涙が止まらない|がんの不安で泣くのは弱さではない理由と受診の目安

家族ががんと分かってから涙が止まらないのは、大切な人に関わる重い知らせを受けた心に起こる、ごく自然な反応です。泣いてばかりで何も手につかない時期があっても、それは弱さのしるしではありません。がんと告げられたご本人にも、同じことが起こります。

涙の量や続き方は人によって違い、すぐに落ち着く人もいれば、検査や説明のたびに波のように戻ってくる人もいます。この記事では、思いがけない場面で涙があふれる理由、本人の前で泣いてしまったときの考え方、何も手につかない日の優先順位、泣く時間の取っておき方、そして涙が長く続くときに相談や受診を考える目安を、ご本人とご家族の両方に向けてまとめました。

涙が止まらなくて、このページを開いた方へ

  • 病院の帰り道、電車の中で涙が出てきて止まらなかった。
  • 本人の前では泣かないと決めたのに、トイレで声を殺して泣いている。
  • 泣いてばかりで何も手につかない自分が、情けなくてたまらない。

家族ががんと分かってから涙が止まりません。泣いてばかりで何も手につかないのは普通ですか?

普通のことです。大切な家族の病気を知ったあと、涙が止まらなくなったり何も手につかなくなったりするのは、心が知らせの重さを受け止めようとしているときの反応です。今は泣かないことより、暮らしの最低限を守ることを目標にしてかまいません。

告知の場で、家族は本人を支えようと気を張って説明を聞きます。しっかり聞き取らなければ、取り乱してはいけない。その緊張が、病院を出て一人になったとたんにほどけ、涙になって出てきます。仕事や家事が手につかないのも、頭と心の力が知らせを受け止めることに使われていて、ほかへ回す余裕が残っていないからです。

家族のつらさは、周りからも自分からも見過ごされがちです。国立がん研究センターのがん情報サービスは、家族は「本人はもっとつらいのだから」と気持ちを我慢しがちで、自分の日常生活も維持しなければならないため、「ご家族は、『第二の患者』ともいわれます」と説明しています。泣いている家族は、支える側であると同時に、支えられてよい側でもあります。

ご本人の方も、告知のあとに涙が止まらない時期があって当然です。家族の前では明るくふるまい、一人になってから泣いている方もいるでしょう。このページを読んでいるあいだは、こらえなくてかまいません。

なぜ、思いがけない場面で涙があふれてくるのですか?

病院では張りつめていた心が、ひとりになった瞬間や、何気ない日常の場面でゆるむからです。帰りの電車、スーパーの売り場、洗面所の鏡の前。気がゆるむ場所で、ためていた分が一気に出てきます。

涙は、悲しい話をしている最中より、緊張がほどけた瞬間に出てくることがよくあります。説明を聞いているあいだは平気だったのに、病院の自動ドアを出たとたん、あるいは帰りの電車で窓の外を見ていたら、急に止まらなくなる。周りに人がいるのに、と焦るほど、涙は言うことを聞いてくれません。

日常の何気ないものが、引き金になることもあります。スーパーで本人の好物を見かけたとき。カレンダーに書いてある来年の旅行の予定が目に入ったとき。本人から届いた、いつもどおりの短いメッセージを読んだとき。この先も当たり前に続くと思っていたものに触れると、失うかもしれないという気持ちが一気に押し寄せます。

トイレで声を殺して泣くのは、本人や周りに心配をかけまいとする、やさしさの表れでもあります。ただ、我慢ばかりが続くと、思いがけない場面であふれてしまうこともあります。

  1. 1告知を聞いた日病院を出た直後や、帰りの電車でこらえきれなくなる
  2. 2人に伝えるとききょうだいや職場に事情を話す電話の途中で声が詰まる
  3. 3日常に戻ったとき買い物や家事の最中に、本人の好物や予定表が目に入る
  4. 4次の説明の前「また悪い話だったら」と考えて、前の晩に泣けてくる
  5. 5治療が始まるころ本人の様子の変化を目にして、帰り道にこみ上げてくる
診断を知ってから、涙がこみ上げやすい場面の移り変わり(よくある例)
[gk_cta_mid title=”泣きながらでも、文字なら送れます”]LINEに「泣いてしまいます」とだけ送ってください。説明はいりません。夜に届いたものは翌朝いちばんに読み、お返事します。[/gk_cta_mid]

泣いてばかりの自分が情けないと感じるのは、なぜですか?

「泣くのは弱いこと」「支える側は泣いてはいけない」という思い込みが、涙の上に自分を責める気持ちを重ねているからです。涙そのものより、涙を責める気持ちのほうが、心をすり減らしていることがあります。

小さいころから「泣かないの」「しっかりしなさい」と言われて育つと、泣くことと弱さが結びつきやすくなります。けれど、涙は事態の重さをきちんと受け止めているしるしでもあります。何も感じていなければ、涙は出ません。家族の病気で泣けてくるのは、それだけその人が自分の暮らしの中で大きな存在だということです。

もう一つ、涙が出ていることと、やるべきことができないことは、同じではありません。泣きながら病院に電話をかけ、泣きながら説明を聞き、泣きながら夕飯をつくる。それで十分に役目を果たせています。泣かずにいられる人だけが強いわけではないのです。

自分を責める言葉が浮かんだら、「情けない」を「大事な人だから」に、「いつまで泣いているんだろう」を「今は波が高い時期」に、心の中で言い換えてみてください。すぐに楽にはならなくても、責める声に少しずつすき間ができていきます。

本人の前で泣いてしまったら、どうすればいいですか?

泣いてしまったことを、あわてて取り消そうとしなくてかまいません。「心配で泣けてきちゃった」と気持ちに短く名前をつければ十分です。本人の前の涙が、お互いに言えずにいた気持ちを話すきっかけになることもあります。

本人の前で泣くと、本人をもっと不安にさせるのでは、と心配になるのは自然なことです。家族の涙を見て、申し訳なさを感じる本人もいます。一方で、家族がいつも平気な顔をしていると、本人も「怖がっているのは自分だけかもしれない」と、本音を言い出しにくくなることがあります。どちらが正しいということはなく、本人の性格や、そのときの体調によって受け止め方は違います。

泣いてしまったときは、謝りすぎないことが一つの目安です。「ごめんね、ごめんね」と繰り返すと、本人が慰める側に回ってしまいます。気持ちに名前をつけ、本人のほうへ気持ちを戻し、次の小さな予定を添える。この順番で言葉を置くと、涙は「崩れてしまった場面」ではなく、「気持ちを分け合えた場面」として残りやすくなります。

  1. 1気持ちに名前をつける「心配で、泣けてきちゃった」
  2. 2本人に気持ちを戻す「それだけ、あなたのことが大事なんだと思う」
  3. 3次の小さな予定を添える「落ち着いたら、一緒にお茶にしよう」
本人の前で泣いてしまったあとに添える、3つの言葉の例

ご本人の方は、家族に泣かれると、どう応えればいいのか戸惑うかもしれません。無理に励まし返さなくてかまいません。「泣いてくれて、ありがとう」「そばにいてくれるだけでいい」と短く返せば、家族は自分の涙を責めずにすみます。つられて一緒に泣いてしまっても、それで何かが壊れるわけではありません。

大事な説明の場や、本人が何かを決めようとしているときなど、今は泣かずにいたい場面もあるでしょう。そんなときは、ゆっくり息を吐く、手の中のハンカチを握る、「飲み物を買ってくるね」と少し席を外すなど、自分なりの合図を一つ持っておくと助けになります。席を外すのは逃げることではなく、本人の前へ落ち着いて戻るための時間です。

がんと言われたご本人も、泣いていいのですか?

泣いていいのです。家族に心配をかけまいと明るくふるまい、一人のときにだけ泣いている方もいます。診察室で涙が出ても、おかしなことではありません。「少し待ってください」と伝え、息を整えてから話を続けてかまいません。

ご本人の方へ。家族の涙を見て「自分のせいで泣かせている」と感じ、自分の涙は飲み込んでしまう。そんな日もあるかもしれません。けれど、命に関わる病気を告げられて泣くのは、誰にとっても自然なことです。泣いたからといって、治療に向き合う力が弱まるわけではありません。

説明を一度で受け止めきれなかったときは、別の日にもう一度要点を聞かせてもらえるか、看護師に相談する方法があります。家族の前で泣けないときは、家族以外の場所を持つのも一つの手です。全国のがん相談支援センターは、その病院に通っていない人も無料・匿名で利用でき、相談した内容が相談した人の同意なく担当医へ伝わることはありません。家族の前で平気なふりを続けることに疲れたら、[gk_link to=”post:pretending-to-be-fine”]「平気なふり」のほどき方[/gk_link]も読んでみてください。

泣いてばかりで何も手につかない日は、何を優先すればいいですか?

眠る・食べる・連絡を一つ、の3つだけ守れれば、その日は十分です。家事や仕事を全部いつもどおりにこなそうとせず、今日やらないことを先に決めて、空いた力を自分の体に回してください。

何も手につかないとき、人は「せめていつもどおりに」と自分を急かしがちです。けれど、涙が止まらない時期は、いつもの半分もできなくて当然です。優先順位を決めて、下のほうは思い切って後回しにします。

眠ることは、横になって目を閉じるだけでもかまいません。食べることは、一口のおにぎりやスープでも。連絡は、病院・職場・家族のうち、今日どうしても必要な一つだけ。それ以外の家事や細かい手続き、ネットでの調べものは、明日以降に回します。

  1. 1眠る眠れなくても、横になって目を閉じる時間をとる
  2. 2食べる一口のおにぎりやスープなど、口に入るものを少しでも
  3. 3連絡を一つ病院・職場・家族のうち、今日必要な一件だけ
  4. 4そのほか家事・手続き・調べものは、明日以降へ回してよい
涙が止まらない日の、最低限の優先順位(上から順に)

職場には、全部を説明しなくてもかまいません。「家族の病気がわかり、しばらく集中を欠くことがあるかもしれません。急ぎの件があれば先に教えてください」と一言伝えておくだけで、ミスへの怖さが少し軽くなります。仕事との向き合い方は、[gk_link to=”post:cant-focus-at-work-family-cancer”]集中できないときの伝え方と休む制度[/gk_link]で詳しく扱っています。

泣く場所と時間は、どうやって決めればいいですか?

「泣いてはいけない場面」を減らすために、「泣いていい時間」を先に取っておく方法があります。入浴中、寝る前、帰りの車の中など、毎日やって来る時間を一つ選んでおくと、昼にこみ上げた涙をそこまで持ち越しやすくなります。

涙を止めようと力むより、出てもいい時間を予約しておくほうが、かえって日中に崩れにくくなることがあります。仕事中や本人の前でこみ上げてきたら、心の中で「続きはお風呂で」と言ってみる。いつもうまくいくわけではありませんが、行き先が決まっている涙は、少し待ってくれることがあります。

場所は、声を出しても気をつかわずにすむ所が向いています。浴室、車の中、散歩道のベンチ。家族と暮らしていて一人になれる場所がなければ、「少し歩いてくる」と出かける時間をつくるのも一つの方法です。

もう一つ決めておきたいのが、終わり方です。曲を一つ聴き終えたら、タイマーが鳴ったら、顔を洗ったら。終わりの合図があると、泣くことが底なしに感じられず、そのあと日常に戻りやすくなります。

  • いつ:入浴中や寝る前など、毎日かならずやって来る時間
  • どこで:声を出しても、誰にも気をつかわずにすむ場所
  • 終わりの合図:曲を一つ聴く、タイマー、顔を洗うなど
  • 泣いたあと:温かい飲み物を一杯、または一行だけメモを書く
  • 間に合わないとき:トイレや外の空気を吸いに行くと決めておく
泣いていい時間を予約するときに、決めておくこと

涙が長く続くとき、受診や相談を考える目安はありますか?

涙に加えて、眠れない・食べられない日が続く、何をしても楽しめない、仕事や家事がほとんどできない状態が続くなら、相談や受診を考えてよい目安です。日数で区切るより、暮らしに差し支えているかどうかで考えてみてください。

涙そのものは、自然な反応です。気にかけてほしいのは、涙と一緒に起きている変化のほうです。夜中に何度も目が覚める、食事の味がしない、好きだったことに気持ちが向かない、自分を責める考えが頭から離れない。こうした変化が重なって続き、暮らしが回らなくなっているときは、一人で様子を見続けなくてかまいません。

ご家族の方は、かかりつけ医に「家族の病気がわかってから眠れない」と伝えるところから始められます。必要に応じて、心療内科や精神科を紹介してもらう道もあります。ご本人の方は、主治医や看護師に「気持ちのつらさが続いている」と伝えてください。がん情報サービスは、緩和ケアは「がんと診断されたときから始まります」と説明しており、体の痛みだけでなく心のつらさもその対象です。

受診や相談の前には、いつごろから、どんな場面で涙が出るか、眠りと食事の様子、仕事や家事がどのくらいできているかを、短いメモにしておくと伝わりやすくなります。診察室でうまく話せなくても、そのメモを渡せば十分です。

電話で話したいときは、こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)が、かけた場所の都道府県・政令指定都市の公的な相談機関につないでくれます。曜日や時間は地域ごとに違い、通話料がかかります。「消えてしまいたい」と思うほどつらいときは、24時間・無料のよりそいホットライン(0120-279-338)に電話するか、その日のうちに身近な誰かへ伝えてください。

涙が続くとき

  • 主治医・看護師(ご本人)診察の最初に「気持ちのことも相談したい」と伝える
  • 緩和ケア(ご本人)診断されたときから受けられ、心のつらさも対象
  • かかりつけ医(ご家族)眠れない・食べられないなど、体の変化から相談できる
  • がん相談支援センター本人も家族も、無料・匿名で相談できる
  • こころの健康相談統一ダイヤル0570-064-556。かけた場所の公的窓口へ。通話料あり
  • よりそいホットライン0120-279-338。24時間・無料。がん専門ではない
涙が続くときに、ご本人とご家族が頼れる相談先

会社のトイレで泣いていた娘さんは、どう変わった?

説明のための例(実在の方の体験談ではありません)

どなたの例か
40代・娘の立場(父ががんと診断されたばかり。母と交代で検査に付き添っている)
相談のあとに変わったこと
「泣いてはいけない」と思うのをやめ、夜の入浴を泣いていい時間に決めた。会社のトイレで泣く日が週に3〜4日から1日ほどになり、父の前で一度泣いたことがきっかけで、父と初めて病気の話ができた。

1. 相談のあとに変わったこと

相談から3週間ほどたったころ、この方が会社のトイレで声を殺して泣く日は、週に3〜4日から1日ほどに減っていました。子どもを寝かしつけたあとの入浴の時間を「泣いていい時間」と決め、昼に涙がこみ上げても「続きはお風呂で」と自分に言えるようになったからです。父の前では一度だけ泣いてしまいましたが、そのとき父から「本当はおれも怖い」と打ち明けられ、二人で初めて病気の話をしました。「泣いたら負けだと思ってた。泣いたから話せたこともあった」と振り返っています。

2. 相談を考えた背景

父が検査で「がんの疑い」と言われ、10日後に確定の説明を受けました。母は気丈にふるまっていましたが、説明のあと駐車場で手が震えていたのを見て、「私がしっかりしなきゃ」と決めたといいます。

3. 相談する前に困っていたこと

説明を聞いた日の帰りの電車で涙が止まらず、マスクの下で泣きながら2駅乗り過ごしました。それからは仕事中もふとした拍子に涙が出て、トイレに駆け込む日が続きます。「家族 がん 泣いてばかり」と検索しても、自分がおかしいのかどうかは分からない。「父の前では泣かない」と決めているのに泣いてばかりの自分が、情けなく思えていました。

4. ここを選んだ理由・決め手

がん相談支援センターは家族も使えると知っていましたが、平日の昼は仕事で電話をかけられません。国立がん研究センターの電話相談も調べたものの、受付の平日10時〜15時は会議が重なりがちでした。「話す前に泣いてしまったら、相手を困らせる」という心配もありました。夜に一人で泣いているとき、声は出せなくても文字なら送れると思えたのがLINEでした。「泣いてしまいます」とだけ送ったのは、夜中の0時を過ぎたころだったそうです。

5. 相談で話したこと・その後

翌朝に返事が届き、昼休みに電話で話しました。はじめは言葉にならず、担当は急かさずに待ちました。話すうちに、泣くことより「泣いてはいけない」と我慢していることのほうが苦しいと本人が気づき、泣いていい時間を一日に一つ決めることにしました。父の病状や見通しについて担当は何も判断せず、次の説明で聞きたいことを3つの質問にまとめて送りました。その週末、実家で父の好きな煮物を作っていたとき涙がこぼれ、「心配で泣けてきちゃった」と言えたことが、父との会話の入り口になりました。

※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。

医療者に聞く質問例

  • 家族も気持ちが追いつかず、涙が止まりません。家族の心のつらさを相談できる窓口は、この病院にありますか。
  • 説明を一度で受け止めきれませんでした。後日、要点だけもう一度聞かせていただくことはできますか。
  • 本人が診察室で泣いてしまったとき、気持ちのケアをお願いできる人はいますか。
  • 眠れない・食べられない日が続いています。家族は、どこで相談すればよいですか。
  • 本人の前で泣いてしまいそうなとき、説明の場を少し外してもかまいませんか。

とはいえ、泣いている自分を責めそうなときに伝えたい2つのこと

① 気持ちのこと──涙が止まる日を、目標にしなくていい

涙は、ある日を境にぴたりと止まるものではなく、波のように寄せては引くものです。落ち着いたと思った翌週に、検査の結果を待つ夜にまた戻ってくることもあります。そのたびに「まだ泣いている」と自分を責めると、波は高くなるばかりです。目標にしたいのは、泣かない日が来ることより、泣いても戻ってこられる日が増えること。泣いて、顔を洗って、また本人に電話をかけられた。それができた日は、もう十分にやれています。

② 実務のこと──泣く人と、段取りをする人を分けていい

家族の中で、いちばん泣いている人が、病院との連絡も、きょうだいへの報告も、職場との調整も、すべて抱えていることがあります。涙が止まらない時期は、役割を分け直してかまいません。病院からの電話を受ける人、きょうだいや親戚に知らせる人、本人の身の回りを手伝う人。今は泣くことに力を使っている人が、軽い役に回るのは甘えではありません。家族だけで回らないときは、がん相談支援センターや、病院にいれば医療ソーシャルワーカーに、家族の動き方そのものを相談することもできます。

今日できること

[gk_howto name=”今日できること” description=”涙が止まらない今夜から明日にできる、3つのこと” heading=”none”][gk_step title=”泣いていい時間を一つ決める”]今夜の入浴や寝る前など、一日の中に「ここでは泣いていい」時間を一つだけ決めておく。[/gk_step][gk_step title=”明日やらないことを書く”]明日の予定から、やらなくても困らないことを2つ選び、線を引いておく。[/gk_step][gk_step title=”「泣いてしまいます」と一行送る”]家族や友人、相談窓口のLINEに、説明なしで一行だけ送ってみる。[/gk_step][/gk_howto]

よくある質問

[gk_faq][gk_q q=”泣けないのですが、おかしいでしょうか?”]おかしくありません。大きな知らせを受けたとき、涙が出る人もいれば、感覚がまひしたように何も感じない人もいます。泣けないことは、本人を大切に思っていない証拠ではありません。あとになって、思いがけないところで涙が出てくることもあります。[/gk_q][gk_q q=”本人が泣いているのを見るのがつらいです。何と声をかければいいですか?”]気の利いた言葉を探さなくてかまいません。隣に座る、背中に手を置く、「ここにいるよ」と一言だけ伝える。それだけで十分に支えになります。すぐに励ましたり、解決策を出したりせず、涙が落ち着くまで一緒にいる時間を大事にしてください。[/gk_q][gk_q q=”涙が止まらないのは、うつ病でしょうか?”]ここで判断することはできません。涙だけなら自然な反応のことも多いのですが、眠れない、食べられない、何をしても楽しめない状態が続いて暮らしに差し支えているなら、かかりつけ医などに相談してください。診断は医師がするもので、相談すること自体が早すぎるということはありません。[/gk_q][gk_q q=”子どもの前で泣いてしまいました。よくなかったでしょうか?”]大人も悲しいときには泣く、と子どもが知るのは悪いことではありません。泣いたあとに「おばあちゃんの病気が心配で泣いちゃった。あなたのせいじゃないよ」と短く伝えておくと、子どもが自分のせいだと思い込むのを防ぎやすくなります。[/gk_q][gk_q q=”夜中に泣いていて、誰かに話したくなったらどうすればいいですか?”]24時間対応の、よりそいホットライン(0120-279-338、無料)があります。がん専門の窓口ではありませんが、眠れない夜のつらさを話せます。声が出せないときは、厚生労働省の「まもろうよ こころ」にまとめられたSNSの相談窓口や、がんと家族の相談室のLINEに一行送る方法もあります。相談室のLINEに夜のうちに届いたものは、翌朝いちばんに読んで返事をします。[/gk_q][gk_q q=”家族の私が泣いてばかりで、本人に申し訳ないです。”]申し訳なく思う必要はありません。がん情報サービスでも、家族は「第二の患者」ともいわれると紹介されているように、家族の心の負担は大きなものです。泣いている自分を責めるより、家族自身も相談先を使ってよいと考えてください。本人が一緒でなくても、家族だけでがん相談支援センターに無料・匿名で相談できます。[/gk_q][/gk_faq]

次に読むなら

  • [gk_link to=”post:feelings”]「がんが怖い」という気持ちは、おかしくないの?[/gk_link]
  • [gk_link to=”post:family-member-breaking-down-tears”]看病しながら壊れそうなとき、涙をどう受け止めればいい?[/gk_link]
  • [gk_link to=”post:crying-over-mothers-cancer”]親の前で泣いてもいい?涙の置き場所は?[/gk_link]
  • [gk_link to=”post:stop-overthinking-five-ways”]がんのことが頭から離れないとき、考えすぎを止めるには?[/gk_link]
  • [gk_link to=”post:family-caregiver-exhausted-second-patient”]家族がつらくて限界のとき、自分を守るには?[/gk_link]
  • [gk_link to=”page:talk”]泣きながらでも、話を聞いてもらえる場所は?[/gk_link]

泣きながらでも大丈夫です。まずは一言だけ

[gk_form_cta]今の状況をひとこと(「泣いてしまいます」だけでも)と、お電話しやすい時間帯をお書きください。送信するとすぐ受付確認のメールが届き、その時間帯に担当がお電話します。うまく話せなくても、黙っている時間があっても構いません。[/gk_form_cta]

zaitakuwork

ほいくの相談室 編集部。保育士の方からの相談で多く聞かれる悩みをもとに、公的な資料で確認できる情報をまとめています。