院内保育園の働き方|保育士のメリット・デメリットと夜勤

夜勤明けの看護師さんが、少し疲れた顔で子どもを迎えに来る。「昨日の夜は、ぐっすり眠れていましたよ」と伝えると、ほっとしたように表情がゆるむ。院内保育園で働く保育士は、こうした場面に毎日のように立ち会います。病院で働く人の子どもを預かる院内保育は、一般の保育園とは少し違うリズムで動いています。

院内保育園の求人には、「少人数保育」「行事少なめ」「夜勤手当あり」といった言葉が並びます。行事や書類に追われる毎日に疲れた人、収入を増やしたい人にとって、気になる職場タイプの一つです。けれども、夜勤の有無やシフトの組み方、運営の形は施設によって大きく違い、求人の言葉だけでは働き方が見えにくいのも事実です。

この記事では、院内保育園の働き方を、シフトと夜勤の具体的なイメージとともに整理しました。メリットとデメリット、向いている人の特徴、求人と面接で確かめたいことも紹介します。

この記事でわかること

  • 院内保育園と一般の保育園の違い(対象・開所時間・運営の形)
  • シフトと夜勤の具体的なイメージと、休憩や割増賃金の基本
  • 院内保育園で働くメリットとデメリット
  • 向いている人の特徴と、求人・面接で確かめたいこと

結論

院内保育園は、病院で働く医師や看護師などの子どもを預かる保育施設で、病院の勤務に合わせて早朝・夜間・土日にも開所し、施設によっては24時間保育や夜勤があります。保育士にとってのメリットは、少人数でじっくり関われること、行事や書類が比較的少ない傾向にあること、夜勤や休日の手当で収入を増やせる場合があることです。デメリットは、シフトが不規則になりやすいこと、少人数のため休みの調整が難しいこと、母体である病院の方針や経営の影響を受けることです。院内保育園を選ぶときは、夜勤の有無と回数、シフトの組み方、運営の形(病院の直営か委託か)を、求人と面接で必ず確かめてください。

01院内保育園とは:一般の保育園と何が違うのか

要点:院内保育園は、病院で働く職員の子どもを預かる保育施設です。病院の勤務に合わせて開所するため、一般の保育園と比べると、開所時間、預かる子どもの顔ぶれ、運営の形が大きく違います。

図1

項目院内保育園一般的な認可保育園
預かる子ども病院で働く医師・看護師・職員の子ども地域の子ども
開所時間病院の勤務に合わせ、早朝・夜間・土日も。24時間保育の施設もある平日と土曜の日中が中心。延長保育あり
子どもの人数少人数が多い。日によって人数が大きく変わることも定員に沿って、毎日ほぼ同じ人数
勤務早番・日勤・遅番・夜勤などのシフト早番・遅番などのシフト。夜勤はない
行事季節の行事を小さく行う園が多い運動会や発表会など、年間を通して行事がある
運営病院の直営、保育事業の会社への委託など自治体、社会福祉法人、株式会社など
図1 院内保育園と一般的な認可保育園の違い

運営の形はいくつかある

院内保育園の運営の形は、病院が直接運営するもの、保育事業の会社に運営を委託するもの、企業主導型保育事業の助成を受けているものなど、施設によって違います。病院の直営なら、保育士は病院の職員として雇われ、病院の給与規程や福利厚生が適用されることが多くなります。委託の場合、雇用主は運営会社で、給料や異動のルールも運営会社の規程で決まります。

認可外の保育施設として運営されている院内保育園では、事業を始めてから1か月以内の都道府県知事への届出が必要とされ[1]、1日に6人以上を保育する施設では、保育に従事する人のおおむね3分の1以上が保育士か看護師であることが指導監督の基準です[2]。どの形で運営されているかは、求人票だけでは分からないことも多いので、面接で確かめてください。

日によって子どもの人数が変わる

院内保育園の子どもの人数は、保護者のシフトによって日ごとに変わります。看護師の夜勤が多い日は夜の利用が増え、土日は少人数になるなど、一般の保育園のように毎日同じ顔ぶれがそろうとは限りません。毎日違う組み合わせの子どもと過ごすため、一人ひとりの様子を細やかに引き継ぐことが大切になります。

病児保育とは別のもの

病院の中にある保育施設というと、病気の子どもを預かる病児保育を思い浮かべる人もいるかもしれません。病児保育には、病児対応型・病後児対応型・体調不良児対応型・非施設型(訪問型)があり、2023年度は全国4,342か所で実施されています[3]。院内保育園は、基本的には元気な子どもを預かる施設で、病児保育とは目的が違います。病気の子どもの保育に関心がある人は、病児保育の仕事と求人も読んでみてください。

02院内保育園の働き方:シフトと夜勤のイメージ

要点:院内保育園の勤務は、早番・日勤・遅番・夜勤などのシフトを組み合わせて回すのが一般的です。夜勤の有無と回数、夜勤の時間の組み方は施設ごとに大きく違います。

図2

  1. 早番 7:00〜16:00早朝勤務の看護師の子どもを受け入れる。朝食やおむつ替えから1日が始まる
  2. 日勤 8:30〜17:30主活動、給食、午睡。日中の人数がいちばん多い時間帯を支える
  3. 遅番 11:00〜20:00日勤の看護師のお迎えと、夜勤の看護師の子どもの受け入れが重なる時間帯
  4. 夜勤 17:00〜翌9:00夕食、入浴、寝かしつけ、夜間の見守り、朝の支度。仮眠や休憩を交代で取る
  5. 夜勤明け翌朝の引き継ぎのあとは退勤。明けの日と翌日を休みにする組み方もある
図2 例:24時間保育のある院内保育園の勤務パターン(施設によって異なる)

夜勤の中身は、家庭の夜の時間に近い

院内保育園の夜勤は、夕方に子どもを受け入れるところから始まります。夕食を食べ、お風呂に入り、絵本を読んで寝かしつける。夜中には呼吸や寝返りを確かめ、朝は着替えと朝食をすませて、夜勤明けの保護者に引き渡します。日中の保育とは違い、家庭の夜の時間をそのまま預かるような仕事です。眠りの浅い子、保護者と離れて寂しがる子に寄り添う力が求められます。

休憩と割増賃金の基本を知っておく

夜勤を含むシフトで働くときは、労働時間と休憩、割増賃金の基本を知っておくと安心です。法定労働時間は原則1日8時間・1週40時間です[4]。労働時間が6時間を超える場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩を、勤務の途中に与えることになっています[5]。午後10時から午前5時までの深夜労働には25%以上、時間外労働が深夜に及ぶ場合は計50%以上の割増賃金が必要です[6]。夜勤の長い勤務時間がどのような仕組みで組まれているか、夜勤手当と割増賃金はどう計算されているかを、面接で説明してもらってください。

休日は平日になることが多い

病院は土日も動いているため、院内保育園の保育士も、土日に出勤してその分平日に休むシフトになることが多くなります。平日に休めることで、役所や病院の用事を済ませやすい、混雑を避けて出かけられるといった良さがある一方、家族や友人と休みを合わせにくくなります。早番・遅番の負担に悩んでいる人は、早番・遅番の負担を減らす考え方もあわせて読んでみてください。

日勤中心の働き方を選べる施設もある

24時間保育の院内保育園でも、すべての保育士が夜勤をするとは限りません。夜勤専従の職員がいる施設、パートの職員が早朝や夜の時間帯を担当している施設では、日勤中心で働ける場合があります。子育て中で夜は家にいたい人、体力に不安がある人は、「夜勤なしで働ける枠があるか」を最初に聞いてみてください。その場合、夜勤手当がない分、月収は夜勤のある働き方より少なくなるのが一般的です。

03院内保育園で働くメリットとデメリット

要点:院内保育園のメリットは、少人数での丁寧な保育、行事や書類の少なさ、夜勤や休日の手当による収入面の良さです。デメリットは、不規則なシフト、少人数ゆえの休みにくさ、病院の方針の影響です。

図3

  • 1

    少人数でじっくり関われる

    子どもの人数が少なく、一人ひとりの生活リズムに合わせた保育がしやすくなります

  • 2

    行事が小さく、準備が少ない

    季節の行事を小さく行う園が多く、運動会や発表会の準備に追われることが減ります

  • 3

    書類や持ち帰りが少なめ

    指導計画や制作物の量が少なく、持ち帰り仕事が減ったという声が多く聞かれます

  • 4

    手当で収入を増やせる

    夜勤や休日の勤務に手当がつく施設では、月収を増やせることがあります

  • 5

    保護者の働き方が分かる

    保護者が同じ病院の職員なので、勤務の事情を理解して寄り添いやすくなります

図3 院内保育園で働く5つのメリット

メリット:保護者を支えることが、病院を支えることにつながる

院内保育園の保護者は、夜勤や長時間勤務をこなす医療職が中心です。子どもを安心して預けられる場所があることで、保護者は仕事に集中できます。「保育園があるから、この病院で働き続けられる」と言われることもあり、保護者と病院の両方を支えているというやりがいを感じる保育士は少なくありません。

デメリット:生活リズムと休みの取りにくさ

一方で、デメリットも正直に知っておく必要があります。

  • 早番・遅番・夜勤が混ざるシフトで、生活リズムが不規則になりやすい
  • 職員が少ないため、急な休みのときに代わりの人を見つけにくい
  • 土日や祝日の出勤があり、家族や友人と休みを合わせにくい
  • 病院の方針や経営の状況が、園の運営に影響することがある
  • 感染症が流行する時期は、病院の方針に沿った対応が求められる

特に、夜勤のある施設では、夜勤明けの日の過ごし方が体調を大きく左右します。夜勤明けにそのまま用事を詰め込むと、疲れが抜けないまま次の勤務を迎えることになります。夜勤の回数だけでなく、夜勤明けの翌日が休みになるかどうかも確かめてください。

病院の方針とどう付き合うか

院内保育園は病院の一部として運営されているため、感染症の対応、開所時間の変更、利用できる職員の範囲などが、病院の方針で決まることがあります。病院と運営会社、園長のあいだで、誰が何を決めているのかを知っておくと、方針が変わったときにも落ち着いて受け止められます。

保護者が医療職であることの、良さと気づかい

保護者が医師や看護師であることは、子どもの体調の変化を伝えたときに理解が早いという良さがあります。一方で、子どもの発熱やけがへの目が専門的な分、伝え方にはいっそうの正確さが求められます。「何時に何度だったか」「どんな様子だったか」を事実に沿って記録し、落ち着いて伝える習慣が、院内保育園では特に信頼につながります。夜勤明けで疲れている保護者には、要点を短く伝える心づかいも大切です。

04院内保育園に向いている人

要点:院内保育園に向いているのは、少人数でじっくり関わりたい人、不規則なシフトに対応できる人、保護者の働き方に寄り添える人です。自分が何を大切にしたいかで、合うかどうかを考えてみてください。

図4

次の職場で、いちばん大切にしたいことは?

  1. 行事や持ち帰りから離れたい院内保育園は相性がよい候補です。行事の数と書類の量を求人で確かめます
  2. 収入を増やしたい夜勤や休日の手当がある施設が候補です。手当の額と夜勤の回数の上限を確かめます
  3. 平日に休みがほしい院内保育園は相性がよい候補です。土日の出勤の回数を確かめます
  4. 毎日同じ時間に帰りたい夜勤のない、日勤中心の院内保育園なら候補になります。シフトの組み方を確かめます
  5. 体力に不安がある夜勤のある施設は慎重に考えます。夜勤なしの働き方を選べるかを確かめます
図4 院内保育園が合うかどうかを考える

年齢や体力と、夜勤の相性

夜勤は、20代のころには平気だった人でも、年齢とともに体にこたえるようになることがあります。夜勤のある施設を選ぶときは、今の体力だけでなく、数年後も続けられるかを考えておきたいところです。体力面の不安との付き合い方は、40代保育士の体力の悩みも参考になります。夜勤の回数を選べる施設や、日勤だけの働き方ができる施設もあるので、最初から「夜勤ありき」で決めないことが大切です。

向いていないかもしれない人の傾向

反対に、次のような人は、院内保育園で苦労することがあります。

  • 毎日決まった時間に寝起きしないと、体調を崩しやすい人
  • 土日や祝日は、家族や友人と過ごす時間を確保したい人
  • 大きな行事を通して、子どもの成長を見ることにやりがいを感じてきた人
  • 毎日同じ顔ぶれの子どもと、クラスとして1年間を積み上げたい人

当てはまる項目があっても、院内保育園をあきらめる必要はありません。日勤中心の施設、土日の出勤が少ない施設もあります。自分にとって譲れないことが何かを決めてから求人を見ると、合う施設を見つけやすくなります。

05求人と面接で確かめたいこと

要点:院内保育園の求人は、施設ごとの差が大きい分野です。次の項目を、求人票と面接で一つずつ確かめてください。特に夜勤と運営の形は、入職後の働き方を大きく左右します。

図5

  • 夜勤の有無と、1か月の回数の上限夜勤の回数が多いと、生活リズムと体調への影響が大きくなります
  • 夜勤の時間と、仮眠・休憩の取り方長い夜勤では、交代で休める仕組みがあるかが大切です
  • 夜勤の人数の体制1人で夜勤をするのか、2人以上で見るのかで、負担と安心感が違います
  • 夜勤明けの翌日の扱い明けの翌日が休みになるかどうかで、疲れの抜け方が変わります
  • 運営の形と雇用主病院の直営か委託かで、給料や福利厚生のルールが変わります
  • 夜勤手当と割増賃金の関係手当の額と、深夜の割増賃金がどう計算されているかを確かめます
  • 土日の出勤の回数月に何回土日に出勤するのかで、家族との時間が変わります
  • 急な休みのときの応援の体制少人数の職場で、誰が代わりに入るのかを確かめます
  • 感染症が流行したときの対応病院の方針に沿った対応や、職員の健康管理の仕組みを確かめます
図5 院内保育園の求人と面接で確かめたいこと

「夜勤あり」の一言の中身を、具体的に聞く

求人票に「夜勤あり(月2〜4回)」と書かれていても、夜勤の時間が17時から翌朝9時までなのか、22時から翌朝7時までなのかで、負担は大きく違います。夜勤を1人で担当するのか、2人で担当するのかも、安心感に直結します。面接では、実際のシフト表を見せてもらえるかを聞いてみてください。答えが具体的な施設ほど、働き方の見通しが立てやすくなります。

見学は、夕方の引き継ぎの時間に

見学をお願いできるなら、夕方の時間帯がおすすめです。日勤の看護師のお迎えと、夜勤の看護師の子どもの受け入れが重なる時間で、院内保育園らしさがいちばんよく表れます。保育士が保護者とどんな言葉を交わしているか、日勤から夜勤への引き継ぎを何人で、どれくらいの時間をかけてしているかを見ると、夜の保育の丁寧さが見えてきます。夜勤の部屋の様子や、仮眠を取る場所も見せてもらえると、実際に働く姿を想像しやすくなります。

06相談事例:認可保育園から院内保育園へ移ったようこさん

要点:ここでは、行事の負担と教育費の不安から院内保育園を選び、夜勤の条件を細かく確かめたモデルケースを紹介します。夜勤のある働き方の、良い面も大変な面も率直に語ってもらいました。

夜勤の「回数」と「体制」を確かめてから決めた

相談事例(モデルケース)

お名前
ようこさん(仮名)・44歳
保育士歴
16年目(相談当時。うちブランク3年)
勤務先
私立の認可保育園(定員約110名)、3歳児クラス担任 → 総合病院の院内保育園(定員約25名、24時間保育あり、運営は委託)
暮らし
夫と高校2年生の子ども。地方都市の郊外に在住
変化
行事 年10回ほど → 年4回、持ち帰り 週2日 → なし、夜勤 なし → 月3回

編集部院内保育園を考えたきっかけは何でしたか。

ようこさん

3歳児の担任で、運動会、発表会、お遊戯会と行事が続いて、持ち帰りが週に2日はありました。それに、子どもが大学に行きたいと言い始めて、教育費のことも気になって。夜勤の手当がある院内保育なら、収入も増やせるかなと思ったのがきっかけです。

編集部不安だったことは何ですか。

ようこさん

夜勤です。44歳で初めての夜勤って、正直、体がもつのか自信がなくて。相談したときに「夜勤は回数と体制で負担がまったく違うので、そこを細かく聞きましょう」と言われて、聞くことのリストを一緒に作りました。

編集部実際に、どんなことを確かめましたか。

ようこさん

2つの病院の院内保育を比べました。1つ目は夜勤が1人体制で、月に5回くらい。2つ目は2人体制で、夜勤は月に3回まで、明けの次の日は必ず休み、交代で2時間ずつ仮眠が取れるという話でした。シフト表も見せてもらえたので、2つ目に決めました。手当の計算の仕方も、深夜の割増とあわせて説明してくれたんです。

編集部働いてみて、どうですか。

ようこさん

行事は年4回になって、持ち帰りもなくなりました。夜勤の手当で、月収は4万円くらい増えています。でも、正直に言うと、夜勤明けの日はやっぱり体が重いです。明けの日は何も予定を入れないって決めて、やっと慣れてきました。看護師さんから「先生がいるから夜勤に入れる」って言われると、この仕事を選んでよかったなって思います。

夜勤があるかどうかより、どういう夜勤なのかを聞いてよかったです。

ようこさん(仮名)

ようこさんは今、院内保育園で1〜2歳児を中心に担当しています。夜勤は月3回、土日の出勤は月に2回ほどで、平日の休みには子どもの進路の面談や家の用事を入れているそうです。夜勤の回数は、体調を見ながら来年度にもう一度相談するつもりだと話しています。

このケースのポイントは、「夜勤あり」という言葉の中身を、回数、体制、明けの扱い、仮眠の取り方まで分けて確かめたことです。院内保育園は施設ごとの差が大きいからこそ、具体的な質問が働きやすさを見極める手がかりになります。

※相談で多く寄せられる状況をもとに再構成したモデルケースです。特定の個人ではなく、数値は一例です。

07院内保育を考える人に、先に伝えたい2つのこと

要点:院内保育園は、少人数で丁寧な保育ができ、収入面でも魅力のある職場になり得ます。ただし、夜勤の負担と、病院の都合で運営が変わる可能性は、選ぶ前に知っておいてください。

1. 夜勤の負担は、「慣れ」だけでは解決しない

夜勤は、続けるうちに慣れる部分もありますが、体への負担そのものがなくなるわけではありません。眠れない日が続く、夜勤明けの疲れが次の勤務まで抜けない、といった状態が続くときは、夜勤の回数を減らす相談をしてください。体調の不調が長引くときは、無理をせず医療機関を受診することも大切です。働く人のための「こころの耳電話相談」(0120-565-455)は、平日17時〜22時、土日10時〜16時に受け付けています[7]。

2. 病院の事情で、運営が変わることがある

院内保育園は病院の福利厚生の一部として運営されているため、病院の経営方針や職員の働き方が変わると、開所時間や夜勤の体制が見直されることがあります。運営を委託している会社が変わることもあり得ます。これまでに運営の見直しがあったか、そのとき職員にどう説明されたかを、面接で聞いておくと安心です。

この二つは、院内保育園を避ける理由ではなく、選ぶ前に確かめておくべきことです。夜勤の負担を前もって知り、運営の仕組みを理解したうえで選べば、院内保育園は、少人数で丁寧な保育ができ、保護者からも頼りにされる、やりがいのある職場になります。

院内保育と似た仕組みで運営される職場として、企業が従業員のために設ける企業内保育園もあります。夜勤のない働き方と比べたいときは、企業内保育園の働き方を読んでみてください。職場タイプ全体を比べたいときは、保育士の職場タイプの選び方で4つの軸から整理できます。夜勤のある暮らしを、自分と家族が続けられるか。そこは、求人票を何度読み返しても答えが出にくいところです。ほいくの相談室では、転職を決める前の段階でも、今の生活リズムや家族の予定を一緒に並べながら、夜勤のある働き方が合うかどうかを考えています。

よくある質問

院内保育園では、必ず夜勤がありますか?

必ずではありません。24時間保育を行っている施設では夜勤があることが多いですが、日中だけ開所している施設や、夜勤をしない働き方を選べる施設もあります。求人票と面接で、夜勤の有無と回数を確かめてください。

院内保育園で、看護師の資格は必要ですか?

保育士として働く場合、看護師の資格は必要ありません。ただし、病院の中にある施設なので、感染症への対応や衛生管理について、病院の方針に沿った研修を受けることがあります。

院内保育園の給料は、一般の保育園より高いですか?

夜勤や休日の手当がつく施設では、月収が一般の保育園より多くなることがあります。ただし、基本給や賞与、昇給の仕組みは運営の形によって違うため、手当を除いた基本給と、1年間の総額で比べてください。

ブランクがあっても、院内保育園で働けますか?

働けます。少人数の施設では、一人ひとりの子どもとじっくり関われるため、ブランクのある人でも保育の感覚を取り戻しやすい面があります。夜勤のある施設では、最初の数回は経験のある職員と組めるかを確かめておくと安心です。

院内保育園でも、運動会や発表会はありますか?

季節の行事を小さく行う園が多く、運動会や発表会を大規模に開く園は少ない傾向があります。行事の数や内容は施設によって違うので、年間の行事予定を見せてもらってください。

院内保育園の夜勤は、何人で担当しますか?

施設によって違います。夜間に預かる子どもの人数に応じて、1人で担当する施設もあれば、2人以上で担当する施設もあります。夜勤の人数の体制は安心感に大きく関わるので、面接で必ず確かめてください。

参考にした資料

  1. 児童福祉法 第59条の2
  2. こども家庭庁通知「認可外保育施設に対する指導監督の実施について」(2024年3月29日 こ成保第206号)
  3. こども家庭庁「多様なニーズに対応した保育の充実②(病児保育・延長保育・一時預かり等)」令和8年3月版
  4. 厚生労働省 FAQ「法定労働時間と割増賃金について教えてください。」
  5. e-Gov法令検索「労働基準法」
  6. 厚生労働省 FAQ「法定労働時間と割増賃金について教えてください。」
  7. こころの耳「働く人の『こころの耳電話相談』」

※制度や数値は記事の更新時点で公的機関の資料により確認しています。最新の情報は各リンク先でご確認ください。

ほいくの相談室

転職するかは、まだ決めなくていい。保育士の悩みを、まず相談。

保育園以外の職場も含めて、あなたに合う働く場所を一緒に考えます。

  • 保育士の悩み専門
  • 転職の前提なし
  • LINE・オンラインで全国対応

LINEで相談する(友だち追加)

LINEが使えない方、文章でじっくり伝えたい方は、下のフォームから送ってください。

    相談内容がまとまっていなくても大丈夫です。「何から話せばいいか分からない」の一行からでも受け付けています。送信後、入力したメールアドレスに確認のメールが届きます。 個人情報の扱いはプライバシーポリシーをご覧ください。