夜勤がつらい50代の看護師の働き方|夜勤を続けるか決める5つの質問

夜勤明け、職場の駐車場で車に乗りこむと、エンジンをかける前にまぶたが落ちてくる。家に着いてカーテンを引き、目が覚めたら外はもう暗い。翌日も頭に薄い膜がかかったようで、ようやく自分に戻れたと感じるのは、その日の夕方になってから。

若いころは、明けの日に買い物へ行き、夕飯も作れた。いまは、休みの日が回復のためだけに消えていく。「あと何年、夜勤を続けられるだろう」。50代になって、そんなことを考える夜が増えていませんか。

かといって、すぐにやめるとも言い切れない。家計のこと、病棟の人手のこと、この年で新しい仕事に慣れられるかということ。続けるか、やめるかの二択で考えるほど、答えは出にくくなります。

この記事では、50代で夜勤との付き合い方を決めるための5つの質問を用意しました。答えをもとに、続ける場合の工夫、やめる場合の働き方、収入の変化の見積もり方まで、順に整理します。

50代で夜勤がつらいとき、どう決めればいい?

50代で夜勤がつらいときは、まず体調・回復にかかる時間・家計・家族・この先10年の5つの質問に答えてみてください。そのうえで、続ける・減らす・やめるのどれにするかを決めると、後悔しにくくなります。

5つに分けるのは、夜勤のつらさが1つの理由だけでできていないからです。体はつらいけれど、家計は夜勤手当に支えられている。家族は賛成しているけれど、この先の働き方が見えない。どれか1つで決めようとすると、残りの理由に引き戻されてしまいます。

夜勤を続けるか決める5つの質問
質問確かめること夜勤を見直す方に傾くサイン
1. 体調健診の結果・持病・夜勤後の不調受診で夜勤の負担を指摘された
2. 回復にかかる時間明けからいつもの自分に戻る日数回復に2日以上かかる
3. 家計夜勤手当の年額と、必要な収入手当がなくても暮らしが回る
4. 家族介護・家事・家族の予定家族の予定と夜勤がぶつかる
5. この先10年何歳まで、どう働きたいか10年後の夜勤の姿が浮かばない

編集部まとめ

右の列に当てはまるものが多いほど、夜勤を見直す時期に来ていると考えられます。ただし「1. 体調」に当てはまるなら、ほかの答えを待たずに医療機関で相談してください。

答えの数から考える目安の一例

右の列に当てはまるのが0〜1個なら、工夫しながら続ける。2〜3個なら、回数を減らす相談から始める。4〜5個なら、やめる準備を始める。数はあくまで目安で、体調の答えがいちばん重いことは変わりません。

50代で夜勤の続け方を考えるのは、特別なことではありません。就業している看護師を年齢で見ると、最も多いのは45〜49歳の13.7%です。50〜54歳は164,077人(12.0%)、55〜59歳は129,202人(9.5%)でした[1]。50代の2つの割合を足すと21.5%。およそ5人に1人が50代の看護師という計算です。

就業している看護師の年齢(一部の年齢階級・令和6年末)
  • 40〜44歳11.9%
  • 45〜49歳13.7%
  • 50〜54歳12.0%
  • 55〜59歳9.5%

出典:厚生労働省「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」[1]

同じ年代で働く看護師は、たくさんいます。経験を積んだ50代を、条件に合う人として迎える仕事もあります。やめる場合の道は、この記事の後半で比べます。

5つの質問に、1つずつ答えてみる

5つの質問には、よく眠れた休みの日に、紙とペンを用意して答えてみてください。頭の中だけで考えると、同じところをぐるぐる回りがちです。書いて並べると、自分の答えの傾きが見えてきます。

質問1:体調はどうか

最初に確かめたいのは体調です。健康診断で新しく指摘されたことはないか。持病の数値は安定しているか。夜勤のあとに、動悸やめまい、強い頭痛などが、いつもと違う形で出ていないか。気になる変化があれば、夜勤を続けるかどうかを決める前に、かかりつけ医や産業医に相談しましょう。

受診のときは、夜勤の回数や時間帯も伝えると、仕事との関係を一緒に考えてもらいやすくなります。更年期の不調が重なっている方は、更年期で夜勤がつらい看護師へもあわせて読んでみてください。

質問2:回復に何日かかるか

次は、夜勤明けから「いつもの自分」に戻るまでの日数です。感覚ではなく、カレンダーに記録してみます。明けの日、翌日、翌々日と、体と頭の重さを○・△・×でつけるだけで十分です。

夜勤明けの回復の変化(例)

以前

30代のころ:明けの日の夕方には、買い物に出かけられた

いま

50代のいま:明けの翌日の夜まで、頭と体が重い

回復に2日以上かかるようになると、夜勤の翌日が休みでも、その休みは回復だけで終わってしまいます。家のことや自分の時間がなくなっていく感覚が続くなら、回数や並びを見直すサインです。

記録は、夜勤の回数が多い月と少ない月で比べると、さらに役に立ちます。回数が減った月に回復が早くなるなら、「減らす」で楽になる見込みがあります。回数にかかわらず回復に時間がかかるなら、夜勤そのものとの付き合い方を考える時期かもしれません。

質問3:家計はどうか

夜勤手当は、毎月の収入の中で大きな割合を占めていることがあります。まず給与明細で、夜勤手当の1回の額と月の回数を確かめ、1年でいくらになるかを出します。そのうえで、住宅ローン、子どもの学費、老後に備えるお金など、これから必要なお金と並べます。計算のしかたは、このあとの「収入はどれくらい変わる?」でくわしく書きました。

判断の目安は、手当がなくなったときに「毎月の暮らしが回るか」です。貯金に回す額が減るだけなら、暮らしは保てます。毎月の支払いが足りなくなるなら、すぐにやめるより、続けながら家計を整える期間を1〜2年とる道もあります。

質問4:家族はどうか

50代は、親の介護が始まる、子どもが独立する、配偶者の働き方が変わるなど、家族の予定が動きやすい年代です。夜勤のある月に、親の通院の付き添いや家族の行事と重ならないか、勤務表を見ながら確かめます。

家族の予定は、自分を後回しにする理由にもなりがちです。「家族のために夜勤を続ける」と決める前に、自分の体が10年後もその働き方に耐えられるかを、質問1と質問2の答えと並べて見てください。

親の介護が始まりそうなら、職場の制度も確かめておきましょう。2025年4月から、介護に直面したことを申し出た人に対して、事業主が両立支援の制度を個別に知らせ、利用の意向を確かめることが義務になりました[2]。要介護状態の家族を介護する人がテレワークを選べるようにすることも、事業主の努力義務になっています[2]。制度と働き方の組み合わせは、看護師が介護・子育てと両立する在宅ワークにまとめています。

質問5:この先10年をどう働きたいか

最後に、10年後の自分を考えます。52歳なら62歳、55歳なら65歳。その年齢まで夜勤を続ける姿が想像できるか。どこかで夜勤のない働き方に移るなら、何歳で移るのがよいか。年齢ごとの予定を書き出すと、決める時期が見えてきます。65歳を過ぎても働きたいなら、夜勤のない働き方に、体力に少し余裕のある50代のうちに慣れておくという考え方もあります。

この先10年を書き出す例(52歳の場合)
  1. 52歳いま

    夜勤は月6回。明けの回復に2日かかる。

  2. 54歳子どもの学費が終わる

    家計に必要な額が下がる見込み。

  3. 57歳親の通院の付き添いが増えそう

    平日の日中に動ける働き方がほしい。

  4. 60歳定年(職場による)

    再雇用で続けるか、別の働き方にするか。

  5. 62歳住宅ローンを払い終える

    収入より、続けやすさを優先できる。

書いてみると、「今すぐやめる」か「ずっと続ける」かではなく、「あと2年続けて、学費が終わったら移る」のような道も見えてきます。50代からの働き方を広く比べたい方は、50代からの看護師の働き方で5つの選択肢を並べています。60歳以降まで見すえた準備は、看護師は定年後にどう働く?が参考になります。

夜勤を続けると決めたら、どう工夫する?

5つの質問に答えて「まだ続けられる」と感じたなら、無理を減らす工夫を一緒に始めます。続けることは、何も変えずに同じ働き方を重ねることではありません。

1つ目は、回数と並びの相談です。月の夜勤を1回でも減らせないか。明けの翌日を休みにしてもらえないか。回復の記録を見せながら相談すると、師長も勤務表を考えやすくなります。

伝えるときは、つらさだけでなく、続けたい気持ちも一緒に話すと受け止めてもらいやすくなります。たとえば「明けから戻るまでに2日かかるようになりました。夜勤は続けたいので、来月から回数を1回減らせないでしょうか」。あるいは「明けの翌日を休みにしてもらえると、次の勤務に体調を整えて入れます」。夜勤の形の違いや、減らす相談の進め方は看護師の夜勤がつらいときの選択肢でくわしく取り上げています。

2つ目は、明けの日の過ごし方を決めておくことです。帰ってすぐ眠るのか、少し起きてから眠るのか。その日に家族へ頼む家事は何か。決めておくと、疲れた頭で迷う時間が減ります。

3つ目は、見直す時期を決めることです。「3か月ごとに5つの質問に答え直す」と決めておけば、続けるかやめるかを毎日悩まずにすみます。毎年の健康診断の結果も、前の年と並べて見比べておくと、体の変化に早く気づけます。

夜勤を続けるための見直しの輪
  1. 回復にかかった日数を記録する
  2. 回数や並びを師長に相談する
  3. 明けの日の過ごし方を決めておく
  4. 3か月ごとに5つの質問に答え直す

夜勤をやめるなら、どんな働き方がある?

夜勤をやめる場合の道は、大きく3つあります。日勤の職場に移る、在宅の日中の仕事に移る、夜の時間帯に在宅で働く、の3つです。

夜勤をやめる場合の3つの道
働き方体の負担主な時間帯応募で見られやすいこと
日勤の職場(クリニック・健診・企業など)立ち仕事は残りやすい平日の日中が中心経験と、新しいやり方への慣れ
在宅の日中の仕事(電話相談・保健指導など)座り仕事が中心平日の日中経験の中身、パソコンと自宅の環境
夜の在宅の仕事(夜間オンコール代行)座り仕事だが夜に起きる夕方〜翌朝のシフト臨床経験の年数(例:丸5年以上)

出典:ドクターメイト株式会社(HERP上の採用ページ)「1PM802_オンコールナース|パート(採用ページ)」[3]

日勤の職場に移る

日勤の職場には、クリニック、健診センター、企業、介護施設の日勤などがあります。夜勤はなくなりますが、立ち仕事は残ることが多く、オンコールの当番がある職場もあります。新しい電子カルテや機器、職場ごとのやり方に慣れる時間も見込んでおきましょう。日勤の職場どうしの比べ方と、当番のある職場の見分け方は夜勤なしで働ける看護師の求人にまとめています。

在宅の日中の仕事に移る

在宅の日中の仕事は、電話健康相談、保健指導の面談、医療ライターなどです。座って働けて、通勤もなくなります。子どもが独立して、日中の家が静かになった50代には、働く場所を作りやすい面もあります。一方で、求人の数は限られ、パソコンの操作や、自宅の回線・個室といった環境の条件もあります。

夜の在宅の仕事に移る

夜の在宅の仕事の代表は、介護施設からの電話を自宅で受ける夜間オンコール代行です。求人の例では、自宅からのフルリモート勤務で時給1,600円〜2,700円(時間外手当・深夜手当を含む)でした。応募には正看護師の資格と、看護師の実務経験丸5年以上が必要とされていました(2026年10月8日に確認)[3]。

シフトは17時〜22時、22時〜翌3時などで、働き始めて1〜2か月は19時〜22時のシフトが必須でした[3]。夜に起きている負担は残りますが、移乗や歩き回る負担はありません。つらさの中心が「夜に起きていること」より「夜勤中に体を動かし続けること」にある人には、候補になります。仕事の中身は在宅の夜間オンコール代行の看護師求人をご覧ください。

臨床経験の年数を条件にする仕事では、50代はその条件を満たしやすい年代です。年齢で不利になりにくい職場の探し方は、50代の看護師が応募できる求人にまとめました。

2つを組み合わせる道もある

3つの道は、どれか1つを選ぶものとは限りません。たとえば「日勤のパートを週3日と、在宅の日中の仕事を週1日」「在宅の日中の仕事を中心に、慣れたら夜の在宅の仕事を月に数回」といった組み合わせもあります。収入と体の負担を、少しずつ調整しやすくなります。

夜勤をやめると、収入はどれくらい変わる?

収入の変化は、平均の数字ではなく、自分の給与明細で見積もるのが確実です。夜勤手当の年額、賞与への影響、新しい仕事の月収の3つを順に出します。

夜勤をやめたときの収入の変化を見積もる(計算の例)
項目計算のしかた例(仮の数字)
減る夜勤手当(年)1回の手当×月の回数×121万円×5回×12=60万円
賞与への影響賞与の計算に手当が入るか確かめる職場の規程による
新しい仕事の月収時給×1日の時間×週の日数×4.31,500円×7×4×4.3≒18万円
保険と税働く時間と働き方で変わる加入の条件を確かめる

編集部まとめ

表の例では、夜勤手当1回1万円・月5回と仮定すると、年60万円が減ります。新しい仕事を時給1,500円・1日7時間・週4日と仮定すると、月収は約18万円です。どちらも税金や社会保険料を引く前の、仮の数字です。

パートで働く時間を減らすと、勤め先の社会保険の加入の条件から外れることもあります。加入の条件や、退職金・将来の年金への影響は、職場の規程や加入している制度で違います。気になる点は、人事の担当者や年金事務所で確かめておきましょう。

減る分をどう補うかは、日勤の常勤で働く、責任のある役割を引き受ける、在宅の仕事を組み合わせるなど、いくつかの考え方があります。収入を下げにくい働き方は、夜勤なしでも収入を落としにくい看護師の仕事で整理しています。

くわしい計算の手順は、夜勤なしにすると看護師の年収はどれくらい下がる?で、自分の数字を入れて試せる形にしています。在宅の仕事の時給で月収を出したいときは、月収シミュレーターも使えます。

モデルケース:5つの質問で考え、在宅の日中の仕事を選んだWさん

モデルケース(架空の例)

5つの質問で考え、夜勤をやめて在宅の保健指導へ。横になって過ごす日が月10日ほどから2日ほどに

  • 月6回0回夜勤の回数
  • 10日ほど2日ほど体が重く横になって過ごす日(月)
  • 0日2日母の通院に付き添える平日(月)

このモデルケースは、在宅ワークを考える看護師が抱えやすい状況を想定して、編集部が作成した架空の例です。実在の人物・団体とは関係ありません。数字は説明のための例で、同じ結果になることを約束するものではありません。

成果

Wさんは、夜勤のある混合病棟を離れ、在宅のオンライン保健指導の仕事に移りました。平日の9時半から16時まで、週4日。ビデオ通話で、健診の結果をもとに生活習慣の相談にのっています。看護師と一緒に取っていた保健師の資格を、20年ぶりに生かす働き方です。

Wさん:やめるか続けるかしか考えていなかったけれど、5つに分けたら、自分が何を守りたいのかが見えました。

背景

Wさんは混合病棟で、月6回の夜勤を続けてきました。50代半ばから、夜勤明けは夕方まで眠っても疲れが取れず、翌日も頭が重いまま。いつもの自分に戻るまでに2日かかるようになり、休みの日はほとんど回復のために消えていました。

困っていたこと

続けるか、やめるか。Wさんは1年近く迷っていました。やめれば収入が減る。人手の足りない病棟に迷惑をかける。この年で新しい仕事に慣れられるのか。夫に相談しても「好きにしたらいい」と言われるだけで、決め手がないまま次の夜勤の日が来ていました。

選んだ理由

Wさんは5つの質問を紙に書き、休みの日に1つずつ答えました。健診で大きな異常はないものの、かかりつけ医には疲れのたまり方を相談しました。夜勤手当は年に約60万円で、子どもの学費が来年で終わることを考えると、家計で受け止められると計算できました。一人暮らしの母の通院に付き添いたいこと、65歳まで働きたいことも書き出すと、答えは「日中の仕事に移る」にまとまりました。30代に健診センターで保健指導をしていた経験を思い出し、保健師の資格を生かせる在宅の仕事を選びました。

Wさん:母の通院に付き添える平日ができて、気持ちに余裕が出ました。

始め方と工夫

Wさんは在職中に応募し、研修の日は有給休暇を使って参加しました。夜勤は退職の2か月前から減らしてもらい、引き継ぎも丁寧に済ませています。ビデオ通話の操作は、娘に教わって練習しました。夫も「それなら平日の夕飯は自分が作る日をつくる」と言い、週2日の夕食当番を引き受けてくれました。

Wさんの決め手は、1つの質問ではなく、5つの答えを並べて見たことでした。体調と回復の答えは「見直したい」、家計は「受け止められる」、家族と10年の答えは「日中の仕事がいい」。答えがそろったので、迷わずに動けました。保健師の資格がない方にも、日中の在宅の仕事には電話健康相談などの道があります。保健指導の仕事の条件は在宅・オンラインの保健指導の看護師求人で確かめられます。

気をつけたいこと:疲れた日に決めない

大きな決断ほど、夜勤明けの疲れた日にはしないでください。疲れているときは、「全部やめたい」と「まだ頑張れる」の間で気持ちが大きく揺れます。5つの質問には、よく眠れた休みの日に答えましょう。

続ける場合・やめる場合に確かめたいこと

夜勤を続ける場合

  • 回数や並びを調整してもらえるか
  • 体調の変化を相談できる人がいるか
  • 見直す時期を決めたか

夜勤をやめる場合

  • 減る収入を家計で受け止められるか
  • 退職金や社会保険への影響を確かめたか
  • 新しい仕事の研修や条件に無理がないか

決めるときは、家族にも5つの質問の答えを見せてください。「夜勤をやめたい」とだけ伝えると、家族は収入の心配から反対しがちです。回復の記録や家計の計算を一緒に見れば、話は「やめるかどうか」から「どうやって移るか」に進みやすくなります。

50代での転職は、新しい職場のやり方や機器に慣れるまで、時間がかかることもあります。在宅の仕事にも研修の期間があります。最初の数か月は覚えることが多いと見込んで、家族の協力や家事の分担も一緒に決めておくと安心です。

夜勤をやめることは、看護師としての力を手放すことではありません。積み重ねた経験は、日勤の職場でも在宅の仕事でも生きます。夜勤をやめても資格がなくなるわけではないので、体調や家族の事情が変われば、夜勤のある職場を選び直すこともできます。「一度やめたら戻れない」と思い詰めなくて大丈夫です。夜勤をやめる道筋の全体は、看護師が夜勤を卒業するルートで、日勤の職場・在宅の日中の仕事・夜の在宅の仕事を比べています。

今日からできること

5つの質問に答えるための材料は、2週間ほどで集まります。次の夜勤から、できることを1つずつ始めてみてください。材料がそろったら、最初の「5つの質問」の表に戻り、右の列に当てはまるものに印をつけます。印の数と体調の答えを見れば、続ける・減らす・やめるのどこから始めるかが決まります。

5つの質問に答えるための準備
  1. 1回復の日数を記録する

    次の2回の夜勤で、明けからいつもの自分に戻るまでをカレンダーに書きます。

  2. 2明細で手当を確かめる

    給与明細で、夜勤手当の1回の額と月の回数を見ます。

  3. 3家族と話す日を決める

    30分でよいので、介護や家計のことを話す時間をとります。

  4. 410年の予定を書く

    子ども・親・住まい・定年の予定を、年齢ごとに並べます。

  5. 5求人を1件だけ見る

    気になる働き方の求人を1件開き、条件を読んでみます。

よくある質問

50代で夜勤をやめると、職場に迷惑がかかりませんか?

夜勤のできる人が減れば、職場は勤務表を組み直す必要があります。だからこそ、早めに相談し、引き継ぎの時期を一緒に決めることが、職場への何よりの配慮になります。体を壊して急に休むことになれば、職場にとっても負担は大きくなります。

50代でも、夜勤のない仕事に採用されますか?

経験を重視する仕事では、50代の経験が強みになります。夜間オンコールの求人の例では、看護師の実務経験丸5年以上が条件でした(2026年10月8日に確認)[3]。年齢で不利になりにくい職場の探し方は、50代の看護師が応募できる求人をご覧ください。

夜勤の回数を減らすだけでも、楽になりますか?

回数が減ると、回復にあてる日も減るため、楽になる人はいます。減らした後も回復の日数を記録し、3か月ほどで変化を確かめてみてください。減らしても回復が追いつかないなら、やめる方向を考える時期です。

夜の在宅の仕事は、50代でも続けられますか?

移乗や歩き回る負担はありませんが、夜に起きている負担は残ります。求人の例では、働き始めて1〜2か月は19時〜22時のシフトが必須で、研修は平日の10時〜15時でした[3]。眠りへの影響も含めて、自分の体と相談して選びましょう。

更年期の不調もあって夜勤がつらいのですが、どうしたらいいですか?

まず医療機関で相談し、不調の原因を確かめてください。そのうえで、職場に勤務の調整を相談する、夜勤のない働き方を考えるといった道があります。くわしくは更年期で夜勤がつらい看護師へをご覧ください。

夜勤をやめると、将来の年金は変わりますか?

働き方や収入、加入する制度によって変わることがあります。ねんきん定期便で今の見込みを確かめ、個別のことは年金事務所で相談するのが確実です。

夜勤をやめるなら、いつ動き始めるのがいいですか?

在職中に次の仕事を探し始めると、収入が途切れにくくなります。退職を申し出る時期は就業規則で確かめ、賞与の時期や引き継ぎの期間も考えて逆算しましょう。全体の流れは看護師が在宅ワークに転職するまでの流れにまとめています。

50代の看護師は、何歳まで夜勤を続けるのがふつうですか?

何歳まで夜勤を続けているかを示す確かな統計は、今回確認できませんでした。年齢で区切るより、5つの質問の答えで、自分が続けられる年齢を決めるほうが納得しやすくなります。

まとめ

50代で夜勤がつらいとき、続けるかやめるかを一度に決める必要はありません。体調・回復にかかる時間・家計・家族・この先10年の5つの質問に答えれば、続ける・減らす・やめるの中から、自分に合う道が見えてきます。

  • 5つの質問には、よく眠れた休みの日に答える
  • 続けるなら、回数・並び・見直す時期を決める
  • やめるなら、日勤・在宅の日中・夜の在宅の3つの道と、収入の変化を確かめる

一人で答えを出すのがつらいときは、話しながら一緒に整理しましょう。LINEでも、下のフォームからでも相談を受け付けています。

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ほいくの相談室 編集部。保育士の方からの相談で多く聞かれる悩みをもとに、公的な資料で確認できる情報をまとめています。