休憩室でおにぎりをかじりながら、ふと「病院以外で働く看護師って、どんな毎日なんだろう」と思う。思い浮かぶのは、近所のクリニックくらい。保育園や企業でも看護師が働いていると聞いたことはあっても、夜勤があるのか、給料はどうなるのか、自分に務まるのかは見当がつきません。
実は、病院の外で働く看護師は少なくありません。国の統計(令和6年末)では、病院で働く看護師は就業者の65.7%です。ほかは、診療所や介護保険施設等、訪問看護ステーション、企業などの事業所をはじめ、病院以外の場所で働いています[1]。割合から計算すると、病院以外の場所で働く看護師は3割を超えます。
とはいえ、「病院以外なら楽そう」と勢いで選ぶと、思っていたのと違ったということも起こります。夜勤がない代わりに夜の当番がある職場、休みは取りやすいけれど一人で判断する場面が多い職場。病院以外の職場には、それぞれ違う形の大変さがあります。
ここでは、看護師が病院以外で働ける8つの職場を、夜勤・休日・収入・在宅の可否という同じ物差しで比べます。看護師の資格の生かし方と、職場ごとの求人の探し方もあわせて整理しました。
看護師が病院以外で働ける仕事は?
看護師が病院以外で働ける主な職場は、クリニック、健診センター、訪問看護、介護施設、保育園、学校、企業、そして自宅で働く在宅の仕事の8つです。どれも看護師の知識と経験が生きる職場ですが、夜勤や休日、収入、自宅で働けるかどうかには大きな違いがあります。
| 職場 | 夜勤 | 休日の傾向 | 収入(病棟と比べて) | 在宅の可否 |
|---|---|---|---|---|
| クリニック | ×なし 基本はない | 診療日に合わせる | 夜勤の手当がない分、低め | ×なし |
| 健診センター | ×なし ない | 土日休みの所も | 夜勤の手当がない分、低め | ×なし |
| 訪問看護 | △一部あり 夜の当番の所も | 当番の日は待機 | 当番の手当がつく所も | ×なし 利用者の家を訪問 |
| 介護施設 | △一部あり 施設の種類による | シフト制の所も | 施設の種類で幅がある | ×なし |
| 保育園 | ×なし ない | 土曜の当番の園も | 低めになりやすい | ×なし |
| 学校 | ×なし ない | 学校の休みに合わせる | 雇われ方で幅がある | ×なし |
| 企業 | ×なし ない | 土日祝休みの所も | 会社によって幅がある | △一部あり 職種による |
| 在宅の仕事 | △一部あり 夜の仕事もある | シフトによる | 時給制の求人も | ◯あり |
編集部まとめ
表の中身は一般的な傾向で、実際の条件は施設や会社ごとに変わります。職場選びの入り口の地図として使い、細かい条件は1件ずつ確かめてください。
読むときは、自分がいちばん困っていることの列から見ると、候補が早く絞れます。たとえば、子どもが小さくて土日に休みたい人なら「休日の傾向」の列を、夜勤をやめても収入を落としたくない人なら「収入」の列で「幅がある」職場を先に見ます。通勤そのものがつらい人は、「在宅の可否」の列が◯か△の職場から考えるとよいでしょう。
いちばん右の「在宅の可否」は、自宅で働けるかどうかです。病院以外の職場の多くは、利用者や子ども、社員と直接会う仕事なので、自宅では働けません。自宅で働きたいなら、在宅の仕事か、企業の一部の職種が候補になります。
なお、訪問看護は「在宅看護」とも呼ばれますが、利用者の自宅を訪ねる仕事で、自宅で働く在宅勤務とは別のものです。言葉の違いは在宅看護師とは?訪問看護と在宅勤務の違いでくわしく説明しています。
病院以外で働く看護師は、どのくらいいる?
令和6年末に就業している看護師は1,363,142人です[1]。そのうち病院で働く人は895,944人で、病院以外では、診療所で働く人がいちばん多く、介護保険施設等、訪問看護ステーションと続きます[1]。
出典:厚生労働省「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」[1]
数字を見ると、診療所や介護の分野には、病院の外で働く看護師の大きな受け皿があることがわかります。介護保険施設等と訪問看護ステーションの人数を足すと199,006人で、診療所で働く人を上回ります(人数を足して計算)[1]。高齢の方の暮らしを支える分野で、看護師が多く働いていることがうかがえます。
一方で、企業などの事業所で働く看護師は5,879人と少なく[1]、企業の求人は見つけるまでに時間がかかることがあります。
保育園や学校など、ここに挙げていない職場で働く看護師もいます。また、これは「どこに勤めているか」で分けた数字なので、自宅で働く在宅勤務の人が何人いるかはわかりません。在宅の仕事を選ぶ人の数は、この統計からは読み取れない点に気をつけてください。
職場ごとの働き方と、資格の生かし方は?
8つの職場を、看護師の資格がどう生きるかと、求人の出やすい場所に注目して見ていきます。夜勤の有無を軸に、日勤のみの職場と在宅の仕事を比べたい方は、夜勤なしで働ける看護師の求人もあわせて読んでみてください。
クリニック
外来での診療の補助や検査、患者さんへの説明が中心です。医師がすぐそばにいるので、判断に迷ったときに相談しやすい職場です。地域の患者さんと長く付き合う中で、病棟とは違う「顔なじみの看護」ができます。求人は看護師専門の求人サイトやハローワークで探せ、家から通える範囲で選びやすいのも特徴です。応募の前に、夕方の診療が終わる時刻と、土曜の診療の有無を確かめておきましょう。
健診センター
採血や身体の計測、問診を、決まった流れの中でくり返します。健康な人が相手の仕事で、病気の早期発見の入り口を担います。繁忙期には朝が早く、1日に多くの人を受け持つこともあります。採血の技術を保ちたい人に向く職場です。企業や地域を回る巡回健診がある場合は、集合の時刻と移動の範囲も確かめておきましょう。
訪問看護
利用者の自宅を訪ね、医師の指示のもとでケアや健康の管理を行います。一人で家を訪ね、その場で判断する場面が多く、病棟で積んだ経験の幅がそのまま生きます。夜間や休日の電話当番を受け持つ事業所もあるため、当番の回数と、電話だけで済むのか訪問に出るのかを確かめましょう。車の運転が必要な事業所もあるので、移動の手段も見ておきたい点です。
介護施設
特別養護老人ホームや介護老人保健施設、デイサービスなど、種類によって看護師の役割と夜勤の有無が変わります。体調の変化に気づいて医師につなぐことと、服薬の管理が中心です。介護職と一緒に、高齢の方の暮らしを支えることにやりがいを感じる人に合います。同じ「介護施設」でも、看護師の夜勤や夜の呼び出しがある所とない所があるので、求人票の勤務の欄は必ず読みましょう。
保育園
子どもの健康の管理や、けがや発熱への対応、保護者への助言を受け持ちます。看護師が1人だけの園もあり、子どもの様子から緊急度を判断する力が求められます。子どもの成長を毎日そばで見守れることが、この職場ならではの手ごたえです。応募の前に、看護師が何人いるか、看護師が休む日は誰が子どもの体調を見るのかを確かめておくと安心です。公立の園の募集は自治体のホームページに、私立の園は運営する会社の採用ページや求人サイトに載ることがあります。
学校
学校で看護師が働く求人には、医療的なケアが必要な子どもを支える仕事などがあります。たんの吸引などの手技を使う場面があり、自治体や教育委員会の募集として出ることがあります。子どもの登校日に合わせて働くため、夏休みなどの長い休みの間の勤務や給与の扱いは、応募の前に確かめておきたい点です。なお、保健室の先生(養護教諭)は教員の免許が要る仕事で、看護師の資格だけでなれる仕事とは別です。
企業
企業の健康管理室で社員の健康を支える産業看護のほか、医療系の会社で看護の知識を生かす職種があります。治験に関わる仕事や、医療ITの会社の顧客の支援、人材紹介のキャリアアドバイザーなどです。種類と探し方は企業で働く看護師の求人の探し方に、キャリアアドバイザーの仕事は看護師のキャリアアドバイザー求人にまとめています。企業ではメールや資料作りが仕事の中心になるため、病院とは違う進め方に慣れる時間が要ります。戸惑いやすい点と準備は、病院から企業へ転職する看護師の注意点で整理しています。
在宅の仕事
電話健康相談や夜間オンコール代行、オンラインの保健指導、医療ライターなど、自宅で働く仕事です。病院以外の職場の中で、通勤がなく、在宅で働けるのはこのグループです。ただし、在宅の仕事でも臨床の経験の年数を条件にする求人があります。たとえば夜間オンコールのパートの求人の例では、自宅からのフルリモート勤務とされていました。応募には、正看護師の資格と看護師の実務経験丸5年以上が必要でした(2026年10月8日に確認)[2]。仕事ごとの違いと相性は、看護師が在宅でできる仕事で比べられます。
8つの職場を、手技を使う場面と一人で判断する場面の2つの物差しで並べると、次のようになります。
右側の職場ほど、医師がすぐそばにいない中で判断する力が求められます。病棟でリーダーを務めてきた人や、急変の対応に慣れている人には、その経験が生きる職場です。反対に、判断を一人で抱えることが不安なら、左側の職場から考えると安心です。
看護師資格を活かせる病院以外の仕事は?
看護師の資格の生かし方は、職場によって違います。大きく分けると、「資格で看護をする仕事」「資格が評価される企業の仕事」「看護の経験が生きる仕事」の3つのグループになります。
| グループ | 主な仕事 | 資格の位置づけ |
|---|---|---|
| 資格で看護をする仕事 | クリニック、訪問看護、介護施設、保育園、電話健康相談 | 応募の条件になる |
| 資格が評価される企業の仕事 | 産業看護、治験のCRC、医療系企業の専門職 | 条件か歓迎(求人による) |
| 経験が生きる仕事 | 医療系のサポート、医療事務、医療ライター | 求人によっては不要 |
編集部まとめ
1つ目のグループは、看護師として判断し、ケアをする仕事です。資格がそのまま仕事の土台になり、臨床の経験の年数を条件にする求人もあります。
2つ目は、看護の知識を企業の仕事に生かすグループです。産業看護のように資格を前提にする仕事もあれば、治験や医療系企業の職種のように、医療系の資格を広く対象にする求人もあります。産業看護と治験の仕事の中身と在宅の度合いは、産業看護師は在宅で働ける?と治験の仕事は在宅でできる?で整理しています。
3つ目は、資格は必須でなくても、看護の経験が強みになる仕事です。看護から少し距離を置きたいときの選び方は、看護師以外の仕事がしたいときで考え方を紹介しています。どのグループを選んでも、看護師の資格がなくなることはありません。病院を辞めたい気持ちと、資格を生かしたい気持ちの間で迷っている方は、看護師を辞めたいけど資格は活かしたいも参考にしてください。
同じ経験でも、グループによって生き方が変わります。たとえば病棟での退院指導の経験は、1つ目のグループの訪問看護なら「暮らしの場でのケア」に生きます。2つ目の産業看護なら「社員の生活習慣を変える保健指導」に、3つ目の医療系のサポートなら「相手の理解に合わせた説明」に生きます。自分の得意な場面を1つ決めて、3つのグループのどこで一番生きそうかを考えてみてください。
病院以外の求人は、どう探す?
病院以外の求人は、職場の種類によって載りやすい場所が違います。まずはどの職場から探すかを絞り、その職場に合った場所で探すと、時間をむだにしません。
自宅で働くことを、いちばんの条件にしたいですか?
在宅の仕事と、在宅勤務のある企業の職種から探しましょう。
次の質問に進みます。
注射や処置などの手技を、これからも使い続けたいですか?
クリニック、健診センター、訪問看護、介護施設、学校の医療的ケアが候補です。夜の当番の有無で絞りましょう。
保育園や企業の看護職が候補です。休日と収入の条件で絞りましょう。
クリニック、健診センター、訪問看護、介護施設の求人は、看護師専門の求人サイトやハローワークで探せます。各都道府県のナースセンターも使えます。ナースセンターは都道府県知事の指定を受けて、無料で仕事を紹介するほか、研修や情報の提供、相談にも応じています。インターネットで探すなら、ナースセンターが運営する無料職業紹介のサイト「eナースセンター」があります[3]。
保育園や学校は、自治体のホームページや、運営する会社の採用ページに募集が出ることがあります。企業や在宅の仕事は、企業の採用ページや総合の求人サイトにも載るため、看護師専門の求人サイトだけでは見落としやすい分野です。転職エージェントのような有料の職業紹介を使う場合も、求職者が手数料を払うことは原則としてありません(例外もあります)[4]。
- 1条件を2つ決める
夜勤・休日・収入・在宅の可否のうち、譲れないものを2つ選びます。
- 2職場を3つに絞る
比べる表と照らして、条件に合う職場を3つ選びます。
- 3探す場所を決める
職場ごとに、求人が載りやすいサイトや窓口を選びます。
- 4求人を読み比べる
仕事内容、夜の当番、休日、応募資格の4つを読みます。
- 5見学や相談をする
職場の見学や、ナースセンターなどの相談で、働く姿を確かめます。
候補の職場が決まったら、できれば見学をして、求人票ではわからないことを自分の目で確かめましょう。見ておきたいのは、次のような点です。
- 看護師が何人いて、休みの日は誰が代わるのか
- 夜や休日の当番が、月に何回くらいあるのか
- 急に体調が悪くなった人がいたとき、誰に連絡するのか
- 記録は紙か電子か、パソコンをどのくらい使うのか
- 入ったばかりの人に、どんな研修や同行があるのか
在宅の仕事も候補に入れるなら、看護師を在宅で雇う企業の比較で、会社ごとの時給や研修の形を並べて見られます。ハローワークで在宅の求人を探す方法は、ハローワークで看護師の在宅求人は探せる?で紹介しています。
モデルケース:病院以外の働き方を調べ、保育園を経て在宅の仕事へ移ったRさん
モデルケース(架空の例)
病棟から保育園、そして在宅の電話健康相談へ。夜勤は月6回から0回に
- 月6回0回夜勤
- 往復70分0分通勤の時間(1日)
- 週2日週5日子どもと夕食をとる日
このモデルケースは、在宅ワークを考える看護師が抱えやすい状況を想定して、編集部が作成した架空の例です。実在の人物・団体とは関係ありません。数字は説明のための例で、同じ結果になることを約束するものではありません。
成果
Rさんは、病棟から保育園の看護師を経て、いまは在宅の電話健康相談の仕事をしています。平日の昼間、週4日だけ自宅の一室で健康相談の電話を受けています。夜勤がなくなり、子どもと夕食をとれる日は週5日になりました。
Rさん:病院を出たら看護師じゃなくなる気がしていました。いまは、場所が変わっても看護をしていると思えます。
背景
Rさんは消化器内科病棟で8年働きました。上の子が小学校に上がるころ、月6回の夜勤と往復70分の通勤で、子どもとすれ違う日が続いていました。病院以外の働き方を調べ始めたものの、思い浮かぶのはクリニックくらいでした。
困っていたこと
Rさんは、職場ごとの夜勤や休日、収入の違いがわからず、どこに応募すればよいか決められずにいました。「病院以外は楽そう」と思う一方で、手技から離れたら病院に戻れなくなるのではという不安もありました。
選んだ理由
Rさんは、夜勤・休日・収入・在宅の可否の4つで職場を比べ、まず日勤だけで子どもの生活に合わせやすい保育園を選びました。保育園で3年働くうちに、子どもの体調を電話で保護者に伝える場面が多く、声だけで状態をつかみ、わかりやすく伝えることが得意だと気づきました。下の子の小学校入学を機に、その力を生かせる在宅の電話健康相談に移りました。
Rさん:保育園で、電話で伝える力を育ててもらった気がします。
始め方と工夫
保育園で働いていたころから、Rさんは在宅の仕事の求人を月に数件読み、応募資格を書き写していました。応募の前には、自宅のどの部屋なら静かに電話を受けられるかを家族と話し合い、子どもが帰る時間には仕事を終えるシフトを選びました。夫も「家にいてくれる時間が増えるなら」と賛成してくれました。
- 1〜8年目総合病院の消化器内科病棟
2交代の夜勤が月6回。子どもとすれ違う日が続きました。
- 8年目病院以外の職場を比べる
夜勤・休日・収入・在宅の可否の4つで職場を比べました。
- 9〜11年目保育園の看護師
日勤だけの働き方に変え、保護者に電話で伝える力が育ちました。
- 12年目在宅の電話健康相談
平日の昼間に週4日、自宅の一室で電話を受けています。
Rさんの例で効いたのは、一度で「最後の職場」を決めようとしなかったことです。子どもの年齢に合わせて保育園を選び、そこで見つけた得意なことを次の仕事につなげました。病院以外の職場は、次の働き方を見つける場所にもなります。
気をつけたいこと:「病院以外なら楽」とは限らない
病院以外の職場には、病棟にはないよさがある一方で、病棟とは違う大変さもあります。両方を知ったうえで選ぶと、移ってからの戸惑いを減らせます。
よいところ
- 夜勤のない職場を選びやすい
- 子育てなど、生活に合わせた働き方を選べる
- 看護の経験を、違う形で生かせる
気をつけたいところ
- 一人で判断する場面が増える職場がある
- 夜勤の手当がなくなり、収入が下がることがある
- 手技の機会が減り、病棟に戻るときに不安が出やすい
看護師が1人だけの保育園や、一人で利用者の家を訪ねる訪問看護では、相談できる相手がすぐそばにいないことがあります。企業では看護師の同僚がいない職場もあります。病院のように、困ったときに隣の先輩に聞ける環境ではないことを、先に知っておきましょう。また、病院以外の職場にも人間関係はあります。少人数の職場ほど、一緒に働く人との相性の影響は大きくなるので、見学のときに職場の雰囲気も見ておくと安心です。
収入の面では、夜勤がなくなると、その手当の分だけ月の収入が減ることがあります。給与明細で夜勤の手当の合計を見て、減る分をどう埋めるか、埋めずに暮らせるかを先に考えておくと安心です。夜勤をやめても収入を保つ考え方は、夜勤なしでも収入を落としにくい看護師の仕事で紹介しています。
今日からできること
一度に全部を済ませなくてかまいません。今夜は、表を見て条件を2つ選ぶところまでで十分です。
チェックした数:
在宅の仕事を考えている方は、時給と働く時間から月の収入を月収シミュレーターで計算してみると、ほかの職場と比べやすくなります。
よくある質問
病院以外で働く看護師は、どのくらいいますか?
令和6年末の統計では、病院で働く看護師は就業者の65.7%です。病院以外では、診療所で14.3%、介護保険施設等で7.9%、訪問看護ステーションで6.7%、企業などの事業所で0.4%が働いています[1]。
病院以外の職場は、病院より給料が下がりますか?
夜勤のある病棟から移ると、夜勤の手当がない分、月の収入は下がりやすくなります。ただ、職場や雇われ方によって幅があるので、求人票の給与と手当の内訳を、いまの給与明細と並べて比べてみましょう。
夜勤がなく、土日も休みやすい職場はどこですか?
健診センターや企業、学校などは、土日が休みの所もあります。ただし、健診センターの土曜の健診や、保育園の土曜の当番など、職場によって違います。求人票の休日の欄と、年間の休日の数を確かめましょう。
ブランクがあっても、病院以外で働けますか?
求人によって違います。都道府県のナースセンターでは、無料の職業紹介のほか、研修や相談も行っています[3]。在宅の仕事をブランクの長さに合わせて始める方法は、ブランクがある看護師でも在宅ワークはできる?で紹介しています。
病棟の経験が短くても、病院以外の職場に応募できますか?
職場と求人によって違います。クリニックや介護施設には、経験の年数を問わない求人もあります。一方で、一人で判断する場面の多い訪問看護や、在宅の夜間オンコールのような仕事では、経験の年数を条件にする求人があります。応募資格の欄で、年数と経験した科の条件を確かめましょう。
看護師の資格が要らない仕事に移ったら、資格はなくなりますか?
看護師の資格は、看護の仕事をしていない期間があってもなくなりません。いったん別の仕事を選び、あとで看護の仕事に戻る人もいます。
訪問看護は「在宅」の仕事ですか?
訪問看護は、利用者の自宅を訪ねてケアをする仕事です。自宅で働く在宅勤務とは別のものなので、「在宅」で求人を探すときは、どちらの意味かを確かめましょう。
病院以外で働いたあと、また病院で働けますか?
働けます。手技から離れる期間が長いほど不安は出やすいので、研修や勉強会で知識をつないでおくと安心です。戻るときの準備は在宅から臨床に戻るときの準備にまとめています。
まとめ
看護師が病院以外で働ける職場は、クリニック、健診センター、訪問看護、介護施設、保育園、学校、企業、在宅の仕事と幅広くあります。どの職場にもよさと大変さがあるので、夜勤・休日・収入・在宅の可否のうち、譲れない条件を先に決めて比べるのが近道です。
- 8つの職場を同じ物差しで比べ、条件に合う職場を3つに絞る
- 資格の生かし方は「看護をする」「企業で評価される」「経験が生きる」の3つ
- 求人は職場ごとに載りやすい場所が違うので、ナースセンターなどの窓口も使う
どの職場が自分に合うか、次の一歩をどう踏み出すか迷ったら、ひとりで決めてしまう前に相談してみてください。LINEでも、下のフォームからでも、無料で受け付けています。