家族のがんの看病と仕事を両立させるこつは、休みをその都度取るのをやめて、「続く前提」で組み立て直すことです。毎月くり返す通院の付き添い、退院や在宅療養の始まりのような節目、そして予測できない急な呼び出し。用事の種類ごとに使う制度を先に決めておくと、限られた休みを使い切ってしまう不安が小さくなります。
どの制度が使えるか、何日取れるかは、家族の状態、勤務先の就業規則、雇用の形によって変わります。看病がいつまで続くかも、病状や治療によって大きく違い、前もって言い当てることはできません。この記事では、介護休業の93日を分けて使う考え方、介護休暇や短時間勤務との組み合わせ、会社の誰に何を伝えるか、生活を回す工夫と両立の相談先を、長く続けるための設計図として順に並べます。仕事が手につかない今日の切り出し方は[gk_link to=”post:cant-focus-at-work-family-cancer”]集中できないときの伝え方と休む制度[/gk_link]に、親の診断を聞いた直後の動き方は[gk_link to=”post:father-diagnosed-what-to-decide-first”]治療・お金・仕事を決める順番[/gk_link]にまとめています。
休みの残りを数えながら、このページを開いた方へ
- 通院の付き添いで休みが増え、上司の顔色をうかがうのが毎朝の癖になってしまった。
- 仕事と家事と看病で、一日のどこにも自分の時間が残っていない。
- いつまで続くのか分からないのが、いちばんきつい。休みを使い切ったらどうなるのか怖い。
家族のがんの看病と仕事を両立できません。使える制度や、会社への伝え方はありますか?
使える制度は、介護休業・介護休暇・年次有給休暇と、短時間勤務など会社ごとの働き方の仕組みです。会社には「今月だけの休み」ではなく、続く前提の両立の形を相談すると、制度の組み合わせを一緒に考えてもらいやすくなります。
介護休業と介護休暇は、育児・介護休業法に定められた制度です。2025年4月からは、介護に直面したことを申し出た社員に対して、会社が制度を個別に知らせ、利用するかどうかの意向を確かめることが事業主の義務になりました。制度の細かい条件を覚えていなくても、人事に「家族の介護に直面しています」と伝えれば、会社の側から説明を受けられる仕組みが整ったということです。
ただ、制度の名前を知っていても、使い方を決めないまま休み始めると、通院のたびに有給を少しずつ削り、気づいたときには手元に何も残っていない、ということが起きます。両立を長く続けるには、制度を「どの用事に、どの順番で充てるか」を先に決めておくことが、いちばんの備えになります。
- 1介護休業要介護状態の家族1人につき通算93日まで。3回まで分けて取れる
- 2介護休暇1年に5日まで(対象家族が2人以上なら10日)。時間単位でも取れる
- 3働き方の仕組み短時間勤務、時差出勤、在宅勤務など。中身は就業規則と人事で確かめる
- 4年次有給休暇理由を問われない休み。制度の対象にならない時期の支えになる
介護休業の93日は、どんな場面に充てればいいですか?
介護休業は、自分が毎日介護をするためより、介護の体制を整える期間に充てると生きてきます。在宅療養を始めるとき、状態が変わってサービスを組み直すとき、最期が近いと言われたときなど、節目ごとに分けて使えます。
介護休業を取れるのは、家族が要介護状態、つまり2週間以上の期間にわたって常に介護を必要とする状態にあるときです。対象の家族1人につき、合わせて93日まで、3回までに分けて取れます。休んだ期間については、条件を満たせば雇用保険から介護休業給付金が支給され、額は原則として「休業開始時賃金日額×支給日数×67%」です。上限や下限があるので、自分の場合の額は勤務先かハローワークで確かめてください。
93日は長く聞こえますが、節目ごとに3回に分けると、一回あたりは思ったほど多くありません。そこで、1回目を取る前に「2回目と3回目のために、どれだけ残しておくか」を決めておきます。たとえば在宅療養を始める時期なら、介護保険の申請、ケアマネジャーとの打ち合わせ、訪問看護の契約といった準備をまとめて済ませる期間が、1回目の長さの目安になります。日々の付き添いは介護休暇や有給で受け止め、介護休業は体制が変わるときのために取っておく。こう分けておくと、後半の大事な時期に休みが残っていない、という事態を避けやすくなります。休業の申し出には期限があるので、節目が見えてきたら早めに人事へ伝えてください。
- 1通院が中心の時期介護休業は使わず、介護休暇や有給で付き添う
- 21回目・在宅療養を始めるとき介護保険の申請、ケアマネジャーとの打ち合わせ、訪問看護の契約を済ませる
- 32回目・状態が変わったときサービスを組み直し、入院先や施設との調整をする
- 43回目・最期が近いと言われたとき仕事から離れて、そばにいる時間を確保する
- 5それぞれの回のあと使った日数と残りを、家族と人事の両方で確かめる
介護休暇や短時間勤務とは、どう組み合わせればいいですか?
用事の頻度で道具を分けます。月に数回の付き添いは時間単位の介護休暇か有給、毎週続く用事は短時間勤務や時差出勤など会社の仕組み、数週間のまとまりは介護休業。こう分けると、介護休業を節目のために残せます。
介護休暇の上限は1年に5日で、対象の家族が2人以上いれば10日になり、時間単位に分けて取ることもできます。病院の予約が午前10時なら、朝の数時間だけ休んで付き添い、午後から出社する。こうした使い方なら、1日単位で取るよりずっと多くの回数に分けられます。勤続6か月未満の人を労使協定によって介護休暇の対象から外せる仕組みは、2025年4月に廃止されました。転職したばかりでも、まず人事に確かめてください。
毎週のように続く用事には、介護休暇だけでは足りなくなります。そこで、短時間勤務や時差出勤、在宅勤務、残業の免除など、働き方そのものを調整する仕組みを確かめます。法律で会社に求められている措置もあれば、会社が独自に設けている制度もあり、何がどこまで使えるかは勤務先によって違います。人事に尋ねるときは、「週に一度、午前中に家族の通院があります。しばらく続く見込みです。使える仕組みを教えてください」と、頻度と期間の見込みを添えると、具体的な答えが返ってきやすくなります。
| 用事 | よくある頻度 | 組み合わせる仕組み |
|---|---|---|
| 通院の付き添い | 月に数回、半日ほど | 時間単位の介護休暇、有給 |
| 毎週の決まった用事 | 毎週同じ曜日 | 短時間勤務・時差出勤・在宅勤務など会社の仕組み |
| 在宅療養の始まりなどの節目 | 数週間のまとまり | 介護休業(分けて取る1回分) |
| 急な呼び出し | 予測できない | 有給、介護休暇、引き継ぎメモ |
長く続く前提で、上司・人事・同僚には何を伝えればいいですか?
上司には休みの「型」と見直す時期を、人事には制度の対象になるかと申し出の手続きを、同僚には不在のときの回し方を伝えます。病状をどこまで話すかは、相手ごとに自分で決めてかまいません。
長く続く看病で職場がいちばん困るのは、休みそのものより、「次にいつ休むのか分からない」ことです。上司には、休みの型を先に共有します。たとえば「当面、第1・第3水曜の午前は家族の通院の付き添いで不在にします。3か月ごとに予定を見直して、改めてご相談します」。型があれば、上司は仕事の割り振りを前もって組めます。見直しの時期を自分から示しておくと、状況が変わったときにも切り出しやすくなります。
人事には、制度の確認と手続きを相談します。介護休業や介護休暇の対象になるか、申し出はいつまでに、どんな形で出すか、短時間勤務などの仕組みはあるか。家族の状態を伝える書類を求められることもあるので、提出先と、内容を見る人の範囲もあわせて尋ねておくと安心です。
同僚に伝えるのは、理由よりも段取りです。「水曜の午前は不在なので、急ぎの件は△△さんへ」「進み具合は共有フォルダのメモにまとめています」。休む理由をどこまで話すかは、自分で選んでかまいません。
| 相手 | 伝えること | 伝えなくてよいこと |
|---|---|---|
| 上司 | 休みの型(曜日・時間帯)と、見直す時期 | 病名や病状の詳しい説明 |
| 人事 | 制度の対象になるか、申し出の時期と書類 | 家族の気持ちや家庭の細かな事情 |
| 同僚 | 不在の日と、急ぎの件の回し先 | 休む理由の詳しい中身 |
自分の時間がゼロのとき、生活はどう回せばいいですか?
休みの制度を足す前に、「家事」「看病」「仕事」のそれぞれから、人や外のサービスに渡せるものを探します。総菜や宅配に頼る日、きょうだいに頼むこと、介護保険のサービスを決め、週に一度は自分のための時間を予定に先に入れます。
両立が崩れるとき、多くの場合、最初に削られているのは睡眠と家事の時間です。夕食を作る、洗濯をする、病院に持っていく物をそろえる。一つひとつは小さくても、看病のあとに毎晩積み重なると、自分の時間は一日のどこにも残らなくなります。
渡せるものを探すときは、看病と家事の中身を三つに分けてみてください。家族でなくてもできること(買い物、掃除、制度の下調べ)、家族のうち誰でもできること(通院の送迎、洗濯)、自分にしかできないこと(本人と二人で話す時間)。最初の二つは、総菜や宅配、きょうだいへの依頼で手放せます。身の回りの介護が日常的に必要になってきたら、介護保険も選択肢になります。65歳以上は原因を問わず、40〜64歳はがん(医師が回復の見込みがない状態に至ったと判断したもの)が原因の場合に、要介護認定を受けて使えます。在宅療養が始まる段階で負担を分ける仕組みは、[gk_link to=”post:home-care-family-burden”]在宅療養で家族の負担を減らす仕組み[/gk_link]で詳しく扱っています。
自分が持ち続けること
- 本人と二人で話す時間
- 主治医の説明を聞く日の付き添い
- 自分が眠る時間
手放してよいこと
- 毎日の夕食づくり(総菜や宅配に頼る日をつくる)
- 制度の下調べや問い合わせ(きょうだいに頼む)
- 身の回りの手助けの一部(介護保険のサービスに頼む)
両立の悩みは、会社の外ではどこに相談できますか?
休みの制度は勤務先の人事、介護休業給付金はハローワーク、介護の手を増やす相談は地域包括支援センターや市区町村の窓口、病院のことは医療ソーシャルワーカー、仕事や気持ちを含めた全体はがん相談支援センターが入口になります。
地域包括支援センターは市町村が設置する機関で、保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員などが、地域の高齢者や家族介護者の相談を早い段階から受け、必要なサービスにつないでいます。本人が40〜64歳なら、市区町村の介護保険の窓口も相談先です。入院中の生活やお金、使える行政サービスのことは、病院の医療ソーシャルワーカーに相談できます。
がん診療連携拠点病院などに置かれたがん相談支援センターは、本人だけでなく家族も、その病院にかかっていない人も、無料で名前を明かさずに利用できる窓口です。がんの本人の就労の相談も働き方に関係なく受けていて、治療と仕事の両立を支える「両立支援コーディネーター」という支援役もいます。厚生労働省は「治療と就業の両立支援指針」を2026年4月1日から適用し、両立支援は2026年度から事業主の努力義務になりました。本人も働いているなら、本人の職場との調整も一緒に考えてもらえます。
がんと家族の相談室では、会社に何と言うか、休みをどう残すかといった今の判断を、電話で一緒に整理しています。2026年9月の実績(運営者集計)では、電話相談・問い合わせ1,200件のうち800件がご家族からの相談でした。支える側が相談することは、珍しいことではありません。
Q1知りたいのは、休みの制度の対象になるかどうかですか
はい勤務先の人事へ。介護休業給付金の条件はハローワークでも確かめられる
いいえ次の問いへ進む
Q2家族の介護の手を増やしたいですか
はい地域包括支援センター、市区町村の介護保険の窓口、入院中なら医療ソーシャルワーカーへ
いいえ次の問いへ進む
Q3本人の治療と仕事の両立も気がかりですか
はいがん相談支援センターへ。両立支援コーディネーターという支援役もいる
いいえ会社への伝え方や休みの残し方の整理は、がんと家族の相談室でも受けている
いつまで続くか分からない不安には、どう向き合えばいいですか?
終わりの日は誰にも言い切れないので、代わりに「見直す日」を決めます。3か月ごと、または治療や療養の場所が変わるたびに、休みの残りと働き方、家族の分担を確かめ直すと、先の見えなさを扱える大きさに区切れます。
「あとどれくらい続くのか」は、主治医にも言い切れないことの多い問いです。代わりに尋ねられるのは、「次の3か月ほどで、通院や入院の予定はどうなりそうですか」という、仕事の調整に要る範囲の見通しです。予定が見えれば、休みの型を組み直せます。
見直しの日に確かめるのは、休みの残り、働き方、家族の分担の3つだけで十分です。介護休業の残りの日数と回数、今年の介護休暇と有給の残り。今の型で、遅刻や当日の欠勤が増えていないか。看病がきょうだいの一人に寄っていないか。答えを日付と一緒に書き残しておけば、次の見直しまでは「今の型で走ってよい」と自分に許可を出せます。
がん情報サービスは、家族は本人を気づかって自分の気持ちを後回しにしがちなうえ、自分の生活も保ち続けなければならないことから、「第二の患者」ともいわれると伝えています。仕事は、その生活の柱です。看病のために仕事を手放すかどうかは、疲れきった夜に一人で決めず、見直しの日に、家族や人事、相談窓口と話してからでも遅くありません。
有給を使い果たしそうだった夫は、休みをどう組み立て直した?
説明のための例(実在の方の体験談ではありません)
1. 相談のあとに変わったこと
相談のあと、彼は手帳の最後のページに「用事と道具の表」を書きました。妻の通院は隔週の木曜です。点滴が長引く日は、人事に妻の状態を説明したうえで使えると確かめた時間単位の介護休暇を、朝の送りだけで済む日は時差出勤の仕組みを使います。夕食は週に3日を総菜と宅配に切り替え、洗濯は高校生の長女が引き受けてくれました。上司には「当面、隔週の木曜は午前中に不在になります。3か月ごとに見直してご相談します」と伝えています。それまで月に4回ほどあった当日の欠勤の連絡は、1回ほどに減りました。「休みを使うんじゃなくて、配る感覚になったんです」。
2. 相談を考えた背景
妻のがんが分かってから、1年近くがたっていました。治療は通院が中心で、そのたびに彼が車で送っていました。理由を言わずに有給で休み続け、ある月の給与明細で残りが3日と知ったとき、血の気が引いたといいます。
3. 相談する前に困っていたこと
「介護休業 がん」と検索すると、93日という数字が目に入りました。けれど、一度にまとめて取るものだと思い込み、「今それを使ったら、本当に大変なときに何も残らない」と、かえって身動きが取れなくなりました。時差出勤の仕組みが会社にあることも、就業規則を読み返すまで知りませんでした。上司には、長く続くかもしれない話をどう切り出せばいいのか分からなかったそうです。
4. ここを選んだ理由・決め手
人事に聞く前に、自分の中で順番を整理しておきたいと考えました。会社の中の人に話すと、評価に響くのではという不安もありました。フォームなら夜のうちに送れて、平日の昼休みに折り返しの電話をもらえる。名前はニックネームでよいと知り、その晩に送信しました。
5. 相談で話したこと・その後
電話では、担当がまず話を聞いたあと、彼が抱えている用事を一緒に書き出し、頻度ごとに並べ替えました。介護休業は3回まで分けて取れること、介護休暇は時間単位でも使えることなど制度の一般的な仕組みを伝え、対象になるかどうかは人事に確かめるよう勧めています。妻の病状がこの先どうなるかについて、担当は判断していません。仕事の調整のために、次の3か月の通院の予定を主治医に尋ねることを提案しました。最初の月は、時差出勤の届け出を出し忘れて有給を1日使いましたが、2か月目からは型どおりに回っています。
※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。
医療者に聞く質問例
- 仕事の調整のために、次の3か月ほどの通院や検査の予定を、分かる範囲で教えていただけますか。
- 家族の付き添いが特に必要になるのは、どんな日ですか。
- 家族が仕事を休めない日に、本人だけで通院しても大丈夫でしょうか。
- 自宅で療養する時期が来たら、どなたに相談すれば準備を始められますか。
- 会社から家族の状態が分かる書類を求められたとき、どこにお願いすればいいですか。
とはいえ、仕事も看病も手放したくないあなたに伝えたい2つのこと
① 気持ちのこと──働き続けることは、看病から逃げることではない
病室を出て会社へ向かうとき、「本当はそばにいるべきなのに」と後ろめたさを感じる人は少なくありません。けれど、仕事を続けることは、家族の暮らしを支えることでもあり、看病から少し離れて息をつける時間でもあります。本人が「仕事は続けてね」と言うなら、その言葉には、自分のせいで家族の生活が崩れてほしくないという願いが込められていることもあります。働いている時間を、看病をさぼっている時間だと数えないでください。
② 実務のこと──両立の設計図を一枚にして、家族と人事で同じものを見る
休みの使い方は、自分の頭の中だけに置いておくと、疲れた日に崩れます。用事と使う制度の対応表、介護休業と介護休暇の残り、家族の分担、次の見直しの日。この4つを一枚の紙か共有メモにまとめ、同居の家族やきょうだいと共有してください。人事や上司と働き方を相談し直すときも、同じ紙を見ながら話せば、説明に時間を取られずに済みます。設計図があれば、家族の誰かが急に動けなくなった日にも、ほかの人が代わりに回せます。
今日できること
[gk_howto name=”今日できること” description=”両立を組み立て直すために、今夜から明日までにできる3つのこと” heading=”none”][gk_step title=”就業規則の介護のページを開く”]社内の規則やイントラネットで、介護休業・介護休暇・短時間勤務などが書かれたところを探し、分からない言葉に印をつけます。[/gk_step][gk_step title=”休みの残りを数える”]今年の有給と介護休暇の残り、これまでに介護休業を使ったことがあるかを、手帳の1ページに書き出します。[/gk_step][gk_step title=”家族に一つだけ頼む”]家事か手続きのうち一つを選び、同居の家族やきょうだいに「これを来月から頼める?」と送ります。[/gk_step][/gk_howto]よくある質問
[gk_faq][gk_q q=”父と母の両方ががんになった場合、介護休業はどうなりますか?”]介護休業は対象の家族1人ごとに通算93日までなので、父と母それぞれについて取れます。介護休暇も、対象の家族が2人以上なら1年に10日までになります。どちらも、それぞれの家族が要介護状態にあることが前提です。二人の通院や入院の予定が重なると組み立てが複雑になるので、早めに人事に状況を伝えてください。[/gk_q][gk_q q=”介護休業を取ったら、元の仕事に戻れるか心配です。”]介護休業は、仕事を辞めずに介護の体制を整えるための休みとして、法律に定められた制度です。それでも、休業中や復帰後の扱いには会社の規則も関わるので、申し出の前に人事に「休業のあと、どんな形で戻ることになりますか」と確かめておくと安心です。休む前に引き継ぎのメモを作っておくと、戻ったあとも仕事をつなぎやすくなります。[/gk_q][gk_q q=”パートや契約社員でも、介護休業や介護休暇は使えますか?”]有期の契約かどうかなど、雇用の形によって取るための条件が変わる場合があるので、勤務先の人事に確かめてください。会社には、介護に直面した社員に制度を個別に知らせ、意向を確かめる義務があります。「契約社員だから無理だろう」と自分で線を引かず、契約の更新の予定とあわせて尋ねてみてください。[/gk_q][gk_q q=”介護休業中のお金はどうなりますか?”]休業中の給与の扱いは会社の規則によります。条件を満たせば雇用保険の介護休業給付金があり、額は原則として「休業開始時賃金日額×支給日数×67%」で、上限や下限があります。自分の場合にいくらになるかは、勤務先の人事かハローワークで確かめてください。給付金は休業が終わってから申請する流れになることが多いので、休業中の生活費の見通しも先に立てておきます。[/gk_q][gk_q q=”看病の疲れで、自分が体調を崩してしまいました。”]医師に療養が必要と言われたら、それは介護のための休みではなく、自分のための休みです。会社員などで健康保険に入っている方は、業務外の病気の療養で仕事に就けず給与が出ないとき、連続する3日間を含めて4日以上休んだことなどを条件に、傷病手当金の対象になります。自営業などで国民健康保険に入っている場合は、原則としてこの給付がないため、加入先への確認が必要です。[/gk_q][gk_q q=”本人に「仕事を休んでまで来なくていい」と言われます。”]その言葉には、家族の負担を気にする遠慮が混ざっていることがあります。「休んでいるんじゃなくて、こういう日のための制度を使っているんだよ」と仕組みを伝えると、本人の気がかりが軽くなることもあります。それでも本人が一人で通院したいと望むなら、その気持ちを尊重し、帰ってきたあとの電話や、次の説明の日の同席など、別の形で関わってください。[/gk_q][/gk_faq]次に読むなら
- [gk_link to=”post:cant-focus-at-work-family-cancer”]仕事が手につかない今、上司にどう切り出せばいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:father-diagnosed-what-to-decide-first”]親の診断の直後、治療・お金・仕事は何から決めればいいですか?[/gk_link]
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- [gk_link to=”post:cancer-costs-support-systems”]治療費や介護費を抑えるために、どんな制度が使えますか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:family-caregiver-exhausted-second-patient”]看病と仕事でへとへとのとき、自分をどう守ればいいですか?[/gk_link]