、それを手帳に書き写しました。県外に住む妹には、その日のうちに医師の言葉のまま電話で伝え、妹は月に1回だった帰省を2週間に1回に増やすと決めました。

2. 相談を考えた背景

母は抗がん剤の治療を終え、緩和ケアを中心に過ごすことになったと告げられたばかりでした。息子は会社員で、平日の夕方に面会に通っていました。母は「家に帰りたい」と口にすることが増えていました。

3. 相談する前に困っていたこと

主治医の説明は、痛み止めの調整や点滴の話が中心で、「これからどうなるのか」には触れられませんでした。ネットで経過を調べると、ページによって書いてあることがまちまちで、母にどれが当てはまるのか分かりません。父は「先生に任せておけばいい」と言うばかりで、家族の中で見通しの話をする人はいませんでした。「最期はいつごろですか」と聞くことを考えると、面会の帰りの電車で胸が苦しくなったといいます。主治医に声をかけようとしても、病室で待つ母の顔が浮かび、言葉が出てきませんでした。

4. ここを選んだ理由・決め手

病院のがん相談支援センターにも電話しようとしましたが、平日の日中は仕事で、かけられる時間が限られていました。夜にフォームから「見通しを聞く言葉が見つからない」と送り、翌日の昼休みに電話をもらう形を選びました。

5. 相談で話したこと・その後

電話で担当は、主治医の説明で分からなかった言葉の一般的な意味を伝え、重い言葉を置き換えた聞き方を一緒に考えました。担当は母の見通しを推測することはせず、「それは主治医に聞く質問として残しましょう」と線を引いていました。母本人には、面談の前日に「先生と家族で、これからのことを相談してくるね」と伝えました。母は「任せるよ。ただ、悪い話は私には言わなくていい」と答え、息子はその言葉を主治医にもそのまま伝えたそうです。面談のあと、息子は聞いた言葉を日付と一緒に一枚の紙にまとめ、父と妹に同じものを渡しました。「同じ紙を見ながら話せたので、家族で言い争いにならずに済んだ」と振り返っています。その後も、面会のたびに看護師から変化の様子を聞くのが習慣になりました。

※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。

医師・看護師に聞く質問例

  • 今後の見通しを、家族として知っておきたいのですが、教えていただけますか。
  • 年単位、月単位、週単位でいうと、どのあたりと考えておけばいいですか。
  • これから起こりやすい変化と、そのときの連絡の目安を教えてください。
  • 苦しさが出てきたとき、どんな方法で和らげてもらえますか。
  • 家族向けに、これからの過ごし方を説明した資料はありますか。

とはいえ、聞く前に伝えたい2つのこと

① 気持ちのこと──聞けなかった日があっても、遅すぎることはない

見通しを聞こうと決めて病院へ行ったのに、結局聞けずに帰ってくる日もあります。それは、家族として弱いからではなく、大切な人の終わりを思い描くことが、それだけ重いからです。聞けなかった日は、聞く準備を一つ進めた日だと考えてください。次の面会で看護師に一言伝えるだけでも、話は前に進みます。

② 実務のこと──聞いた言葉は、日付と一緒に一枚の紙に

医師や看護師から聞いた見通しは、日付、誰から聞いたか、聞いた言葉、の3つを一枚の紙にまとめておきます。見通しは時間とともに変わることがあるので、日付があると、前回とどう変わったのかが家族の誰にでも分かります。この紙は、きょうだいへの共有にも、次の面談で聞くことを考えるときにも使えます。

今日できること

[gk_howto name=”今日できること” description=”これからのことを聞く準備として、今夜できる3つ” heading=”none”][gk_step title=”本当に知りたいことを分ける”]「いつごろか」「どんな変化か」「苦しまないか」「どこで過ごすか」のうち、いちばん知りたいものに丸をつけます。[/gk_step][gk_step title=”置き換えた言葉で一文を書く”]丸をつけた中身を、置き換え表の言葉で一文にします。「今後の見通しを家族として知っておきたいです」で十分です。[/gk_step][gk_step title=”看護師に伝える一言を決める”]次の面会で「家族として先生にご相談したいことがあります」と看護師に伝えると決めておきます。[/gk_step][/gk_howto]

よくある質問

[gk_faq][gk_q q=”「予後」という言葉を家族が使っても、変に思われませんか?”]心配はいりません。予後は病気のこれからの見通しを表す言葉で、医療者がふだんから使っています。「予後について家族として知っておきたいです」と言えば、話の向きがすぐに伝わります。言葉にこだわらず、「今後の見通し」と言ってもかまいません。[/gk_q][gk_q q=”医師に「分からない」と言われました。はぐらかされたのでしょうか?”]はぐらかしではなく、言い切れないことを正直に伝えている答えであることが少なくありません。体調の波が大きい時期や、治療の効き方を見ている途中では、医師にも見通しが立たないことがあります。「何が分かれば見通しが立ちますか」「次に相談できるのはいつですか」と聞き返すと、次につながります。[/gk_q][gk_q q=”本人に内緒で、家族だけが見通しを聞いてもいいのでしょうか?”]家族が備えるために見通しを聞くことは、めずらしいことではありません。ただ、知る権利も知らない権利もご本人のものなので、本人に隠して話を進めるのではなく、「家族として先生に相談してくる」と伝えてから聞くのが望ましい形です。本人が「自分は聞きたくない」と言っているなら、その希望も医師に伝えてください。[/gk_q][gk_q q=”痛み止めの医療用麻薬を使うと、命が縮むのではと心配です。”]痛み止めのオピオイド(医療用麻薬)について、日本緩和医療学会の『がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン 2020年版』は、使うことで生命予後が短くなるという根拠はない、という立場をとっています。痛みを和らげるために適切に使われる医療用麻薬について、命を縮めるという根拠は示されていない、ということです。それでも気がかりが残るときは、「この薬について、家族が知っておくことはありますか」と医師や薬剤師に尋ねてみてください。[/gk_q][gk_q q=”聞いた見通しを、家族の誰にどう伝えればいいか迷います。”]まず、家族の中で医師の話を受け取る役を一人決めておくと、伝え方がぶれにくくなります。伝えるときは医師の言葉をそのまま引用し、聞いた日付も添えます。遠方の家族には電話で、ほかの親族には落ち着いてからでかまいません。本人への伝え方は、本人の希望を確かめながら別に考えます。[/gk_q][gk_q q=”平日の面談に出るために、仕事を抜けにくいのですが。”]面談の日時は、看護師を通して希望を伝えれば調整してもらえることがあります。仕事を抜ける必要があるなら、介護休暇が使えないか勤め先に確かめてみてください。介護休暇は、要介護状態(2週間以上の期間にわたり常に介護が必要な状態)の家族を介護するために、1年に5日まで(対象の家族が2人以上なら10日まで)取れる制度で、時間単位でも取れます(厚生労働省)。[/gk_q][gk_q q=”夜中に容体のことで不安になったら、どこに連絡すればいいですか?”]急に息が苦しそうになった、呼びかけへの反応が変わったなど、体調が急に変わったと感じたら、主治医や病棟、訪問看護に連絡してください。命に関わると感じたら119番です。気持ちの不安を誰かに聞いてほしい夜は、がんと家族の相談室のLINEに一言残してください。夜に届いたメッセージは、翌朝いちばんに読んで返事をお送りします。[/gk_q][/gk_faq]

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聞いた言葉の意味を、一緒に確かめませんか

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ほいくの相談室 編集部。保育士の方からの相談で多く聞かれる悩みをもとに、公的な資料で確認できる情報をまとめています。