治験の仕事は在宅でできる?CRC・CRA・コールセンターの違い

朝は駅前のクリニック、午後は隣の市の総合病院へ。治験の参加者の来院に付き添い、検査の順番を案内し、記録をそろえて、事務所に戻るころには日が暮れている。治験コーディネーターとして働きながら、「この仕事を、もう少し家でできたら」と考えている方もいるでしょう。

あるいは病棟で働きながら、「治験の仕事は在宅でもできるらしい」と聞いて、検索を始めた方もいるかもしれません。ところが求人を開くと、CRC、CRA、SMO、CROと略語ばかり。どれが自宅でできる仕事なのか、なかなかつかめません。

先にお伝えすると、治験の仕事は、職種によって在宅でできる範囲がまったく違います。さらに、「治験モニター」という言葉が、治験に参加する人の募集に使われていることもあり、検索の結果が混ざりやすいのも迷うもとです。

ここでは、治験に関わる主な仕事の中身と、在宅でできる範囲の違い、看護師の経験の生かし方、求人の探し方を順に整理します。なお、業界で働く人の数や給与の相場は、確かめた数字がないため、この記事では書いていません。

治験の仕事は在宅でできる?

治験の仕事は、職種によって在宅でできる範囲が大きく違います。医療機関で参加者を支える治験コーディネーター(CRC)は、医療機関に通うのが中心です。医療機関を訪ねて記録を確かめるモニター(CRA)は、出張と在宅を組み合わせる働き方になります。参加者からの電話を受けるコールセンターや、書類や安全性の情報を扱う職種には、在宅勤務の求人もあります。

治験に関わる主な仕事と、在宅のしやすさ(編集部の目安)
仕事主な中身主な雇い主在宅
治験コーディネーター(CRC)参加者への付き添い、日程の調整、記録SMO、医療機関△一部あり 書類などの一部
モニター(CRA)医療機関を訪ね、記録が正しいか確かめる製薬会社、CRO△一部あり 出張と組み合わせる
治験のコールセンター参加の希望者や参加者からの電話に応じる参加者募集の会社など◯あり 在宅の求人もある
安全性情報の担当副作用などの報告を整理し、まとめる製薬会社、CRO◯あり 在宅勤務の会社もある
治験事務局手続きの書類の作成と管理医療機関、SMO△一部あり 会社による

編集部まとめ

表の「在宅」は、仕事の性質から考えた目安です。在宅勤務の日数は会社ごとに違い、同じ職種でも、在宅の制度がある会社とない会社があります。

参加者が自宅にいながら治験に参加できるよう、オンラインでの診療や訪問を組み合わせる取り組みもあります。その場合、看護師が参加者の自宅を訪ねる仕事もありますが、これは自宅で働く在宅勤務とは別の働き方です。この記事では、看護師が自宅で働けるかどうかに絞って整理します。

「治験モニター」の募集は、仕事の求人とは限りません

「治験モニター」「治験ボランティア」という言葉は、治験に参加する人の募集に使われることがあります。この記事でいうモニター(CRA)は、製薬会社などに雇われて治験の進み方を確かめる仕事です。検索の結果に参加者の募集が混ざっていたら、「求人」「募集職種」といった言葉があるかを確かめましょう。

CRC・CRA・SMO・CROとは?治験の仕事の言葉

治験の求人を読むには、まず略語を押さえておくと楽になります。どれも求人票や面接で当たり前のように出てくる言葉です。

治験の仕事でよく出てくる言葉
治験
新しい薬などの承認を得るために、人での効果と安全性を確かめる臨床試験です。
CRC
治験コーディネーター。医療機関で、参加者と医師、検査部門などの間をつなぎ、治験が手順どおりに進むよう支えます。
CRA
臨床開発モニター。製薬会社などの立場で医療機関を訪ね、治験が計画どおりに進み、記録が正しいかを確かめます。
SMO
治験施設支援機関。医療機関の治験を支える会社で、CRCを雇い、契約した医療機関での業務を受け持ちます。
CRO
開発業務受託機関。製薬会社から治験の業務を請け負う会社で、CRAなどを雇っています。
治験実施計画書
治験の目的、参加の条件、検査の日程などを決めた計画書です。プロトコルとも呼びます。
原資料
カルテや検査の結果など、治験の記録のもとになる資料です。
有害事象
治験の間に参加者に起きた、好ましくない体の変化や病気です。薬との関係があるかどうかは問いません。

ざっくり分けると、CRCとSMOは「医療機関の側」、CRAとCROは「薬を開発する会社の側」で治験に関わります。同じ治験を、違う立場から支えていると考えるとわかりやすいでしょう。

CRC(治験コーディネーター)は在宅で働ける?

CRCは、在宅を中心に働くのは難しい職種です。仕事の中心が、医療機関で参加者に付き添い、医師や検査部門と段取りをそろえることにあるからです。在宅でできるのは、社内の会議や研修、日程の調整の連絡、社内向けの報告や資料の作成など、一部の作業にとどまります。

CRCの1日を見ると、医療機関の中でしかできない作業の多さがわかります。

CRCの1日の例(医療機関に通う日)
移動と準備事務所から担当の医療機関へ
参加者の来院の対応受付、検査の案内、診察への同席
記録の確認と整理原資料と記録を照らし合わせる
次の来院の準備と報告日程の調整、社内への報告

このうち在宅でもできそうなのは、最後の「次の来院の準備と報告」のうち、日程の調整と社内への報告くらいです。カルテなどの原資料は医療機関の中で扱うのが基本で、参加者の情報を自宅に持ち出さないのが前提になります。会社によっては、来院のない日に在宅で書類を進められる制度を設けているところもあるので、求人と面接で確かめてみてください。

CRCの雇い主には、SMOのほか、医療機関そのものもあります。医療機関に直接雇われるCRCは、その医療機関の中で働くため、在宅の制度は病院の決まりによります。SMOのCRCは複数の医療機関を受け持つことがあり、移動の時間も含めて働き方を考える必要があります。

CRCのまま負担を軽くしたいなら、在宅の日を増やすことだけが方法ではありません。自宅から通いやすい医療機関の担当にしてもらう、来院の少ない曜日に書類の作業をまとめる、といった相談ができる会社もあります。移動の時間が減るだけでも、1日のゆとりは変わります。

CRA(モニター)は在宅で働ける?

CRAは、医療機関への訪問と、在宅でできるデスクワークを組み合わせる働き方です。訪問のない日は、報告書の作成や医療機関とのメール、社内の会議などを在宅で進める会社もあります。

CRAの仕事は、担当する医療機関を訪ね、治験が計画どおりに進んでいるか、記録が原資料と合っているかを確かめることが中心です。医療機関によっては、カルテなどを離れた場所から確かめられる仕組みを取り入れているところもあり、その場合は訪問の回数が減ることもあります。一方で、担当の医療機関が遠いと、泊まりがけの出張になることもあります。

CRCとCRAの働き方の違い

治験コーディネーター(CRC)

  • 医療機関の側に立って治験を支える
  • 参加者と直接会い、来院に付き添う
  • 働く場所は担当する医療機関が中心
  • 在宅でできるのは書類などの一部

モニター(CRA)

  • 薬を開発する会社の側に立って治験を確かめる
  • 参加者と直接会うことは少ない
  • 医療機関への訪問や出張がある
  • 訪問のない日は在宅で書類を進める会社もある

CRAは、参加者と会う場面が少ない分、書類や記録を読み込む力と、医療機関の担当者と調整する力が求められます。応募の条件は求人によって違い、臨床の経験や医療系の資格を条件にするもの、入社後の研修で育てる前提のものなどがあります。出張の頻度と担当する地域は、家族の事情と合わせて必ず確かめたい点です。

治験のコールセンターは在宅でできる?

治験のコールセンターは、電話とパソコンで仕事が完結しやすく、治験の仕事の中では在宅に向いています。会社によっては、在宅勤務の求人もあります。

仕事は大きく2つに分かれます。1つは、治験への参加を考えている人からの電話を受け、参加の条件に当てはまりそうかを聞き取り、医療機関の受診につなぐ仕事です。もう1つは、治験に参加している人からの問い合わせや体調の変化の連絡を受け、医療機関や担当者に伝える仕事です。

治験のコールセンターの電話の流れ(参加の希望者の例)
  1. 1電話を受ける

    名乗ったうえで、どの治験についての問い合わせかを確かめます。

  2. 2条件を聞き取る

    年齢や持病、飲んでいる薬など、参加の条件に関わることを順に聞きます。

  3. 3案内する

    治験の内容や来院の回数など、決められた範囲のことを伝えます。

  4. 4医療機関につなぐ

    条件に合いそうなら、医療機関の受診の予約につなぎます。

  5. 5記録する

    聞き取った内容を、決められた形式でシステムに残します。

看護師の資格を条件にしない求人もありますが、医療の知識があると、病名や薬の名前を正しく聞き取れ、相手の不安にも落ち着いて応じられます。ただし、診断や治療の判断をする仕事ではありません。決められた範囲を超える質問は、医療機関や担当者につなぐのが役目です。

参加者の情報には病歴が含まれます。病歴は、個人情報保護法で特に配慮が必要な「要配慮個人情報」に当たり、事業者がこれを取得するには、法令に基づく場合などを除いて本人の事前の同意が要ります[1]。在宅で働く場合は、会社の端末だけを使い、家族に声や画面が届かない場所で電話を受けることが前提です。電話の仕事の種類の違いは、看護師の在宅コールセンターの仕事で比べています。

在宅の業務が多い治験の職種は?

在宅の業務が多いのは、参加者と直接会わず、書類やデータを扱う職種です。代表的なのが、安全性情報の担当と、データの管理の仕事です。どちらも、看護師の資格を応募の条件にしない求人がありますが、医療の知識があると仕事の飲み込みが早くなります。

安全性情報の担当

治験や発売後の薬で起きた副作用などの報告を集め、内容を確かめて整理し、まとめる仕事です。報告には病名や検査の値、薬の名前が並ぶため、臨床の知識がある人ほど読み取りが早くなります。製薬会社やCROの中には、在宅勤務の制度を設けている会社もあります。

データの管理

医療機関から集まった治験のデータに、抜けや食い違いがないかを確かめる仕事です。数字や記録の並びを根気よく見比べる作業が多く、表計算などのパソコン操作に慣れていると進めやすくなります。

治験事務局(在宅は限られる)

同じ書類の仕事でも、治験事務局は在宅の範囲が限られます。医療機関やSMOで、治験の手続きの書類を作り、管理する仕事で、書類の原本を扱うことが多いためです。どこまで在宅でできるかは、会社や医療機関の決まりによります。

ここまでに挙げた職種を、参加者と関わる度合いと在宅のしやすさで並べると、次のようになります。

治験の仕事を2つの物差しで分ける(編集部の目安)
参加者と直接関わる度合い在宅のしやすさ
治験コーディネーター(CRC)
治験のコールセンター
モニター(CRA)・治験事務局
安全性情報・データの管理

右下に近い職種ほど在宅にしやすい一方で、参加者と会う場面はほとんどなくなります。在宅の日数と、人と関わる仕事の手ごたえのどちらを大事にしたいかで、選ぶ職種は変わります。

看護師の経験は、治験の仕事でどう生きる?

治験の仕事では、病棟や外来で毎日していたことの多くが、そのまま強みになります。とくに、観察、記録、説明、調整の4つは、どの職種でも求められる力です。

看護の経験と、治験の仕事で生きる場面
看護の経験治験の仕事で生きる場面生きやすい職種
観察とアセスメント参加者の体の変化に早く気づくCRC、コールセンター
正確な記録原資料と記録をそろえるCRC、CRA
患者さんへの説明来院の流れや検査をわかりやすく伝えるCRC、コールセンター
多職種との調整医師・薬剤部・検査部門との段取りCRC、CRA
薬と副作用の知識有害事象の報告を正しく読み取るCRA、安全性情報
時間の管理来院の日程を計画どおりに組むCRC

編集部まとめ

どの科の経験が生きるかは、担当する治験によって変わります。がんの治験なら腫瘍内科や化学療法の経験、糖尿病の治験なら内科や外来での生活指導の経験が、参加者の体調の変化を読み取るときの助けになります。求人に「担当する領域」が書かれていたら、自分の経験と近いかを見てみましょう。

病棟で治験に参加している患者さんを受け持った経験があれば、それも立派な材料です。「治験の手順書に沿って採血の時間を守った」「参加者の体調の変化をCRCに伝えた」といった場面を書き出しておくと、応募書類で具体的に伝えられます。

新しく覚えることもあります。治験には守るべき手順やルールが細かく決められていて、書類の書き方ひとつにも決まりがあります。表計算やメールなどのパソコン操作も毎日使い、職種によっては英語の資料を読む場面もあります。入社後の研修で学べる会社もありますが、手順を正確に守ることが苦にならないかは、自分に問いかけておきたい点です。

治験の求人は、どう探す?

治験の求人は、職種の名前と「看護師」「在宅」を組み合わせて探すと見つけやすくなります。たとえば「治験コーディネーター 看護師」「臨床開発モニター 看護師」「治験 コールセンター 在宅」「安全性情報 在宅勤務」といった言葉です。

探す場所は、看護師専門の求人サイト、総合の求人サイト、SMO・CRO・製薬会社の採用ページ、転職エージェントです。転職エージェントのような有料の職業紹介では、職業安定法により、求職者から手数料を取ることは原則としてできません(例外もあります)[2]。許可を受けた事業者かどうかは、厚生労働省の「人材サービス総合サイト」で調べられます[3]。

治験の求人で確かめたいこと

チェックした数:

面接では、「在宅の日に、急に医療機関へ行くよう頼まれることはありますか」「担当する治験の領域は決まっていますか」と聞いてみるのもおすすめです。在宅の日がどのくらい守られているかと、自分の経験が生きる場面があるかの両方がわかります。

治験に限らず、企業で働く看護師の仕事を広く知りたい方は、企業で働く看護師の求人の探し方を入り口にしてください。病院の外で看護師が働ける職場をまとめて比べたい方は、病院以外で働ける看護師の仕事が役に立ちます。看護の経験を生かして人の転職を支えるキャリアアドバイザーの仕事は、看護師のキャリアアドバイザー求人で紹介しています。

モデルケース:CRCから、在宅の業務が多い安全性情報の担当へ移ったEさん

モデルケース(架空の例)

CRCとして医療機関を回る働き方から、週4日在宅の安全性情報の担当へ

  • 2時間ほど在宅の日は0分移動の時間(1日)
  • 週5日週1日出社・訪問する日
  • 週2日週5日家族と夕食をとる日

このモデルケースは、在宅ワークを考える看護師が抱えやすい状況を想定して、編集部が作成した架空の例です。実在の人物・団体とは関係ありません。数字は説明のための例で、同じ結果になることを約束するものではありません。

成果

Eさんは、治験コーディネーターとして医療機関を回る働き方から、CROで副作用などの報告を整理する安全性情報の担当に移りました。いまは週4日を在宅で働き、週1日だけ出社して会議に出ています。CRCの仕事で身についた、記録を読み込む力と薬の知識が、そのまま生きています。

Eさん:参加者さんに会えないさびしさはあります。でも、報告書の向こうに一人ひとりの体があると思って読んでいます。

背景

Eさんは病棟で8年働いたあと、SMOに移り、治験コーディネーターとして8年働いてきました。3か所の医療機関を受け持ち、電車と車で移動する毎日です。来院の予定は参加者の都合で変わるため、急な残業もよくありました。

困っていたこと

40代に入り、父の通院の付き添いが月に2〜3回必要になりました。CRCの仕事は来院の日に医療機関にいることが欠かせず、休みを取るたびに同僚に担当を代わってもらう心苦しさが重なっていました。在宅でできる業務を会社に相談しましたが、CRCのままでは書類の一部に限られるという答えでした。

選んだ理由

Eさんは、治験の仕事の中で在宅の業務が多い職種を調べました。CRAは出張が多く、父の付き添いとは両立しにくいと考えました。安全性情報の担当は、副作用などの報告を読み、まとめる仕事が中心で、在宅勤務の制度がある会社もありました。CRCとして有害事象の報告に何度も関わってきた経験を、そのまま生かせると考えたのも決め手でした。

始め方と工夫

入社後の3か月は週3日出社して、報告の読み方や社内の手順を覚えました。そのあと在宅の日を増やし、いまは週4日在宅です。在宅の日は会社の端末だけで報告を開き、仕事の部屋には家族も入らない決まりにしています。父の通院の日は、始業を遅らせて調整しています。夫も「夕食を一緒にとれる日が増えたね」と喜んでいます。

Eさんの例で大切だったのは、「CRCのまま在宅を増やす」ことにこだわらず、治験の中で在宅に向く職種を探したことです。同じ治験の分野にとどまったので、それまでの経験と知識を手放さずにすみました。

気をつけたいこと:在宅だけを基準に選ばない

治験の仕事には、看護の経験を病院の外で生かせるよさがあります。ただし、在宅の度合いだけで職種を選ぶと、仕事の中身が合わずに苦しくなることもあります。

看護師が治験の仕事を選ぶよいところ・気をつけたいところ

よいところ

  • 看護の知識と記録の力を、病院の外で生かせる
  • 職種によっては、在宅勤務の日を多くできる
  • 新しい薬や医療機器の開発に関われる

気をつけたいところ

  • 在宅の多い職種ほど、参加者と直接関わる場面が減る
  • 手順や書類のルールが細かく、覚えることが多い
  • CRAなどは出張があり、家を空ける日がある

患者さんと顔を合わせてケアすることにやりがいを感じてきた人は、在宅の多い職種で物足りなさを感じることがあります。反対に、参加者と関わりたい気持ちが強いなら、在宅の日数は少なくても、CRCとして続ける道が合っているかもしれません。

また、看護師の守秘義務では、仕事の中で知った人の秘密を、正当な理由なく漏らすことが禁じられています[4]。治験の情報には、参加者の病歴や新しい薬の情報が含まれます。在宅で働くなら、家族との会話やSNSでの発信にも、病棟にいたとき以上に気を配りましょう。

今日からできること

治験の仕事は、言葉と職種の違いがわかるだけで、求人の読み方がぐっと変わります。今日は1つ目からで十分です。

治験の仕事を考え始めたら、今日からできること
  1. 1言葉を覚える

    CRC・CRA・SMO・CROの4つの意味を、自分の言葉で1行ずつ書きます。

  2. 2経験を書き出す

    治験の患者さんを受け持った場面や、記録・説明で得意なことを書きます。

  3. 3職種を2つに絞る

    在宅の度合いと、参加者と会いたいかどうかで、候補を2つ選びます。

  4. 4求人を5件読む

    職種名に「看護師」「在宅」を組み合わせて検索し、仕事内容を読みます。

  5. 5質問を用意する

    在宅勤務の日数、出張の頻度、研修の形を、面接で聞く質問にまとめます。

企業の職種ごとのテレワークのしやすさは、企業で働く看護師はテレワークできる?で5段階の目安にしています。

よくある質問

看護師が治験の仕事に就くには、何が必要ですか?

応募資格は職種と求人によって違います。看護師の資格や臨床の経験を条件にする求人もあれば、医療系の資格や経験を広く対象にする求人もあります。応募資格の欄と、入社後の研修の形を確かめましょう。

治験コーディネーター(CRC)は完全在宅で働けますか?

参加者の来院に付き添い、医療機関で記録をそろえることが仕事の中心なので、完全在宅は考えにくい職種です。来院のない日に、社内の会議や書類の作成を在宅で進められる会社もあります。在宅の日数を重視するなら、コールセンターや書類を扱う職種も比べてみましょう。

「治験モニター」の募集は、看護師の仕事ですか?

「治験モニター」という言葉は、治験に参加する人の募集に使われることがあります。仕事として探すなら、「臨床開発モニター」「CRA」「求人」などの言葉を組み合わせて検索しましょう。

治験の仕事で、参加者の情報を自宅で扱っても大丈夫ですか?

会社の決まりに従うことが前提です。参加者の病歴は、法律で「要配慮個人情報」とされている、とくに慎重な扱いが要る情報です[1]。会社の端末だけで情報を開き、家族の目や耳に入らない場所で働きましょう。

治験のコールセンターと、電話健康相談の仕事は何が違いますか?

治験のコールセンターは、参加の条件を聞き取って医療機関につなぐなど、決められた流れに沿って案内する仕事が中心です。電話健康相談は、体調の相談を聞いて受診の目安などを伝える仕事です。電話健康相談の仕事は在宅の電話健康相談の看護師求人でくわしく紹介しています。

治験の仕事は、パートや短い時間でもできますか?

求人によって違います。コールセンターのようにシフトで働く仕事では、短い時間の求人が見つかることもあります。CRCやCRAは、担当する治験の予定に合わせて動く仕事なので、働ける時間の条件を応募の前に確かめておきましょう。

転職エージェントを使うと、お金はかかりますか?

原則としてかかりません。有料の職業紹介事業者が求職者から手数料を取ることは、法律で原則として禁じられているためです(例外もあります)[2]。登録の前に、厚生労働省の「人材サービス総合サイト」で、許可や届出のある事業者かを調べておくと安心です[3]。

治験の仕事から、病院に戻ることはできますか?

戻ることはできます。CRCは医療機関の中で働くため、臨床の空気に触れ続けられる面もあります。在宅中心の職種で長く働いた場合は、在宅から臨床に戻るときの準備を参考に、知識をつないでおきましょう。

まとめ

治験の仕事は、職種によって在宅でできる範囲が大きく違います。CRCは医療機関に通うのが中心で、在宅でできるのは書類などの一部です。CRAは出張と在宅の組み合わせ、コールセンターや安全性情報の担当などは、在宅勤務の求人もあります。

  • まずCRC・CRA・SMO・CROの言葉を押さえ、「治験モニター」の意味の違いに気をつける
  • 在宅の度合いだけでなく、参加者と関わりたいかどうかで職種を選ぶ
  • 求人では、在宅の日数、出張の頻度、研修の形、情報の扱いの決まりを確かめる

看護の経験をどの職種で生かせるか、在宅とのバランスをどう取るか迷ったら、LINEか下のフォームから、気軽に声をかけてください。相談は無料です。

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ほいくの相談室 編集部。保育士の方からの相談で多く聞かれる悩みをもとに、公的な資料で確認できる情報をまとめています。