履歴書の志望動機の欄に「貴園の、子ども一人ひとりを大切にする保育方針に共感し、志望いたしました」と書いて、ペンを置く。読み返してみると、どこかで見たような文です。園の名前を別の園に差し替えても、そのまま通じてしまう。かといって、ほかに何を書けばいいのかも浮かびません。
志望動機に悩むのは、文章が苦手だからではありません。多くの園のホームページには「一人ひとりを大切に」「のびのびと」「心豊かに」といった、よく似た言葉が並んでいます。その言葉だけを手がかりに書こうとすると、どうしても似たような文になってしまうのです。
この記事では、保育士の志望動機を「園の事実」「自分の経験」「入職後にやりたいこと」の3つの材料から組み立てる方法と、状況別の例文、自己PRの作り方までをまとめました。例文は写すためではなく、自分の言葉に置き換えるための型として使ってください。
この記事でわかること
- 志望動機が「どの園にも出せる文」になってしまう理由
- 園の方針と自分の経験をつなぐ、志望動機の3つの材料と組み立て方
- 経験やきっかけ別の志望動機の例文と、自己PRの例文
- 例文を使うときに気をつけたいことと、本音の理由との向き合い方
結論
保育士の志望動機は、①その園を選んだ理由(保育方針や取り組みの中で、具体的にひかれた点)、②その点と重なる自分の経験、③入職後にやりたいこと、の3つを200〜300字でつなげて作ります。「保育方針に共感しました」だけでは、どの園にも出せる文になってしまうため、園のホームページや見学で見た具体的な事実を一つ入れ、自分の保育のどの場面と重なるのかを書くのがこつです。自己PRは「強み→その強みが表れた場面→園でどう活かすか」の順にまとめ、志望動機と同じ経験を別の角度から語ると、書類と面接で話がぶれません。
01志望動機が「どの園にも出せる文」になる理由
要点:使い回しに見える志望動機の多くは、園の「方針の言葉」だけを材料にしていて、園の「具体的な事実」と「自分の経験」が入っていません。この2つを足すだけで、その園にしか出せない志望動機に変わります。
保育所の保育は、どの園も国の保育所保育指針をふまえて行われています。指針は、総則、保育の内容、健康及び安全、子育て支援、職員の資質向上の5つの章で構成されていて[1]、園の保育方針もこの考え方を土台にしています。だからこそ、方針の言葉だけを比べると、どの園も似て見えるのは自然なことです。違いが出るのは、その方針を毎日の保育でどう形にしているか、という具体的なところです。
図1
| 材料 | どの園にも出せる文 | その園にしか出せない文(例) |
|---|---|---|
| 園を選んだ理由 | 子ども一人ひとりを大切にする方針に共感した | 見学で、2歳児の食事の時間に、食べ終わるまで急かさずに待つ関わりを見た |
| 自分の経験 | 子どもが好きで、保育の仕事にやりがいを感じている | 前の園で1歳児の担任をしたとき、食事のペースの違いに悩み、配膳の順番を工夫した |
| 入職後にやりたいこと | 貴園で成長したい | 乳児クラスで、生活の場面一つひとつを子どもと一緒に進める保育をしたい |
右の列の文には、見学で見た場面と、自分が実際にしてきたことが入っています。読み手の園長は「この人は、うちの保育をちゃんと見てくれた」「この経験なら、あのクラスで活かしてもらえそうだ」と具体的に想像できます。志望動機の役割は、熱意を伝えること以上に、この想像を手伝うことです。
02志望動機の作り方:3つの材料をつなぐ
要点:志望動機は「園の事実→自分の経験→入職後にやりたいこと」の順でつなぎます。それぞれ1〜2文、合わせて200〜300字にまとめると、履歴書の欄にも面接の答えにも使える長さになります。
図2
- 園の事実を一つ選ぶ方針の言葉ではなく、見学やホームページで分かった具体的な取り組みや場面を一つ選びます
- 自分の経験とつなげるその取り組みと重なる、自分の保育の場面を一つ思い出し、何をしたかを書きます
- 入職後にやりたいことを書くその園で、自分の経験をどう活かし、何に挑戦したいかを一文で書きます
- 200〜300字に整える「〜に共感し」「〜の経験を活かし」「〜したいと考え、志望いたしました」の流れに整えます
基本の型
3つの材料がそろったら、次の型に当てはめてみてください。
- 1文目(園の事実):貴園の○○という取り組み(見学で拝見した○○の場面)にひかれました。
- 2文目(自分の経験):私は前職で○歳児クラスを担当し、○○に取り組んできました。
- 3文目(つながり):○○を大切にしている貴園なら、この経験を活かせると考えています。
- 4文目(入職後):入職後は○○クラスで、○○に取り組みたいと考え、志望いたしました。
型に当てはめると、最初は少しかたい文になりますが、それで問題ありません。書けたら声に出して読み、自分が普段使わない言い回しを、話し言葉に近い表現へ直していきます。面接で同じ内容を話すときに、自然に口から出てくる文になっていれば完成です。
面接で話すときは「結論から」に並べ替える
履歴書に書いた志望動機を面接で話すときは、順番を少し変えると伝わりやすくなります。書類では「園の事実→自分の経験→入職後」の順が読みやすいのですが、話すときは「○○にひかれて志望しました」と結論を先に言い、そのあとに見た場面と自分の経験を続けます。聞き手は最初の一言で話の方向が分かるので、続く経験の話が頭に入りやすくなります。時間は1分ほど、文字にすると300字前後が目安です。丸暗記した文を読み上げるより、3つの材料をキーワードでメモしておき、その場で言葉をつなぐほうが、表情も声も自然になります。
03園の方針と取り組みの調べ方
要点:志望動機の材料になる「園の事実」は、ホームページ、求人票、パンフレットや園だより、見学の4つから集めます。中でも見学で見た場面は、ほかの応募者と重ならない、いちばん強い材料になります。
図3
- ホームページの保育方針と保育目標園が言葉で大切にしていることが分かります。ただし、ここだけで書くと似た文になりやすい点に注意します
- ホームページの1日の流れと年間行事異年齢の活動、外遊びの時間、行事の数など、方針が毎日の保育にどう表れているかが分かります
- ブログや園だより子どもの遊びや季節の活動の様子から、園が大事にしている場面が見えます
- 求人票の仕事内容と勤務条件募集しているクラスや働き方が分かり、入職後にやりたいことを具体的に書けます
- 見学で見た子どもへの声かけ保育士の言葉や待ち方に、方針が最もよく表れます。メモしておくと志望動機の核になります
- 見学で見た環境遊具や絵本の置き方、壁面の量などから、子どもの主体性をどう考えているかが分かります
- 見学で聞いた職員の話担任どうしの連携、研修、行事の準備の進め方など、働き方と保育の両方の材料になります
求人票には、業務の内容や就業時間、休日、賃金などを明示することが法律で決められていて、原則として最初の面接までにすべて示されることになっています[2]。募集しているクラスや仕事の範囲が書かれていれば、それも「入職後にやりたいこと」の材料になります。見学のときにどんなことを聞けばいいかは保育士の園見学で聞くことに、自分に合う方針の園の見つけ方は保育方針が合う園の選び方にまとめています。
04状況別・保育士の志望動機の例文
要点:志望動機の例文は、経験や転職のきっかけによって、強調するところが変わります。ここでは7つの状況の例文を紹介します。園の事実と自分の経験の部分を、自分が見たことと、自分がしてきたことに置き換えて使ってください。
1. 経験3〜5年で、乳児クラスの経験を活かしたい
例文:見学で、1歳児クラスの先生方が、食事の時間に子どもが自分で食べようとする姿を急かさずに待っている姿を拝見し、生活の一つひとつを大切にする保育だと感じました。私は前職で4年間、0〜2歳児クラスを担当し、一人ひとりの食べるペースに合わせて配膳の順番を変えるなど、生活の場面での関わりを工夫してきました。貴園の乳児クラスで、この経験を活かしながら、子どもが「自分でできた」と感じられる場面を増やしていきたいと考え、志望いたしました。
2. 大きな園から、小規模な園に移りたい
例文:定員19名の小規模保育園として、子ども一人ひとりと保護者に向き合う時間を大切にされている点にひかれました。前職は定員150名の大規模園で、行事の運営や職員間の連携を学びましたが、もっと一人ひとりの育ちを近くで見守りたいと思うようになりました。貴園では、連絡帳や送迎時の会話を通して保護者と一緒に子どもの成長を喜べる保育士として、長く勤めたいと考えています。
3. 子育てと両立しながら長く働きたい
例文:職員の方の勤務時間がシフト表で明確に分かれ、子育て中の先生方も長く勤めていると見学でうかがい、私もここで長く保育を続けたいと感じました。私自身も子育てをしながら、前職で5年間、幼児クラスの担任を務めてきました。限られた時間の中で、月案や行事の準備を勤務時間内に終える段取りを身につけています。貴園でも、その段取り力を活かして、子どもとの時間を大切にする保育に取り組みたいと考えています。
4. 異年齢保育や自然の中での遊びに取り組みたい
例文:3〜5歳児が一緒に過ごす異年齢の活動と、毎日の散歩や畑での活動を大切にされている点に、強くひかれました。前職では5歳児クラスの担任として、年下の子の着替えを手伝う当番活動を提案し、年長児が自分から小さな子に声をかける姿が増えていくのを見てきました。貴園の異年齢の保育の中で、子ども同士が育ち合う場面を支える保育士になりたいと考え、志望いたしました。
5. 保育園から認定こども園へ移りたい
例文:教育と保育の両方を大切にし、保育園の子どもと幼稚園の子どもが一緒に過ごす環境で、多様な家庭に寄り添う取り組みをされている点にひかれました。前職の保育園では、延長保育を利用する家庭が多く、保護者の働き方に合わせた連絡の工夫を重ねてきました。貴園では、さまざまな生活リズムの子どもが安心して過ごせるよう、これまでの経験を活かしたいと考えています。
6. ブランクから保育の仕事に戻りたい
例文:ブランクのある保育士に向けた研修や、最初の1か月は担任を持たずにクラスに慣れる期間を設けていると求人票で拝見し、もう一度保育の仕事に戻るならこの園で、と考えました。以前は3年間、2歳児と3歳児の担任をしていました。子育てで離れていた期間に、自分の子どもの成長を通して、乳幼児の生活の細やかさを改めて学びました。その経験も活かしながら、一つひとつの仕事を丁寧に覚え、貴園の保育に貢献したいと考えています。
7. 働き方や待遇を見直したことがきっかけ
例文:求人票と見学で、行事の準備や書類の時間がシフトの中に組み込まれ、持ち帰りの仕事をなくす取り組みをされていると知り、ここでなら保育に集中しながら長く働けると感じました。前職では、発表会の準備などで家での作業が続き、子どもと向き合う力を保つことの大切さを実感しました。その経験から、勤務時間の中で計画的に仕事を進める段取りを意識してきました。貴園では、その段取りを活かしながら、毎日の保育の質を高めることに力を注ぎたいと考えています。
どの例文にも、見学や求人票で分かった事実、自分の経験、入職後のイメージの3つが入っています。自分の文を作るときは、この3つのうちどれかが抜けていないかを確かめてください。
05自己PRの作り方と例文
要点:自己PRは、強みを一つに絞り、その強みが表れた場面を一つ、応募先でどう活かすかを一文で書きます。志望動機で使った経験を別の角度から語ると、書類全体に一貫性が出ます。
保育士の自己PRで使いやすい強みには、次のようなものがあります。自分に当てはまるものを一つ選び、それを裏づける場面を思い出してみてください。
図4
- 1
子どもの変化に気づく観察力
午睡や食事の様子のちょっとした違いに気づき、保護者や看護師と共有した場面
- 2
段取りと時間の使い方
行事の準備や書類を、勤務時間内に終えられるよう計画した場面
- 3
保護者との信頼づくり
連絡帳や送迎時の会話で、保護者の不安を和らげた場面
- 4
チームで動く力
担任どうしで役割を分け、クラスの運営を立て直した場面
- 5
表現する力
ピアノ、絵本の読み聞かせ、製作などで、子どもの興味を広げた場面
- 6
安全への意識
ヒヤリハットを共有し、遊具や動線の見直しにつなげた場面
自己PRの例文
例文(観察力):私の強みは、子どもの小さな変化に気づく観察力です。0歳児クラスの担任をしていたとき、午睡中の呼吸や寝返りの様子を5分ごとに確認するなかで、ある子の眠りが浅い日が続いていることに気づき、保護者と相談して家庭での様子を共有しました。生活リズムを家庭と園でそろえたことで、日中の機嫌が安定していきました。貴園でも、一人ひとりの様子を丁寧に見て、保護者と一緒に育ちを支えたいと考えています。
例文(段取り):私の強みは、仕事の段取りを考え、時間内に終える工夫ができることです。前職で運動会の担当になったとき、準備の作業を週ごとに分け、担任3人で分担表を作りました。その結果、例年は持ち帰りが多かった衣装や道具の準備を、勤務時間内にほぼ終えられました。貴園でも、子どもと向き合う時間を確保するために、段取りの工夫を続けていきたいと思います。
例文(チームで動く力):私の強みは、担任どうしの意見を聞き、クラスを一つの方向にまとめる力です。2歳児クラスで担任が3人とも入れ替わった年、週に1回10分の打ち合わせを提案し、子どもへの声かけのルールをそろえました。子どもたちが落ち着いて過ごせる時間が増え、保護者からも安心したという声をいただきました。貴園でも、チームで保育をつくる一員として力を尽くしたいと考えています。
06相談事例:「共感しました」から、見学で見た場面へ
要点:ここでは、どの園にも同じ志望動機を出していた保育士が、見学の場面を材料に書き直したモデルケースを紹介します。書き直す前と後で、面接での手応えがどう変わったかに注目してください。
志望動機の材料は、見学のメモの中にあった
相談事例(モデルケース)
- お名前
- ももかさん(仮名)・25歳
- 保育士歴
- 4年目(新卒から同じ園)
- 勤務先
- 私立の認可保育園(定員約150名)、5歳児クラス担任
- 住まい
- 地方都市で一人暮らし
- 変化
- 応募先ごとに書き直した志望動機 0園 → 2園、志望動機の長さ 約120字 → 約280字
編集部最初に書いた志望動機は、どんな内容でしたか。
「貴園の、子どもの主体性を大切にする保育方針に共感しました。これまでの経験を活かして頑張りたいです」っていう、120字くらいの文でした。応募した3園、全部同じ文です。正直、志望動機ってそういうものだと思ってました。
編集部書き直そうと思ったきっかけは何でしたか。
1園目の面接で「うちの園のどんなところが主体性を大切にしていると思いましたか」って聞かれて、答えられなかったんです。ホームページの言葉をそのまま使っただけだったから。帰り道、恥ずかしくて泣きそうでした。
編集部どうやって書き直しましたか。
相談で「見学のとき、メモを取りましたか」って聞かれて、スマホのメモを見返したら、ちゃんと書いてあったんです。「年長の子が、年少の子の靴をそろえてあげていた。先生は手を出さずに見ていた」って。そこから、私が前の園で年長の当番活動を提案したことを思い出して、つなげて書きました。
編集部書き直したあと、面接はどうでしたか。
2園目の面接で、志望動機を話したら、園長先生が「その場面、うちの職員も大事にしているところなんです」って、身を乗り出して聞いてくれて。そこから異年齢の活動の話が広がって、気づいたら面接の時間を少し過ぎていました。
志望動機の材料は、自分のスマホのメモにちゃんと残っていました。
ももかさん(仮名)
ももかさんは、書き直した志望動機で応募した2園のうち、異年齢の活動を取り入れている定員60名ほどの保育園から内定を受けました。現在は3〜5歳児の異年齢クラスを担当し、当番活動の進め方を任されているそうです。
このケースから持ち帰れるのは、志望動機の材料は「探しに行くもの」ではなく、見学や自分の保育の中にすでにあるものだ、ということです。見学では、印象に残った場面を一行だけでもメモしておくと、書くときの大きな助けになります。
※相談で多く寄せられる状況をもとに再構成したモデルケースです。特定の個人ではなく、数値は一例です。
図5
志望動機の長さ
見学で見た場面の記述
自分の経験の記述
応募先ごとに書き直した園
07例文をそのまま使う前に、知っておきたい限界
要点:例文は文の組み立てを学ぶための型で、そのまま使うと面接で深く聞かれたときに答えられません。また、志望動機の本音が「給与」や「通勤」でも、それを恥じる必要はありません。本音を土台に、園を選んだ具体的な理由を添えれば十分です。
1. 例文の言葉では、深い質問に答えられない
面接では、志望動機について「具体的にはどんなところですか」「前の園ではどうしていましたか」と、一歩踏み込んだ質問がよくあります。例文の言葉をそのまま使っていると、ここで答えに詰まってしまいます。例文は、文の流れを借りるためのもの。中身は、自分が見たことと、自分がしてきたことに必ず置き換えてください。面接での答え方は保育士の面接でよく聞かれる質問と答え方で詳しく紹介しています。
2. 本音の理由は、隠すより「添える」
転職の本当のきっかけが、給与や通勤時間、勤務時間だという人は少なくありません。東京都の調査でも、過去に保育士として働いた人が保育の仕事に戻るときに希望する条件として、1日の勤務時間が73.8%、年収などの給与が69.0%、片道の通勤時間が61.6%挙げられています[3]。働く条件を大切にするのは、長く保育を続けるためにも自然なことです。
志望動機では、条件の話だけで終わらせず、「通勤が近くなることで、早番や延長保育にも柔軟に入れます」のように、条件が園にとってもよいことにつながる形で添えると、本音を隠さずに前向きに伝えられます。前の園を辞める理由の伝え方は、面接で退職理由を前向きに伝える方法でまとめています。
3. 書けないときは、園選びに戻ってもいい
どうしても志望動機が書けない園は、自分にとって「なぜその園なのか」がまだはっきりしていない園かもしれません。そのときは、無理に文を作るより、見学に行く、別の園と比べる、といった一つ前の段階に戻るほうが近道です。転職活動の全体の流れの中で、今どこにいるかは保育士の転職活動の流れで確かめられます。
ももかさんの志望動機の核になったのは、本人が何気なく残していた見学のメモでした。自分では材料だと思っていない場面を、会話の中で拾い上げてもらえることもあります。ほいくの相談室では、応募先をまだ決めていない段階から、どんな園なら自分の経験が活きるかを一緒に考えています。
よくある質問
志望動機は何文字くらいにまとめればいいですか?
履歴書の欄なら200〜300字ほど、面接で話すなら1分(300字前後)が目安です。長すぎると要点がぼやけるので、園の事実、自分の経験、入職後にやりたいことの3つが入っていれば、短くてもかまいません。
見学に行けなかった園の志望動機は、どう書けばいいですか?
ホームページの1日の流れや年間行事、ブログ、求人票の仕事内容から、具体的な取り組みを一つ選んで材料にします。「ホームページで、毎朝の散歩を大切にされていると拝見し」のように、どこで知ったかを添えると、調べたことが伝わります。面接の場で、見学の機会があるかを聞いてみるのもよい方法です。
志望動機と自己PRの内容が重なってしまいます。
重なること自体は問題ありません。志望動機は「なぜこの園か」、自己PRは「自分は何ができるか」が中心です。同じ経験でも、志望動機では園との接点として、自己PRでは自分の強みの根拠として書き分けると、重なっても役割がはっきりします。
新卒で入った園しか知らず、比べる経験がありません。
一つの園しか知らなくても、その中で担当したクラスや工夫してきたことは、立派な材料です。「前の園では○○だったので、貴園の○○にひかれた」という比べ方ではなく、「自分は○○を大事にしてきたので、○○に取り組む貴園で続けたい」という書き方にすると、前の園を否定せずに伝えられます。
保育の仕事以外からの転職でも、同じ書き方でいいですか?
基本の型は同じです。保育の経験がない場合は、前の仕事で身につけた力のうち、保育の仕事に活かせるもの(段取り、接客で身につけた対人の力など)を「自分の経験」の材料にします。保育士資格を取った理由や、保育の仕事を選んだきっかけを一文添えると、読み手が納得しやすくなります。
複数の園に応募するとき、志望動機はすべて書き直すべきですか?
自分の経験と入職後にやりたいことの部分は、共通で使ってかまいません。書き直すのは、園を選んだ理由の1〜2文です。そこに、その園でしか見られない場面や取り組みを入れるだけで、使い回しに見えない志望動機になります。
参考にした資料
※制度や数値は記事の更新時点で公的機関の資料により確認しています。最新の情報は各リンク先でご確認ください。