最期が近い時期の呼吸の変化は、多くの場合、意識が深く下がってから現れるもので、ご本人は苦しさを感じていないことが多いと考えられています。息が止まったように見えて、また大きく吸う。喉の奥でゴロゴロと音がする。あごを上下させるように息をする。見ている家族の胸を締めつけるこうした変化も、その多くは、体が最期に向かう途中の動きです。
ただし、変化の現れ方や続き方は一人ひとり違い、どの呼吸が出たら何時間、と決まっているわけではありません。また、意識があるときの息苦しさは別のもので、医療者に伝えれば和らげる手段があります。
この記事では、呼吸の変化の種類と意味、喉の音を吸引で取るべきかどうか、看護師さんを呼ぶ目安と伝え方、そして見守る家族自身のつらさの置き場所をお伝えします。今まさに病室で呼吸の変化を見ているなら、先にナースコールで看護師さんを呼んでください。続きは、そのあとで読んでいただければ十分です。
病室で、呼吸の音を聞きながら迷っている方へ
- 息が止まったと思ったら、また大きく吸う。そのたびに心臓が縮む思いがする。
- 喉の奥がゴロゴロ鳴って、あごを動かすように息をしている。苦しいのではないかと胸が締めつけられる。
- 看護師さんを呼ぶべきか、呼んだら迷惑になるのか、ずっと迷っている。
母の呼吸が変わり、喉がゴロゴロ鳴っています。最期の呼吸は本人にとって苦しいのですか?
喉のゴロゴロという音や、あごを動かす呼吸は、意識が深く下がった段階で現れることが多く、ご本人は苦しさを感じていないことが多いと考えられています。ただ、表情がつらそうなときや、意識がある状態での息苦しさは別です。気になったら、いつでも看護師さんを呼んでください。
見ている家族がつらいのは、自分の体に置き換えて想像してしまうからです。息が詰まる、喉に何かが絡む、という感覚は、誰にとっても苦しいものとして覚えがあります。けれど、こうした呼吸の変化が現れるころ、ご本人は深く眠っているような状態にあることが多く、家族が想像するような苦しさは感じていないことが多いと考えられています。
穏やかでいるかどうかの手がかりは、呼吸の音よりも表情です。顔の力が抜けている、眉間にしわがない、手足に力が入っていない。そうした様子があれば、音が大きくても、ご本人は静かな時間の中にいると受け止めてよいことが多いものです。看取りの時期の家族向けに作られたOPTIMのパンフレット『これからの過ごし方について』でも、「たんがのどでゴロゴロいうこと」は、家族の心配に沿って説明する話題のひとつに挙げられています。それだけ、家族が不安になりやすい変化だということです。
最期が近いとき、呼吸にはどんな変化が見られますか?
呼吸が速くなったり遅くなったりする、しばらく止まってからまた吸う、浅い呼吸と深い呼吸をくり返す、あごを上下させて息をする、喉の奥でゴロゴロと音がする、といった変化が見られます。すべてが現れるとは限らず、順番も人それぞれです。
こうした変化は、呼吸のリズムを整える脳の働きや、呼吸を支える筋肉の力が弱まることで起こると考えられています。あごが動くのは、弱くなった呼吸を、首やあごのまわりの筋肉が助けようとしているためといわれます。
医療者は、こうした呼吸の変化を、今の状態を見立てる手がかりのひとつにしています。米国とブラジルの急性期緩和ケア病棟で、進行がんの患者さん357人の経過を追った研究(Hui Dほか、Oncologist、2014年)では、下顎呼吸、チェーン・ストークス呼吸、死前喘鳴などが、亡くなる直前の数日と強く結びついていました。ただ、これは医療者が判断するための研究です。こうした呼吸が目立たないまま最期を迎える方もいて、家族が残りの時間を測るためのものではありません。呼吸以外の変化も含めた全体の目安は、[gk_link to=”post:signs”]最期が近いときに多く見られる体の変化[/gk_link]にまとめています。
| 呼吸の変化 | どう見えるか | 一般的に考えられていること |
|---|---|---|
| 不規則な呼吸 | 速くなったり遅くなったりする | 体の変化にともなうもの。表情が穏やかなら見守ってよい |
| 無呼吸 | しばらく止まってから、また大きく吸う | 止まる間が長くなることもある。気になれば看護師さんへ |
| チェーン・ストークス呼吸 | 浅い呼吸から深い呼吸へ、また浅くなって止まる、をくり返す | 意識が下がった時期に見られることが多い |
| 下顎呼吸 | あごを上下させ、口を開けて息をする | 意識が深く下がった段階で見られ、苦しさは感じにくいと考えられている |
| 死前喘鳴 | 喉の奥でゴロゴロ、ゼーゼーと鳴る | 飲み込めない唾液などが喉で揺れる音で、本人の苦痛とは限らない |
喉のゴロゴロは、吸引で取ってもらったほうがいいですか?
吸引がいつもよいとは限りません。喉の奥の分泌物は吸引で取りきれないことが多く、管を入れる刺激がかえって負担になることもあります。体の向きを変える、点滴の量を見直す、分泌物を減らす薬を使う、といった方法もあるので、看護師さんと相談してください。
ゴロゴロという音を聞くと、「取ってあげてください」と頼みたくなります。口の中や喉の手前に見えている分泌物は、やわらかく拭き取ったり、吸引で取ったりすることもあります。けれど音の多くは、喉のもっと奥で、呼吸のたびに分泌物が揺れて鳴っているもので、吸引の管が届きにくい場所です。何度も吸引すると、むせたり粘膜が傷ついたりして、かえってご本人を疲れさせることがあります。
体を少し横向きにすると、分泌物が喉の奥にたまりにくくなり、音が小さくなることがあります。点滴の量が多いと分泌物が増えることがあるため、量を見直すこともあります。分泌物を減らす薬が使われる場合もあります。どの方法が合うかはご本人の状態によって違うので、「この音を和らげる方法はありますか」「吸引は本人の負担になりませんか」と、そのまま尋ねてください。
[gk_cta_mid title=”今、病室で呼吸の変化を見ているなら”]まずナースコールで看護師さんを呼んでください。そのあと誰かと話したくなったら050-1720-6000へ(平日9:00〜18:00は担当が直接、それ以外は自動音声で受け付け、翌朝9時までに折り返します)。[/gk_cta_mid]下顎呼吸が始まったら、どれくらいで最期を迎えますか?
決まった時間はなく、誰にも言い当てられません。研究では下顎呼吸が最期の直前の数日と関係していたと報告されていますが、短い方も、しばらく続く方もいます。時間を数えるより、医療者に今の見立てを聞き、会わせたい人への連絡を考えるきっかけにしてください。
下顎呼吸という言葉を検索すると、「何時間以内」と言い切るページが目に入ることがあります。けれど呼吸の変化の続き方には大きな幅があり、ひとつの数字に当てはめることはできません。看護師さんに「今の呼吸を、どう見ていますか」「家族を呼んだほうがいいですか」と聞けば、その時点での見立てを伝えてもらえます。
遠方の家族がすぐに来られないときは、そばにいる人が代わりに言葉を届ける方法もあります。「○○から、ありがとうって」「みんな、お母さんのこと大好きだよって」と、耳元で伝えてください。反応がなくなっても、耳は聞こえている可能性があるといわれているからです(脳波を使った小規模な研究があります)。声のかけ方は[gk_link to=”post:unresponsive-can-still-hear”]反応がなくなってからの過ごし方[/gk_link]でも紹介しています。
看護師さんを呼ぶのは、どんなときですか?
迷ったら、呼んでかまいません。とくに、顔をしかめる・うめく・体を動かして落ち着かない、目を開けて息苦しそうにしている、呼吸が急に変わった、止まったように見える、といったときは、すぐにナースコールを押してください。自宅なら、前もって決めた訪問看護や在宅医の連絡先へ。
「こんなことで呼んでいいのか」「忙しそうだから」とためらう方は少なくありません。けれど看護師さんにとって、家族からの「様子が変わった気がする」という知らせは、見立ての大事な手がかりです。呼んだ結果、「このまま見守って大丈夫ですよ」と言われたなら、それもひとつの安心材料になります。
伝えるときは、「いつから」「何が」「どう見えるか」「何を頼みたいか」を短く。たとえば、「10分ほど前から、喉がゴロゴロ鳴っています。あごが動くような呼吸です。表情は穏やかですが、苦しくないか見ていただけますか」。自宅で看ている場合は、夜中の連絡先を電話のそばに貼り、どんな呼吸の変化なら電話するかを、訪問看護師さんと決めておきます。命に関わる事態だと感じ、在宅医にも訪問看護にもつながらないときは、119番に電話します。
Q1ご本人は目を開けたり、呼びかけに応えたりしていますか
はい息苦しさを感じている可能性がある。「息が苦しそうです」とすぐに伝える
いいえ表情を見る。穏やかなら声をかけながら見守り、気になれば呼んでよい
Q2顔をしかめる、うめく、手足を動かして落ち着かない様子がありますか
はい苦痛のサインかもしれない。ナースコールで看護師さんを呼ぶ
いいえ呼吸の様子と時刻をメモし、次に来た看護師さんに伝える
- 1いつから「10分ほど前から」「さっき目を離したあとから」
- 2何が「喉がゴロゴロ鳴る」「あごが動く呼吸」「息が止まる間がある」
- 3どう見えるか「表情は穏やか」「眉間にしわを寄せている」
- 4頼みたいこと「苦しくないか見てください」「音を和らげる方法はありますか」
意識があるときの息苦しさは、和らげられますか?
和らげる方法があります。薬、酸素、体の向きや枕の工夫、顔のまわりに風を送ることなどを、状態に合わせて医療者が組み合わせます。ご本人が「息が苦しい」と訴えたら、我慢させずにすぐ伝えてください。
ここまでの呼吸の変化と違い、意識がはっきりしているときの息苦しさ(呼吸困難)は、ご本人がつらさを感じている状態です。日本緩和医療学会は『進行性疾患患者の呼吸困難の緩和に関する診療ガイドライン 2023年版』で、息苦しさを和らげるための考え方をまとめています。上半身を少し起こす、枕で姿勢を支える、うちわで顔のあたりにやさしく風を送る、といった工夫で楽に感じる方もいます。息苦しさは、不安と重なると強く感じやすいともいわれます。家族が落ち着いた声で話しかけ、背中にそっと手を当てているだけでも、ご本人の安心につながることがあります。
医療用麻薬は痛み止めとして知られていますが、息苦しさを和らげる目的で使われることもあります。「麻薬を使うと最期が早まるのでは」と心配する家族もいますが、痛みの治療については、同じ学会の『がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン 2020年版』が、オピオイド(医療用麻薬)の使用で命が縮むという根拠はないとしています。息苦しさに使う場合も含め、心配なことは遠慮なく医師に尋ねてください。
見ているのがつらいとき、家族はどうしていればいいですか?
つらく感じるのは、それだけ近くでご本人を見ているからです。手を握る、名前を呼ぶ、唇を湿らせるなど、そばでできることをひとつ選び、苦しくなったら廊下に出て深呼吸してかまいません。交代できる人がいれば、遠慮なく頼ってください。
呼吸の音を一晩じゅう聞き続ける家族の負担を思えば、家族が「第二の患者」ともいわれる理由がよく分かります(国立がん研究センター がん情報サービス)。この音をつらく感じるのは、あなただけではありません。看護師さんに「聞いているのがつらいです」と打ち明けてかまいませんし、音の理由をもう一度説明してもらうだけで、少し落ち着くこともあります。
そばでできることは、特別なことでなくてかまいません。手を握る、肩にそっと手を置く、名前を呼んで「ここにいるよ」と伝える、乾いた唇を湿らせる。看取りの場で家族ができることは、[gk_link to=”post:family-at-bedside-six-things”]最期のとき家族がそばでできること[/gk_link]にもまとめています。部屋を出ている間に変化が起きるのが怖いときは、看護師さんに「少し外にいます。何かあったら呼んでください」と伝えておけば大丈夫です。
- 手を握る、肩にそっと手を置く
- 名前を呼び、「ここにいるよ」と伝える
- 唇と口の中を、よく絞ったガーゼで湿らせる
- 体の向きや枕の位置を、看護師さんと一緒に整える
- つらくなったら廊下に出て、深呼吸をする
- 交代できる人に、前もって声をかけておく
呼吸の変化に怯えていたご家族は、どう動いた?
説明のための例(実在の方の体験談ではありません)
1. 相談のあとに変わったこと
相談の翌日の夜、Eさんは母の喉がゴロゴロ鳴りはじめたとき、ためらわずにナースコールを押しました。「5分ほど前から喉が鳴っています。あごも少し動いています。苦しくないか見てください」。看護師さんは母の表情を確かめ、体を少し横向きにして、「今は穏やかに見えますよ」と教えてくれました。その夜は兄と2時間ずつ交代し、Eさんは家族用の部屋で仮眠をとれました。「前の晩は、一睡もせずに母の呼吸を数えていた」と言います。
2. 相談を考えた背景
母が緩和ケア病棟に入って1か月ほどたったころ、看護師さんから「ご家族がそばにいてあげてください」と言われ、Eさんは初めて泊まり込みました。兄は仕事の都合で、翌日の夜まで来られませんでした。
3. 相談する前に困っていたこと
その夜、母の呼吸は止まったように見えては、また大きく吸う、をくり返しました。喉の奥ではゴロゴロと音がします。ナースコールに手を伸ばしては、「夜中に迷惑では」「こんなことで呼んでいいのか」と手を止め、スマホで「最期 呼吸 苦しい」と検索して、明け方まで画面を見ていました。
4. ここを選んだ理由・決め手
朝になれば病院のがん相談支援センターに行けることは知っていましたが、それまで誰にも話さずにいるのがつらく、夜のうちにLINEで「母の呼吸が変わって怖いです」と送りました。返事は翌朝いちばんに届き、医療のことはまず病棟の看護師さんへ、と書かれたうえで、話したいことがあれば電話で聞く、と添えられていました。最初に看護師さんを勧められたことで、かえって信頼できたそうです。
5. 相談で話したこと・その後
昼の電話で、担当はEさんの怖かった夜の話を聞き、呼吸の変化について一般に言われていることを伝えたうえで、看護師さんへの伝え方を「いつから・何が・どう見えるか・何を頼みたいか」の4つにまとめました。母の残りの時間について、担当は何も予測していません。兄との交代の決め方や、職場に送る休みの連絡の一文も一緒に考えました。「伝え方が決まっていると、ナースコールを押す指が軽くなった」とEさんは話しています。
※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。
医療者に聞く質問例
- 今の呼吸の変化を、どのように見ていらっしゃいますか。
- 本人は今、苦しさを感じているでしょうか。どんな様子なら苦しいサインですか。
- 喉の音を和らげる方法はありますか。吸引は本人の負担になりませんか。
- 体の向きを変えるとき、家族も手伝っていいですか。
- 夜間、どんな変化があったら家族を呼んでいただけますか。
とはいえ、呼吸の音を聞き続ける夜は長いものです
① 気持ちのこと──「苦しそう」に見えて胸が詰まるのは、よく見ているからです
呼吸のひとつひとつに耳を澄ませ、止まるたびに息をのむ。そうして過ごす夜は、家族の心を少しずつ削っていきます。「苦しくないと考えられている」と読んでも、胸の詰まりがすぐに消えるわけではありません。それは、知識が足りないからではなく、それだけ大切な人を見つめているからです。怖いと感じたら、その気持ちを看護師さんに話してください。泣いてもいいし、交代して少し横になってもいい。音が怖くて部屋を出た時間があっても、それで看取りの価値が減ることはありません。
② 実務のこと──夜の付き添いの体制と、連絡の流れを決めておく
呼吸の変化が出てくる時期は、夜の付き添いが続くことがあります。誰がどの夜に泊まるか、病棟からの電話を誰が受けるか、遠方の家族への連絡は誰が担うかを決めておくと、ひとりが何晩も起き続けることを防げます。泊まり込みのきまりや家族が休める場所は病院によって違うので、早めに病棟に確かめておきます。また、病院で最期を迎えた夜に電話する先をひとつだけ先に決めておく[gk_link to=”page:night-number”]もしもの夜の備え[/gk_link]も、あわてないための仕組みのひとつです。
今日できること
[gk_howto name=”今日できること” description=”呼吸の変化を見守る日に、家族ができる3つのこと” heading=”none”][gk_step title=”看護師さんに見立てを聞く”]「今の呼吸を、どう見ていますか」「夜間はどんな変化で家族を呼んでもらえますか」と尋ね、答えをメモします。[/gk_step][gk_step title=”伝え方の型をメモしておく”]「いつから・何が・どう見えるか・何を頼みたいか」の4つをスマホに書いておくと、ナースコールのあとに慌てずに伝えられます。[/gk_step][gk_step title=”夜明けを待たずに気持ちを置く”]怖かった夜の気持ちは、LINEにひとこと送ってください。夜に届いたものは翌朝いちばんに読んで返事をします。[/gk_step][/gk_howto]よくある質問
[gk_faq][gk_q q=”呼吸が止まったように見えたら、すぐナースコールを押すべきですか?”]迷ったら押してかまいません。最期が近い時期には、しばらく止まってからまた呼吸が戻る、ということがくり返されることがあります。それでも、家族が「止まったかもしれない」と感じたら、看護師さんに確かめてもらうのがいちばん安心です。自宅の場合は、前もって決めた訪問看護や在宅医の連絡先へ電話してください。[/gk_q][gk_q q=”喉のゴロゴロという音を、家族が自分で取ってもいいですか?”]口の中に見えている唾液をガーゼでやさしく拭う程度なら、看護師さんに確かめたうえでできることがあります。喉の奥に指や道具を入れるのは、むせや傷の原因になるので控えてください。音が気になるときは、体の向きを変えてよいか、和らげる方法があるかを看護師さんに相談してください。[/gk_q][gk_q q=”酸素マスクの跡が顔について痛そうです。外してもいいですか?”]酸素がどのくらい必要かはご本人の状態によって違うので、家族の判断で外さず、看護師さんに相談してください。マスクの当たり方を変える、鼻に当てる細い管に替えるなど、つけ心地を工夫できる場合もあります。最期が近い時期には、酸素をどうするかを医療者と話し合うこともあります。[/gk_q][gk_q q=”最期の呼吸は、どんなふうに止まるのですか?”]多くの場合、呼吸の間隔が少しずつ長くなり、やがて静かに止まっていくといわれます。最後に何度か、大きく息を吸うように見えることもあります。この時期のご本人は、深く眠っているような状態にあることが多いと考えられています。そばにいられるなら、手を握り、名前を呼んで過ごしてください。間に合わなかったとしても、それまでにかけてきた声がなくなるわけではありません。[/gk_q][gk_q q=”息苦しそうなとき、体を起こしたり、背中をさすったりしてもいいですか?”]意識があって息苦しさを訴えているときは、上半身を少し起こすと楽になることがあります。ただ、体の向きを変えると呼吸が乱れることもあるので、看護師さんと一緒に行ってください。背中や胸をやさしくさするのは、ご本人が嫌がらなければ、安心につながることがあります。[/gk_q][gk_q q=”自宅で看ていて、呼吸が変わってきました。救急車を呼ぶべきですか?”]まず、前もって決めておいた訪問看護ステーションや在宅医の連絡先に電話してください。最期が近いと分かっている方の呼吸の変化は、ふだんから診ている在宅医や訪問看護師が様子を聞いて判断できることが多いものです。連絡がつかず、命に関わると感じたときは119番です。どんなときにどこへ電話するかは、できれば今のうちに在宅医と話し合っておくと安心です。[/gk_q][gk_q q=”呼吸の変化を見ているのがつらくて、病室を出てしまいました。冷たい家族でしょうか?”]冷たいことはありません。つらい場面から一度離れるのは、自分を保つための行動です。廊下で深呼吸をして、また戻ってくればよいのです。戻るのに時間がかかりそうなときは、看護師さんにひとこと伝えておけば十分です。[/gk_q][gk_q q=”夜中に呼吸の音を聞きながら、ひとりで不安になったらどうすればいいですか?”]呼吸の様子そのものが気がかりなら、ためらわずにナースコールを押してください。自分の気持ちを誰かに聞いてほしいときは、夜通し電話がつながる窓口として、よりそいホットライン(0120-279-338、無料。がん専門の窓口ではありません)があります。日中なら、がん相談支援センターも家族の相談を無料・匿名で受けています。がんと家族の相談室のLINEは無料・匿名で、夜に届いたものは翌朝いちばんに読んで返事をします。[/gk_q][/gk_faq]次に読むなら
- [gk_link to=”post:signs”]最期が近いとき、体にはどんな変化が現れますか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:unresponsive-can-still-hear”]反応がなくなっても、声は届いていますか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:final-moments-what-to-expect”]最期のときには、何が起こり、本人は何を感じるのですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:family-at-bedside-six-things”]最期のとき、家族はそばで何をすればいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:what-happens”]治療が終わってから看取りまで、どんな流れをたどりますか?[/gk_link]
- [gk_link to=”page:night-number”]もしもの夜に電話する先を、先に決めておくには?[/gk_link]