看護師の在宅の仕事に必要なパソコンスキル|できれば十分な10の操作

求人票の応募資格の欄に、「PCスキル(Word・Excelの基本操作)」と書いてある。病棟では、電子カルテに毎日記録を入力してきました。看護計画も、退院指導のパンフレットも、画面の上で作ってきた。それでも、これを「パソコンスキルがあります」と言い切る自信はありません。

Excelを開いたのは、勤務表の希望を入れたときくらい。資格の勉強から始めるべきなのか、今のままで応募してよいのか。休みの日に本屋のパソコンの棚の前で、分厚い本を手に取っては戻す。そんな迷いを抱えている方もいるでしょう。

在宅の仕事で求められるパソコンスキルは、資格の名前や難しい技術ではありません。毎日の仕事で使う、いくつかの決まった操作です。病院で電子カルテを使ってきた人は、その土台をすでに持っています。

ここでは、看護の仕事でパソコンが要る場面から始めて、在宅の仕事でよく使う10の操作を紹介します。そのあとで、自分の水準の確かめ方と、文字入力の速さを上げる練習の回し方を整理します。

看護師が在宅で働くには、どれくらいのパソコンスキルが必要?

目安は、決まった操作を、ゆっくりでも一人でこなせることです。求人によって書き方は違いますが、在宅の看護の仕事で毎日使うのは、文字入力やビデオ通話、チャットなど限られた操作です。表計算の関数やパソコンの資格がなくても、応募の土台は作れます。

ただ、「看護の仕事だからパソコンは少し」とは言えません。夜間オンコール代行の会社の採用ページの一例では、介護施設からの電話を受けながら、PCでレポートを作成・送信する業務と説明されていました[1]。電話が中心の仕事でも、記録は画面に打ち込みます。

求められる水準は、4つに分けて考えると整理しやすくなります。応募の前に要るもの、働きながら覚えるもの、あると強みになるもの、なくてよいものです。

在宅の仕事で求められるパソコンスキルの水準(編集部の目安)
水準中身の例身につける時期
応募の前に要る文字入力・ビデオ通話・チャット・メール応募の前
働きながら覚える会社のシステム・記録の型・共有の決まり研修〜最初の1か月
あると強みショートカット・表の集計・資料作り働きながら少しずつ
なくてよい資格・プログラミング・難しい設定必要になってから

編集部まとめ

応募の前に要るものは、面接と研修に参加するための操作です。オンラインの面接に一人で入れない、研修のチャットに返事が書けない、という状態では、仕事の中身を学ぶところまでたどり着けません。反対に、会社ごとのシステムや記録の型は、研修で一から教わるのが一般的です。

看護師の仕事にパソコンは必要?病院と在宅で使う場面

病院やクリニックで電子カルテを使う職場では、パソコンは毎日の道具です。記録、看護計画、申し送りのための情報、勤務表、院内の研修の受講、委員会の資料。看護の仕事の多くの場面に、画面を通す作業が入り込んでいます。

病院で求められる水準は、電子カルテの決まった欄に入力し、過去の記録を探せることが中心です。電子カルテの画面は職場ごとに違うので、使い方は入職してから教わるのが一般的です。

病院の外でも同じです。訪問看護では、訪問先でタブレットやスマートフォンに記録を入力する事業所があります。健診や企業の看護の仕事では、受診した人の数や結果を表計算で整理することもあります。どの職場でも、「パソコンを使わずに済む看護の仕事」を探すより、「どのくらい使う仕事か」で選ぶほうが現実的です。

在宅の仕事になると、パソコンを使う場面はさらに広がります。相談の記録だけでなく、会社との連絡、研修、面接、ミーティングまで、ほとんどがパソコンを通して行われるからです。雇われて在宅で働く場合は、働いた時間の記録のしかたも変わります。厚生労働省のテレワークのガイドラインには、パソコンなどの使用時間の記録で労働時間を把握する方法が挙げられています[2]。始業と終業の記録まで、画面の上で行うことがあるということです。

病院でパソコンを使う場面と、在宅の仕事でパソコンを使う場面

病院・クリニック

  • 電子カルテへの記録と看護計画
  • 勤務表・委員会の資料・研修の受講
  • 困ったら近くの人に画面を見てもらえる

在宅の仕事

  • 相談の記録・報告・会社との連絡のすべて
  • 研修・面接・ミーティングもビデオ通話
  • 困ったときの相談もパソコンで送る

いちばん大きな違いは、最後の行です。病棟なら、画面が固まったときに隣の同僚に「これ、どうするんだっけ」と聞けました。在宅では、困ったことそのものを、パソコンを使って伝えなければなりません。在宅の仕事でパソコンのスキルが問われるのは、操作の速さよりも、この「一人で動ける力」があるかどうかです。

それでも、電子カルテの経験は大きな財産です。決まった欄に入力する、定型の文を選ぶ、過去の記録を検索する、患者の情報を人に見せない。在宅の仕事のシステムでも、同じ考え方で動きます。

できれば十分な10の操作とは?

在宅の看護の仕事でよく使う操作を、10に分けました。全部を完璧にする必要はありません。右の列の「できれば十分の目安」まで届いていれば、仕事は回せます。

できれば十分な10の操作と、在宅の仕事で使う場面
操作使う場面できれば十分の目安
1 文字入力相談の記録・報告話を聞きながら要点を打てる
2 ショートカットコピー・貼り付け・保存よく使う5つを覚えている
3 ビデオ通話研修・面接・ミーティング一人で入り、音と映像を切り替えられる
4 チャット先輩への相談・報告要点から短く書ける
5 ファイルの扱いマニュアル・書類の保存決まった場所に保存し、探せる
6 メール会社との連絡・書類の送付宛先を確かめ、添付して送れる
7 表計算の基本件数の記録・シフトの確認入力・並べ替え・合計ができる
8 電子カルテに似たシステム相談記録の入力・検索決まった欄に入力し、過去の記録を探せる
9 セキュリティの基本ログイン・離席パスワードを守り、離席時に画面を閉じる
10 困ったときの調べ方操作がわからないとき画面の言葉で調べ、試してから聞ける

編集部まとめ

10のうち、応募の前に一人でできるようにしておきたいのは、1の文字入力、3のビデオ通話、4のチャット、6のメールの4つです。8のシステムは研修で覚えるのが基本で、7の表計算は仕事によっては使わないこともあります。ここからは、つまずきやすいものを順に取り上げます。

文字入力とショートカットは、どれくらい必要?

在宅の仕事でいちばん差が出るのが、文字入力の速さです。速さの基準は求人によって違い、数字で示されていないこともあります。実際の仕事で困らない目安は、相手の話を聞きながら「発熱38度台、昨夜から、水分は可」のような要点を打てるかどうかです。

速さの違いは、記録にかかる時間の違いになります。考える時間を除いて、400字の記録を打つのにかかる時間を計算してみると、次のようになります。

400字の記録を打つのにかかる時間(計算例・考える時間は含まない)
  • 1分間に30字打てる人約13分
  • 1分間に45字打てる人約9分
  • 1分間に60字打てる人約7分

1件あたり約7分の差でも、1日に5件の記録があれば30分を超える差になります。電話の合間に記録を終えられるか、仕事の終わりに記録が残るか。速さは、余裕の差としてあらわれます。

ショートカットは、キーの組み合わせで操作を早くする方法です。たくさん覚える必要はありません。Windowsのパソコンなら、まず次の5つで十分です(Macでは、Ctrlのかわりに主にCommandのキーを使います)。

  • Ctrl+C:選んだ文字をコピーする
  • Ctrl+V:コピーした文字を貼り付ける
  • Ctrl+Z:1つ前の操作を取り消す
  • Ctrl+S:書類を保存する
  • Alt+Tab:開いている画面を切り替える

もう1つ役に立つのが、文字の変換の「単語登録」です。「ばいたる」と打てば「バイタルサイン」、「きおう」と打てば「既往歴」と出るように登録しておくと、記録の手間がぐっと減ります。ただし、会社のパソコンで登録してよいかは、決まりを確かめてから行いましょう。

速さは、才能より練習の回し方で伸びます。測って、弱いところを1つ選び、練習して、また測る。この輪を1週間ずつ回すのがこつです。

文字入力の速さを上げる練習の回し方
  1. 1分間に打てる文字の数を測る
  2. 弱いところを1つ選ぶ(キーの位置・変換・記号)
  3. 毎日10〜15分、そこだけ練習する
  4. 1週間後に、同じ文でもう一度測る

そのほかの操作は、どこまでできればいい?

ビデオ通話・チャット・メールの目安

ビデオ通話で求められるのは、一人で入れること、マイクとカメラを自分で切り替えられること、退出できることの3つです。会社から送られたリンクを押して入る形が多く、入る前に名前の表示や音の設定を確かめる画面が出ることもあります。表示される名前は、子どもが付けたあだ名のままになっていないか、先に確かめておきましょう。

研修では、講師が画面共有で手順を見せながら説明することがあります。説明を聞きながら自分の画面でも同じ操作をするので、2つの画面を行き来することになります。面接や研修の前に、家族や友人と一度つないで「相手の画面を見ながら、自分の画面を操作する」練習をしておくと、本番で慌てずにすみます。

チャットは、在宅の仕事で先輩や上司に相談する道具です。病棟なら顔を見て話せたことを、文字で伝えます。コツは、最初の1行で「何の用か」がわかるように書くことです。

チャットの相談の書き直し(例)

以前

すみません、さっきの電話の件なんですが、ちょっと気になることがあって、ご相談してもいいでしょうか…

いま

【相談・受診の目安】14時の電話の方。発熱38度台が3日、水分はとれています。受診をすすめる方向でよいか確認したいです。

書き直したほうは、読んだ人がすぐに判断できます。結論や用件を先に書き、状況を2〜3行で添え、最後に何をしてほしいかを書く。病棟の申し送りで身につけてきた「要点から話す力」が、そのまま生きる場面です。

メールは、会社との連絡や書類のやりとりで使います。気をつけたいのは、宛先と添付です。送る前に宛先の名前を読み、添付したファイルが正しいかを開いて確かめる。この2つの確認を習慣にするだけで、大きな失敗は防げます。応募のときのメールの書き方は、在宅の仕事の応募メールと書類の送り方にまとめています。

ファイル・表計算・システム・セキュリティの目安

ファイルの扱いでは、「どこに保存したかわからない」を防ぐことが中心になります。会社が決めた保存場所に、決まった名前の付け方で保存する。これができれば十分です。

表計算は、数字や文字をマスに入力する、並べ替える、合計を出すくらいまでできれば、件数の記録やシフトの確認には困りません。たとえば、1週間に受けた電話の件数を曜日ごとに入力し、合計の欄に週の件数を出す。この程度の操作を一度自分でやっておくと、求人票の「Excelの基本操作」という言葉に身構えずにすみます。

電子カルテに似たシステムは、会社ごとに画面が違います。ここは研修で覚える部分なので、事前に心配しすぎなくて大丈夫です。病院の電子カルテで「決まった欄に入力する」「過去の記録を検索する」ことに慣れていれば、覚える速さに差がつきます。

セキュリティの基本は、看護の守秘の考え方と同じです。看護師には、正当な理由なく業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない義務があります[3]。在宅では、パスワードを人に教えない、家族とパソコンを共用しない、席を立つときは画面を閉じる、の3つを習慣にします。Windowsのパソコンなら、ウィンドウズのキー+Lで画面をすぐにロックできます。私物のパソコンを使う場合の注意は在宅で働くときパソコンは自分で用意する?、家での個人情報の扱いは在宅で働く看護師の個人情報と守秘義務で取り上げています。

困ったときの調べ方も、立派なスキルです。画面に出た言葉をそのまま検索する、会社のマニュアルの目次を見る、一度再起動してみる。それでも解決しなければ、「何をしたら、何が出て、何に困っているか」を書いて聞きます。この順番があれば、一人の時間でも焦らずにすみます。

在宅の仕事でよく出るパソコンの言葉
アカウント
システムに入るための、自分専用の名前とパスワードの組み合わせです。
二段階認証
パスワードに加えて、スマートフォンに届く番号などで本人かを確かめる仕組みです。
クラウド
書類やデータを、自分のパソコンではなくインターネットの向こう側に保存する仕組みです。
共有フォルダ
決まった人どうしで、同じ書類を見たり保存したりできる場所です。
PDF
どのパソコンでも同じ見た目で開ける書類の形式です。応募書類でもよく使われます。
画面共有
ビデオ通話中に、自分のパソコンの画面を相手に見せる機能です。研修で使われることがあります。
ミュート
ビデオ通話で、自分のマイクの音を一時的に切ることです。

自分の水準は、どう確かめる?

10の操作を、「一人でできる」かどうかで確かめてみましょう。人に聞きながらならできる、手順を見ればできる、というものは、まだ印をつけずにおきます。

10の操作のセルフチェック(一人でできるものに印)

チェックした数:

印の数で、次にすることが決まります。応募の前に要る4つ(文字入力・ビデオ通話・チャット・メール)に印がついているかどうかを、特に見てください。

チェックの結果から、次にすることを決める

文字入力・ビデオ通話・チャット・メールの4つに、すべて印がつきましたか?

はい

応募の準備に進めます。残りの操作は、研修や働きながら覚えていけば十分です。

いいえ

印のつかなかったものから練習しましょう。苦手意識が強いときは、練習の順番を先に決めると進めやすくなります。

10のうち、印がついたのは5つ以上ですか?

はい

足りない操作を1つずつ、毎日10〜15分の練習で補っていきましょう。

いいえ

パソコンが苦手な看護師でもできる仕事で、苦手なままでも始めやすい仕事と、練習の順番を確かめてみてください。

チェックの結果は、面接でも使えます。「10の操作のうち8つは一人でできます。表の集計は練習中です」と具体的に言えると、採用する側も研修でどこを支えればよいかがわかります。

モデルケース:タイピングを1か月練習して、記録の時間が半分になったBさん

モデルケース(架空の例)

2本の指で打っていたBさんが、1か月の練習でレポート1件の時間を約20分から約10分に

  • 約20分約10分レポート1件を打つ時間
  • 約30字約60字1分間に打てる文字
  • 毎回2件ほど0件シフトの後に残る記録

このモデルケースは、在宅ワークを考える看護師が抱えやすい状況を想定して、編集部が作成した架空の例です。実在の人物・団体とは関係ありません。数字は説明のための例で、同じ結果になることを約束するものではありません。

成果

Bさんは、在宅の夜間オンコール代行の仕事を始めて1か月、毎日のタイピングの練習を続けました。レポート1件を打つ時間は約20分から約10分になり、シフトの後に記録を持ち越すことがなくなりました。

Bさん:指が勝手に動くようになったら、電話の相手の話に気持ちを向けられるようになりました。

背景

Bさんは、内科の外来で19年働いてきました。電子カルテは毎日使っていましたが、記録は定型の文を選ぶことが多く、キーボードは両手の人差し指だけで打っていました。子どもが中学生になったのを機に、夜の時間に家で働ける仕事を選びました。

困っていたこと

働き始めると、介護施設からの電話を受けたあとのレポートに時間がかかりました。判断の内容は頭にあるのに、打つのが追いつかない。1件に20分ほどかかるうちに次の電話が入り、シフトの後に記録が残る日が続きました。

Bさん:判断より、打つほうに神経を使っていました。看護の仕事なのに、と悔しかったです。

選んだ理由

研修で教わったレポートの型は、すでに頭に入っていました。足りないのは、考えたことを画面に移す速さだけでした。仕事を変えるより、打つ速さを上げれば解決すると考え、練習の時間を毎日とることに決めました。

始め方と工夫

最初の2週間は、朝と夜に10分ずつ、キーボードを見ずに打つ練習をしました。3週目からは、よく使う言葉を単語登録し、ラジオのニュースを聞きながら要点を打つ練習に切り替えました。毎週日曜に1分間の文字数を測り、手帳に書いて変化を確かめています。上司にはチャットで「記録が遅れています。いま練習中です」と早めに伝えました。上司からは、研修で使ったレポートの見本をもう一度送ってもらえました。困ったときに聞ける人がいる安心感が、練習を続ける支えになりました。

Bさんが1か月で変われたのは、足りないものを「打つ速さ」の1つに絞り込めたからです。判断の力は、もともと十分にありました。足りないものが1つに絞れれば、練習の時間は短くても結果につながります。最初の1か月に起きやすいつまずきは、看護師の在宅ワーク、最初の1か月で起きることでも週ごとに紹介しています。

気をつけたいこと:スキルより先に見られること

パソコンのスキルを上げることは、在宅の仕事への近道の1つです。ただ、スキルだけで応募できるかが決まるわけではありません。

まず、資格と経験の条件があります。夜間オンコールの求人の一例では、正看護師の資格と、看護師の実務経験丸5年以上が応募の条件でした[1]。特定保健指導のオンライン面談の求人の一例では、対象の資格が保健師または管理栄養士で、看護師は不可とされていました[4]。こうした条件は、パソコンの腕前では補えません。応募資格の欄は、スキルの欄より先に読みましょう。

次に、資格の講座や教材の勧誘です。「この講座を受ければ在宅の仕事を紹介する」と言って、高額な教材やパソコンを買わせる誘いがあります。仕事を提供すると言って誘い、仕事に必要だとして商品を売る取引は、特定商取引法の「業務提供誘引販売取引」にあたります[5]。消費者庁は、販売されるパソコンとソフトを使ってホームページを作る在宅ワークを、その例に挙げています[5]。仕事を紹介する条件として、先に高額な講座や機材の購入を求められたら、契約する前に立ち止まりましょう。

最後に、パソコンが得意なことと、在宅の仕事に向いていることは別です。一人で判断し、文字で正確に伝え、生活のリズムを自分で守る力も同じくらい大切です。パソコンのスペックの考え方は、在宅ワーク用のパソコンの選び方にまとめています。ただ、機器をそろえる前に、自分がどの仕事に向いているかを考えておくと、遠回りが減ります。

今日からできること

10の操作を一度に身につける必要はありません。今週は「測る」と「1つ覚える」だけで十分です。

今週から始める5つのこと
  1. 11分間の文字数を測る

    タイマーを1分にして看護の短い文を打ち、打てた文字の数をメモします。

  2. 2セルフチェックをする

    10の操作のうち、一人でできないものに印をつけます。

  3. 3ショートカットを1つ覚える

    今週はコピーと貼り付けだけ、と決めて毎日使います。

  4. 4家族とビデオ通話をつなぐ

    入る・音を切る・映像を切る・退出するを一通り試します。

  5. 5求人票のスキルの欄を読む

    気になる求人を1件選び、求められている操作を書き出します。

自宅のパソコンや回線が仕事に使えるかどうかは、在宅ワークに必要なパソコンとネット環境のセルフチェックで確かめられます。スキルと環境の両方がそろうと、応募の準備はほぼ整います。

よくある質問

WordやExcelの資格は必要ですか?

資格が必須かどうかは、求人票の応募資格の欄で確かめられます。在宅の看護の仕事で毎日使うのは、資格の試験に出るような機能より、文字入力やビデオ通話などの基本の操作です。求人票に「Word・Excel」とあれば、どの程度使うのかを面接で聞いてみましょう。

看護師の仕事に、パソコンは本当に必要ですか?

電子カルテを使う病院やクリニックでは、記録や勤務表などでパソコンは毎日の道具です。在宅の仕事では、記録に加えて連絡や研修、面接までパソコンを通すので、必要な場面はさらに増えます。

キーボードを見ないで打てないと、だめですか?

見ないで打てなくても始められます。大切なのは、話を聞きながら要点を打てるかどうかです。キーボードを見ずに打つ練習は、働きながらでも続けられます。

電子カルテの経験は、在宅の仕事で役に立ちますか?

役に立ちます。決まった欄に入力する、過去の記録を検索する、人に画面を見せないといった習慣は、在宅の仕事のシステムでも同じです。職務経歴書には、使っていた期間や担当した操作を具体的に書いておきましょう。

パソコンは自分で用意する必要がありますか?

求人によって違います。PCは会社から貸与され、自宅のネット環境は自分で整える(ポケットWi-Fiは不可)という求人の例もあります[4]。貸与の有無は応募の前に確かめ、自分で用意する場合は在宅ワーク用のパソコンの選び方を参考にしてください。

働き始めた最初の1か月は、どんな操作でつまずきやすいですか?

会社のシステムへのログインや、記録の画面の使い方で手が止まることがあります。研修のうちに手順をメモにまとめ、わからない画面はその日のうちに聞くと、つまずきが小さくなります。くわしくは看護師の在宅ワーク、最初の1か月で起きることをご覧ください。

Macのパソコンでも働けますか?

会社のシステムが動くパソコンの種類が決まっていることがあります。私物のパソコンを使う場合は、応募の前に、使えるパソコンの種類と必要な設定を確かめてください。貸与のパソコンなら、会社の指定に従います。

まとめ

看護師が在宅で働くのに必要なパソコンスキルは、資格や高度な技術ではなく、決まった操作を一人でこなせることです。病院の電子カルテで身につけた習慣は、在宅の仕事でもそのまま生きます。

  • 応募の前に要るのは、文字入力・ビデオ通話・チャット・メールの4つ
  • 会社のシステムは研修で覚え、表計算やショートカットは働きながら伸ばす
  • 自分の水準は10の操作のセルフチェックで確かめ、足りない1つから練習する

どの仕事なら今のスキルで始められるか迷ったら、LINEやフォームから気軽に相談してください。

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ほいくの相談室 編集部。保育士の方からの相談で多く聞かれる悩みをもとに、公的な資料で確認できる情報をまとめています。