オンコール待機中の過ごし方|家でできること・できないことの決まり

夕方6時。待機が始まって1時間たっても、スマートフォンは鳴りません。夕食の支度をしようと台所に立ち、鍋に火をつけたところで「いま電話が来たらどうしよう」と手が止まる。結局パソコンの前に戻り、画面と電話を交互に見つめているうちに、5時間が過ぎていきます。

張りつめたまま待機を終えると、電話が1本も来なかった日でも、どっと疲れが出ます。布団に入っても着信音が耳に残り、なかなか眠れない。そんな夜が続くと、仕事そのものがつらくなってしまいます。

待機中に何をしてよいかは、勤め先の決まりや働き方によって違います。ただ、どの職場にも通じる基本の考え方があります。それを知っておくと、会社の決まりを聞いたときにも理由がわかり、自分の家での過ごし方を組み立てやすくなります。

ここでは、家でできること・控えることを場面ごとに分け、家事をしながら待つ工夫、眠り方、家族への伝え方、面接で確かめる質問までを順に整理します。

オンコール待機中の看護師は、家でどう過ごせばいい?

オンコールの待機中は、電話にすぐ出て、落ち着いて判断できる状態を保てれば、家事や読書など、家での暮らしの多くを続けられます。待機は「何もせずに待つこと」ではなく、「呼ばれたらすぐ応じられる状態でいること」だからです。守るべきなのは時間の使い方ではなく、応じられる状態のほうです。

自宅で受ける夜間オンコール代行では、この「応じられる状態」の中身がはっきりしています。ある会社の採用ページでは、仕事の中身が次のように説明されていました。契約している介護施設からの夜間の緊急コール(急変・負傷・体調不良など)を、看護師が自宅で受ける。緊急性を判断して指示を出し、電話と並行してPCでレポートを作成・送信する[1]。電話に出られるだけでなく、パソコンを開いて記録できる場所にいることも前提になります。

同じ会社の求人では、スマートフォンとWi-Fiなどのネット環境が必要とされ、夜間のシフトには休憩がないと書かれていました[1]。1社の条件ではありますが、「シフトの間は通して応じられる状態を保つ」という考え方は、待機の過ごし方を決める土台になります。仕事の全体像は在宅の夜間オンコール代行の看護師求人にまとめています。

待機中の過ごし方の目安(自宅で電話を受ける場合)
過ごし方目安確かめたいこと
洗濯物をたたむ・片付け◯あり すぐ手を止められる着信音が聞こえる場所か
読書・研修資料の見直し◯あり机の近くでできるか
料理△一部あり 火を止めやすい料理なら揚げ物は避ける
テレビ・音楽△一部あり 音を小さく着信音が聞こえるか
入浴・シャワー△一部あり 短い時間なら席を離れてよい決まり
仮眠△一部あり 会社による眠ってよいかどうか
近所への買い物×なし パソコンで記録できない急な外出のときの連絡先
車の運転×なしシフトの前後に回す
お酒を飲む×なし待機の前から控える

編集部まとめ

表の◯・△・×は、応じられる状態を保てるかどうかで編集部が分けた目安です。実際の決まりは会社や契約によって違うので、△と×の欄は、働き始める前に確かめておきましょう。

病院や訪問看護の待機と、自宅で受ける代行の待機は何が違う?

「オンコール 看護師 過ごし方」と調べると、病院や訪問看護のオンコールの話も出てきます。同じオンコールでも、呼ばれたあとにすることが違うので、待機中に守ることも少しずつ違います。

病院や訪問看護のオンコールは、呼ばれたら職場や利用者の家へ向かうことがあります。そのため、すぐ身支度をして家を出られること、車を運転できる状態でいること、職場に早く着ける範囲にいることが求められます。自宅で受ける代行では出向くことがなく、その代わりに、回線と機器のそろった部屋から離れないことが中心になります。

待機中に求められる状態の違い

病院・訪問看護のオンコール

  • すぐ身支度をして家を出られる
  • 車を運転できる状態でいる
  • 職場や利用者の家に早く着ける範囲にいる

自宅で受けるオンコール代行

  • すぐ電話に出られる
  • パソコンと回線のそろった部屋にいる
  • 家族に話を聞かれない場所を用意する

どちらの待機でも、お酒を控えることと、判断できる頭の状態を保つことは共通です。オンコールの種類ごとの違いはオンコールとは?看護師の働き方としての意味と種類で、出向くかどうかによる負担の違いは訪問看護のオンコールと在宅のオンコール代行の違いで比べています。

家でできること・できないことの決まりは?場面ごとの考え方

迷いやすい場面を5つに分けて考えます。どれも「この最中に電話が鳴ったら、すぐ出て、判断して、記録できるか」という1つの問いに当てはめると、答えが見えやすくなります。迷ったときは、次の3つの問いを順にたどってみてください。

この過ごし方、待機中にしてよい?

電話が鳴ったら、10秒以内に手を止められますか?

はい

次の問いへ進みます。

いいえ

待機中は避け、シフトの前後に回しましょう。

そのままパソコンの前に戻って、記録を始められますか?

はい

待機中の過ごし方の候補です。会社の決まりにも合っているか確かめましょう。

いいえ

外出や別の場所での用事は、シフトの前後に移しましょう。

お酒や強い眠気がなく、判断できる頭の状態ですか?

はい

落ち着いて待機を続けられます。

いいえ

その日は待機に入らないよう、早めに会社へ相談しましょう。

すぐ出られる状態:電話・パソコン・回線

待機が始まる前に、スマートフォンの充電、パソコンの起動、回線のつながり、着信音の音量を確かめます。家の中で動くときも、スマートフォンは身につけておきます。台所の水音で着信を聞き逃すことがないよう、振動でも気づける設定にしておくと安心です。

着信に何回のコールで出ればよいか、出られなかったときに折り返してよいかは、会社によって決まりが違います。研修のうちに確かめておきましょう。

お酒:待機の前から飲まない

お酒は、待機が始まる前から終わるまで飲まないのが基本です。少しの量でも、判断の速さや言葉の正確さに影響するおそれがあります。家族が夕食で晩酌をしていても、待機の日は自分のグラスにお茶を。シフトが夜遅くから始まる日は、夕方の「1杯だけ」も控えておくと安心です。

外出・車の運転:シフトの間は家を出ない

自宅で受ける代行では、シフトの間の外出はしないものと考えておきます。電話には出られても、パソコンで記録ができないからです。買い物や子どもの送り迎え、車の運転は、シフトの前後に回せるよう、家族と予定を組み直しておきます。どうしても家を出なければならない事情が起きたときの連絡先も、会社に確かめておきましょう。

お風呂・トイレ:短く、スマートフォンを手元に

入浴は、シフトの前に済ませるのがいちばん安心です。夜のシフトなら、始まる30分前までに入浴を終え、髪を乾かしてから机に向かう流れにしておくと慌てません。長いシフトで待機中に入る場合は、席を離れてよい決まりを確かめたうえで、シャワーを短くし、スマートフォンを脱衣所の手の届く場所に置きます。トイレのような短い離席でも、スマートフォンは持って行きます。

家族への説明:待機の時間と、聞こえた話の扱い

家族から見ると、待機の時間は「家にいるのに頼めない時間」です。何も伝えないままだと、「ちょっと手伝って」「いま話せる?」と声がかかり、お互いに気まずくなります。

待機中の電話には、入居者の名前や体の状態など、人に知られたくない情報も含まれます。看護師には、正当な理由なく業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない義務があり、資格を失った後も同じです[2]。家族に悪気がなくても、リビングで電話を受ければ内容は聞こえてしまいます。戸を閉められる部屋で受ける、ヘッドセットを使う、画面が家族の目に入らない向きに机を置く、といった工夫をしておきましょう。

家族に伝えておくこと(伝え方の例)
伝えること伝え方の例
待機の時間「火曜と木曜の夜5時から10時は仕事」
電話が鳴ったら「部屋に入ったら、終わるまで声をかけないで」
聞こえた話「聞こえても、外では話さないでね」
急ぎの用事「どうしてもの時はメモを戸の下に」
終わりの合図「パソコンを閉じたら、いつもどおり」

編集部まとめ

子どもには「お仕事の電話番」のように、わかる言葉で伝えます。戸に札がかかっている間は話しかけない、と決めておくと、小さな子でも目で見てわかります。家族にわかってもらうための時間と場所の決め方は在宅で働くことを家族にわかってもらう方法で、自宅での情報の扱い方は在宅で働く看護師の個人情報と守秘義務で詳しく扱っています。

家事をしながら待つには?「止めやすい家事」から選ぶ

待機の時間を家事に使えると、1日がずいぶん楽になります。こつは、家事を電話が鳴ったら10秒で手を止められるかで分けておくことです。

洗濯物をたたむ、食器を拭いて棚に戻す、郵便物を整理する、野菜を切っておく、といった家事は、途中で止めても困りません。反対に、揚げ物や、火を止めると仕上がらない料理、子どもの入浴の手伝いは、すぐには手を離せません。掃除機は止めること自体は簡単ですが、音で着信に気づくのが遅れやすい家事です。

家事の止めやすさ(編集部の目安・数字が大きいほど止めやすい)
洗濯物をたたむ5段階中5
食器を拭いて片付ける5段階中5
野菜を切っておく5段階中4
火を止めてよい煮込み料理5段階中3
掃除機をかける5段階中2
揚げ物5段階中1
子どもの入浴の手伝い5段階中1

止めやすさが3以下の家事は、シフトの前に済ませるか、家族に任せる曜日を決めておきます。料理をするなら、コンロの前を離れるときは必ず火を止める、と決めておきます。タイマーつきの調理家電を使えば、電話の間に火の心配をせずにすみます。

待機の日の夕食は、「温めるだけ」で済む形にしておくと気が楽です。前の日に煮物やカレーを多めに作っておく、炊飯器の予約を使う、味噌汁は具を切っておいてお湯を注ぐだけにする。台所に立つ時間が短くなるほど、電話に出られない時間も短くなります。

家事に夢中になると、着信に気づくのが遅れることがあります。スマートフォンは首から下げるホルダーや胸ポケットに入れておき、台所と仕事の部屋は数歩で戻れる距離にしておくと安心です。

待機の時間をどう使う?始まりから終わりまでの流れ

待機の時間は、始まり・途中・終わりに分けて過ごし方を決めておくと、毎回迷わずにすみます。

待機の始まりから終わりまでの過ごし方の例
  1. 1始まる15分前

    パソコンを立ち上げ、回線・充電・着信音・手順書の場所を確かめます。

  2. 2始まり

    机の上を片付け、メモとペンを置いて、部屋の戸に「仕事中」の札をかけます。

  3. 3待機中の前半

    止めやすい家事や、研修資料の見直しなど、手元でできることをします。

  4. 4眠くなる時間

    立ってできる家事や、軽い体操で体を起こします。

  5. 5電話のあと

    記録を送ったら水を1杯飲み、気持ちを切り替えてから家事に戻ります。

  6. 6終わり

    送り忘れの記録がないか確かめ、パソコンを閉じて仕事の時間を終えます。

手元でできる「仕事に役立つこと」を用意しておくと、待機の時間が長く感じにくくなります。研修の資料を読み返す、手順書の流れを自分のことばでメモにまとめる、入力の練習をする、などです。メモに入居者の情報を書かないことだけは守りましょう。

反対に、夢中になりやすいことは待機中に向きません。長い映画やゲーム、込み入った書類の作業は、電話のあとに頭を切り替えにくくなります。

電話が2件、3件と続いた夜は、無理に家事へ戻らなくてかまいません。記録を見直しながら机の近くで過ごし、次の電話に備えます。「今日は電話の多い日」と割り切って、家事は家族に頼むか翌日に回すと決めておくと、気持ちが焦らずにすみます。

待機の机に置いておくもの

チェックした数:

眠り方の工夫:遅い時間や明け方のシフトのとき

夜遅くや明け方までのシフトがあるなら、待機中の過ごし方と同じくらい、前後の眠り方が大切になります。

まず、待機中に眠ってよいかどうかは、会社や働き方によって違います。例に挙げた求人のようにシフトに休憩がない形なら[1]、起きて応じることが前提と考え、面接で確かめておきましょう。そのうえで、眠りを前後に組み立てます。

22時〜翌3時のシフトがある日の過ごし方の例
仮眠17:00〜18:30
夕食・入浴19:00〜21:00
待機(シフト)22:00〜翌3:00
睡眠3:30〜10:00

22時から翌3時は、確かめた求人の例にあったシフトの時間帯の一つです[1]。こうした日は、夕方に仮眠をとっておき、終わったらすぐ眠れるよう、寝室を暗くして布団を整えておきます。仕事の机と寝室を分けておくと、部屋を移ること自体が「仕事が終わった」合図になります。

同じ求人には、翌3時から始まるシフトもありました[1]。こうした日は、前の晩を早めに切り上げて眠り、起きてから顔を洗い、体を起こす時間を30分ほどとってから机に向かいます。起きてすぐの電話は、頭がまだ働いていないことがあるからです。

明け方に終わるシフトのあとは、カーテンを閉めて部屋を暗くし、翌日の午前中には予定を入れないようにします。眠る前の30分は、スマートフォンの画面から離れておきましょう。お酒で眠ろうとするのは、次の待機にも響くので避けます。眠りにくい日が続くときや、眠るための薬を使っている人は、待機の日の過ごし方を主治医に相談しておくと安心です。体調の整え方は在宅勤務で体調を崩さない工夫も参考になります。

会社ごとに違う決まりは、面接で何を確かめる?

待機中の決まりは、会社や契約によって違い、求人票に書かれていないこともあります。面接や説明会で、次のような質問をしておくと安心です。

待機中の決まりを確かめる質問の例
質問確かめる理由
待機中に席を離れてよい時間はありますか入浴やトイレの段取りを決めるため
着信に出られなかったときの決まりは折り返しの方法を知るため
待機中に眠ってもよいですか前後の眠り方を組み立てるため
急な外出が必要なときの連絡先は家族の急病などに備えるため
家族のいる部屋で受けてもよいですか部屋と機器の準備のため
シフトの途中に休憩はありますか食事やトイレの段取りのため
電話がない時間も時給の対象ですか収入の見込みを立てるため

編集部まとめ

報酬については、確かめたパートの求人の例では時給1,600円〜2,700円でした。時間外手当・深夜手当を含み、独自のラダー制度で変わる形です(2026年10月8日に確認)[1]。待機の時間の扱いや、1件ごとの報酬があるかは求人によって違います。時給の見方は自宅でオンコール対応する看護師の時給で詳しく説明しています。

同じ会社の求人では、待機を始めてから1〜2か月は19:00〜22:00のシフトが必須とされていました[1]。最初の数か月は夜の早い時間に入ることになるので、夕食や子どもの寝かしつけをだれが担うかも、あわせて考えておきます。この会社の求人の条件は、ドクターメイトのオンコールナースの働き方で整理しています。

モデルケース:家事をしながら待つ方法を決めたHさん

モデルケース(架空の例)

「止めやすい家事」だけを待機中にすると決め、張りつめた5時間がふだんの夜に

  • ほとんどなし片付けなど3つ待機中にできる家事
  • 10回以上2〜3回スマートフォンを確かめる回数(1時間)
  • 3〜4つ0〜1つ翌朝に残っている家事

このモデルケースは、在宅ワークを考える看護師が抱えやすい状況を想定して、編集部が作成した架空の例です。実在の人物・団体とは関係ありません。数字は説明のための例で、同じ結果になることを約束するものではありません。

成果

Hさんは、待機中にする家事を「10秒で手を止められるもの」と決めたことで、張りつめたまま5時間を過ごすことがなくなりました。夕食の片付けや洗濯物たたみを待機中に済ませ、翌朝に家事が残ることもほとんどなくなっています。

Hさん:待つことが仕事だと思っていたんです。応じられる状態でいることが仕事だとわかってから、肩の力が抜けました。

背景

Hさんは集中治療室で働いてきた男性の看護師です。40代半ばから夜勤明けに体が重い日が増え、夜勤のない働き方を探し始めました。妻は日中の仕事、子どもは小学生が2人。家事は夫婦で分けてきたので、在宅で働けば夕方からの家事も担えると考えていました。

困っていたこと

働き始めた最初の月、Hさんは待機の5時間、パソコンの前から動けませんでした。電話が鳴らない時間ほど落ち着かず、スマートフォンを何度も手に取ります。家にいるのに家事は手つかずで、妻から「家にいるのに、いないみたい」と言われたこともありました。シフトが終わるころには、洗い物も洗濯物も、そのまま台所と居間に残っていました。

選んだ理由

Hさんは研修の担当者に、待機中にしてよいことを改めて質問しました。答えは「すぐ電話に出て、記録できる状態ならかまわない」。そこで、何もしないで待つのをやめ、止めやすい家事だけを進める方法を選びました。集中治療室でも、モニターの音に気を配りながら、点滴の準備や記録を進めていたことを思い出したのが後押しになりました。

始め方と工夫

Hさんは家事を「10秒で止められるか」で分け、揚げ物と子どもの入浴の手伝いはシフトのない日に回しました。仕事の机は台所の隣の部屋に置き、電話が鳴ったら戸を閉めて受けます。子どもたちとは、戸に「おしごと中」の札がかかっている間は話しかけないこと、聞こえた話はほかの人にしないことを約束しました。妻も「それなら、シフトの日の夕食は私が作るね」と引き受けてくれています。

Hさん:集中治療室でも、アラームに耳を向けながら手を動かしていました。それと同じだと思えたら、気持ちが楽になりました。

Hさんの待機の過ごし方の変化(モデルケース)

以前

パソコンの前で着信を待ち続け、家事は手つかず

いま

止めやすい家事を進めながら、すぐ応じられる状態を保つ

Hさんの例で効いたのは、家事を我慢したことではなく、「止めやすさ」という物差しを決めたことでした。物差しがあると、迷うたびに一から考えなくてすむので、待機の緊張も少しずつほどけていきます。

気をつけたいこと:家で待つのが難しい場合もある

家で家事をしながら待つ過ごし方は、だれにでも合うわけではありません。次のような場合は、無理をせず、シフトの時間帯や働き方そのものを見直すことも考えてください。

  • 小さな子どもを一人で見ている時間と、待機の時間が重なる
  • 家族と同じ部屋しかなく、話を聞かれない場所をつくれない
  • 着信を待つ緊張で、待機のない日まで眠れなくなっている
  • 持病や服薬のため、夜に判断する頭の状態を保ちにくい
家事をしながら待つ過ごし方のよいところ・気をつけたいところ

よいところ

  • 待機の時間を、暮らしの時間としても使える
  • 手を動かしていると、張りつめすぎずに待てる
  • シフトの前後に家族と過ごす時間を確保しやすい

気をつけたいところ

  • 家事に気をとられ、着信に気づくのが遅れることがある
  • 家族の頼みごとと仕事の境目があいまいになりやすい
  • 会社の決まりを確かめずに自己流にすると、ずれが出る

持病や服薬があるときの夜の働き方は、主治医に相談してから決めましょう。待機そのものの緊張や、一人で判断する重さがつらいときは、夜間オンコール代行の仕事がきついと感じる場面と続けるコツも読んでみてください。電話を受けてからの動き方に不安がある人は、オンコール対応の流れと判断の考え方で記録までの流れを先に確かめておくと、待機中の落ち着きにもつながります。

今日からできること

次の待機の日に向けて、今日のうちにできることを並べました。全部そろえなくても、1つ決めるだけで次の待機は少し楽になります。

次の待機の日までに準備すること

チェックした数:

よくある質問

オンコールの待機中に寝てもいいですか?

会社や働き方によって違います。呼ばれたら出向く病院のオンコールでは、自宅で眠りながら待つこともありますが、自宅で電話を受ける代行のシフトでは、起きて応じることが前提の場合もあります。面接で「待機中に眠ってよいか」を確かめましょう。

待機中に、お酒を少しだけ飲むのもだめですか?

待機中は飲まないのが基本です。少しの量でも、判断や話し方に影響するおそれがあります。待機の日は、家族との食事の席でもお茶などにしておきましょう。

待機中にお風呂に入ってもいいですか?

シフトの前に済ませておくのがいちばん安心です。長いシフトで待機中に入る場合は、席を離れてよい時間の決まりを会社に確かめ、シャワーを短くして、スマートフォンを手の届く場所に置きます。

待機中にコンビニへ行くくらいなら大丈夫ですか?

自宅で受ける代行では、電話に出られてもパソコンで記録ができないため、シフトの間は外出しないものと考えておきましょう。買い物はシフトの前後に回し、急な外出が必要なときの連絡先を会社に確かめておきます。

電話がまったく来ない日は、何をしていればいいですか?

すぐ手を止められる家事や、研修資料の見直しなどをして過ごせます。何もせずに待つより、手を動かしているほうが緊張がやわらぐこともあります。着信音が聞こえる範囲にいることは守りましょう。

家族に電話の内容を聞かれても大丈夫ですか?

入居者の名前や体の状態は、人に知られたくない情報です。看護師には、業務上知り得た人の秘密を正当な理由なく漏らしてはならない義務があります[2]。戸を閉められる部屋で受け、ヘッドセットを使うなど、家族に聞こえない工夫をしてください。

子どもが小さくても、家で待機する仕事はできますか?

子どもを一人で見ている時間と待機が重ならなければ、できる場合があります。電話の間に子どもを見てくれる人がいるか、シフトの時間帯を選べるかを、応募の前に確かめましょう。

待機中に、ほかの在宅の仕事をしてもいいですか?

待機中は、すぐ電話に出て記録できる状態を保つことが仕事です。ほかの仕事を同じ時間に進めると、どちらにも集中しにくくなります。掛け持ちを考えるときは、両方の勤め先の決まりを確かめ、時間を分けて組みましょう。

まとめ

オンコールの待機は、何もせずに座っている時間ではなく、すぐ応じられる状態を保つ時間です。その状態さえ守れば、家事や読書など、家での暮らしの多くは続けられます。

  • お酒・外出・長い入浴など、すぐ応じられなくなることは控える
  • 家事は「10秒で手を止められるか」で選ぶ
  • 家族には待機の時間と、聞こえた話を外でしないことを伝える
  • 会社ごとに違う決まりは、面接で質問して確かめる

待機の過ごし方や、自宅で受けるオンコールの仕事が自分に合うか迷ったら、LINEやフォームから気軽に相談してください。

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ほいくの相談室 編集部。保育士の方からの相談で多く聞かれる悩みをもとに、公的な資料で確認できる情報をまとめています。