散歩から戻り、1歳児を両腕に一人ずつ抱えて園の階段を上がる。午睡明けにはしゃがんだまま何人もの着替えを手伝い、立ち上がるときに思わず「よいしょ」と声が出る。夕方、駐車場の車に乗り込んだあと、シートにもたれたまま10分ほど動けない。20代のころは、仕事帰りに買い物をして夕飯も作れていたのに。
40代に入ってから、こうした場面が少しずつ増えてきたと感じている保育士は少なくありません。保育の仕事は好きで、子どもたちもかわいい。それなのに、体がついてこない。50代が見えてくると、「あと何年この体で続けられるのか」という不安も重なってきます。
この記事では、40代・50代の保育士が「体力的にきつい」「もう限界かもしれない」と感じたときに、負担の出どころを見つける方法、受診を考えたいサイン、働き方を変える順番と園への伝え方を整理しました。体に合わせて働き方を変えたモデルケースも紹介します。体力が落ちたのは、あなたの努力が足りないからではありません。
この記事でわかること
- 40代・50代の保育士が「体力的にきつい」と感じる場面の分け方
- 受診を考えたい体のサインと、相談できる窓口
- 担当・シフト・休憩・勤務時間・職場の順に働き方を変える方法
- 園に体力面の調整を相談するときの伝え方
- 50代で体力の限界を感じたときの職場の選び方
結論
40代・50代の保育士が体力的にきついと感じたら、まず「どの場面で体力を使っているか」を、抱っこ・しゃがむ動作、走る・外遊び、早番や遅番などの時間帯、行事前の残業の4つに分けて確かめます。痛みや不調が続いているなら先に受診し、そのうえで担当クラス、シフト、休憩、勤務時間、職場の順に、変えやすいところから変えていきます。体力の衰えは努力不足ではなく、年齢とともに誰にでも起きる変化です。我慢を続けるより、働き方を体に合わせるほうが、保育を長く続けられます。
01「体力的にきつい」はどこから来ているかを4つに分ける
要点:保育士の体の負担は、抱っこ・しゃがむ、走る・外遊び、勤務の時間帯、行事前の残業の4つに分けられます。どれが一番重いかで、変えるべきところが変わります。
「体力的にきつい」と一言で言っても、その中身は人によってかなり違います。乳児クラスの担任は腰や膝がつらく、幼児クラスの担任は外遊びのあとにぐったりする。早番と遅番が交互に続くと、どのクラスでも睡眠が乱れます。まずは、自分の疲れがどこから来ているのかを分けてみてください。
図1
抱っこ・しゃがむ
乳児クラスの抱っこ、おむつ替え、低い机での食事の介助、着替えの手伝い
腰や膝に負担が集まる
走る・外遊び
幼児クラスの鬼ごっこ、散歩の引率、運動会の練習
脚と心肺の疲れが翌日に残る
勤務の時間帯
早番7時・遅番19時の行き来、連続勤務、延長保育
睡眠のリズムが崩れる
行事前の残業
発表会や運動会の準備、壁面制作、持ち帰り仕事
回復の時間が削られる
体の負担は、保育士が仕事を辞める理由としても上位にあります。東京都の調査では、過去に保育士として働いていた人が辞めた理由として、健康上の理由(体力を含む)を挙げた人が20.6%いました[1]。
図2
保育士を辞めた理由(東京都保育士実態調査〔令和4年度〕・複数回答の上位5項目)[1]
「仕事量が多い」「労働時間が長い」も、体の負担と深く結びついています。体力の問題は、あなた一人の問題ではなく、多くの保育士が向き合ってきた働き方の問題でもあるのです。
体力の衰えは、努力不足ではない
保育士の平均年齢は40.3歳です[2]。40代は現場の中心にいる世代であり、同時に、体の変化を感じ始める世代でもあります。筋力や回復力は、年齢とともに少しずつ変わっていきます。20代と同じ動き方を続けていれば、きつくなるのは当然です。
大切なのは、「まだ頑張れる」と我慢を重ねることではなく、今の体に合った動き方と働き方を探すことです。体力の衰えを認めることは、保育士として長く働き続けるための第一歩です。
1週間の「体力メモ」をつけてみる
どこに負担が集まっているかを知るには、1週間だけ簡単なメモをつけるのが近道です。毎日の帰り道に、次の3つを書き留めてください。
- その日一番つらかった場面(例:散歩帰りの階段、午睡明けの着替え)
- 痛みや疲れの強さを10段階で
- その日の勤務の時間帯(早番・普通番・遅番)
1週間分を並べると、「遅番の翌日の早番がきつい」「抱っこが多い日に腰の痛みが強い」といった傾向が見えてきます。この記録は、受診のときにも、園に相談するときにも、そのまま使える材料になります。
02受診を考えたい体のサインと、相談できる窓口
要点:痛みやしびれ、疲れが抜けない状態が2週間以上続くなら、働き方を変える前に受診を考えてください。心の疲れが重なっているときは、公的な相談窓口も使えます。
体力の問題は、ただの疲れに見えて、治療が必要な不調が隠れていることもあります。次のようなサインがあれば、自己判断で我慢せず、医療機関に相談してください。
図3
- 腰や膝の痛みが2週間以上続く整形外科で、仕事中の動作も含めて相談する
- 手足のしびれがある早めに受診する。我慢していると悪化することもある
- 朝起きても疲れが抜けない日が続く睡眠の質や体調の変化を内科で相談する
- 動悸やめまい、のぼせが気になる内科や婦人科で相談する。年齢による体の変化のこともある
- 休みの日は寝て過ごすしかない回復が追いついていないサイン。勤務の見直しが必要
- 出勤前に気持ちが沈む、涙が出る心の疲れも重なっている。心療内科や相談窓口を考える
- ヒヤリハットが増えた疲れで注意力が落ちているサイン。子どもの安全にも関わる
受診のときは、先ほどの体力メモを持っていくと、医師に仕事の様子が伝わりやすくなります。「1歳児クラスで、1日に何十回も抱っこをしています」「早番と遅番が週に2回ずつあります」のように、具体的に話すと、仕事を続けながらできる対策を一緒に考えてもらいやすくなります。
40代以降は、ホルモンの変化などで体調が揺らぎやすい時期でもあります。原因が分からない不調が続くときは、内科や婦人科で相談してみてください。体調不良で仕事を休むときの考え方は体調不良で仕事を休むときの判断と伝え方にまとめています。
心の疲れが重なっているときの相談先
体のつらさが続くと、気持ちも沈みやすくなります。働く人向けの「こころの耳電話相談」(0120-565-455)は、平日17時〜22時、土日10時〜16時に受け付けています[3]。電話が苦手な人は、LINEを使ったSNS相談も、平日17時〜22時、土日10時〜16時に利用できます[4]。
職員が50人以上いる職場では、年に1回のストレスチェックが義務になっています。結果は本人の同意なく園に伝えられることはなく、受けないことや面接指導を申し出たことを理由に不利な扱いをすることも禁止されています[5]。結果が気になったときは、面接指導を申し出ることも一つの方法です。
03働き方を変える順番:小さな変更から試す
要点:働き方は、担当クラス、シフト、休憩、勤務時間、職場の順に、変えやすいところから試していきます。いきなり辞めるより、今の園で調整できることから始めるほうが、収入や経験を守りながら体を楽にできます。
体力的にきついと感じると、「もう保育士は無理かもしれない」と一気に考えてしまいがちです。けれど、変えられるところは思ったよりたくさんあります。小さな変更から順に試していけば、保育を続けたまま体を守れることも少なくありません。
図4
このままの働き方では続かない
- 担当クラスを変える抱っこがつらいなら幼児クラスへ、走り回るのがつらいなら乳児クラスや異年齢クラスへ
- シフトの偏りを直す早番・遅番の回数や連続を減らし、睡眠のリズムを守る
- 休憩をきちんと取る6時間を超える勤務なら45分以上の休憩が必要[6]
- 勤務時間を減らす短時間勤務やパートに切り替え、週の負担そのものを減らす
- 職場を変える園の規模や種類、通勤時間を変えて、体に合う環境を選ぶ
担当クラスを変える
同じ保育でも、年齢によって体の使い方はまったく違います。0〜1歳児クラスは、抱っこやおむつ替え、低い姿勢での食事の介助が続き、腰や膝に負担が集まります。4〜5歳児クラスは、抱っこは減る一方で、外遊びや運動会の練習で走り回ることが増えます。自分の負担がどちらから来ているかが分かれば、担当の希望を出すときの根拠になります。
シフトの偏りを直す
早番7時と遅番19時が交互に続くと、睡眠の時間がずれて疲れが抜けにくくなります。1か月の早番と遅番の回数を数えてみて、ほかの職員と比べて偏っていないかを確かめてください。回数そのものより、「遅番の翌日に早番」という並びがつらいことも多いので、並び方の相談も効果があります。家族の協力が得られる人は、早番の日の朝の家事を分担してもらうなど、家の中の段取りを変えるだけでも、睡眠の時間を30分ほど確保できることがあります。
休憩をきちんと取る
労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を、勤務の途中に与えなければならないと法律で決められています。休憩は自由に使える時間でなければなりません[6]。午睡中に連絡帳を書きながら子どもを見ている時間は、本来の休憩とは言えません。休憩が取れていない状態が続いているなら、体力の問題の前に、働き方の仕組みの問題です。
勤務時間を減らす
担当やシフトを変えても体がもたない場合は、勤務時間そのものを減らす方法があります。短時間勤務の正社員制度がある園もあれば、パートに切り替える方法もあります。収入は減りますが、体を休める時間が増えることで、長く働き続けられるようになることもあります。勤務時間の減らし方は保育士が働く時間を減らしたいときの方法で詳しく紹介しています。
04園に体力面の調整を相談するときの伝え方
要点:「体力がなくて」とだけ伝えるより、どの場面で、どのくらいつらいかを事実で伝え、具体的なお願いと、代わりにできることをセットで話すと、園も動きやすくなります。
体力面の相談をためらう理由として多いのが、「年齢のせいにされたくない」「もう使えないと思われたくない」という気持ちです。だからこそ、気持ちではなく事実で伝えることが大切です。次の順番で話を組み立ててみてください。
図5
- 事実「散歩のあと、1歳児を抱えて階段を上がるときに腰に痛みが出ます」
- 期間「2か月ほど続いていて、整形外科に通っています」
- 影響「午後に動きが鈍くなり、子どもの安全が心配です」
- お願い「来年度は幼児クラスを希望します。難しければ早番を月4回までにしていただけると助かります」
- 代わりにできること「行事の計画や新人のフォローは、これまでどおり担います」
最後の「代わりにできること」があると、相談が「負担を減らしてほしい」というお願いだけで終わらず、園にとっても前向きな提案になります。ベテランが持っている経験は、体を動かす場面以外でも生かせます。
人手を増やす仕組みもある
現場の保育士が求める改善として、「職員数の増員」を挙げた人は48.6%いました[7]。人手が足りなければ、一人ひとりの体の負担は大きくなります。国には、保育士の業務を補助する人を雇うための保育補助者雇上強化事業や[8]、保育士資格がなくても周辺の業務を担う保育支援者の配置を支える保育体制強化事業があり[9]、こうした仕組みを使って補助の人手を増やしている園もあります。
自分の体の話をきっかけに、園全体の負担の分け方を見直す話につながることもあります。相談は、自分だけのためではないと考えてみてください。
相談するタイミング
担当クラスの希望は、次年度のクラス編成が決まる前に伝えるのが基本です。シフトの相談は、翌月のシフトが作られる前に伝えると調整してもらいやすくなります。痛みが強いときは、時期を待たずにすぐ伝えてください。我慢して事故やけがにつながるほうが、園にとっても大きな問題です。
05相談事例:抱っこの多い1歳児担任から、体に合う働き方へ
要点:ここでは、腰の痛みを我慢しながら1歳児クラスの担任を続けていた40代の保育士が、受診と園への相談を通じて働き方を変えたモデルケースを紹介します。
「もう若くない」を認めたら、保育がまた楽しくなった
相談事例(モデルケース)
- お名前
- あきさん(仮名)・47歳
- 保育士歴
- 22年目(相談当時)
- 勤務先
- 私立の認可保育園(定員約70名)、1歳児クラス担任
- 変化
- 早番 月8回 → 月4回、休日に寝て過ごす日 週2日 → ほぼなし
編集部体力の限界を感じたのは、どんなときでしたか。
散歩の帰りに、ぐずった子を2人抱えて階段を上がっていたら、腰にびりっと電気が走ったんです。その週末は、ほとんど横になって過ごしました。正直、それまでも「きついな」とは思っていたんですけど、年のせいにするのが嫌で、見ないふりをしていたんですよね。
編集部受診して、どんなことが分かりましたか。
整形外科で、仕事でどんな動きをしているかを聞かれて、体力メモを見せたんです。1日に抱っこが40回くらい、早番が月8回って。先生に「その働き方なら、20代でも腰を痛めますよ」と言われて、なんだか力が抜けました。私が弱いわけじゃなかったんだって。
編集部園長には、どう伝えたのですか。
一番怖かったのはそこです。「もう使えない」と思われるんじゃないかって。だから、痛みが出る場面と期間、通院していることを話して、来年度は幼児クラスにしてほしい、その代わり行事の計画は引き受けます、と伝えました。園長は「言ってくれてよかった」と言って、すぐに早番の回数を見直してくれました。
編集部働き方を変えてみて、どうですか。
4歳児は走り回るので、別の意味で疲れますよ。でも、鬼ごっこは審判役に回ったり、運動会の練習は若い先生と分担したりして、うまくやっています。腰の痛みは10段階で7くらいだったのが、今は3くらい。休みの日に出かけられるようになったのが、一番うれしいですね。
体が衰えたことより、それを言えずに我慢していたことのほうが、ずっとしんどかったです。
あきさん(仮名)
あきさんは翌年度から4歳児クラスの担任になり、早番は月8回から月4回に減りました。1歳児クラスには、園が新たに保育補助のパート職員を配置したそうです。整形外科でのリハビリも続け、休みの日を寝て過ごすことはほとんどなくなっています。
あきさんの例が教えてくれるのは、体力の問題は「我慢する」か「辞める」かの二択ではないということです。負担の出どころを記録し、受診で状態を確かめ、事実をもとに相談したことで、あきさんは保育を続けながら体を守る道を見つけました。
もう一つ注目したいのは、あきさんの相談が、1歳児クラスに補助の職員が入るきっかけにもなったことです。ベテランが体のつらさを言葉にすることは、同じように我慢している若い職員を守ることにもつながります。
※相談で多く寄せられる状況をもとに再構成したモデルケースです。特定の個人ではなく、数値は一例です。
図6
早番の回数
1日の抱っこの回数
腰の痛み(10段階)
休日に寝て過ごす日
0650代で体力の限界を感じたときの職場の選び方
要点:今の園で調整しても体がもたない場合は、職場を変えることも選択肢です。職場の種類によって、抱っこの量、動き回る量、働く時間帯が大きく違うため、自分の負担の出どころに合わせて選びます。
50代になると、担当やシフトを変えても、体の回復が追いつかないことがあります。そのときは、職場そのものを体に合わせて選び直す段階です。選ぶときは、給与や通勤だけでなく、「その職場では体のどこを使うか」という視点を持ってください。
図7
| 職場 | 抱っこ・しゃがむ | 走る・動き回る | 主な時間帯 |
|---|---|---|---|
| 大きな園の幼児クラス | 少なめ | 多い | 早番・遅番のシフトがある |
| 小規模保育(0〜2歳児) | 多い | 少なめ | 開所時間による |
| 学童保育 | ほとんどない | 外遊びで動く | 午後から夜が中心 |
| 一時預かり・子育て支援の場 | 乳児が多い | 少なめ | 日中が中心 |
| 保育補助・パート | 担当による | 担当による | 時間帯を選びやすい |
たとえば、腰の負担が一番の悩みなら、抱っこの少ない幼児クラスや学童保育が候補になります。脚や心肺の疲れが悩みなら、少人数で落ち着いた環境の小規模保育や一時預かりが合うかもしれません。時間帯の負担が一番なら、早番・遅番のない日中だけの勤務を探す方法があります。
見学では「体の使い方」を見る
職場を移るなら、見学のときに体の負担を確かめておきましょう。保育室が2階以上にあるか、エレベーターはあるか、子ども用の低い机で大人が作業する場面が多いか、散歩の距離はどのくらいか。給与や休日は求人票で分かりますが、こうした体の使い方は、実際に見ないと分かりません。
同じ年代の職員がいるかどうかも、見ておきたいところです。40代・50代の職員が働いている園は、体力面の配慮についても話がしやすいことがあります。
50代の働き方全体の考え方は50代の保育士が辞めたいと感じたときの選択肢、40代で働き方に迷っている人は40代の保育士が辞めたいと感じたときの考え方も参考にしてください。
体の不調で退職する場合に知っておきたいこと
体の不調を理由に退職する場合、雇用保険の手続きで知っておきたいことがあります。正当な理由のない自己都合退職では、2025年4月以降の離職なら原則1か月の給付制限があります[10]。一方で、体力の不足や心身の障害、病気などによる退職は、正当な理由のある自己都合退職として「特定理由離職者」にあたる場合があります[11]。判断はハローワークが行うため、受診の記録など事情を説明できるものを残しておくと安心です。
07無理をしないために、正直に伝えたいこと
要点:体力は工夫で補える部分と、補えない部分があります。そして、体の限界は子どもの安全の限界にもつながります。我慢を美徳にしないことが、自分と子どもを守ることになります。
1. 工夫で補える部分と、補えない部分がある
抱っこのときに膝を使う、しゃがむ代わりに低い椅子に座る、走る遊びは審判役に回る。こうした工夫で、体の負担はかなり減らせます。けれど、睡眠のリズムの乱れや、回復にかかる時間の長さは、工夫だけでは補いきれません。工夫しても楽にならない部分は、働き方そのものを変えるサインだと受け止めてください。
2. 我慢の限界は、子どもの安全の限界でもある
疲れがたまると、注意力が落ちます。午睡チェックの間隔が空いてしまう、散歩中の人数確認が遅れる、といった小さなほころびは、体の限界が近いサインです。「まだ大丈夫」と我慢を続けることは、自分だけでなく、目の前の子どもたちを守ることからも遠ざかってしまいます。体を守ることは、保育の質を守ることでもあります。
体力のことは、職場の人には話しにくいものです。同じ世代の悩み全体はベテラン保育士が辞めたいと感じたときの選択肢にまとめています。今の園で続けるか移るかを決めていなくても、ほいくの相談室では体に合う働き方を一緒に考えることができます。
よくある質問
40代で体力が落ちたと感じるのは、普通のことですか?
多くの人が感じる変化です。保育士の平均年齢は40.3歳で[2]、40代は現場の中心にいる世代でもあります。体の変化を感じたら、我慢するより、動き方や働き方を今の体に合わせていくことを考えてください。
体力的にきついことを理由に、担当クラスの希望を出してもいいですか?
希望を出して構いません。「体力がない」とだけ伝えるより、どの場面でどのくらいつらいかを具体的に話し、代わりに担えることを添えると、園も検討しやすくなります。すべての希望が通るとは限りませんが、伝えなければ何も変わりません。
体力的にきつくて辞める場合、失業給付はどうなりますか?
体力をつけるために、運動をしたほうがいいですか?
運動が役に立つことはありますが、痛みがある状態で自己流の運動をすると、かえって悪化することもあります。まずは医師に相談し、仕事を続けながらできる体の使い方や運動について助言を受けてください。
転職の面接で、体力に不安があることを伝えるべきですか?
隠す必要はありませんが、「体力がない」と伝えるより、担当したい年齢や働ける時間帯を具体的に伝えるほうが前向きに受け取られます。入職してから無理が重なるより、最初に条件をすり合わせておくほうが、長く続けやすくなります。
正社員のまま、勤務時間を減らすことはできますか?
園によっては、短時間勤務の正社員制度を設けているところもあります。制度があるかどうかは就業規則で確かめ、分からなければ園長や事務担当に聞いてみてください。制度がない場合は、パートへの切り替えや、制度のある園への転職も選択肢になります。
参考にした資料
- 東京都福祉局「令和4年度東京都保育士実態調査 調査結果の概要」
- 厚労省 職業情報提供サイト(job tag)「保育士」
- こころの耳「働く人の『こころの耳電話相談』」
- こころの耳「働く人の『こころの耳SNS相談』」
- 確かめよう労働条件「ストレスチェックってな〜に?」
- e-Gov法令検索「労働基準法」
- 東京都福祉局「令和4年度東京都保育士実態調査 調査結果の概要」
- こども家庭庁「令和8年度 保育関係予算の概要」
- こども家庭庁「令和8年度 保育関係予算の概要」
- ハローワーク「よくあるご質問(雇用保険について)」
- ハローワーク「特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲と判断基準」
※制度や数値は記事の更新時点で公的機関の資料により確認しています。最新の情報は各リンク先でご確認ください。