夕方5時、ヘッドセットを外すと、部屋の静けさが急に耳に入ってきます。今日話したのは、電話の向こうの相談者と、チャットに打った「確認しました」の一言だけ。冷蔵庫の低い音が、やけに大きく聞こえます。
病棟にいたころは、休憩室の何気ない会話や、申し送りのあとの「おつかれさま」に、自分でも気づかないうちに支えられていました。忙しくて、人間関係にうんざりする日もありました。それでも、顔色の悪い日に「大丈夫?」と声をかけてくれる誰かが、いつも近くにいました。
在宅で働いて感じる孤独は、あなたが弱いから生まれるのではありません。人と自然に顔を合わせる仕組みが、働き方からまるごと抜け落ちるから生まれます。仕組みの問題なら、仕組みで補えます。
ここでは、在宅で働く孤独の正体を3つに分け、それぞれの乗り越え方を順に整理します。最後に、つらさが続くときの相談先もまとめました。
在宅ワークの孤独は、どう乗り越える?
在宅ワークの孤独は、何がさびしいのかを3つに分け、それぞれに人とつながる予定を先に入れておくことで乗り越えやすくなります。3つとは、雑談がないこと、相談できないこと、評価が見えないことです。
| 孤独の正体 | 起きること | 乗り越える工夫 |
|---|---|---|
| 雑談がない | 仕事以外の言葉を一日話さない | 雑談の場と、外で会う予定を作る |
| 相談できない | 迷いを抱えたまま次の件へ進む | 聞く相手と、聞く時間を決める |
| 評価が見えない | 役に立っているのか分からない | ふり返りの場で、言葉と数字を確かめる |
編集部まとめ
3つは重なり合っています。雑談がないと、ちょっとした迷いを聞きにくくなります。聞けないまま働いていると、自分の働きがどう見られているのかもわからなくなります。どれか1つでも埋まると、ほかの2つも軽くなりやすいので、取り組みやすいものから始めてください。
- 雑談がないのがいちばんつらい人は、チャットや定例の使い方から
- 迷いを抱え込むのがつらい人は、聞く相手と聞く時間の決め方から
- 仕事の外でも人と話していない人は、外に出る予定と家族との会話から
なぜ在宅だと孤独になりやすい?
病棟での人との接点の多くは、「用事がなくても顔を合わせる」ことから生まれていました。廊下ですれ違う、同じ休憩室でお弁当を食べる、ナースステーションで同じ画面をのぞく。在宅では、やりとりは用事があるときだけになり、用事のない会話がまるごと消えます。
電話の相談の仕事は、人と話す仕事です。けれども相手は毎回違い、話の中心はいつも相手の困りごとです。自分の気持ちを話す場面ではないので、一日じゅう話していたのに、自分のことは誰にも話していない、という状態になりがちです。
そのまま働き続けると、孤独は次のような流れで深まりやすくなります。
- 話す機会が減る
- ちょっとしたことを聞きにくくなる
- 迷いを一人で抱え込む
- 疲れて、人と会う気力が落ちる
この輪は、どこか1か所を断ち切れば回らなくなります。いちばん断ち切りやすいのは、最初の「話す機会」です。気力が落ちてから予定を入れるのは大変なので、元気なうちに、人と話す予定を先にカレンダーに書いておきます。
孤独を感じやすいのは、どんなとき?
孤独は、在宅で働いているあいだ、ずっと同じ強さで続くわけではありません。感じやすい時期と、感じやすい人がいます。先に知っておくと、「いまはそういう時期だ」と落ち着いて受け止められます。
- 研修の期間まだ孤独は少ない
同期や講師と話す時間があり、わからないことをその場で聞けます。
- 一人で受け始める週急に静かになる
研修が終わり、話し相手が電話の相手だけになる落差を感じやすい時期です。
- 1〜3か月雑談のなさが積もる
仕事に慣れて質問が減る分、職場とのやりとりも減っていきます。
- 半年ごろ評価が気になる
自分の働きが役に立っているのか、見えない不安が出やすくなります。
時期のほかに、孤独を感じやすい働き方や暮らし方もあります。夜に働いて昼に眠る人、一人暮らしの人、職場の中で同じ立場の人が少ない人は、意識してつながりの予定を入れておくと安心です。
もう1つ知っておきたいのは、「一人の時間」と「孤独」は別のものだということです。一人の時間は、自分で選んだ静けさです。孤独は、つながりが足りないと感じる心細さです。一人で過ごすのが好きな人でも、相談できる相手がいない状態が続けば、孤独を感じることがあります。「一人が好きだから大丈夫」と思っていた人ほど、気づくのが遅れやすいので気をつけましょう。
雑談がないさびしさは、どう埋める?
雑談は、業務の役には立たないように見えて、気持ちの土台になっています。在宅では、雑談は自然には生まれません。自分から小さく始めるか、雑談のための場を使います。
いちばん手軽なのは、仕事のチャットに一言を足すことです。用事だけのやりとりと、一言を足したやりとりでは、相手との距離の感じ方が変わります。
用事だけのやりとり
- 「確認しました」
- 「本日の受付を終了します」
- 「資料、受け取りました」
一言を足したやりとり
- 「確認しました。助かります」
- 「本日の受付を終了します。今日は相談が多めでしたね」
- 「資料、受け取りました。図がわかりやすいです」
一言を足すときは、相手の仕事への小さな感謝や、その日の様子にふれる程度で十分です。職場に雑談用のチャンネルやオンラインのお茶会があれば、最初は読むだけでもかまいません。何もなければ、上長に「週に1回、15分だけ雑談の時間があると助かります」と提案してみるのも1つの方法です。
定期のミーティングも、雑談のきっかけになります。カメラを使ってよい場なら、週に1回はカメラをつけて参加してみましょう。顔が見えると、チャットだけのときより声をかけやすくなります。始まる前の数分に「今日は寒いですね」と話しかけるだけでも、その日の気持ちは変わります。
オンラインの雑談が苦手なとき
画面越しの雑談は、対面より話し出すタイミングがつかみにくいものです。苦手なら、最初は聞き役でかまいません。誰かの話に「わかります」と一言返すだけでも、場に加わったことになります。話す番が来たときのために、「最近こんなことがあった」という小さな話題を1つ用意しておくと、慌てずにすみます。
相談できない・評価が見えない不安は?
2つ目と3つ目の正体は、仕事の中身にかかわる孤独です。迷った相談を一人で抱えたまま、次の電話に出る。半年働いても、自分の対応がよかったのかわからない。どちらも、聞く相手と聞く時間を決めておくと軽くなります。
- 1相手を分けて決める
判断に迷ったときの相手(上長・先輩)と、気持ちを話す相手(同期など)を別々に決めます。
- 2聞く時間を決める
「毎日15時に、たまった質問をまとめて送る」など、聞く時刻を決めておきます。
- 3質問の型を決める
「状況・迷ったこと・自分の考え」の3つで書くと、短い文でも答えてもらいやすくなります。
急ぎの判断が必要な場面は、職場の手順にしたがって、ためずにすぐ相談してください。ここでいう準備は、急ぎではない迷いを抱え込まないためのものです。
相談の返事がなかなか来ないときは、待つ間の過ごし方を決めておくと、気持ちが落ち着きます。返事を待っている件はメモに印をつけ、ほかの記録を先に進める。返事の目安の時間がわからなければ、「急ぎではない質問は、どのくらいで返事をもらえると考えておけばよいですか」と、一度聞いておきましょう。
評価が見えない不安には、ふり返りの面談や定例のミーティングで、自分から聞く方法があります。「この1か月で、よかった対応と、直したほうがよい対応を1つずつ教えてください」と聞けば、答える側も話しやすくなります。評価の面談がない職場なら、「3か月に1回、15分だけふり返りの時間をいただけますか」と、自分からお願いしてみましょう。
相談者から「話してよかった」と言われた日は、その言葉を短くメモしておく。働きの手ごたえを、自分で確かめる材料になります。評価の仕組みの確かめ方や、働きを数字で伝える方法は、在宅で働く看護師の評価と昇給にまとめています。
面接の段階で、相談の仕組みを確かめておくことも大切です。迷ったときにチャットで誰に聞けるか、定例のミーティングはどのくらいの頻度か。質問の言い回しの例は看護師の面接の逆質問で紹介しています。
外に出る予定と、同じ仕事の仲間はどう作る?
職場とのつながりを整えても、仕事の人とのやりとりだけでは、孤独は埋まりきらないことがあります。つながりを4つの場所に分けて、自分の空いている場所を探してみましょう。
在宅で働き始めると、左側の職場の中のつながりだけで一週間が終わることがあります。右側の2つが空いていないか、確かめてみてください。
外で人と会う予定は、週に1回から
外に出る予定は、「行けたら行く」ではなく、曜日と時間を決めてカレンダーに入れます。近所の体操教室、図書館の講座、習いごと、友人との昼食。仕事と関係のない予定でかまいません。人の顔を見て声を出すだけで、一週間に区切りができます。
外に出る気力がない日は、予定を小さくしてかまいません。ベランダで5分、外の空気を吸う。近所の店まで歩いて、店員さんにあいさつをする。人の声と外の光にふれるだけでも、部屋にこもりきりの日とは違います。
夜に働く仕事なら、昼間の予定を入れるのがこつです。夜に働いて朝に眠り、昼すぎに起きると、家族はもう出かけていて家に誰もいない、という日が続きがちです。週に1回でも昼に人と会う予定があると、生活のリズムを整えるきっかけにもなります。
気分を変えたくて、カフェや図書館で働きたくなる日もあるでしょう。ただ、相談の電話や個人の情報を扱う仕事は、周りに声や画面が届かない場所でするのが基本です。働く場所が、会社のルールで決まっていることもあります。外の空気を吸いたいときは、休憩時間に散歩をする、昼食を外でとるといった形で取り入れましょう。
同じ仕事の仲間を見つける
同じ仕事をしている人とは、仕事の悩みを短い言葉で分かち合えます。研修の同期と連絡先を交換しておく、会社の交流の場に顔を出す、看護職向けの勉強会や研修に参加する。都道府県ナースセンターは、無料職業紹介のほか、研修の実施や情報提供、相談なども行っています[1]。在宅のままでも参加しやすい学びの場は、看護師のオンライン研修で紹介しています。
SNSで同じ仕事の人とつながる方法もあります。その場合は、勤め先や相談の中身が特定されるような書き方を避けましょう。気をつけたい書き方は、看護師がSNS・ブログで発信するときの注意にまとめています。
職場の中で同じ立場の人が少ない人は、もともと気軽に話せる相手を見つけにくいことがあります。たとえば令和6年末の時点で、男性の看護師は、就業している看護師の8.7%です[2]。在宅になると、職場で顔を合わせる機会そのものがなくなるので、職場の外の仲間がいっそう支えになります。
仲間と話すときも、相談の中身にはふれないのが決まりです。看護師には、正当な理由なく業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない義務があり、資格を失った後も同じです[3]。「難しい相談が続いて疲れた」のように、気持ちと出来事の大きな形だけを話すようにしましょう。
家族との会話は、どう増やす?
いちばん身近な話し相手は、家族です。ただ、在宅の仕事は家族にも話せない内容を扱うので、何をどこまで話すかを決めておくと、気持ちよく話せます。
家族に話してよいこと
- 今日は電話が多くて疲れた
- 判断に迷う相談があって、気持ちが重い
- 明日は早い時間から仕事がある
家族にも話さないこと
- 相談者の名前や住んでいる地域
- 病名や症状などの、相談のくわしい中身
- 会社の中の、個人についての情報
在宅で働き始めると、家族のほうが仕事の邪魔をしないようにと遠慮して、話しかけてこなくなることもあります。「仕事が終わったら、声をかけてね」と伝えておくと、家族も安心して話しかけられます。
話せる範囲を決めたら、「夕食のときに、今日の気持ちを一言ずつ話す」のように、家族と話す時間も決めます。家にいる時間が長いと、家族とはいつでも話せる気がします。それでも、仕事中の自分と家族の時間を分けておくほうが、かえって会話が生まれやすくなります。家族に仕事の時間と場所を理解してもらう方法は、在宅で働くことを家族にわかってもらうにまとめています。
子どもがいる家なら、帰ってきた子どもに「今日はどうだった?」と聞く時間を、仕事の終わりの合図にするのもよい方法です。仕事の話はできなくても、家族の話を聞くうちに、自分の声と気持ちが戻ってきます。
一人暮らしの人は、友人やきょうだいと週に1回電話をする、行きつけの店で店員と少し言葉を交わす、といった形でもかまいません。大切なのは、仕事の外に、声を出して話す場面を毎週持っておくことです。
モデルケース:週1回は外で人と会う予定を入れたGさん
モデルケース(架空の例)
夜の待機が続き、3日誰とも会わない日も。週1回は外で人と会う予定を入れ、夜の電話に落ち着いて向き合えるように
- 0日1〜2日家族以外の人と会って話す日(1週間)
- 0回1回同じ仕事の仲間と話す機会(1か月)
- 2時間以上30分ほど待機を終えてから眠るまでの時間
このモデルケースは、在宅ワークを考える看護師が抱えやすい状況を想定して、編集部が作成した架空の例です。実在の人物・団体とは関係ありません。数字は説明のための例で、同じ結果になることを約束するものではありません。
成果
Gさんは、在宅の夜間オンコール代行に移って半年たったころ、孤独に気づいて「週に1回は外で人と会う予定」を入れるようにしました。いまは毎週水曜の昼に地域の卓球のサークルへ通い、月に1回は元の同僚と昼食をとっています。待機を終えてから眠るまでの時間も短くなりました。
Gさん:話す相手がいないのは、慣れれば平気だと思っていました。予定を先に入れたら、夜の電話にも落ち着いて向き合えるようになりました。
背景
Gさんは、救急外来で長く働いてきた男性の看護師です。50代に入り、母の通院の付き添いが増えたことから、平日の昼に動ける働き方を探しました。急変の判断の経験を生かせる仕事として、自宅で介護施設からの夜間の電話を受けるオンコール代行を選びました。
困っていたこと
待機は、家族が寝静まった夜です。朝には妻が仕事に出かけ、Gさんが昼すぎに起きると、家には誰もいません。平日に話すのは、電話の向こうの施設の職員だけでした。判断に迷った電話が頭に残り、明け方まで眠れない日もありました。
Gさん:気づいたら、3日間、家族以外の誰とも顔を合わせていませんでした。
選んだ理由
病院にいたころも、職場に男性は少なく、雑談の輪に入る機会は多くありませんでした。それでも救急外来には、声をかけ合う仲間がいました。仕事そのものは好きで、施設の職員から「助かりました」と言われるたびに、続けたいと感じていました。Gさんは、辞める前に孤独のほうを変えてみることにしました。予定にしないと出かけない性格だとわかっていたので、まず外で会う予定を決めることから始めました。
始め方と工夫
毎週水曜の昼は、公民館の卓球のサークルに通う日と決めて、カレンダーに書きました。会社の週1回のオンラインの定例では、カメラをつけて参加しています。研修で一緒だった同じ仕事の仲間とは月に1回オンラインで話し、相談の中身にはふれずに、待機の過ごし方や眠り方の工夫を伝え合っています。妻とは、朝食のときに「昨日の夜は電話が多かった」と、気持ちだけを話す約束をしました。妻からは「顔色がよくなったね」と言われるようになりました。
| 曜日 | 仕事 | 人と話す予定 |
|---|---|---|
| 月 | 夜の待機 | 朝食のときに妻と話す |
| 火 | 夜の待機 | 母の通院に付き添う |
| 水 | 休み | 昼に卓球のサークル |
| 木 | 夜の待機 | 週1回のオンラインの定例 |
| 金 | 休み | 月1回、元の同僚と昼食 |
| 土・日 | 休み | 家族と買い物や散歩 |
Gさんの例で効いたのは、外に出る予定を「気が向いたら」ではなく、曜日で決めたことでした。仕事の仲間・家族・地域と、つながる場所を1つずつ増やしたことで、夜の一人の時間を支える土台ができました。
つらさが続くときは、一人で抱えない
ここまでの工夫は、孤独を軽くするためのものです。ただ、工夫だけで何とかしようとして、つらさを長く抱え込むのは避けてください。孤独が強く、在宅の働き方そのものが合わないと感じる人もいます。その場合は、週に何日かは対面の仕事と組み合わせる、相談の仕組みが整った職場に移る、といった見直しも選択肢です。たとえば、週4日は在宅で働き、週1日だけ近所のクリニックで働く形です。人と顔を合わせる日が週に1日あるだけで、在宅の日の静けさが心地よく感じられることもあります。
眠れない、食欲がないといった日が続いていますか?
工夫で様子を見続けずに、医療機関や相談窓口に相談しましょう。
工夫を続けながら、次の問いで原因を考えます。
孤独のもとは、職場の仕組み(相談の場がないなど)にありそうですか?
上長に定例や相談の時間を提案し、変わらなければ職場を変えることも考えます。
外で会う予定や家族と話す時間を増やし、1か月後に見直します。
気持ちの落ち込みが続くときは、医療機関を受診してください。厚生労働省の「こころの耳」では、働く人やその家族からの相談を、電話・SNS・メールで受け付けています(匿名・無料)[4]。看護師は、人の不調には早く気づくのに、自分の不調は後回しにしがちです。相談することも、仕事を続けるための大切な手立ての1つです。
チャットで自分だけ返事をもらえない、きつい言葉が続くといった場合は、孤独の工夫で乗り越える話ではなく、職場の問題です。雇われて働く人は、総合労働相談コーナーでも相談できます。いじめ・嫌がらせやパワハラなどの労働問題について、予約不要・無料で、面談か電話で対応しています[5]。開いている時間は場所によって違うので、事前に電話で確かめてから訪ねましょう。
電話の相談の仕事で受ける心の疲れとの付き合い方は、電話の仕事の心の疲れとの付き合い方で紹介しています。在宅ワークのほかのデメリットと対策は、看護師の在宅ワークのデメリットにまとめました。
今日からできること
全部を一度に始める必要はありません。今週、次の中から1つだけ試してみてください。1つできたら、次の週にもう1つ。それだけで、4つの場所が少しずつ埋まっていきます。
チェックした数:
これから在宅で働く人は、働き始める前から、つながりの予定を組み込んでおくと安心です。準備の全体の流れは、看護師の在宅ワークの始め方ガイドにまとめています。
よくある質問
在宅ワークで孤独を感じるのは、向いていないからですか?
向いていないからとは限りません。孤独の多くは、人と自然に顔を合わせる仕組みがなくなることから生まれるので、予定や場を作れば軽くなることがあります。向き不向きを確かめたいときは、看護師の在宅ワークに向いている人・向いていない人のセルフチェックを使ってみてください。
職場に雑談のチャットがありません。どうすればいいですか?
まずは仕事のチャットに、あいさつと短い一言を添えるところから始めてみましょう。上長に、週1回15分の雑談の時間を提案する方法もあります。職場の外の仲間や、外で会う予定でつながりを補うこともできます。
夜に働く仕事は、孤独を感じやすいですか?
家族が寝ている時間に働き、昼は家族が出かけているため、人と顔を合わせる機会が減りやすくなります。昼間に外で人と会う予定を入れる、家族と話す時間を朝食などに決めておく、といった工夫が役立ちます。
同じ仕事をしている看護師と知り合うには、どうすればいいですか?
研修の同期と連絡先を交換する、会社の交流の場に参加する、看護職向けの勉強会や研修に参加する、といった方法があります。都道府県ナースセンターも、研修の実施や情報提供、相談などを行っています[1]。
仕事のことを家族に話してもいいですか?
疲れた、気持ちが重いといった気持ちは話してかまいません。ただ、相談者の名前や相談の中身など、業務上知り得た秘密は家族にも話せません。看護師の守秘義務は、資格を失った後も続きます[3]。
孤独でつらいことを、会社に相談してもいいですか?
相談してかまいません。雇われて働く場合、テレワークでも労働安全衛生法などの労働基準関係法令が適用されるとされています[6]。定例を増やしてほしい、相談の時間がほしいなど、具体的な形で伝えると話が進みやすくなります。
孤独がつらくて、在宅の仕事を辞めたくなりました。
辞める前に、週に1日だけ対面の仕事を組み合わせる、相談の仕組みが整った会社に移るといった方法も考えてみてください。働き方を決める軸の整理には、働き方に悩む看護師の決め方が参考になります。
応募する前に、孤独になりにくい職場かを確かめられますか?
面接で、迷ったときに誰にどう聞けるか、定例のミーティングの頻度、同じ仕事の人と話す場があるかを聞いてみましょう。場面と時間で具体的に聞くと、実際の様子がわかりやすくなります。
まとめ
在宅ワークの孤独は、雑談がない・相談できない・評価が見えないの3つに分けると、何を補えばよいかが見えてきます。人と自然に顔を合わせる仕組みがない以上、つながりは予定として先に入れておくことが大切です。
- チャットに一言を足し、定例のミーティングを雑談のきっかけにする
- 聞く相手と聞く時間を決め、迷いを抱え込まない
- 外で人と会う予定を、曜日を決めて週に1回入れる
一人で働く不安や、働き方の見直しで迷ったときは、LINEやフォームから気軽に相談してください。