15時。パートの先生が「お先に失礼します」と声をかけて、エプロンを外して帰っていく。その背中を見送りながら、自分は発表会の台本の直しと、5歳児の個人記録と、明日の保護者面談の準備を思い浮かべている。「私もパートになれたら」と思ったのは、一度や二度ではないかもしれません。
パートへの転職は、保育士の働き方を変える方法として、とても現実的な選択です。一方で、「収入はどれくらい減るのか」「担任経験がもったいないと言われないか」「面接で正社員を辞める理由をどう話せばいいのか」と、踏み出す前の不安も尽きません。特に長く正社員として働いてきた人ほど、パートを選ぶことに後ろめたさを感じやすいものです。
この記事では、正社員からパート保育士に転職するときのメリットとデメリットを並べ、求人選びで確かめる項目、面接でよく聞かれる質問と答え方の例をまとめました。パートに決めた人にも、まだ迷っている人にも、判断の材料として使ってもらえる内容です。
この記事でわかること
- パート保育士に転職する5つのメリット
- デメリットの中身と、転職前にできる備え方
- パート求人を選ぶときに確かめる8項目
- 正社員からパートへの転職の進め方と、面接でよく聞かれる質問への答え方
01パート保育士に転職する5つのメリット
要点:パートに転職するいちばんのメリットは、時間と責任の範囲がはっきりすることです。帰る時間が読める、持ち帰りがほぼなくなる、働く時間帯を選べるといった変化は、生活全体のゆとりにつながります。
正社員として働いていると、勤務時間が終わっても仕事が終わらない日が続きがちです。東京都の調査では、保育士として働く人が「保育士を辞めたい」と考える理由として、給料の安さ(61.6%)に次いで仕事量の多さ(54.0%)、労働時間の長さ(35.4%)が挙がっています[3]。パートへの転職は、このうち仕事量と時間の問題に、まっすぐ手を打つ方法です。
図1
- 1
帰る時間が読める
「9時〜15時」など時間が決まっていて、時間が来たら上がるのが基本。夕方の予定が立てやすい
- 2
持ち帰りがほぼなくなる
指導計画や個人記録、おたよりの作成は担任が中心。家で書類を広げる日が減る
- 3
時間帯や日数を選べる
朝だけ、夕方だけ、週3日など、生活に合わせた求人を選びやすい
- 4
子どもと関わる時間に集中できる
会議や行事の取りまとめが少なく、目の前の子どもとの関わりに気持ちを向けやすい
- 5
職場を選ぶ幅が広がる
保育園のほか、学童保育や一時預かりなど、時間の短い職場にも目を向けやすい
「担任じゃない」ことが、気持ちを軽くすることもある
メリットの中でも、実際にパートになった人がよく口にするのが「気持ちの軽さ」です。クラス担任は、保護者からの相談、子どものけがやトラブルの説明、年間を通じた成長の見通しを一手に引き受ける立場です。パートの立場では、担任と相談しながら関わることが多く、一人で抱え込む場面が減ります。もちろん、子どもへの責任がなくなるわけではありません。ただ、「最終的に決めるのは担任」という分担があることで、休日に仕事のことを考える時間が減ったという人は少なくありません。
職場や時間帯の選択肢が、ぐっと広がる
正社員の求人では、早番・遅番の両方に入れることや、行事の担当を引き受けることが前提になっている場合が多くあります。パートなら「朝の7時から10時だけ」「延長保育の16時から19時だけ」といった求人もあり、自分の生活の空いている時間に仕事を合わせられます。通勤時間を短くするために家の近くの小規模保育園を選ぶ、子どもの小学校の行事に合わせて曜日を固定する、といった選び方ができるのもパートならではです。働く場所を時間から選べることは、家庭の事情が変わったときの安心にもつながります。
時給は、正社員の時給換算と比べて考える
パートの給料は時給で示されます。参考として、国の統計をもとにした保育士の短時間労働者の1時間当たり賃金は1,419円です[4]。地域や園によって幅があるため、実際には応募したい地域の求人をいくつか並べて相場をつかむのが確実です。詳しい比べ方は保育士のパートの時給相場と比べ方にまとめています。
02知っておきたいデメリットと、その備え方
要点:デメリットの多くは、収入・役割・保障の3つに表れます。どれも転職前に数字や条件で確かめられるものなので、「知らなかった」を減らせば、後悔はかなり防げます。
図2
| デメリット | 起きやすいこと | 転職前の備え方 |
|---|---|---|
| 収入が減る | 月の収入が下がり、賞与がない、または少ない求人もある | 生活に必要な手取り額を出し、時給と時間で届くか計算する |
| 昇給・役職の道が細い | 時給の上がり方がゆるやかで、主任やリーダーにはつきにくい | 昇給の実績や、正社員になる道があるかを面接で聞く |
| 任される範囲が狭い | 保育の方針や行事の決定に関われず、物足りなさを感じる | 補助として関わる立場を受け入れられるか、自分に問い直す |
| 保障の条件が変わる | 週の時間数によって、社会保険の加入や有給の日数が変わる | 求人票の加入保険と、週の所定労働時間を確かめる |
| 情報が遅れて届く | 会議に出ないため、子どもの様子や予定の変更を後から知る | 申し送りの方法や、連絡ノートの有無を見学で確かめる |
収入の減り方は、時間数と賞与で決まる
収入の差は、時給の高さよりも、働く時間数と賞与の有無で大きく変わります。たとえば、例として時給1,400円で1日6時間・月20日働くと月の収入は16万8,000円ですが、週3日にすると月10万円ほどになります。正社員の年収と比べるときは、月給だけでなく賞与も含めて考えてください。社会保険に加入するかどうかで、手取りも変わります。反対に、パートになって持ち帰りや残業がなくなれば、「時間あたり」で見た収入はそれほど下がらない場合もあります。年収の数字だけでなく、自由に使える時間がどれだけ増えるかも、同じ紙に書き出して比べてみてください。
社会保険と有給は「週何時間か」で変わる
2026年10月から、パートなど短時間で働く人の社会保険の加入要件のうち、「月8.8万円以上」という賃金の要件がなくなりました。現在は、週の所定労働時間が20時間以上、学生でないこと、従業員51人以上の企業であることなどが条件です[2]。有給休暇は、週30時間未満かつ週4日以下で働く人には、日数に応じた比例付与になります[1]。パートの有給と社会保険の考え方はパートの有給休暇と社会保険の条件で詳しく紹介しています。
「物足りなさ」は、最初の数か月に来やすい
見落とされがちなのが、気持ちの面のデメリットです。担任として行事を動かしたり、保護者と一緒に子どもの成長を喜んだりしてきた人ほど、パートになってから「自分の意見が通らない」「子どもの1年を見届けられない」と感じやすくなります。これは、時間の余裕と引き換えに手放したものが、目に見えてくる時期です。物足りなさを感じたら、担任の先生に「この遊びを準備してもいいですか」と小さな提案をしてみる、子どもの様子を申し送りで丁寧に伝えるなど、補助の立場でもできる関わり方を探してみてください。関わりの深さは、肩書きだけで決まるものではありません。
03パート求人を選ぶときに確かめる8項目
要点:パート求人は、時給と時間帯だけで選ぶと、入ってからのずれが起きやすくなります。役割、休憩、保険、更新の有無まで、8つの項目を確かめておきましょう。
求人を出す側には、業務内容、契約期間と更新の基準、就業場所、就業時間・休憩・休日、時間外労働の有無、賃金、加入保険などを、原則として最初の面接までに明示することが求められています[5]。書かれていない項目や、あいまいな項目は、応募前か面接で質問してかまいません。
図3
- 担当する役割保育補助か、クラスの担当か、時間帯の担当か。担任を任される可能性があるかも聞く
- 勤務する時間帯と曜日「朝の受け入れ」「延長保育」など、どの時間に入るのかで忙しさが変わる
- 休憩の有無と時間6時間を超える勤務なら少なくとも45分の休憩が必要。どこで取るのかも確認する
- 書類や制作物の範囲連絡帳や壁面づくりを任されるか。持ち帰りがないかを具体的に聞く
- シフトの決まり方固定か、月ごとに変わるか。急な休みの連絡方法も確かめる
- 加入保険雇用保険・社会保険の加入の扱い。週の所定労働時間とあわせて見る
- 契約期間と更新期間の定めがあるか、更新の基準や上限があるか
- 昇給と正社員登用時給の見直しの時期、パートから正社員になった例があるか
休憩については、労働時間が6時間を超える場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間と決まっています[6]。裏を返せば、6時間ちょうどの勤務なら休憩のないシフトもありえます。体力に不安がある人は、休憩の取り方まで確かめておくと安心です。
求人票の「時給1,200円〜」の読み方
パート求人の時給は「〜」と幅をつけて書かれていることがよくあります。この幅が何で決まるのか(資格の有無、経験年数、勤務する時間帯など)は、求人票だけでは分からないことが多いものです。応募前や面接で「経験年数が◯年の場合、時給はいくらになりますか」と聞いておくと、入ってからの思い違いを防げます。あわせて、早朝や夕方の時間帯に手当がつくか、通勤手当が出るかも確かめると、月の収入の見込みがはっきりします。
見学のときは、パートの先生がどの時間帯に何人いて、どのように動いているかを見てください。休憩室で一人で過ごしているのか、担任と打ち合わせをしているのかといった様子からも、その園でのパートの位置づけが見えてきます。
04正社員からパートへ、転職の進め方
要点:正社員からパートへの転職は、条件の整理から始めて、見学で現場を確かめ、条件を書面で受け取ってから退職を伝える順番が安全です。
図4
- 条件を整理する必要な手取り額、働ける時間帯と日数、扶養に入るかどうかを書き出す
- 求人を探す勤務時間と役割で絞り込み、気になる園を3〜5か所ほど選ぶ
- 見学するパートの先生の動き方、休憩の取り方、申し送りの様子を見る
- 応募・面接パートを選ぶ理由と、入れる時間帯、活かせる経験を伝える
- 条件を書面で確認する時給、時間、役割、保険、契約期間を労働条件通知書などで確かめる
- 今の園に退職を伝える就業規則の申し出期限を確認し、引き継ぎの時期と合わせて伝える
今の園を辞める時期は、担任をしているクラスや年度の区切りを考えて決める人がほとんどです。法律上は、期間の定めのない雇用なら申し入れから2週間で退職できるとされていますが[7]、引き継ぎや次の園の入職日を考えると、就業規則を確かめたうえで1〜3か月前に相談するのが現実的です。
05面接でよく聞かれる5つの質問と答え方の例
要点:パートの面接では、正社員の面接ほど志望動機を深く問われない一方で、「なぜパートなのか」「いつ、どれくらい入れるのか」を具体的に聞かれます。生活の事情と、保育への気持ちの両方を伝えるのがこつです。
面接でよく聞かれる質問には、ある程度の型があります。答えの例は丸暗記するものではなく、自分の言葉に置き換えるための下書きとして使ってください。面接全般の準備は保育士の面接でよく聞かれる質問も参考になります。
1. なぜ正社員ではなく、パートを希望するのですか
いちばん多い質問です。「疲れたから」だけで終わらせず、生活の事情と、これからの働き方を前向きに伝えます。
答えの例:子どもが小学生になり、平日の夕方は家にいたいと考えています。正社員として12年間担任をしてきましたが、今は時間を決めて働き、その中で子どもとの関わりに力を注ぎたいと思っています。
2. 勤務できる時間帯と曜日を教えてください
ここは遠慮せず、具体的に答えます。「何時から何時まで」「週何日」「早番や延長保育に入れるか」「長期休みの扱い」を、事前に家族と決めておくと迷いません。入れない時間をあいまいにすると、入職後にシフトのずれが起きます。
3. これまでの経験を、どう活かしたいですか
担任経験がある人は、それ自体が強みです。「乳児クラスでの午睡チェックや食事の介助に慣れている」「行事の準備の段取りが分かる」など、補助の立場で役立つ具体的な場面を挙げると伝わりやすくなります。
4. 担任の先生の指示で動くことに抵抗はありませんか
ベテランの人ほど聞かれやすい質問です。「園の方針や担任の先生のやり方をまず覚え、そのうえで気づいたことは相談しながら伝えたい」のように、立場の違いを理解していることを示します。パートの立場での人間関係については派遣・パート保育士の人間関係と付き合い方も参考にしてください。
5. 何か質問はありますか
ここは、求人票で分からなかった点を確かめる時間です。「パートの先生は何名いて、どの時間帯に入っていますか」「休憩はどこで取りますか」「時給の見直しの時期はありますか」など、働く姿が想像できる質問をすると、園の雰囲気もつかめます。
面接で避けたい答え方
前の園への不満だけを並べる答え方は、どうしても印象が重くなります。「人間関係が最悪だった」「書類が多すぎて無理だった」と感じていたとしても、「時間を決めて働きたい」「子どもと関わる時間を大切にしたい」と、これからの希望に置き換えて話すほうが伝わります。また、「何時でも大丈夫です」と無理に合わせるのも避けたいところです。採用されたあとに入れない時間が出てくると、園にも自分にも負担が残ります。できること、できないことを正直に分けて伝えるのが、長く続けるための近道です。
06相談事例:担任16年目からパートへ。手放したものと、取り戻したもの
要点:長く担任を続けてきた保育士が、パートに転職したモデルケースです。収入の減少と向き合いながら、何を基準に決めたのかに注目してください。
「もったいない」と言われても、決めた理由
相談事例(モデルケース)
- お名前
- りえさん(仮名)・38歳
- 保育士歴
- 16年目(正社員として担任を継続)
- 勤務先
- 私立の認可保育園(定員約120名)、5歳児クラス担任 → 別法人の認可保育園(定員約60名)で乳児クラスのパート
- 家族
- 夫、小学5年生と2年生の子ども
- 変化
- 持ち帰り 週3日 → なし/平日の帰宅 20時ごろ → 15時半
編集部パートへの転職を考えたきっかけは何でしたか。
下の子が小学校に上がって、学童から「お迎えが毎日最後ですね」って言われたんです。そのとき、ああ、私は家の子の顔を夜しか見てないんだなって。発表会の時期は、子どもが寝てから衣装を縫ってました。
編集部周りからは、どんな反応がありましたか。
同僚にも母にも「担任16年やってきたのにもったいない」って言われました。私自身も、パートになるのは降りるみたいで嫌だったんです。でも相談したときに、「経験を手放すんじゃなくて、使い方を変えるだけ」と言われて、少し気持ちが楽になりました。
編集部お金の面は、どう判断しましたか。
年収はだいたい380万円から210万円くらいになる計算でした。正直、数字を見たときは手が止まりました。それで夫と家計を全部書き出して、塾代や貯金をどうするか話し合ったんです。足りない分は、私が週5日・6時間働けば何とかなると分かって、そこで決めました。
編集部面接では、どんなことを聞かれましたか。
やっぱり「なぜパートなのか」と「担任の先生より年上でも大丈夫か」でした。担任の先生は26歳だったんです。「園のやり方を一から覚えるつもりで来ました」と答えたら、園長先生が笑って「それが一番ありがたい」と。そのひと言で、ここにしようと思いました。
担任を降りたんじゃなくて、子どもとの関わり方を選び直したんだと、今は思えます。
りえさん(仮名)
りえさんは現在、乳児クラスで9時から15時まで働き、食事の介助や午睡チェック、遊びの見守りを担当しています。家で書類を広げる日はなくなり、平日は15時半に帰宅して、学童のお迎えにも毎日行けるようになりました。最初の3か月は、行事の方針に関われない物足りなさもあったそうですが、担任の先生から製作のアイデアを相談されるようになってから、「頼られ方が変わっただけ」と感じられるようになったといいます。
りえさんの選び方で参考になるのは、パートを選ぶ前に、収入の変化を家族と一緒に数字で確かめたことです。気持ちだけで決めず、足りる・足りないを先に見たからこそ、転職後に迷いが残りませんでした。
※相談で多く寄せられる状況をもとに再構成したモデルケースです。特定の個人ではなく、数値は一例です。
図5
持ち帰り仕事
平日の帰宅時間
学童のお迎え
年収の目安
07「パートなら楽になる」と決めつける前に
要点:パートは「楽な働き方」ではなく、「時間と責任の範囲を決めた働き方」です。この違いを理解しておくことと、数年後の自分の働き方まで見通しておくことが、後悔を防ぎます。
時間内の忙しさは、正社員と変わらない日もある
パートが入る朝の受け入れや夕方の延長保育、午睡の前後は、園の中でも手が足りなくなりやすい時間帯です。担任の書類がない分、気持ちは軽くなりますが、勤務時間中はずっと動き続けている、という日も珍しくありません。「パートなら体が楽になる」と期待しすぎると、そのずれに戸惑います。体力面の不安が大きいなら、日数や時間を少なめにして始め、慣れてから増やす方法もあります。
「とりあえずパート」は、条件の確認が甘くなりやすい
正社員の仕事に疲れ切っていると、「どこでもいいから、パートで」と急いで決めてしまうことがあります。けれど、時間帯や役割を確かめずに入ると、「パートなのに連絡帳を任された」「遅番の固定要員になっていた」というずれが起きがちです。疲れているときほど、求人で確かめる8項目に一度目を通し、譲れない条件を2〜3個に絞ってから応募してください。急いで決めたい気持ちが強いときは、まず今の園で有給休暇を取って休み、頭を整理する時間をつくるのも一つの方法です。
戻りたくなったときの道を、最初に確かめておく
子どもが大きくなったら、また担任を持ちたいと思う日が来るかもしれません。そのときに、同じ園で正社員になれるのか、別の園に移る必要があるのかで、準備は変わります。面接で正社員登用の実績を聞いておく、パートの間も園内研修に参加させてもらうなど、経験をつなぐ工夫をしておくと、戻る道を残せます。雇用形態全体の比べ方は保育士は正社員とパートどちらがいいかで整理しています。
パートへの転職を「降りること」だと感じる必要はありません。働く時間を選び直すことは、保育の仕事を長く続けるための、前向きな選択の一つです。とはいえ、今の園で時間を変えてもらう道、正社員のまま短時間で働く道など、ほかの選択肢と比べてから決めたいという人もいるはずです。今の働き方のどこを変えたいのかを、話しながら整理したいときはほいくの相談室を使ってください。転職を決めていなくても、条件の書き出しから一緒に始められます。
よくある質問
正社員からパートに転職すると、履歴書や職務経歴書で不利になりますか?
パートを選んだこと自体が不利になるとは限りません。家庭の事情や働き方の希望を具体的に説明でき、これまでの担任経験をどう活かすかを伝えられれば、むしろ即戦力として見てもらえることもあります。
パートでも、行事の準備や制作物を任されることはありますか?
園によっては、行事の衣装づくりや壁面の手伝いを、勤務時間内にお願いされることがあります。持ち帰りがないかどうかは、面接で「勤務時間外の作業はありますか」と具体的に聞いておくと安心です。
週3日のパートでも、有給休暇はもらえますか?
今の園で、正社員からパートに切り替えてもらうのと、転職するのはどちらがいいですか?
今の園の人間関係や保育方針に不満がなく、時間だけを変えたいなら、まず今の園で相談するほうが負担は少なくて済みます。一方で、担任の打診が続きそうな雰囲気がある、パートの受け入れ実績がないといった場合は、最初からパートの役割がはっきりしている園に移るほうが、働き方を変えやすいこともあります。
パートの面接に、履歴書以外で持っていくものはありますか?
求人の案内にある持ち物のほか、保育士証を求められることがあります。勤務できる時間帯や曜日をメモにまとめて持っていくと、聞かれたときに迷わず答えられます。
扶養の範囲で働きたいと、面接で伝えてもいいですか?
伝えてかまいません。むしろ、年収の上限や週の時間数を最初に共有しておくほうが、シフトのずれを防げます。健康保険の扶養は年間収入130万円未満などが基準になるため[9]、時給と時間からおおよその年収を計算してから伝えると話が早く進みます。
参考にした資料
- 厚生労働省 FAQ「年次有給休暇とはどのような制度ですか…」
- 日本年金機構「2026(令和8)年10月に…賃金要件が撤廃されました」
- 東京都福祉局「令和4年度東京都保育士実態調査 結果の概要」
- 厚労省 職業情報提供サイト(job tag)「保育士」
- 厚生労働省 求職者向けリーフレット(2024年4月)
- e-Gov法令検索「労働基準法」
- e-Gov法令検索「民法」
- 厚生労働省 FAQ「年次有給休暇とはどのような制度ですか…」
- 日本年金機構「従業員が家族を被扶養者にするとき…」
※制度や数値は記事の更新時点で公的機関の資料により確認しています。最新の情報は各リンク先でご確認ください。