がんの余命を医師に尋ねることは、ご本人に認められていることです。そして、尋ねずにおくことも、同じように認められています。どちらにするかで揺れるのは、数字を聞いたあとの自分がどうなるか分からないからで、その迷いは、残りの時間を自分らしく使いたいという気持ちの裏返しでもあります。
聞くかどうか、どこまで聞くかは、病気の状態や暮らし、気持ちの準備によって人それぞれで、決まった順番はありません。この記事では、聞く前に決めておく3つのこと、医師がそのまま答えやすい聞き方、「月単位」「週単位」といった答えの受け取り方、そして聞かないと決めたときの伝え方を、順にまとめました。
診察のたびに、言いかけてはやめてしまう方へ
- あとどれくらいなのか知りたい。でも数字を聞いたら、その日を指折り数えて暮らしてしまいそうで怖い。
- 先生も言いにくそうに見えて、結局いつも「よろしくお願いします」とだけ言って診察室を出てしまう。
- 聞いていいのか、聞かないほうがいいのか、自分のことなのに決められない。
がんの余命を医師に聞いてもいいですか?聞くなら、どう聞けばいいですか?
聞いてかまいません。聞かないことを選ぶのも同じように尊重されます。聞くなら、「何のために知りたいか」を先に一言添え、数字そのものより幅やこれからの変化で尋ねると、医師も答えやすくなります。
「あと何か月ですか」という問いは、医師にとって答えにくい問いの一つです。数字を言い切れば、ご本人がその数字に縛られてしまうかもしれない。かといってぼかせば、知りたい気持ちに応えられない。先生が言いにくそうに見えるのは、聞いてほしくないからではなく、どう答えればご本人の役に立つかを考えているからかもしれません。
そこで役に立つのが、知りたい理由を先に伝えることです。「仕事の引き継ぎをいつまでに終えるか決めたいので」「娘の結婚式に出られるかを考えたいので」。理由が分かると、医師は数字の代わりに、その目的に合わせた答え方を選べるようになります。
もう一つは、答えの形を自分で選ぶことです。数字で知りたいのか、「年単位・月単位・週単位」くらいの大きな幅でいいのか、それとも時間ではなく「これから起こりやすい変化」を知りたいのか。形を指定されると、医師は答える範囲がはっきりします。
聞く前に、何を決めておけばいいですか?
「何のために知りたいか」「どこまで知りたいか」「誰と一緒に聞くか」の3つです。この3つが決まっていると、聞いたあとで「こんなはずではなかった」と感じることが少なくなります。
何のために──知りたい理由を一つ書く
理由は立派なものでなくてかまいません。「先が見えないのが怖いから、目安だけでも知りたい」も、十分な理由です。書き出してみると、知りたかったのは時間の長さより「来年の春に旅行へ行けるか」「仕事をいつまで続けられるか」だった、と気づくこともあります。そうであれば、尋ねるべきは余命ではなく、その予定のほうかもしれません。
どこまで──知りたい範囲を決める
範囲は、おおまかに4つの段階で考えると決めやすくなります。数字まで知りたい。年単位か月単位かといった大きな幅だけ知りたい。時間ではなく、これから起こりやすい変化を知りたい。今は何も聞かない。どれを選んでも間違いではなく、途中で変えることもできます。
誰と──一緒に聞く人を決める
ひとりで聞きたい方もいれば、家族と一緒に聞きたい方もいます。家族に同席してもらうなら、前もって「数字までは聞かない」など自分の決めた範囲を伝えておきます。ひとりで聞くなら、聞いたあとに誰に話すかだけは決めておくと、帰り道にひとりで抱え込まずに済みます。家族に頼みにくいときは、看護師に「大事な話を聞くので、そばにいてもらえますか」とお願いする方法もあります。話が終わったあと、分からなかったところをその看護師に聞き直すこともできます。
- 1数字まで知りたい「数字で言うと、どのくらいの幅がありますか」と聞く
- 2大きな幅だけ知りたい「年単位、月単位、週単位でいうと、どのあたりですか」と聞く
- 3変化だけ知りたい「時間ではなく、これから起こりやすい変化を教えてください」と聞く
- 4今は聞かない「今日は見通しの話は聞かずにおきます」と伝える
医師がそのまま答えやすい聞き方はありますか?
あります。「目的」と「範囲」を一つの文に入れると、医師は答えやすくなります。たとえば「仕事の段取りを考えたいので、年単位か月単位かだけ教えてください」のような聞き方です。
使いやすい言い方を、知りたい範囲ごとに並べます。紙に写して、そのまま読み上げてもかまいません。
- 「先のことを考える材料がほしいので、おおまかな見通しを教えていただけますか」
- 「数字は聞かなくて大丈夫です。年単位か、月単位か、そのくらいの幅で教えてください」
- 「この先に起こりやすい体の変化を、順番に教えていただけますか」
- 「夏に家族で旅行をしたいと考えています。今の体調から見て、計画してよいでしょうか」
- 「今日は聞く勇気が出ないので、次の診察でもう一度相談させてください」
最後の言い方も、立派な聞き方の一つです。「聞きたい気持ちがある」と先生に伝わっているだけで、次の診察で話を切り出しやすくなります。
答えを聞いたら、「つまり、〇〇と考えておけばいいということですね」と自分の言葉で言い直してみてください。受け取り方のずれが、その場で直せます。聞いた直後は内容が頭に入りにくいので、メモを取るか、同席した家族に書いてもらうと、あとで落ち着いて読み返せます。
- 1目的を伝える「仕事の段取りを考えたいので」と理由を一言添える
- 2範囲を伝える「年単位か月単位かだけ」など、知りたい幅を言う
- 3答えを聞くメモを取るか、同席の家族に書いてもらう
- 4言い直して確かめる「つまり〇〇ということですね」と自分の言葉で返す
- 5次を決める次の診察で聞くことを1つだけ決めて帰る
聞くなら、いつ切り出すのがいいですか?
診察の終わりに「最後にひとつだけ」と切り出すより、診察の最初に「今日は見通しのことを相談したい」と伝えるほうが、時間をとって答えてもらいやすくなります。悪い結果を聞いて動揺している日は、次の診察に回してもかまいません。
診察の終わりぎわに重い問いを出すと、医師は限られた時間で答えることになり、ご本人も心の準備がないまま答えを受け取ることになります。最初に伝えておけば、医師はその日の説明の順番を組み立て直せます。
もっと前もって伝える方法もあります。前回の診察の帰りぎわや電話で、外来の看護師に「次の診察で、見通しの相談をしたいと思っています」と伝えておくと、医師にも伝わり、時間を用意してもらえることがあります。
反対に、検査で悪い結果を聞いたその場で、さらに余命まで聞くと、受け止める余裕がなくなることがあります。その日は「今日はここまでにして、次回、見通しの相談をさせてください」と区切ってかまいません。治療を続けるか変えるかの話が出たときは、見通しが選択の材料になるので、切り出しやすい節目の一つです。
医師の答えに幅があるのは、なぜですか?
余命の目安は、同じ病気で同じような状態の大勢の方の経過をまとめた統計を手がかりにしたもので、ご本人ひとりの先を言い当てるものではないからです。そのため医師は数字を言い切らず、幅をもった言葉で伝えることが多くなります。
医師が参考にする統計には、生存率や生存期間中央値があります。生存率は、診断から決まった期間がたったときに生存している人の割合です。生存期間中央値は、ある集団の半数の方がまだ生存している期間を指し、「その期間が来たら何かが起きる」という意味の数字ではありません。
しかも、こうした数字は何年も前に診断された方々の集まりから計算されています。国立がん研究センターの院内がん登録生存率集計結果閲覧システムにも、載っている生存率は過去にがんと診断された方のもので、これから治療を受ける方には当てはまらない可能性がある、という注意書きが添えられています。がんの種類や病期ごとの数字は、このシステムや全国がんセンター協議会の生存率調査(KapWeb)で調べられますが、それはご本人の余命を示すものではありません。
見通しは、一度聞いたら固定されるものでもありません。治療の効き方や体調の変化によって、医師の見立ては変わっていきます。「見通しが変わったときは教えてください」と頼んでおけば、前に聞いた数字にとらわれ続けずに済みます。
医師がよく使う言い方と、その一般的な受け取り方を表にしました。どれも目安で、個人差がとても大きいことを前提に読んでください。
| 医師の言い方 | 一般的に指すこと | 次に確かめたいこと |
|---|---|---|
| 年単位 | 年の幅で考えてよいという目安 | 今の治療を続けた場合の、次の節目 |
| 月単位 | 数か月ほどの幅をもった目安 | この数か月で、何が変わりやすいか |
| 週単位 | 数週間ほどの幅をもった目安 | 会っておきたい人に連絡する時期 |
| 分からない | 言い切れないことを正直に伝えている | 何が分かれば、見通しが立ちそうか |
聞かないと決めても、いいのですか?
かまいません。知らずにいることを選ぶのも、ご本人の権利です。「今は見通しの話は聞きたくない」と先生と家族に伝えておくと、望まない形で数字を耳にすることを防ぎやすくなります。
国の指針である厚生労働省の「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」(平成30年3月改訂)でも、医療やケアを決めていく中心に置かれているのは、ご本人の意思です。どこまで知るかを決めるのも、ご本人です。
ただ、聞かないと決めても、治療や暮らしのことで選ばなければならない場面はやってきます。そのときに困らないように、「数字は聞かないけれど、治療の選択に関わることは教えてください」「見通しは、そばにいる家族に伝えてもらってかまいません」のように、どこまでなら聞くか、誰になら伝えてよいかを一言添えておくと安心です。
気持ちは変わってかまいません。今日は聞かないと決めた人が、次の季節には聞きたくなることもあります。そのときに改めて伝えれば十分です。
家族が先に余命を聞いていたら、どうすればいいですか?
家族が先に医師から話を聞いていることもあります。それでも、知りたいかどうかを決めるのはご本人です。「先生から聞いていることがあれば教えてほしい」「今は言わないでほしい」と、自分の希望を家族に伝えてかまいません。
家族が先に聞くのは、多くの場合、ご本人を守りたい気持ちからです。ただ、家族は知っていて自分だけが知らない状態は、ご本人にとって居心地の悪いものになりがちです。家族の態度がいつもと違う、話をそらされる。そう感じて、かえって不安がふくらむこともあります。
ご本人の方から、「何か聞いているなら、教えてほしい」と切り出してかまいません。逆に、「自分は聞かないことにしたから、先生から聞いたことは家族の中にとどめておいてほしい」と頼むこともできます。どちらにしても、希望を言葉にすると、家族も動きやすくなります。家族の側から見た頼み方や気をつけたいことは、[gk_link to=”post:family-asking-doctor-privately”]本人の前で聞けない家族へ[/gk_link]にまとめています。
聞いたあと、数字に振り回されないためには?
数字は「準備の目安」として手帳の後ろのほうにしまい、毎日の体調は今日の様子で見ていく、と自分の中で決めておきます。聞いた夜に気持ちが大きく揺れるのは自然な反応で、ひとりで抱えなくていいものです。
見通しを聞いた日の帰り道は、景色がいつもと違って見えるかもしれません。数字が頭の中で何度も繰り返され、カレンダーを見るたびに引き算をしてしまう。そうした反応は、知らせを受け止めようとする心の自然な動きです。
数字との距離を取るために、聞いた内容を「準備に使うこと」と「今は置いておくこと」に分けて書いてみてください。準備に使うのは、仕事の段取りや会いたい人への連絡。置いておくのは、日数の計算です。中央値という言葉のとおり、同じ集団の中にも、それより長く過ごす方と短く過ごす方がいます。
見通しを聞くと決めた日は、そのあとに予定を詰め込まないでください。帰り道に寄れる静かな場所や、その夜に話を聞いてもらう人を先に決めておくと、聞いたあとの時間を自分で支えやすくなります。
家族の前では平気なふりをしていても、ここでは泣いていいのです。夜中に余命のことを検索してしまうのも、残りの時間を丁寧に使いたいからで、責めることではありません。気持ちのつらさが何日も続くときは、主治医やがん相談支援センターに伝えてください。がん相談支援センターは、がん診療連携拠点病院などに設けられた窓口で、そこに通院していない人も、無料で名前を出さずに相談できます。こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)は、かけた地域の公的な相談機関につながります。受け付ける曜日や時間は都道府県によって違い、通話料がかかります。
Q1知りたい理由を、一つでも言葉にできますか
はいその理由を先生に伝え、理由に合った範囲で聞く
いいえ今日は聞かず、理由が浮かんだときに改めて考える
Q2聞いたあと、話せる人がそばにいますか
はいその人に同席してもらうか、帰りに話す約束をする
いいえ相談窓口に話す日を先に決めてから聞く
Q3治療や暮らしで、近いうちに決めなければならないことがありますか
はいその判断に必要な範囲だけを先に聞く
いいえ急がなくてよい。聞きたくなったときが聞く時期
余命を聞くか迷っていた方は、どう決めた?
説明のための例(実在の方の体験談ではありません)
1. 相談のあとに変わったこと
相談から2週間後の診察で、男性は「数字は聞かなくていいので、仕事の引き継ぎを考えるうえでの目安を教えてください」と切り出しました。医師は、次の検査の結果を見てから一緒に考えようと答え、そのときに確かめることを3つ書き出してくれました。それまで毎晩1時間ほど余命のことを検索していましたが、その夜からはスマホを置いて眠れる日が増えたといいます。妻からは「顔つきが変わった」と言われ、娘とも以前のように冗談を言い合えるようになったそうです。
2. 相談を考えた背景
男性は抗がん剤の治療を続けながら、会社で管理職として働いていました。治療の効き方が思わしくないと説明された日から、「あとどれくらいなのか」が頭から離れなくなりました。高校生の娘の進路のことも重なり、家では努めていつも通りにふるまっていました。
3. 相談する前に困っていたこと
診察のたびに聞こうと思うのに、医師の顔を見ると言葉が出ない。妻に話すと「聞かないほうがいい」と言われ、娘の前では話題にもできませんでした。ネットで見つけた生存率の数字は、自分に当てはまるのかどうかも分からず、かえって怖さが増しました。診察の前の晩に聞こうと決めても、当日の朝には「今日はやめておこう」と思い直す。その繰り返しでした。
4. ここを選んだ理由・決め手
病院のがん相談支援センターのことも知っていましたが、同じ病院の中で話すと主治医に伝わるのではと気になりました(実際には、相談した人の同意なく担当医に伝わることはないと、あとで知りました)。夜でも書き込めて、名乗らずに送れるLINEがあると知り、「余命を聞くべきか迷っています」とだけ送ったのが始まりでした。
5. 相談で話したこと・その後
翌朝の返事のあと、担当と電話で話しました。担当は余命の見立てには一切触れず、「何のために知りたいですか」「どこまでなら聞けそうですか」「誰と聞きたいですか」と順に尋ねました。答えるうちに、本当に知りたいのは数字ではなく、仕事の区切りをいつつけるかだと分かったそうです。「聞かないと決めてもいいと言われて、初めて、聞くと決められた」と男性は振り返ります。聞いたあとに数字が頭から離れなくなったときのために、その夜に話す相手を決めておくことも、このとき一緒に考えました。妻には、診察の前の晩に自分で決めた範囲を伝え、同席を頼みました。
※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。
医師に聞く質問例
- 先のことを考える材料がほしいので、おおまかな見通しを教えていただけますか。
- 数字ではなく、年単位か月単位かくらいの幅で教えていただけますか。
- この先、どんな変化が起こりやすいですか。
- 見通しが変わったときは、どのように知らせていただけますか。
- 今日は見通しを聞かずにおきたいので、必要なときは先に家族へ相談していただけますか。
とはいえ、決めきれない方に伝えたい2つのこと
① 気持ちのこと──迷いながら聞いても、聞かなくてもいい
聞くか聞かないかは、一度決めたら変えられないものではありません。今日は聞かず、来月は聞く。大きな幅だけ聞いて、細かいことは聞かない。揺れながら選んでいくものです。どちらを選んでも、それはご本人が自分の時間を守るための選択で、正解も不正解もありません。迷っている自分を、弱いとか優柔不断だとか思わないでください。
② 実務のこと──自分の希望を、短いメモにして持ち歩く
どこまで知りたいかという希望は、一度伝えれば終わりではありません。外来から入院へ、病院から自宅での療養へと、関わる医師や看護師が変わる節目があるからです。「見通しは幅だけ知りたい」「数字は聞かない」「家族には先に話してかまわない」など、自分の希望を短く書いたメモをお薬手帳に挟んでおくと、初めて会う医療者にも同じ希望を伝えられます。気持ちが変わったら、そのメモを書き直せば十分です。
今日できること
[gk_howto name=”今日できること” description=”次の診察までに、聞くかどうかを自分で決めるための3つ” heading=”none”][gk_step title=”知りたい理由を一つ書く”]「仕事の段取り」「会いたい人」など、見通しを何に使いたいかをスマホのメモに一行で書きます。浮かばなければ、今は聞かない時期なのかもしれません。[/gk_step][gk_step title=”知りたい範囲に丸をつける”]数字まで、大きな幅だけ、変化だけ、今は聞かない。4つのうち今の気持ちに近いものを選びます。[/gk_step][gk_step title=”一緒に聞く人に一言伝える”]同席してほしい人に「次の診察で見通しを聞くつもり。数字は聞かない」など、決めた範囲を先に伝えておきます。[/gk_step][/gk_howto]よくある質問
[gk_faq][gk_q q=”余命を聞いたら、医師は正確な数字を教えてくれますか?”]正確な数字を言い当てることは、医師にもできません。見通しの目安は、同じ病気で同じような状態の大勢の方の統計をもとにしたもので、たとえば生存期間中央値なら、その集団の半数の方がまだ生存している期間という意味です。そのため医師の答えは「月単位」「週単位」のような幅のある言葉になることが多く、それは隠しているのではなく、言い切れないことを正直に伝えている答えです。[/gk_q][gk_q q=”聞いた見通しより、長く過ごせることはありますか?”]あります。見通しは大勢の方の経過をもとにした幅のある目安で、たとえば中央値なら、その集団の半数の方はそれより長く過ごしています。反対に短くなることもあるので、聞いた見通しは「準備の目安」として受け取り、変わったときには教えてもらえるよう先生に頼んでおくと安心です。[/gk_q][gk_q q=”余命を聞くと、治療をあきらめたように思われませんか?”]見通しを尋ねることと、治療への向き合い方は別のことです。残りの時間をどう使うかを自分で考えたいという気持ちは、治療を続けたい気持ちと両立します。気になるなら「治療は続けたいと思っています。そのうえで、見通しも知っておきたいです」と言い添えると、気持ちが伝わります。[/gk_q][gk_q q=”ネットで調べた生存率は、自分に当てはまりますか?”]そのまま当てはめることはできません。生存率は、何年も前に診断された大勢の人の集団の数字で、ご本人の余命を示すものではありません。気になる数字を見つけたら、「この数字は、自分の場合どう考えればいいですか」と主治医に聞いてみてください。数字を見るのがつらいときは、無理に調べなくてかまいません。[/gk_q][gk_q q=”聞いたことを、家族に話したほうがいいですか?”]話すかどうか、どこまで話すかも、ご本人が決めてかまいません。ただ、ひとりで抱え続けるのはつらいものです。全部を伝えなくても、「先生と見通しの話をした。今は細かいことは話したくない」とだけ伝えておくと、家族も様子を見守りやすくなります。[/gk_q][gk_q q=”聞いた夜、不安で眠れないときはどうすればいいですか?”]眠れないほどの不安は、朝までひとりで抱えなくていいものです。よりそいホットライン(0120-279-338)は24時間無料で、夜中も電話を受け付けています(がん専門の窓口ではありません)。がんと家族の相談室のLINEに一言送っていただくこともできます。夜に届いたものは、翌朝いちばんに読んでお返事します。落ち込みが何日も続くときは、主治医やがん相談支援センターにも伝えてください。[/gk_q][gk_q q=”医師が言いにくそうなとき、重ねて聞いてもいいですか?”]聞いてかまいません。「言いにくいことを聞いてすみません。知っておきたいのは、仕事の段取りのためです」と目的をもう一度伝えると、医師は答えの範囲を決めやすくなります。それでも答えが出にくいときは、「次の検査のあとに、もう一度相談させてください」と時間をおくのも一つの方法です。医師が数字を言い切らない理由は、[gk_link to=”post:doctor-wont-give-prognosis”]医師ががんの余命を教えてくれない理由[/gk_link]でも紹介しています。[/gk_q][/gk_faq]次に読むなら
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- [gk_link to=”post:how-long”]余命の数字は、どうやって出されているのですか?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:prognosis-months-weeks-years”]「月単位」「週単位」は、どのくらいの幅を指しますか?[/gk_link]
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