大切な人のがんを受け入れられない|今は知るだけでいい理由

大切な人ががんだと分かって、いつまでも受け入れられずにいるのは、心が大きすぎる知らせから自分を守っているからで、冷たさや弱さの表れではありません。そして、受け入れることと支えることは、別々に進められます。気持ちが追いつかないままでも、治療の予定を知り、通院の送り迎えを引き受け、いつもの話をすることはできるのです。

気持ちが現実に追いつく速さは人によって違い、同じ家族の中でもそろいません。本人はもう治療を始めて前を向いているように見えるのに、自分だけが「何かの間違いでは」と立ち止まっている。そのずれに、申し訳なさを感じている人もいるでしょう。けれど、ずれが生まれること自体はどの家族にも起こりうることで、無理に埋める必要はありません。

この記事では、「受け入れる」という言葉をほどいて今の自分に必要なものを確かめ、受け入れられないまま本人を支える方法と、ペースのずれとの付き合い方をまとめます。診断を知った直後の否認や怒りの波については、[gk_link to=”post:cant-accept-parent-cancer”]親のがんを受け入れられないときの記事[/gk_link]で扱っています。

本人より先に進めずにいる方へ

  • 告知からひと月たつのに、まだ「何かの間違いだ」と思っている自分がいる。
  • 本人はもう治療を始めているのに、自分だけが置いていかれている。
  • 受け入れられない自分が、がんばっている本人に申し訳ない。

大切な人ががんになったことを、受け入れられません。どうすれば受け入れられますか?

受け入れようと急がなくて大丈夫です。今のあなたに先に必要なのは、気持ちの整理より「知る」ことです。治療の予定や連絡先を知っていれば、受け入れていなくても本人を支えられます。受け入れは、支えているうちに、あとから少しずつ追いついてくることもあります。

「受け入れる」という言葉には、いくつもの意味が重なっています。病名や治療の予定を、事実として知っていること。気持ちのうえで「そうなんだ」と納得していること。病気になったことを、自分なりに意味のある出来事としてとらえ直していること。このページを開いたあなたは、病名を知り、治療が始まったことも知っています。つまり一つ目は、もうできているのです。まだなのは、二つ目と三つ目のほうです。

本人を支えるために欠かせないのは、一つ目の「知る」です。いつ、どこで、どんな治療を受けるのか。体調が変わったら、どこに連絡するのか。本人が手伝ってほしいことは何か。これが分かっていれば、気持ちが揺れていても、送り迎えも、家族への連絡も、いつもの会話もできます。二つ目と三つ目は、努力して到達する目標ではありません。時間と経験の中で少しずつ形になっていくもので、その時期は人によって大きく違います。

意味どんな状態か今、必要か
知っている病名、治療の予定、連絡先を事実として把握している必要。支えるための土台になる
納得している気持ちのうえで「そうなんだ」と受け止められている急がなくていい。揺れていてかまわない
とらえ直している病気を、自分なりに意味のある出来事として語れる目標にしなくていい。そこまで行かない人もいる
「受け入れる」に重なっている3つの意味と、今のあなたに必要かどうか

本人は前を向いているのに、なぜ自分だけ置いていかれるのですか?

本人と家族では、病気との距離が違うからです。本人は検査や治療という毎日の「やること」を通して、体で少しずつ現実に触れていきます。家族に届くのは多くが言葉で、気持ちが追いつくための手がかりが少ないぶん、立ち止まって見えやすいのです。

本人は、検査を受け、医師の説明を聞き、薬の飲み方を覚え、副作用に向き合います。毎日の中に病気と関わる用事があり、そのたびに現実と折り合いをつける機会があります。家族の側に届くのは、本人から聞いた話、診察室での数分の説明、夜中に検索した情報といった言葉がほとんどです。知らせは届くのに、手応えが届かない。気持ちが追いつく足場が少ないのは、家族という立ち位置のせいで、あなたの心が鈍いからではありません。

それに、本人の「前向き」が、本人の気持ちのすべてとは限りません。家族を心配させたくなくて、明るい面だけを見せている人もいます。外から見えるずれは、実際のずれより大きく見えていることもあるのです。

ずれそのものより苦しいのは、ずれが自分を責める気持ちに育っていくことです。たとえば次のような流れです。どこか一か所で流れを止められれば十分です。

  1. 1本人が治療を始める通院や薬の予定が動き出し、本人の毎日が回り始める
  2. 2前向きな姿に戸惑うほっとする気持ちと、「なぜそんなに平気なの」という違和感が同時にわく
  3. 3追いつけない自分を責める「受け入れられない私は、薄情なのでは」と考える
  4. 4本人の前で無理に明るくする揺れている気持ちを隠し、会うたびに疲れていく
  5. 5ずれを話題にできなくなるお互いに本音を言わないまま、距離だけが開いていく
ペースのずれが、自分を責める気持ちに育っていく流れ(一例)
[gk_cta_mid title=”受け入れられないままで、話せます”]「まだ信じられない」「本人に申し訳ない」と、そのままの言葉でフォームにお書きください。ご希望の時間帯に担当がお電話をかけ、気持ちの良し悪しを評価したり助言したりせずに、20分お話を伺います。[/gk_cta_mid]

受け入れられないまま支えるのは、本人に失礼になりませんか?

失礼にはなりません。支えは、気持ちの整理を終えた人だけに許されるものではありません。本人に届くのは、あなたの心の中が整っているかどうかより、送り迎えや差し入れ、いつもの会話といった、目に見える行動のほうです。

受け入れられない気持ちのままでも、できる支えはたくさんあります。次の通院日を手帳に書き込む。送り迎えを一回引き受ける。本人の好きな店のお菓子を持っていく。病気と関係のない、いつもの話をする。本人にとっては、家族の心の整理がついているかどうかより、来てくれた、手を貸してくれたという事実のほうが、はっきり届きます。

気をつけたいのは、受け入れられない気持ちを、本人に向けてしまうことです。「誤診じゃないの」「別の病院なら違うことを言われるかも」と何度も口にすると、本人は自分の治療に向き合いながら、家族を納得させる役まで背負うことになります。説明にどうしても納得できない点があるなら、担当医とは別の医師に意見を求めるセカンドオピニオンという仕組みがあります。転院とは違い、担当医に紹介状や検査データを用意してもらって受けるもので、公的医療保険が使えない自由診療のため、費用は病院によって異なります。ただし、受けるかどうかを決めるのは本人です。家族の気持ちを整えるために勧めるものではないことは、心に留めておいてください。

受け入れられないままでもできる支え

  • 次の通院日と治療の予定を、手帳やカレンダーに書いておく
  • 送り迎えや付き添いを、一回だけでも引き受ける
  • 病気と関係のない、いつもの話をする
  • 体調が変わったときの連絡先を、家族で共有しておく

本人に向けないほうがいい形

  • 「誤診じゃないの」と、診断を何度も疑ってみせる
  • 自分が納得するために、本人の治療の選択に反対する
  • 本人の前で、受け入れられないつらさを長く訴え続ける
受け入れられないままでもできる支えと、本人に向けないほうがいい形

受け入れを急がずに過ごすには、毎日何をすればいいですか?

知ることの量を決め、「まだ信じられない」と言える場所を本人の外に作り、本人と会う日は小さな用事を一つ持っていきます。毎日の目標を、気持ちの整理ではなく行動の小さな単位に置くと、自分を責める時間が減っていきます。

一つ目は、知る量を決めることです。受け入れられないときほど、何か見落としているのではと、病名や治療法を夜遅くまで調べ続けてしまいがちです。けれど、支えるために今週知っておけば足りることは、思っているより少ないものです。下のチェックの項目が分かっていれば十分で、それ以上のことは、本人や医療者から聞くまで待ってかまいません。不安で検索が止まらない夜の過ごし方は、[gk_link to=”post:parent-cancer-child-fear-tonight”]今夜できる気持ちの置き方[/gk_link]にまとめています。

二つ目は、「まだ信じられない」と口にできる場所を、本人の外に作ることです。本人の前でその言葉を言わずにいられるのは、ほかに言える場所があるときです。友人でも、相談窓口でもかまいません。

三つ目は、本人と会う日に小さな用事を一つ持っていくことです。洗濯物を引き取る、次の通院の送り迎えの時間を決める、頼まれていた本を届ける。用事があると、何を話せばいいか分からない緊張がやわらぎ、気持ちが追いついていなくても、その日の役目を果たして帰ってこられます。

  • 次の通院日と、その日に何をするのか(検査・治療・説明など)
  • 体調が急に変わったときの連絡先(病院の窓口や病棟の番号)
  • 本人が家族に手伝ってほしいこと(一つでいい)
  • 家族の中で、誰が何を受け持つか
  • 自分の気持ちを話せる相手が、どこにいるか
支えるために、今週知っておけば足りること
[gk_cta_mid title=”医師の説明を、分かる言葉に置き換えます”]説明の中で引っかかった言葉を、ひとことフォームにお書きください。その言葉の一般的な意味をお電話でお伝えし、次の診察で確かめたいことを質問3つにまとめてお送りします。[/gk_cta_mid]

本人とのペースのずれは、どう扱えばいいですか?

ずれを埋めようとせず、ずれたまま一緒にいられる形を探します。本人の前では本人の速さに合わせて話題を選び、自分の気持ちは本人以外の場所で整えます。隠しきれない日は、短く正直に伝え、支える意思を行動で添えれば十分です。

本人が「治療がんばるから、大丈夫」と言ったとき、心の中で「大丈夫なわけない」と思っても、言葉で追いかける必要はありません。たとえば、次のような短い返し方があります。

例:「うん。手伝えることがあったら、いつでも言ってね」

それでも気持ちを隠しきれない日は、正直に短く伝えてかまいません。

例:「ごめんね、まだ気持ちが追いついてなくて。でも、来週の送り迎えはさせてね」

気持ちの遅れを打ち明けながら、支える意思を行動で示す言い方です。長く説明しないことで、本人に慰め役を背負わせずに済みます。

ずれは、ずっと同じ向きのままとは限りません。副作用が強い週や、検査の結果を待つ時期には、今度は本人のほうが現実を受け止めきれなくなることもあります。そんなとき、先に行ったり後ろにいたりしながら並んで歩いてきた家族は、本人の揺れにも慌てずにいられます。ずれは、二人の関係が壊れている印ではなく、それぞれの速さで歩いている印です。

  1. Q1本人は今、病気や治療の話をしたがっていますか

    はい本人の言葉に合わせて聞き役になり、自分の気持ちの話はあとに回す

    いいえ病気と関係のない、いつもの話題でそばにいる

  2. Q2自分の気持ちが、本人の前であふれそうですか

    はい「売店に行ってくるね」と席を外し、落ち着いてから戻る

    いいえ持ってきた用事を一つ済ませて、その日は短めに切り上げてもいい

本人の前で、ペースのずれを感じたときの分かれ道

本人の毎日から、置いていかれたようで寂しいときは?

寂しさは、本人を大切に思う人に自然にわく気持ちです。治療が始まると、本人の毎日には家族の知らない時間が増えます。本人の了解を得て説明の場に同席する、治療の予定を共有してもらうなど、「知る」入口を一つ作ると、置いていかれた感覚は和らぎやすくなります。

治療が始まると、本人の毎日には、医師や看護師との会話、待合室で過ごす時間、薬や体調の記録など、家族の知らない時間が増えていきます。本人が医療者の言葉で病気を語り始めると、自分だけが外側に取り残されたように感じることがあります。その寂しさは、本人との距離が開いたからではなく、本人が新しい場所で踏ん張り始めた証拠でもあります。

置いていかれた感覚を和らげるには、本人の世界に入る入口を一つ作ります。本人に「次の説明のとき、一緒に聞いてもいい?」と頼んでみる。通院の予定を家族のカレンダーに入れてもらう。診察から帰った日に、「今日は先生、何て言ってた?」と一つだけ聞く。同席を断られることもあります。そのときは本人の意思として受け止め、話してくれたことを聞く側に回れば十分です。本人と同じ情報を少しずつ持てるようになると、気持ちが追いつくための手がかりも増えていきます。

受け入れられない気持ちは、どこで話せばいいですか?

本人の外にある場所で話してください。家族自身の気持ちも、病院のがん相談支援センターで相談できます。話して整理しておくことは、本人の前で揺れすぎないための準備にもなります。

国立がん研究センターのがん情報サービスは、家族は「本人はもっとつらいのだから」と気持ちを我慢しがちで、そのうえ自分の日常生活も続けなければならないとして、「ご家族は、『第二の患者』ともいわれます」と紹介しています。受け入れられない苦しさも、家族自身が相談してよいことの一つです。

がん診療連携拠点病院などにあるがん相談支援センターは、家族も、その病院に通っていない人も、無料・匿名で利用できます。がんについて詳しい看護師や、生活全般の相談ができるソーシャルワーカーなどが相談員を務め、話した内容が、相談した人の同意なしに担当医を含むほかの人へ伝わることはありません。病院を問わず電話で話したいときは、国立がん研究センターの「がん情報サービスサポートセンター」(0570-02-3410 または 03-6706-7797、平日10時〜15時、通話料は自己負担、原則1日1回20分以内)があり、平日12時〜15時にはチャットでも相談できます。眠れない、食べられないといった状態が続くときは、かかりつけ医や心療内科、こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556、時間は地域で異なり、通話料がかかります)も頼ってください。

がんと家族の相談室では、評価も助言もしない20分のほか、医師の説明で分からなかった言葉の一般的な意味をお伝えし、次の診察で聞く質問を3つにまとめてお送りすることもできます。気持ちが追いつかないぶん、「知る」ほうを一緒に整えておく使い方です。

夫の前向きさについていけなかった妻は、どう動いた?

説明のための例(実在の方の体験談ではありません)

どなたの例か
50代・妻の立場(夫が告知を受けてひと月。夫は仕事を続けながら、通院で治療を始めている)
相談のあとに変わったこと
「受け入れなければ」を「知る」と「手伝う」に置き換えた。夫の説明の場に1回同席し、毎晩だった夜中の検索が週1〜2回に減った。

1. 相談のあとに変わったこと

相談から3週間ほどたったころ、彼女は夫の次の説明の日に同席していました。夫に「一緒に聞いてもいい?」と頼めたのは、相談のあとのことです。診察室では、聞きたいことを3つ書いたメモを膝の上に置き、そのうち2つを自分の口で質問できました。夜中の検索は毎晩の習慣になっていましたが、今は週に1〜2回ほどです。「受け入れたかと聞かれたら、まだです。でも、夫の病気のことを知っている、とは言えるようになりました」。

2. 相談を考えた背景

夫ががんと分かったのは、健康診断の再検査がきっかけでした。夫は「治療すれば大丈夫らしい」と言い、翌週から仕事を続けながら通院を始めました。家の中は告知の前と同じように回っていて、変わったのは自分の心の中だけのように感じたといいます。

3. 相談する前に困っていたこと

夫の前向きさに、彼女はついていけませんでした。「何かの間違いでは」という思いが消えず、夫が寝たあとに病名を検索しては、読んだ内容を翌朝に話してしまい、「もう先生に聞いたから」と遮られたこともありました。受け入れられない自分が、夫の足を引っ張っていると感じていたそうです。

4. ここを選んだ理由・決め手

夫の病院のがん相談支援センターは、話した内容が夫の担当医に伝わりそうな気がして、使う気になれませんでした。相談した人の同意なしに伝わることはないと知ったのは、もっとあとのことです。まずは病院の外で話を聞いてもらおうと思い、相談室のフォームに「夫の病気を受け入れられない」とだけ書いて、平日の昼の時間帯を指定しました。

5. 相談で話したこと・その後

電話の最初の20分、担当は相づちを打ちながら、評価も助言もはさまずに彼女の話を聞きました。そのあと彼女の希望で、夫が医師から受けた説明のうち、彼女が分からなかった言葉の一般的な意味を確かめ、次の診察で聞く質問を3つにまとめて送ってもらいました。担当は夫の病状を判断したり、この先を予測したりはしていません。メモを手にして、彼女は初めて夫に「次の説明、一緒に聞いてもいい?」と言えたそうです。夫は少し驚いた顔をしてから、「助かる」と答えました。同席した日は待合室で緊張してしまい、メモの3つ目は聞きそびれました。それでも帰りの車の中で、夫のほうから「実は俺も、最初は信じられなかった」と打ち明けられ、二人で少し笑ったといいます。

※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。

医療者に聞く質問例

  • 家族として、今の時点で知っておいたほうがいいことは何ですか。
  • 治療の予定のうち、家族が付き添ったほうがいい日はありますか。
  • 体調が急に変わったときは、どこに、どう連絡すればいいですか。
  • 本人が家族には言いにくそうなことで、家族が気をつけたほうがいいことはありますか。
  • 家族の気持ちの整理がつかないとき、この病院で話を聞いてもらえる場所はありますか。

とはいえ、気持ちが追いつかないあなたに伝えたい2つのこと

① 気持ちのこと──受け入れられない自分も、本人を思う同じ自分

受け入れられない気持ちと、本人を大切に思う気持ちは、別々の人の心にあるわけではありません。失いたくないからこそ、知らせを信じたくない。その裏返しが「受け入れられない」です。追いつかない自分を責める時間を、本人に電話する一本や、通院の予定を確かめる数分に回してみてください。手が先に動き、心があとからついてくる。それで順番は合っています。

② 実務のこと──家族の中で、情報の「受け取り役」を一人決めておく

本人から聞く治療の予定や医師の説明が、家族の何人かにばらばらに届くと、聞くたびに受け止め方が揺れ、誰が何を知っているのかも分からなくなります。本人が同じ説明を何度もくり返さずに済むよう、情報の受け取り役を一人決め、ほかの家族にはその人から伝える形にしておくと、家族全体の「知る」が整います。受け取り役は、気持ちの整理がついている人である必要はありません。むしろ、受け入れられずにいる人が事実を書き留める役を担うことで、気持ちの置き場ができることもあります。共有には、家族のグループメッセージや共有のカレンダーなど、ふだん使っている道具で十分です。

今日できること

[gk_howto name=”今日できること” description=”受け入れを急がず、今日から本人を支えるための3つのこと” heading=”none”][gk_step title=”今週知っておけば足りることを書き出す”]次の通院日、急な変化のときの連絡先、本人が手伝ってほしいことの3つだけをメモに書き、分からない項目は本人か家族に聞く。[/gk_step][gk_step title=”手伝いを一つだけ申し出る”]「次の通院、送ろうか」のように、日付のある小さな手伝いを一つ、本人にメッセージで伝える。[/gk_step][gk_step title=”「まだ信じられない」を本人の外で言う”]友人や相談窓口、相談室のLINEのどこかに、そのままの言葉で一度だけ送る。夜に届いたLINEは、翌朝いちばんに読んで返事をします。[/gk_step][/gk_howto]

よくある質問

[gk_faq][gk_q q=”大切な人ががんになって、怖くてたまりません。どうすればいいですか?”]怖さは、大切な人の病気に向き合ったときに自然にわく気持ちです。この記事は受け入れられない気持ちを中心に扱っていますが、怖さそのものは、紙に書き出す、検索をやめる時刻を決める、ひとりに話すといった方法で、置き場所を作ることができます。今夜の怖さの置き方は、親のがんで不安な子どもに向けた記事に詳しくまとめています。眠れない、食べられない日が重なるときは、医療機関や相談窓口を頼ってください。[/gk_q][gk_q q=”本人に「もう受け入れた」と言われましたが、本心なのか分かりません。”]本心かどうかを確かめる必要はありません。本人がそう言える日があるなら、その言葉をそのまま受け取ってかまいません。受け止め方は日によって揺れるもので、本人にも「やっぱり怖い」と思う日が来るかもしれません。そのときに話せる相手でいられるよう、「いつでも話は聞くからね」と一度伝えておけば十分です。[/gk_q][gk_q q=”本人の前で明るくふるまうのに、疲れてしまいました。”]いつも明るくいる必要はありません。本人が求めているのは、家族の笑顔の量より、そばにいてくれることかもしれません。疲れている日は、面会を短めにする、用事を一つ済ませたら帰るといった形でかまいません。明るさを保つために使っていた力を、本人の外で気持ちを話すことに回すと、次に会うときの表情も自然に戻りやすくなります。[/gk_q][gk_q q=”周りから「早く受け入れなきゃ」と言われるのがつらいです。”]励ましのつもりでも、急かされているように聞こえることがあります。言い返さなくてかまいませんが、もし伝えるなら、「ありがとう。自分の速さで向き合っているところだから、見守っていてほしい」のような短い言葉で十分です。つらさが続くなら、その相手とは病気の話をしない時間を持つのも、自分を守る方法です。[/gk_q][gk_q q=”受け入れられないまま、本人の治療方針に意見を言ってもいいですか?”]意見を伝えること自体はできます。ただ、治療を決めるのは本人です。伝えるなら一度だけ、「私はこう感じている」という形で短く伝え、そのあとは本人の決定を尊重してください。納得できないのが診断や治療の説明そのものなら、本人が望む場合にセカンドオピニオンという方法があります。受け先の病院選びに迷う場合も、がん相談支援センターが相談先の一つになります。[/gk_q][gk_q q=”夫(妻)のがんを受け入れられません。長く連れ添った夫婦でも、気持ちの速さは違うものですか?”]違って当然です。病気と向き合うのは本人の体で、配偶者は二人の暮らしや先の計画ごと揺さぶられます。立っている場所が違えば、気持ちが追いつく速さも違います。同じ速さでいられないことを、夫婦の絆が弱い印と考えなくてかまいません。本人の了解を得て説明の場に同席するなど、「知る」入口を一つ持つことから始めてみてください。[/gk_q][gk_q q=”親のがんを受け入れられません。子どもとして、何から始めればいいですか?”]気持ちの整理より先に、「知る」ことを一つだけ始めてください。次の通院日と、急な変化があったときの連絡先が分かれば、それで最初の一歩は十分です。診断を知った直後の気持ちの波との付き合い方は、親のがんを受け入れられない子どもに向けた記事で詳しく扱っています。[/gk_q][/gk_faq]

次に読むなら

  • [gk_link to=”post:cant-accept-parent-cancer”]診断を知った直後の否認や怒りは、どう変わっていきますか?[/gk_link]
  • [gk_link to=”post:parent-cancer-child-fear-tonight”]親のがんが怖くてたまらない夜は、どうすればいいですか?[/gk_link]
  • [gk_link to=”post:what-to-do”]家族ががんになったら、何から始めればいいですか?[/gk_link]
  • [gk_link to=”post:how-to-be-with-patient”]腫れ物に触るような接し方から、どう戻せばいいですか?[/gk_link]
  • [gk_link to=”post:what-to-ask-patient”]本人に聞きたいことは、どんな順番で聞けばいいですか?[/gk_link]
  • [gk_link to=”page:for-family”]ご家族向けの相談の入口はどこですか?[/gk_link]

受け入れられないままで、支える準備をしませんか

[gk_form_cta]「まだ信じられない」と、ひとことだけフォームにお書きください。フォームを送ると受付確認のメールがすぐに届き、書いていただいた時間帯に担当が電話をかけます。気持ちをそのまま聞いたうえで、ご希望があれば、医師の説明で分からなかった言葉の意味を一緒に確かめ、次の診察で聞く質問を3つにまとめます。[/gk_form_cta]

zaitakuwork

ほいくの相談室 編集部。保育士の方からの相談で多く聞かれる悩みをもとに、公的な資料で確認できる情報をまとめています。