保育士の転職エージェントが合わない時|担当変更と見切り方

オンライン面談で「4・5歳児の担任経験を活かせて、運動遊びに力を入れている園がいいです」と伝えたはずでした。ところが翌週に届いた求人は、0〜2歳児の小規模保育園が3件。「ノンコンタクトタイムがある園だと助かります」と書き添えると、「ノンコンタクトタイムとは何でしょうか」と返ってくる。悪い人ではなさそうだけれど、どうにも話がかみ合わない。

転職エージェントの使い心地は、担当者との相性で大きく変わります。同じサービスを使っても、担当者が違えば「親身だった」にも「最悪だった」にもなる。だからこそ、合わないと感じたまま我慢し続ける必要はありません。担当を変えてもらうことも、サービスそのものを変えることもできます。

ただ、「合わない」と一口に言っても、その中身は人によって違います。この記事では、合わなさの中身を見分ける方法から、担当変更の頼み方、サービスごと変えるかどうかの判断基準まで、順を追ってまとめました。

この記事でわかること

  • 「合わない」と感じる理由を4つに分けて見分ける方法
  • 担当者が合わないときに表れやすいサインと、その数の目安
  • 担当変更の頼み方と、そのまま使える例文
  • 担当変更で済むか、サービスごと変えるかの判断基準

結論

保育士が転職エージェントの担当者と合わないと感じたら、まず「求人のずれ」「連絡のずれ」「保育の理解のずれ」「進め方の圧」のどれなのかを見分けます。求人や連絡のずれは、希望を具体的に伝え直すだけで解消することが多いため、最初の一手は伝え直しです。伝え直しても変わらない、保育の話が通じない、返事を急かされるといった場合は、担当者本人か問い合わせ窓口に、理由を一つ添えて担当変更を頼みます。担当を変えても同じ問題が続くなら、それはサービスとの相性の問題なので、別のサービスや公的な窓口に切り替えることを考えてかまいません。

01「合わない」の正体を4つに分ける

要点:担当者と合わないと感じる理由は、求人のずれ、連絡のずれ、保育の理解のずれ、進め方の圧の4つにほぼ分けられます。どれに当たるかで、伝え直せば済むのか、担当を変えたほうが早いのかが変わります。

「なんとなく合わない」という感覚のままだと、担当変更を頼むにも、サービスを変えるにも、決め手がありません。まずは、何が合わないのかを言葉にするところから始めます。

図1

求人のずれ

希望と違う地域・園種・クラスの求人が届く。条件の優先順位が伝わっていない

伝え直しで直りやすい

連絡のずれ

電話が多い、返信が遅い、連絡の時間帯が合わない

ルールを伝えれば直りやすい

保育の理解のずれ

保育の言葉や働き方が通じず、話のたびに説明が必要になる

担当変更を考える

進め方の圧

返事を急かされる、応募を強くすすめられる、不安を話しても流される

担当変更を考える

図1 担当者と「合わない」と感じる4つの理由

求人のずれ:伝わり方の問題であることが多い

希望と違う求人が届くとき、担当者が話を聞いていないとは限りません。「通勤1時間以内」「幼児クラス希望」と伝えたつもりでも、どちらを優先するのかが伝わっていなければ、担当者は条件の一部だけに合う求人を送ってきます。条件の優先順位をはっきりさせれば、多くの場合は直ります。

連絡のずれ:ルールを渡せば落ち着く

電話が多い、夜遅くに連絡が来る、逆に返信が遅くて不安になる。これらは、連絡の手段と時間帯、頻度を伝えることでかなり落ち着きます。担当者の人柄の問題ではなく、取り決めがないことの問題であることがほとんどです。

保育の理解のずれ:伝え直しだけでは埋まりにくい

「加配」「ノンコンタクトタイム」「異年齢保育」といった言葉が通じない、早番・遅番の働き方や行事の重さを説明しても伝わらない。こうしたずれは、伝え直すたびにこちらの負担が増えていきます。保育の現場を知る担当者に替わってもらうほうが早いことが多い部分です。

進め方の圧:我慢する必要のない合わなさ

「今週中に決めないと」「この園はおすすめです」と強く押される、不安を話しても「大丈夫ですよ」で終わる。こうした進め方は、伝え直しても変わりにくく、我慢するほど自分のペースを失っていきます。担当変更を考えてよい、はっきりしたサインです。

合わなさは、一つとは限らない

実際には、4つのうち2つ以上が重なっていることもよくあります。たとえば、求人のずれと連絡のずれが重なっているなら、両方を一度に伝え直せば、まとめて解消することがあります。一方、保育の理解のずれと進め方の圧が重なっているなら、伝え直しで粘るより、早めに担当変更を頼むほうが消耗せずに済みます。いちばん重いずれがどれかを見て、次の一手を決めてください。

02担当者が合わないときに表れやすいサイン

要点:希望と違う求人が続く、保育の言葉が通じない、不安を話しても流されるなど、合わない担当者には共通するサインがあります。当てはまる数が4つ以上なら、伝え直しより担当変更を考える段階です。

違和感があっても、「自分の伝え方が悪いのかも」と考えてしまう人は少なくありません。次のリストで、今の担当者とのやりとりを振り返ってみてください。

図2

  • 希望と違う求人が3回以上続いている条件の優先順位が伝わっていないか、聞いていない可能性がある
  • 保育の言葉や働き方を、毎回説明し直している説明の負担が、転職活動そのものの負担になっている
  • 不安を話すと「大丈夫です」で終わる気持ちを受け止めず、話を前に進めることを優先している
  • 返事の期限が毎回「今日中」「明日まで」こちらのペースより、担当者の都合で進んでいる
  • 求人の労働条件を書面で出すのを渋る口頭の説明だけで判断させようとしている
  • 前に話したことを覚えていない希望の記録や引き継ぎができていない
  • こちらが話す時間より、担当者が話す時間が長い希望を聞くより、求人をすすめることが中心になっている
図2 担当者が合わないときのサイン(当てはまるものを数える)

当てはまるのが1〜3個なら、まずは希望を伝え直すところから始めます。4個以上なら、伝え直しと並行して、担当変更を頼むことを考えてよい段階です。特に「不安を話しても流される」「返事の期限が毎回短い」の2つは、進め方の圧につながりやすいサインです。

5つ目の労働条件の書面については、募集する側が仕事の内容や勤務時間、休日、賃金などを示すことが決められていて、遅くとも最初の面接の時点までにすべて示すのが原則です[1]。書面で確かめたいと伝えたのに、口頭の説明だけで応募をすすめられる場合は、担当者を変える十分な理由になります。

03最初の一手は「希望の伝え直し」

要点:担当を変える前に、譲れない条件、避けたい条件、連絡のルール、進めるペースの4つを、1通のメッセージで伝え直します。それで変わる担当者なら、無理に替える必要はありません。

求人のずれや連絡のずれは、担当者を替えても、同じ伝え方をすれば同じことが起きがちです。だからこそ、最初に伝え直しをしておく意味があります。伝え直しで変わらなければ、それがそのまま担当変更を頼むときの理由になります。「一度お願いしたけれど変わらなかった」という事実は、窓口に事情を伝えるときにも説得力を持ちます。

図3

  • 1

    譲れない条件と優先順位

    「1. 幼児クラス 2. 通勤40分以内 3. 運動遊びを大事にしている園」のように番号つきで

  • 2

    避けたい条件

    「0〜2歳児のみの園」「遅番が週3回以上」など、外してほしい条件をはっきり書く

  • 3

    連絡のルール

    手段、確認できる時間帯、求人を送ってほしい頻度

  • 4

    進めるペース

    「入職は来年4月。応募は見学のあとに決めたい」など、時期と順番

図3 伝え直すときに入れる4つのこと

伝え直しの例文

いつもありがとうございます。これまでのやりとりで、私の希望がうまくお伝えできていなかったと思い、改めて整理しました。優先順位は、1. 4・5歳児の担任ができる園、2. 通勤40分以内、3. 運動遊びに力を入れている園、の順です。0〜2歳児のみの園は対象から外してください。ご連絡はLINEで、週1回まとめていただけると助かります。入職は来年4月を考えていて、応募は見学のあとに決めたいと思っています。

「うまくお伝えできていなかった」と自分の側から書き出すと、相手を責める形にならず、受け取ってもらいやすくなります。この伝え直しのあと、2週間ほど様子を見て、届く求人や連絡の仕方が変わるかを確かめます。連絡の頻度の伝え方は、転職エージェントの連絡がしつこいときの対処法でも例文つきで紹介しています。

04担当変更の頼み方

要点:担当変更は、担当者本人に頼む方法と、サービスの問い合わせ窓口に頼む方法があります。理由は一つ、人柄ではなく「進め方」について書き、変更後の担当者には最初に希望をまとめて渡します。

担当変更を頼むことに、気まずさを感じる人は多いはずです。けれど、担当者が替わること自体は、サービスの側にとって珍しいことではありません。担当者の異動や退職で替わることもあります。頼む側が必要以上に気に病む必要はありません。

図4

  1. 伝え直しの結果を見る伝え直しから2週間ほどたっても変わらないことを確かめる
  2. 頼む先を決める担当者本人に言えるならLINEやメールで、言いにくければ問い合わせ窓口へ
  3. 理由を一つ添えて頼む「保育の働き方について、より詳しい方にご相談したいため」など
  4. 新しい担当者に希望を渡す伝え直しのときにまとめた4つのことを、最初のメッセージで送る
  5. 2〜3週間で手応えを見る届く求人と進め方が変わったかを確かめ、続けるかを決める
図4 担当変更を頼んでから、新しい担当者と動き出すまで

担当者本人に頼む場合の例文

これまでご対応いただきありがとうございます。大変申し訳ないのですが、保育の現場の働き方について、より詳しい方にご相談したいと考えています。可能であれば、担当の方を変えていただくことはできますでしょうか。

問い合わせ窓口に頼む場合の例文

いつもお世話になっております。登録している○○(氏名)です。現在の担当の方とは、希望する求人の条件がなかなかかみ合わず、担当の変更をお願いしたくご連絡しました。保育園での勤務経験が長く、幼児クラスの働き方に詳しい方にご担当いただけると助かります。

理由は「人」ではなく「進め方」について書く

「担当者の対応が悪い」「感じが悪い」と書く必要はありません。「希望の条件がかみ合わない」「連絡の頻度が合わない」「保育の働き方に詳しい方に相談したい」のように、進め方や内容について一つだけ書けば十分です。どんな担当者を希望するかを添えておくと、次の人を選んでもらいやすくなります。たとえば「保育園での勤務経験がある方」「在職中の保育士の転職に慣れている方」「連絡をLINEで受けてくださる方」のように、具体的に書くほど、サービスの側も選びやすくなります。担当者の悪いところを並べるより、次にどんな人なら合うかを書くほうが、ずっと早く話が進みます。

頼むタイミングは、応募の前がいちばん楽

担当変更は、どの段階でも頼めます。ただ、すでに応募して面接の日程が決まっている園がある場合は、その園の選考は今の担当者のもとで終えてから替わるほうが、園とのやりとりが混乱しません。いちばん負担が少ないのは、まだ応募していない段階です。違和感が続いているなら、応募を決める前に頼んでしまうほうが、あとで「この担当者経由で応募してしまった」と悩まずに済みます。

新しい担当者には、引き継ぎを当てにしない

担当が替わったら、前の担当者から情報が引き継がれているはずだと考えがちです。けれど、細かい希望や、これまで断った求人の理由までは伝わっていないこともあります。最初のメッセージで、伝え直しのときの4つのことを改めて送っておくと、同じずれをくり返さずに済みます。

05相談事例:担当が替わって、届く求人が変わった

要点:ここでは、希望が伝わらない担当者に一度伝え直し、それでも変わらなかったため担当変更を頼んだモデルケースを紹介します。何を決め手に頼んだのか、替わったあとに何が変わったのかに注目してください。

「気にしなくて大丈夫ですよ」で、担当変更を決めた

相談事例(モデルケース)

お名前
たくみさん(仮名)・33歳
保育士歴
11年目
勤務先
私立の認可保育園(定員約90名)、5歳児クラス担任
家族
妻、子ども1人(2歳)
変化
届いた求人のうち希望に合うもの 5件中1件 → 4件中3件、見学 2園、内定 1園

編集部担当者と合わないと感じたのは、どんなときでしたか。

たくみさん

幼児クラスの担任を続けたい、運動遊びに力を入れている園がいい、って最初に伝えたんです。でも届いたのは0歳児から2歳児の小規模園ばかりで。5件のうち、希望に合っていたのは1件だけでした。

編集部すぐに担当変更を頼んだのですか。

たくみさん

いえ、まず伝え直しました。優先順位を番号で書いて、0〜2歳児だけの園は外してくださいって。でも次の週も、また乳児の園が2件入っていて。決定的だったのは、男性の職員用の更衣室があるかを確かめてほしいとお願いしたら、「気にしなくて大丈夫ですよ」で終わったことです。こっちは毎日のことなので、そこは大丈夫じゃないんですよね。

編集部担当変更は、どう頼みましたか。

たくみさん

担当の方には言いにくかったので、問い合わせフォームから送りました。「希望する園の条件がかみ合わないため、幼児クラスの働き方に詳しい方にお願いしたい」って。正直、送ったあとも、わがままだと思われたかなって少し気にしてました。

編集部替わったあと、何が変わりましたか。

たくみさん

新しい担当の方は、最初に「男性職員の更衣室とトイレ、幼児クラスの担任の配置、運動遊びの頻度、この3つを園に確認してからご紹介しますね」って言ってくれて。届いた4件のうち3件が希望どおりでした。確認できなかった園は「ここは分かりませんでした」と正直に書いてあって、それも信頼できたところです。

担当を替えてほしいと言うのは、相手を否定することじゃなくて、自分の転職を大事にすることなんだと思えました。

たくみさん(仮名)

たくみさんはその後、2園を見学し、男性職員が複数いて、更衣室も分かれている園に応募して内定を得ました。現在の園では5歳児クラスの卒園まで担任を続け、年度末で退職する予定です。最初の担当者のもとで過ごした約1か月を振り返り、「もっと早く伝え直して、それでも駄目なら早めに頼めばよかった」と話しています。

このケースで大切なのは、いきなり担当を替えたのではなく、一度伝え直してから判断したことです。伝え直しても変わらなかったこと、自分にとって譲れない確認を軽く扱われたことが、担当変更の決め手になりました。決め手がはっきりしていたからこそ、頼んだあとに迷いが残りませんでした。

※相談で多く寄せられる状況をもとに再構成したモデルケースです。特定の個人ではなく、数値は一例です。

図5

最初の担当者担当変更のあと

希望に合う求人

5件中1件
4件中3件

保育の言葉の説明

毎回必要
ほぼ不要

園への確認

「大丈夫です」で終わる
3項目を確認してから紹介
図5 たくみさんの転職活動の変化

06担当変更で済むか、サービスごと変えるか

要点:担当を変えても同じ問題が続く、紹介される求人の地域や園種がそもそも少ない、という場合は、担当者ではなくサービスとの相性の問題です。そのときは別のサービスや公的な窓口に切り替えることを考えます。

担当変更は、多くの場合に効く手段です。ただ、担当を変えても状況が変わらないこともあります。そのときは、問題の根っこが担当者ではなく、サービスそのものにあると考えたほうが自然です。

図6

担当を変えたあとも合わない?

  1. 担当を変えたら改善したそのまま続ける。希望が変わったら、そのつど伝え直す
  2. 求人の地域や園種がそもそも少ないサービスの得意な範囲と希望がずれている。別のサービスを考える
  3. 新しい担当者も同じように急かすサービス全体の進め方と合っていない。別のサービスに切り替える
  4. 連絡の多さだけが合わない連絡のルールを伝え直す。それでも変わらなければ切り替える
  5. どの担当者とも話がかみ合わない自分の希望がまだ固まっていない可能性も。いったん休んで整理する
図6 担当変更で足りるか、サービスを変えるか

サービスを変えるときは、前のサービスを整理してから

別のサービスに移るときは、前のサービスで応募中の求人がないかを確かめ、必要なら辞退を伝えてから、利用の停止を申し出ます。両方に登録したままにすると、連絡が二重に届き、同じ園の求人を別々にすすめられることもあります。複数のサービスを同時に使うかどうかは、転職サイトの複数登録は必要かを参考にしてください。サービスの選び方そのものに迷ったら、転職サービスの比べ方で見るべきポイントをまとめています。

民間のサービス以外にも、選択肢はある

転職エージェントが合わないと感じたら、民間のサービスにこだわらず、ハローワークや、都道府県などが設置する保育士・保育所支援センターを使う方法もあります。センターは都道府県や指定都市・中核市が置いている公的な窓口で、保育士への職業紹介も業務の一つです[2]。保育士の求人は多い状態が続いていて、2026年7月の有効求人倍率は2.80倍です[3]。一つのサービスをやめたからといって、選べる求人がなくなるわけではありません。

07合う担当者を探し続けるときの落とし穴

要点:完璧に合う担当者は、どのサービスにもいません。担当者探しそのものが目的になると、肝心の園選びにかける時間と気力が削られていきます。希望が固まっていないうちは、誰が担当でも合わなく感じることも知っておいてください。

1. 「完璧に合う人」を探すと、終わりがなくなる

保育の言葉が通じて、連絡のペースも合って、園の内情にも詳しくて、決して急かさない。そんな担当者に出会えたら理想ですが、すべてを満たす人はそう多くありません。「保育の言葉が通じること」「急かさないこと」のように、担当者に求めることを2つ程度に絞っておくと、見切りどきも判断しやすくなります。

2. 担当者探しに疲れると、園選びの気力が残らない

担当変更を何度もくり返したり、サービスを次々に変えたりしていると、そのたびに希望を説明し直すことになります。気づけば、園を見比べる前に疲れ切っている、ということも起こります。転職活動そのものに疲れを感じているなら、転職活動に疲れたときの立て直し方も読んでみてください。

3. 希望が固まっていないと、誰とも合わない

どの担当者とも話がかみ合わないとき、原因が自分の側にあることもあります。責めるためではなく、整理するために考えてほしいのは、「本当に転職したいのか」「何を変えたいのか」がまだぼんやりしていないか、ということです。希望が定まっていない段階では、どんな求人を見ても決め手がなく、担当者が誰でも合わなく感じてしまいます。

4. 口コミの評判と、目の前の担当者は別もの

口コミで評判のよいサービスを選んでも、担当者が合わないことはありますし、その逆もあります。口コミは、あくまで誰かとその担当者との相性の記録です。サービスを変えるかどうかを決めるときは、口コミの数や星の多さより、自分が経験したずれのほうを判断の中心に置いてください。口コミの読み方については、転職エージェントは信用できるかと口コミの見方でくわしく説明しています。

そんなときは、求人の紹介を受ける前に、今の園で何がつらいのかを話して整理する時間をとってもかまいません。ほいくの相談室では、転職するかどうかを決めていない段階の相談も受けています。担当者との相性に悩む前に、自分の気持ちの輪郭をはっきりさせておくと、次にどの窓口を使うにしても話が早く進みます。

よくある質問

担当変更を頼むと、気まずくなりませんか?

担当者の異動などで担当が替わることもあり、担当変更はサービスの側にとって珍しいことではありません。本人に言いにくければ、問い合わせ窓口から頼めば、担当者と直接やりとりせずに済みます。理由は進め方について一つだけ書けば十分です。

担当変更を頼んだら、紹介してもらえる求人が減りますか?

担当者が替わっても、そのサービスが扱っている求人そのものは変わりません。新しい担当者に希望をまとめて伝え直せば、むしろ合う求人が届きやすくなることもあります。

担当者を、こちらから指名することはできますか?

名前で指名できるかはサービスによって違います。指名が難しくても、「保育園での勤務経験がある方」「幼児クラスの働き方に詳しい方」のように、希望する担当者の特徴を伝えることはできます。

担当者の性別や年代の希望を伝えてもいいですか?

話しやすさに関わることなので、希望として伝えること自体はかまいません。ただし、必ず希望どおりになるとは限らないため、「できれば」という形で伝えておくと、相手も対応しやすくなります。

担当者が途中で替わり、また一から説明することになりました。

引き継ぎがあっても、細かい希望までは伝わっていないことがあります。譲れない条件と優先順位、避けたい条件、連絡のルール、進めるペースを1通にまとめておき、新しい担当者に最初に送ると、説明の手間を減らせます。

担当者とは合っているのに、紹介される求人が少ないです。

その場合は、担当者ではなく、サービスが扱っている地域や園種と希望がずれている可能性があります。担当者に「この地域の求人は少ないですか」と率直に聞き、少ないようなら、別のサービスや公的な窓口とあわせて使うことを考えてください。

参考にした資料

  1. 厚生労働省 求職者向けリーフレット(2024年4月)
  2. こども家庭庁「保育人材の確保のための総合的な対策」令和8年3月版
  3. こども家庭庁「保育士有効求人倍率(R8.7)」(出典:厚労省 職業安定業務統計)

※制度や数値は記事の更新時点で公的機関の資料により確認しています。最新の情報は各リンク先でご確認ください。

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