午睡の時間、連絡帳を書いていると、エプロンのポケットでスマートフォンが震えました。休憩に入ってから見ると、妹からのメッセージです。「お父さん、また転んだって。明日の病院、付き添える?」。明日は遅番で、19時まで園を離れられません。返信の文字を打っては消し、結局「何とかする」とだけ送りました。
親の介護は、ある日突然始まることもあれば、少しずつ手助けが増えていくこともあります。どちらにしても、保育の仕事はシフトと配置で動いているため、「今日はちょっと抜けます」が言いにくい職場です。担任をしていればなおさらで、子どもや同僚への申し訳なさから、一人で無理を重ねてしまう人が少なくありません。
この記事では、保育士が親の介護と仕事を両立するために、ぶつかりやすい場面の整理、使える制度とその確かめ方、園への伝え方、介護が長引くときの働き方の選び方を順に紹介します。介護か仕事か、の答えを急ぐ前に、両方を続けるための材料をそろえるところから始めましょう。
この記事でわかること
- 親の介護と保育の仕事がぶつかりやすい4つの場面
- 介護と両立するために使える制度と、その確かめ方
- 園に介護の事情を伝えるときの順番と言い方
- 介護の段階に合わせた働き方の選び方
- 一人で抱え込まないための相談先
01親の介護と保育の仕事がぶつかりやすい4つの場面
要点:介護と保育の仕事がぶつかるのは、急な呼び出し、平日の通院の付き添い、早番・遅番の時間帯、行事や土曜保育の4つの場面です。どの場面が多いかによって、使う制度や調整の仕方が変わります。
介護と仕事の両立を考えるとき、「介護が大変」という大きな言葉のままだと、何から手をつければいいか分かりません。まずは、介護によって仕事のどの場面に影響が出ているのかを分けて書き出してみてください。
図1
急な呼び出し
転倒や体調の急変で、勤務中に家族や病院から連絡が入る
配置の都合で、すぐには抜けにくい
平日の通院の付き添い
病院の受診や役所の手続きは、平日の日中に集中しやすい
有給休暇や勤務時間の調整で対応する
早番・遅番の時間帯
朝の身支度や夕方の食事の手助けと、シフトの時間が重なる
シフトの固定や回数の相談が必要
行事・土曜保育
運動会や発表会、土曜の当番と、介護の予定がぶつかる
早めに共有すれば調整しやすい
保育の現場が抜けにくいのには、理由があります。保育所では、子どもの年齢ごとに保育士の数の最低基準が決められています。たとえば1〜2歳児はおおむね6人につき1人以上、3歳児はおおむね15人につき1人以上です[3]。一人が急に抜けると、その時間の配置をほかの職員でまかなう必要があるため、どうしても「言い出しにくい」空気が生まれます。
だからこそ、急な対応が必要になる前に、どの場面でどのくらいの頻度で影響が出そうかを園と共有しておくことが、両立の土台になります。
介護の「始まり方」で、最初の動きが変わる
介護の始まり方には、大きく二つあります。一つは、転倒や入院をきっかけに、ある日突然始まる場合。もう一つは、通院の付き添いや買い物の手伝いなど、少しずつ手助けが増えていく場合です。
突然始まった場合は、まず数日から数週間、まとまった時間を確保して、介護の態勢を整えることが必要になります。少しずつ増えていく場合は、今の手助けが月に何回、何時間くらいかを記録しておくと、園への相談や働き方の見直しの材料になります。
家族の中での分担を先に話しておく
きょうだいがいる場合は、誰がどの役割を担うかを早めに話し合っておくと、一人に負担が集中するのを防げます。「平日の通院は近くに住む妹、週末の買い出しは私、お金の管理は兄」のように、役割を分けて書き出しておくと、互いの負担が見えやすくなります。保育士は「人の世話に慣れているから」と頼られがちですが、仕事として子どもを見ていることと、家族の介護を担えることは別の話です。
介護の予定と園の予定を、一枚に重ねる
両立の準備として役に立つのが、介護の予定と園の予定を一枚のカレンダーに重ねてみることです。親の通院日、訪問の予定、自分の早番・遅番、運動会や発表会、土曜保育の当番。並べてみると、ぶつかる日が前もって分かります。
ぶつかる日が分かれば、シフトの希望を出すときや、きょうだいに分担をお願いするときの根拠になります。介護の予定は、変わるたびに書き足していけば十分です。完璧なカレンダーを作ろうとしなくて構いません。
02両立のために使える制度と、確かめ方
要点:介護と仕事を両立するために、年次有給休暇、介護のための休業や休暇の仕組み、シフトや担当の調整、勤務時間の短縮、法人内の異動などが使えます。制度の細かな条件は職場ごとに違うため、就業規則と公的な窓口で確かめます。
図2
| 仕組み | 何に使えるか | 確かめるところ |
|---|---|---|
| 年次有給休暇 | 通院の付き添い、手続き、急な対応 | 残りの日数と取得の手続き[4] |
| 介護のための休業・休暇 | 介護の態勢を整える期間、通院や手続き | 就業規則(育児・介護休業規程)、都道府県労働局[2] |
| シフトや担当の調整 | 早番・遅番の回数を減らす、担任から外れる | 園長や主任との面談 |
| 勤務時間の短縮・パートへの切り替え | 毎日の介護の時間を確保する | 就業規則、社会保険の加入条件[5] |
| 法人内の異動 | 実家や自宅に近い園へ移る | 法人の異動の仕組みと時期 |
年次有給休暇は、介護の場面でも使える
年次有給休暇は、雇い入れから6か月続けて働き、決められた日の8割以上出勤した人に10日与えられ、その後は勤続年数に応じて増えていきます。6年6か月以上働いている人は、1年に20日です[4]。週の勤務日数が少ないパートの人も、勤務日数に応じた日数が与えられます[6]。
年休は、労働者が指定した時季に与えるのが原則で、使用者が時季を変えられるのは「事業の正常な運営を妨げる」場合に限られています[1]。また、年休を取ったことを理由に不利な扱いをすることは禁止されています[7]。保育の現場では「行事前は休みにくい」といった空気がありますが、親の通院の付き添いのような予定は、分かった時点で早めに申し出ておくと、園も配置を調整しやすくなります。
介護のための休業や休暇は、就業規則で確かめる
育児・介護休業法は、名前のとおり育児だけでなく、家族の介護と仕事の両立も対象にした法律です。2025年4月と10月にも改正されています[2][8]。介護のための休業や休暇について、対象になる家族の範囲、取れる日数、申し出の方法などは、勤務先の就業規則(育児・介護休業規程として別にまとめられていることもあります)に書かれています。
就業規則を読んでも分からないときや、園の説明に疑問があるときは、都道府県労働局や労働基準監督署の中にある総合労働相談コーナーで相談できます。無料・予約不要で、電話でも相談できます[9]。平日の夜や土日に相談したい場合は、労働条件相談「ほっとライン」(0120-811-610)も使えます。平日17時〜22時、土日祝日9時〜21時の受付で、匿名でも相談できます[10]。
介護サービスの相談は、親が住む市区町村へ
仕事の制度とは別に、介護そのものの手助けを受ける仕組みもあります。どんな支援が受けられるかは、親が住んでいる市区町村の高齢者向けの相談窓口が入り口になります。まず市区町村の公式サイトで窓口を確かめ、電話で「親の介護が始まったので、どこに相談すればいいか」と聞いてみてください。介護の手助けを外の力に頼れるようになると、仕事との両立はぐっと現実的になります。
03園に介護の事情を伝えるときの順番と言い方
要点:園には、現状、頻度と時間帯、お願いしたいこと、見通し、自分が引き続きできることの順に伝えます。「迷惑をかけて申し訳ない」より「こうすれば続けられる」を中心に話すと、相談が前に進みます。
介護の事情を園に伝えるとき、多くの人が「迷惑をかけてしまう」という気持ちから、謝ることに時間を使ってしまいます。けれど、園が知りたいのは、いつ、どのくらい配置に影響が出るのか、どうすれば調整できるのかです。次の順番で話を組み立ててみてください。
図3
- 現状「父が転倒をきっかけに、通院と身の回りの手助けが必要になりました」
- 頻度と時間帯「平日に月2回ほど、午前中に通院の付き添いがあります」
- お願い「遅番を月3回までにしていただけますか。通院の日は有給休暇を使いたいです」
- 見通し「3か月後に介護の態勢を見直します。その時点でもう一度ご相談させてください」
- 引き続きできること「書類や行事の準備は、勤務時間内でこれまでどおり担います」
「見通し」を伝えることが、とくに大切です。介護は先が読めないものですが、「いつ見直すか」を決めておくだけで、園は「ずっとこのままなのか」という不安を持たずにすみます。自分にとっても、区切りがあると気持ちが楽になります。
誰に、いつ、どこまで伝えるか
最初に伝える相手は、多くの場合、園長です。シフトを作っているのが主任なら、園長と主任の両方に伝えます。時期は、急な対応が必要になる前、介護の予定が見え始めた段階が理想です。
同僚にどこまで話すかは、自分で決めて構いません。親の病気のことは、家族のプライバシーでもあります。「家族の事情で、しばらく遅番を減らしてもらっています」程度の説明でも十分です。詳しく話したほうが気持ちが楽になる人もいれば、話さずにいたい人もいます。どちらでもよいのです。
担任を続けるか、外れるか
介護が始まったとき、多くの保育士が迷うのが、担任を続けるかどうかです。担任には、子どもや保護者との関係を一年かけて築いていく責任があります。急な早退が続くと、保護者への伝達や連絡帳、指導計画が滞り、自分も周りも苦しくなります。
一方で、フリーや補助の立場になれば、急に抜けても配置を組み直しやすくなります。担任を外れることは、保育から離れることではありません。年度の途中で外れるのが難しければ、次年度から外れることを早めに相談しておく方法もあります。介護の頻度と、担任として果たしたい責任の両方を考えて、園と一緒に決めてください。
「迷惑をかけている」と思いすぎない
介護で配慮を受けていると、同僚に申し訳なくて、休憩も取らずに働いてしまう人がいます。けれど、無理を重ねて体を壊せば、もっと長く職場を離れることになりかねません。配慮を受けている間は、勤務時間の中でできることを丁寧に担い、感謝を言葉で伝える。それで十分です。いつか同僚が同じ立場になったとき、今度はあなたが支える側に回ればいいのです。
04介護の段階に合わせた働き方の選び方
要点:介護の負担は時間とともに変わります。今の園での調整、勤務時間の短縮、実家に近い職場への移動、いったん休む、退職して介護に専念する、という選択肢を、介護の段階に合わせて選び直していきます。
図4
今の働き方で介護と両立できるか
- 今の園で調整する担当やシフトの調整と有給休暇で、通院や手続きに対応できる段階
- 勤務時間を短くする毎日、朝や夕方に介護の時間が必要になった段階
- 実家や自宅に近い職場へ移る通勤時間が、介護に使える時間を削っている段階
- いったん休む介護の態勢を整えるために、まとまった時間が必要な段階
- 退職して介護に専念するほかの方法を試しても、両立が難しくなった段階
選択肢を上から順に試していくのが基本ですが、必ずしも順番どおりである必要はありません。たとえば、実家まで車で1時間かかる場合は、勤務時間を短くするより、実家に近い職場へ移るほうが、介護に使える時間が増えることもあります。自分の状況で、どこが一番の壁になっているかを考えてください。
勤務時間を短くするときに確かめたいこと
勤務時間を短くしたり、パートに切り替えたりすると、収入が減るだけでなく、社会保険の扱いが変わることがあります。2026年10月からは、短時間で働く人の社会保険の加入要件のうち賃金の要件がなくなり、週の所定労働時間が20時間以上であることなどが条件になっています[5]。働く時間を決める前に、勤務先の規模と自分の勤務時間で、加入の対象になるかを確かめてください。短時間で働ける求人の探し方は保育士の短時間勤務の求人の探し方で紹介しています。
実家や自宅に近い職場へ移る
保育士の求人は多い状態が続いており、2026年7月時点の有効求人倍率は2.80倍です[11]。地域によって差はありますが、通える範囲で職場を選び直せる可能性は、ほかの職種より高いと言えます。通勤時間が短くなれば、仕事の前後に実家へ寄ったり、急な呼び出しにすぐ駆けつけたりしやすくなります。近くの求人の探し方は自宅近くの保育士求人の探し方にまとめています。
いったん休むという選択
入院や退院の直後など、介護の態勢を整えるためにまとまった時間が必要になる時期があります。そのときは、有給休暇をまとめて使う方法のほか、就業規則に定められた介護のための休業や、園独自の休職制度を使える場合があります。どの制度が使えるか、休んでいる間の給与や社会保険がどうなるかは、事務担当に確かめてください。
まとまった休みの間に、介護の手助けを外の力に頼る仕組みを整えておくと、仕事に戻ったあとの両立が楽になります。休む期間は、介護をするためだけでなく、介護を続けられる形をつくるための時間でもあります。
退職を考えるときに知っておきたいこと
ほかの方法を試しても両立が難しいときは、退職して介護に専念することも選択肢です。家族の介護など家庭の事情が急に変わったことによる退職は、雇用保険で「特定理由離職者」にあたる場合があります[12]。正当な理由のない自己都合退職では、2025年4月以降の離職なら原則1か月の給付制限があるため[13]、どちらにあたるかはハローワークで確かめてください。家庭の事情で退職するときの進め方は家庭の事情で退職するときの伝え方と準備も参考になります。
05相談事例:働く場所を変えて、介護と保育の両方を続けた
要点:父親の介護が始まった40代の保育士は、まず今の園で担当とシフトを調整し、8か月後に実家に近い園へ移りました。介護の段階ごとに働き方を選び直したモデルケースです。
「介護か仕事か」ではなく「どこで働くか」を変えた
相談事例(モデルケース)
- お名前
- はるかさん(仮名)・44歳
- 保育士歴
- 20年目(相談当時)
- 勤務先
- 私立の認定こども園(定員約150名)、3歳児クラス担任。実家まで車で40分
- 変化
- 急な早退・欠勤 月4回 → 月1回未満、通勤 片道40分 → 実家から10分の園へ
編集部介護が始まったころ、どんな状況でしたか。
父が脳梗塞で入院して、退院してからは母が一人で世話をしていたんです。でも、母も腰が悪くて。私は独身で、きょうだいも遠方なので、自然と私が担う形になりました。最初の3か月は、急な呼び出しで早退するのが月に4回くらい。そのたびに、担任なのにって、自分を責めていました。
編集部最初に、どんな調整をしたのですか。
園長に相談して、担任を外れてフリーにしてもらいました。遅番もなしに。園長は事情を分かってくれて、本当にありがたかったです。ただ、それでも実家まで車で40分かかるので、仕事のあとに寄ると、自分の家に帰るのは夜10時過ぎ。体がもたないなって、半年くらいで思い始めました。
編集部転職を考えたとき、何を相談したのですか。
正直、介護しながら転職なんて無理だと思っていました。でも相談員さんと話していたら、私の一番の壁は「介護の量」じゃなくて「通勤の時間」なんだって整理できて。「正社員にこだわらない選択肢もありますが、収入を保ちたいなら、実家の近くで土曜保育のない園を探してみませんか」と、両方の道を並べてくれました。押しつけられなかったのが、ありがたかったです。
編集部実際に職場を移ってみて、どうですか。
実家から車で10分の小規模保育園に、正社員で移りました。仕事の帰りにほぼ毎日実家に寄れるので、母も安心しているみたいです。急な呼び出しも、10分で駆けつけられると思うと、気持ちが全然違います。
介護か仕事か、じゃなかった。働く場所を変えたら、両方を続けられたんです。
はるかさん(仮名)
はるかさんは、前の園で8か月ほどフリーとして働いたあと、年度の区切りで実家に近い小規模保育園へ移りました。急な早退や欠勤は月4回から月1回未満に減り、実家に寄れる日は週1日から週5日に増えています。父親の介護には市区町村の窓口で相談した支援も入るようになり、母親の負担も軽くなったそうです。
このケースのポイントは、一度にすべてを決めなかったことです。まず今の園で調整し、それでも足りない部分がどこにあるのかを確かめてから、働く場所を変えました。介護の段階が変われば、また働き方を見直せばいい。はるかさんはそう話しています。
※相談で多く寄せられる状況をもとに再構成したモデルケースです。特定の個人ではなく、数値は一例です。
図5
急な早退・欠勤
通勤時間(片道)
実家に寄れる日
土曜出勤
06介護と仕事を長く続けるために、覚えておきたいこと
要点:介護は先が読めないため、計画は見直す前提で立てます。そして、介護をする人自身の体と心の限界を見落とさないことが、両立を長く続けるための条件です。
1. 計画は「見直す前提」で立てる
介護の状態は、良くなることもあれば、急に重くなることもあります。今うまくいっている調整が、半年後には合わなくなることも珍しくありません。だからこそ、「3か月ごとに見直す」と最初から決めておくと、変化が起きたときに慌てずにすみます。見直しのたびに、仕事への影響が出た場面と回数を記録しておくと、園への相談もしやすくなります。
2. 自分の体と心の限界を見落とさない
保育の仕事と介護は、どちらも人の世話をする仕事です。職場でも家でも誰かを支え続けていると、自分の疲れに気づくのが遅れがちです。眠れない、食欲がない、何をしても楽しくない。そんな状態が2週間以上続いているなら、医療機関の受診を考えてください。仕事の悩みを話せる「こころの耳電話相談」は、0120-565-455で、平日は17時〜22時、土日は10時〜16時に受け付けています[14]。
3. 相談先は、仕事と介護で分けて持つ
仕事の制度や働き方のことは、園長や事務担当、総合労働相談コーナー[9]へ。介護の手助けのことは、親が住む市区町村の窓口へ。心の疲れは、こころの耳や医療機関へ。相談先を分けて持っておくと、一人で全部を抱え込まずにすみます。労働条件の相談先は保育士が労働条件を相談できる窓口にまとめています。
介護と仕事の両立は、中堅・ベテラン世代の多くが向き合うテーマです。同じ世代の悩み全体はベテラン保育士の働き方の悩みのまとめで整理しています。介護がいつまで続くか分からず、転職を決めきれない段階でも構いません。ほいくの相談室では、介護の予定と働き方を並べて整理するところから相談を受けています。
よくある質問
介護のことを、園にどこまで話せばいいですか?
園に伝える必要があるのは、仕事に影響が出る場面と頻度、お願いしたい調整の内容です。親の病名などの詳しい事情まで話す必要はありません。話せる範囲で伝え、見直しの時期を決めておくと、園も配置を考えやすくなります。
有給休暇を、親の通院の付き添いに使ってもいいですか?
使えます。年次有給休暇は、労働者が指定した時季に与えるのが原則です[1]。通院の予定が分かった時点で早めに申し出ると、園も配置を調整しやすくなります。
パートでも有給休暇はありますか?
あります。週の所定労働時間が30時間未満で週4日以下などの場合は、勤務日数に応じた日数が与えられます。たとえば週3日勤務なら、6か月の時点で5日です[6]。
介護を理由に退職した場合、失業給付はどうなりますか?
家族の介護など家庭の事情が急に変わったことによる退職は、特定理由離職者にあたる場合があります[12]。正当な理由のない自己都合退職とは扱いが変わることがあるため、ハローワークで事情を説明して確かめてください。
介護と両立しやすいのは、どんな園ですか?
通勤時間が短いこと、土曜保育や遅番の回数が少ないこと、急な休みに対応できる人員の余裕があることが目安になります。見学や面接では、職員の急な休みがあったときにどう配置を組み直しているかを聞いてみると、実際の働きやすさが分かります。
介護のために、実家の近くの園に転職するのは早すぎますか?
早すぎることはありません。通勤時間が介護の時間を削っているなら、働く場所を変えることは両立のための有効な手段です。まずは今の園での調整を試し、それでも足りない部分が通勤にあると分かったら、近くの求人を探し始めるとよいでしょう。
参考にした資料
- 確かめよう労働条件「年次有給休暇」
- 厚生労働省 育児・介護休業法 改正ポイントのご案内
- 児童福祉施設の設備及び運営に関する基準 第33条第2項
- 厚生労働省 FAQ「年次有給休暇とはどのような制度ですか…」
- 日本年金機構「2026(令和8)年10月に…賃金要件が撤廃されました」
- 厚生労働省 FAQ「年次有給休暇とはどのような制度ですか…」
- 確かめよう労働条件「年次有給休暇」
- 厚生労働省 育児・介護休業法 改正ポイントのご案内
- 厚生労働省「総合労働相談コーナーのご案内」
- 確かめよう労働条件「労働条件相談ほっとライン」
- こども家庭庁「保育士有効求人倍率(R8.7)」(出典:厚労省 職業安定業務統計)
- ハローワーク「特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲と判断基準」
- ハローワーク「よくあるご質問(雇用保険について)」
- こころの耳「働く人の『こころの耳電話相談』」
※制度や数値は記事の更新時点で公的機関の資料により確認しています。最新の情報は各リンク先でご確認ください。