夜にがんのことで不安になっても、家族には言えず、医師にも聞けない。そんなときは、不安をひとかたまりのまま抱えるのをやめて、「医師に聞くこと」と「聞いてもらいたい気持ち」に仕分けてみてください。行き先の違う二つが混ざっているから、どこにも出せなくなっているのです。
仕分けにかかる時間や、どちらが多いかは、人によっても夜によっても違います。質問ばかりの夜もあれば、気持ちしかない夜もあります。この記事では、夜の不安の仕分け方、翌日に持っていく質問メモの作り方、今夜話せる第三の相手の違い、そして仕分けた不安の置き場所を先に決めておく方法をお伝えします。医師に聞きづらいことを小さく聞く方法は[gk_link to=”post:hard-to-ask-doctor”]看護師から小さく聞く方法[/gk_link]に、家族と関係のない第三者に話すことの意味は[gk_link to=”post:cant-tell-family-friends-or-work”]第三者に話すという選択[/gk_link]にまとめています。
スマホの画面だけが明るい夜に
- 本人にも子どもにも心配をかけたくなくて、家の中では平気な顔をしている。
- 先生には次の診察まで会えないし、「こんなこと」を聞いていいのかも分からない。
- 夜、不安の行き場がなくて、気づくとスマホの画面だけが明るい。
がんのことで夜に不安になっても、家族には言えないし、医師には聞けません。誰に相談すればいいですか?
相談先を探す前に、不安を二つに仕分けてください。医師や看護師に聞けば答えに近づくことは、翌日の質問メモへ。答えのない気持ちは、今夜、家族でも医師でもない第三の相手へ。行き先が決まれば、「誰にも言えない」は「言う先の決まった不安」に変わります。
夜の不安が誰にも出せなくなるのは、行き先の違うものが一つに固まっているからです。たとえば、「夫の咳が増えた気がして怖い」という不安。この中には、「咳が増えたとき、家族は何に気をつければいいか」という質問と、「悪くなっているのではと怖い」という気持ちが入っています。家族に話そうとすると、怖さまで伝わって心配をかけそうでためらう。医師に聞こうとすると、気持ちの部分は診察で話すことではない気がして、質問ごと飲み込んでしまう。こうして、どちらにも出せないまま夜が更けていきます。
二つに割ると、それぞれに合う相手が見えてきます。質問は、答えを持っている医療者へ、昼の時間に。気持ちは、答えを出さずに聞いてくれる相手へ、今夜のうちに。ご家族は「第二の患者」ともいわれ、支える側の気持ちも、相談してよいものです。
翌日の質問メモへ(医療者に聞けば答えに近づくこと)
- 薬の副作用で、家で気をつけること
- 先生の「様子を見ましょう」が指していること
- 夜に体調が変わったときの連絡先と目安
今夜の第三の相手へ(答えのない気持ち)
- 悪くなっているのではと怖い
- 本人の前で泣けず、ひとりで張りつめている
- この先の自分の暮らしが見えない
不安を「医師に聞くこと」と「気持ち」に分けるには、どうすればいいですか?
一つの不安に、二つの問いをあててください。「これは、誰かが答えを知っていることか」「これは、聞いてもらえれば少し軽くなることか」。前者なら質問メモへ、後者なら第三の相手へ。両方にあてはまる不安は、二つに割って両方へ送ります。
紙を一枚用意して、浮かんだ不安を一行ずつ書き出します。書き終えたら、一行ずつ二つの問いをあてていきます。「母が最近食べなくなった」なら、「食べられないとき、家族ができることは何か」は答えを知っている人がいる質問です。一方、「このまま弱っていくのが怖い」は、答えではなく、聞いてもらうことで軽くなる気持ちです。同じ一行から、質問と気持ちが一つずつ生まれます。
ただし、仕分けより先にすることが一つだけあります。今まさに、本人の体に急な変化が起きているときです。強い痛み、息苦しさ、意識の変化などがあれば、メモにせず、通院先から伝えられている夜間の連絡先へ電話してください。命に関わると感じたら119番です。救急車を呼ぶか迷うときは、救急安心センター事業(#7119)で医師・看護師・救急救命士に相談できる地域もあります(実施していない地域もあります)。
Q1今まさに、本人の体に急な変化が起きていますか
はい仕分けずに、通院先の夜間の連絡先へ。命に関わると感じたら119番
いいえ次の問いへ
Q2医師や看護師が、答えを知っていそうなことですか
はい翌日の質問メモに一行で書く。気持ちの部分が残れば、次の問いへ
いいえ次の問いへ
Q3誰かに聞いてもらえば、少し軽くなりそうですか
はい今夜、第三の相手に一言で送る、または話す
いいえ紙に書いて閉じ、明日の朝にもう一度仕分ける
| 夜に浮かんだ不安 | 翌日の質問メモに書くこと | 今夜、第三の相手に話すこと |
|---|---|---|
| 夫の咳が増えた気がする | 咳が増えたとき、家族が気をつけること | 悪くなっているのではという怖さ |
| 母が食べなくなった | 食べられないとき、家族にできること | 弱っていく姿を見るつらさ |
| 本人が「治療をやめたい」と言った | 治療を続けるか迷うとき、誰と話し合えるか | どう返せばよかったのかという後悔 |
| 医療費が払えるか心配 | 医療費の相談先(病院の医療ソーシャルワーカーなど) | 仕事や暮らしが崩れそうな不安 |
| 本人に余命を聞かれたら、と思う | 本人に聞かれたとき、家族はどう答えればよいか | その場面を想像するだけで苦しい気持ち |
仕分けに迷う不安は、どちらに入れればいいですか?
迷ったら、両方の欄に書いてください。「この先どうなるのか」のような大きな不安も、医療者が答えられる小さな質問と、聞いてもらいたい怖さに、たいてい割ることができます。医師ではない人が答えを持っている質問もあります。
いちばん迷いやすいのは、「この先どうなるのか」という不安です。このままでは大きすぎて、誰に聞いても答えが返ってきません。けれど、「次の診察までに起こりやすい変化は何か」「家族が気づいたら連絡したほうがいい変化は何か」と小さくすれば、医療者が答えられる質問になります。小さくしたあとに残る「先が見えなくて怖い」は、気持ちの欄へ移します。
質問の宛先は、医師だけではありません。医療費や仕事の休み方なら、病院の医療ソーシャルワーカーやがん相談支援センターへ。家での介護の段取りなら、市区町村の介護保険の窓口や地域包括支援センターへ。そして、「本人は本当はどうしたいのか」は、医療者でも第三の相手でもなく、本人に昼のうちに聞くことです。質問メモに「本人に聞く」という宛先があっても、少しもおかしくありません。宛先がはっきりすると、夜の不安は「誰にも言えないこと」から「明日、あの人に聞くこと」に変わります。
医師に聞くことは、翌日どんな質問メモにすればいいですか?
「誰の」「何が気になって」「何を知りたいか」を一行ずつ書き、聞くことは3つまでに絞ります。家族の立場で聞くときは、本人が知っているか、家族が聞くことに同意しているかも書き添えておくと、病院の側も答えやすくなります。
夜に書いた質問は、そのままだと気持ちと混ざったままのことがよくあります。翌朝、明るい時間に読み返し、医療者が答えやすい形に整えます。「夫の咳が増えた。悪くなっているのか」は、「夫(○○科で通院中)の咳が、この1週間で増えたように見えます。家で気をつけることと、病院に連絡したほうがよい目安を教えてください」に。気になり始めた時期と様子を添えると、答えが具体的になります。
家族が本人の病状について聞くとき、病院によっては、本人の同意を確かめてから説明する決まりがあります。前もって本人に「先生に聞いておきたいことがあるんだけど、いい?」と声をかけておくと、当日に話が止まらずに済みます。持っていく先は、次の診察に限りません。外来や病棟の看護師への電話、病院のがん相談支援センターも、質問を受けとめてくれる窓口です。医療費のように治療以外のことなら、病院の医療ソーシャルワーカー(相談室の名前は病院ごとに違います)が、経済的・社会的な困りごとの相談に応じています。医師に聞きにくいことを、看護師から小さく聞いていく方法は、上でご紹介した記事で詳しく扱っています。
- 誰のことか(本人の名前、通っている病院と診療科)
- 何が気になっているか(いつから、どんな様子か)
- 知りたいこと(3つまでに絞る)
- 本人がこの質問を知っているか、家族が聞くことに同意しているか
- いつまでに知りたいか(次の診察まで待てるか)
- 誰に聞くか(主治医・看護師・相談員)
気持ちは、今夜どんな「第三の相手」に話せますか?
今夜なら、24時間対応のよりそいホットラインや、文字で送れて翌朝に返事が届く相談室のLINEがあります。昼まで待てるなら、がん相談支援センターや、地域の患者会・家族会も、家族でも医師でもない相手になってくれます。
第三の相手は、時間帯と、話し方の向き不向きで選びます。今夜どうしても人の声が聞きたいときは、よりそいホットライン(0120-279-338、無料・24時間)。がん専門の窓口ではありませんが、眠れないほどの不安を話せます。声を出せない夜は、がんと家族の相談室のLINEが使えます。名前を出さずに無料で使え、夜のうちに届いた一言も、翌朝いちばんに読んで返事をします。言葉にならなければ、スタンプひとつでも構いません。
朝になれば、選べる相手が増えます。がん相談支援センターは、全国のがん診療連携拠点病院などにあり、家族の立場でも、その病院に通っていなくても、無料・匿名で利用でき、相談は主に面談か電話です。そこで話したことが、相談した人の同意のないまま担当医などに伝わることもありません。気持ちのつらさそのものを話したいときは、こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)から、かけた場所の都道府県・政令指定都市の公的な窓口につながります(曜日・時間は地域ごとに異なり、通話料がかかります)。同じ立場の人と話したいなら、がん相談支援センターで、地域の患者会や家族会のことを聞いてみてください。
がんと家族の相談室は医療機関ではなく、無料で話を聞く相談窓口です。医療の判断はしません。そのかわり、評価も助言もせずにただ聞く20分や、先生の言葉を分かる言葉に置き換えるお手伝いができます。電話(050-1720-6000)の場合、平日9:00〜18:00は担当が直接お受けします。それ以外の時間は自動音声での受付となり、翌朝9時までに担当から折り返します。家族の立場からの相談は800件で、電話相談・問い合わせ全体の1,200件のうちの数です(2026年9月の実績・運営者集計)。
| 相手 | つながる時間 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| よりそいホットライン | 24時間・無料(がん専門ではない) | 今夜、人の声で気持ちを受け止めてほしいとき |
| 相談室のLINE | 夜に届いたものは翌朝いちばんに返事 | 声を出せない夜に、一言を置いておきたいとき |
| 相談室の電話 | 平日9:00〜18:00は担当が直接。それ以外は翌朝9時までに折り返し | 評価も助言もない20分で、気持ちを話したいとき |
| がん相談支援センター | 受付時間は病院ごとに確認 | 家族の立場で、気持ちも療養の困りごとも話したいとき |
| こころの健康相談統一ダイヤル | 曜日・時間は地域ごと(通話料あり) | 気持ちのつらさそのものを、公的な窓口で話したいとき |
| 患者会・家族会 | 集まりの日程は会ごと | 同じ立場の人の話を聞き、自分の話もしたいとき |
仕分けた不安の置き場所を、先に決めておくにはどうすればいいですか?
昼のうちに、置き場所を二つ用意しておきます。一冊のノートに「明日聞くこと」と「今夜の気持ち」の二つの欄をつくり、気持ちを送る第三の相手を一つ登録しておく。それだけで、夜に不安が来たとき、迷う時間が短くなります。
ノートは、見開きの左を「明日聞くこと」、右を「今夜の気持ち」にします。夜に不安が浮かんだら、まずノートを開き、二つの問いをあてて、どちらかの欄に一行書く。両方にあてはまれば、両方に書く。左の欄は翌朝、質問メモに整えて持っていきます。右の欄は、今夜のうちに第三の相手へ送るか、送らずに置いておくかを選びます。書くだけで落ち着く夜もあるので、送らなくても構いません。
気持ちを送る先は、夜に探し始めると、それだけで疲れてしまいます。昼のうちに、相談室のLINEを登録しておく、よりそいホットラインの番号をノートの表紙の裏に書いておく、のどちらかを済ませておきます。本人の体のことで夜に慌てたくないご家族は、がんと家族の相談室の「もしもの夜に電話する先」をひとつ決めておく登録(無料・3分。何かを決める必要はありません)も使えます。
仕分けても眠れない夜が続くときは、どうすればいいですか?
仕分けて送っても眠れない夜が続く、昼間も不安で仕事や家事が手につかない。そんな状態なら、ご家族ご自身の体と心の不調として、かかりつけ医やがん相談支援センターに相談してください。支える人の不調も、手当てを受けてよいものです。
家族の不安は、本人の病状が落ち着くまで後回しにされがちです。けれど、眠れない、食べられない、何をしても楽しめない状態が重なってきたら、それは仕分けの工夫だけで抱えるものではありません。受診するときは、「家族ががんの治療中で、夜に不安で眠れない日が続いている」と、きっかけをそのまま伝えれば十分です。必要に応じて、心療内科や精神科につないでもらえます。
「消えてしまいたい」と思うほどつらい夜は、ノートに書いて朝を待たずに、よりそいホットラインに電話してください。今にも自分を傷つけてしまいそうなときは、119番へ連絡してください。
台所でひとり朝を待っていた夫は、どう変わった?
説明のための例(実在の方の体験談ではありません)
1. 相談のあとに変わったこと
相談から1か月ほどたったころ、彼の夜は少し短くなっていました。以前は週の半分ほど、妻が眠ったあとに台所の椅子に座り、スマホを見ながら朝を待っていました。今は、不安が浮かぶと食卓のノートを開き、左の欄か右の欄に一行書く。左の「明日聞くこと」は、朝、妻に見せてから外来の看護師に電話で聞く。右の「今夜の気持ち」は、たまってきたら月に2回の電話で話す。台所で朝を待つ日は、週に1日ほどになりました。「怖いと言える先と、聞ける先が分かれたら、家の中で平気な顔をするのが少し楽になりました」。
2. 相談を考えた背景
妻の治療が始まってから、彼は家事の多くを引き受けるようになりました。妻の前では「大丈夫、大丈夫」と明るくふるまい、遠方の子どもたちには「お母さんは元気にしている」とだけ伝える。心配をかけたくない一心で、自分の不安はどこにも出していませんでした。
3. 相談する前に困っていたこと
夜になると、妻の食欲が落ちていることや、咳が増えた気がすることが頭から離れません。先生に聞きたくても、診察には付き添うだけで、妻の主治医に夫が電話していいのか分かりませんでした。「こんなことで電話したら迷惑だろう」。質問と怖さがひとかたまりになって、誰にも出せないまま夜が明けていきました。
4. ここを選んだ理由・決め手
妻の病院のがん相談支援センターのことは知っていましたが、妻の病院の窓口に自分の弱音を話すことに、ためらいがありました。病院とは別の場所で、家族自身の話も聞くと書かれていたこと、夜に送れば翌朝に読んでもらえるLINEがあることが、相談室を選んだ理由です。深夜1時すぎ、「妻ががんで、夜に不安ですが誰にも言えません」とだけ送りました。
5. 相談で話したこと・その後
翌朝の返事でフォームを知り、妻が昼寝をしている時間帯を指定しました。担当はまず20分、評価も助言もせずに話を聞きました。後半で、彼の不安を一緒に書き出し、質問と気持ちに分けました。担当は、妻の咳や食欲について判断や予測はしていません。そのかわり、「食欲が落ちたとき家で気をつけること」「夜に熱が出たときの連絡先と目安」「家族が看護師に電話で聞いてよいこと」の3つを質問メモにまとめて送りました。最初の週は、ノートを開く前に台所へ行ってしまった夜もあったそうです。質問メモを見せると、妻は「私も聞きたかった」と言い、次の通院で二人で看護師に聞きました。
※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。
医療者に聞く質問例
- 家族として、治療のことで聞きたいことがあります。本人の同意があれば、家族から看護師さんに電話で相談できますか。
- 次の診察までのあいだに気になることが出てきたら、どこに電話すればいいですか。
- 夜間に体調が変わったとき、家族が連絡してよい番号と、連絡の目安を教えてください。
- 付き添う家族の不安を聞いてもらえる窓口は、病院の中にありますか。
とはいえ、言えない夜について伝えたい2つのこと
① 気持ちのこと──「言えない」は、守りたい人がいるしるしです
家族に言えないのは、あなたが冷たいからでも、家族を信頼していないからでもありません。心配をかけたくない、本人の負担を増やしたくない。守りたい人がいるから、言葉を飲み込んでいるのです。その飲み込んだ分を、家族ではない場所で出すことは、家族を裏切ることではありません。むしろ、気持ちを外で少し軽くしてから戻ると、本人の話を聞く余裕も戻ってきます。
② 実務のこと──家族が医療者に聞いてよい範囲を、本人と昼に決めておく
「医師に聞けない」理由のひとつは、家族がどこまで聞いてよいのかが決まっていないことです。本人の体調のよい昼の時間に、「副作用のことは私から看護師さんに聞いてもいい?」「先生の話は、一緒に聞きたい?それとも後で教えてほしい?」と、聞いてよい範囲を確かめておきます。聞いてよい範囲が決まっていれば、夜に浮かんだ質問を、翌日ためらわずに持っていけます。本人が「全部任せる」と言う場合も、「これは聞かないでほしい」と言う場合もあり、その答えはどちらも尊重されてよいものです。
今日できること
[gk_howto name=”今日できること” description=”言えない不安を抱えた今夜から明日までにできる3つのこと” heading=”none”][gk_step title=”ノートの見開きに二つの欄をつくる”]左に「明日聞くこと」、右に「今夜の気持ち」と書きます。浮かんだ不安を、どちらかの欄に一行ずつ書いていきます。[/gk_step][gk_step title=”右の欄から一行だけ、第三の相手に送る”]相談室のLINEに一言、または、よりそいホットラインに電話。送らずに書いておくだけの夜があっても構いません。[/gk_step][gk_step title=”明日、左の欄から一つだけ聞く”]本人にひと声かけてから、外来や病棟の看護師、がん相談支援センターのどこかに、質問を一つ持っていきます。[/gk_step][/gk_howto]よくある質問
[gk_faq][gk_q q=”本人に内緒で相談しても、裏切りになりませんか?”]家族が自分の気持ちを整えるための相談は、裏切りではありません。がん相談支援センターでは、話した内容が相談した人の同意なく担当医などに伝わることはなく、がんと家族の相談室も、記録を残さないでほしいというご希望があれば、そのとおりにお聞きします。ただし、本人の病状について医療者に詳しく聞くときは、本人の同意を確かめておくのが基本です。[/gk_q][gk_q q=”本人の主治医に、家族から電話で質問してもいいのですか?”]対応は病院によって違います。外来や病棟の看護師が、家族からの電話を受けてくれることも多いので、まず看護師に「家族ですが、聞きたいことがあります」と伝えてみてください。本人の同意が必要かどうかも、そのときに確かめられます。[/gk_q][gk_q q=”第三の相手に話すと、家族に話さなくなりそうで心配です。”]第三の相手は、家族の代わりではありません。外で気持ちを言葉にしてみると、家族に伝えたいことと、伝えなくていいことの区別がつきやすくなります。家族に話す前の下ごしらえとして使うつもりで構いません。[/gk_q][gk_q q=”患者会や家族会は、どうやって探せばいいですか?”]病院のがん相談支援センターで、地域の患者会や家族会、患者サロンのことを聞くのが近道です。病院の掲示板やお知らせに、集まりの案内が貼られていることもあります。参加するかどうかは、話を聞いてから決めて構いません。[/gk_q][gk_q q=”何度も同じ不安を話してしまいそうで、気がひけます。”]同じ不安を何度話しても構いません。不安は一度話せば消えるものではなく、話すたびに少しずつ形が変わっていくものです。がんと家族の相談室でも、前に話したことをくり返していただいて構いません。[/gk_q][gk_q q=”話しても気持ちが軽くならなかったら、どうすればいいですか?”]話す相手や話し方が、その夜の気持ちに合っていなかったのかもしれません。声で話して軽くならなければ文字で、窓口で軽くならなければ患者会でと、別の相手を試してみてください。どの相手に話しても眠れない日が続くなら、かかりつけ医などに相談してください。[/gk_q][/gk_faq]次に読むなら
- [gk_link to=”post:hard-to-ask-doctor”]医師に聞きづらいことを、看護師から小さく聞くには?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:cant-tell-family-friends-or-work”]家族に話せない悩みを、関係のない第三者に話す意味は?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:ask-doctor”]診察で聞くことを、どう3つに絞ればいい?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:worried-about-family-cancer-at-night”]家族のがんが心配で眠れない夜、支える側の心を守るには?[/gk_link]
- [gk_link to=”post:night-contact-card-for-cancer”]夜に連絡する相手を、昼のうちに決めておくには?[/gk_link]
- [gk_link to=”page:for-family”]ご家族は、相談室でどんな話ができますか?[/gk_link]