がんになっても本音を話せない|小さな本音の出し方3つ

がんになっても周りに本音を話せないときは、全部を一度に打ち明けなくてかまいません。一行の文字や、関係のない人への一言のように、小さな形から少しずつ外に出していけます。

どのくらいの本音を、誰に、どのくらいの速さで出せるかは、人によって違います。何年も「しっかり者」でいた人ほど、最初の一言に時間がかかるのは自然なことです。

この記事では、「大丈夫」と言ってしまう心の仕組み、強くいようとする自分を否定しなくていい理由、本音の小さな出し方3つ、切り出しやすくなる前置きの言葉、診察室で強がってしまうときの伝え方、本音を言ったあとに相手が泣いたときの受け止め方、苦しさが続くときの相談先をまとめました。

「大丈夫」が口癖になっている方へ

  • 心配そうな顔を見ると、つい明るく「大丈夫」と返してしまう。
  • 本当は怖いし、毎日ひどく疲れている。
  • でも弱音を吐いたら、誰も受け止めきれない気がする。

がんになっても周りに弱音を吐けず、本音を話せません。どうすれば少しでも話せますか?

全部を話そうとせず、小さく出すことから始めてください。文字にする、関係のない第三者に話す、一つだけ言う。この3つなら、強くいる自分を保ったまま、本音の通り道を作れます。

本音を話せないときは、「話すなら全部話さなければ」と思い込んでいることがあります。怖さも、疲れも、怒りも、先のことも、まとめて差し出さなければ本音ではない、と。けれども、本音には大きさがあります。「今日は少し疲れた」も、立派な本音です。

小さな本音から出していくと、相手の受け止め方を確かめながら進めます。受け止めてもらえたら、次はもう少し大きな本音を。受け止めきれない様子なら、その相手にはそこで止めて、別の相手を探す。出す量を自分で調節できることが、小さく出すことのいちばんの利点です。

  1. 1誰にも見せないメモ頭の中の本音を、そのまま書き出す
  2. 2一行に縮める「本当は怖い」のように、一行にする
  3. 3第三者に一度話す生活と関わりのない相手に、声か文字で出す
  4. 4身近な1人に一つだけ言っても関係が揺らがない本音を一つ選ぶ
本音を小さく出していく順番

どうして「大丈夫」と言ってしまうのですか?

家族の中での役割、迷惑をかけたくない気持ち、「自分はもっと強いはず」という期待。この3つが重なると、本音より先に「大丈夫」が口から出ます。周りを守ろうとする優しさの表れでもあります。

「大丈夫」は、たいてい考える前に出てくる言葉です。心配そうな顔を見た瞬間、相手の不安を軽くしようとして、反射のように口から出ます。そのとき心の中で起きていることを、層に分けてみると次のようになります。

  1. 1いちばん上口から出る「大丈夫」「平気だよ」
  2. 2その下相手の顔を曇らせたくない、という思いやり
  3. 3さらに下家族を支える役でいたい、という責任感
  4. 4いちばん奥本当は怖い、疲れた、という本音
「大丈夫」の下に重なっているもの

いちばん奥の本音は、上の層に守られています。上の層を無理にはがす必要はありません。層と層のあいだに、小さなすき間を作ればいいのです。

ただ、いつも「大丈夫」で通していると、周りはあなたの疲れに気づけません。手伝いを申し出るきっかけも失われ、気づけば家事も段取りも、あなた一人に集まりがちです。小さな本音は、周りが手を貸すための入口にもなります。

もう一つの理由が、自分への期待です。これまで困難を乗り越えてきた人ほど、「このくらいで弱音を吐くわけにはいかない」と自分に言い聞かせます。その強さが、これまであなたを支えてきたことは確かです。ただ、がんという出来事は、それまでの困難とは重さの種類が違います。同じやり方で乗り越えられなくても、あなたが弱くなったわけではありません。怖いという気持ちそのものについては、[gk_link to=”post:feelings”]がんが怖いという気持ち[/gk_link]でも取り上げています。

夜中にひとりで「癌 弱音を吐けない」と検索している自分を、情けないと思わないでください。それは、本音の置き場所を探している、まっすぐな行動です。家族の前で笑顔をつくっている方も、この画面の前では、泣いてかまいません。

文字で本音を伝えるには、どうすればいいですか?

声に出すより、文字のほうが本音を出しやすいことがあります。最初は誰にも送らないメモに書き、次に一行だけ誰かに送ります。顔が見えない分、相手の表情を気にせずにすみます。

本音を声に出すのが難しいのは、言った瞬間の相手の表情が見えてしまうからです。文字なら、自分のタイミングで書き、書き直し、送るかどうかを最後まで選べます。

最初は、誰にも見せないメモから始めます。スマートフォンのメモでも、手帳の端でもかまいません。書くのは「今日、本当はどう感じていたか」だけ。「検査の待合で、隣の人の笑い声がつらかった」「夫が明るくふるまうのを見て、泣きそうになった」。書いたら消してもいいのです。書いた瞬間に、本音は一度外に出ています。

慣れてきたら、一行に縮めて誰かに送ります。家族に送るなら「返事はいらないけど、今日は本当は怖かった。それだけ知っておいてほしい」。面と向かって言えない家族には、短い手紙という方法もあります。既読の印がつくのが怖ければ、メールや、枕元に置く付箋でもかまいません。

[gk_cta_mid title=”弱音は、顔の見えないLINEから”]「本当は怖い」の一行だけで十分です。夜に届いたものは翌朝いちばんに読んでお返事します。話したくなったら、評価も助言もしない「ただ聞く」20分のお電話もあります。[/gk_cta_mid]

関係のない第三者に話すと、何が違うのですか?

第三者は、あなたの本音を聞いても生活が変わらない相手です。だから相手の心配を気にせずに話せます。がん相談支援センターなら、あなたが同意しない限り、話した本音が担当医の耳に入ることもありません。

身近な人に本音を言いにくいのは、その本音が相手の生活にも響くからです。「怖い」と言えば家族は眠れなくなるかもしれず、「仕事がつらい」と言えば同僚は気をつかうでしょう。第三者には、その心配がいりません。話したあとに、同じ食卓で顔を合わせることもありません。

観点身近な人に話す関係のない第三者に話す
相手への影響相手も不安になり、生活が揺れることがある相手の生活は変わらない
話のその後翌日も顔を合わせ、話の続きが気になる話し終えたら、そこで区切れる
向いている本音頼みごと、暮らしを変えてほしいこと怖さ、怒り、身近な人への複雑な気持ち
返ってくるもの励まし、心配、ときに助言聞く姿勢と、必要なら相談先の情報
身近な人と第三者、本音の話しやすさの違い

がんについて第三者に話せる窓口には、病院のがん相談支援センターや、国立がん研究センターのがん情報サービスサポートセンター(0570-02-3410、平日10時〜15時)があります。当相談室の「ただ、聞く」は、評価も助言もしない20分で、ご希望があれば記録を残しません。身近な人には言えない、家族へのいら立ちや、先のことへの怖さも、ここでならそのまま置いていけます。家族に言いたい一言があるなら、先に第三者の前で口に出して、言い回しを試しておくこともできます。一度声に出しておくと、本番で言葉に詰まりにくくなります。名前を出さずに話せる場所の選び方は、[gk_link to=”post:anonymous-place-to-share-true-feelings”]匿名で本音を話せる場所[/gk_link]にまとめています。

一つだけ本音を言うなら、何から言えばいいですか?

いちばん重い本音ではなく、言っても関係が揺らがない小さな本音から選びます。「今日は疲れた」「少し怖い」のように、事実か気持ちを一つだけ。続きを話すかどうかは、相手の反応を見てから決めてかまいません。

最初の一つに向いているのは、相手が受け止めやすく、相手に重い答えを求めない本音です。「今日は疲れたから、夕飯は簡単でいい?」のように、本音と小さな頼みごとをセットにすると、相手は「何をすればいいか」が分かり、受け止めやすくなります。

反対に、最初の一つに向かないのは、相手が答えを出せない問いです。「もし悪くなったらどうしよう」は、言われた側も答えに詰まります。こうした本音は、第三者のところで先に出しておき、身近な人には、もう少しあとで伝えるという順番もあります。

  1. Q1言ったあと、相手にしてほしいことがありますか

    はい本音と頼みごとをセットで伝える(例:「疲れたから、今日は早く寝たい」)

    いいえ「聞いてくれるだけでいい」と最初に添えて伝える

  2. Q2相手は今、落ち着いて聞ける時間ですか

    はい一つだけ言う。続きは相手の様子を見てから

    いいえ「あとで5分ちょうだい」と時間だけ約束する

最初の本音を、今言うか迷ったとき

聞いてもらうときの頼み方は、[gk_link to=”post:ask-to-be-heard-without-advice”]助言なしで聞いてもらう頼み方[/gk_link]で、相手別の例文を紹介しています。

本音を切り出すとき、どんな前置きなら言いやすいですか?

「変なこと言うけど」「答えはいらないけど」のような前置きが、本音の踏み台になります。前置きで相手の構えをやわらげ、そのあとは自分を主語にして、感じたことを一つだけ言うと伝わりやすくなります。

いきなり本音から話し始めるのは、誰にとっても難しいものです。前置きには、言う側の心の準備を整え、聞く側に「これから大事な話が来る」と知らせる役目があります。口に出しやすいものを一つ、覚えておいてください。

  • 「変なこと言うけど、聞いてくれる?」
  • 「大げさに聞こえるかもしれないけど」
  • 「答えはいらないんだけど、一回だけ言わせて」
  • 「うまく言えないんだけど」

前置きのあとは、主語を自分にして話します。「みんなが心配ばかりするから」ではなく、「心配されると、つい平気なふりをしてしまう」。相手を主語にすると責めているように聞こえやすく、自分を主語にすると、気持ちの報告として受け取ってもらいやすくなります。

診察室でも「大丈夫です」と言ってしまうときは、どうすればいいですか?

言葉で言えないなら、紙で渡してください。「大丈夫じゃないことが一つあります」と書いたメモを、診察の最初に渡すだけで伝わります。体や気持ちの変化は、治療やケアを合わせてもらうための大事な手がかりです。

「お変わりないですか」と聞かれると、反射的に「大丈夫です」と答えてしまう。待合室の混み具合や、先生の忙しそうな様子を見ると、なおさらです。けれども、痛み、眠れなさ、食欲の落ち込み、気持ちの沈みは、医療者が治療やケアを調整するための情報です。診察室で強がると、和らげてもらえたかもしれないつらさが、そのまま残ってしまうことがあります。

診察で言えそうにないときは、別の道を使います。採血や点滴の担当の看護師に「先生に伝えてほしいことがあります」と先に頼む。付き添いの家族に「本人は大丈夫と言いますが、夜はあまり眠れていません」と補ってもらう。メモには、困っていることを一つと、聞きたいことを一つだけ書いておく。どれも、強いあなたのままでできる伝え方です。

本音を言ったら相手が泣いてしまったら、どうすればいいですか?

泣くのは、受け止められないからではなく、あなたを大切に思っているからです。言ったことを取り消さずに「一緒に悲しんでくれてありがとう」と伝えれば十分です。重さを一人に集めないよう、話す相手を分けておくと楽になります。

本音を言った直後に相手が泣いたり、黙り込んだりすると、「やっぱり言わなければよかった」と思いがちです。慌てて「冗談だよ」「もう大丈夫」と取り消したくなるかもしれません。けれども取り消すと、あなたの本音は再び奥にしまわれ、相手も「本当はどうなのか」が分からなくなります。

相手の涙は、あなたの本音がきちんと届いたしるしでもあります。その場で何か言葉を探さなくても、しばらく一緒に黙っているだけでかまいません。落ち着いたら「話せてよかった」と一言伝えてください。

相手が話題を変えたり、明るく励ましてきたりすることもあります。それは拒絶ではなく、相手なりの受け止め方です。うまく受け止めてもらえなかった本音は、第三者のところへ持っていけば大丈夫です。一人の相手に、全部の本音を預けなくていいのです。

言ったあとで、自分が落ち込んだら

本音を言えた日の夜に、「言わなければよかった」「弱いところを見せてしまった」と、急に恥ずかしさが押し寄せることがあります。長く閉じていた扉を開けたあとの、自然な揺り戻しです。一度の反応で、本音を出すこと自体の良し悪しを決めなくて大丈夫です。その夜は、言えた自分をねぎらって、いつもより早めに休んでください。

本音を出しても苦しさが続くときは、誰に相談すればいいですか?

眠れない、食べられない、何をしても気持ちが晴れない日が続くときは、主治医や看護師に伝えてください。気持ちのつらさも和らげる対象で、こころの専門家や緩和ケアチームにつないでもらえることがあります。

がん情報サービスが紹介しているWHOの緩和ケアの定義は、体の痛みだけでなく、心理社会的な問題やスピリチュアルな問題にも早くから対応し、苦痛を和らげるとしています。緩和ケアは、がんと診断されたときから受けられるものです。気持ちのつらさを医療者に伝えるのは、わがままでも大げさでもありません。

診察で言い出しにくければ、「最近、気持ちが沈んで眠れません。相談できる人はいますか」とメモに書いて渡してください。がん相談支援センターで、どこに話せばいいかを一緒に考えてもらう方法もあります。

夜にどうしても苦しくなったら、がんに限らず話を聞いてくれるよりそいホットライン(0120-279-338)が、24時間・無料で受けています。こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)からは、かけた地域の公的な相談窓口へつながり、受付の曜日や時間は地域ごとに違います(通話料がかかり、050で始まるIP電話からは利用できません)。命の危険が迫っていると感じたら、そのときは迷わず119番です。

「大丈夫」が口癖だったご本人は、どう本音を出し始めた?

説明のための例(実在の方の体験談ではありません)

どなたの例か
50代・ご本人(治療中、夫と高校生の息子との3人暮らし)
相談のあとに変わったこと
LINEに「本当は怖い」と一行送ったのを最初に、2週間に1回の電話で本音を話すようになった。家では、夫に「今日は疲れた」と言える日が週に2〜3日になった。

1. 相談のあとに変わったこと

最初のLINEから2か月たったいま、この女性は、夫に「今日は疲れたから、夕飯はお惣菜でいい?」と言えるようになりました。以前はどんなに疲れていても台所に立ち、「大丈夫」と笑っていました。いまでは週に2〜3日、疲れを言葉にしています。怖さや先のことは、2週間に1回の電話で話すと決めています。「本音を全部、家に持ち込まなくていいと分かったら、家で笑うのが嘘じゃなくなった」と話します。

2. 相談を考えた背景

女性は、家族の中でずっと「しっかり者」でした。診断を受けた日も、夫と息子に「早く見つかってよかったね」と明るく伝え、そこから一度も弱音を吐いていませんでした。息子の受験を控えた年で、家の空気を重くしたくなかったといいます。

3. 相談する前に困っていたこと

困っていたのは、本音を出す場所がまったくないことでした。友人にも「大丈夫そうで安心した」と言われるたびに、本当のことが言えなくなりました。夜中に「癌 弱音を吐けない」と検索し、「本音を話しましょう」と書かれた記事をいくつも読みましたが、それができないから困っているのに、と画面を閉じていました。

4. ここを選んだ理由・決め手

LINEを選んだのは、「『本当は怖い』の一行で十分です」という言葉を見たからでした。声に出すと泣いてしまいそうで、電話はかけられませんでした。文字なら、家族が寝静まったあとに、表情を見られずに送れます。送ったあと、しばらく画面を伏せたまま動けなかったそうです。

5. 相談で話したこと・その後

翌朝届いた返事には、励ましも助言もなく、送ってくれたことへのお礼と、「ここでは怖いままでいてください」という一文がありました。その一文を読んで女性は泣き、数日後にフォームから電話を申し込みました。担当は20分間、病状についての判断や見通しには触れず、女性が言葉に詰まると、黙って待ちました。2回目の電話で女性は、夫に一つだけ本音を言ってみたいと話し、担当と一緒に「疲れた」の一言を選びました。最初に言った日、夫はすぐに「病院に電話しようか」と言いかけましたが、女性が「聞いてくれるだけでいいの」と伝えると、少し驚いた顔をしてから「言ってくれてよかった」と答えました。「強いままの自分も、怖がっている自分も、どっちも本当なんだと思えた」と女性は振り返ります。

※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。

医師・看護師への質問例

  • 家族の前では言えない不安を、看護師さんに相談する時間はありますか。
  • 気分の沈みが続くとき、紹介してもらえるこころの専門の窓口はありますか。
  • 緩和ケアのチームには、こころのつらさも相談できますか。
  • 治療についての不安を、診察の時間に話してもかまいませんか。

とはいえ、「大丈夫」と言う日があってもいい

① 気持ちのこと──強がりも、あなたの大事な一部です

本音を出す方法を書いてきましたが、「大丈夫」と言って笑う日があってもかまいません。強くいることで守れている日常や、家族の笑顔もあります。強がりは嘘ではなく、あなたが大切なものを守るために選んだ姿です。本音を出す場所が一つあれば、強がる日と本音を下ろす日を、自分で選べるようになります。

② 実務のこと──家の中に、本音の合図を決めておく

本音を毎回言葉で説明するのは、体力の要ることです。そこで、家族とのあいだに「合図」を決めておく方法があります。たとえば「今日は充電中」と言ったら、理由は聞かずに、そっとしておいてもらう。台所のホワイトボードに印を一つ書いたら、夕飯は簡単なものにする。合図があれば、細かい気持ちを話さなくても、疲れていることだけは家の中で共有できます。言葉にしきれない深い本音は、家の外の決まった場所に持っていく。この二段構えにしておくと、家族の前で無理に笑う日が少しずつ減っていきます。

今日できること

[gk_howto name=”今日できること” description=”小さな本音を一つ外に出すために、今夜できる3つのこと” heading=”none”][gk_step title=”誰にも見せないメモを書く”]今日、本当はどう感じていたかを、スマートフォンのメモに3行だけ書く。消してもかまわない。[/gk_step][gk_step title=”一行に縮める”]3行のうち、いちばん言いたいことを「本当は○○」の一行にする。[/gk_step][gk_step title=”送る先を一つ決める”]その一行を送る相手を、身近な人か第三者の中から一つ選ぶ。相談室のLINEでもよい。[/gk_step][/gk_howto]

よくある質問

[gk_faq][gk_q q=”本音を言うと、家族を傷つけてしまいませんか?”]本音の中身と、伝え方によります。「怖い」「疲れた」のような自分の気持ちを伝えることは、家族を責めることとは違います。言い方に迷うときは、「あなたのせいじゃないんだけど」と前置きすると、相手は責められていると受け取らずにすみます。家族へのいら立ちのように、伝えると関係が揺らぎそうな本音は、先に第三者のところで話しておくと安心です。[/gk_q][gk_q q=”話すと泣いてしまいそうで、話せません。”]泣いてもかまいません。当相談室の「ただ、聞く」20分は、黙っている時間も泣いている時間も含めて、あなたのための時間です。声に出すのが難しいときは、文字で送れるLINEや、平日12時〜15時に受け付けているがん情報サービスサポートセンターのチャット相談から始める方法もあります。[/gk_q][gk_q q=”本音を書いたメモを、家族に見られたらと思うと書けません。”]書いたらすぐに消す、という使い方でもかまいません。書くことで本音は一度外に出ているので、残しておく必要はありません。残しておきたい場合は、ロックのかかるスマートフォンのメモを使う、手帳はいつも持ち歩くかばんに入れておく、といった工夫ができます。[/gk_q][gk_q q=”相談窓口で話した本音は、記録に残りますか?”]当相談室は、記録を残さずに聞いてほしいというご希望に応じています。LINEは匿名で使え、フォームのお名前もニックネームで構いません。がん相談支援センターも、相談した人の同意なしに相談内容を担当医などへ伝えることはない窓口です。[/gk_q][gk_q q=”友人に「大丈夫そうで安心した」と言われると、本当のことが言えなくなります。”]その言葉は、相手があなたを気づかっている証拠でもあります。否定しなくていいので、「ありがとう。見た目ほど大丈夫じゃない日もあるんだ」と、少しだけ本当のことを足してみてください。続きを話すかどうかは、相手の反応を見て決めれば十分です。[/gk_q][gk_q q=”本音を話せる相手が、身近に一人もいません。”]その場合は、身近な人より先に、名前を出さずに使える窓口を最初の相手にしてかまいません。がん相談支援センターは通院先でなくても無料・匿名で使え、当相談室のLINEも匿名で一行から送れます。窓口で一度声に出してみると、身近な誰に何なら言えそうかが、見えてくることがあります。[/gk_q][gk_q q=”子どもの前でも、強くいるべきですか?”]子どもの前で強くいようとするのは、自然な気持ちです。がん情報サービスは、病気について子どもと話すかどうかに正解はないとしたうえで、周りの大人で方針を共有しておくことを勧めています。伝えるときは、子どものせいではないこと、うつらないことを、発達に合った言葉で段階的に伝えるとよいとされています。強さを見せることと、正直に伝えることは両立できます。[/gk_q][gk_q q=”夜中に急に怖くなったら、どうすればいいですか?”]怖さを一行だけでも当相談室のLINEに送っておけば、夜に届いたものは翌朝いちばんに読んでお返事します。今すぐ声で話したいときは、よりそいホットライン(0120-279-338)に24時間・無料でかけられます。体に急な変化があるときは通院先の病院に連絡し、命に関わると感じたら119番に電話してください。[/gk_q][/gk_faq]

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本音を一行、置いていける場所があります

[gk_form_cta]ご相談欄は「本当は怖い」の一行だけでも構いません。送信すると受付確認のメールがすぐに届き、ご希望の時間帯に担当からお電話します。最初の20分は評価も助言もせず、強がらなくていい時間としてお使いください。[/gk_form_cta]

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ほいくの相談室 編集部。保育士の方からの相談で多く聞かれる悩みをもとに、公的な資料で確認できる情報をまとめています。