がんになった家族との接し方に、ひとつの正解はありません。手がかりになるのは本人の希望で、それは本人に聞いて確かめてかまいません。「いつも通りにしていればいい」と言われても難しいのは、「いつも通り」の中身が、話題・態度・役割という、性質の違う3つのものの集まりだからです。
3つに分けてみると、変えなくていいもの、本人と相談して変えるもの、家族が無理をしてまで続けなくていいものが見えてきます。どれも、明日の面会で一つずつ試せる大きさにしてあります。
接し方に迷って、このページにたどり着いた方へ
- 病気になる前のように話せない。冗談を言っていいのか、病気の話を避けるべきなのかも分からない。
- 優しくしすぎると、本人が「もう長くないのか」と思うんじゃないかと怖くなる。
- 気をつかっているうちに、本人との間に見えない距離ができてしまった。
この記事で分かること
- 腫れ物に触るような距離ができてしまう理由
- 「いつも通り」を話題・態度・役割に分ける考え方
- 本人が望む接し方を、具体的に確かめる聞き方
- 距離が開いたときの戻し方と、明日の面会で試せること
がんになった家族と、どう接すればいいですか?腫れ物に触るようになってしまうのですが、どうすればいいですか?
腫れ物に触るようになるのは、本人を大切に思っているからこそ起きることです。正解は家族の側ではなく本人の中にあるので、「いつも通り」を3つに分けて、変えないものと変えるものを本人と一緒に確かめていくのが近道です。
腫れ物に触るような接し方は、たいてい二つの気持ちから生まれます。「傷つけたくない」という気持ちと、「間違えたくない」という気持ちです。どちらも本人を思うからこそですが、言葉を選びすぎると会話は減り、表情は固くなります。すると本人の側も「家族に気をつかわせている」と感じて、口数を減らします。お互いが相手を思って黙る、という形で距離が開いていくのです。
たとえば面会の30分、天気とテレビの話を行ったり来たりして、帰り際に本人が「忙しいのに悪いね」と言う。家族は「そんなこと言わないで」と返し、帰りの電車で、今日も何も話せなかったと落ち込む。こうした場面は、どちらかが悪いのではありません。お互いの気づかいが、すれ違っている状態です。
国立がん研究センターのがん情報サービス「家族ががんになったとき」によると、家族は本人のつらさを思うあまり自分の気持ちを我慢しがちで、そのうえ自分の生活も回していかなければなりません。ご家族が「第二の患者」ともいわれるのは、そのためです。接し方に迷うのは、家族の心にも負担がかかっているしるしでもあります。まずは、ぎこちなくなっている自分を責めないところから始めてください。
「いつも通り」とは、何を変えずにいることですか?
「いつも通り」は、話題・態度・役割の3つに分けて考えると分かりやすくなります。全部を病気の前と同じに保つ必要はなく、変えなくていいものと、本人と相談して変えるものを分けることが出発点です。
3つを混ぜたまま「いつも通りに」と考えると、何を守って何を変えればいいのか、手がかりがなくなります。下の表のように分けると、明日からの面会で意識することが具体的になります。
| 観点 | 変えなくていいこと | 本人と相談して変えること |
|---|---|---|
| 話題 | 家族の近況、好きな番組やスポーツ、昔の思い出話 | 病気や治療の話を、いつ・どこまでするか |
| 態度 | 口調、あいさつ、笑うときは笑うこと | 手を貸す量、体調を尋ねる回数 |
| 役割 | 本人が家の中で担ってきた立場や相談役 | 体力に合わせた家事や用事の量、任せ方 |
話題──病気以外の話を、やめなくていい
家族の近況、ひいきの球団の試合結果、近所の店が新しくなった話。病気と関係のない話題は、本人にとって「病人ではない自分」でいられる時間になります。病気の話を避けるために雑談をするのではなく、雑談はもともと二人の間にあったものとして、そのまま続けてかまいません。
態度──口調とあいさつは、前のままでいい
病室に入るときの第一声、呼び方、口調。こうした細かな部分が急に変わると、本人は敏感に気づきます。「来たよ」と前と同じように入り、帰り際も「じゃあね、また来る」と前と同じように出る。変えるとすれば、手を貸す量や、体調を尋ねる回数のほうで、こちらは本人の様子を見ながら調整していきます。
役割──本人の居場所を取り上げない
家計の管理、親戚づきあいの窓口、孫の勉強を見ること、町内会の連絡。本人が家族の中で担ってきた役割は、本人の誇りや居場所と結びついています。「負担をかけたくないから」と全部を取り上げると、本人は「もう必要とされていない」と受け取ることがあります。体力に合わせて量は減らしながら、役割そのものは残しておく。そのほうが、本人も家族も楽になる場合があります。
[gk_cta_mid title=”気まずくなった場面を、一緒に振り返ります”]面会でぎこちなくなった場面を、フォームにひとことお書きください。担当がお電話でうかがい、話題・態度・役割のどこで迷っているのかを一緒に整理します。[/gk_cta_mid]病気の話は、避けたほうがいいですか?
避け続ける必要も、無理に持ち出す必要もありません。病気の話をするかどうか、どこまで話すかを、本人が決められるようにしておくのがいちばん自然です。
病気の話をまったくしないでいると、本人は「この話は家族の前でしてはいけないのだ」と受け取り、ひとりで抱え込むことがあります。反対に、会うたびに検査の結果や治療の予定を聞かれると、家族と過ごす時間が「病気の報告会」になってしまいます。
間をとる方法は、話題の主導権を本人に渡すことです。本人が「今日、診察だったんだ」と言ったら、「そうなんだ。先生、なんて言ってた?」と一歩だけ近づき、あとは本人が話す分だけ聞く。本人が別の話を始めたら、そちらについていく。家族の側から一度だけ、こう伝えておくのも一つの方法です。「病気のこと、話したいときはいつでも聞くし、話したくないときは別の話をしようね」。この一言があると、本人は話す・話さないを自分で選びやすくなります。
どこまで知りたいかも、人によって違います。医師の説明を細かく知りたい人もいれば、詳しいことは家族に聞いておいてほしい人もいます。どちらであっても、本人の希望として尊重してかまいません。
冗談を言ったり、一緒に笑ったりしてもいいですか?
本人が笑えているなら、一緒に笑ってかまいません。笑いは病気の前からあった日常の一部です。ただ、見た目や病気そのものをネタにした冗談は、本人が言い出したときに乗る程度にとどめておくと安心です。
冗談を控えるべきか迷うのは、「不謹慎だと思われないか」という心配があるからでしょう。けれど、家族がずっと神妙な顔をしていると、本人は「そんなに深刻なのか」と感じることもあります。本人の冗談に笑う、テレビの芸人に一緒に笑う。そうした時間は、病室を少しだけ家の居間に近づけてくれます。
気をつけたいのは、髪が抜けた、痩せたといった見た目の変化や、病気そのものを冗談の種にすることです。本人が「すっかり坊主だな」と自分から笑ったときに、「その帽子、似合ってるよ」と軽く返すのはよくても、家族の側から言い出すと、本人を深く傷つけることがあります。本人の表情が固まったと感じたら、「ごめん、今のは余計だった」と、その場で一言添えれば十分です。
優しくしすぎると、本人を不安にさせてしまいますか?
急に接し方が変わると、本人が「そんなに悪いのか」と受け取ることはあります。変えるときは、理由と、やめてほしいときの合図を一緒に伝えると、優しさがそのまま優しさとして届きやすくなります。
本人が不安を感じやすいのは、変化が急で、理由が分からないときです。たとえば、急に毎日電話がかかってくるようになる、普段は来ない親戚が次々に見舞いに来る、家事を何もさせてもらえなくなる、高価な贈り物が届く。どれも思いやりから出たことでも、本人には「自分の知らない何かを、家族は知っているのではないか」と映ることがあります。
不安を招きやすい変え方
- 理由を言わずに、急に変える
- 家事や役割を、まとめて取り上げる
- 見舞いの人数や回数が、急に増える
受け取りやすい変え方
- 「心配だから」と理由を添える
- 量を減らし、役割そのものは残す
- 「うるさかったら言ってね」と合図を決める
変えるときの一言の例です。「心配だから、しばらく電話を週2回にしてもいい? うるさかったら言ってね」「重いものだけ持つよ。ほかは今まで通り頼むね」。理由と、やめるときの合図を一緒に伝えておくと、本人は断る余地を持てます。断る余地があること自体が、本人にとっての安心になります。
手を貸すかどうか迷う場面では、先に聞いてしまうのが近道です。「手伝おうか、それとも見てようか」。この聞き方なら、自分でやりたいときにも、手伝ってほしいときにも、本人が答えやすくなります。
本人が望む接し方は、どう確かめればいいですか?
「どう接してほしい?」と抽象的に聞くより、具体的な場面を選択肢にして聞くほうが、本人は答えやすくなります。一度で決めようとせず、体調や治療の時期が変わったら聞き直すところまでを、確かめ方と考えてください。
選択肢にした聞き方の例を挙げます。「病気のこと、こっちから聞いてもいい? それとも話したいときに話してくれる?」「親戚には、どこまで伝えておく?」「家のこと、今まで通り頼んでもいい? しんどい日は言ってね」「面会は、長めに週1回と、短く何回か、どっちが楽?」。どれも、はい・いいえか、二つから選ぶだけで答えられます。
- 1前置きをする「変なこと聞くけど、教えてほしいんだ」と、聞く理由を先に伝える
- 2選択肢で聞く「こっちから聞く?それとも話したいときに話す?」と二択にする
- 3答えを受け取る「どっちでもいい」「わからない」も、そのまま受け取る
- 4試してみる次の面会で、聞いた通りにやってみる
- 5ときどき聞き直す治療や体調が変わったら「今もそれでいい?」と確かめる
聞くタイミングは、診察の直後や、ほかの家族がいる場面を避けると話しやすくなります。車での送り迎えの途中や、並んで洗い物をしているときなど、顔を向き合わせずにいられる場面のほうが、本音が出やすい人もいます。本人に聞くこと全般の順番やコツは、[gk_link to=”post:what-to-ask-patient”]本人に何をどう聞けばいいか[/gk_link]にまとめています。
返ってきた答えが「わからない」「どっちでもいい」だったときは、まだ決めたくない、という答えとして受け取ってかまいません。そんなときは家族の側から、「じゃあ、しばらくは話したいときに話してもらうことにするね。違ったら教えて」と、仮の約束をしておきます。仮の約束なら、本人も気軽に「やっぱりこっちがいい」と言い直せます。
望む接し方は、時期によっても変わります。治療が始まったばかりのころ、副作用がつらい週、検査の結果を待っている数日間。同じ人でも、話したい量や、手を貸してほしい量は揺れ動きます。前に聞いた答えにこだわらず、「最近はどう?」と聞き直せる関係でいることが、いちばんの備えになります。
距離ができてしまったときは、どう戻せばいいですか?
気まずさを一言で認め、前からの習慣を一つ戻し、本人に小さな頼みごとをする。この3つの順で、少しずつ戻していくのが現実的です。一度で元通りにしようとしなくてかまいません。
- 1今日「最近、気をつかいすぎて変だったよね」と、気まずさを一言で認める
- 2次の面会一緒に見ていた番組や好きだった店の話など、前からの習慣を一つ戻す
- 31週間のうちに書類の書き方や料理の味つけなど、本人に頼みごとを一つする
- 4そのあと本人の反応を見ながら、話題・態度・役割を少しずつ前に近づける
一つめの「認める」は、深刻な謝罪にする必要はありません。「どう接したらいいか分からなくて、ぎこちなかったと思う。ごめんね」。家族の側がぎこちなさを口に出すと、本人も「実はこっちも気をつかってた」と言いやすくなります。
二つめの「習慣を戻す」は、病気の前に二人の間にあったものを一つだけ選びます。日曜の夜に同じ番組を見る、毎朝の短いメッセージ、好きだった店の持ち帰り。新しい何かを始めるより、前からあったものを戻すほうが、本人には「いつも通り」に感じられます。
三つめの「頼みごと」は、本人の役割を取り戻すきっかけになります。「この書類、どう書けばいいか教えて」「煮物の味つけ、見てもらえる?」。頼られることで、本人が「まだ家族の役に立てる」と感じられることがあります。声のかけ方そのものに迷うときは、[gk_link to=”post:words-instead-of-ganbatte”]場面ごとの声かけの例[/gk_link]も役に立ちます。
接する側が疲れてしまったときは、どうすればいいですか?
「いつも通り」を家族が演じ続ける必要はありません。疲れたら面会の時間を短くしたり、ほかの家族と交代したりしてかまいませんし、家族自身のつらさを相談できる窓口もあります。
接し方に気を配り続けるのは、思っている以上に体力を使います。面会のあと、家に帰ってぐったりしてしまうなら、心がずっと緊張していたというサインかもしれません。どのくらいの間隔で会いに行くかは、[gk_link to=”post:how-often-to-visit”]会う頻度の決め方[/gk_link]も参考にしてください。
家族が自分のつらさを医療者に打ち明けてよいことは、がん情報サービスの「家族のがんが進行・再発したとき」でも触れられています。病棟の看護師に「私も接し方に迷っていて」と話してみる、病院のがん相談支援センターに家族だけで相談に行く。センターで話した中身が、話した人の了解なしに主治医へ伝わることはありません。電話がよければ、国立がん研究センターの「がん情報サービスサポートセンター」(0570-02-3410、または03-6706-7797、平日10時〜15時)でも、匿名で相談できます。利用料はかからず、通話料だけが自己負担です。
夫への接し方が分からなくなった妻は、どう動いた?
説明のための例(実在の方の体験談ではありません)
1. 相談のあとに変わったこと
相談から2週間たったころ、妻は家計簿と通帳を、夫の机の上に戻しました。診断のあと「負担をかけたくない」と取り上げていたものです。夫は老眼鏡をかけて1時間ほど通帳を眺め、「電気代、上がってるな」とつぶやきました。その晩、二人はひさしぶりに、病気以外のことで15分ほど言い合いをしました。「けんかができて、ほっとしたんです」と、妻はのちに話しています。その後は、夕食のたびに家計や近所の話が出るようになりました。
2. 相談を考えた背景
夫の診断から3か月。妻は「とにかく優しくしよう」と決め、家事も家計も、親戚への連絡も、すべて自分で引き受けていました。話しかけるときは、自然と小さな子に話すような柔らかい声になっていたといいます。夫は日に日に口数が減り、ある晩一度だけ、「おれはもう用済みか」とこぼしました。
3. 相談する前に困っていたこと
本やネットで「いつも通りに接するのがよい」と何度も読みましたが、その「いつも通り」が何なのかが分かりませんでした。冗談を言えば不謹慎な気がして、病気の話をすれば落ち込ませる気がする。遠方の娘に電話で相談しても、「お母さんが疲れてるんじゃない?」と言われ、それ以上は話せなかったそうです。
4. ここを選んだ理由・決め手
外来の看護師に聞くことも考えましたが、診察の時間は夫の治療の話でいっぱいで、自分のことを話す隙がありませんでした。夫が寝たあと、匿名でよいと書いてあったLINEに「夫への接し方が分からなくなりました」とだけ送ったのが最初です。夜に届いたものは翌朝いちばんに読んで返事をする、と書かれていたとおり朝に返事が届き、その日の昼、夫が昼寝をしている間に電話で話すことにしました。「夜中でも、送るだけなら迷惑にならないと思えた」といいます。
5. 相談で話したこと・その後
電話では、担当が「どう接するのが正しいか」を答えるのではなく、診断の前と後で何が変わったかを、話題・態度・役割に分けて一緒に書き出していきました。並べてみると、変わっていたのは話題より、声の調子と、夫から取り上げた役割のほうでした。担当は夫の病状や治療の見通しには触れていません。最初に家計簿を戻そうとしたとき、夫は「いいよ、お前がやれ」と断りましたが、妻が「電気代のこと、相談に乗ってほしいの」と頼み方を変えると、夫は黙って通帳を開いたそうです。
※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。
医療者に聞く質問例
- 治療の中で、体力や気分が落ちやすい時期はありますか。接し方の参考にしたいです。
- 家事や仕事など、本人に任せてもよい範囲はどこまでですか。
- 本人の気持ちの落ち込みが続くとき、相談できる専門のスタッフはいますか。
- 家族が気をつけて見ておいたほうがいい体調の変化はありますか。
とはいえ、知っておいてほしい2つのこと
① 気持ちのこと──ぎこちなさは、大切に思っている証拠
ご家族の方へ。うまく接することができない日があっても、それは本人を大切に思っていないからではありません。大切だからこそ、言葉を選びすぎてしまうのです。完璧な接し方を目指すより、「今日はぎこちなかったな」と気づけたこと自体を、次の面会の手がかりにしてください。
ご本人の方へ。家族のぎこちなさは、あなたを大切に思う気持ちの裏返しです。「病気の話は診察の日だけでいい」「家のことは今まで通り頼んで」など、望む接し方を一つだけ言葉にして伝えると、家族はずっと動きやすくなります。
② 実務のこと──迷いは一人で抱えず、看護師や相談窓口と分け合う
接し方の迷いは、病棟や外来の看護師に話してかまいません。看護師は本人の様子を日々見ているので、「最近は午前中のほうが話しやすそう」といった、家族には見えにくい手がかりを持っていることがあります。家族自身が眠れない、食べられない日が続くときは、がん相談支援センターや、24時間・無料のよりそいホットライン(0120-279-338)も使ってください。本人の体調が急に変わったときは主治医や病棟へ、命に関わると感じたときは119番へ連絡します。
今日できること
[gk_howto name=”今日できること” description=”明日の面会の前に準備できる3つのこと” heading=”none”][gk_step title=”第一声を決めておく”]病室に入るときの一言を、病気の前と同じ言い方にしておきます。「来たよ」「おはよう」など、短いもので十分です。[/gk_step][gk_step title=”病気以外の話題を一つ持っていく”]家族の近況、ひいきのチームの結果、近所の店の話など、本人が前に好きだった話題を一つだけメモしておきます。[/gk_step][gk_step title=”小さな頼みごとを一つ用意する”]「この書類の書き方を教えて」など、本人を頼れることを一つ考えておきます。断られても、頼んだこと自体が役割を残す合図になります。[/gk_step][/gk_howto]よくある質問
[gk_faq][gk_q q=”本人に八つ当たりされます。どう受け止めればいいですか?”]八つ当たりは、病気への怒りや不安を、いちばん安心できる相手にぶつけている場合があります。全部を受け止め続ける必要はなく、「今はちょっと席を外すね。また来るよ」と一度離れてかまいません。強い言葉が続いてつらいときは、看護師やがん相談支援センターに、家族の側から相談してください。[/gk_q][gk_q q=”見た目が変わった本人に、どう反応すればいいですか?”]驚いた顔をしてしまっても、自分を責めなくて大丈夫です。気になる変化に家族の側から触れる必要はなく、本人が話題にしたときに、本人の言葉に合わせて応じれば十分です。「どう?」と聞かれたら、「顔が見られてうれしい」など、変化そのものではなく、会えたことに気持ちを向けた返し方もあります。[/gk_q][gk_q q=”病気のことを、親戚や知人にどこまで話していいですか?”]本人に確かめてから決めるのが基本です。「親戚には、入院していることだけ伝えてもいい?」と、伝える範囲を具体的に聞いておくと、あとで行き違いが起きにくくなります。問い合わせが多いときは、「本人の希望で、詳しいことは控えています」という一言を用意しておくと、家族も答えに困りません。[/gk_q][gk_q q=”本人が「普通にして」と言うのに、つい心配が顔に出てしまいます。”]心配が顔に出るのは自然なことで、隠しきれなくてもかまいません。「心配はしてるよ。でも、普通にするね」と、心配していることを一度言葉にしてしまうと、かえって肩の力が抜けることがあります。本人の「普通にして」は、家族を責める言葉ではなく、「病人扱いしないで」というお願いである場合もあります。[/gk_q][gk_q q=”本人に気をつかわれているのが分かって、つらいです。”]本人もまた、家族を思って気をつかっています。お互いの気づかいがすれ違っているときは、「お互い、気をつかいすぎてるかもね」と、どちらのせいでもない形で口にしてみてください。それでも続くときは、看護師など家族以外の人に、本人の気持ちを聞いてもらう方法もあります。[/gk_q][gk_q q=”家族の中で、接し方がばらばらです。そろえたほうがいいですか?”]全員の接し方をそろえる必要はありません。明るく話す人、静かに隣にいる人、手続きを引き受ける人がいて、本人にとってはそれぞれが支えになることもあります。そろえておきたいのは、「病気のことを誰にどこまで話すか」「本人が嫌がっていること」など、本人の希望に関わる部分だけです。本人から聞いた希望を家族のグループで短く共有しておくと、行き違いが減ります。[/gk_q][gk_q q=”遠くに住んでいて、電話でしか接することができません。”]電話でも、話題・態度・役割の考え方は同じです。決まった曜日に短くかける、病気の話から入らない、本人に何か一つ相談ごとをする。こうした小さな決まりがあると、電話が「様子うかがい」ではなく、前からの会話の続きになりやすくなります。[/gk_q][/gk_faq]次に読むなら
- [gk_link to=”post:what-to-do”]家族ががんになったら、何から始めればいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:words-instead-of-ganbatte”]「頑張って」と言う代わりに、何と声をかければいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:what-to-ask-patient”]本人に病気のことや希望を、どう聞けばいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:patient-wont-open-up”]本人が何も話してくれないときは、どうすればいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:fewer-regrets-five-things”]がんの家族と後悔なく過ごすために、何ができますか?[/gk_link]
- [gk_link to=”page:talk”]接し方に迷う気持ちを、誰かに聞いてほしいときは?[/gk_link]