保育士のブランクがある履歴書の書き方|空白期間の例文

履歴書の職歴欄に、前の園の名前と「一身上の都合により退職」まで書いて、次の行でペンが止まる。そこから今日までの5年分の空白を、どう埋めればいいのか分からない。何も書かずに「現在に至る」と続けていいのか、それとも何か理由を書くべきなのか。下書きの紙だけが何枚も増えていきます。

ブランクのある人が履歴書で迷うのは、空白期間が「マイナスに見られるのでは」という不安があるからです。けれど、保育園の採用担当者が履歴書を見て確かめたいのは、空白の長さそのものより、「なぜ空いたのか」「今は働ける状態なのか」という点です。そこに一行で答えられていれば、空白期間はそれほど大きな問題になりません。

この記事では、保育士のブランクがある人が履歴書を書くときの手順を、職歴欄、資格欄、志望動機、本人希望欄の順に、例文を交えてまとめました。提出前に見直すチェックリストも用意しています。

この記事でわかること

  • ブランク(空白期間)を履歴書のどこに、どう書けばよいか
  • 子育て・介護・体調・ほかの仕事など、理由別の書き方の例文
  • 資格欄・志望動機・本人希望欄でブランクを補う書き方
  • 提出前に見直す、ブランクのある履歴書のチェックリスト

結論

保育士のブランクがある履歴書は、空白期間を隠さず、職歴欄の最後に理由を一行で添えるのが基本です。たとえば前の園の退職の行を「出産・育児のため退職」とし、次の行に「以後、子育てに専念」と一行添えてから「現在に至る」「以上」で締めます。理由が一行あるだけで、採用担当者は空白の事情を知ることができ、面接でもその続きから話せます。志望動機ではブランク中の経験と今戻りたい理由を、本人希望欄では働ける条件を具体的に書きます。保育士として働くには保育士登録が必要なので[1]、資格欄を書く前に登録証が手元にあるかも確かめておきましょう。

01空白期間は「隠さず、一行で、理由を添える」

要点:ブランクのある履歴書でいちばん大切なのは、空白期間を隠そうとしないことです。職歴欄に理由を一行添えるだけで、読み手の「この期間は何をしていたのだろう」という疑問は消え、印象はむしろ落ち着いたものになります。

採用担当者は、職歴の年月を見て、空白の期間があれば自然に気づきます。そこに何も書かれていないと、「何か言いにくい事情があるのだろうか」「面接で詳しく聞かなければ」と、読み手のほうで想像が膨らんでしまいます。一行の説明は、その想像を止めるためのものです。

図1

項目避けたい例伝わる例
退職の行一身上の都合により退職(その後の記載なし)出産・育児のため退職
空白期間の扱い何も書かずに「現在に至る」「以後、子育てに専念」と一行添える
年月の書き方年だけ、または西暦と和暦が混ざる西暦か和暦のどちらかにそろえ、月まで書く
ブランク中の仕事保育と関係ないので省く短期のパートも含めて書き、仕事内容を短く添える
志望動機「ブランクがあり不安ですが」と謝りから始まるブランク中の経験と、今戻りたい理由から書く
図1 空白期間の書き方:避けたい例と伝わる例

採用担当者が空白期間で気にしていること

保育園の採用担当者が履歴書の空白期間を見て気にするのは、主に三つです。今は働ける状態にあるか。また短い期間で辞めてしまわないか。保育の現場の動きにもう一度ついていけそうか。

この三つのうち、履歴書だけで答えられるのは最初の「なぜ空いたのか、今は働けるのか」です。残りの二つは、志望動機と面接で伝えます。履歴書で全部を説明しようとせず、書類ごとに役割を分けて考えると、書く内容がすっきりします。

ブランクがあっても、書類で過度に心配しなくていい理由

保育士の有効求人倍率は2026年7月時点で2.80倍で、全職種の1.15倍を大きく上回っています[2]。東京都では4.04倍です[3]。保育の現場は人手を必要としており、ブランクがあるというだけで一律に書類で外されるとは考えにくい状況です。

また、2024年10月1日時点で保育士登録者は約190.5万人いますが、社会福祉施設等で保育士として働いている人は約67.5万人です[4]。働いていない側の約123.0万人には認可外保育施設や幼稚園で働く人なども含まれますが[4]、資格を持ちながら保育の現場を離れている人が多いことは確かです。ブランクのある応募者は、採用する側にとっても珍しい存在ではありません。

02職歴欄の書き方:ブランクのある保育士の手順

要点:職歴欄は、勤務先を古い順に並べ、最後の退職の行に理由を添えてから、ブランクの一行、「現在に至る」「以上」と続けます。下書きの前に年表を作ると、年月の書き間違いを防げます。

図2

  1. 年表を作る

    卒業から今日までを1年ごとに書き出し、勤務した園、ブランク中のパートや家庭の出来事を並べます

  2. 勤務先の正式名称を確かめる

    運営法人名と園名をそろえて書きます。園名が変わっている場合は当時の名称で書き、必要なら現在の名称を添えます

  3. 雇用形態と担当を添える

    「正職員として入職」「2歳児クラス担任」のように、短い言葉で仕事の中身が分かるようにします

  4. 退職の行に理由を書く

    自己都合なら「一身上の都合により退職」、出産・育児や家族の介護が理由ならそのまま書いても構いません

  5. ブランクの一行を入れる

    「以後、子育てに専念」「以後、家族の介護に専念」など、空白期間の過ごし方を一行で添えます

  6. 締めの行を書く

    最後に「現在に至る」と書き、その下の行の右側に「以上」と書きます

図2 ブランクのある保育士が職歴欄を書く手順

職歴欄の記入例

たとえば、短大を卒業して私立の認可保育園で6年働き、出産を機に退職して5年のブランクがある人なら、職歴欄は次のようになります(年月や名称は例です)。

  • 2015年4月:社会福祉法人○○会 ○○保育園 入職(正職員)
  • (同園で0歳児から5歳児まで、各クラスの担任を経験)
  • 2021年3月:出産・育児のため退職
  • (以後、子育てに専念)
  • 現在に至る
  • 以上(右寄せで書く)

担任をしたクラスや役割は、職歴欄に一行添える程度にとどめます。行事のリーダーや実習生の指導など、もっと詳しく伝えたい経験がある場合は、職務経歴書や面接で話すほうが伝わりやすくなります。

ブランク前に複数の園で働いていた場合

ブランクの前に2園、3園と勤務先が変わっている人は、それぞれの入職と退職を1行ずつ書き、退職の行には短い理由を添えます。「2018年3月:一身上の都合により退職」「2018年4月:株式会社○○ ○○保育園 入職(正職員)」のように、退職と次の入職の年月が続いていれば、その間に空白がないことがひと目で分かります。ブランクの一行を入れるのは、最後の勤務先を退職した行の次だけです。途中に数か月の空白がある場合も、「以後、転職活動」のように一言添えておくと、読み手が年月を確かめる手間が省けます。

ブランク中にパートや別の仕事をしていた場合

ブランクの間に、保育以外のパートやアルバイトをしていた人もいるでしょう。その期間も職歴として書くのが基本です。「2022年4月:株式会社○○ 入社(パート)スーパーのレジ・品出しを担当」「2024年3月:一身上の都合により退職」のように書くと、空白に見えていた期間が「働いていた期間」に変わります。

短期間の仕事が多くて欄に収まらない場合は、「2022年〜2024年:小売店・飲食店でパート勤務(計3か所)」のようにまとめても構いません。まとめた場合は、面接で聞かれたときに一つずつ説明できるよう、それぞれの期間と仕事の内容を手元のメモに残しておきます。

派遣で保育に関わっていた場合

ブランクの途中で、派遣の保育補助などとして働いていた人もいます。その場合は、雇用主である派遣会社の名前を書き、派遣先と仕事の内容を添えます。「2023年4月:株式会社○○(派遣会社)より○○保育園に派遣、1歳児クラスの保育補助を担当」のように書けば、ブランク中も保育に関わっていたことが伝わり、面接での話題にもなります。

03理由別・空白期間の書き方と例文

要点:空白期間の一行は、理由ごとに書き方の型があります。どの理由でも、最後に「今は働ける状態であること」が伝わるようにすると、読み手の不安に先回りできます。

図3

  • 1

    子育て

    「出産・育児のため退職」「以後、子育てに専念」。本人希望欄に「子どもは保育園に入園済みのため、平日8時半〜17時の勤務が可能です」と添えます

  • 2

    家族の介護

    「家族の介護のため退職」「以後、家族の介護に専念(現在は介護サービスの利用により勤務に支障なし)」と、今の状況まで書きます

  • 3

    体調の回復

    「療養のため退職」「以後、療養に専念(現在は回復し、勤務に支障なし)」。病名まで書く必要はありません

  • 4

    配偶者の転勤

    「配偶者の転勤に伴い退職」「以後、転居先で家事と子育てに専念」。転居が何度か続いた場合も、まとめて一行にします

  • 5

    資格や学び直し

    「以後、○○の資格取得のため勉強に専念」。保育に関係する学びなら、志望動機でも触れます

  • 6

    特に理由がない

    「以後、家事に専念」など、事実の範囲で一行にします。理由を飾る必要はありません

図3 理由別・空白期間の一行の例文

体調の理由は、書きすぎないことも大切

体調を崩して退職し、療養していた期間がある場合、どこまで書くかは悩むところです。履歴書には病名を書く必要はなく、「療養のため退職」「現在は回復し、勤務に支障なし」で十分です。ただし、「勤務に支障なし」と書けるかどうかは、自分の判断だけでなく主治医とも相談しておくと安心です。まだ通院していて配慮が必要な場合は、無理に「支障なし」と書かず、面接で「月に1回、平日に通院があります」のように具体的に伝えるほうが、入職後に自分を苦しめずにすみます。

理由を詳しく書きたくないときは

家庭の事情などで、理由をあまり詳しく書きたくないこともあるでしょう。その場合は「一身上の都合により退職」のままにして、空白期間の一行は「以後、家事に専念」のように、事実の範囲で簡潔にまとめても構いません。面接で聞かれたときに一言で答えられる準備だけしておけば十分です。理由を飾ったり、事実と違う内容を書いたりすると、入職後に説明がつかなくなることがあるので避けてください。

04資格欄・志望動機・本人希望欄でブランクを補う

要点:職歴欄で空白の理由を伝えたら、資格欄で「保育士として働ける状態」を、志望動機で「戻りたい理由と、この園を選んだ理由」を、本人希望欄で「働ける条件」を伝えます。この三つがそろうと、ブランクのある履歴書でも読み手が安心できる一枚になります。

資格欄:登録の年月と、登録証の名前を確かめる

保育士資格は、試験に合格したり養成校を卒業したりしただけでは、保育士として働くことはできません。都道府県の保育士登録簿に登録を受け、保育士登録証の交付を受ける必要があります[1]。資格欄には「保育士登録」と、登録証に書かれている年月を書くのが確実です。

ブランクの間に結婚などで姓が変わった人は、登録証の書換え交付の申請が必要です。登録証の記載事項に変更があったときは、遅滞なく、登録を行った都道府県知事に申請することになっています[5]。また、東京都は、保育士登録の手続きに2か月程度かかると案内しています[6]。書換えにかかる期間も含め、登録した都道府県の案内を早めに確かめておくと、応募の直前に慌てずにすみます。なお、東京都は「登録をしないからといって、保育士資格が消滅するわけではありません」とも案内しています[6]。

志望動機:ブランク中の経験と、今戻る理由をつなげる

ブランクのある人の志望動機は、「なぜ今、保育の仕事に戻りたいのか」と「なぜこの園なのか」をつなげて書くのが基本です。そこにブランク中の経験を一つ添えると、空白期間が「何もしていなかった時間」ではなく「今につながる時間」として伝わります。

例:子育てに専念した5年間で、保護者として園に子どもを預ける立場を経験し、連絡帳の一言や送迎時の声かけが保護者の安心につながることを実感しました。貴園の見学で、降園時に担任の先生が一人ひとりの様子を保護者に伝えている姿を拝見し、以前担当していた0歳児クラスの経験をこの環境で活かしたいと考え、志望いたしました。

ブランク中に保育以外の仕事をしていた人は、その仕事で身についたことを保育の場面に結びつけると、空白期間が強みとして伝わります。

例:ブランク中の3年間は、飲食店のホールで働き、混み合う時間帯でも一人ひとりのお客様に目を配りながら、同僚と声をかけ合って動く経験を積みました。複数の子どもの様子を同時に見ながら、職員同士で連携する保育の現場でも、この経験を活かせると考えています。

書き出しで「ブランクがあり不安ですが」と謝るのは避けます。不安な気持ちは自然なものですが、志望動機の役割は、園に「この人に来てほしい」と思ってもらうことです。不安なことや配慮してほしいことは、本人希望欄や面接で具体的に伝えれば十分です。志望動機の組み立て方は保育士の志望動機の例文でも詳しく紹介しています。

本人希望欄:働ける条件を、具体的に短く

本人希望欄は、ブランクのある人にとって大切な欄です。子育てや介護などの事情がある場合は、働ける曜日や時間帯を具体的に書いておくと、園側も配置を考えやすくなります。「勤務時間は平日8時半〜16時半を希望します(子どもの保育園の送迎のため)」のように、条件と理由を短く書きます。特に条件がない場合は「貴園の規定に従います」と書けば問題ありません。条件を書きすぎると応募できる求人が減るので、譲れない条件だけに絞ることが肝心です。

05相談事例:「空白の7年」を書き直して、書類が通るようになった

要点:職歴欄の数行と志望動機の書き出しを直しただけで、書類選考の通過が0園から3園に変わったモデルケースです。何を足し、何を消したのかを追ってみてください。

謝る履歴書から、経験を伝える履歴書へ

相談事例(モデルケース)

お名前
るかさん(仮名)・38歳
保育士歴
私立認可保育園で6年(0〜2歳児クラスが中心)、ブランク7年
ブランク中
父親の介護(約4年)、その後は医療機関の受付でパート(約3年)
変化
書類選考 3園に応募して通過0園 → 書き直し後 4園に応募して通過3園

編集部最初に書いた履歴書は、どんな内容でしたか。

るかさん

職歴欄は前の園を辞めたところで終わっていて、そのまま「現在に至る」。受付のパートは保育と関係ないから書かなくていいと思って、省いてたんです。志望動機は「7年のブランクがあり、ご迷惑をおかけするかもしれませんが」から始まっていて。今読むと、謝ってばかりですよね。

編集部3園続けて書類が通らなかったとき、どう感じましたか。

るかさん

やっぱり7年は長すぎたんだって思いました。もう保育には戻れないのかなって。でも、保育の仕事に詳しい相談窓口で話したときに「この履歴書だと、7年間なにをしていたか一つも分からないですよね」と言われて、はっとしたんです。空白に見えていたのは、私が書いていなかったからだったんだって。

編集部具体的にどこを書き直しましたか。

るかさん

退職の行を「家族の介護のため退職」にして、「以後、父の介護に専念」と一行足しました。それから受付のパートもちゃんと職歴に入れて、「受付・電話対応・患者さんの案内を担当」と書きました。志望動機は、介護で身についた「相手のペースに合わせて待つこと」を、0歳児の生活リズムに寄り添う保育に活かしたい、という内容に変えました。

編集部書き直したあと、何が変わりましたか。

るかさん

4園に出して、3園から面接の連絡が来ました。面接でも「受付のお仕事では、どんな方と接していましたか」って、パートの話から自然に会話が始まって。空白だと思っていたところが、話のきっかけになったんです。

空白だと思っていた7年に、ちゃんと書けることがあったんです。

るかさん(仮名)

るかさんはその後、面接を受けた認可保育園の一つに、1歳児クラスの副担任として正職員で入職しました。入職後は、受付の仕事で身についた保護者への丁寧な言葉づかいを、園長から褒められたそうです。

このケースで変わったのは、経歴そのものではなく書き方です。ブランク中の出来事を一行ずつ書き足し、謝る言葉を経験の言葉に置き換えただけで、同じ7年が違って見えるようになりました。「保育と関係ないから」と省いている経験がないか、一度見直してみてください。

※相談で多く寄せられる状況をもとに再構成したモデルケースです。特定の個人ではなく、数値は一例です。

図4

書き直す前書き直した後

職歴欄で説明できている期間

13年のうち6年
13年すべて

志望動機の中の謝る言葉

3か所
0か所

書類選考の通過

3園中0園
4園中3園
図4 るかさんの履歴書の変化

06提出前に見直す、ブランクのある履歴書のチェックリスト

要点:書き終えたら、提出前に次の項目を一つずつ確かめます。ブランクのある人が見落としやすいのは、年月のずれ、登録証の名前、本人希望欄の書きすぎの三つです。

図5

  • 学歴と職歴の年月に、説明のない空白がないか空白期間には必ず一行の説明を入れます
  • 西暦と和暦が混ざっていないかどちらかにそろえると、読み手が年数を計算しやすくなります
  • 勤務先の名称が当時の正式名称になっているか運営法人名と園名をそろえて書きます
  • 退職の理由が事実どおりか事実と違う理由は、面接や入職後に説明がつかなくなります
  • ブランク中のパートや派遣も書いているか保育と関係ない仕事も、働いていた期間として伝わります
  • 資格欄の年月が登録証と合っているか登録証を見ながら書くと確実です
  • 登録証の氏名が今の氏名と同じか姓が変わっている場合は、書換え交付の申請が必要です[5]
  • 志望動機が謝る言葉から始まっていないかブランク中の経験と、戻りたい理由から書き始めます
  • 本人希望欄の条件が、譲れないものだけに絞られているか条件が多すぎると、応募できる園が減ります
  • 写真が最近撮ったものかブランクが長い人ほど、今の姿が分かる写真が安心につながります
図5 ブランクのある履歴書・提出前の確認リスト

手書きかパソコンか、迷ったときは

応募先が手書きを指定している場合はそれに従います。特に指定がなければ、どちらで作っても構いません。大切なのは、読みやすさと誤字のなさです。手書きの場合は、下書きを鉛筆で書いてから清書すると、空白期間の一行を入れ忘れることも防げます。パソコンで作る場合は、年月の数字の全角・半角をそろえておくと、読み手の目が止まりません。履歴書全体の基本的な書き方は保育士の履歴書の書き方でも確認できます。

07書類だけで全部を説明しようとしなくていい

要点:履歴書は、ブランクのすべてを説明する書類ではなく、面接で話すきっかけをつくる書類です。また、書類が通らなかったとしても、その理由がブランクだけとは限りません。

説明しきれない部分は、面接に残しておく

空白期間の事情を、履歴書の小さな欄に全部書き込もうとすると、文字が詰まり、かえって読みにくくなります。履歴書には一行の理由と今の状態だけを書き、詳しい事情や気持ちは面接で話せば十分です。面接でブランクをどう伝えるかは復職の面接でのブランクの伝え方にまとめています。

書類で落ちても、ブランクのせいとは限らない

書類選考の結果は、応募した時期にどのクラスで人が必要か、どんな勤務時間の人を探しているかなど、園の事情に大きく左右されます。たとえば園が早番・遅番に入れる正職員を探しているときに、時間の限られたパートを希望すれば、ブランクの有無にかかわらず条件が合わないことがあります。何園か通らなかったとしても、それは「保育士として求められていない」という意味ではありません。応募先の条件と自分の条件が合っているかを見直すほうが、次につながります。

一人で書類を見直していると、どこが伝わりにくいのか自分では気づきにくいものです。復職全体の不安についてはブランク復職の不安を整理する方法も参考にしてください。ほいくの相談室では、応募するかどうかを決めていない段階の相談も受けています。空白期間をどう説明するかを話しながら整理するだけでも、履歴書に書く言葉は見つかりやすくなります。

よくある質問

ブランクが10年以上あっても、履歴書の書き方は同じですか?

基本の書き方は同じです。退職の行に理由を書き、空白期間の過ごし方を一行添えます。期間が長い場合は、その間に家庭や地域で子どもと関わった経験や、学び直したことなどを志望動機で具体的に書くと、空白が「今につながる時間」として伝わります。

ブランク中の短期パートは、すべて書かなければいけませんか?

職歴として書くのが基本ですが、数が多くて欄に収まらない場合は「2022年〜2024年:小売店などでパート勤務(計3か所)」のようにまとめても構いません。面接で聞かれたときに説明できるよう、それぞれの期間と仕事内容はメモにしておきます。

保育士登録証が見つかりません。履歴書に資格を書いてもいいですか?

登録を受けていれば資格欄に書けますが、正確な登録年月を確かめるためにも、登録した都道府県の窓口に問い合わせておくと安心です。登録をしていなかったと分かった場合は、手続きに時間がかかることがあるため[6]、早めに申請を始めてください。

「ブランクがあるので研修を受けたい」と履歴書に書いてもいいですか?

書いても構いませんが、履歴書より面接で「入職後に、今の書類の書き方や一日の流れを確認する時間をいただけると助かります」と伝えるほうが、園側も答えやすくなります。履歴書には働ける条件を中心に書くと、読み手が判断しやすくなります。

前の園を短期間で辞めていて、さらにブランクもあります。どう書けばいいですか?

在籍期間が短くても、省かずに書くのが基本です。退職の理由を一行で書き、その後の過ごし方を添えます。面接では、短期間で辞めた理由と、次の職場で大切にしたいことをセットで話せるようにしておくと安心です。転職回数が多い場合の書き方は転職回数が多い保育士の履歴書も参考になります。

参考にした資料

  1. 児童福祉法 第18条の18
  2. こども家庭庁「保育士有効求人倍率(R8.7)」(出典:厚労省 職業安定業務統計)
  3. こども家庭庁「保育士有効求人倍率(R8.7)」
  4. こども家庭庁「保育人材の確保のための総合的な対策」令和8年3月版
  5. 児童福祉法施行令 第17条
  6. 東京都福祉局「保育士に関すること」

※制度や数値は記事の更新時点で公的機関の資料により確認しています。最新の情報は各リンク先でご確認ください。

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