保育士の年間休日が多い園の探し方|夜勤・残業なしの求人も

来月のシフト表が貼り出されると、まず土曜日の欄を探す。今月も土曜出勤が2回。振替の休みは平日に入っているけれど、友人との予定はたいてい週末なので、また断りの連絡を入れることになる。会社勤めの友人が「来週から9連休」と話しているのを聞くと、同じ社会人なのにどうしてこんなに違うのだろうと、少しうらやましくなります。

保育士は、土曜保育や延長保育、行事があるため、休みが不規則になりがちな仕事です。それでも、園によって年間休日の日数には大きな差があります。土曜出勤がほとんどない園、夏と冬にまとまった休みをとれる園、夜勤がなく生活のリズムを整えやすい園。休みの多さは、体力の回復にも、家族や自分の時間にも直結します。

この記事では、保育士が年間休日の多い園を探すときの目安と、求人票の読み方、休みが多い園に共通する特徴をまとめました。夜勤なし・残業なしのパートを探す人に向けた確認点も紹介しています。休みの日数だけでなく、本当に休める職場かどうかを見極める材料にしてください。

この記事でわかること

  • 保育士の年間休日の目安(105日・120日・125日以上)と、日数の数え方
  • 年間休日が多い園に共通する特徴
  • 求人票の「年間休日」「週休2日」の読み方と、有給休暇との関係
  • 夜勤なし・残業なしの求人を探すときの確認点

結論

保育士が年間休日の多い園を探すなら、年間休日120日以上を一つの目安にします。1日8時間・週40時間という法定労働時間[1]の範囲で週5日働くと、休日は年105日前後になり、これが最低限に近い水準です。120日以上の園では、土曜保育を当番制にして振替休日を確実にとれるようにしている、年末年始や夏季休暇をまとまってとれる、といった特徴がよく見られます。求人票の日数だけで判断せず、有給休暇を別に取れるか、土曜出勤の回数、行事の振替の扱いまで確かめると、本当に休みが多い園かどうかが見えてきます。

01保育士の年間休日の目安:105日・120日・125日で何が違うか

要点:年間休日105日前後は、週休2日を守った最低限に近い水準、120日前後は土日祝に近い休みがとれる水準、125日以上は長期休暇もまとまってとれる水準です。日数の違いは、毎月の休みの形と、連休のとり方の違いに表れます。

年間休日の目安を考える土台になるのが、法定労働時間です。労働時間は原則として1日8時間、1週40時間までと決められています[1]。1日8時間で働く場合、週に働けるのは5日までなので、1年(約52週)で考えると、休日は少なくとも104日、年によっては105日前後になります。求人票で年間休日が105日前後となっているのは、この計算にもとづいていることが多いのです。

ただし、園によっては、1年単位の変形労働時間制を使い、忙しい時期とそうでない時期で勤務時間を調整していることがあります[2]。その場合は、1日の勤務時間や休日の配置が一般的な計算と違ってくるため、求人票の年間休日の数字と、1日の勤務時間をセットで見ることが大切です。

図1

項目105日前後120日前後125日以上
休みの形週休2日が基本。祝日は出勤のことが多い週休2日に加えて、祝日の多くが休みになる週休2日、祝日に加えて、長期休暇をまとまってとれる
土曜出勤月2〜3回ほどで、振替は平日月1〜2回ほどの当番制月1回以下、または土曜保育の専任がいる
連休年末年始のみのことが多い年末年始と、夏に数日年末年始、夏、春などに数日ずつ
向いている人平日に休みがあってもよい人土日祝のリズムに近い生活をしたい人旅行や趣味、家族の時間をまとめてとりたい人
図1 年間休日の日数ごとの、休みの形の目安(例)

「休日」と「休暇」は別のもの

求人票を読むときに混同しやすいのが、「休日」と「休暇」の違いです。年間休日は、もともと働く義務のない日の合計で、土日や祝日、園が決めた年末年始の休みなどが入ります。一方、有給休暇は、本来は働く日に、本人が申し出て休む日です。年間休日の数字には、ふつう有給休暇は含まれていません。

注意したいのは、夏季休暇の扱いです。園によっては、夏の数日の休みを年間休日に含めている場合もあれば、有給休暇を計画的に使う形にしている場合もあります。後者だと、年間休日の数字は少なめに見えても夏休みはあり、そのかわり自由に使える有給休暇の日数が減ります。「夏季休暇は年間休日に含まれていますか、有給休暇を使う形ですか」と聞いておくと、休みの全体像がつかめます。

表の内容はあくまで目安で、同じ日数でも休みの配置は園によって違います。120日の園でも、祝日を出勤にして夏休みを長めにとる園もあれば、祝日はすべて休みで長期休暇は短い園もあります。自分が休みたいのは「毎週末」なのか「まとまった連休」なのかを先に決めておくと、求人を比べやすくなります。

02年間休日が多い園に共通する特徴

要点:年間休日が多い園は、土曜保育の体制、長期休暇の仕組み、行事の振替、有給休暇の取りやすさ、職員の人数の5つが整っていることが多いものです。日数の数字の裏にある仕組みを見ると、休みが守られる園かどうかが分かります。

図2

  • 1

    土曜保育の当番制

    土曜出勤を職員で順番に回し、振替休日を同じ週か翌週に確実にとれるようにしている

  • 2

    長期休暇の仕組み

    年末年始に加え、夏や春に交代で数日の休みをとれるよう、勤務表を早めに組んでいる

  • 3

    行事の振替

    土曜の運動会や発表会のあとに、振替休日を必ず入れている

  • 4

    有給休暇を取りやすい雰囲気

    年度の初めに休みの希望を出せる、半日単位で取れるなど、使い方の工夫がある

  • 5

    職員の人数の余裕

    フリーやパートの職員がいて、誰かが休んでもクラスが回る

図2 休みが多い園に見られる5つの仕組み

この5つのうち、特に効いてくるのが最後の「職員の人数の余裕」です。年間休日の日数が多く設定されていても、人が足りない園では、休みの日に呼び出されたり、振替がとれないまま年度が終わったりすることがあります。見学のときに、職員室の勤務表や、休みの希望の出し方を聞いてみると、休みが実際に守られているかが見えてきます。

見学で休みの実態を確かめる質問

休みのことを質問するのは、気が引けるかもしれません。それでも、聞き方を工夫すれば、働く意欲を疑われることはありません。次のような質問が使いやすいものです。

  • 「土曜保育は、職員の皆さんでどのように回していらっしゃいますか」
  • 「運動会のあとの振替のお休みは、いつごろとる方が多いですか」
  • 「夏や年末年始のお休みは、どのように順番を決めていますか」
  • 「お子さんの行事などで休みたいときは、いつまでに希望を出せばよいですか」

答えの中身だけでなく、答え方にも注目してください。すぐに具体的な答えが返ってくる園は、休みの仕組みが職員の間で共有されています。「そのときによって」「みんなで調整して」という答えばかりなら、休みが人手の状況で左右されやすい園かもしれません。

土日休みを優先したい場合

土日祝の休みを優先したいなら、土曜保育のない職場を選ぶ方法もあります。たとえば、平日のみ開所している企業内保育所や、土曜保育を別の職員が担当している園などです。子育て中で土日の休みを最優先にしたい人は、土日休みの保育士求人の探し方で、探し方を詳しく紹介しています。

03求人票の「年間休日」を読み解く

要点:求人票の年間休日の数字には、何が含まれているかの違いがあります。「週休2日」と「完全週休2日」の違い、長期休暇が含まれているか、有給休暇は別かどうかを確かめます。

求人を出すときには、就業時間や休憩、休日、時間外労働の有無などを示すことが、職業安定法のルールで決められています[3]。休日の書き方は求人票によってさまざまなので、言葉の違いに注意して読みます。

図3

  • 年間休日の日数105日前後か、120日前後か、125日以上かで休みの形が変わる
  • 「週休2日」か「完全週休2日」か週休2日は月に1回以上週2日の休みがある意味で使われることもあり、毎週とは限らない
  • 土曜出勤の回数と振替の時期月に何回あるか、振替は同じ週か翌週にとれるか
  • 年末年始・夏季休暇が年間休日に含まれるか含まれていると、ほかの月の休みが少ないこともある
  • 行事のあとの振替休日土曜の行事のあとに、振替がきちんと入るか
  • 有給休暇の取得の実績年間休日とは別に、実際にどのくらい取れているか
  • 1日の勤務時間と変形労働時間制の有無休日が多い分、1日の勤務が長くなっていないか
図3 求人票と面接で、休日について確かめること

年間休日に、有給休暇を足して考える

年間休日とは別に、有給休暇があります。有給休暇は、雇われてから6か月続けて働き、決められた日の8割以上出勤した人に10日付与され、その後は勤続年数に応じて増えていきます[4]。2019年4月からは、年10日以上の有給休暇が付与される人について、使用者は年5日を時季を指定して取らせることが義務になりました[5]。

図4

フルタイムで働く場合の有給休暇の付与日数(勤続年数別)[4]

6か月10日
1年6か月11日
2年6か月12日
3年6か月14日
4年6か月16日
5年6か月18日
6年6か月以上20日
図4 フルタイムで働く場合の有給休暇の付与日数(勤続年数別)[4]

たとえば、年間休日120日の園で、勤続3年6か月の人が有給休暇14日をすべて使えば、休みは年134日になります。同じ120日の園でも、有給休暇をほとんど使えない雰囲気なら、休みは120日のままです。年間休日の数字と同じくらい、有給休暇が実際に使われているかを確かめる価値があります。

04夜勤なし・残業なしの求人を探すとき

要点:多くの認可保育園には夜勤はありませんが、24時間対応の院内保育や夜間保育、乳児院などでは夜勤があることがあります。残業なしのパートを探すなら、求人票の「時間外労働の有無」と、行事前の扱いを確かめます。

夜勤がある職場、ない職場

保育士の仕事で夜勤があるかどうかは、職場の種類でおおよそ決まります。一般的な認可保育園は、延長保育で19時や20時まで開いている園はあっても、夜通しの勤務はありません。一方、病院の職員の子どもを預かる24時間対応の院内保育、夜間保育を行う園、乳児院などでは、夜勤や宿直の勤務が入ることがあります。

午後10時から午前5時までの深夜の労働には、25%以上の割増賃金が支払われます[6]。夜勤のある職場は手当がつく分、月収が高くなることもありますが、生活のリズムが崩れやすく、夜勤明けの日を休みと数えるかどうかで、実際に休める日数の感じ方も変わります。院内保育の働き方は院内保育園の働き方で詳しく紹介しています。

図5

認可保育園の日勤

夜勤はなし。延長保育の遅番や行事前の準備で残業が出ることがある

夜勤なし

企業内保育所

企業の勤務時間に合わせた開所で、平日のみの園もある。夜勤は少ない

土日休みも

24時間対応の院内保育

病院の勤務に合わせて夜勤や宿直がある。夜勤手当がつく

夜勤あり

乳児院

24時間の生活を支えるため、交代で夜勤や宿直がある

夜勤あり

図5 職場の種類ごとの、夜勤と残業の傾向(一般的な例)

夜勤はなくても、遅番の時間は確かめる

認可保育園に夜勤はなくても、延長保育を行う園では、遅番が19時や20時までになることがあります。遅番の回数が多いと、夕方以降の時間が使えない日が増え、休みの日数以上に「自分の時間がない」と感じやすくなります。夜の時間を大切にしたい人は、遅番が月に何回あるか、早番や日勤のみの勤務を選べるかも、あわせて確かめておくと安心です。パートなら、9時から16時のように日中だけの固定時間で募集している求人もあります。

残業なしのパートを探すときの確認点

残業なしで働きたいなら、パートの中でも勤務時間が固定されている求人が探しやすくなります。求人票では「時間外労働の有無」を必ず示すことになっているので[3]、まずその欄を見ます。そのうえで、次の3点を面接で確かめてください。

  • 行事の前や、職員会議のある日も、定時で帰れるか
  • お迎えが遅れた子どもがいるとき、パートの職員が残る決まりになっていないか
  • 制作物や壁面の準備を、勤務時間の外でお願いされることがないか

時間外労働をさせるには、労使協定(36協定)を結んで労働基準監督署に届け出ることが必要で、上限も決められています[2]。「残業なし」と書かれていても、実際には少し残る日がある職場はあります。面接での聞き方に迷ったら、面接で残業について聞く方法を参考にしてください。

05相談事例:夜勤のある職場から、年間休日122日の園へ

要点:夜勤のある24時間対応の院内保育から、年間休日122日の認可保育園へ移った保育士の話です。求人票の数字より頼りになった確かめ方があります。

「休みの数」より「休みの形」で選んだ

相談事例(モデルケース)

お名前
みどりさん(仮名)・31歳
保育士歴
9年目(院内保育所で7年、認可保育園で2年目)
勤務先
私立の認可保育園(定員約70名)、3歳児クラスの複数担任。以前は総合病院の24時間対応の院内保育所(定員約30名)
家族
一人暮らし
変化
夜勤 月4回 → なし、年間休日 約105日 → 122日、まとまった連休 年1回 → 年3回

編集部職場を移って、何がいちばん変わりましたか。

みどりさん

夜にちゃんと眠れることです。院内保育では月に4回夜勤があって、夜勤明けの日は休みのはずなのに、頭痛がして一日寝て終わることが多かったんです。今は朝7時に起きて、夜は11時に寝る生活が毎日続いています。それだけで、体がこんなに違うんだと驚きました。

編集部移ろうと思ったきっかけは何でしたか。

みどりさん

社会人の合唱団に入っているんですけど、練習が土曜の午後なんです。院内保育は土日もシフトが入るので、月に1回行けるかどうかで。30歳になったとき、このまま自分の時間がない生活を続けるのかなって、ふと思ってしまって。

編集部園を選ぶとき、何を確かめましたか。

みどりさん

年間休日は120日以上を条件にしました。でも、見学で「去年の勤務表を見せてもらえますか」とお願いしたのが、いちばん役に立ちました。土曜出勤が月に何回あるか、振替がどこに入っているか、夏休みを本当にとれているかが、全部分かったんです。ある園は年間休日125日と書いてあったのに、勤務表を見ると振替がとれていない月がいくつもあって、そこはやめました。

編集部移って、手放したものはありますか。

みどりさん

夜勤手当がなくなったので、月収は2万円くらい下がりました。そこは正直、迷いました。でも、土曜出勤が月1回の当番制になって、合唱の練習にほぼ毎週行けるようになったし、夏と冬と春に連休もとれます。お金では買えない時間をもらった感じがしています。

年間休日の数字より、去年の勤務表のほうが、ずっと正直でした。

みどりさん(仮名)

みどりさんは今の園で2年目を迎え、3歳児クラスの複数担任として働いています。遅番の日は19時までの勤務がありますが、夜勤がなくなったことで生活のリズムが整い、体調を崩して休む日もほとんどなくなったそうです。

みどりさんの園選びでいちばん効いたのは、求人票の年間休日の日数だけで判断せず、実際の勤務表で「休みの形」を確かめたことでした。見学のときに勤務表を見せてもらえるかどうかは園によって違いますが、お願いしてみる価値はあります。快く見せてくれる園は、休みの取り方に自信があることが多いものです。

※相談で多く寄せられる状況をもとに再構成したモデルケースです。特定の個人ではなく、数値は一例です。

図6

院内保育のころ認可保育園に移ってから

年間休日

約105日
122日

夜勤

月4回
なし

土曜の休み

月1回ほど
月3回ほど

まとまった連休

年1回
年3回
図6 みどりさんの休みの変化(モデルケース)

06休みの多さだけで選ぶと、見落としやすいこと

要点:年間休日が多くても、1日の勤務が長い、持ち帰りがある、月収とのバランスが合わない、ということがあります。休みの日数は大事な条件の一つですが、それだけで決めないことが、長く働き続けるこつです。

1. 休みが多い分、1日が長くなっていないか

年間休日が多い園の中には、1日の勤務時間を長めにして、そのぶん休日を増やしているところもあります。変形労働時間制を使っている場合、忙しい時期の1日の勤務が長くなることがあります[2]。また、休みが多くても、行事の準備や書類を家に持ち帰っていれば、実際に休めている時間は減ります。勤務時間内に書類や準備の時間がとれるかどうかも、あわせて確かめてください。持ち帰りのない園の探し方は、持ち帰りなしの保育士求人の探し方で紹介しています。

2. 月収や手当とのバランスを見る

休みが多いことと、月収の高さは別の条件です。みどりさんのように、夜勤手当がなくなって月収が下がることもあります。休みの多さを優先するなら、どのくらいまでなら月収が下がってもよいかを、先に決めておくと迷いにくくなります。逆に、月収を優先するなら、休みの日数の下限を決めておきます。どちらも満たす園を探すのは簡単ではないため、自分にとっての優先順位をはっきりさせておくことが、園選びの近道です。

3. 休みの取りやすさは、職場の雰囲気にも左右される

制度として休みが多くても、「休むと迷惑がかかる」という空気が強い職場では、有給休暇や振替を使いにくくなります。反対に、職員同士で「お互いさま」と言い合える園では、日数以上に休みやすさを感じられます。見学のときに、職員同士の声のかけ方や、子どもの体調不良で早退する職員への周りの反応を見ておくと、休みやすさの手がかりになります。

雇用形態によっても、休みの取り方は変わります。正社員とパートのどちらが自分の休み方に合うかは、正社員とパートのどちらを選ぶかの考え方で整理しています。

07休みが多い園に移るまでの進め方

要点:休みたい形を決める→求人で日数と仕組みを比べる→見学で勤務表を確かめる→条件を書面で受け取る、の順に進めます。

図7

  1. 休みたい形を決める毎週末休みたいのか、まとまった連休がほしいのか、夜勤をなくしたいのかを一つに絞る
  2. 求人で日数と仕組みを比べる年間休日、土曜出勤の回数、長期休暇、時間外労働の有無を並べて比べる
  3. 見学で勤務表を確かめる去年の勤務表や休みの希望の出し方を見せてもらい、振替が守られているかを確かめる
  4. 面接で有給休暇の実績を聞く年間休日とは別に、有給休暇がどのくらい使われているかを聞く
  5. 条件を書面で受け取る労働条件通知書などで、休日、勤務時間、時間外労働の有無を確かめる
図7 年間休日が多い園を探して移るまでの流れ

移ることを考える前に、今の園で休みを増やせないかを相談してみるのも一つの手です。たとえば、振替休日がとれないまま残っているなら、その日数をメモにして主任に見せ、「今月中にこの2日をとりたい」と具体的に伝える。有給休暇が年10日以上付与されている人なら、年5日は取得させることが園の義務になっているので[5]、その範囲から希望を出してみる。相談しても休みが守られないなら、それは職場を移すことを考える十分な理由になります。

休みの多さは、毎日の疲れの取れ方や、家族や自分のための時間に直結する大事な条件です。遠慮して条件を下げる必要はありません。それでも、求人票の数字の読み方や、見学で何を聞けばいいかに迷うときは、保育の現場を知っている人に相談すると、確かめるべき点が整理しやすくなります。ほいくの相談室では、今の園で休みを増やす相談の仕方から、休みの多い園の見極め方まで、転職を前提にせずにお話を聞いています。

よくある質問

保育士の年間休日は、平均で何日くらいですか?

年間休日の平均を示した公的なデータは、職種別には確認しにくいのが実情です。目安としては、週休2日の最低限に近い105日前後、土日祝に近い120日前後、長期休暇も含めた125日以上の3つの水準で考えると、求人を比べやすくなります。

土曜出勤がある園でも、年間休日120日以上になりますか?

なります。土曜出勤を当番制にして、振替休日を平日にとる形なら、土曜出勤があっても年間休日を120日以上にしている園はあります。土曜出勤の回数と、振替がきちんととれているかを確かめてください。

年末年始や夏休みは、どのくらいとれますか?

園によって大きく違います。年末年始は園全体が休みになることが多い一方、夏休みは保育を続けながら職員が交代で数日ずつとる形が一般的です。求人票に「夏季休暇あり」と書かれていても日数は書かれていないことがあるため、何日くらい、いつごろとれるかを面接で確かめてください。

年間休日が多い園は、給料が低いのですか?

必ずしもそうとは限りません。休みの多さと給与は別の条件で決まるため、両方が整っている園もあれば、どちらか一方が手厚い園もあります。月給だけでなく、賞与や手当を含めた年収と、年間休日を並べて比べてください。

パートでも、年間休日は関係ありますか?

パートの場合は、勤務する曜日や日数を契約で決めることが多く、年間休日の数字よりも、週何日働くかが休みの多さを決めます。ただし、年末年始や夏季に園全体の休みがあるかどうかは、パートの収入にも関わるため確かめておくと安心です。有給休暇も、勤務日数に応じて比例して付与されます[7]。

夜勤のある職場から、日勤だけの職場に移ると、給料は下がりますか?

夜勤手当や深夜の割増賃金[6]がなくなる分、月収が下がることが多いです。そのぶん、生活のリズムが整う、休みの日を丸ごと使えるといった変化があります。どのくらい下がっても暮らしていけるかを先に計算しておくと、納得して選べます。

参考にした資料

  1. 厚生労働省 FAQ「法定労働時間と割増賃金について教えてください。」
  2. 確かめよう労働条件「時間外・休日労働と割増賃金」
  3. 厚生労働省 求職者向けリーフレット(2024年4月)
  4. 厚生労働省 FAQ「年次有給休暇とはどのような制度ですか…」
  5. 確かめよう労働条件「年次有給休暇」
  6. 厚生労働省 FAQ「法定労働時間と割増賃金について教えてください。」
  7. 厚生労働省 FAQ「年次有給休暇とはどのような制度ですか…」

※制度や数値は記事の更新時点で公的機関の資料により確認しています。最新の情報は各リンク先でご確認ください。

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