呼びかけても目を開けない、手を握っても握り返してこない。最期が近い時期には、こうした意識の変化が多くの方に見られます。それでも、反応がなくなった状態で耳は聞こえている可能性があるといわれ、声をかけることや、そっとふれることには意味があると考えられています。
意識の状態には波があり、反応の弱い日のあとに、少し目を開ける日が来ることもあります。反応のない状態がどのくらい続くかは人によって異なり、誰にも言い当てることはできません。
この記事では、意識が変わっていく一般的な経過、看護師さんが使う言葉の意味、「聞こえている」と言われる根拠とその限界、反応がないときにご本人は苦しいのか、そして病室で何を話し、どうふれればいいかを順にお伝えします。
返事のない病室で、言葉を探している方へ
- 名前を呼んでも、父は目を開けない。手を握っても、握り返してこない。
- 「もう分からないのかな」と思うと、声をかけるのが虚しくなってしまう。
- 病室で何を話せばいいのか、黙っていていいのか、分からなくなった。
父が呼びかけても反応しなくなりました。最期が近いと意識はなくなるのですか?まだ聞こえていますか?
最期が近づくと、意識が少しずつ下がり、呼びかけに応えなくなる方が多くいます。それでも耳は聞こえている可能性があるといわれていて、反応がなくても話しかけることには意味があると考えられています。
意識が下がるのは、病気の進行にともなって、腎臓や肝臓の働きが弱まり体の中のバランスが変わること、脳に届く血液や酸素の状態が変わること、薬の影響などが重なるためと考えられています。どれかひとつが原因というより、いくつもの変化が同時に進んでいることが多いものです。
反応がないと、「もう何も分からなくなったのでは」と感じるかもしれません。けれど、目を開けない、握り返さない、というのは、外に向けて応える力が弱まっているということで、ご本人の中で何が起きているかまでは、外から見て決めきれません。だからこそ、届いている可能性を前提に過ごしておけば、あとから「話しかけておけばよかった」と悔やまずにすみます。
意識は、どんな段階を経て変わっていくのですか?
多くの場合、うとうとする時間が増え、話のかみ合わない時間が混じり、強めの呼びかけにだけ少し応えるようになり、やがて呼びかけにもほとんど応えなくなる、という順に変わっていきます。ただし行ったり来たりすることも多く、一直線ではありません。
看護師さんは、こうした変化を「傾眠」「意識レベルが下がっている」といった言葉で説明することがあります。聞き慣れない言葉に不安になったら、下の表のように、病室での様子に置き換えて受け止めてください。分からない言葉は、その場で「それは、どういう状態ですか」と聞き返してかまいません。
途中で、つじつまの合わないことを言う、落ち着かずに体を動かす、といった時期をはさむこともあります。これはせん妄と呼ばれる、一時的な意識の混乱で、認知症のように徐々に進むものとは違います(国立がん研究センターの解説、2022年1月時点)。看取りの時期のせん妄は回復が難しい場合もあり、OPTIMの看取りのパンフレットでも家族の心配に沿って取り上げられている話題です。専門家向けには、日本サイコオンコロジー学会と日本がんサポーティブケア学会による『がん患者におけるせん妄ガイドライン 2025年版』もまとめられています。接し方は[gk_link to=”post:terminal-delirium-family”]せん妄が見られるときの接し方[/gk_link]で詳しく紹介しています。
| 言葉 | 病室で見られる様子 | 家族ができること |
|---|---|---|
| 傾眠(けいみん) | うとうとして、呼べば目を開けるがすぐに眠る | 目を開けたときに短く話す |
| 意識がもうろうとしている | 目は開くが、話がかみ合わない時間がある | 否定せず、穏やかに相づちを打つ |
| 意識レベルが下がっている | 強めの呼びかけやふれたときに、わずかに動く | 名乗ってから話しかけ、そっとふれる |
| 昏睡に近い | 呼びかけや刺激にほとんど応えない | 聞こえている前提で、いつもの声で話す |
「聞こえている」というのは、どこまで分かっていることですか?
脳波を使った研究で、反応がなくなった状態でも、一部の方の脳が音に反応していたことが報告されています。ただし対象はごく少人数で、言葉の意味まで理解しているかは分かっていません。「聞こえている可能性がある」というのが、正確な言い方です。
この研究は、カナダのブリティッシュコロンビア大学のチームが2020年に科学誌『Scientific Reports』で発表したものです(Blundonほか)。ホスピスで過ごす方の脳波を記録したところ、呼びかけに応えなくなった状態でも、一部の方で音に対する脳の反応が見られました。反応のない状態で記録できたのは5人だけで、話の内容を理解しているのか、誰の声かを聞き分けているのかまでは、分かっていません。
「聴覚は最後まで残る」という言葉は、看取りの場でよく語られてきました。研究が示しているのは「残っている可能性がある」というところまでです。それでも、届いているかもしれない声を、届かないと決めてしまう理由はありません。分からないからこそ、届いていると考えて話しかける。それが、今の家族にできる確かなことのひとつです。
研究で分かっていること
- 反応がない状態でも、脳が音に反応していた方がいた
- 脳波という、外から測れる方法で調べられている
まだ分かっていないこと
- 言葉の意味まで理解しているかどうか
- 誰の声かを聞き分けているかどうか
- すべての方に当てはまるかどうか
反応がないとき、本人は苦しんでいないのですか?
意識が深く下がっている状態では、痛みや苦しさを感じにくくなっていると考えられています。ただ、眉間のしわ、うめき声、落ち着かない手足の動きなどは苦痛のサインかもしれないので、気づいたら看護師さんに伝えてください。
ご本人の様子を見るときは、表情と呼吸に目を向けます。顔の力が抜けていて、呼吸のリズムが落ち着いているなら、穏やかに過ごせていると受け止めてよいことが多いものです。反対に、顔をゆがめる、うなる、シーツをつかむ、汗をかいている、といった様子があれば、「反応はないけれど、つらそうに見えます」とそのまま伝えてください。
「反応がない=何も感じていない」と決めつけず、心地よさを整えることも続けられます。体の向き、口や唇の乾き、シーツのしわ、部屋の明るさや温度。どれも、看護師さんに相談しながら家族が気にかけられることです。
- 顔の表情がゆるみ、呼吸のリズムが落ち着いているか
- 唇や口の中が乾いていないか
- まぶたが閉じきらず、目が乾いていないか
- 同じ体の向きが長く続いていないか
- 部屋の明るさや温度、音が強すぎないか
反応がない人に、何を話せばいいですか?
特別な言葉は要りません。名前を呼び、自分が誰かを名乗り、今日の天気や家族の近況、昔の思い出など、いつもの調子で話しかけてください。「ありがとう」や「大丈夫だよ」をひとこと添えるだけでも十分です。
病室に入ったら、まず「お父さん、○○だよ。来たよ」と名乗ります。反応がないと、つい黙って座ってしまいがちですが、短くても声をかけてから座ると、家族の側にも「会いに来た」という実感が残ります。話題は、庭の花が咲いた、孫が試験に受かった、昔一緒に行った海の話、といった、ご本人が元気なころに好きだった話で十分です。
話し方にも、少しだけコツがあります。耳元に顔を近づけ、ふだんの声の大きさで、ゆっくり話します。大きな声で呼びかける必要はありません。何人もが同時に話しかけるより、ひとりずつ順番に。テレビの音や大きな物音は控えめにして、言葉と言葉の間に少し間をとると、落ち着いた時間になります。
話す内容に迷ったら、ご本人にかけたい言葉の例を集めた[gk_link to=”post:words-to-say-final-days”]最期が近い家族にかける言葉[/gk_link]も参考にしてください。反対に、病状の深刻な話や、家族どうしの言い争いは、病室の外でするように気をつけます。遠方の家族がすぐに来られないときは、電話をスピーカーにして耳元で話してもらう方法もあります(病棟のきまりを看護師さんに確認してください)。
病室でかける声
- 名前と自分のこと「お父さん、○○だよ。来たよ」
- 今日のこと天気、季節、窓から見える景色
- 家族の近況孫の学校、ペット、庭の花
- 思い出一緒に行った場所、好きだった料理や歌
- 感謝「ありがとう」「いつも助けてくれたね」
- 安心させる言葉「大丈夫だよ」「みんないるよ」
手を握ったり、体にふれたりすることに意味はありますか?
あると考えられています。声と同じように、ふれることも、家族がそばにいることを伝える方法のひとつです。むくみや皮膚の弱さがあるときは、強く握らず、手のひらで包むようにそっとふれてください。
握り返してこないのは、気持ちが離れたからではなく、握る力や応える力が弱まっているためです。手の甲をゆっくりさする、腕にそっと手を置く、髪をなでる。ふれ方はそれぞれですが、急にふれると驚かせることもあるので、「手、さわるね」と声をかけてからにします。
むくみのある手足は皮膚が傷つきやすく、点滴や管のある側は避けたほうがよい場合があります。どこにふれてよいかは、看護師さんに一度確かめておくと安心です。手や足のさすり方、保湿のしかたなどは、[gk_link to=”post:holding-hands-touch-care”]手を握る・ふれることの意味[/gk_link]で詳しく紹介しています。
反応がなくなる前に言っておけばよかった。今からでも伝わりますか?
遅すぎることはないと考えられています。耳は聞こえている可能性があるといわれていて、今から伝える言葉にも意味があります。言いそびれた「ありがとう」や「ごめんね」は、今日の面会で、短く伝えてかまいません。
「話せるうちに伝えておけばよかった」という思いが、胸に刺さっている方もいるかもしれません。けれど、伝えられる時間はまだ残っています。手を握りながら、「お父さん、ありがとう」「あのときはごめんね」と、ひとことずつ区切って伝えます。途中で涙が出ても、そのまま続けてかまいません。泣きながら伝えた言葉も、言葉であることに変わりはありません。
ほかの家族がいて言いにくいときは、「少しだけ二人にしてもらえる?」と頼み、数分でも二人きりの時間をつくってください。看護師さんに伝えておけば、その間は声をかけるのを待ってもらえることもあります。伝える言葉に正解はなく、感謝でも、謝罪でも、「大好きだよ」でもかまいません。言葉選びに迷うときは、[gk_link to=”post:words-to-convey-at-the-end”]最期に伝えたい言葉の考え方[/gk_link]も手がかりになります。
反応のない状態は、どのくらい続くのですか?
短い方もいれば、長く続く方もいて、誰にも言い当てられません。研究では、最期の直前の数日と関係する体の徴候が報告されていますが、医療者が判断するためのもので、家族が時間を数える目安ではありません。
米国とブラジルの緩和ケア病棟で進行がんの患者さん357人を調べた研究(Hui Dほか、Oncologist、2014年)では、意識の低下はより早い時期から現れるものの、時期を見分ける決め手としては弱いとされました。同じグループの2015年の論文(Cancer)は52の徴候を調べ、死が近いことを示すものとして、瞳孔の対光反射の消失など8つを挙げています。ただ、これはベッドサイドで医療者が見立てを考えるための研究です。同じ変化が出ても、その後の経過には幅があります。
家族ができるのは、「今の様子を、どう見ていらっしゃいますか」と医療者に尋ね、その答えを、遠方の家族に知らせるかどうか、今夜泊まるかどうかの判断材料にすることです。
自宅で看ていて、急に反応がなくなったらどうすればいいですか?
まず、前もって決めておいた訪問看護ステーションや在宅医の連絡先に電話し、様子を伝えてください。命に関わると感じて、どこにも連絡がつかないときは119番です。夜中に迷わないよう、連絡先は電話のそばに貼っておきます。
電話では、「何時ごろから呼びかけに反応しない」「呼吸はしている」「表情は穏やか(またはつらそう)」の3点を伝えられると、相手も状況をつかみやすくなります。慌てていると言葉が出てこないものなので、この3点をメモにして連絡先と一緒に貼っておくのもひとつの方法です。
在宅療養支援診療所には、24時間連絡を受ける体制や往診の体制を整えることが、施設の基準として求められています。ただし、夜間にどこまで対応できるかは医療機関によって異なります。「夜中に反応がなくなったら、どこに電話すればいいですか」「来ていただくことはできますか」と、今のうちに確かめておくと安心です。なお、末期の悪性腫瘍の方の訪問看護は医療保険で受けられ、週3日以内という原則の日数の制限もかかりません(主治医の指示が前提です)。
返事のない病室で黙り込んでいたご家族は、どう動いた?
説明のための例(実在の方の体験談ではありません)
1. 相談のあとに変わったこと
相談から3日後、Dさんは病室に入ると「お父さん、来たよ」と声をかけ、夫の手を両手で包むようになりました。夜8時には遠方に住む娘さんから電話がかかり、看護師さんに確かめたうえで、スピーカーにした携帯電話を夫の耳元に置きます。娘さんは、その日の孫の話を5分ほど話します。夫が目を開けることはありませんが、「話しているうちに、こっちの気持ちが落ち着く。前は病室で一言も話せなかった」とDさんは言います。
2. 相談を考えた背景
夫が呼びかけに応えなくなったのは、入院から1か月ほどたったころでした。名前を呼んでも目を開けず、握った手を握り返すこともありません。娘さんからは毎日「お父さん、どう?」とメッセージが届きますが、「変わらない」としか返せずにいました。
3. 相談する前に困っていたこと
「もう分からないのかな」と思うと声をかけるのが虚しくなり、面会の1時間を黙って過ごすようになりました。夜に「意識がない 聞こえている」と検索すると、「最後まで必ず聞こえている」と言い切る記事もあれば、「医学的には分からない」と書く記事もあり、どちらを信じればいいのか迷いました。
4. ここを選んだ理由・決め手
看護師さんに聞くことも考えましたが、「話しかけても無駄ですか」とは聞きにくかったといいます。娘さんがこの相談室のLINEを見つけ、「母が病室で何を話していいか分からなくなっています」と代わりに送りました。翌朝の返事を読んで、Dさん本人が電話で話すことにしました。フォームにニックネームで申し込めたことも、気が楽だったそうです。
5. 相談で話したこと・その後
電話では、担当はまず「虚しい」という気持ちを、評価も助言もせずに聞きました。そのうえで、聞こえているかどうかについて分かっていることと分かっていないことを一般論として伝え、看護師さんに聞く質問を3つにまとめました。「話しかけるとき、気をつけることはありますか」「ふれてよい場所はどこですか」「娘の声を電話で届けてもいいですか」。看護師さんは、点滴のない左手ならふれてよいこと、音量を小さめにすれば電話をつないでよいことを教えてくれました。夫の意識が戻るかどうかや残りの時間について、担当は何も予測していません。
※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。
医療者に聞く質問例
- 今の意識の状態を、どのように見ていらっしゃいますか。
- 話しかけるとき、家族が気をつけたほうがよいことはありますか。
- 体のどこにふれても大丈夫ですか。避けたほうがよい場所はありますか。
- 苦しいときは、どんな様子で分かりますか。
- 遠方の家族の声を、電話やビデオ通話で届けてもいいですか。
とはいえ、返事のない時間は家族にもつらいものです
① 気持ちのこと──「虚しい」と感じるのは、悲しみがもう始まっているからです
返事のない相手に話しかけ続けるのは、想像以上に力の要ることです。虚しさや、「もう十分ではないか」とふと思ってしまう自分への後ろめたさが出てくるのは、自然なことです。大切な人を失う前から始まるこうした悲しみは「予期悲嘆」と呼ばれ、「喪失が現実となる以前に起こる悲嘆」と説明されています(日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団 Foundation News Vol.48、2025年4月)。話しかけられない日があっても、黙って手にふれているだけの日があってもかまいません。気持ちの落ち込みが重く続くときは、がん相談支援センターのほか、こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556。都道府県などの窓口につながり、受付時間は地域で異なり、通話料がかかります)も使えます。
② 実務のこと──付き添いの交代と、遠方の家族の「声の届け方」を決めておく
反応のない状態が続くと、付き添いは長期戦になることがあります。病棟とのやりとりは誰が受けるか、平日と週末の付き添いをどう分けるかを家族で決めておくと、ひとりに負担が偏りません。すぐに来られない家族がいる場合は、電話やビデオ通話をつないでよい時間帯や音量、録音した声を流してよいかを病棟に確かめ、「誰が、いつ、どうつなぐか」を決めておきます。決めごとがあると、離れている家族も「自分にもできることがある」と感じやすくなります。
今日できること
[gk_howto name=”今日できること” description=”返事のない面会の日に、家族ができる3つのこと” heading=”none”][gk_step title=”名乗ってから話しかける”]病室に入ったら「○○だよ、来たよ」と名前を呼び、自分を名乗ります。そのあとは、天気の話ひとつでかまいません。[/gk_step][gk_step title=”ふれてよい場所を聞く”]看護師さんに「手を握ってもいいですか。避けたほうがいい場所はありますか」と尋ね、点滴や管のない側を教えてもらいます。[/gk_step][gk_step title=”虚しさを置く場所をつくる”]返事のない面会のあとの気持ちは、LINEにひとこと送ってください。夜に届いたものは翌朝いちばんに読んで返事をします。[/gk_step][/gk_howto]よくある質問
[gk_faq][gk_q q=”反応がないのは、痛み止めや鎮静の薬のせいですか?”]意識の低下は病気の進行そのものでも起こり、薬の影響と重なっていることもあります。家族が見分けるのは難しいので、「今の意識の状態に、薬は関係していますか」と医療者に尋ねてください。なお、痛み止めの医療用麻薬について、日本緩和医療学会のガイドライン(2020年版)は、命を縮めるという根拠はないとしています。鎮静についても、同学会の手引き(2023年版)は、「少なくとも鎮静が平均的に生命予後を短縮するといった重篤な安全性に及ぼす影響はないと想定される」としています。[/gk_q][gk_q q=”反応がなくても、遠くに住む家族の声を電話で届ける意味はありますか?”]耳は聞こえている可能性があるといわれているため、意味はあると考えられています。病棟のきまりや同室の方への配慮があるので、電話やビデオ通話を使ってよいか、時間帯や音量を看護師さんに確かめてください。話す側には「返事はできないけれど、聞こえているかもしれない」と先に伝えておくと、何を話せばいいか迷いにくくなります。[/gk_q][gk_q q=”急に目を開けて、何か言いたそうにしました。意識が戻ったのですか?”]最期が近い時期にも、一時的に目を開けたり、短い言葉を口にしたりすることがあります。意識が戻ったのかどうかは家族には判断しにくいので、様子を看護師さんに伝えてください。その瞬間は、名前を呼んで「ここにいるよ」と伝えるだけで十分です。聞き取れなくても、うなずいて受け止めてください。[/gk_q][gk_q q=”目が半分開いたままになっています。大丈夫でしょうか?”]最期が近い時期には、まぶたが閉じきらなくなることがあります。目が乾きやすくなるので、湿らせたガーゼをあてるなどの目のケアができるか、看護師さんに相談してください。開いたままの目を見るのがつらいときは、その気持ちも看護師さんに話してかまいません。[/gk_q][gk_q q=”反応はないけれど、口が乾いているようです。水を飲ませてもいいですか?”]意識が下がっているときは飲み込む力も弱まっているため、口に水を注ぐと気管に入ってむせたり、苦しくなったりするおそれがあります。飲ませるのではなく、よく絞ったスポンジやガーゼで唇と口の中を湿らせる方法を、看護師さんに教わってください。唇に保湿剤を薄く塗るだけでも、乾きはやわらぎます。[/gk_q][gk_q q=”話しかけるのがつらくて、黙って座っているだけの日があります。いけませんか?”]いけないことはありません。話す力が出ない日は、黙って手にふれている、同じ部屋で本を読む、というだけでもそばにいることになります。部屋に入ったときと帰るときにだけ声をかける、と決めておくのもひとつの方法です。つらさが続くときは、その気持ちを看護師さんや相談窓口に話してください。[/gk_q][/gk_faq]次に読むなら
- [gk_link to=”post:signs”]最期が近いとき、体にはどんな変化が現れますか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:words-to-say-final-days”]最期が近い家族に、どんな言葉をかければいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:holding-hands-touch-care”]手を握るだけでも、意味はありますか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:terminal-delirium-family”]つじつまの合わないことを言うとき、どう接すればいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:sleeping-more-near-end”]一日の大半を眠っているとき、そばでどう過ごせばいいですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”page:talk”]誰かに今の気持ちを聞いてほしいときは?[/gk_link]